JP6106542B2 - 離床センサおよび離床検出方法 - Google Patents

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Description

本発明は、寝具上の使用者の離床を検出する離床センサおよび離床検出方法に関するものである。
例えば病院や介護施設等において、ベッド等の寝具に在床する体の不自由な患者や高齢者等の被介護者は、ベッドから自力で離れようとすると、ベッドから転落したり、転倒するおそれがある。そこで、被介護者がベッドから離れる離床を検出する離床センサを用いて、離床センサが被介護者の離床を検出した場合には、介護者に通知することにより、被介護者の離床を補助することが検討されている。
そのような離床センサとして、特開2012−29871号公報(特許文献1)には、寝具上に圧力センサを配設して、圧力センサで検出される使用者の体圧が所定値以下となった場合に、離床したと判定する離床センサが提案されている。また、特開2012−11174号公報(特許文献2)には、ベッドの各脚部に荷重センサを設け、それら荷重センサで検出された荷重重心の移動量が所定値以下となった場合に、離床したと判定する離床センサが提案されている。しかし、特許文献1や特許文献2に記載の離床センサでは、使用者が完全に離床した後に離床が検出されることから、検出タイミングが遅く、介護者が駆けつけた時には既に転倒等の事故が発生しているおそれがあった。
一方、特開2007−313189号公報(特許文献3)には、使用者の身体重心の移動量や移動方向に基づいて、使用者が上体を起こしたことを検出する動作判別装置が提案されている。しかし、特許文献3に記載の動作判別装置では、使用者が上体を起こしただけで離床と判定されることから、離床に繋がらない単なる上体起こしでも離床と検出されることがあり、誤報のおそれが高いと共に、検出タイミングが早く、介護者が頻繁に呼び出されるおそれがあった。
特開2012−29871号公報 特開2012−11174号公報 特開2007−313189号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、使用者の離床を、離床が完了する前に、且つ精度良く検出することのできる、新規な構造の離床センサ、および離床検出方法を提供することを目的とする。
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。
離床センサに関する本発明の第一の態様は、寝具上の使用者の離床を検出する離床センサにおいて、前記寝具上に配設された圧力センサの検出値に基づいて前記使用者の座位を検出する座位検出手段と、(i)予め設定された離床予定領域内での前記座位が検出されたことを判定する構成、(ii)前記座位の重心である座位重心の所定時間内での移動量が所定の閾値を超えたことを判定する構成、(iii)前記座位重心が予め設定された離床範囲に向けて移動したことを判定する構成少なくとも1つ備えている前記使用者の離床行動を検出する離床行動検出手段とを備えており、且つ、前記座位検出手段は、前記圧力センサに予め設定された座位判定領域内で、所定の接触閾値以上の圧力が検出された領域の感圧中心の周囲に判定エリアを設定し、該判定エリア内で検出された圧力の合計が該座位判定領域内で検出された圧力の合計に占める割合と、該座位判定領域内で該接触閾値以上の圧力が検出された領域の広さと、該座位判定領域内で検出された圧力の合計とに基づいて座位を検出することを、特徴とする。
本発明に従う離床センサにおいては、(i)予め設定された離床予定領域内で使用者の座位が検出された場合に、離床を検出することができる。なお、本発明における離床とは、離床に繋がる離床行動を含む。また、離床予定領域とは、寝具上において、使用者が離床する場合に使用者の臀部の乗ることが想定される領域であり、例えばベッドの外周部分や、ベッドに落下防止用の柵が設けられている場合には、柵が設けられていない足側の領域等をいう。そして、本発明によれば、離床しようとする使用者が、所定の離床予定領域で座位の姿勢を取った時点で離床と判定されることから、使用者が寝具から完全に離れる前に離床を検出することができる。それと共に、単なる座位では離床とは判定されないことから、離床行動をより精度良く検出することが出来て、誤報のおそれを低減することができる。
さらに、(ii)座位の重心である座位重心の所定時間内での移動量が所定の閾値を超えた場合に、離床が検出される。離床しようとする使用者は、上体を起こした座位の姿勢で寝具上を移動することがあり、本発明によれば、そのような動作を検出することにより、使用者が寝具から離れる前に離床を検出することができる。加えて、(iii)座位重心が予め設定された離床範囲に向けて移動した場合に、離床が検出される。なお、離床範囲とは、離床する場合に使用者が通過すると想定される寝具の縁の範囲であり、例えばベッドの縁に柵が設けられている場合には、柵が設けられていない縁をいう。これにより、離床しようとして寝具の外に向かう使用者の動きを検出して、使用者の離床行動を検出することができる。このように、本発明の離床センサによれば、寝具上の使用者が離床しようとする離床行動を検出することが可能であり、使用者が完全に寝具から離れる前に離床を検出することができると共に、離床を精度良く検出することができる。
さらにまた、本態様によれば、圧力センサで検出された領域の広さ、圧力の大きさを用いることにより、使用者が座位であることを精度良く検出することができる。即ち、接触閾値以上の圧力が検出された領域の大きさが臀部相当であり、圧力の大きさが、座位によって臀部に圧力が集中した場合相当の大きさである場合に座位と判定することにより、仰臥や横臥と座位とを区別することができる。なお、感圧中心は、圧力が検出されている領域の中心部分が概ね特定できるものであれば良い。例えば、感圧中心は、圧力が検出されている領域の重心であっても良いし、圧力が検出されている領域の面積中心であっても良い。
離床センサに関する本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載のものにおいて、前記離床予定領域が、前記寝具上における足側領域に設定されているものである。
本態様においては、使用者の座位を検出する離床予定領域を、通常の使用状態において使用者の足が位置する寝具の足側領域に設定することにより、離床しようとする使用者の座位を精度良く検出することができる。
離床センサに関する本発明の第三の態様は、前記第一又は第二の態様に記載のものにおいて、前記圧力センサが、前記寝具上における離床可能領域のみに配設されているものである。
本態様における寝具上の離床可能領域とは、使用者が寝具から降りることのできる寝具上の領域であり、寝具において外周が柵や壁などで塞がれずに開放されている領域をいう。そして、本態様によれば、圧力センサを小型化して、使用者の寝心地を良好に確保することができる。
離床センサに関する本発明の第の態様は、前記第一〜第三の何れか1つの態様に記載のものにおいて、前記感圧中心が、前記圧力センサにおいて前記接触閾値以上の圧力が検出された領域の重心であるものである。
本態様によれば、感圧中心として重心を採用することで、接触閾値以上の出力値が検出された領域の中心部分を精度良く特定することができ、座位の判定精度を高めることができる。
離床センサに関する本発明の第の態様は、前記第一〜第三の何れか1つの態様に記載のものにおいて、前記感圧中心が、前記圧力センサにおいて前記接触閾値以上の圧力が検出された領域の面積中心であるものである。
本態様によれば、感圧中心として面積中心を採用することで、感圧中心の算出処理を簡素にすることができ、より速やかに座位を判定することができる。
離床センサに関する本発明の第の態様は、前記第一〜第の何れか1つの態様に記載のものにおいて、前記使用者の離床行動を検出したことを通知する通知手段を備えたものである。
本態様によれば、寝具上の使用者が離床しようとした場合には、通知手段によって例えば介護者などに通知することができる。なお、通知手段としては、例えば、音を鳴らすものでも良いし、寝具が備えられている部屋から離れたナースステーションに音や警告灯で通知するもの等でも良い。
離床検出方法に関する本発明の第一の態様は、寝具上の使用者の離床を検出する離床検出方法において、前記寝具上に配設された圧力センサの検出値に基づいて前記使用者の座位を検出する座位検出工程と、(i)予め設定された離床予定領域内での前記座位が検出されたこと、(ii)前記座位の重心である座位重心の所定時間内での移動量が所定の閾値を超えたこと、(iii)前記座位重心が予め設定された離床範囲に向けて移動したこと、の少なくとも1つを検出することで、かかる(i),(ii),(iii)の少なくとも1つを条件として前記使用者の離床行動を検出する離床行動検出工程とを含んでおり、且つ、前記座位検出工程は、前記圧力センサに予め設定された座位判定領域内で、所定の接触閾値以上の圧力が検出された領域の感圧中心の周囲に判定エリアを設定し、該判定エリア内で検出された圧力の合計が該座位判定領域内で検出された圧力の合計に占める割合と、該座位判定領域内で該接触閾値以上の圧力が検出された領域の広さと、該座位判定領域内で検出された圧力の合計とに基づいて座位を検出することを、特徴とする。
本発明に従う離床検出方法によれば、上述の本発明の離床センサの場合と同様に、寝具上の使用者が離床する前に、使用者の離床しようとする離床行動を精度良く検出することができる。
さらに、本態様によれば、上述の本発明の離床センサの場合と同様に、使用者の座位を精度良く検出することができる。
離床検出方法に関する本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載のものにおいて、前記離床予定領域として、前記寝具上における足側領域を設定するものである。
本態様によれば、使用者の座位を検出する離床予定領域を、通常の使用状態において使用者の足が位置する寝具の足側領域に設定することにより、離床しようとする使用者の座位を精度良く検出することができる。
本発明に従う離床センサおよび離床検出方法によれば、(i)所定の離床予定領域内で座位が検出されたこと、(ii)座位重心が所定値以上に移動したこと、(iii)座位重心の移動方向が離床時の移動方向であること、の少なくとも1つを条件として離床を判定するようにした。これにより、離床者が寝具から完全に離れる前に、且つ精度良く離床を検出することができる。
本発明の第一の実施形態としての離床センサを備えた寝具の側面図。 図1に示した寝具の上面図。 図1に示した寝具に設けられる圧力センサの上面図。 図3におけるIV−IV断面図。 本発明の第一の実施形態としての離床検出方法を説明するための説明図。 本発明の第一の実施形態としての離床検出方法を示すフローチャート。 座位判定処理のフローチャート。 座位時の圧力センサへの人体の接触面を示す説明図。 本発明の第二の実施形態としての離床センサを備えた寝具の側面図。 図9に示した寝具の上面図。 図10に示した寝具に設けられる圧力センサの上面図。 本発明の第二の実施形態としての離床検出方法を示すフローチャート。 離床行動時の座位の圧力分布を示す説明図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1および図2に、本発明の第一の実施形態としての離床センサ10を備えた寝具としてのベッド12を示す。ベッド12は、人体を支持する床板14が4つの脚部16で支持された構造とされている。なお、以下の説明において、特に断りの無い限り、縦方向とは、ベッド12の長手方向となる図1中の左右方向をいい、横方向とは、ベッド12の幅方向となる図2中の上下方向をいうものとする。
ベッド12の床板14には、圧力センサ18が配設されている。圧力センサ18は、床板14の略全面に亘る大きさとされている。図3および図4に、圧力センサ18を概略的に示す。なお、図3においては、理解を容易とするために、後述する誘電層20および表側基材22を透視して図示すると共に、圧力検出部32に斜線を付して示している。
圧力センサ18は、誘電層20と、表側電極01X〜08Xと、裏側電極01Y〜24Yと、表側配線01x〜08xと、裏側配線01y〜24yと、表側基材22と、裏側基材24と、表側配線用コネクタ26と、裏側配線用コネクタ28と、を備えており、これら表側配線用コネクタ26と裏側配線用コネクタ28が、データ処理装置30に電気的に接続されている。なお、表側配線01x〜08x、裏側配線01y〜24y、表側配線用コネクタ26および裏側配線用コネクタ28は、何れも圧力センサ18内に配設されているが、図3においては、視認を容易とするために、圧力センサ18の外に概略的に示している。
誘電層20は、エラストマーとしてのウレタン発泡体製であって、四角形板状のシート状を呈し、弾性変形可能とされている。誘電層20は、ベッド12の床板14の略全面を覆う大きさとされている。
表側基材22は、ゴム製であって、四角形板状を呈している。表側基材22は、誘電層20の上方(表側)に積層されている。裏側基材24は、ゴム製であって、四角板形状を呈している。裏側基材24は、誘電層20の下方(裏側)に積層されている。
図4に示すように、表側基材22の外縁と裏側基材24の外縁とは接合されており、表側基材22と裏側基材24が、袋状に貼り合わされている。誘電層20は、当該袋内に収容されている。誘電層20の上面四隅は、表側基材22の下面四隅に、スポット的に接着されている。また、誘電層20の下面四隅は、裏側基材24の上面四隅に、スポット的に接着されている。このように、誘電層20は、表側基材22および裏側基材24に、使用時にシワがよらないように、位置決めされている。ただし、誘電層20は、四隅が接着された状態で、表側基材22および裏側基材24に対して、水平方向(前後左右方向)に弾性変形可能である。
表側電極01X〜08Xは、誘電層20の上面に、合計8本配置されている。表側電極01X〜08Xは、各々、アクリルゴムと、導電性カーボンブラックと、を含んで形成されている。表側電極01X〜08Xは、各々、帯状を呈しており、柔軟に伸縮可能に形成されている。表側電極01X〜08Xは、各々、縦方向(図3中、上下方向)に延在している。表側電極01X〜08Xは、横方向(図3中、左右方向)に所定間隔を隔てて離間して、互いに略平行になるように配置されている。
表側配線01x〜08xは、誘電層20の上面に、合計8本配置されている。表側配線01x〜08xは、各々、アクリルゴムと、銀粉と、を含んで形成されている。表側配線01x〜08xは、各々、線状を呈している。表側配線用コネクタ26は、表側基材22および裏側基材24の隅部に配置されている。表側配線01x〜08xは、各々、表側電極01X〜08Xの端部と表側配線用コネクタ26と、を接続している。
裏側電極01Y〜24Yは、誘電層20の下面に、合計24本配置されている。裏側電極01Y〜24Yは、各々、アクリルゴムと、導電性カーボンブラックと、を含んで形成されている。裏側電極01Y〜24Yは、各々、帯状を呈しており、柔軟に伸縮可能に形成されている。裏側電極01Y〜24Yは、各々、横方向(図3中、左右方向)に延在している。裏側電極01Y〜24Yは、縦方向(図3中、上下方向)に所定間隔を隔てて離間して、互いに略平行になるように配置されている。このように、表側電極01X〜08Xと裏側電極01Y〜24Yとは、上方または下方から見て、互いに直交するマトリックス状に配置されている。
裏側配線01y〜24yは、誘電層20の下面に、合計24本配置されている。裏側配線01y〜24yは、各々、アクリルゴムと、銀粉と、を含んで形成されている。裏側配線01y〜24yは、各々、線状を呈している。裏側配線用コネクタ28は、表側基材22および裏側基材24の隅部に配置されている。裏側配線01y〜24yは、各々、裏側電極01Y〜24Yの端部と裏側配線用コネクタ28と、を接続している。
圧力センサ18が備える複数の圧力検出部32は、図3に斜線を付した四角で示すように、表側電極01X〜08Xと、裏側電極01Y〜24Yとが上下方向に交差する部分(重複する部分)に配置されて、誘電層20の略全面に亘って、縦横に略均等に配置されている。圧力検出部32は、各々、表側電極01X〜08Xの一部と、裏側電極01Y〜24Yの一部と、誘電層20の一部と、を備えている。圧力検出部32は、合計192個(=8個×24個)配置されている。なお、離床センサ10において実行される後述する離床検出方法においては、各圧力検出部32が、表側電極01X〜08Xをx座標値、裏側電極01Y〜24Yをy座標値として用いて、圧力検出部32(x、y)として認識される。例えば、表側電極01Xと裏側電極01Yの交差部分に配置されている、図3中左下隅に位置する圧力検出部32を圧力検出部32(1,1)と認識し、表側電極08Xと裏側電極24Yの交差部分に配置されている、図3中右上隅に位置する圧力検出部32を圧力検出部32(8,24)と認識する。
図3に示すように、データ処理装置30は、CPU(Central Processing Unit)34と、ROM(Read Only Memory)36と、RAM(Random Access Memory)38と、電源回路40を備えている。ROM36には後述する離床検出方法に基づく図6に示す検出プログラムや、圧力検出部32に構成されたコンデンサの静電容量と体圧(荷重)との対応を示すマップ等が記憶されている。RAM38には、検出プログラムの演算値や、表側配線用コネクタ26、裏側配線用コネクタ28から入力される圧力検出部32の静電容量としての出力値が一時的に格納される。また、電源回路40は、圧力検出部32に、周期的な矩形波電圧を走査的に順番に印加する。そして、CPU34がROM36に記憶された圧力検出部32の静電容量から、ROM36に記憶されたマップに基づいて圧力検出部32に作用している体圧を検出するようになっている。
このような構造とされた圧力センサ18が、図1および図2に示したように、ベッド12の床板14上に重ね合わされている。そして、圧力センサ18上に使用者が横たわると、圧力センサ18の複数の圧力検出部32に、使用者に作用する重力に基づいた体荷重(体圧)が及ぼされる。
次に、このような離床センサ10のデータ処理装置30において実行される、離床検出方法としての本発明の第一の実施形態について、図5を参照しつつ予め概略を説明する。図5は、圧力センサ18上における使用者の座位重心44の動きを示したものであり、図中上方がベッド12の頭部側、図中下方がベッド12の足側である。なお、図5においては、後述する離床予測位置(xp ,yp )の算出を容易とするために、原点が(0,0)に設定されていることから、必要に応じて、原点を(1,1)とした圧力検出部32の座標値のx座標とy座標をそれぞれ1ずつ減算した後に座位重心44を算出したり、座位重心44を算出した後に、座位重心44のx座標とy座標をそれぞれ1ずつ減算する等の補正が行われる。本実施形態においては、使用者の座位重心44の所定時間内での移動量:|r|が所定の閾値を超えた場合、又は、座位重心44が予め設定された離床範囲46に向けて移動した場合に、離床行動であると判定する。なお、離床範囲46とは、離床する場合に使用者が通過すると想定されるベッド12の縁の範囲であり、本実施形態においては、ベッド12の足側の縁に設定されている。また、図5中のRは、ベッド12の縦方向の圧力検出部32の数であり、Cはベッド12の横方向の圧力検出部32の数を示している。
図6に、データ処理装置30のCPU34が実行する処理内容を示す。本処理は、例えば0.05秒〜1秒程度の所定間隔毎に繰り返して実行される。先ず、CPU34は、S1において、過去10秒間の体位情報配列をシフトする。体位情報配列には、検出された仰臥や横臥、伏臥、座位などの体位を示す体位情報が過去10秒分記憶されている。この体位情報配列を1つ分シフトすることによって、現在(最新)の体位情報配列を記憶可能な状態にする。次に、CPU34は、S2において、圧力センサ18の全ての圧力検出部32の出力値を取得する。
続いて、CPU34は、S3において、座位判定処理を実行する。図7に、座位判定処理の一例を示す。先ず、CPU34は、S20において、図8に概略的に示す感圧中心48を算出する。図8は、座位時の圧力センサ18への人体の接触面を概略的に示したものであり、図中の符号50が使用者の臀部、符号52が使用者の大腿部を示している。なお、図中の符号53は、使用者の右手を示している。感圧中心48は、圧力センサ18において圧力が検出されている領域の中心部分が概ね特定できるものであればよく、本実施形態では、予め設定された接触閾値以上の出力値を有する複数の圧力検出部32の重心を算出するようになっている。また、接触閾値とは、圧力検出部32に何かが有意に接触していると認定し得る値であって、座位判定に有意に用いられる圧力検出部32を識別するために任意に設定可能な値である。例えば、本実施形態では、1.6mmHgに設定されている。
そして、CPU34は、S20において、下式に基づいて、重心位置を圧力検出部32の座標値(Cpx,Cpy)として算出し、RAM38に記憶する。なお、下式において、任意の圧力検出部32(x,y)をiとした場合、当該圧力検出部32の出力値をpi 、x座標値をxi 、y座標値をyi と表す。また、全圧力検出部32(x,y)の総数をN、接触閾値をtと表す。
なお、感圧中心48として、圧力センサ18において接触閾値以上の圧力が検出された領域の面積中心を採用しても良い。面積中心は、例えば圧力検出部32の座標値(Cax,Cay)として下式に基づいて算出することができる。なお、下式において、接触閾値以上の出力値を有する圧力検出部32(x,y)の個数をnとして表す。このようにすれば、計算処理を簡素化して、より迅速な判定を行うことができる。
次に、CPU34は、S21において、図8に示す、感圧中心48を中心とする、所定半径の円形状の判定エリア54を設定する。判定エリア54の半径は、圧力センサ18の全体の大きさや圧力検出部32の配設ピッチ等を考慮して任意に設定可能であるが、本実施形態では、圧力検出部32の座標値で「3」とされている。
そして、CPU34は、S22において、判定エリア54内に位置する圧力検出部32の数が、圧力センサ18の全体において接触閾値以上の圧力が検出された圧力検出部32の個数の60%以上であるか否かを判定する。60%以上である場合(S22=Yes)には、CPU34は、S23において現在の使用者の姿勢が座位であると判定し、S24において、感圧中心48を図8に示す座位重心44として設定した後に、座位判定処理を終了する。60%以上でない場合(S22=No)には、CPU34は、座位判定処理を終了する。このように、本実施形態においては、データ処理装置30およびS3を含んで、座位判定手段が構成されている。
図6に示したように、CPU34は、座位判定処理(S3)が終了した後に、S4において、座位判定処理(S3)の判定結果が座位でなかった場合(S4=No)には、処理を終了する。座位判定処理(S3)の判定結果が座位であった場合(S4=Yes)には、CPU34は、S5において、現在(最新)の体位情報配列に座位を設定し、S6において、座位判定処理(S3)で得られた座位重心44の座標(x1,1 )をRAM38に記憶する。
なお、座位重心44は、座位判定処理(S3)で得られた感圧中心48に代えて、例えば、所定のn行m列の圧力検出部32群内に含まれる出力合計値が最大となる位置を探索し、その位置でのn行m列の矩形の対角線の交点を座位重心44の座標(x1,1 )として用いても良い。
次に、CPU34は、S7において、現在を含まない過去10秒分の体位情報配列から、1つでも座位があるか否かを判定する。座位がなかった場合(S7=No)には、CPU34は、S8において、記憶した座位重心44の座標(x1,1 )を、座位重心44の初期位置(x0,0 )として記憶すると共に、座位継続時間を0に戻して、処理を終了する。座位があった場合(S7=Yes)には、CPU34は、S9において、座位継続時間を1加算した後に、S10において、座位重心44の移動量|r|が、離床しようとする場合に想定される一般的な座位重心の移動量として予め設定された離床時移動量以上か否かと、座位継続時間が、予め設定された5秒であるt0以下か否かを判定する。なお、座位重心44の移動量|r|は、(x0,0 )から(x1,1 )までの距離として、下式に基づいて算出される。勿論、|r|は、離床時移動量との比較が可能であれば良いことから、平方根を求めることなく、|r|2 と離床時移動量の2乗値とを比較しても良い。
座位重心44の移動量|r|が離床時移動量以上で、且つ座位継続時間が5秒:t0以下であった場合(S10=Yes)には、CPU34は、離床行動であると判定し、S11において、ナースコールを行う。ナースコールは、例えば、データ処理装置30に接続された電気回線を通じて、ベッド12が置かれている部屋から離れたナースステーションで警告音を鳴らしたり警告灯を表示して、ナースステーション内の介護者に、使用者が離床中であることを通知するようにされる。ナースコール(S11)の終了後、CPU34は、処理を終了する。
一方、座位重心44の移動量|r|が離床時移動量以上でなかった、又は座位継続時間が5秒:t0以下でなかった場合(S10=No)には、CPU34は、S12において、座位重心の移動量|r|が、微動を排除して、有意な移動であると判定し得る予め設定された最低移動量以上か否かを判定すると共に、図5に示した離床予測位置(xp ,yp )が離床範囲46内に位置するか否かを判定する。離床予測位置(xp ,yp )は、座位重心44の初期位置(x0,0 )から現在位置(x1,1 )に向かう移動ベクトル:rと離床範囲46との交点である。離床範囲46は、図5に太線で示す、離床する場合に使用者が通過すると想定される寝具の縁の範囲であり、本実施形態においては、ベッド12の足側領域となる、ベッド12の辺1〜辺3上を延びる直線の(0,0)〜(C,E)の範囲が離床範囲46とされている。なお、Eは、0〜Rの任意の値が設定される。
座位重心44の移動ベクトル:rと、辺1〜辺3とが交わる離床予測位置(xp ,yp )は、辺1〜辺3について、それぞれ、以下の数4〜数6で表される。なお、本実施形態において、ベッド12の辺4は離床範囲46の外であるが、座位重心44の移動ベクトルが辺4と交わる離床予測位置(xp ,yp )は、数7で表される。そして、これら数4〜数6を用いて、座位重心44の移動ベクトル:rと辺1〜辺3との交点である離床予測位置(xp ,yp )を求め、得られた離床予測位置(xp ,yp )が離床範囲46内に存するか否かを判定する。
座位重心44の移動量:|r|が最低移動量以上であり、且つ、離床予測位置(xp ,yp )が離床範囲46内にある場合(S12=Yes)には、CPU34は、離床行動であると判定して、S11において、ナースコールを行った後に処理を終了する。一方、座位重心44の移動量:|r|が最低移動量以上でない、または、離床予測位置(xp ,yp )が離床範囲46内にない場合(S12=No)には、CPU34は、離床行動は無いものとして、処理を終了する。以上のように、本実施形態においては、S10、S12を含んで離床行動検出工程が構成されていると共に、データ処理装置30、S10、S12を含んで、離床行動検出手段が構成されている。また、データ処理装置30、S11を含んで、通知手段が構成されている。
本実施形態によれば、使用者の座位を検出して、座位重心44の移動量が予め設定された離床時移動量を超えた場合、または座位重心44が離床範囲46に向けて移動した場合に、使用者の離床に繋がる離床行動として検出される。これにより、使用者がベッド12から完全に離床する前にナースコールを行うことができる。それと共に、座位にある使用者の移動量や移動方向に着目することにより、使用者が単に上体を起こしたのみでナースコールがされることが回避されており、誤報を低減することもできる。
次に、図9および図10に、本発明の第二の実施形態としての離床センサ60を備えた寝具としてのベッド62を示す。なお、以下の説明において、前記第一の実施形態と同様の構造とされた部材および部位には、図中に前記第一の実施形態と同一の符号を付することにより、その説明を省略する。
本実施形態のベッド62は、使用者の胴体が位置する両側に落下防止用の柵63,63が設けられている。これにより、ベッド62は、柵63,63が設けられていない足側領域64から離床が可能とされており、使用者は、ベッド62から降りる場合には、足側領域64から離床することとなる。このように、本実施形態においては、使用者がベッド62から降りることのできる離床可能領域が、足側領域64のみに設定されていると共に、使用者が離床する際に座位になると想定される離床予定領域が、足側領域64に設定されている。
そして、ベッド62の足側領域64に、圧力センサ66が配設されている。図11に示すように、本実施形態の圧力センサ66は、その大きさが前記第一の実施形態の圧力センサ18と異ならされて、圧力検出部32の数が異ならされている点を除いて、前記圧力センサ18と同様の構造とされている。圧力センサ66は、足側領域64に対応する大きさをもって、足側領域64のみに配設されており、合計64個(=8個×8個)の圧力検出部32が設けられている。そして、ベッド62上の使用者の足部が、圧力センサ66に乗るようにされている。この圧力センサ66の全面が、使用者の座位を判定する座位判定領域とされている。
次に、図12に、本実施形態の離床センサ60のデータ処理装置30において、CPU34が実行する離床検出方法としての本発明の第二の実施形態を示す。先ず、CPU34は、S30において、圧力センサ66の全ての圧力検出部32の出力値を取得する。
続いて、CPU34は、S31において、図13に示す感圧中心48を算出する。図13は、圧力センサ66上で使用者が座位であった場合の実際の圧力分布を示している。図13において、色の薄い領域が圧力が検出された領域であり、感圧中心48に近づくに従って、圧力が大きくなっている。そして、CPU34は、S31において、前記数1に基づく重心、または前記数2に基づく面積中心を感圧中心48として算出し、RAM38に記憶する。
次に、CPU34は、S32において、図13に併せ示す、感圧中心48を中心とする、所定半径の円形状の判定エリア54を設定する。判定エリア54の半径は、圧力センサ66の全体の大きさや圧力検出部32の配設ピッチ等を考慮して任意に設定可能であるが、本実施形態では、圧力検出部32の座標値で「3」とされている。
続いて、CPU34は、S33において、予め設定された接触閾値以上の出力値を有する領域の広さが所定値以上か否か、即ち、接触閾値以上の出力値を有する圧力検出部32の数が10以上か否かを判定し、10以上であった場合(S33=Yes)には、S34以降の処理を実行する一方、10以上でなかった場合(S33=No)には、処理を終了する。
次に、CPU34は、S34において、圧力センサ66の全体の圧力検出部32の出力値の合計が、所定の閾値(本実施形態においては、22.95mmHg)以上か否かを判定する。出力値の合計が閾値以上の場合(S34=Yes)には、S35以降の処理を実行する一方、出力値の合計が閾値以上でない場合(S34=No)には、処理を終了する。
さらに、CPU34は、S35において、判定エリア54内に位置する圧力検出部32の出力合計値の、圧力センサ66の全体の圧力検出部32の出力合計値に占める割合が、所定の閾値(本実施形態においては、80%)以上か否かを判定する。閾値以上の場合(S35=Yes)には、足側領域64において使用者の座位が検出されて、使用者が離床行動を行っているものとして、S36において、ナースコールを行い、処理を終了する。一方、閾値以上でない場合(S35=No)には、使用者は離床行動中ではないものとして、ナースコールを行わずに処理を終了する。このように、本実施形態においては、S31〜S35を含んで座位検出工程および離床行動検出工程が構成されており、データ処理装置30、S31〜S35を含んで座位検出手段および離床行動検出手段が構成されている。また、データ処理装置30、S36を含んで通知手段が構成されている。
本実施形態においては、圧力センサ66が、離床可能領域としての足側領域64のみに配設されている。これにより、圧力センサ66を小型化することが出来て、使用者の寝心地を良好に確保することができる。また、ベッド62の柵63,63を外れた領域である足側領域64に圧力センサ66が配設されていることにより、離床の際には使用者は必ず圧力センサ66上で座位を取ることとなり、離床に際する使用者の座位を確実に検出することができる。
そして、足側領域64において使用者の座位が検出された場合に、離床行動と判定される。これにより、単なる座位とは区別して、離床行動をより精度良く判定することができると共に、使用者がベッド62から離れる前に、ナースコールを行うことができる。特に、圧力センサ66において、圧力が検出された領域の感圧中心48の周囲に判定エリア54を設定して、該判定エリア54の大きさや、圧力センサ66全体に占める割合などに基づいて使用者の座位を検出することにより、装置自体の固定的な方向に依存することなく、座位を精度良く検出することができる。
以上、本発明の離床センサおよび離床検出方法の複数の実施形態について詳述したが、本発明はこれらの具体的な記載によって限定されない。例えば、座位を検出する離床予定領域や座位判定領域は、寝具の配設環境や、想定される使用者の離床時の動き等を考慮して任意に設定され得るものであり、寝具が建物の壁に沿って配設されているような場合には、壁と反対側の外周部分の頭側から足側にかけて離床予定領域や座位判定領域を設定する等しても良い。また、離床予定領域および座位判定領域は、圧力センサの全面に設定されても良いし、圧力センサの一部の領域に設定されていても良い。例えば、圧力センサを寝具の全面に配設しつつ、離床予定領域や座位判定領域を、圧力センサにおける足側の領域のみに設定しても良い。
また、前記各実施形態で示した閾値等の具体値は、使用者の体格や寝具および圧力センサの大きさ、圧力センサに設けられる圧力検出部の数等を考慮して、適宜に設定され得るものであり、前記実施形態の具体的数値に限定されるものではない。したがって、例えば接触閾値は、使用者の体重等に応じて使用者毎に変更可能とする等しても良い。
10,60:離床センサ、12,62:ベッド(寝具)、18,66:圧力センサ、30:データ処理装置、32:圧力検出部、44:座位重心、46:離床範囲、48:感圧中心、50:臀部、52:大腿部、53:右手、54:判定エリア、63:柵、64:足側領域(離床予定領域、離床可能領域、座位判定領域)

Claims (8)

  1. 寝具上の使用者の離床を検出する離床センサにおいて、
    前記寝具上に配設された圧力センサの検出値に基づいて前記使用者の座位を検出する座位検出手段と、
    (i)予め設定された離床予定領域内での前記座位が検出されたことを判定する構成、(ii)前記座位の重心である座位重心の所定時間内での移動量が所定の閾値を超えたことを判定する構成、(iii)前記座位重心が予め設定された離床範囲に向けて移動したことを判定する構成少なくとも1つ備えている前記使用者の離床行動を検出する離床行動検出手段と
    を備えており、且つ、
    前記座位検出手段は、前記圧力センサに予め設定された座位判定領域内で、所定の接触閾値以上の圧力が検出された領域の感圧中心の周囲に判定エリアを設定し、該判定エリア内で検出された圧力の合計が該座位判定領域内で検出された圧力の合計に占める割合と、該座位判定領域内で該接触閾値以上の圧力が検出された領域の広さと、該座位判定領域内で検出された圧力の合計とに基づいて座位を検出する
    ことを特徴とする離床センサ。
  2. 前記離床予定領域が、前記寝具上における足側領域に設定されている請求項1に記載の離床センサ。
  3. 前記圧力センサが、前記寝具上における離床可能領域のみに配設されている請求項1又は2に記載の離床センサ。
  4. 前記感圧中心が、前記圧力センサにおいて前記接触閾値以上の圧力が検出された領域の重心である請求項1〜3の何れか1項に記載の離床センサ。
  5. 前記感圧中心が、前記圧力センサにおいて前記接触閾値以上の圧力が検出された領域の面積中心である請求項1〜3の何れか1項に記載の離床センサ。
  6. 前記使用者の離床行動を検出したことを通知する通知手段を備えた請求項1〜の何れか1項に記載の離床センサ。
  7. 寝具上の使用者の離床を検出する離床検出方法において、
    前記寝具上に配設された圧力センサの検出値に基づいて前記使用者の座位を検出する座位検出工程と、
    (i)予め設定された離床予定領域内での前記座位が検出されたこと、(ii)前記座位の重心である座位重心の所定時間内での移動量が所定の閾値を超えたこと、(iii)前記座位重心が予め設定された離床範囲に向けて移動したこと、の少なくとも1つを検出することで、かかる(i),(ii),(iii)の少なくとも1つを条件として前記使用者の離床行動を検出する離床行動検出工程と
    を含んでおり、且つ、
    前記座位検出工程は、前記圧力センサに予め設定された座位判定領域内で、所定の接触閾値以上の圧力が検出された領域の感圧中心の周囲に判定エリアを設定し、該判定エリア内で検出された圧力の合計が該座位判定領域内で検出された圧力の合計に占める割合と、該座位判定領域内で該接触閾値以上の圧力が検出された領域の広さと、該座位判定領域内で検出された圧力の合計とに基づいて座位を検出する
    ことを特徴とする離床検出方法。
  8. 前記離床予定領域として、前記寝具上における足側領域を設定する請求項に記載の離床検出方法。
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