JP6106408B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は、車体の後方を撮影するリアカメラを備えた建設機械に関する。
一般的に、ホイール式油圧ショベル等の建設機械は、車両の下部に設けられ、車両を走行させる走行体と、車両の前部に設けられ、掘削等の作業を行うフロント作業機と、このフロント作業機の後方に設けられ、作業者がフロント作業機を操作するために乗車するキャブと、このキャブ内に設けられ、作業者が走行中や作業中に確認するモニタと、車両の後部に設けられたカウンタウェイトとを備えている。
このカウンタウェイトは、車両のバランスを保つためにある程度の大きさを確保しており、またキャブの後方に位置しているので、建設機械の種類によっては作業者が車両の後方を確認する際にカウンタウェイトにより視界が遮られることがある。そのため、建設機械には、車両の後方の視野を確保する手段として、例えば車両の後方を撮影するリアカメラを設けたものがあり、このリアカメラによって撮影した映像をキャブ内のモニタに表示することにより、作業者が走行中又は作業中にモニタで車両の後方を確認することができる。
ここで、建設機械は周囲が明るい昼間だけでなく、周囲が暗くなる夜間やトンネル等の暗い場所においても使用される。このとき、車体の前部やフロント作業機に掘削等の作業を行う作業灯があっても、この作業灯ではリアカメラの撮影領域を照らすことができず、リアカメラが車両の後方を撮影することができないことが問題になっていた。
そこで、周囲が暗くなる夜間やトンネル等の暗い場所においてもリアカメラで車両の後方を撮影できるように、車両の後方を照明する後方確認灯を設けた作業機械が従来技術の1つとして提案されている(特許文献1参照)。この従来技術の作業機械は、後方確認灯の取付性及び光量を考慮して、リアカメラをカウンタウェイトの上面の中央部に配置すると共に、後方確認灯をリアカメラの左右両側に配置している。
特開2008−202331号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術の作業機械の後方確認灯を、ホイール式油圧ショベル等のように公道を走行する建設機械に設ける場合には、車検における外装基準や点灯方式等の制限を受けるので、後方確認灯を車両にそのまま追加することができないことが問題になっている。
仮にこのような車検が必要な建設機械に対して、上述の従来技術の作業機械と同じように後方確認灯の取付性及び光量を考慮して、後方確認灯をカウンタウェイトの上面の中央部にあるリアカメラの左右両側に配置した場合には、後方確認灯は車体の外部で剥き出しとなるので、車検における外装基準等に適合しない外部突起物となる虞がある。特に、ホイール式油圧ショベル等の建設機械は、後部にカウンタウェイトを備えており、車検の他にレイアウト上の制限も受けることから、後方確認灯の設置スペース自体を確保することが難しい。
また、ホイール式油圧ショベル等の建設機械の車両の後部には、走行していることを知らせるテールランプやバックランプが設けられているが、これらの灯りはそれ程強くないため、リアカメラの撮影領域まで照らすことができない。従って、上述の後方確認灯のようにリアカメラの撮影領域を照らすものを車両に適切に設けることにより、リアカメラの十分な視認性を得ることができる建設機械が要望されている。
本発明は、このような従来技術の実情からなされたもので、その目的は、車検が必要となる車両であっても、リアカメラの視認性を向上させることができる建設機械を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の建設機械は、車両の後部に配置され、前記車両の後方を撮影するリアカメラと、前記車両の後部に取付けられ、前記リアカメラを支持するブラケットと、このブラケットの内側に収容され、前記リアカメラの撮影領域を照らす照明灯と、前記車両の後部に配置され、前記車両のバランスを保つカウンタウェイトとを備え、前記リアカメラは前記カウンタウェイトの上方に配置されると共に、前記ブラケットは前記リアカメラと前記カウンタウェイトとの間に配置されることを特徴としている。
このように構成した本発明は、ホイール式油圧ショベル等のように公道を走行する建設機械であっても、照明灯がブラケットの内側に収容されているので、外部突起物とならず、車検における外装基準等に適合することができる。これにより、リアカメラの撮影領域を照明灯で照らすことができるので、周囲が暗くなる夜間やトンネル等の暗い場所においてもリアカメラで車両の後方を撮影することができる。このように、車検が必要となる車両であっても、リアカメラの視認性を向上させることができる。
また、リアカメラがカウンタウェイトに固定されたブラケットに支持されることにより、リアカメラを車両に強固に取付けることができる。そして、ブラケットがリアカメラとカウンタウェイトとの間に配置されることにより、リアカメラとカウンタウェイトとの間に形成される隙間に照明灯を上手く収めることができる。そのため、リアカメラやカウンタウェイトの設計を変更する必要もないので、照明灯の取付にかかるコストを抑えることができ、都合が良い。
また、本発明に係る建設機械は、前記発明において、前記車両が動作状態として走行状態にあるのか、又は作業状態にあるのかどうかを判断する動作状態判断部と、この動作状態判断部によって前記車両の動作状態が前記走行状態にあると判断されたとき、前記車両が前進しているのか、又は後退しているのかどうかを判断する走行状態判断部と、この走行状態判断部によって前記車両が前進していると判断されたとき、前記照明灯を消灯させ、前記動作状態判断部によって前記車両の動作状態が前記作業状態にあると判断されたとき、所定の第1操作に応じて前記照明灯を点灯させる制御を行う照明灯制御部とを備えたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、動作状態判断部によって車両の動作状態が走行状態にあると判断され、走行状態判断部によって車両が前進していると判断されたとき、照明灯制御部の制御を受けて照明灯が消灯するので、ホイール式油圧ショベル等の建設機械が公道を走行しても照明灯が常時点灯することがなく、車検における点灯方式の基準に適合することができる。
さらに、動作状態判断部によって車両の動作状態が作業状態にあると判断されたとき、照明灯制御部の制御を受けて照明灯が点灯するので、作業者が作業中に照明灯の灯りによってリアカメラの映像から車両の後方を十分に視認することができる。そのため、周囲が暗くなる夜間やトンネル等の暗い場所においても、作業者がリアカメラを使用して容易に作業を進めることができる。
また、本発明に係る建設機械は、前記発明において、前記照明灯制御部は、前記走行状態判断部によって前記車両が後退していると判断されたとき、所定の第2操作に応じて前記照明灯を点灯させる制御を行うことを特徴としている。このように構成すると、周囲が暗くなる夜間やトンネル等の暗い場所においても、リアカメラの映像を確認しながら後退させることができるので、建設機械を駐車させたい位置へ的確に移動させることができる。
本発明の建設機械によれば、ホイール式油圧ショベル等のように公道を走行する車両に必要とされる車検を考慮して、リアカメラを支持するブラケットの内側に照明灯を収容した上で、リアカメラの撮影領域をこの照明灯で照らすようにしているので、車両の後方をリアカメラで良好に撮影することができる。従って、車検が必要となる車両であっても、リアカメラの視認性を向上させることができ、従来よりも適用範囲を拡大することができる。
本発明に係る建設機械の一実施形態として挙げたホイール式油圧ショベルを説明する図である。 本実施形態の要部を示す図であり、車両の後方から見た図である。 本実施形態に備えられた照明灯の取付状態を説明する図である。 本実施形態に備えられた照明灯制御部の制御関係を説明する図である。 本実施形態に備えられた照明灯の点灯動作を説明するフローチャートである。
以下、本発明に係る建設機械を実施するための形態を図に基づいて説明する。
本発明に係る建設機械の一実施形態は、例えば図1に示すようにホイール式油圧ショベル1から成っている。このホイール式油圧ショベル1は、車両の下部に設けられ、車両を走行させる走行体2と、この走行体2の上側に配置され、旋回フレーム3aを有する旋回体3と、この旋回体3の前方に取付けられ、上下方向に回動して掘削等の作業を行うフロント作業機5とを備えている。また、走行体2は、前後に回転可能に取付けられた一対の前輪4a及び後輪4bを有し、これらの前輪4a及び後輪4bが回転することによって車両を前後方向へ走行させるようにしている。
一方、フロント作業機5は、例えば基端が旋回体3に回動可能に取付けられて上下方向に回動するブーム5Aと、このブーム5Aの先端に回動可能に取付けられたアーム5Bと、このアーム5Bの先端に回動可能に取付けられたバケット5Cと、ブーム5Aを回動させるブームシリンダ5aと、アーム5Bを回動させるアームシリンダ5bと、バケット5Cを回動させるバケットシリンダ5cとから構成されている。
また、旋回体3は、前輪4aと後輪4bの間に配置され、作業者が乗車してフロント作業機5の操作が行われるキャブ6を備えている。このキャブ6は、例えば図示されないが、作業者が着座する運転席と、この運転席に対向するように前部に配置され、車両に関する各種の情報を表示するモニタと、前部に設けられ、車両の後方を反射させて映すバックミラーと、走行中の左右方向における車両の向きを操作する操作ハンドルとを有している。なお、キャブ6には、この他にも図示されないが、フロント作業機5を操作する操作レバーや後述する各ブレーキを操作する操作ペダル等が設けられている。
さらに、旋回体3は、車両の動作を制御するコントローラ(図示せず)と、車両の後部に配置され、車両のバランスを保つカウンタウェイト7とを備えており、このカウンタウェイト7は、例えば平坦な上面部7aと、この上面部7aの後端部から下方に向けて形成される凸湾曲状の湾曲部7bとを有する。なお、旋回体3の内部には、例えば図示されないが、上述したブームシリンダ5a、アームシリンダ5b、及びバケットシリンダ5cを伸縮させる油圧装置、及び前輪4aと後輪4bを回転駆動させるエンジン等が設けられている。
本実施形態では、ホイール式油圧ショベル1は、図4に示すように車両を駐車させるパーキングブレーキ15と、このパーキングブレーキ15の動作を制御するパーキングスイッチ16と、走行中や作業中に前輪4a及び後輪4bの回転動作を制止させるサービスブレーキ17と、車両の走行状態のうち前進、中立、及び後退のいずれかに切替えるFNRレバー18とを備えている。
さらに、ホイール式油圧ショベル1は、例えばキャブ6の前部に設けられ、車両の前方を照らす前照灯20と、ブーム5Aの側部に設けられ、フロント作業機5の作業領域を照らす作業灯21とを備えている。従って、作業者は、周囲が暗くなる夜間やトンネル等の暗い場所において前照灯20及び作業灯21を照らして、車両を走行させたり、あるいは掘削等の作業を行うようにしている。なお、ホイール式油圧ショベル1の後部には、前照灯20及び作業灯21の他に、図示されないが点灯することでホイール式油圧ショベル1が走行していることを他の車両に知らせるテールランプ及びバックランプが設けられている。
本実施形態は、図2、図3に示すように車両の後部に配置され、車両の後方を撮影するリアカメラ22と、車両の後部に取付けられ、リアカメラ22を支持するブラケット23と、このブラケット23の内側に収容され、リアカメラ22の撮影領域を照らす照明灯24とを備えている。なお、リアカメラ22は、例えば盗難等を防止するカバー22aで覆われており、撮影した映像はキャブ6のモニタに表示されるようになっている。
本実施形態では、リアカメラ22はカバー22aに収容された状態で、ブラケット23の上面に固定され、このブラケット23によってカウンタウェイト7の上面部7aに取付けられるようになっている。そしてこのブラケット23は、上面部7aへの取付けの際、上面部7aから湾曲部7bに向けて後方に突出するように設けられるとともに、リアカメラ22と湾曲部7bとの間に設けられる空間部を利用したカメラ収容部23aを備え、このカメラ収容部23aに照明灯24が収容されるようになっている。ブラケット23に取付けられたリアカメラ22と照明灯24とは図2のように同一の軸線上に位置するように配置されている。
本実施形態は、図4に示すように車両が動作状態として走行状態にあるのか、又は作業状態にあるのかどうかを判断する動作状態判断部25と、この動作状態判断部25によって車両の動作状態が走行状態にあると判断されたとき、車両が前進又は後退しているのかを判断する走行状態判断部26とを備えている。
そして、本実施形態は、この走行状態判断部26によって車両が前進していると判断されたとき、照明灯24を消灯させ、動作状態判断部25によって車両の動作状態が作業状態にあると判断されたとき、所定の第1操作に応じて照明灯24を点灯させる制御を行う照明灯制御部27を備えている。本実施形態では、この照明灯制御部27は、走行状態判断部26によって車両が後退していると判断されたとき、所定の第2操作に応じて照明灯24を点灯させる制御を行うようになっている。
具体的には、上述した動作状態判断部25は、例えばパーキングスイッチ16がOFF状態にあるとき、車両の動作状態が走行状態にあると判断し、パーキングスイッチ16がON状態にあるとき、車両の動作状態が作業状態にあると判断するようにしている。また、走行状態判断部26は、例えばFNRレバー18の位置に基づいて、車両が前進しているのか、又は後退しているのかどうかを判断するようにしている。
さらに、照明灯制御部27は、所定の第1操作として例えばサービスブレーキ17がON状態にあり、かつ作業灯21を点灯させることにより、照明灯24を点灯させ、所定の第2の操作として例えば前照灯20を点灯させることにより、照明灯24を点灯させるようにしている。なお、上述した動作状態判断部25、走行状態判断部26、及び照明灯制御部27は、例えばコントローラに格納されており、このコントローラを基盤としてパーキングブレーキ15、パーキングスイッチ16、サービスブレーキ17、FNRレバー18、前照灯20、作業灯21、及び照明灯24の制御信号の送受信が行われるようになっている。
次に、本実施形態に係る照明灯の点灯動作を図5のフローチャートに基づいて詳細に説明する。
図5は本実施形態に備えられた照明灯の点灯動作を説明するフローチャートである。
作業者は、ホイール式油圧ショベル1のキャブ6に乗車して運転席に着座すると、パーキングスイッチ16がON状態にあること、及びFNRレバー18の位置が中立を示していることを確認してエンジンを始動させる。その後、コントローラがリアカメラ22の映像をモニタに表示すると、作業者は、操作レバーや操作ハンドル等を用いることにより、車両を走行させたり、あるいはフロント作業機5を操作して掘削等の作業を行う。
そして、本実施形態では、図5に示すように動作状態判断部25は、パーキングスイッチ16がON状態であるかどうかを確認する(ステップ(以下、Sと記す)1)。このとき、動作状態判断部25は、パーキングスイッチ16がON状態でない、すなわちパーキングスイッチ16がOFF状態であることを確認すると、車両の動作状態が走行状態にあると判断する(S2)。次に、走行状態判断部26は、FNRレバー18の位置が前進、中立、後退のうちいずれを示しているかを確認し、車両が前進しているのか、又は後退しているのかを判断する(S3)。
このとき、走行状態判断部26によって車両が前進していると判断されると、照明灯制御部27は、照明灯24を点灯させずに消灯し(S4)、本実施形態に係る照明灯24の点灯動作を終了する。手順S3において、走行状態判断部26によって車両が後退していると判断されると、照明灯制御部27は、前照灯20が点灯しているかどうかを判断する(S5)。
このとき、照明灯制御部27は、前照灯20が点灯していないと判断すると、照明灯24を点灯させずに消灯し(S4)、本実施形態に係る照明灯24の点灯動作を終了する。手順S5において、照明灯制御部27は、前照灯20が点灯していると判断すると、照明灯24を点灯させ(S6)、本実施形態に係る照明灯24の点灯動作を終了する。
一方、手順S1において動作状態判断部25は、パーキングスイッチ16がON状態であることを確認すると、車両の動作状態が作業状態にあると判断する(S7)。そして、照明灯制御部27は、サービスブレーキ17がON状態であるかどうかを判断する(S8)。
このとき、照明灯制御部27は、サービスブレーキ17がON状態でない、すなわちサービスブレーキ17がOFF状態であると判断すると、照明灯24を点灯させずに消灯し(S9)、本実施形態に係る照明灯24の点灯動作を終了する。手順S8において照明灯制御部27は、サービスブレーキ17がON状態であると判断すると、作業灯21が点灯しているかどうかを判断する(S10)。
このとき、照明灯制御部27は、作業灯21が点灯していないと判断すると、照明灯24を点灯させずに消灯し(S9)、本実施形態に係る照明灯24の点灯動作を終了する。手順S10において照明灯制御部27は、作業灯21が点灯していると判断すると、照明灯24を点灯させ(S6)、本実施形態に係る照明灯24の点灯動作を終了する。
このように構成した本実施形態によれば、前輪4a及び後輪4bによって公道を走行するホイール式油圧ショベル1であるから、車検を考慮してリアカメラ22用の照明灯24がブラケット23の内側に収容されている。そのため、照明灯24が外部突起物とならず、車検における外装基準等に適合することができる。これにより、手順S6において照明灯24が点灯してリアカメラ22の撮影領域が明るく照らされるので、昼間の明るい時間帯や場所だけでなく、周囲が暗くなる夜間やトンネル等の暗い場所においてもリアカメラ22で車両の後方を撮影してその映像をキャブ6内のモニタに映すことができる。従って、本実施形態に係るホイール式油圧ショベル1のように車検が必要となる車両であっても、リアカメラ22の視認性を向上させることができ、適用範囲を拡大することができる。
また、本実施形態は、リアカメラ22が車両の後部のカウンタウェイト7にブラケット23を介して固定されているので、リアカメラ22が車両に強固に取付けられ、走行中や作業中の振動に対して安定した取付状態を維持することができる。さらに、ブラケット23はカウンタウェイト7の上面部7aから湾曲部7bに向けて後方に突出するように設けられることにより、リアカメラ22のカバー22aとカウンタウェイト7との間に形成されるカメラ収容部23aに照明灯24を上手く収めることができる。そのため、リアカメラ22やカウンタウェイト7の設計を変更する必要もないので、照明灯24の取付にかかるコストを抑えることができ、都合が良い。その上、作業者はブラケット23を車体の外側から容易に取外せるので、照明灯24を交換する際も便利である。
また、本実施形態は、手順S2において動作状態判断部25によって車両の動作状態が走行状態にあると判断され、手順S3において走行状態判断部26によって車両が前進していると判断されたとき、手順S4において照明灯制御部27が照明灯24を消灯させるので、ホイール式油圧ショベル1が公道を走行しても照明灯24が常時点灯することがなく、車検における点灯方式の基準に適合することができる。
さらに、車両が前進しているときのように車両の後方をリアカメラ22の映像で確認する必要がないときには、手順S4において照明灯制御部27が照明灯24を自動的に消灯させるので、作業者による照明灯24の消し忘れを防止することができ、照明灯24の無駄な消費電力を省くことができる。また、手順S7において動作状態判断部25によって車両の動作状態が作業状態にあると判断されたとき、手順S8〜10において照明灯制御部27が、サービスブレーキ17がON状態であり、かつ作業灯21が点灯しているときに限って照明灯24を点灯させるので、電力効率を高めつつ、作業者が作業中に照明灯24の灯りによってリアカメラ22の映像から車両の後方を十分に視認することができる。従って、周囲が暗くなる夜間やトンネル等の暗い場所においても、作業者がバックミラーの他にリアカメラ22を使用して容易に作業を進めることができ、優れた作業性を実現することができる。
また、本実施形態は、手順S2において動作状態判断部25によって車両の動作状態が走行状態にあると判断され、手順S3において走行状態判断部26によって車両が後退していると判断されたとき、手順S5、6において照明灯制御部27が、前照灯20が点灯していることに伴って照明灯24を点灯させるので、周囲が暗くなる夜間やトンネル等の暗い場所においても、リアカメラ22の映像を確認しながら車両を後退させることができる。これにより、ホイール式油圧ショベル1を駐車させたい位置へ的確に移動させることができ、高い利便性を確保することができる。
さらに、照明灯24はテールランプやバックランプよりも明るいので、ホイール式油圧ショベル1が後退していることを周囲に容易に知らせることができ、周囲にいる者等に注意をより喚起することができる。特に、照明灯24は海外のようにテールランプやバックランプ等を設けなくても良い場所で有用である。
また、本実施形態は、動作状態判断部25は、パーキングスイッチ16がOFF状態にあるとき、車両の動作状態が走行状態にあると判断しているので、作業者がフロント作業機5を操作しないパーキングスイッチ16のOFF状態のときに、例えば作業者が誤ってサービスブレーキ17をON状態にしたり、あるいは作業灯21を点灯させても照明灯24が点灯することはない。
さらに、動作状態判断部25は、パーキングスイッチ16がON状態にあるとき、車両の動作状態が作業状態にあると判断しているので、作業者が車両を走行させないパーキングスイッチ16がON状態のときに、例えば作業者が誤って前照灯20を点灯させても照明灯24が点灯することはない。このように、作業者の意図と異なる不用意な照明灯24の点灯動作を回避することができるので、高い信頼性を得ることができる。
一方、走行状態判断部26は、FNRレバー18の位置に基づいて車両の走行方向を判断するようにしているので、照明灯制御部27は、例えば前照灯20が点灯していれば、FNRレバー18に連動して照明灯24を点灯させたり、消灯させることができる。このように、機動性に富んだ照明灯24の点灯動作を実現することができる。
なお、本実施形態は、建設機械がホイール式油圧ショベル1から成る場合について説明したが、この場合に限らず、ホイールローダや走行体がクローラ式の油圧ショベルにも適用することができる。なお、クローラ式の油圧ショベルに適用する場合には、リアカメラ22の映像をキャブ6内のモニタに表示するときにモニタに連動して照明灯24を点灯するようにすることができる。
1 ホイール式油圧ショベル(建設機械)
2 走行体
3 旋回体
4a 前輪
4b 後輪
5 フロント作業機
6 キャブ
7 カウンタウェイト
7a 上面部
7b 湾曲部
15 パーキングブレーキ
16 パーキングスイッチ
17 サービスブレーキ
18 FNRレバー
20 前照灯
21 作業灯
22 リアカメラ
22a カバー
23 ブラケット
23a カメラ収容部
24 照明灯
25 動作状態判断部
26 走行状態判断部
27 照明灯制御部

Claims (3)

  1. 車両の後部に配置され、前記車両の後方を撮影するリアカメラと、
    前記車両の後部に取付けられ、前記リアカメラを支持するブラケットと、
    このブラケットの内側に収容され、前記リアカメラの撮影領域を照らす照明灯と
    前記車両の後部に配置され、前記車両のバランスを保つカウンタウェイトとを備え
    前記リアカメラは前記カウンタウェイトの上方に配置されると共に、前記ブラケットは前記リアカメラと前記カウンタウェイトとの間に配置されることを特徴とする建設機械。
  2. 請求項1に記載の建設機械において、
    前記車両が動作状態として走行状態にあるのか、又は作業状態にあるのかどうかを判断する動作状態判断部と、
    この動作状態判断部によって前記車両の動作状態が前記走行状態にあると判断されたとき、前記車両が前進しているのか、又は後退しているのかどうかを判断する走行状態判断部と、
    この走行状態判断部によって前記車両が前進していると判断されたとき、前記照明灯を消灯させ、前記動作状態判断部によって前記車両の動作状態が前記作業状態にあると判断されたとき、所定の第1操作に応じて前記照明灯を点灯させる制御を行う照明灯制御部とを備えたことを特徴とする建設機械。
  3. 請求項2に記載の建設機械において、
    前記照明灯制御部は、前記走行状態判断部によって前記車両が後退していると判断されたとき、所定の第2操作に応じて前記照明灯を点灯させる制御を行うことを特徴とする建設機械。
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