JP6105676B2 - 列車事故検出通報システム - Google Patents
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Description
かかる場合においても、センサー等の利用により、ドア閉扉時、乗降客の手指・カバン・衣類等の一部がドアに挟まれたことを検知する列車事故検出通報システムの実現が叫ばれているにも拘わらず、コスト等の問題があり、なかなか実現に漕ぎ着けていないというのが実情です。
本発明が解決しようとする第1課題は、
列車乗降口の左右両開きドアにおいて、ドア閉扉時、乗降客の手指・カバン・衣類等の一部がドアに挟まれたことを的確に検出すると共に、ドアに挟まれた人又は物体が人と判別されたとき、プラットホームPに停車している列車を発車させないようにする列車事故検出通報システムを提供することである。
○本発明が解決しようとする第2課題
本発明が解決しようとする第2課題は、
さらに、レーザビーム発光器11とレーザビーム受光器12とプラットホームPの外側周縁Pfと停車している列車の車体とで囲まれプラットホームPの外側周縁Pfに沿った立体空間である監視領域KZに人又は物体の存在を検出した場合に、赤外線人体検知センサ及び列車管理室に設置された人又は物体の実体を判別するための判別手段とからなる列車事故検出通報システムを提供することである。
○本発明が解決しようとする第3課題
本発明が解決しようとする第3課題は、
第1段階として、技術的に比較的に容易な、「検出手段10により、レーザビーム発光器11からレーザビーム受光器12へ向けて発光されたレーザビームLBが、レーザビーム発光器11とレーザビーム受光器12とプラットホームPの外側周縁Pfと停車している列車の車体とで囲まれラットホームPの外側周縁Pfに沿った立体空間である監視領域KZを通過する人又は物体HMの存在を24時間検出する技術」を適用し、第2段階で、検出した人又は物体HMが、人なのか物体なのか判別する技術を適用することとすることにより、低コストで有効な発明を完成させることである。
特許請求の範囲、明細書、図面等の用語の解釈上の疑義を解消すべく、以下用語の説明を行うこととする。
<用語の説明>
○列車TRとは、旅客や貨物を運ぶために線路上を走る連結した車両をいう。
○ドアDRとは、列車乗降口の左右両開きの戸をいう。
○列車事故検出通報システム100とは、列車乗降口の左右両開きドアDRにおける、ドア閉扉時、乗降客の手指・カバン・衣類等の一部がドアに挟まれる事故を検出・通報するシステムであって、
列車事故検出通報システム100は、検出手段10と、赤外線人体検知センサHSと、判別手段20と、列車安全発車装置RAU等から構成されている。
○プラットホームPとは、列車への乗客の乗り降り、貨物の積み下ろしのため、線路に沿って築いた駅の施設である。
○外側周縁Pfとは、プラットホームPの線路側の端辺をいう。
○外側周縁Pfの上方とは、レーザビーム発光器11が設置される場所をいう(図2)。
レーザビーム発光器11が、プラットホームPの外側周縁Pfの上方に設置されている(図2)。
○外側周縁Pfの下方とは、レーザビーム受光器12が設置される場所をいう(図2)。
レーザビーム受光器12が、プラットホームPの外側周縁Pfの下方に設置されている(図2)。
○レーザビーム発光器11とは、レーザビームLBを発光・放射する器具である。
○レーザビーム受光器12とは、レーザビーム発光器11から発光・放射されたレーザビームLBを受光・検知する器具である。
○検出手段10とは、レーザビーム発光器11からレーザビーム受光器12へ向けて発光されたレーザビームLBが、レーザビーム発光器11とレーザビーム受光器12とプラットホームPの外側周縁Pfと停車している列車の車体とで囲まれプラットホームPの外側周縁Pfに沿った立体空間である監視領域KZを通過することで人又は物体HMの存在を検出する手段である。検出手段10は、ビーム発光器11とレーザビーム受光器12の他、レーザビーム受光器12が、物体HMの存在により遮られて、ビーム発光器11から発光・放射されたレーザビームを受光しなくなった時、監視領域KZ内における人又は物体HMの存在を検出する電気回路等も構成要素としている。
前記検出手段10は、レーザビーム発光器11からレーザビーム受光器12へ向けて発光されたレーザビームLBが、レーザビーム発光器11とレーザビーム受光器12とプラットホームPの外側周縁Pfと停車している列車の車体とで囲まれプラットホームPの外側周縁Pfに沿った立体空間である監視領域KZを通過することで、監視領域KZ内における人又は物体HMの存在を検出することができる。
より具体的には、前記検出手段10は、レーザビーム発光器11から発光されたレーザビームLBがレーザビーム受光器12により検知された場合、監視領域KZ内における人又は物体HMの不存在を検出し、
レーザビーム発光器11から発光されたレーザビームLBが監視領域KZ内において人又は物体HMが存在するために遮られて、レーザビーム受光器12により検知されなかった場合、監視領域KZ内における人又は物体HMの存在を検出する。
○レーザビームLBとは、レーザー発光器11から発光・放射された光線束をいう。
○屋根天井又は庇部YHとは、レーザビーム発光器11、外線人体検知センサHSが複数個配設された場所を表す。
○赤外線人体検知センサ13とは、赤外線ビームRBにより、人又は他の物体の体温や温度を検出したり、人体等から発する赤外線量を検知すると共に人又は他の物体HMの形状画像と共にそのデータを前記判別手段20に送信する装置である。
○列車管理室CRとは、ドア閉扉時、乗降客の手指・カバン・衣類等の一部がドアに挟まれる事故を検出・通報するために集中して管理する設備を言う。
○判別手段20とは、列車管理室CRに設置された人又は物体の実体を判別するための手段である。
外線人体検知センサ13は、赤外線ビームRBにより、人又は他の物体の体温や温度を検出したり、人体等から発する赤外線量を検知すると共に人又は他の物体HMの形状画像と共にそのデータを前記判別手段20に送信し、データ表示用ディスプレイDYに表示し、前記人又は物体HMが人又は人以外であるかを判別する。
○列車安全発車装置RAUとは、前記人又は物体HMが人と判別されたとき、前記プラットホームPに停車している列車TRを発車させないようにする装置である。
○監視領域KZとは、レーザビーム発光器11とレーザビーム受光器12とプラットホームPの外側周縁Pfと停車している列車の車体とで囲まれプラットホームPの外側周縁Pfに沿った立体空間をいう(図2、図3を参照)。
プラットホームPの外側周縁Pfと停車している列車の車体間距離が5cm程度は、必ず確保されることに発明者は気が付き、例え、列車がホームに停車していた場合でも、監視領域KZが必ず確保できるので、前記検出手段10が、レーザビーム発光器11からレーザビーム受光器12へ向けて発光されたレーザビームLBが、レーザビーム発光器11とレーザビーム受光器12とプラットホームPの外側周縁Pfと停車している列車の車体とで囲まれプラットホームPの外側周縁Pfに沿った立体空間である監視領域KZを通過することで、監視領域KZ内における人又は物体HMの存在を検出することができるということに発明者は初めて想到した。
プラットホームPの外側周縁Pfと停車している列車の車体間距離は、法律的な規定はないものの、物理的に列車がプラットホームPの外側周縁Pfを通り抜けるためには、一定の隙間を確保する必要があり、一方、障害者の車椅子のためにはバリアフリーの上記隙間がない方がよいのであるが、プラットホームPの外側周縁Pfと停車している列車の車体間距離が5cm程度は、必ず確保できることに気が付いたので、本願発明の構成要件「前記検出手段10が、レーザビーム発光器11からレーザビーム受光器12へ向けて発光されたレーザビームLBが、レーザビーム発光器11とレーザビーム受光器12とプラットホームPの外側周縁Pfと停車している列車の車体とで囲まれプラットホームPの外側周縁Pfに沿った立体空間である監視領域KZを通過することで人又は物体HMの存在を検出し、」を想到し、本発明を完成し、本発明は当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○人又は物体HMとは、レーザビーム発光器11からレーザビーム受光器12へ向けて発光されたレーザビームLBが、レーザビーム発光器11とレーザビーム受光器12とプラットホームPの外側周縁Pfと停車している列車の車体とで囲まれプラットホームPの外側周縁Pfに沿った立体空間である監視領域KZを通過することで存在を検出することができる対象をいう。
レーザビーム発光器11からレーザビーム受光器12へ向けて発光されたレーザビームLBが、レーザビーム発光器11とレーザビーム受光器12とプラットホームPの外側周縁Pfと停車している列車の車体とで囲まれプラットホームPの外側周縁Pfに沿った立体空間である監視領域KZを人又は物体HMが通過することにより、人又は物体HMがレーザービームLBが遮られてレーザビーム受光器12がレーザービームを検出できなくなった場合、検出手段10が人又は物体HMの存在を検出するものである。
レーザビーム発光器11からレーザビーム受光器12の組からなる検出手段10は、レーザビーム発光器11のレーザビーム受光器12のハードウェア自体も技術的に簡単でかつ低コストであり、ソフトウェアもレーザビームLBが、遮られて受講できなくなることをレーザビーム受光器12により検出するだけであるので、簡単でかつ低コストであるので、レーザビーム発光器11とレーザビーム受光器12とプラットホームPの外側周縁Pfと停車している列車の車体とで囲まれプラットホームPの外側周縁Pfに沿った立体空間である監視領域KZを通過する人又は物体HMの存在を24時間常時装置だけで自動的に検出することは、検出した人又は物体HMが、人なのか物体なのか判別することに比較すれば、はるかに技術的に容易である。
本発明では、レーザビーム発光器11とレーザビーム受光器12とプラットホームPの外側周縁Pfと停車している列車の車体とで囲まれプラットホームPの外側周縁Pfに沿った立体空間である監視領域KZを通過したのが、人であるのか物であるのかをいきなり判別するのは技術的に非常に難しいことに鑑みて、第1段階として、技術的に比較的に容易な、「検出手段10により、レーザビーム発光器11からレーザビーム受光器12へ向けて発光されたレーザビームLBが、レーザビーム発光器11とレーザビーム受光器12とプラットホームPの外側周縁Pfと停車している列車の車体とで囲まれプラットホームPの外側周縁Pfに沿った立体空間である監視領域KZを通過する人又は物体HMの存在を24時間検出する技術」を適用し、第2段階で、検出した人又は物体HMが、人なのか物体なのか判別する技術を適用することとすることにより、低コストで有効な本発明を完成させることができた。
○データ表示用ディスプレイDYとは、文字や図形等のデータを表示するための装置である。
○通報手段40とは、前記人又は物体HMが人と判別されたとき、若しくは前記人又は物体HMが人以外と判別されたとき、当該情報を送付する手段(送付先)である。
<本発明のフローチャート図>
以下、本発明のフローチャート図について説明する。
S1〜S6は、ステップ1〜ステップ6を表す。
●ステップ1(S1)
ステップ1(S1)では、検出手段10が、人又は物体HMの存在を検出する。
●ステップ2(S2)
ステップ2(S2)では、検出手段10が、人又は物体HMの存在を検出した場合、当該情報(人又は物体HMの存在を検出した旨の情報)を前記判別手段20に送信する。
なお、検出手段10が、人又は物体HMの存在を検出しなかった場合、人又は物体HMの存在を検出するまで待機する。
●ステップ3(S3)
ステップ3(S3)では、第2段階として、赤外線人体検知センサ13は、赤外線ビームRBにより、検出された人又は物体MHの温度又は赤外線量を検知し、それに基づいて人又は物体MHの形状画像データを判別手段(20)に送信する。
●ステップ4(S4)
ステップ4(S4)では、判別手段20は、送信された形状画像データを表示用ディスプレイ(DY)に表示するとともに、判別手段20は、前記人又は物体HMが人又は人以外であるかを判別する。
●ステップ5(S5)
ステップ5(S5)では、判別手段20が、前記人又は物体HMが人と判別したときにその旨の情報を前記列車安全発車装置RAUに送付し、それに基づいて前記列車安全発車装置RAUは、前記プラットホームPに停車している列車TRを発車させない。
課題を解決するための手段は、本願の特許請求の範囲の各請求項に記載の発明であり、その具体的な解決手段は、以下の通りである。
○第1の発明(請求項1に記載の発明)
上記の課題を解決するための第1の発明(請求項1に記載の発明)は、
列車乗降口の左右両開きドアにおける、ドア閉扉時、乗降客の手指・カバン・衣類の一部がドアに挟まれる事故を検出・通報する列車事故検出通報システムにおいて、
プラットホームPの外側周縁Pfと停車している列車TRの車体との間における上方と下方にそれぞれ配設されたレーザビーム発光器11とレーザビーム受光器12とからなる検出手段10と、屋根天井又は庇部YHに複数個配設された赤外線人体検知センサ13と、列車管理室CRに設置された人又は物体の実体を判別するための判別手段20と、プラットホームPに停車している前記列車TRを発車させない列車安全発車装置RAUとを備え、
第1段階として、前記検出手段10が、前記レーザビーム発光器11から前記レーザビーム受光器12へ向けて発光されたレーザビームLBが、前記レーザビーム発光器11と前記レーザビーム受光器12と前記プラットホームPの前記外側周縁Pfと停車している前記列車TRの車体とで囲まれ前記プラットホームPの前記外側周縁Pfに沿った立体空間である監視領域KZを通過することで人又は物体の存在を検出し、当該人又は物体の存在を検出した旨の情報を前記判別手段20に送信し、
第2段階として、前記赤外線人体検知センサ13は、赤外線ビームRBにより、前記検出された前記人又は物体の温度又は赤外線量を検知し、それに基づいて前記人又は物体の形状画像データを前記判別手段20に送信し、前記判別手段20は、前記送信された前記形状画像データをデータ表示用ディスプレイDYに表示するとともに、前記人又は物体が人又は人以外であるか否かを判別し、
前記判別手段20は前記人又は物体が人と判別したときにその旨の情報を前記列車安全発車装置RAUに送付し、それに基づいて前記列車安全発車装置RAUは前記プラットホームPに停車している列車TRを発車させないこと
を特徴とする列車事故検出通報システムである。
○第2の発明(請求項2に記載の発明)
上記の課題を解決するための第2の発明(請求項2に記載の発明)は、
前記判別手段20は、前記人又は物体が人であると判別した旨の情報を通報手段40へ送付する、若しくは前記人又は物体が人以外であると判別した旨の情報を通報手段40へ送付することを特徴とする請求項1に記載された列車事故検出通報システムである。
○第3の発明(請求項3に記載の発明)
上記の課題を解決するための第3の発明(請求項3に記載の発明)は、
前記通報手段40が、列車管制室CRで操作する列車乗務員、救急医療機関又は/及び警察への直通電話35、駅係員への音声発生装置41、LED点滅装置42を備えてなることを特徴とする請求項2に記載された列車事故検出通報システムである。
○第4の発明(請求項4に記載の発明)
上記の課題を解決するための第4の発明(請求項4に記載の発明)は、
前記判別手段20がデータ表示用ディスプレイDYを有してなることを特徴とする請求項1〜2の何れかに記載された列車事故検出通報システムである。
また、上記の各発明に応じた、上記のような特徴的構成要件から構成された列車事故検出通報システムによれば、本願発明の課題を十分解消することができた。
○第1の発明の効果
第1の発明によれば、
列車乗降口の左右両開きドアにおける、ドア閉扉時、乗降客の手指・カバン・衣類の一部がドアに挟まれる事故を検出・通報する列車事故検出通報システムにおいて、
プラットホームPの外側周縁Pfと停車している列車TRの車体との間における上方と下方にそれぞれ配設されたレーザビーム発光器11とレーザビーム受光器12とからなる検出手段10と、屋根天井又は庇部YHに複数個配設された赤外線人体検知センサ13と、列車管理室CRに設置された人又は物体の実体を判別するための判別手段20と、プラットホームPに停車している前記列車TRを発車させない列車安全発車装置RAUとを備え、
第1段階として、前記検出手段10が、前記レーザビーム発光器11から前記レーザビーム受光器12へ向けて発光されたレーザビームLBが、前記レーザビーム発光器11と前記レーザビーム受光器12と前記プラットホームPの前記外側周縁Pfと停車している前記列車TRの車体とで囲まれ前記プラットホームPの前記外側周縁Pfに沿った立体空間である監視領域KZを通過することで人又は物体の存在を検出し、当該人又は物体の存在を検出した旨の情報を前記判別手段20に送信し、
第2段階として、前記赤外線人体検知センサ13は、赤外線ビームRBにより、前記検出された前記人又は物体の温度又は赤外線量を検知し、それに基づいて前記人又は物体の形状画像データを前記判別手段20に送信し、前記判別手段20は、前記送信された前記形状画像データをデータ表示用ディスプレイDYに表示するとともに、前記人又は物体が人又は人以外であるか否かを判別し、
前記判別手段20は前記人又は物体が人と判別したときにその旨の情報を前記列車安全発車装置RAUに送付し、それに基づいて前記列車安全発車装置RAUは前記プラットホームPに停車している列車TRを発車させないことという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第2の発明の効果
第2の発明によれば、
前記判別手段20は、前記人又は物体が人であると判別した旨の情報を通報手段40へ送付する、若しくは前記人又は物体が人以外であると判別した旨の情報を通報手段40へ送付することという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第3の発明の効果
第3の発明によれば、
前記通報手段40が、列車管制室CRで操作する列車乗務員、救急医療機関又は/及び警察への直通電話35、駅係員への音声発生装置41、LED点滅装置42を備えてなることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第4の発明の効果
第4の発明によれば、
前記判別手段20がデータ表示用ディスプレイDYを有してなることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
図1は、本発明に係る、列車事故検出通報システムの実施形態を示すブロック図である。
図2は、図1における実施形態を示す正面図である。
図3は、図1における実施形態を示す平面図である。
図4は、本発明に係る、列車事故検出通報システムのフローチャートを表す図である。
図5は、列車乗降口の左右両開きドアDRの付近を表す図である。
以下、本発明に係る、列車事故検出通報システムについて、図面を参照しながら説明する。
11111**************************************************
上記の列車事故検出通報システムにおいて、
列車乗降口の左右両開きドアにおける、ドア閉扉時、乗降客の手指・カバン・衣類の一部がドアに挟まれる事故を検出・通報する列車事故検出通報システムにおいて、
プラットホームPの外側周縁Pfと停車している列車TRの車体との間における上方と下方にそれぞれ配設されたレーザビーム発光器11とレーザビーム受光器12とからなる検出手段10と、屋根天井又は庇部YHに複数個配設された赤外線人体検知センサ13と、列車管理室CRに設置された人又は物体の実体を判別するための判別手段20と、プラットホームPに停車している前記列車TRを発車させない列車安全発車装置RAUとを備え、
第1段階として、前記検出手段10が、前記レーザビーム発光器11から前記レーザビーム受光器12へ向けて発光されたレーザビームLBが、前記レーザビーム発光器11と前記レーザビーム受光器12と前記プラットホームPの前記外側周縁Pfと停車している前記列車TRの車体とで囲まれ前記プラットホームPの前記外側周縁Pfに沿った立体空間である監視領域KZを通過することで人又は物体の存在を検出し、当該人又は物体の存在を検出した旨の情報を前記判別手段20に送信し、
第2段階として、前記赤外線人体検知センサ13は、赤外線ビームRBにより、前記検出された前記人又は物体の温度又は赤外線量を検知し、それに基づいて前記人又は物体の形状画像データを前記判別手段20に送信し、前記判別手段20は、前記送信された前記形状画像データをデータ表示用ディスプレイDYに表示するとともに、前記人又は物体が人又は人以外であるか否かを判別し、
前記判別手段20は前記人又は物体が人と判別したときにその旨の情報を前記列車安全発車装置RAUに送付し、それに基づいて前記列車安全発車装置RAUは前記プラットホームPに停車している列車TRを発車させないこと
を特徴とする列車事故検出通報システムが開示されている。
○第1の発明の効果
第1の発明によれば、
列車乗降口の左右両開きドアにおける、ドア閉扉時、乗降客の手指・カバン・衣類の一部がドアに挟まれる事故を検出・通報する列車事故検出通報システムにおいて、
プラットホームPの外側周縁Pfと停車している列車TRの車体との間における上方と下方にそれぞれ配設されたレーザビーム発光器11とレーザビーム受光器12とからなる検出手段10と、屋根天井又は庇部YHに複数個配設された赤外線人体検知センサ13と、列車管理室CRに設置された人又は物体の実体を判別するための判別手段20と、プラットホームPに停車している前記列車TRを発車させない列車安全発車装置RAUとを備え、
第1段階として、前記検出手段10が、前記レーザビーム発光器11から前記レーザビーム受光器12へ向けて発光されたレーザビームLBが、前記レーザビーム発光器11と前記レーザビーム受光器12と前記プラットホームPの前記外側周縁Pfと停車している前記列車TRの車体とで囲まれ前記プラットホームPの前記外側周縁Pfに沿った立体空間である監視領域KZを通過することで人又は物体の存在を検出し、当該人又は物体の存在を検出した旨の情報を前記判別手段20に送信し、
第2段階として、前記赤外線人体検知センサ13は、赤外線ビームRBにより、前記検出された前記人又は物体の温度又は赤外線量を検知し、それに基づいて前記人又は物体の形状画像データを前記判別手段20に送信し、前記判別手段20は、前記送信された前記形状画像データをデータ表示用ディスプレイDYに表示するとともに、前記人又は物体が人又は人以外であるか否かを判別し、
前記判別手段20は前記人又は物体が人と判別したときにその旨の情報を前記列車安全発車装置RAUに送付し、それに基づいて前記列車安全発車装置RAUは前記プラットホームPに停車している列車TRを発車させないことという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
22222**************************************************
上記の列車事故検出通報システムにおいて、
前記判別手段20は、前記人又は物体が人であると判別した旨の情報を通報手段40へ送付する、若しくは前記人又は物体が人以外であると判別した旨の情報を通報手段40へ送付することを特徴とする請求項1に記載された列車事故検出通報システムが開示されている。
○第2の発明の効果
第2の発明によれば、
前記判別手段20は、前記人又は物体が人であると判別した旨の情報を通報手段40へ送付する、若しくは前記人又は物体が人以外であると判別した旨の情報を通報手段40へ送付することという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
33333**************************************************
上記の列車事故検出通報システムにおいて、
前記通報手段40が、列車管制室CRで操作する列車乗務員、救急医療機関又は/及び警察への直通電話35、駅係員への音声発生装置41、LED点滅装置42を備えてなることを特徴とする請求項2に記載された列車事故検出通報システムが開示されている。
○第3の発明の効果
第3の発明によれば、
前記通報手段40が、列車管制室CRで操作する列車乗務員、救急医療機関又は/及び警察への直通電話35、駅係員への音声発生装置41、LED点滅装置42を備えてなることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
44444**************************************************
上記の列車事故検出通報システムにおいて、
前記判別手段20がデータ表示用ディスプレイDYを有してなることを特徴とする請求項1〜2の何れかに記載された列車事故検出通報システムが開示されている。
○第4の発明の効果
第4の発明によれば、
前記判別手段20がデータ表示用ディスプレイDYを有してなることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
DR……ドア
100……列車事故検出通報システム
P……プラットホーム
Pf……外側周縁
11……レーザビーム発光器
12……レーザビーム受光器
10……検出手段
LB……レーザビーム
YH……屋根天井又は庇部
13……赤外線人体検知センサ
CR……列車管理室
20……判別手段
KZ……監視領域
RB……赤外線ビーム
DY……データ表示用ディスプレイ
40……通報手段
TE……ドア(DR)の隙間
HM……人又は物体
RAU……列車安全発車装置
Claims (4)
- 列車乗降口の左右両開きドアにおける、ドア閉扉時、乗降客の手指・カバン・衣類の一部がドアに挟まれる事故を検出・通報する列車事故検出通報システムにおいて、
プラットホーム(P)の外側周縁(Pf)と停車している列車(TR)の車体との間における上方と下方にそれぞれ配設されたレーザビーム発光器(11)とレーザビーム受光器(12)とからなる検出手段(10)と、屋根天井又は庇部(YH)に複数個配設された赤外線人体検知センサ(13)と、列車管理室(CR)に設置された人又は物体の実体を判別するための判別手段(20)と、プラットホーム(P)に停車している前記列車(TR)を発車させない列車安全発車装置(RAU)とを備え、
第1段階として、前記検出手段(10)が、前記レーザビーム発光器(11)から前記レーザビーム受光器(12)へ向けて発光されたレーザビーム(LB)が、前記レーザビーム発光器(11)と前記レーザビーム受光器(12)と前記プラットホーム(P)の前記外側周縁(Pf)と停車している前記列車(TR)の車体とで囲まれ前記プラットホーム(P)の前記外側周縁(Pf)に沿った立体空間である監視領域(KZ)を通過することで人又は物体の存在を検出し、当該人又は物体の存在を検出した旨の情報を前記判別手段(20)に送信し、
第2段階として、前記赤外線人体検知センサ(13)は、赤外線ビーム(RB)により、前記検出された前記人又は物体の温度又は赤外線量を検知し、それに基づいて前記人又は物体の形状画像データを前記判別手段(20)に送信し、前記判別手段(20)は、前記送信された前記形状画像データをデータ表示用ディスプレイ(DY)に表示するとともに、前記人又は物体が人又は人以外であるか否かを判別し、
前記判別手段(20)は前記人又は物体が人と判別したときにその旨の情報を前記列車安全発車装置(RAU)に送付し、それに基づいて前記列車安全発車装置(RAU)は前記プラットホーム(P)に停車している列車(TR)を発車させないこと
を特徴とする列車事故検出通報システム。 - 前記判別手段(20)は、前記人又は物体が人であると判別した旨の情報を通報手段(40)へ送付する、若しくは前記人又は物体が人以外であると判別した旨の情報を通報手段40へ送付することを特徴とする請求項1に記載された列車事故検出通報システム。
- 前記通報手段(40)が、列車管制室で操作する列車乗務員、救急医療機関又は/及び警察への直通電話(35)、駅係員への音声発生装置(41)、LED点滅装置(42)を備えてなることを特徴とする請求項2に記載された列車事故検出通報システム。
- 前記判別手段(20)が前記データ表示用ディスプレイ(DY)を有してなることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載された列車事故検出通報システム。
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