JP6105568B2 - アルキレンオキシドの分離システム、その方法及びその装置 - Google Patents

アルキレンオキシドの分離システム、その方法及びその装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6105568B2
JP6105568B2 JP2014514634A JP2014514634A JP6105568B2 JP 6105568 B2 JP6105568 B2 JP 6105568B2 JP 2014514634 A JP2014514634 A JP 2014514634A JP 2014514634 A JP2014514634 A JP 2014514634A JP 6105568 B2 JP6105568 B2 JP 6105568B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stream
column
propylene oxide
solvent
extractive distillation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014514634A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014517011A (ja
JP2014517011A5 (ja
Inventor
リー,シヤンミン
レイション,デイヴィッド,ダブリュー
チャン,トー
Original Assignee
ライオンデル ケミカル テクノロジー、エル.ピー.
ライオンデル ケミカル テクノロジー、エル.ピー.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ライオンデル ケミカル テクノロジー、エル.ピー., ライオンデル ケミカル テクノロジー、エル.ピー. filed Critical ライオンデル ケミカル テクノロジー、エル.ピー.
Publication of JP2014517011A publication Critical patent/JP2014517011A/ja
Publication of JP2014517011A5 publication Critical patent/JP2014517011A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6105568B2 publication Critical patent/JP6105568B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D3/00Distillation or related exchange processes in which liquids are contacted with gaseous media, e.g. stripping
    • B01D3/34Distillation or related exchange processes in which liquids are contacted with gaseous media, e.g. stripping with one or more auxiliary substances
    • B01D3/40Extractive distillation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D301/00Preparation of oxiranes
    • C07D301/02Synthesis of the oxirane ring
    • C07D301/03Synthesis of the oxirane ring by oxidation of unsaturated compounds, or of mixtures of unsaturated and saturated compounds
    • C07D301/19Synthesis of the oxirane ring by oxidation of unsaturated compounds, or of mixtures of unsaturated and saturated compounds with organic hydroperoxides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D301/00Preparation of oxiranes
    • C07D301/32Separation; Purification
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D303/00Compounds containing three-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
    • C07D303/02Compounds containing oxirane rings
    • C07D303/04Compounds containing oxirane rings containing only hydrogen and carbon atoms in addition to the ring oxygen atoms

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Epoxy Compounds (AREA)

Description

本発明は、プロピレンの、イソブタン、エチルベンゼン又はクメンの酸化に由来するヒドロペルオキシドでのエポキシ化から形成されるプロピレンオキシドの精製及び回収の方法に関する。特に、その方法は、ホルムアルデヒド及びアセトアルデヒド等の軽質アルデヒドのプロピレンオキシドからの分離を改良する。
約145億ポンドのプロピレンオキシドが毎年生産されている。プロピレンオキシドは、多くの用途がある。全てのプロピレンオキシドの60〜70%がポリウレタンプラスチックの製造のためにポリエーテルポリオールに転化される。プロピレンオキシドの約20%は熱反応により又は酸若しくは塩基触媒によって促進されるプロセスを介してプロピレングリコールに加水分解される。その他の主な生成物は、ポリプロピレングリコール、プロピレングリコールエーテル及びプロピレンカーボネートである。これらの最終製品を製造するために、不純物を含まないプロピレンオキシドが必要である。
プロピレンオキシドを含むアルキレンオキシドを製造する方法は、対応するオレフィン類の塩化水素化とエポキシ化を含む。エポキシ化プロセスにおいて使用される酸化物は分子酸素での直接酸化により第三級又は第二級炭化水素からもたらされる。それゆえ、それらは酸素化不純物及び前駆体を含む。さらなる酸素化不純物はまたオレフィンのエポキシ化工程で生成される。プロピレンオキシド、特に、炭化水素酸化生成物でのエポキシ化から生成されたプロピレンオキシド等の粗アルキレンオキシドは、アルキレンオキシドから分離することが困難な酸素化不純物を大量に含有する。その不純物は、一般に水、酸、アルコール、アルデヒド、ケトン及びエステルを含む。種々のプロピレンオキシドの製造方法の流出物流のこれら不純物成分からプロピレンオキシドを分離するためのシステム及び方法は継続的に改善される必要がある。
米国特許第3,338,800号は3〜18個の炭素原子を有するアルキレンオキシドのパラフィン又はパラフィン系ナフサ溶媒での抽出蒸留を教示する。より詳細には、この特許は、アルキレンオキシドの5℃の範囲内で沸騰する酸素化不純物が、この不純物の沸点を少なくとも35℃超える沸点を有する溶媒として非環状パラフィン系炭化水素を用いた抽出蒸留によって分離され得ることを示唆している。この特許が取り組む問題は、液相における分子酸素でのエチレン系不飽和化合物の直接酸化によって生成されたエポキシド画分は従来の蒸留技術によっては分離することができない酸素化不純物を含有するということである。なぜなら、それら酸素化化合物の沸点は欲するエポキシド生成物に類似するからである。
米国特許第3,881,996号は、分留工程の順序が得られたプロピレンオキシドの最終純度に、特にアルデヒド含量に関し、大きな影響を与えることを教示する。アルデヒド及び低沸点物質の除去がプロピオンアルデヒド及び高沸点物質からプロピレンオキシドを分離する工程に先行する場合に、実質的に改善された結果が得られる。この結果は非常に珍しく、分別蒸留装置の慣習的に計算可能な性能と一致していない。発明者は、通常の物質移動のステップを干渉し、それにより異常な結果を生む化学反応が蒸留の間に発生したかもしれないと考えている。しかし、科学的根拠は提供されていない。
米国特許第3,464,897号及び第3,843,488号は、8〜20個の炭素原子を有する炭化水素溶媒の使用が抽出蒸留中にプロピレンオキシドからC5〜C7不純物を効果的に除去し得ることを教示する。米国特許第3,607,669号は、8〜12個の炭素原子を含有する非環状又は環状パラフィンの存在下での混合物の蒸留により高圧で水−プロピレンオキシド共沸混合物を破壊することによって、水からプロピレンオキシドを分離する方法を教示する。第4,140,588号、第5,000,825号、第5,006,206号、第5,116,466号、第5,116,467号、第5,139,622号、第5,145,561号、第5,145,563号、第5,154,803号、第5,154,804号、第5,160,587号、第5,340,446号、第5,620,568号、第5,958,192号及び第6,559,248号等の多くの他の米国特許が存在し、プロピレンオキシド精製のための抽出蒸留操作における様々な溶媒を紹介する。米国特許第2,550,847号、第2,622,060号、第3,350,417号、第3,477,919号、第4,691,034号、第4,691,035号、第5,106,458号及び第5,107,002号はプロピレンオキシドからギ酸メチルを分離する方法を教示する。これらの特許は選択したプロピレンオキシド不純物の除去を教示するが、いずれもアルデヒド、特にホルムアルデヒド及びアセトアルデヒドの除去は取り扱わない。
米国特許第3,338,800号 米国特許第3,881,996号 米国特許第3,464,897号 米国特許第3,843,488号 米国特許第3,607,669号 米国特許第4,140,588号 米国特許第5,000,825号 米国特許第5,006,206号 米国特許第5,116,466号 米国特許第5,116,467号 米国特許第5,139,622号 米国特許第5,145,561号 米国特許第5,145,563号 米国特許第5,154,803号 米国特許第5,154,804号 米国特許第5,160,587号 米国特許第5,340,446号 米国特許第5,620,568号 米国特許第5,958,192号 米国特許第6,559,248号 米国特許第2,550,847号 米国特許第2,622,060号 米国特許第3,350,417号 米国特許第3,477,919号 米国特許第4,691,034号 米国特許第4,691,035号 米国特許第5,106,458号 米国特許第5,107,002号 米国特許第6,024,840号 米国特許第7,705,167号
米国特許第6,024,840号は、プロピレンからアセトアルデヒドを除去するための抽出溶媒としてメタノールを用いる。しかし、溶媒メタノール自体が沸点の近いプロピレンオキシド混在物となる。米国特許第7,705,167号は、水相の炭化水素抽出溶媒との接触及びその後の蒸留が後に続く、水洗浄プロピオンオキシドの使用を教示する。これらの教示は既存プラントの改良のために実用的ではない。50ppm未満の総アルデヒド含量で且つホルムアルデヒドを含まないプロピレンオキシド、特に、tert−ブチルヒドロぺルオキシド法から生成されたプロピレンオキシドを回収することは困難であるので、本発明の目的は、既存のプラントに適用し得る、実質的にプロピレンオキシド生成物を損失することなくアルデヒドの少ない高純度のプロピレンオキシドを回収する方法を提供することである。
一実施の形態は、粗プロピレンオキシド流からプロピレンオキシドを分離するためのシステム、方法及び装置に関する。
PO/TBA法からの中間流等の粗プロピレンオキシド流を抽出溶媒軽質蒸留塔に通過させることができる。粗プロピレンオキシド流は、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ギ酸メチル、メタノール及び水等の様々な不純物を含む。より高い温度及び圧力で溶媒軽質塔を操作することにより、アルデヒド不純物の溶媒軽質塔塔頂部へのより良好な除去が達成される。粗PO給送中のメタノール濃度を低下させることにより、アルデヒド不純物の溶媒軽質塔へのより良好な除去がまた達成される。その後の水洗浄は酸素化不純物、特にメタノールを溶媒軽質塔の塔頂部から除去する。
図1は、一実施の形態に係るプロピレンオキシド分離システムの概略ブロック図である。 図2は、パイロットプラントで使用される一実施の形態に係る溶媒軽質塔を含む概略図である。 図3は、パイロットプラントで使用される一実施の形態に係る溶媒除去塔の概略図である。
本発明のこれら及び他の特徴、態様及び利点は、以下の説明、添付の特許請求の範囲及び添付図面を参照してより良好に理解される。
様々な実施の形態は上図に示された配置及び手段に限定されないと理解されるべきである。
本開示は、本発明の好ましい実施形態の以下の詳細な説明、ならびにそこに含まれる実施例を参照することによってより容易に理解することができる。
エポキシプロパン、プロピレンエポキシド、1,2−プロピレンオキシド、メチルオキシラン、1,2−エポキシプロパン、プロペンオキシド、メチルエチレンオキサイド、メチルエチレンオキシドとしてまた知られるプロピレンオキシド(PO)を製造する一つの方法を記載する。まず、式1に示すように、2−メチルプロパンとしてもまた知られるイソブタン(IB)を酸素と反応させて2−メチルプロパン−2−ペルオキソールとしてもまた知られるtert−ブチルヒドロペルオキシド(TBHP)を形成し得る。
Figure 0006105568
続いて、式2に示されるように、プロペンとしてもまた知られるプロピレンを触媒の存在下でTBHPと反応させてPO及び2−メチル−2−プロパノールとしてもまた知られるtert−ブタノール(TBA)を形成し得る。
Figure 0006105568
この方法はPOとTBAの両方を生成するので、PO/TBA法と呼ぶことにする。
このPO/TBA法は種々の不要な副生成物もまた生成する。理論に束縛されることは望むものではないが、非選択的反応は不純物の生成を生じ得る。そのような非選択的反応は式3〜6に示された反応を含みうるが、その反応に限定されるものではない。
Figure 0006105568
Figure 0006105568
Figure 0006105568
Figure 0006105568
アセトアルデヒドもまたPO/TBA法で生じ得る。アセトアルデヒドの形成のための可能なメカニズムは式7に示される。
Figure 0006105568
PO/TBA法からの粗PO流中で行き着くこれらの不純物の濃度は変化し得る。
ギ酸メチルは、PO/TBA法からの粗PO流の全組成物の質量%としてそれぞれ表される、下限値及び/又は上限値を有する範囲内の量で存在し得る。その範囲は下限値及び/又は上限値を含み、あるいは除外し得る。ギ酸メチルの下限値及び/又は上限値は、0、0.01、0.02、0.03、0.04、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.1、0.11、0.12、0.13、0.14、0.15、0.16、0.17、0.18、0.19、0.2、0.21、0.22、0.23、0.24、0.25、0.26、0.27、0.28、0.29、0.3、0.31、0.32、0.33、0.34、0.35、0.36、0.37、0.38、0.39、0.4、0.41、0.42、0.43、0.44、0.45、0.46、0.47、0.48、0.49、0.5、0.51、0.52、0.53、0.54、0.55、0.56、0.57、0.58、0.59、0.6、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.7、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、0.76、0.77、0.78、0.79、0.8、0.81、0.82、0.83、0.84、0.85、0.86、0.87、0.88、0.89、0.9、0.91、0.92、0.93、0.94、0.95、0.96、0.97、0.98、0.99、1、2、3、4、5及び10質量%から選択し得る。例えば、ギ酸メチルはPO/TBA法からの粗PO流の全組成物の0.06質量%を超える量で存在し得る。
メタノールは、PO/TBA法からの粗PO流の全組成物の質量%としてそれぞれ表される、下限値及び/又は上限値を有する範囲内の量で存在し得る。その範囲は下限値及び/又は上限値を含み、あるいは除外し得る。メタノールの下限値及び/又は上限値は、0、0.001、0.002、0.003、0.0031、0.0032、0.0033、0.0034、0.0035、0.0036、0.0037、0.0038、0.0039、0.0139、0.0239、0.0339、0.0439、0.0539、0.0639、0.0739、0.0839、0.0939、0.1039、0.1049、0.1059、0.1069、0.1079、0.1089、0.1099、0.1109、0.1119、0.1129、0.1139、0.1149、0.1159、0.116、0.1161、0.1162、0.1163、0.1164、0.1165、0.1166、0.1167、0.1168、0.1169、0.117、0.1171、0.1172、0.1173、0.1174、0.1175、0.1176、0.1177、0.2177、0.3177、0.4177、0.5177、0.6177、0.7177、0.8177、0.9177、1、2、3、4、5及び10質量%から選択し得る。例えば、メタノールは、PO/TBA法からの粗PO流の全組成物の0.0032質量%を超える量で、又は0.1172質量%を超える量で存在し得る。
アセトアルデヒドは、PO/TBA法からの粗PO流の全組成物の質量%としてそれぞれ表される、下限値及び/又は上限値を有する範囲内の量で存在し得る。その範囲は下限値及び/又は上限値を含み、あるいは除外し得る。アセトアルデヒドの下限値及び/又は上限値は、0、0.001、0.002、0.003、0.0031、0.0032、0.0033、0.0034、0.0035、0.0036、0.0037、0.0038、0.0039、0.0139、0.0239、0.0339、0.0439、0.0539、0.0639、0.0739、0.0839、0.0939、0.1039、0.1049、0.1059、0.1069、0.1079、0.1089、0.1099、0.1109、0.1119、0.1129、0.1139、0.1149、0.1159、0.116、0.1161、0.1162、0.1163、0.1164、0.1165、0.1166、0.1167、0.1168、0.1169、0.117、0.1171、0.1172、0.1173、0.1174、0.1175、0.1176、0.1177、0.2177、0.3177、0.4177、0.5177、0.6177、0.7177、0.8177、0.9177、1、2、3、4、5及び10質量%から選択し得る。例えば、アセトアルデヒドは、PO/TBA法からの粗PO流の全組成物の0.03質量%を超える量で存在し得る。
水は、PO/TBA法からの粗PO流の全組成物の質量%としてそれぞれ表わされる、下限値及び/又は上限値を有する範囲内の量で存在し得る。その範囲は下限値及び/又は上限値を含み、あるいは除外し得る。その水の下限値及び/又は上限値は、0、0.01、0.02、0.03、0.04、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.1、0.11、0.12、0.13、0.14、0.15、0.16、0.17、0.18、0.19、0.2、0.21、0.22、0.23、0.24、0.25、0.26、0.27、0.28、0.29、0.3、0.31、0.32、0.33、0.34、0.35、0.36、0.37、0.38、0.39、0.4、0.41、0.42、0.43、0.44、0.45、0.46、0.47、0.48、0.49、0.5、0.51、0.52、0.53、0.54、0.55、0.56、0.57、0.58、0.59、0.6、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.7、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、0.76、0.77、0.78、0.79、0.8、0.81、0.82、0.83、0.84、0.85、0.86、0.87、0.88、0.89、0.9、0.91、0.92、0.93、0.94、0.95、0.96、0.97、0.98、0.99、1、2、3、4、5及び10質量%から選択し得る。例えば、水は、PO/TBA法からの粗PO流の全組成物の0.16質量%を超える量で存在し得る。
ホルムアルデヒドは、PO/TBA法からの粗PO流の全組成物の質量%としてそれぞれ表される下限値及び/又は上限値を有する範囲内の量で存在し得る。その範囲は下限値及び/又は上限値を含み、あるいは除外し得る。ホルムアルデヒドの下限値及び/又は上限値は、0、0.001、0.002、0.003、0.004、0.005、0.006、0.007、0.008、0.009、0.01、0.02、0.03、0.04、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.1、0.11、0.12、0.13、0.14、0.15、0.16、0.17、0.18、0.19、0.2、0.21、0.22、0.23、0.24、0.25、0.26、0.27、0.28、0.29、0.3、0.31、0.32、0.33、0.34、0.35、0.36、0.37、0.38、0.39、0.4、0.41、0.42、0.43、0.44、0.45、0.46、0.47、0.48、0.49、0.5、0.51、0.52、0.53、0.54、0.55、0.56、0.57、0.58、0.59、0.6、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.7、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、0.76、0.77、0.78、0.79、0.8、0.81、0.82、0.83、0.84、0.85、0.86、0.87、0.88、0.89、0.9、0.91、0.92、0.93、0.94、0.95、0.96、0.97、0.98、0.99、1、2、3、4、5及び10質量%から選択し得る。例えば、ホルムアルデヒドは、PO/TBA法からの粗PO流の全組成物の0.005質量%を超える量で存在し得る。
表1及び表2は、PO/TBA法からの粗PO流の全組成物の質量%としてそれぞれ表される、PO/TBA法からの粗PO流中のキー不純物の典型的な濃度を示す。
Figure 0006105568
Figure 0006105568
理論に縛られることを望むものではないが、主な問題はメタノールのホルムアルデヒドとの反応によって引き起こされる。式8に示すように、ホルムアルデヒド等のアルデヒドは、メタノール等のアルコールと反応してヘミアセタールを形成し得る。式8によれば、R1及びR2は、水素又はC1−10アルキルとすることができる。
Figure 0006105568
アセタールの形成は、式9に示すように、ヘミアセタールのヒドロキシル基がプロトン化されて水として失われるときに生じ得る。ここで、R1、R2及びR3は、水素又はC1−10アルキルとすることができる。
Figure 0006105568
ホルムアルデヒド及びメタノールの両方ともそれら自身軽質であるが、ヘミアセタール及びアセタールの形成はそれらを重質にし得る。続いて、これらの付加生成物は、温度が上昇し且つ反応が逆転する下流に移動し得る。反応が逆転する場合、アルデヒドを所望のプロピレンオキシド生成物で捕捉し得る。
図1を参照すると、本開示の第1実施の形態はPO/TBA法からの粗PO流10から不純物を除去するための分離システム4に関する。その粗PO流10は、所望の生成物であるプロピレンオキシドと共に上記の不純物の全てを含むことができるが、これらに限定されない。流出流10は溶媒軽質塔1に供給され得る。粗PO流10中の不純物の大部分が塔頂流11中に除去され得る。
図2を参照すると、塔頂流11は、冷却入口ライン64及び冷却出口ライン63を介して冷却流体が供給される冷却器61に流入し得る。冷却器61からの部分的に凝縮した出口流65は還流ドラム62に流入する。還流ドラム62からの蒸気流12は、入口76及び出口77を介して冷却グリコールが供給される蒸気凝縮器73に供給され得る。蒸気パージ流71及び液体パージ流72を生成するために凝縮器73からの出口75を分離器74に供給することができる。
再び図1を参照すると、還流流14を洗浄入口流13から取出し、溶媒軽質塔1に再循環させることができる。洗浄入口流13を水洗浄装置2に供給することができる。水入口流20もまた水洗浄装置2に供給することができる。水洗浄装置2から回収された溶媒は再循環ライン21を介して溶媒軽質塔1へと再循環させることができる。水性パージ流22もまた水洗浄装置2から除去することができる。
溶媒軽質塔1の塔底生成物15を再沸器5に通過させることができる。再沸蒸気流16を溶媒軽質塔1にフィードバックさせることができる。再沸器底部生成物流17は溶媒除去塔3に添加され得る。溶媒除去塔3の塔頂部生成物流34は所望のプロピレンオキシド生成物を含み得る。塔頂部生成物流34はさらなるプロピレンオキシドの分離を達成するために処理され得る。溶媒除去塔3の塔底部生成物流31はライン33を介して水洗浄装置2に及び/又はライン32を介して溶媒軽質塔1に、再循環され得る。
溶媒軽質塔1をより詳細に説明する。溶媒軽質塔1は、炭素鋼又はステンレス鋼を含むがこれらに限定させることなく任意の好適な材料で作ることができる。溶媒軽質塔1は任意の好適な数の棚段又は約25の理論段等の理論段を含むことができる。供給流10は塔底部から数えて11段〜15段の棚段に添加され得る。好適な充填材料を気液接触を増大させるために溶媒軽質塔に採用することができる。好適な充填材料は、ガラス、金属、プラスチック及びセラミックを含む任意の材料から作ることができる。充填材料の充填は構造化させることができ、又はどさりと落とすことができる。網目段、泡鐘段又はバルブトレイ等の棚段もまた使用可能である。
以下に記載するように、水洗浄装置2は、蟻酸メチル、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド及びメタノール等のキー軽質不純物を除去する際に非常に有効である。これは溶媒軽質塔1中に可能な限り低いヘミアセタール又はアセタールの形成を維持することに役立つ。既に述べたように、ヘミアセタール及びアセタールは溶媒軽質塔塔底部生成物流15に流入することができ、後でアルデヒドとして下流塔中で分解してプロピレンオキシド生成物に混在し得る。
溶媒軽質塔1及び/又は再沸器5をそれぞれセ氏温度で表わされる下限値及び/又は上限値を有する範囲内の温度で操作することにより、予想外且つ有益な結果を得ることができる。その範囲は下限値及び/又は上限値を含み、あるいは除外し得る。再沸器温度下限値及び/又は上限値は、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、153、154、155、156、157、158、159及び160℃から選択し得る。例えば、再沸器5は114℃の温度で、又は80〜120℃の範囲で操作することができる。
付加的に又は代替的に、それぞれpsigで表わされる下限値及び/又は上限値を有する範囲内の圧力で溶媒軽質塔1を操作することによって予想外に有益な結果を得ることができる。その範囲は下限値及び/又は上限値を含み、あるいは除外し得る。その圧力の下限値及び/又は上限値は、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59及び60psigから選択し得る。例えば、溶媒軽質塔1は30psigの圧力又は20〜50psigの範囲で操作し得る。
理論に縛られることを望むものではないが、上に挙げた範囲内の温度及び/又は圧力で再沸器5を操作することにより、溶媒軽質塔1で形成されたヘミアセタール又はアセタール等の重質物をアルデヒドに分解することができると考えられる。その後、これらのアルデヒドは、塔底部に滞留してPO生成物に混在する代わりに、溶媒軽質塔1の塔頂部に除去することができ、最終的に水洗浄装置2を介して又はベントパージ12を介してパージすることができる。
本開示の一実施の形態はPO/TBA法からの粗PO流から不純物を除去する方法に関する。粗PO流は先に定義した組成物を有することができる。この方法は、粗PO流を溶媒軽質塔1等の蒸留塔に通過させることを含み得る。この蒸留塔は先に定義した温度及び圧力で操作することができる。
気液平衡(VLE)の研究は、アルコールが存在しない場合に、より高い圧力での溶媒軽質塔1におけるより困難なアルデヒドの分離を示す増加した圧力又は温度、POに対するアセトアルデヒドの比揮発度の減少を確認した。予想外に、アルコールが存在すると、より低い圧力よりもより高い温度及び圧力がPOに対してより大きなアセトアルデヒドの相対比揮発度という結果を示した。実験的なVLE研究の結果を表3及び表4に示す。
表3は、2成分のアセトアルデヒド−プロピレンオキシドVLEの実験の結果を示す。データは3つの圧力、14.7psia、29.2psia及び60psiaで得られた。この2成分VLEデータセットは、圧力又は温度が増大するに連れてPOに対するアセトアルデヒド揮発度が減少することを示す。その混合物はメタノールを含有しないので、アセトアルデヒド二量体又は三量体の形成の可能性はあるけれども、圧力又は温度のみが揮発度に影響し得る。しかしながら、アセトアルデヒド二量体又は三量体形成の平衡はヘミアセタール/アセタールの平衡に類似する。ヘミアセタール/アセタールの平衡は低圧/低温が好都合である。それゆえ、ここで観察された圧力/温度の影響を僅かに減少させることができた。このデータセットは、5300ppmの出発アセトアルデヒド濃度で得られた。
Figure 0006105568
溶媒軽質塔1における水、メタノール及び/又はグリコールの濃度を低下させることにより、予想外且つ有益な結果をまた得ることができる。プロピレンオキシド給送10におけるメタノール(MeOH)の減少とともに、溶媒除去塔塔頂流34における減少したアルデヒド水準により示されるようにホルムアルデヒド及びアセトアルデヒドの除去を改善することができる。VLE(表4)は、増加するメタノール濃度に伴ってPOに対するアセトアルデヒドの相対揮発度が減少することを示した。
表4は、プロピレンオキシド中のメタノールのアセトアルデヒド揮発度への影響のための、PO−アセトアルデヒド−メタノールシステムのためのVLEデータを示す。その結果は、大気圧又は低温下で、PO中のメタノール濃度の増加に伴ってPOに対するアセトアルデヒド揮発度が低下することを示す。メタノール濃度が約2.5〜3質量%に達するに連れて、POに対するアセトアルデヒドの揮発度がアセトアルデヒドをPOから不可分にする1に達する。メタノール濃度が約4質量%に増加する場合、アセトアルデヒドの揮発度は0.82付近のPOに対する相対揮発度を伴い、アセトアルデヒドはPOよりも重質になる。この現象は、アセトアルデヒド濃度がわずか50ppm程度と低いものであったにもかかわらず、増加したメタノール濃度でのヘミアセタール及びアセタールの形成により引き起こされると考えられる。追加のVLEデータが約3質量%のメタノール及び高圧又は高温下で得られた。大気圧、16psig及び28.7psigで得られたデータの比較により、その結果はメタノールが同じメタノール濃度で存在する場合に圧力又は温度の増加とともにPOに対するアセトアルデヒド揮発度が増大することを示す。ヘミアセタール/アセタール平衡の形成は、高温ではあまり好都合ではなくなる。したがって、アルデヒドが溶媒軽質塔の塔頂部で留出するように最初にメタノールを除去することが望ましい。アルデヒドが完全に除去されない場合、アルデヒドが塔頂部で取り出されることができるように、溶媒軽質塔の圧力を増大させてヘミアセタールを分解させることが望ましい。
Figure 0006105568
水洗浄装置2をより詳細に説明する。溶媒軽質塔1の塔頂留出物(流れ13)を水洗浄装置2に送ることができる。水洗浄装置2は、水及び溶媒と一緒に溶媒軽質塔1の塔頂留出物を混合することにより実施することができる。水入口流20を介して供給された水をプロピレンオキシドからの不純物を除去するために使用することができる。溶媒(流れ33)を水相へのプロピレンオキシドの損失を最小化するために使用することができる。十分な混合が最良の不純物除去を達成するために必要とされる。有機流出液中の水相のエントレインメントを最小限にするために、十分な合体及び十分なデカンタ中での滞在時間がまた必要とされる。有機流出液は再循環ライン21を介して溶媒軽質塔1に再循環させることができる。高濃度の不純物を含有する水性パージ流22は水洗浄装置2からパージすることができる。
有機流出液流、流れ21は、それぞれ質量%として表される、下限値及び/又は上限値を有する範囲内の量の水相を含むことができる。その範囲は下限値及び/又は上限値を含み、あるいは除外することができる。洗浄の有機流出液における水相の量のための下限値及び/又は上限値は、0、0.01、0.02、0.03、0.04、0.05、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.7、1、2、3、4、5、6、7、8、9及び10質量%から選択することができる。例えば、0.1%未満の水相が洗浄の有機流出液中に存在することができ、又は10%の水相が洗浄の有機流出液中に存在することができる。
除去すべきキー軽質不純物はギ酸メチル、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド及びメタノールである。これらの不純物の大部分は蒸気パージ12及び水性パージ22の組み合わせによって溶媒軽質塔塔頂流11の水洗浄装置2から除去することができる。実験室での水洗浄試験は、これらのキー軽質不純物の効果的な除去を実証した。
溶媒除去塔3をより詳細に説明する。溶媒除去塔3は、ステンレス鋼又は炭素鋼を含むがこれらに限られることのない任意の好適な材料から作ることができる。溶媒除去塔3は任意の好適な数の棚段又は約10段等の理論段を含むことができる。再沸器底部生成物流17を1〜10の棚段で、好ましくは5の棚段に添加することができる。好適な充填材料を溶媒軽質塔に採用して蒸気−液体の接触を増大させることができる。好適な充填材料は、ガラス、金属、プラスチック及びセラミックを含む任意の材料から作ることができる。充填される場合、構造化することができ、又はどさりと落とすことができる。棚段が使用される場合、次いで網目段、泡鐘段又はバルブトレイを使用することができる。
図3を参照すると、パイロットプラントに使用されるような一実施の形態によれば、溶媒除去塔3がより詳細に描かれている。溶媒除去塔3は、3’’スケジュール40パイプから作られた。再沸器83を含む全体の高さは88インチの高さであった。溶媒除去塔3は第一の充填部分81及び充填部分82を含んでおり、それぞれの充填部分は24インチの充填物を有する28 3/4インチの高さであった。充填物は、塔の内径に溶接されたリング上に載置された円錐形の網(screens)によって支持された0.24”Pro−pakTM充填物からなる。上方からの充填物上への液体の均一な分布を確実にするために、分配リングがまたそれぞれの充填部分の頂部に用いられた。
さらに図3を参照すると、供給点80が、第一充填部分81と充填部分82との間で溶媒除去塔3の垂直高さの中間にあった。図1で流れ17として描かれた給送が供給点80で溶媒除去塔3に添加された。溶媒除去塔3は4〜5psigで操作された。その塔の基部での再沸器83への蒸気流は、塔底部におけるPO質量%を0.5〜1.5質量%に保持するように制御された。蒸気はその塔の頂部から除去され、全縮器に供給された。凝縮された液体は二つの部分に分割された。一つの部分は還流として溶媒除去塔3の頂部にフィードバックされた。液体流出物の残りの部分は図1の流れ34として示されたPO生成物として取り出された。
以下の実施例は、連続式パイロットプラントで実施した。パイロットユニットの概要を図1に示す。実施例で使用される溶媒軽質塔1の追加の詳細を図2に示す。溶媒除去塔3の追加の詳細を図3に示す。実施例で採用された溶媒軽質塔1は2”の内径を有し、ステンレス鋼が突出した11フィートの深さの充填物Pro−PAKTMの床を含んでいた。ステンレス鋼が突出した充填物Pro−PAKTMは0.24”の大きさであった。図1の溶媒除去塔3は3”の内径であり、0.24”の大きさであって4フィートの深さを有するステンレス鋼が突出した充填物Pro−PAKTMの床を含んでいた。
実施例1
実施例1は、図1及び図2に示されるようなパイロットユニット溶媒軽質塔1が25psigで最初に操作される場合の試験期間を説明する。粗プロピレンオキシドを含有する供給流10(PO/TBA法からの中間流)を溶媒軽質塔1にその塔の中間部で供給した。表5は、供給流中のキー不純物の濃度を示し、それぞれ全組成物の質量%として表現される。
Figure 0006105568
複数の温度プローブ、TE2112、TE2111、TE2110、TE2108、TE2107、TE2105、TE2113、TE2109及びTE2138を採用し、図2に示すように配置した。
供給流10の温度は27℃であり、流速は3.0kg/hrであった。塔の頂部での入力は、図1に示すように、希薄溶媒を含み、溶媒除去塔3の底部からポンプ輸送される流れ32であった。溶媒除去塔3もまた図3でより詳細に説明する。流れ32における希薄溶媒の流速は21.5kg/hrであった。溶媒軽質塔1からの留出液、流れ11は流速1.5kg/hrで還流の流れ14としてその塔にポンプ輸送して戻した。
留出液の残部、流れ13は水洗浄装置2に185gm/hrの速度でポンプ輸送した。二つの他の流れを水洗浄装置2に供給した。100gm/hrの速度の脱イオン水及び2.4kg/hrの溶媒除去塔の底部からの希薄溶媒である。水洗浄装置2は、ミキサ、コアレッサー及びデカンタの三つの部分から成っていた。ミキサは0.0030”の内径を有する1/16”の外径チューブの4インチ部分であった。ミキサの下流は、3/8”外径チューブ中のグラスウールの1フィート長の床である(図示しない)コアレッサーであった。コアレッサーの下流はデカンタであり(図示しない)、そこで有機及び水性相を分離した。デカンタは、2.0”内径×12”高さの垂直ガラス管であった。洗浄した有機相はデカンタの頂部から溢れ出し、溶媒軽質塔1の塔頂部に送られた。メタノール、ギ酸メチル、アセトアルデヒド及びホルムアルデヒドが豊富なデカンタからの水性底部層をサンプリングし、回収した。表6に示すように、デカンタからの有機及び水性生成物をキー不純物に対する分配係数を計算するために使用した。各成分(i)に対する分配係数を以下の定義に基づいて計算した。
分配係数=水相中の質量分率/有機相中の質量分率
Figure 0006105568
表6は、メタノール、アセトアルデヒド及びホルムアルデヒドは分配係数が高いので容易に水洗浄ブロックによって抽出されることを示す。
表7は、パイロットユニット操作用の例示的な温度、圧力及び流速データを提供する。
Figure 0006105568
図2で示される冷却器61中で凝縮しなかった、溶媒軽質塔1からの蒸気を回収して分析した。図1に示すように、溶媒軽質塔1からの塔底物17を溶媒除去塔3の中間に移送した。溶媒除去塔3を4psigで操作した。溶媒除去塔3の目的は流出液(塔頂部)流34としてプロピレンオキシド生成物を、及び塔底部流31として希薄溶媒を回収することであった。溶媒除去塔3への供給速度は26.9kg/hrであった。溶媒除去塔3への還流速度8.0kg/hrであった。上述したように、溶媒除去塔3からの塔底部生成物31は二つの流れ(流れ32及び流れ33)に分岐した。一方は溶媒軽質塔の塔頂部に供給し、他方は図1のユニット2として示される洗浄ブロックミキサに供給した。
溶媒軽質塔1の圧力が25psigから30psigに増加するに連れて、溶媒軽質塔1での操作温度もまた約5℃増加した。より高い塔温度では、多量のヘミアセタール及び/又はアセタールがアルデヒド+アルコールの形態に転化する。その後、アルデヒド及びアルコールは溶媒軽質塔の塔頂部で留出し、水洗浄及び蒸気パージの両方によって除去する。
ホルムアルデヒドは主に水性のパージにより除去する。アセトアルデヒドは両方のパージで除去する。表6の水洗浄操作に示すように、ホルムアルデヒドは良好に水相に分割される。
表8に示すように、溶媒軽質塔1でのより高い温度と共に、最終的なパイロットプラント生成物(溶媒除去塔塔頂流34)におけるホルムアルデヒドは25.4ppmから7.8ppmに減少し、アセトアルデヒドは6.4ppmから4.8ppmに減少する。これは予想外且つ非常に有益な結果だった。
Figure 0006105568
実施例2
溶媒軽質塔1の給送における水、メタノールの量及び/又はグリコール濃度を低下させることにより、予想外に有益な結果もまた得ることができる。二つのメタノール(MeOH)濃度を、実施例1に記載するように同じパイロットユニットを用いて試験した。一の試験は、表5に示すように、0.1172質量%のMeOHを含有するプロピレンオキシド給送を用いた。他の試験は、表9に示すように、0.0032質量%のMeOHを有する給送を用いた。プロピレンオキシド供給流を含む供給流は、PO/TBA法からの粗PO流であった。表5及び表9の両方は、PO/TBA法からの粗PO流の全組成物の質量%としてそれぞれ表される、その供給流中のキー不純物の濃度を示す。
Figure 0006105568
PO給送におけるMeOHの減少と共に、溶媒除去塔塔頂部流34のアルデヒド水準の低下によって示されるように、ホルムアルデヒド及びアセトアルデヒドの両方の除去が予想外に改善した。理論に縛られることを望むものではないが、その改善は、増加したアルデヒド−プロピレンオキシドの気液平衡(VLE)及び溶媒軽質塔1からの溶媒除去塔3へのヘミアセタール又はアセタールの少ない持ち越しに起因するものとすることが可能である。表10に、得られた結果をまとめる。
Figure 0006105568
本発明をその発明の特定の好ましいバーションを参照してかなり詳細に説明したが、他のバージョンも可能である。それゆえ、添付の特許請求の範囲の精神及び範囲は本明細書に含まれる好ましいバージョンの説明に限定されるべきではない。
別段の記載がない限り、この明細書(添付の特許請求の範囲、要約及び図面を全て含む)に開示された全ての特徴は、同一、同等又は類似の目的を達成する代替的な特徴によって置き換えることができる。したがって、別段の記載が無い場合、開示された各特徴は同等又は類似する特徴の一般的な一連のほんの一例である。
特定された機能を実行するための「手段」又は特定の機能を実行するための「工程」を明示的に述べていない請求項内の任意の要素は、35 U.S.C §112の第6項に記載される「手段」又は「工程」句として解釈されるべきではない。特に、本願明細書における請求項中の「の工程」の使用は、35 U.S.C §112の第6項の規定を援用することを意図するものではない。

Claims (9)

  1. (i)プロピレンオキシド、tert−ブタノール及び水を含む粗プロピレンオキシド流(10)を、25/0.1450超から50/0.1450kPa(ゲージ圧力)(25超から50psig)までの範囲の塔底部圧力で操作する抽出蒸留塔(1)であって、抽出蒸留塔(1)の塔頂部が水洗浄装置(2)に流体連結されているものに流入させる工程、
    (ii)前記粗プロピレンオキシド流(10)を塔頂流(11)および塔底部生成物流(15)に分離する工程、
    を含む方法であって、
    塔頂流(11)が部分的に凝縮され、蒸気流(12)、及び洗浄入口流(13)としての凝縮部分が得られ、及び
    静的ミキサ中で、洗浄入口流(13)の少なくとも一部が、水およびパラフィン溶媒と混合され、混合物が形成され、及び該混合物が水洗浄装置(2)に供給され、及び
    蒸気流(12)が凝縮されて、蒸気パージ流(71)及び液体パージ流(72)が得られ、
    水洗浄装置(2)は、前記混合物の液滴が相互に合体し、そして上側の有機相及び下側の水相に分離することを可能にし、
    前記上側の有機相を抽出蒸留塔(1)の塔頂部に還流の一部として供給し、且つ前記下側の水相をさらなる処理のために除去することを特徴とする方法。
  2. 抽出蒸留塔(1)が、再沸器(5)と流体連結され、
    再沸蒸気流(16)が、再沸器(5)中に流入された塔底生成物流(15)から形成され、及び
    再沸蒸気流(16)は、抽出蒸留塔(1)にフィードバックされる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記抽出蒸留塔(1)において抽出溶媒としてC〜C20パラフィンを使用する請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記抽出蒸留塔(1)を、25/0.1450から35/0.1450kPa(ゲージ圧力)(25から35psig)の範囲の塔底部圧力で操作することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 粗プロピレンオキシド流(10)が、粗プロピレンオキシド流(10)の全組成物に対して0.001〜0.5質量%のメタノールを含む請求項1に記載の方法。
  6. 再沸器(5)中に流入された塔底生成物流(15)から再沸器底部生成物流(17)が形成され、及び再沸器底部生成物流(17)が溶媒除去塔(3)に流入されて塔頂部生成物流(34)が得られ、塔頂部生成物流(34)は、50ppm未満のホルムアルデヒドを含む請求項に記載の方法。
  7. 再沸器(5)中に流入された塔底生成物流(15)から再沸器底部生成物流(17)が形成され、及び再沸器底部生成物流(17)が溶媒除去塔(3)に流入されて塔頂部生成物流(34)が得られ、塔頂部生成物流(34)は、30ppm未満のホルムアルデヒドを含む請求項に記載の方法。
  8. 抽出蒸留塔(1)が再沸器(5)と流体連結しており、該再沸器(5)を70〜150℃の範囲の温度で操作する請求項1に記載の方法。
  9. (i)プロピレンオキシド、tert−ブタノール及び水を含む粗プロピレンオキシド流を、70〜150℃の範囲の塔底部温度で操作する抽出蒸留塔であって、該抽出蒸留塔塔頂部が水洗浄装置に流体連結されているものに通過させる工程、
    (ii)前記粗プロピレンオキシド流を塔頂流および塔底部生成物流に分離し、前記塔頂流の一部を静的ミキサ中で水およびパラフィン溶媒と混合して混合物を形成させ、該混合物を水洗浄装置に供給する工程、を含む方法であって、
    水洗浄装置、前記混合物の液滴が合体し、且つ上側の有機相及び下側の水相に分離され
    前記上側の有機相を抽出蒸留塔塔頂部に還流の一部として供給し、且つ前記下側の水相をさらなる処理のために除去することを特徴とする方法。
JP2014514634A 2011-06-07 2012-06-07 アルキレンオキシドの分離システム、その方法及びその装置 Active JP6105568B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/155,136 2011-06-07
US13/155,136 US8981133B2 (en) 2011-06-07 2011-06-07 Alkylene oxide separation systems, methods, and apparatuses
PCT/US2012/041349 WO2012170685A1 (en) 2011-06-07 2012-06-07 Methods for alkylene oxide separation using extractive destillation columns

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014517011A JP2014517011A (ja) 2014-07-17
JP2014517011A5 JP2014517011A5 (ja) 2015-11-12
JP6105568B2 true JP6105568B2 (ja) 2017-03-29

Family

ID=46321476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014514634A Active JP6105568B2 (ja) 2011-06-07 2012-06-07 アルキレンオキシドの分離システム、その方法及びその装置

Country Status (8)

Country Link
US (1) US8981133B2 (ja)
EP (1) EP2718274B1 (ja)
JP (1) JP6105568B2 (ja)
KR (1) KR101627439B1 (ja)
CN (1) CN103562192B (ja)
BR (1) BR112013031148A2 (ja)
ES (1) ES2658153T3 (ja)
WO (1) WO2012170685A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9593090B2 (en) * 2013-07-29 2017-03-14 Lyondell Chemical Technology, L.P. Alkylene oxide separation systems, methods, and apparatuses
KR101777228B1 (ko) * 2016-08-05 2017-09-26 한전원자력연료 주식회사 모듈형 추출탑
CN109851590A (zh) * 2017-11-30 2019-06-07 中国石油化工股份有限公司 环氧丙烷的纯化方法
CN110003136B (zh) * 2019-04-26 2023-08-01 江苏扬农化工集团有限公司 一种使用高效助剂脱除hppo工艺中醛酮杂质的方法和装置
CN112694455B (zh) * 2019-10-23 2023-08-08 中国石油化工股份有限公司 加氢脱除醛和酮的系统及方法

Family Cites Families (58)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2550847A (en) 1951-05-01 Propylene oxide purification
US2622060A (en) 1950-01-26 1952-12-16 Celanese Corp Purification of 1,2-propylene oxide
NL268208A (ja) * 1960-08-15
US3350417A (en) 1964-02-12 1967-10-31 Monsanto Co Production and recovery of propylene oxide by plural stage distillation and caustic addition
US3338800A (en) 1964-02-12 1967-08-29 Monsanto Co Extractive distillation of olefin oxides with a paraffin or paraffin naphtha solvent
US3843488A (en) 1966-10-12 1974-10-22 Halcon International Inc Separation of propylene oxide from other hydrocarbons
US3464897A (en) 1967-06-02 1969-09-02 Atlantic Richfield Co Separation of propylene oxide from other hydrocarbons
US3477919A (en) 1968-07-11 1969-11-11 Jefferson Chem Co Inc Removal of methyl formate from propylene oxide by treatment with calcium hydroxide
US3607669A (en) * 1969-04-04 1971-09-21 Atlantic Richfield Co Separation of propylene oxide from water by distillation with ac-8 to 12 hydrocarbon
US3632482A (en) * 1969-09-09 1972-01-04 Shell Oil Co Propylene oxide recovery from propylene by extractive distillation with an alcohol-ketone-hydrocarbon solvent
FR2215418B1 (ja) 1973-01-26 1976-05-14 Rhone Progil
US3881996A (en) 1973-11-21 1975-05-06 Oxirane Corp Recovery of propylene oxide by plural stage distillation
US4140588A (en) 1977-08-05 1979-02-20 Halcon Research And Development Corporation Purification of propylene oxide by extractive distillation
US4379025A (en) * 1982-05-24 1983-04-05 Atlantic Richfield Company Water removal from butylene oxides by liquid extraction with selected extractive solvents
US4402794A (en) * 1982-05-24 1983-09-06 Atlantic Richfield Company Purification of butylene oxides by extractive distillation with selected extractive distillation solvents
US4691035A (en) 1986-04-14 1987-09-01 Texaco Inc. Purification of propylene oxide by treatment with a selected base and inert salt
US4691034A (en) 1986-04-14 1987-09-01 Texaco, Inc. Purification of propylene oxide by treatment with calcium hydroxide in glycerol or sugar water
US5000825A (en) 1989-03-23 1991-03-19 Arco Chemical Technology, Inc. Monoepoxide purification
US5006206A (en) 1990-03-12 1991-04-09 Arco Chemical Technology, Inc. Propylene oxide purification
US5107002A (en) 1990-12-06 1992-04-21 Arco Chemical Technology, L.P. Lower alkylene oxide purification
US5127997A (en) * 1991-05-09 1992-07-07 Texaco Chemical Company Purification of propylene oxide by liquid extraction
US5106458A (en) 1991-07-26 1992-04-21 Texaco Chemical Company Method for the purification of propylene oxide
JP3029147B2 (ja) * 1991-08-28 2000-04-04 ダイセル化学工業株式会社 エポキシ化された(メタ)アクリレ―ト化合物の製造方法
US5139622A (en) 1991-10-03 1992-08-18 Texaco Chemical Company Purification of propylene oxide by extractive distillation
US5116466A (en) 1991-11-01 1992-05-26 Texaco Chemical Company Propylene oxide purification by extractive distillation
US5145563A (en) 1991-11-01 1992-09-08 Texaco Chemical Company Dehydration of propylene oxide by extracting distillation
US5145561A (en) 1991-11-01 1992-09-08 Texaco Chemical Company Removal of water and methanol from propylene oxide by extractive distillation
US5154804A (en) 1991-11-01 1992-10-13 Texaco Chemical Company Removal of water, acetone and methanol from propylene oxide by extractive distillation
US5116467A (en) 1991-11-01 1992-05-26 Texaco Chemical Company Water and acetone removal from propylene oxide by extractive distillation
US5160587A (en) 1991-11-01 1992-11-03 Texaco Chemical Company Extractive distillation of propylene oxide
US5154803A (en) 1991-11-01 1992-10-13 Texaco Chemical Company Purification of contaminated propylene oxide by extractive distillation
US5340446A (en) 1992-10-23 1994-08-23 Texaco Chemical Company Purification of propylene oxide by cosolvent extractive distillation
US5354431A (en) * 1993-09-23 1994-10-11 Texaco Chemical Company Plural stage drying and purification of propylene oxide
US5620568A (en) 1996-06-03 1997-04-15 Texaco Chemical, Inc. Extractive distillation of propylene oxide using propanol
US6024840A (en) * 1997-08-08 2000-02-15 Arco Chemical Technology, L.P. Propylene oxide purification
US5958192A (en) 1997-08-27 1999-09-28 Huntsman Specialty Chemicals Corporation Purification of propylene oxide using ethylene glycol monomethyl ether as an extractive distillation agent
US5849938A (en) 1997-09-02 1998-12-15 Arco Chemical Technology, L.P. Separation of methanol and propylene oxide from a reaction mixture
US6037516A (en) * 1997-11-20 2000-03-14 Huntsman Ici Chemicals Llc Method for removal of oxygenate impurities from organic chemical streams
US5973171A (en) 1998-10-07 1999-10-26 Arco Chemical Technology, Lp Propylene oxide production
JP2001302649A (ja) * 2000-04-28 2001-10-31 Sumitomo Chem Co Ltd プロピレンオキサイドの精製方法
US6559248B2 (en) 2001-08-31 2003-05-06 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Process of removing contaminants from an olefin stream using extractive distillation
US6500311B1 (en) * 2001-09-21 2002-12-31 Arco Chemical Technology, L.P. Propylene oxide purification
JP2003238548A (ja) * 2002-02-15 2003-08-27 Sumitomo Chem Co Ltd プロピレンオキサイドの精製方法
JP4078482B2 (ja) * 2002-02-15 2008-04-23 住友化学株式会社 プロピレンオキサイドの精製方法
JP4882197B2 (ja) * 2003-09-18 2012-02-22 住友化学株式会社 プロピレンオキサイドの精製方法
JP4466224B2 (ja) * 2004-06-23 2010-05-26 住友化学株式会社 プロピレンオキサイドの精製方法
US7323579B2 (en) * 2004-07-07 2008-01-29 Basf Aktiengesellschaft Separation of propylene oxide from a mixture comprising propylene oxide and methanol
US20060006054A1 (en) 2004-07-07 2006-01-12 Basf Aktiengesellshaft Separation of propylene oxide from a mixture comprising propylene oxide and methanol
US7138535B1 (en) 2005-06-01 2006-11-21 Lyondell Chemical Technology, L.P. Direct epoxidation process
US20070004926A1 (en) 2005-06-29 2007-01-04 Basf Aktiengesellschaft Process for producing propylene oxide
US7615654B2 (en) 2005-10-20 2009-11-10 Lyondell Chemical Technology, L.P. Direct epoxidation process
US7105687B1 (en) 2005-12-22 2006-09-12 Lyondell Chemical Technology, L.P. Propylene oxide purification and recovery
US7649102B2 (en) 2008-03-28 2010-01-19 Lyondell Chemical Technology, L.P. Propylene oxide process
US7550610B1 (en) 2008-03-28 2009-06-23 Lyondell Chemical Technology, L.P. Direct epoxidation process
US7687647B2 (en) 2008-06-06 2010-03-30 Lyondell Chemical Technology, L.P. Propylene oxide process
CN102112188B (zh) * 2008-07-31 2013-08-28 陶氏技术投资有限公司 环氧烷回收系统
US7741498B2 (en) 2008-08-29 2010-06-22 Lyondell Chemical Technology, L.P. Propylene oxide process
US8389750B2 (en) * 2010-09-28 2013-03-05 Lyondell Chemical Technology, L.P. Purification of propylene oxide

Also Published As

Publication number Publication date
EP2718274B1 (en) 2018-01-24
WO2012170685A1 (en) 2012-12-13
JP2014517011A (ja) 2014-07-17
KR20140044847A (ko) 2014-04-15
US20120312680A1 (en) 2012-12-13
CN103562192B (zh) 2016-08-17
US8981133B2 (en) 2015-03-17
ES2658153T3 (es) 2018-03-08
EP2718274A1 (en) 2014-04-16
CN103562192A (zh) 2014-02-05
BR112013031148A2 (pt) 2016-08-16
KR101627439B1 (ko) 2016-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6422971B2 (ja) 酸化アルキレン分離システム、方法及び装置
TWI500608B (zh) 環氧丙烷的純化
JP6105568B2 (ja) アルキレンオキシドの分離システム、その方法及びその装置
TWI594990B (zh) 使丙烯環氧化的方法
JP2010523703A (ja) ジクロロヒドリンの共沸回収方法及び装置
JP3150801B2 (ja) 抽出蒸留によるプロピレンオキシドの精製方法
RU2752955C1 (ru) Система отделения окиси алкилена
JP2010523699A (ja) 蒸留の間の重質副生成物の形成を低減する方法および装置
US20220185760A1 (en) Aldehyde removal process for methanol carbonylation

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150604

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150604

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150917

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20150917

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20151203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151208

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160303

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160401

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160621

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160915

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20161111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170302

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6105568

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250