JP6105546B2 - ピラゾール誘導体及びその医薬用途 - Google Patents

ピラゾール誘導体及びその医薬用途 Download PDF

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Description

本発明は、便秘の予防又は治療に有用な医薬に関する。
さらに詳しくは、本発明は、式:
Figure 0006105546
で表される化合物(化学名:3−(3−{4−[3−(β−D−グルコピラノシルオキシ)−5−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イルメチル]−3−メチルフェノキシ}プロピルアミノ)−2,2−ジメチルプロピオンアミド;以下、「化合物1」と略称する場合がある)又はその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する便秘の予防又は治療に有用な医薬に関する。
通常、排便は習慣的に行われ、生活に支障をきたすことはない。しかし、何らかの原因で十分量の快適な排便が困難となり、身体的苦痛を伴う状態となる。これが便秘とよばれる。便秘は、一般に、排便時のいきみ、硬便、排便回数の低下、残便感、腹部膨満感、消化管全体又は結腸通過時間の延長等の症状を伴う。
便秘は、病歴の期間により急性便秘と慢性便秘に分類される。また、便秘は、その原因により器質性便秘と機能性便秘に分類される。器質性便秘は、大腸がん、大腸ポリープ、子宮筋腫などによって生じる消化管の狭窄、閉塞などの器質的障害が原因で排便が困難な状態である。機能性便秘は、更に症候性便秘、薬物性便秘及びその他の便秘に分類される。症候性便秘は、消化器疾患以外の疾患によって続発的に起こる便秘である。薬物性便秘は、薬物によって二次的に起こる便秘であり、オピオイド等の腸運動抑制作用を有する薬物や抗コリン作用を有する薬物等の投与により起こることが知られている。症候性便秘でも薬物性便秘でもない機能性便秘が最も多く、慢性特発性便秘症(chronic idiopathic constipation:CIC)ともよばれ、食生活や生活環境の変化、精神的要因など様々な原因で発症する。慢性便秘症は、便秘の原因により大腸通過遅延型と排便機能障害型に分類されることもある。大腸通過遅延型では大腸平滑筋の収縮力の低下や蠕動性の減弱などにより、近位から遠位大腸への便の移送が障害されている状態、排便機能障害型では直腸まで便は移送されるにも関わらず、便の排出機能が障害され排便ができない状態である。便秘型過敏性腸症候群(IBS−C)は、消化管に器質的な変化が無く、腹痛・腹部不快感と便通異常を主体とする消化器症状が持続する便秘であり、機能性便秘の患者の一部は、IBS−Cに分類されることもある(非特許文献1〜3参照)。
便秘の治療としては、生活療法、薬物療法、行動療法及び手術療法がある。治療の第一選択としては、不規則な食事習慣の是正、排便習慣の是正、十分な繊維食品及び水分摂取などの生活療法が基本となる。これらの生活療法を実施しても、便秘症状が改善しない場合、薬物療法が実施される。
薬物療法には原則として、腸内容物の容積を増加させるような浸透性下剤、膨張性下剤など、作用が穏徐な薬剤から使用される。効果が不十分であれば、刺激性下剤、消化管運動機能改善薬などが使用される。浸透性下剤や膨張性下剤は習慣性が少なく長期投与も可能であるが、腎障害や血中電解質濃度異常、腎障害時の高マグネシウム血症等に注意が必要である。また、刺激性下剤は、連続投与で習慣性となったり、腸管粘膜に炎症変化をきたすことなどが知られている。
便秘の新しい治療薬としてルビプロストンが知られている(非特許文献4参照)。ルビプロストンは国内において、慢性便秘症(器質的疾患による便秘を除く)の治療薬として販売され、また、米国において、慢性特発性便秘症及び便秘型過敏性腸症候群の治療薬として販売され、オピオイド誘発性便秘症(OIC)の治療薬として承認されている。
このように、現在でも、便秘の予防又は治療に用いられる薬剤が十分とはいえず、副作用が少ない、新しい作用機序を有する便秘の予防又は治療薬が強く求められている。
化合物1又はその薬理学的に許容される塩は、糖尿病、耐糖能異常、空腹時血糖異常、糖尿病性合併症や肥満症等の高血糖症に起因する疾患の予防又は治療薬として有用なことが知られている(特許文献1〜3参照)。
しかしながら、化合物1又はその薬理学的に許容される塩が便秘の予防又は治療薬として有用であることは知られていない。
国際公開第2004/018491号 国際公開第2009/084531号 国際公開第2009/128421号
北洞哲治、外4名、「別冊 日本臨床 新領域別症候群シリーズ」、2009年、第12号、p.422−427 小森広嗣、外4名、「別冊 日本臨床 新領域別症候群シリーズ」、2009年、第12号、p.433−435 George F. Longstrethら、「Gastroenterology」、2006年、第130巻、p.1480−1491 S.Fukudoら、「Neurogastroenterology and Motility」、2011年、第23巻、p.544−e205
本発明は、便秘の予防又は治療に有用な医薬等を提供することを課題とする。
本発明は、化合物1又はその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する便秘の予防又は治療用医薬に関する。
すなわち、本発明は、
〔1〕3−(3−{4−[3−(β−D−グルコピラノシルオキシ)−5−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イルメチル]−3−メチルフェノキシ}プロピルアミノ)−2,2−ジメチルプロピオンアミド又はその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する便秘の予防又は治療用医薬;
〔2〕ビス[3−(3−{4−[3−(β−D−グルコピラノシルオキシ)−5−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イルメチル]−3−メチルフェノキシ}プロピルアミノ)−2,2−ジメチルプロピオンアミド]・モノセバシン酸塩を有効成分として含有する前記〔1〕記載の医薬;
〔3〕便秘が機能性便秘である、前記〔1〕又は〔2〕記載の医薬;
〔4〕機能性便秘が慢性特発性便秘症である、前記〔3〕記載の医薬;
〔5〕機能性便秘が薬物性便秘である、前記〔3〕記載の医薬;等に関する。
本発明の医薬は、排便回数の増加作用等を有し、便秘の予防又は治療に有用である。
実施例1の投与後24時間の排便回数の結果を示す。図中、棒グラフは左から、正常群(Normal)、対照群(Control)、化合物2の1mg/kg投与群、化合物2の3mg/kg投与群、化合物2の10mg/kg投与群、ルビプロストンの0.1mg/kg投与群、ルビプロストンの0.7mg/kg投与群の値をそれぞれ示す。縦軸は、排便回数(1日3回の観察で排便が観察された回数)(各群10例の平均値及び標準誤差)を示す。*は、対照群に比べて有意な差があることを示す。
化合物1の薬理学的に許容される塩としては、塩酸、臭化水素酸、硝酸、リン酸などの鉱酸との酸付加塩、ギ酸、酢酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、プロピオン酸、クエン酸、コハク酸、酒石酸、フマル酸、酪酸、シュウ酸、マロン酸、マレイン酸、乳酸、リンゴ酸、炭酸、グルタミン酸、アスパラギン酸、安息香酸、セバシン酸、パモ酸等の有機酸との酸付加塩等を挙げることができる。より好ましくは、化合物1のモノセバシン酸塩(化学名:ビス[3−(3−{4−[3−(β−D−グルコピラノシルオキシ)−5−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イルメチル]−3−メチルフェノキシ}プロピルアミノ)−2,2−ジメチルプロピオンアミド]・モノセバシン酸塩;以下、「化合物2」と略称する場合がある)、化合物1の1/2フマル酸塩二水和物(化学名:3−(3−{4−[3−(β−D−グルコピラノシルオキシ)−5−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イルメチル]−3−メチルフェノキシ}プロピルアミノ)−2,2−ジメチルプロピオンアミド・1/2フマル酸塩二水和物;以下、「化合物3」と略称する場合がある)等が挙げられる。
本発明の化合物1又はその薬理学的に許容される塩には、薬理学的に許容される溶媒(例えば、水、エタノール等)との溶媒和物も含まれる。
本発明の化合物1又はその薬理学的に許容される塩は、特許文献1〜3に記載された方法又はそれに準じた方法で製造することもできる。
本発明の化合物1は、適宜プロドラッグに変換して使用してもよい。例えば、化合物1のプロドラッグは、相当するハロゲン化物等のプロドラッグ化試薬を用いて、常法により、化合物1における水酸基、アミノ基及びピラゾール環上のアミノ基から選択される1以上の任意の基に、常法に従い適宜プロドラッグを構成する基を導入した後、所望に応じ、適宜常法に従い単離精製することにより製造することもできる。プロドラッグを構成する基としては、例えば、「医薬品の開発」(廣川書店、1990年)第7巻 p.163−198に記載の基が挙げられる。
本発明の医薬は、例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、細粒剤、ドライシロップ剤等の経口剤、液剤、軟膏剤、坐剤等の非経口剤等の種々の形態で投与することもできる。
本発明の医薬は、有効成分を適当な賦形剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、希釈剤、緩衝剤、等張化剤、防腐剤、湿潤剤、乳化剤、分散剤、安定化剤、溶解補助剤等の製剤担体と適宜混合又は希釈・溶解し、常法により種々の剤形のものを製造することもできる。
本発明の医薬は、便秘の治療のために用いられる他の薬剤と組み合わせて投与することもできる。他の薬剤としては、例えば、カルメロースナトリウム等の膨張性下剤、酸化マグネシウム等の浸透性下剤、ピコスルファートナトリウム水和物等の刺激性下剤、グリセリン等の浣腸液、炭酸水素ナトリウム・無水リン酸二水素ナトリウム等の坐剤、トリメブチンマレイン酸塩等の消化管運動調律剤、ルビプロストン等のクロライドチャネル活性化剤、リナクロチド等のグアニル酸シクラーゼ受容体作動薬、メチルナルトレキソン等のμオピオイド受容体拮抗薬、Elobixibat等の胆汁酸トランスポーター阻害剤、プルカロプリド等のセロトニン4受容体作動薬等を挙げることができる。
本発明の医薬と上記の薬剤を組み合わせて使用する場合、本発明は、単一の製剤としての同時投与、及び別個の製剤としての同一又は異なる投与経路による同時投与、及び別個の製剤としての同一又は異なる投与経路による間隔をずらした投与のいずれの投与形態も含む。
本発明の有効成分の投与量は、患者の体重、年齢、性別、疾患の程度等に応じて適宜定めればよい。成人に対する投与量は、経口投与の場合、例えば、0.1〜160mg/日、1〜60mg/日、2〜60mg/日、2〜40mg/日、2〜20mg/日又は2〜10mg/日の範囲で定めることもでき、1日投与量を1回、2回又は3回に分けて投与してもよい。
また、例えば、1mgを1日1回、1mgを1日2回、1mgを1日3回、2mgを1日1回、2mgを1日2回、2mgを1日3回、2.5mgを1日1回、2.5mgを1日2回、2.5mgを1日3回、5mgを1日1回、5mgを1日2回、5mgを1日3回、10mgを1日1回、10mgを1日2回、10mgを1日3回、15mgを1日1回、15mgを1日2回、15mgを1日3回、20mgを1日1回、20mgを1日2回、20mgを1日3回、40mgを1日1回、40mgを1日2回、80mgを1日1回又は80mgを1日2回投与することができる。
また、初回投与量を、例えば、1mg、2mg、2.5mg、5mg、10mg又は20mgから選択し、患者の感受性、疾患の程度等に応じて、その後漸増又は漸減することもできる。
非経口投与の場合、例えば、0.05〜80mg/日の範囲で定めることもできる。
本発明の医薬は、食前、食後又は食事とともに投与することもでき、食後投与が好ましい。
本発明において、機能性便秘は、便秘のうち、器質性便秘以外の便秘をいう。慢性特発性便秘症(CIC)は、機能性便秘のうち、症候性便秘及び薬物性便秘以外の便秘をいい、弛緩性便秘、痙攣性便秘及び直腸性便秘等が含まれる。
また、本発明において、慢性便秘症には、慢性の器質性便秘及び慢性の機能性便秘が含まれる。すなわち、慢性便秘症には、慢性特発性便秘症(CIC)、症候性便秘、薬物性便秘、便秘型過敏性腸症候群(IBS−C)及び慢性の器質性便秘が含まれる。
症候性便秘は、機能性便秘のうち、消化器疾患以外の疾患によって続発的に起こる便秘をいい、甲状腺機能低下症、褐色細胞腫、下垂体機能低下症、副甲状腺機能亢進症等の内分泌疾患、アミロイドーシス、尿毒症等の代謝性疾患、鉛中毒、ヒ素中毒等の中毒性疾患、パーキンソン病、脳血管障害、脳腫瘍、多発性硬化症等の神経疾患、強皮症等の膠原病、肛門周囲膿瘍等の肛門疾患等により起こる便秘が含まれる。
薬物性便秘は、機能性便秘のうち、薬物によって二次的に起こる便秘をいい、オピオイド等の腸運動抑制作用を有する薬剤や抗コリン作用を有する薬物等の投与により起こる便秘(例えば、オピオイド誘発性便秘)が含まれる。
便秘型過敏性腸症候群(IBS−C)は、消化管に器質的な変化が無く、腹痛・腹部不快感と便通異常を主体とする消化器症状が持続する便秘をいい、上記機能性便秘に含まれる。
機能性便秘の診断は、例えば、RomeIII診断基準に基づいて行うこともできる(非特許文献3、特にp.1486参照)。
IBS−Cの診断は、例えば、前記RomeIII診断基準に基づいて行うこともできる(非特許文献3、特にp.1481−1482参照)。
本発明の医薬は、便秘の症状(排便回数、残便感、いきみ、便形状、腹部膨満、腹部不快感等)の一又は二以上を改善することができる。
以下に、本発明を実施例にもとづいてさらに詳細に説明するが、本発明はその内容に限定されるものではない。
便秘モデルにおける改善効果1
1.投与液の調製方法
(1)被験物質の調製方法
化合物2を秤量し調製濃度が0.5, 1.5及び5 mg/mLとなるように蒸留水に溶解して調製した。
(2)対照物質の調製方法
ルビプロストン(TLC Pharma Chem)を秤量し調製濃度が0.05及び0.35 mg/mLとなるように0.5%メチルセルロースに懸濁して調製した。
(3)モデル作製用試薬の調製方法
ロペラミド塩酸塩(和光純薬工業株式会社)を動物ごとに0.3,0.5,1.0,2.0,4.0又は8.0mg/kgとなるように秤量し、ゼラチンカプセルへ充填した。
(4)混合炭水化物水溶液の調製方法
可溶性でんぷん:スクロース:ラクトース一水和物が6:3:1の割合になるように秤量し、調製量の8割程度の蒸留水を加えて加熱溶解した後、蒸留水を加えて0.4 g/mL混合炭水化物水溶液を調製した。
2.試験方法
(1)ロペラミド誘発イヌ便秘モデル
ゼラチンカプセルに充填したロペラミド塩酸塩を、イヌ(ビーグル、雄、13〜14ヶ月齢、10頭、北山ラベス株式会社)に経口投与した。投与量は0.3 mg/kgから漸増し、個体ごとに排便状況を評価して2.0, 4.0又は8.0 mg/kg に設定した。ロペラミド塩酸塩処置時の24時間糞便湿重量が無処置時(正常群)の24時間糞便湿重量と比較し顕著に低い動物(処置時の糞便量<(無処置時糞便量の平均値−2×標準偏差))を便秘モデル動物として試験に供した。
(2)実験操作
試験は完全クロスオーバー試験として実施した。各処置の間に5日間以上のウォッシュアウト期間を設け、糞便性状の回復を確認し、次の処置を実施した。
各処置の1日目及び2日目の午前9時前後にロペラミド塩酸塩を充填したゼラチンカプセルを経口投与した。
2日目の午後4時前後に注射筒及び経口カテーテルを用いて、化合物2(1mg/kg、3mg/kg又は10mg/kg)、ルビプロストン(0.1mg/kg又は0.7mg/kg)、又は蒸留水(2 mL/kg)を経口投与し、続けて0.4 g/mL混合炭水化物水溶液を50 mL/body経口投与した。投与17時間後、21時間後及び24時間後に糞便を観察し、投与後24時間の糞便を採取秤量し、糞便湿重量とした。排便回数は、各観察点において糞便が観察された場合、糞便量の多寡に関わらず1回排便があったと計測した。糞便はBristol Stool Form Scaleに準じて便性状を7段階で採点した。採取した糞便は十分乾燥させた後秤量し、糞便乾燥重量とした。
(3)データ処理
統計解析はBartlett法により分散の一様性の検定を行い、分散が一様の場合は、蒸留水を投与した群(対照群)と各投与群との間でDunnett法により多重比較を、分散が一様でない場合にはSteel型多重比較を行った。いずれも有意水準5%未満をもって有意な差があるとした。
3.結果
試験で得られた各データを統計学的に評価した。各群10例の投与後24時間の糞便湿重量、糞便乾燥重量及び排便回数の平均値を、表1〜表3及び図1に示す。化合物2及びルビプロストンは、いずれも糞便湿重量(表1)、乾燥重量(表2)及び排便回数(表3及び図1)を用量依存的に増加させ、それらの作用は化合物2の3 mg/kg以上、及びルビプロストン0.1 mg/kg以上の投与群において対照群に比べて有意に高かった。このとき、軟便及び下痢の増加は観察されなかった。
実施例1の結果から、便秘モデルにおいて、化合物2は糞便量及び排便回数の増加作用を有し、便秘の予防又は治療薬として有用であることが示唆された。
Figure 0006105546
Figure 0006105546
Figure 0006105546
便秘モデルにおける改善効果2
1.投与液の調製方法
(1)被験物質の調製方法
化合物2を秤量し調製濃度がフリー体として3, 10及び30 mg/mLとなるように蒸留水に溶解して調製した。
(2)対照物質の調製方法
ルビプロストン調製媒体として0.5%メチルセルロース(0.5%MC)を用いた。ルビプロストンを秤量し調製濃度が1, 3及び10 mg/mLとなるように0.5%MCに懸濁して調製した。
(3)陽性対照物質の調製方法
硫酸マグネシウム(MgSO)(和光純薬株式会社)を秤量し調製濃度が200 mg/mLとなるように蒸留水に溶解して調製した。
(4)混合炭水化物水溶液の調製方法
可溶性でんぷん:スクロース:ラクトース一水和物が6:3:1の割合になるように秤量し、調製量の8割程度の蒸留水を加えて加熱溶解した後、蒸留水を加えて0.4 g/mL混合炭水化物水溶液を調製した。
2.低繊維飼料
文献(Kakino et al. BMC Complementary and Alternative Medicine 2010, 10:68)に基づいて低繊維飼料を作製した。
3.試験方法
(1)低繊維飼料給餌ラット便秘モデル作製
ラットに低繊維飼料を1−2週間給餌し、便秘状態にした。24時間糞便重量について、通常餌給餌群(正常群)の24時間糞便重量と比較し顕著に低い動物(低繊維飼料給餌時糞便量<(通常餌給餌群糞便量の平均値−2×標準偏差))を便秘状態と判断し、さらに1週間低繊維飼料給餌を続けた動物を慢性便秘モデルとして試験に供した。
(3)実験操作
午前9時前後に1mL注射筒及び胃ゾンデを用いて、化合物2(フリー体として3mg/kg、10mg/kg又は30mg/kg)、ルビプロストン(1mg/kg、3mg/kg又は10mg/kg)、MgSO(2000mg/kg)又は媒体(蒸留水:対照群1、0.5%MC:対照群2)を経口投与した。対照群1及び化合物2投与群では、続けて0.4 g/mL混合炭水化物水溶液を2 mL/body経口投与した。通常餌給餌群には、蒸留水を投与した。試験群と例数を表4に示す。
投与4, 8, 12及び24時間後に糞便を観察し、糞便を採取秤量し糞便重量とした。各採取時間における糞便重量を合計したものを投与後24時間の糞便重量とした。
Figure 0006105546
(4)データ処理
統計解析はBartlett法により分散の一様性の検定を行い、分散が一様の場合は対照群1と化合物2、又は対照群2とルビプロストン投与群との間でそれぞれDunnett法により多重比較を、分散が一様でない場合にはSteel型多重比較を行った。いずれも有意水準5%未満をもって有意な差があるとした。
4.結果
通常餌給餌群(i)、化合物2及び硫酸マグネシウム投与試験(ii)及びルビプロストン投与試験(iii)で得られたデータを複合し集計した結果を表5に示す。
化合物2及びルビプロストンは、いずれも投与後24時間糞便重量を用量依存的に増加させ、それらの作用は化合物2の10 mg/kg以上及びルビプロストン10 mg/kg投与群において各対照群と比較して有意であった。陽性対照であるMgSO投与群でも糞便重量の増加が確認された。また、化合物2の10 mg/kg以上、ルビプロストン3 mg/kg以上及びMgSO投与群で水様便が認められた。
実施例2の結果から、便秘モデルにおいて、化合物2は糞便量の増加作用を有し、便秘の予防又は治療薬として有用であることが示唆された。
Figure 0006105546
健康成人男性を対象とした単回投与試験
1.試験方法
健康成人男性を対象として、化合物2の2,5,10,20,40,80,160mg(フリー体換算値)又はプラセボを朝食直前に単回経口投与した。化合物2の投与には、フリー体換算で1,5又は10mg含有する錠剤を用いた。検査期間は、投与から投与48時間後退院までとした。医師の診察の際、排便回数を調査し、便形状と所見から異常所見(下痢又は軟便)と判断した場合を有害事象(胃腸障害)とした。
2.結果
化合物2投与群で排便回数が増加し(表6)、80mg群及び160mg群の多くの被験者で便形状がBristol Stool Form ScaleのType6又はType7と判定された。すなわち、化合物2は、ヒトにおいても便を軟化させ、排便回数を増加させることが示された。表7に胃腸障害として記録された腹部膨満、腹痛及び下痢の発現例数を示すが、程度は、いずれも軽度であった。
Figure 0006105546
Figure 0006105546
健康成人男性を対象とした反復投与試験
1.試験方法
健康成人男性を対象に、化合物2の2,5,10,20mg(フリー体換算値)、プラセボ又はミグリトール50mgを、投与1日目および投与13日目は1日1回朝食直前、投与3日目〜投与12日目は1日3回毎食直前に反復経口投与した。化合物2の投与には、フリー体換算で1,5又は10mg含有する錠剤を用いた。投与1日目から投与15日目を検査期間とした。医師の診察の際、排便回数を調査し、便形状と所見から異常所見(下痢又は軟便)と判断した場合を有害事象(胃腸障害)とした。なお、表8の排便回数は、15日間の1日あたりの平均値(回/日)を表す。
2.結果
投与量の増加に伴って、Bristol Stool Form ScaleのType6又はType7の排便を有する被験者数及び回数の増加傾向がみられた。表9に胃腸障害として記録された下痢及び腹痛の発現例数を示すが、いずれも軽度であり、処置なく消失又は回復した。
Figure 0006105546
Figure 0006105546
慢性便秘症患者を対象とした臨床試験
1.試験方法
慢性便秘症患者79例を対象に、2週間の経過観察後、化合物2又はプラセボを食後に4週間経口投与した。RomeIIIにおける機能性便秘の診断基準を参考に、長期に亘り一定症状を有する便秘患者を対象として選択した。
各投与群は、以下のとおりである。
2mg TID群:化合物2を2mg 1日3回投与
(朝食後、昼食後、夕食後)
20mg QD群:化合物2を20mg 1日1回投与
(朝食後)
20mg BID群:化合物2を20mg 1日2回投与
(朝食後、夕食後)
20mg TID群:化合物2を20mg 1日3回投与
(朝食後、昼食後、夕食後)
プラセボ群 :プラセボ、1日3回投与
(朝食後、昼食後、夕食後)
化合物2の投与には、化合物2をフリー体換算で、1mg又は10mg含有する錠剤を用いた。
日常生活に支障がある自発排便回数の増加又は便形状の軟化により、1回2錠での投与継続が困難であると被験者より訴えがあった場合は、医師の判断により、1又は2週来院時に1回1錠に減量し、投与を継続した。
2.評価項目
自発排便回数、快便回数(残便感の無い自発排便回数)、初回投与24時間以内に排便した患者の割合、初回投与48時間以内に排便した患者の割合、初回自発排便回数までの時間、便形状(Bristol Stool Form Scale)等を評価した。
3.結果
(1)被験者1
化合物2を2mg 1日3回投与(2mg TID群)した被験者1において、観察期、投与1週、2週、3週及び4週の、週あたりの自発排便回数は、それぞれ、1.1、7.0、7.0、11.0及び10.5(回/週)を示した。
また、被験者1において、観察期、投与1週、2週、3週及び4週の、Bristol Stool Form Scaleは、それぞれ、1.5、3.7、3.7、4.1及び3.8(平均/週)を示した。
なお、初回排便までの時間は、5時間20分であった。
(2)被験者2
化合物2を20mg 1日1回投与(20mg QD群)した被験者2において、観察期、投与1週、2週及び3週の、週あたりの自発排便回数は、それぞれ、1.8、12.0、13.0及び8.0(回/週)を示した。
また、被験者2において、観察期、投与1週、2週及び3週の、Bristol Stool Form Scaleは、それぞれ、3.0、4.6、4.0及び3.4(平均/週)を示した。
なお、初回排便までの時間は、24時間20分であった。
(3)被験者3
化合物2を20mg 1日2回投与(20mg BID群)から、投与1週経過時に、化合物2を10mg 1日2回投与に減量した被験者3において、観察期、投与1週、2週、3週及び4週の、週あたりの自発排便回数は、それぞれ、2.2、21.0、6.0、6.0及び5.0(回/週)を示した。
また、被験者3において、観察期、投与1週、2週、3週及び4週の、Bristol Stool Form Scaleは、それぞれ2.0、5.9、4.0、4.3及び4.2(平均/週)を示した。
なお、初回排便までの時間は、1時間20分であった。
実施例5の結果から、慢性便秘症患者において、化合物2は自発排便を促進し、便形状を改善する効果を有し、慢性便秘症の治療薬として有用であることが示された。なお、化合物2の投与群において、低血糖を発現した例は、認められなかった。
本発明の医薬は、便秘の予防又は治療薬として極めて有用である。

Claims (6)

  1. 1日用量として、2〜20mgの3−(3−{4−[3−(β−D−グルコピラノシルオキシ)−5−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イルメチル]−3−メチルフェノキシ}プロピルアミノ)−2,2−ジメチルプロピオンアミド又はフリー体換算値として2〜20mgのその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する便秘の予防又は治療用医薬。
  2. フリー体換算値として2〜20mgのビス[3−(3−{4−[3−(β−D−グルコピラノシルオキシ)−5−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イルメチル]−3−メチルフェノキシ}プロピルアミノ)−2,2−ジメチルプロピオンアミド]・モノセバシン酸塩を有効成分として含有する請求項1記載の医薬。
  3. 1日1回投与することを特徴とする、請求項1又は2記載の医薬。
  4. 便秘が機能性便秘である、請求項1〜3のいずれかに記載の医薬。
  5. 機能性便秘が慢性特発性便秘症である、請求項記載の医薬。
  6. 機能性便秘が薬物性便秘である、請求項記載の医薬。
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