JP6105297B2 - 消費電力量推定装置、消費電力量推定方法、経路探索システム、及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
経路探索装置は、電気自動車のために経路探索を行う場合、バッテリの充電状況を考慮し、目的地まで到達可能であるか否かについて判定する必要がある。
したがって、取得した消費電力量(消費電力の実測値)を、その道路区間を走行するために要する消費電力量としてそのまま適用し、その情報を経路探索装置に蓄積させた場合、例えばエアコンを使用しないでその道路区間を走行する電気自動車にとっては、有効な情報であるとは言えない。
また、例えば、電気自動車の走行状態が等速走行状態である場合、走行用モータによる消費電力量は、ほぼ定数であると考えられる。このため、等速走行状態における総消費電力量情報が示す所定時間毎の総消費電力量は、前記定数と、その所定時間における補機の稼働によるバッテリの消費電力量との和となることから、補機の稼働によるバッテリの消費電力量を求めることができる。
これにより、処理部は、演算処理を行うことにより補機の消費電力量を求めることが可能となる。
この場合、消費電力量推定装置は多くのプローブ情報を収集することができる。このため、補機の稼働によるバッテリの消費電力量を求めために、これら多くのプローブ情報から取得した多くの情報を用いることが可能となる。
そして、経路探索部は、この取得された消費電力量に基づいて生成されたデータベース、及び、電気自動車から取得されたバッテリの情報を用いて、この電気自動車のために、補機の稼働状態を考慮した経路探索が可能となる。例えば、補機を作動させた場合に到達できる地点までの経路や、補機を作動させない場合に到達できる地点までの経路を、探索することが可能となる。
道路区間毎に道路の特性(例えば、路面の勾配等)が異なることから、道路区間毎に補機の稼働によるバッテリの消費電力量を求め、これを用いて前記データベースを生成することにより、経路探索部による経路探索処理にとって有用なデータベースとすることができる。
本発明によれば、前記(1)に記載の消費電力量推定装置と同様の作用効果を奏することができる。
本発明によれば、前記(1)に記載の消費電力量推定装置と同様の作用効果を奏することができる。
また、本発明の経路探索システムによれば、この取得された消費電力量を用いて、電気自動車のための経路探索が可能となる。
〔1. 経路探索システムについて〕
図1は、交通情報システムの一部を示すブロック図である。この交通情報システムには、車両2、車両2に搭載されている車載装置3、車載装置3と無線通信する路側通信装置4、及び、路側通信装置4と通信可能なサーバ装置5が含まれる。
車載装置3は、車両2に固定された装置以外に、例えばドライバ(搭乗者)が携帯しているスマートフォン等の携帯端末であってもよい。車載装置3が携帯端末の場合、路側通信装置4は、この携帯端末と無線通信を行う基地局装置となる。
路側通信装置4は、各地域の道路等に多数設置されている。各路側通信装置4は、通信機能を備えており、車載装置3と無線通信可能であり、また、有線(又は無線)によりサーバ装置5と通信可能である。
補機には、例えば、空調設備(以下、エアコンという)、ヘッドライト、ワイパー、デフォッガー等が含まれる。これら各補機は、走行用モータ10と同じバッテリ7から電力の供給を受け稼働する電気機器である。本実施形態では、車両2に、3つの補機41,42,43が搭載されている。これら補機41,42,43それぞれには、識別番号として補機IDが付されている。これら補機41,42,43の補機IDをそれぞれ、ID1,ID2,ID3とする。
車載装置3は、ドライバ(搭乗者)の操作により各種の情報を入力可能でかつドライバに対して情報を出力可能である入出力部3aと、現在位置の情報を取得可能な測位部3bとを有している。
本実施形態では、サーバ装置5が車両2のための経路探索を行う機能を備えており、前記目的地情報を含む前記送信情報は、サーバ装置5に対する経路の探索要求信号となる。
測位部3bは、例えばGPS機能を有した測位装置からなり、現在位置の情報を取得する。取得した現在位置の情報はプローブ情報に含められ、サーバ装置5へ送信される。
車載装置3は、プローブ情報を周期的に(数秒毎に)生成して送信する。プローブ情報には、図2に示すように、車種コード、車両ID、年月日及び時刻の情報、リンクID、速度[km/時間]、乗車人数[人]、総消費電力量[kWh]、バッテリ7の充電率[%]及び残量[kWh]、走行用モータ10以外の補機の稼働状態を示す補機情報[オン又はオフ]が含められる。
車両IDは、車体毎に付与された識別情報である。
年月日及び時刻の情報は、周期的に生成される各プローブ情報が生成された年月日及び時刻を示す情報である(なお、図2では、月日のみ表示している)。
リンクIDは、プローブ情報の生成時点で走行していた道路区間の識別情報であり、測位部3bが測位して得た位置情報に基づいて設定される。本実施形態では、前記道路区間は道路リンクであるが、特に限定されるものではない。なお、このリンクIDについては、位置情報を含むプローブ情報を取得したサーバ装置5が設定してもよい。
乗車人数は、車両2の乗車人数であり、例えば、シートベルトの装着状態の情報を電子制御ユニット(ECU)6が監視し、この情報を、電子制御ユニット6を通じて車載装置3は取得することができる。
総消費電力量は、プローブ情報の生成周期(又は送信周期)毎のバッテリ7の総消費電力量[kWh]であり、この生成周期間で走行用モータ10及び全ての補機41,42,43が消費したバッテリ7の電力量である。この値は、バッテリ7に付属のバッテリ管理装置によって計測される。
バッテリ7の充電率[%]及びバッテリ7の残量(残りの充電量)[kWh]は、バッテリ7に付属のバッテリ管理装置(計測器)が計測して得た値であり、プローブ情報の生成時点における値である。
補機情報は、プローブ情報の生成時点における補機41,42,43それぞれの稼働(オン)又は非稼働(オフ)の稼働状態を示す情報であり、この情報を、電子制御ユニット6を通じて車載装置3は取得することができる。
〔2.1 全体構成〕
図1において、サーバ装置5は、ハードディスク等からなる記憶装置15と、路側通信装置4と通信を行うための通信インタフェースからなる通信装置16と、演算処理を行う機能を有する演算処理装置17とを備えている。通信装置16は、車載装置3から送信されたプローブ情報を受信し、プローブ情報に含まれている各種の情報を演算処理装置17へ与える。
経路探索部20は、車載装置3から送信された前記探索要求信号に基づいて、その車載装置3を搭載している車両2のための経路(推奨経路や到達可能な経路範囲等)を探索する。
電気自動車である車両2(車載装置3)それぞれは、バッテリ7の情報をプローブ情報に含めて送信する。本実施形態における前記バッテリ7の情報は、バッテリ7の充電率[%]及び残量[kWh]である。このプローブ情報をサーバ装置5の通信装置16が受信すると、経路探索部20は、記憶装置15が有しているデータベース、及び、この車両2から取得された前記バッテリ7の情報を用いて、この車両2のための経路を探索する処理を行う。なお、記憶装置15には、この経路探索のために用いられる各種のデータベースが設けられている。
このように、推定部21によって推定された補機41,42,43によるバッテリ7の消費電力量に基づいて、データベース50が生成される。
以下、 経路探索部20及び推定部21の機能について、さらに説明する。
経路探索部20は、第1の地点(例えば出発地又は現在地)から第2の地点(例えば目的地)まで車両2が走行すべき経路を、道路リンクのリンクコストを用いて所定の探索アルゴリズムに従って探索する機能を有している。探索アルゴリズムは、様々なアルゴリズムを採用可能であるが、本実施形態はダイクストラ法である。経路探索部20は、道路リンクのリンクコストの総和が小さくなる(最小となる)経路を探すシミュレーションを行う。リンクコストを旅行時間とすることにより、第1の地点から第2の地点まで、できるだけ旅行時間が短くなる経路が探索される。なお、各道路リンクのリンクコストは、記憶装置15が有するリンク情報用のデータベース51に蓄積されており、経路探索部20は、このデータベース51を参照して、経路探索を行う。
つまり、経路探索部20は、経路探索を行う際、道路リンクの起点(ノード)におけるバッテリ7の残量(残り電力量)から、その道路リンクを走行することにより消費される電力量を差し引いた、残り電力量を算出する。そして、算出した残り電力量が所定の値(例えば充電率に換算して20%)以上であることを条件として、次の道路リンクを探索し続け、第2の地点までの経路探索を行う。算出した残り電力量が所定の値未満になると、航続不可能と判定される。
消費電力情報用のデータベース50を生成する処理について説明する。
各道路リンクを実際に走行することで消費した電力量(消費電力の実測値)の計測が電気自動車である車両2により行われると、その車両2の車載装置3は、その電力量(消費電力の実測値)の情報を生成し、この生成した情報をプローブ情報に含めて、サーバ装置5へ送信する。そして、サーバ装置5の通信装置16が、この情報を受信すると推定部21へ与え、推定部21は、道路リンク(リンクID)毎に、その道路リンクを実際に走行することで消費した電力量(消費電力の実測値)の情報を用いて、以下のとおり、データベース化する処理を行う。
前記のとおり、電気自動車である車両2が送信するプローブ情報には、図2に示すように、車種コード、車両ID、プローブ情報が生成された年月日及び時刻、リンクID、速度(平均速度)、補機41,42,43それぞれの稼働(オン)又は非稼働(オフ)の稼働状態を示す補機情報、バッテリ7の総消費電力量を示す総消費電力量情報、バッテリの充電率、及び、バッテリの残量の情報が含まれている。
このデータ群は、所定時間毎(図4では5秒毎)に区分された複数の情報から構成されている。そしてプローブ情報に含まれる時刻情報が示す時刻が含まれる時間帯の各項目に、そのプローブ情報に含まれる各種情報が蓄積される。
なお、図4中の加速度については、プローブ情報に含まれている速度の時間変化に基づいて取得部22が算出する。また、所定時間(図4では5秒)は、プローブ情報の生成周期と同じ時間であってもよい。
つまり、図5に示すように、例えば、プローブ情報に含まれている速度情報が示す速度の値がゼロである場合、取得部22は、そのプローブ情報の生成時、車両2は停止状態にあると判定することができ、この場合、停止状態であることを示す走行情報を生成する。つまり、走行情報として、そのプローブ情報が含まれている時間帯に「停止データ」のフラグを立てる。なお、走行情報は、これ以外であってもよく、走行状態を示す情報であればよく、単純に速度の情報や加速度の情報であってもよい。例えば、速度がゼロであれば走行状態は停止状態であるとすることができる。
プローブ情報に含まれている補機情報(I2)は、そのプローブ情報の生成時における補機41,42,43のオン又はオフ(稼働状態)を示す情報であることから、処理部23は、この補機情報(I2)に基づいて、プローブ情報の生成時に補機41,42,43それぞれが稼働しているか否かを判定することができる。
つまり、本実施形態では、走行状態が停止状態であるため、前記式(2)は次の式(3)となる。
[数4]
P=p1×X1+p2×X2+p3×X3 ・・・(4)
0.015(kWh)=p1×1+p2×0+p3×0
=p1 ・・・(5)
0.023(kWh)=p1×1+p2×0+p3×1
=p1+p3 ・・・(6)
0.033(kWh)=p1×1+p2×1+p3×1
=p1+p2+p3 ・・・(7)
(等速走行状態における走行用モータ10の消費電力量)
=(総消費電力量)−(停止状態における補機の個別消費電力量)
このため、補機41,42,43毎に計測器を設置しなくても、補機41,42,43によるバッテリ7の消費電力量を取得することが可能となる。
経路探索部20は、前記のとおり、電気自動車から取得されたバッテリ7の情報を用い、そして、前記データベース50を参照することにより、道路リンク毎の情報を用いた経路探索を行う。例えば、経路探索部20は、電気自動車から取得されたバッテリ7の情報を用い、そして、前記データベース50を参照することにより、走行用モータ10及び補機41,42,43によって消費される電力量を考慮しながら、この電気自動車のための経路探索を行う。
本実施形態では、図7に示すように、処理部23は、演算により求められた補機41,42,43の稼働によるバッテリ7の消費電力量を、電気自動車の車種毎に区分して取得している。例えば、図7のデータ群に示すように、所定時間毎の各情報は、電気自動車の車種別(車種コード別)に並べられている。車両IDが「3」と「1」の電気自動車は、車種が同じ(車種コードが「1」)であるが、車両IDが「5」の電気自動車は、車種が異なる(車種コードが「12」)。このように、データ群は、電気自動車の車種別に並べられている。
そして、ある電気自動車(例えば車両IDが「3」)が送信したプローブ情報に基づいて、消費電力量推定部21が、補機41,42,43の稼働によるバッテリの消費電力量を求め、データベース50が構成された場合であっても、この求めた結果を用いたサービスを、他の電気自動車(例えば車両IDが「1」)にも提供することが可能となる。
つまり、他の電気自動車(車両IDが「1」)は、電気自動車(車両IDが「3」)が送信したプローブ情報に基づいて求められた結果を用いたサービスを受けることが可能となり、また、電気自動車(車両IDが「3」)は、他の電気自動車(車両IDが「1」)が送信したプローブ情報に基づいて求められた結果を用いたサービスを受けることが可能となる。
例えば、エアコンは、冷房と暖房との双方に用いられるが、一般的に冷房と暖房とで消費電力が異なる。電気自動車では、エアコンを冷房機として用いる場合よりも、暖房機として用いる場合の方が消費電力は大きくなる。そこで、冷房機として機能するエアコンに一つの補機IDを与え、暖房機として機能するエアコンに他の補機IDを付与する。そして、車載装置3はエアコンの使用態様に応じて補機情報を生成する。
つまり、前記実施形態では、消費電力量推定部21を、サーバ装置5が備えている場合について説明したが、電気自動車(車載装置3)が備えていてもよい。また、経路探索部20についても、サーバ装置5ではなく、電気自動車(車載装置3)が備えていてもよい。
しかし、経路探索部20が経路探索を行うためには、道路リンクのリンクコストの情報、道路地図の情報、各道路リンクの勾配等を示す情報等を用いるが、リンクコストの情報は、更新される可能性があり、また、道路地図の情報、各道路リンクの勾配等を示す情報は、非常に情報量が多くなる。このため、本実施形態のように経路探索部20は、サーバ装置5が備えているのが好ましい。そして、これに伴って、この経路探索部20が用いる消費電力情報用のデータベース50を生成するための消費電力量推定部21も、サーバ装置5が備えているのが好ましい。
10:走行用モータ 15:記憶装置(記憶部) 20:経路探索部
21:消費電力量推定部(消費電力量推定装置) 22:取得部 23:処理部
41,42,43:補機 50:消費電力情報用のデータベース
I1:総消費電力量情報 I2:補機情報 I3:走行情報
Claims (9)
- バッテリの電力により走行用モータを駆動させて走行する電気自動車から取得される情報に基づいて、電気自動車に搭載されている走行用モータ以外の補機による前記バッテリの消費電力量を推定する装置であって、
所定時間毎の前記バッテリの総消費電力量を示す総消費電力量情報、当該所定時間毎の前記補機の稼働状態を示す補機情報、及び、当該所定時間毎の電気自動車の少なくとも停止状態を含む走行状態を示す走行情報を取得する取得部と、
前記総消費電力量情報及び前記補機情報の中から、前記走行情報に基づいて抽出した停止状態における総消費電力量情報及び補機情報を用いて、前記補機の稼働による前記バッテリの消費電力量を求める処理部と、
を備え、
前記処理部は、前記走行情報に基づいて抽出した停止状態における前記総消費電力量情報が示す所定時間毎の総消費電力量を、当該所定時間における前記補機の稼働による前記バッテリの消費電力量として求める、消費電力量推定装置。 - 前記電気自動車に複数台の前記補機が搭載されており、
前記処理部は、前記総消費電力量情報が示す総消費電力量と、前記補機情報に基づいて稼働していると判定された補機の消費電力量の合計との関係により、各補機による前記バッテリの消費電力量を求める請求項1に記載の消費電力量推定装置。 - 前記処理部は、前記総消費電力量情報及び前記補機情報それぞれが示す所定時間毎の値を下記の式に適用した演算を行う請求項2に記載の消費電力量推定装置。
- 前記取得部は、複数の電気自動車が送信するプローブ情報から、前記総消費電力量情報、前記補機情報及び前記走行情報を取得する請求項1〜3のいずれか一項に記載の消費電力量推定装置。
- バッテリの電力により走行用モータを駆動させて走行する電気自動車のための経路を探索する経路探索システムであって、
電気自動車から取得される情報に基づいて、電気自動車に搭載されている走行用モータ以外の補機による前記バッテリの消費電力量を推定する消費電力量推定部と、
この推定された補機によるバッテリの消費電力量に基づいて生成されたデータベースを有している記憶部と、
前記データベース、及び、電気自動車から取得されたバッテリの情報を用いて、当該電気自動車のための経路を探索する経路探索部と、
を備え、
前記消費電力量推定部は、
所定時間毎の前記バッテリの総消費電力量を示す総消費電力量情報、当該所定時間毎の前記補機の稼働状態を示す補機情報、及び、当該所定時間毎の電気自動車の少なくとも停止状態を含む走行状態を示す走行情報を取得する取得部と、
前記総消費電力量情報及び前記補機情報の中から、前記走行情報に基づいて抽出した停止状態における総消費電力量情報及び補機情報を用いて、前記補機の稼働による前記バッテリの消費電力量を求める処理部と、
を有し、
前記処理部は、前記走行情報に基づいて抽出した停止状態における前記総消費電力量情報が示す所定時間毎の総消費電力量を、当該所定時間における前記補機の稼働による前記バッテリの消費電力量として求める、経路探索システム。 - 前記取得部は、道路区間毎に区分して、前記総消費電力量情報、前記補機情報、及び、前記走行情報を取得し、
前記処理部は、道路区間毎に、前記補機の稼働による前記バッテリの消費電力量を求める請求項5に記載の経路探索システム。 - 前記処理部は、求められた前記補機の稼働による前記バッテリの消費電力量を、電気自動車の車種毎に区分する請求項6に記載の経路探索システム。
- バッテリの電力により走行用モータを駆動させて走行する電気自動車から取得される情報に基づいて、電気自動車に搭載されている走行用モータ以外の補機による前記バッテリの消費電力量を、消費電力量推定装置が推定する方法であって、
所定時間毎の前記バッテリの総消費電力量を示す総消費電力量情報、当該所定時間毎の前記補機の稼働状態を示す補機情報、及び、当該所定時間毎の電気自動車の少なくとも停止状態を含む走行状態を示す走行情報を取得し、
前記総消費電力量情報及び前記補機情報の中から、前記走行情報に基づいて抽出した停止状態における総消費電力量情報及び補機情報を用いて、当該抽出した停止状態における総消費電力量情報が示す所定時間毎の総消費電力量を、当該所定時間における前記補機の稼働による前記バッテリの消費電力量として求める、消費電力量推定方法。 - バッテリの電力により走行用モータを駆動させて走行する電気自動車から取得される情報に基づいて、電気自動車に搭載されている走行用モータ以外の補機による前記バッテリの消費電力量を推定する消費電力量推定装置として、コンピュータを機能させるコンピュータプログラムであって、
前記消費電力量推定装置は、
所定時間毎の前記バッテリの総消費電力量を示す総消費電力量情報、当該所定時間毎の前記補機の稼働状態を示す補機情報、及び、当該所定時間毎の電気自動車の少なくとも停止状態を含む走行状態を示す走行情報を取得し、
前記総消費電力量情報及び前記補機情報の中から、前記走行情報に基づいて抽出した停止状態における総消費電力量情報及び補機情報を用いて、当該抽出した停止状態における総消費電力量情報が示す所定時間毎の総消費電力量を、当該所定時間における前記補機の稼働による前記バッテリの消費電力量として求める、コンピュータプログラム。
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