JP6104721B2 - 圧電センサおよび圧力検出装置 - Google Patents
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Description
撓ませ部材は、圧電シートに荷重が与えられたとき、圧電シートを撓ませて、前記圧電シートに第1主面側を凸とする凸部と、第1主面側を凹とする凹部を形成する。
また、第1電極と第2電極は、圧電シートの凸部または凹部の少なくともいずれか一方に積層されている。
そうすると、圧電シートを直接撓ませるため、圧電シートにより大きな応力を加えることができる。
そうすると、圧電シートの複数の位置に荷重が与えられたとき、複数の位置情報を検出できる。
そうすると、第1電極の透明性が高くなるので、液晶や有機ELなどの表示装置の上に圧電センサを配置できる。
そうすると、第2電極の透明性が高くなるので、液晶や有機ELなどの表示装置の上に圧電センサを配置できる。
そうすると、圧電シートの柔軟性が大きくなるので、圧電センサの耐屈曲性が向上する。その結果、上記圧電センサをR曲面などに配置できる。
そうすると、圧電シートの透明性が高くなるので、液晶や有機ELなどの表示装置の上に圧電センサを配置できる。
(1)圧力検出装置の全体構造
図1、図2を用いて、本発明の第1実施形態に係る圧力検出装置の全体構造を説明する。図1は圧力検出装置の概略図である。図2は圧電センサのA-A’断面図である。
図1に示すように、圧力検出装置1は、圧電センサ10と、検出部20と、制御部30を有している。圧電センサ10は、与えられた荷重に応じて電荷を発生させる装置である。検出部20は、圧電センサ10で発生した電荷を検出する装置である。制御部30は、圧電センサ10に設置されたスイッチSを制御する装置である。以下で、圧力検出装置1の構成を詳細に説明する。
図2に示すように、圧電センサ10は、圧電シート11と、第1電極12と、第2電極13と、撓ませ部材14と、基板15と、接着部材16からなる。第1電極12は、圧電シートの二つの面のうち、荷重が与えられる部位に近い面(以下、第1主面)に配置され、第2電極13は、圧電シート11の第1主面とは反対側の第2主面に配置されている。撓ませ部材14は、圧電シート11の第2主面の周縁部に枠状に配置されている。なお、第1電極12と第2電極13は、圧電センサ10の断面視において、圧電シート11の周縁部から撓ませ部材14をオーバーラップして、圧電シート11の中央付近にまで配置されている。
圧電シート11を構成する材料としては、無機圧電材料や有機圧電材料が挙げられる。
第1電極12、第2電極13は、導電性を有する材料により構成できる。導電性を有する材料としては、インジウム−スズ酸化物(Indium−Tin−Oxide、ITO)、スズ−亜鉛酸化物(Tin−Zinc−Oxide、TZO)などのような透明導電酸化物、ポリエチレンジオキシチオフェン(Polyethylenedioxythiophene、PEDOT)などの導電性高分子、などを用いることができる。この場合、上記の電極は、蒸着やスクリーン印刷などを用いて形成できる。
撓ませ部材14は、圧電シート11の第2主面に配置され圧電シート11に荷重が与えられたとき、圧電シート11を撓ませて圧電シート11に凸面と凹面を形成する部材である。撓ませ部材14を構成する材料としては、剛性を有し他の基材と圧電センサ10を接着する材料が挙げられる。
接着材料としては、両面テープやクッション素材、または両面テープとクッション素材を組合せたものを用いることができる。両面テープを構成する材料をしては、アクリル系樹脂やシリコーン系樹脂などを挙げることができる。クッション素材としては、発泡性ポリウレタンやポリエチレンなどの樹脂を挙げることができる。
基板15は、圧電センサ10を保護するための部材である。基板15の材料としては、有機材料、無機材料、有機−無機ハイブリッド材料が挙げられる。有機材料としては、アクリル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレートを挙げることができる。無機材料としては、ガラス板などが挙げられる。有機−無機ハイブリッド材料としては、樹脂の中にガラス繊維を含有させた材料を挙げることができる。
接着材料16は、圧電層11と基板15を接着する部材である。接着材料16を構成する材料としては、アクリルやシリコンなどの粘着剤や、UV硬化の接着材などを挙げることができる。
図1に示すように、第1電極12は検出部20と接続されている。図示しないが、第2電極13はアースされている。上記のように構成すると、検出部20は、圧電シート11が押圧されたときに、圧電シート11で発生する電荷を検出できる。なお、検出部20は、ADコンバータなどの検出機器を用いることができる。
制御部30は、第1電極12と検出部20を接続するスイッチSに接続されている。制御部30は、上記スイッチSについて、ON-OFFの切替信号を出力できる機能を備えている。
第1実施態様では、撓ませ部材14は、圧電シート11の周縁部に枠状に配置されていた。第1電極12と第2電極13は、圧電シート11のコーナー部に配置され、第1電極12と第2電極13は、断面視において、圧電シート11の周縁部から撓ませ部材14をオーバーラップして圧電シート11の中央付近にまで配置されていた。しかし、第1電極12と第2電極13は、圧電シート11の断面視において、撓ませ部材14より圧電シート11の中央部付近に配置されてる限りにおいては、上記態様に限定されない。
第1実施形態,第2実施形態では、圧電シート11の断面視において、第1電極12や第2電極13は、圧電シート11の周縁部から撓ませ部材14をオーバーラップし圧電シート11の中央部付近にかけて配置されていた。しかし、第1電極12と第2電極13が配置される場所は、圧電シート11が撓んだとき、第1主面側を凸とする凸部を形成する面(圧電シートに圧縮応力がかかる面)に配置されていれば、上記に限定されない。
下記で、第1電極12と第2電極13の他の配置場所について説明する。
第1〜3実施態様では、第1電極12と第2電極13は、圧電シート11に荷重がかかったときに、撓ませ部材14と荷重によって形成される圧電シート11の凸部上に配置されていた。しかし、図6に示すように、第1電極12と第2電極13は、圧電シート11に荷重がかかったときに、撓ませ部材14によって形成される圧電シート11の凹部上に配置されていてもよい。
圧電シート11は、活性圧電部110と不活性圧電部111を備えていてもよい。
上記では、与えられた荷重の位置と量を圧電センサ10で検出する例を示した。しかし、図9に示すように、圧電センサ10の上にタッチパネル50を積層することで、与えられた荷重の位置と量を検出してもよい。
圧電センサ10の上にタッチパネル50を積層することにより、与えられた荷重が圧電センサ10で検出できないほど小さい場合(フェザータッチの場合)でも、タッチパネル50を用いて与えられた荷重の位置を検出できる。
10:圧電センサ
11:圧電シート
12:第1電極
13:第2電極
13a :第1圧電シート
13b:第2圧電シート
14:撓ませ部材
20:検出部
30:制御部
50:タッチパネル
110:活性圧電部
111:不活性圧電部
S:スイッチ
Claims (1)
- 可撓性を有し1又は複数箇所に指で荷重が与えられたときに荷重がかかった箇所に電荷を発生する矩形状の圧電シートと、
前記圧電シートの第1主面に配置される第1電極と、
前記第1電極と前記圧電シートを介して重なるように前記圧電シートの前記第1主面とは反対側の第2主面に配置されアースされている第2電極と、
前記圧電シートの前記第2主面の周縁部に枠状に配置される撓ませ部材と、を備える一つの圧電センサと、
前記第1電極と接続されている検出部と、
制御部と、を有している圧力検出装置であって、
前記撓ませ部材は、前記圧電シートに荷重が与えられたとき前記圧電シートに前記第1主面を凸とする凸部と、前記第1主面を凹とする凹部を形成し、
前記第1電極と第2電極は、前記圧電シートの前記凸部で、かつ各コーナー部に配置されているマルチフォース検出用の圧力検出装置。
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