JP6104026B2 - プリント装置およびプリント方法 - Google Patents

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本発明は連続シートに複数の画像をプリントしてページごとにシートを切断するプリント装置およびプリント方法に関する。
連続シートに複数の画像を順次プリントし画像(ページ)ごとにシートを切断するプリント装置が提供されている。このようなプリント装置において、連続シートの搬送状態は、プリント装置の個体差やシートの種類や幅、使用環境などに影響を受けるので、単位時間に対する連続シートの搬送距離にはどうしてもある程度の誤差が含まれる。このため、連続シートが画像の途中で切断されない様、画像と画像の間に切断位置を示すカットマークを形成した非画像領域を設け、検出器がカットマークを検出したタイミングに基づいて、カッタで連続紙を切断する方法が有用されている。
しかしながら、このようなカットマークを検出するために、検出器が連続シートの全領域にわたって読み取り動作を行っていると、カットマークと類似した画像中のパターンもカットマークと判断し、画像の途中で連続紙を切断してしまうおそれが生じる。
このような問題に対し、特許文献1には、カットマークがプリントされている非画像領域に対してのみ、検出器による読み取り動作を行う方法が開示されている。そして、連続シートの搬送量の誤差が連続シートの搬送距離すなわち先行してプリントする画像のサイズに伴って増大することに着目し、連続する2つの画像の間の非画像領域の長さを、先行する画像のサイズに応じて調整する構成が開示されている。このような特許文献1によれば、連続シートの搬送誤差を十分含んだ長さの非画像領域にてカットマークの検出を行うことが出来るので、搬送誤差が生じても正しい位置で連続シートを切断することが可能となる。
特開2012−158122号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、画像サイズが大きくなるほど最終的に切り捨てられる非画像領域も大きくなり、シートの消費量が増えるので、これを抑制すべく更なる改良が求められる。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものである。本発明の目的とするところは、連続シートに複数の画像をプリントして画像ごとに切断する際に、信頼性の高いマーク検出とシートの消費量の抑制を両立することである。
そのために本発明は、連続シートに対して、複数の画像をプリントするとともに、隣り合う画像と画像の間の非画像領域にマークを形成するプリント手段と、前記マークを検出する検出手段と、前記検出手段の検出に基づいてシートを切断する切断手段と、を備えるプリント装置であって、前記検出手段は、シートの搬送方向と交差する方向に配置された複数のセンサを有しており、前記非画像領域を挟む2つの画像のうち、先行する画像の後端部における画像データに基づいて、前記非画像領域の長さおよび前記マークを形成する位置を設定し、前記画像データに基づいて、前記複数のセンサのうちいずれのセンサに対応する領域について前記マークの検出を行うかを設定することを特徴とする。
本発明によれば、連続シートに複数の画像をプリントして画像ごとに切断する際に、信頼性の高いマーク検出とシートの消費量の抑制を両立することができる。
本発明に使用可能なプリント装置の内部構成を示す断面図である。 連続シートにプリントする画像と非画像領域の一般的なレイアウトを示す図である。 (a)および(b)は、カットマークを検出する様子を示す図である。 (a)〜(d)は、カットマークの検出とこれに伴う切断動作を示す図である。 カットマークセンサの検出領域の分割状態を示す図である。 制御部が実行する画像出力の工程を説明するためのフローチャートである。 (a)および(b)は、画像領域と非画像領域のレイアウト例を示す図である。 制御部が実行する画像処理の工程を説明するためのフローチャートである。 平均濃度を検出するための検出領域の設定例を示す図である。 (a)および(b)は、平均濃度の検出方法を説明するための模式図である。 (a)〜(e)は、検出領域それぞれの平均濃度の変動を示した図である。 平均濃度を算出する工程例を説明するためのフローチャートである。 (a)および(b)は、カットマークのレイアウト例を示した図である。
図1は、本発明に使用可能なプリント装置1の内部構成を示す断面図である。連続シートをロール状に収納しているシート供給部2は、連続シートを引き出して搬送経路に供給する。搬送経路には複数の搬送ローラ対3が配備されており、連続シートあるいは切断後のカットシートを図の左側から右側に搬送する。
プリント部4は、搬送される連続シートに対し、プリントヘッド14からインクを吐出して画像をプリントする。プリントヘッド14は、このような画像データの他、連続シートを切断する位置を示すカットマークやプリントヘッドのプリント状態を確認するためのテストパターンなどもプリントする。
本実施形態のプリントヘッド14はインクジェット方式のラインヘッドであり、インクを吐出するノズルの複数が、使用が想定されるシートの最大幅をカバーする範囲でシートの搬送方向とは交差する方向に配列している。そして、このようなラインヘッドが、更にインク色に対応する数だけ搬送方向に並列配置されている。ここではK(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の4色に対応した4つのラインヘッドを備えるものとする。各色のインクは、不図示のインクタンクからそれぞれのインクチューブを介してプリントヘッド14に供給される。
カッタ部5は、シート先端を検出するエッジセンサ21、シート上のカットマークを検出するカットマークセンサ12、カットマークセンサ12が検出したカットマークの位置に基づいてシートを切断する2つのカッタ20aおよび20bを備えている。カッタ20aおよび20bは、上流側と下流側に分かれて配置され、シート上にプリントされたカットマークに合わせて画像の先端側と後端側を夫々切断する。切断された後のカットシートすなわち画像シート(ページ)は、複数の搬送ローラによって排紙トレイ6へと排出される。一方、画像と画像の間の非画像領域はゴミ箱11に収容される。このような、切断後の画像シートと非画像シートとの搬送経路の切り替えは、フラッパ機構10によって行われる。カットマークセンサ12の構成については後に詳しく説明する。
制御部8は、プリント装置1の全体の制御を司るユニットである。制御部8は、外部に接続されたホスト装置などから受信した画像データに所定の処理を施して、プリント装置1がプリント可能な画像データに変換した後、各ユニットを制御してプリント動作を実行する。
画像解析部7は、制御部8が処理した画像データに対し、本発明の特徴的な画像解析を行い、解析結果をデータ処理部9に送信する。解析については後に詳しく説明する。
データ処理部9は、画像解析部7から取得した情報に基づいて、画像と画像の間に設ける非画像領域の長さを決定する。そして、非画像領域内にカットマークを配置したプリントデータを作成し、画像データと組み合わせた状態でこれら一連のデータをビットマップ形式に変換してプリント部4に送信する。
図2は、データ処理部9が生成した、連続シートにプリントする画像と非画像領域の一般的なレイアウトを示す図である。ここでは、同程度の長さの画像P1〜P6を連続してプリントする場合について示している。データ処理部9は、画像P1〜P6のそれぞれの間に非画像領域Cを設け、各非画像領域Cの下流側にはカットマークMを配置している。このようにレイアウトされたデータに従ってプリント動作が行われた連続シートは、その後、カッタ部5において、カットマークMを目印に非画像領域Cの先端部および後端部が切断される。結果、画像P1〜P6と非画像領域Cとが分断される。
図3(a)および(b)は、カッタ部6において、カットマークセンサ12がカットマークMを検出する様子および検出結果を示す図である。カットマークセンサ12は、照射部と受光部を有する光学センサであり、シートからの反射光の受光強度の変化によってカットマークを検出する仕組みになっている。光源としては、小型の半導体光源(LED、OLED、半導体レーザ等)が適しており、カットマークMは光源の波長に対して高い吸光分布特性を持つ色でプリントされることが好ましい。例えば、光源を赤色LEDとした場合、カットマークMは赤色に対して高い吸光分布特性を持つ黒インクを用いてベタ画像をプリントすることが適切である。
図3(a)を参照するに、A方向に搬送される連続シートに対し、カットマークセンサ12の検出領域SはB方向に移動しながら、連続シートの表面で反射した光の強度を測定する。この際、検出領域Sが連続シートの白紙領域に位置している時は、連続シートの反射強度は高く、図3(b)に示すように、カットマークセンサ12の検出値も高い値で安定する。その後、黒ベタのカットマークが検出領域Sに含まれてくると検出値は下がり、検出領域Sがカットマークに完全に含まれると検出値は低い値で安定する。このように、高い検出値から低い検出値に急激に変化する過程において、検出値が閾値Kよりも低くなった時点を、カットマークMが通過したと判断することが出来る。
図4(a)〜(d)は、カッタ部5における、カットマークMの検出とこれに伴う切断動作を示す図である。図4(a)は、プリントがなされた連続シートの先端が、カッタ部5のエッジセンサ21に到達した状態を示している。このタイミングにおいて、制御部8は、カットマークセンサ12の検出動作を停止、または停止されていることを確認する。
図4(b)は、カットマークセンサ12が、検出動作を開始するタイミングを示している。検出動作は、カットマークMが検出されると想定される領域を中心に搬送誤差を十分に含んだ検出動作長Rの範囲で行われ、カットマークMが検出されると想定される位置からR/2だけ先行した位置から開始される。そして、このような搬送誤差を含んだ検出動作長Rは、直前にプリントされる画像の長さに応じて制御部8が調整する。以下、図4(b)の場合について具体的に説明する。
制御部8は、連続シートの搬送量を、エッジセンサ21がシート先端部を検出してからの搬送モータの駆動量から推定する。しかし、連続シートには滑りや蛇行等が生じ、制御部8が推定する搬送量と実際の搬送量との間にはどうしてもある程度の誤差が発生する。そして、このような誤差は、エッジセンサ21がシート先端部を検出してからの搬送量、すなわち画像Aの搬送方向における長さに伴って増大する。よって、本実施形態では、このような搬送誤差を含んだ検出範囲長Rを、先行してプリントされる画像Aの長さに応じて設定する。
カットマークMが検出されると、制御部8は、カットマークMの検出位置を基準として、2つのカッタ20aおよび20bを用いて、画像(ページ)の先端および後端を切断する。ここで、画像Bの先端を切断位置1、画像Aの後端を切断位置2とすると、より上流側に配置されたカッタ20aにより切断位置1を切断した後、より下流側に配置されたカッタ20bにより切断位置2を切断する。図4(c)は、切断位置1の切断が行われ切断位置2の切断がまだ行われていない状態を示し、同図(d)は、切断位置2の切断も行われた状態を示している。
カッタ20aおよび20bが切断動作を実行する際、シートの搬送動作は一時的に停止する。但し、シート搬送を停止する領域はカッタ部5のみであり、カッタ部5より上流および下流の各ユニットについては搬送動作を維持する。この際、カッタ部5より下流で搬送されるシートについては既にカットシートとなっているので、装置全体の搬送制御に影響が及ぶことはない。また、カッタ部6より上流の連続シートについても、カッタ部6の入り口近傍で多少シートが撓むがその量は若干であり、プリント部4のプリント位置に影響する程ではない。
以上説明した2段階の切断により、連続シートは、画像データに従った画像がプリントされた画像領域と、カットマークやメンテナンスパターンがプリントされた非画像領域に分離される。そして、画像領域はカットシートとなってトレイ6へ搬送され、非画像領域はゴミ箱11に収容される。以後、画像Aに続く画像B、画像Cについても上記と同様の処理が行われ、画像領域であるカットシートと非画像シートの分離が繰り返される。
このように、画像中のパターンをカットマークと誤検知することなく、カットマークMを確実に検出するためには、カットマークセンサ12が検出動作を開始するタイミングで、検出領域Sは非画像領域Cの白紙領域が位置していることが好ましい。よって、制御部8は、先行してプリントする画像の長さから想定される搬送誤差を含むように検出範囲長Rを決定し、これに見合った非画像領域Cを用意する。そして、カットマークMよりR/2だけ上流の位置をカットマークセンサの検出動作開始位置に設定する。制御部8によるこのようなタイミング調整が行われることにより、図3(b)のような、明確な検出結果を得ることが出来るのである。
但し、必ずしも、図3(a)で説明したような或いは特許文献1のような、先行してプリントする画像の長さに見合った非画像領域Cを用意しなくても、図3(b)のような明確な検出結果を得ることは出来る。具体的に説明すると、高い値で検出値を安定させる状態は、非画像領域に限らず実画像の白紙部分でも得られ、その直後にカットマークが配備されても図3(b)のような検出値の軌跡は得られる。また、カットマークセンサの検出動作を実行する範囲についても、必ずしも安定して高い検出値から安定して低い検出値に移行する部分だけで構成されなくても良い。検出範囲にカットマークとは無関係な画像が存在しても、カットマークと誤検知されるような箇所が存在せず、且つ安定して高い検出値から安定して低い検出値に移行する部分が含まれてさえいれば、カットマークを正常に検出することは出来る。以上のことを鑑み、本発明者らは、安定した検出結果が得られる領域が搬送方向に連続する位置を画像の後端部において幅方向に検索し、その位置に合わせてカットマークMのプリントおよび検出動作を行えば、非画像領域を削減することが出来ると判断した。以下、本発明の特徴的な制御について詳しく説明する。
図5は、本実施形態で使用するカットマークセンサ12の検出領域の分割状態を示す図である。本実施形態のカットマークセンサ12は、図3(b)のような光学検出を行うことが出来る光学センサが連続シートの幅方向に5つ並列配置して構成されており、これら光学センサは互いに異なる検出領域110−1〜110−5を有している。ここでは、5つの光学センサを配列する例を示しているが、連続シートの幅方向を複数の領域で検出可能であれば、その数は更に多くても少なくても構わない。いずれにしても、それぞれの検出領域110−1〜110−5に合わせた位置にカットマークM1〜M5はプリント可能となっている。
図6は、本実施形態において、制御部8が実行する画像出力の工程を説明するためのフローチャートである。また、図7(a)および(b)は、本実施形態で生成される画像領域および非画像領域のレイアウト例を、従来例と比較しながら説明するための模式図である。図6を参照するに、プリントコマンドを受信し本処理が開始されると、まず制御部8は、ステップS1において、受信した画像データに対し所定の画像処理を実行する。
図8は、ステップS1において制御部8が実行する画像処理の工程を説明するためのフローチャートである。一般に、外部の装置から入力される画像データは、多値のRGB輝度データであり、表現可能な色空間の大きさや形はプリント装置で再現可能な色空間の大きさや形と異なっていることが多い。よって、制御部8は、まずステップS81において、RGBの入力画像データをプリント装置で再現可能な範囲のRGBデータにマッピングするための色補正処理を実行する。これにより、RGBの多値データは、R´G´B´の多値データに変換される。
ステップS82では、R´G´B´の多値輝度データに対し色変換処理を行い、プリント装置1が使用するインク色に対応するCMYKの多値濃度データに変換する。更にステップS83では、CMYKの多値濃度データに対し量子化処理を行い、各色のプリントヘッド14がプリント可能な2値データを生成する。これにより、連続シート上に画像Pをプリントするための各画素におけるドットのプリント(1)または非プリント(0)がインク色ごとに決定される。
図6のフローチャートに戻る。ステップS1で一連の画像処理が完了すると、制御部8はステップS2に進み、画像解析部7を用いて注目画像Pのプリントデータを解析し、画像Pの搬送方向の長さIに基づいて、搬送誤差量を考慮した検出範囲長Rを設定する。そして、当該検出範囲長RにカットマークMを付与した長さNを有する非画像領域Cを、注目画像Pの直後に仮設定する(図7(a)参照)。更に、カットマークセンサ12が検出動作を開始する搬送方向の位置を、想定されるカットマークMの先端位置から約R/2だけ上流の位置に仮設定する。
ステップS3において、制御部8は、画像解析部7を用いて注目画像Pの画像データを解析し、各光学センサが対応する検出領域ごとに、搬送方向における平均濃度の変動を検出する。
図9は、上記平均濃度を検出するための検出領域の設定例を示す図である。画像Pはその幅方向が距離d2ずつ5分割され、搬送方向の最後端部から所定距離d1までの5つの領域が検出領域91〜95として設定される。検出領域91〜95の夫々は、搬送方向にd1、幅方向にd2の長さを有し、図5で説明した5つの光学センサが検出可能な領域に対応している。
図10(a)および(b)は、1つの検出領域91における平均濃度の検出方法を説明するための模式図である。ここでは、搬送方向にd3、幅方向にd2の長さを有するウィンドウWを用意し、ウィンドウW内に含まれる複数の画素のうちプリント(1)と設定された画素の数をカウントする。そして、当該カウント値からウィンドウW内の平均濃度を算出する。更に、このような平均濃度を、搬送方向におけるウィンドウWの位置に応じて求め、その変動を取得する。この際、平均濃度は、図10(a)のように、ウィンドウWを距離d3ずつずらした位置で求めても良いし、図10(b)のようにd3より短い距離ずつずらした位置で求めても良い。平均濃度の具体的な算出方法については後に詳しく説明する。
図6のフローチャートに戻る。ステップS3で検出領域ごとの平均濃度の変動を検出すると、制御部8はステップS4に進み、各領域の最後端部における平均濃度が閾値Tdを上回っているか下回っているかを判断する。更にステップS5では、各領域の変動状態より、各領域の最後端部から、平均濃度が閾値Tdを跨がずに維持される濃度安定長Dを求める。例えば、最後端部における平均濃度の値が閾値Tdより大きい場合は、最後端部より閾値Tdを下回らないで維持される搬送方向の距離が濃度安定長Dとなる。一方、最後端部における平均濃度の値が閾値Tdより小さい場合は、最後端部より閾値Tdを上回らないで維持される搬送方向の距離が濃度安定長Dとなる。
図11(a)〜(e)は、図9で示した画像Pにおいて、検出領域91〜95それぞれの平均濃度の変動を示した図である。各図において、横軸は検出領域内における搬送方向の画素位置を示し、縦軸は夫々の位置に対応する平均濃度を示している。例えば、図9を参照するに、検出領域91は、全画素が非プリント(0)の白紙領域であるので、ステップS4において、最後端部の平均濃度は閾値Tdを下回っていると判断され、ステップS5において、濃度安定長Dは検出領域91の全領域幅d1となる。一方、検出領域92〜95については、ステップS4において、最後端部の平均濃度は閾値Tdを上回っていると判断される。そして、実画像をプリントするために各領域内はプリント画素(1)と非プリント画素(0)が様々な状態で混在しており、ステップS5において、それぞれ異なる濃度安定長D2〜D5が得られている。
次に、制御部8はステップS6に進み、これら5つの濃度安定長D1〜D5の中から最大濃度安定長Dmaxを選出する。本例の場合、検出領域91のD1が最大濃度安定長Dmaxとして選択される。
更にステップS7において、制御部8は、ステップS4で判断した「最後端部における平均濃度が閾値Tdを上回っているか下回っているか」の結果と、ステップS6で取得した最大濃度安定長Dmaxに基づいて、非画像領域Cの削減長Lを設定する。具体的には、最後端部における平均濃度が閾値Tdを下回っている場合、最大濃度安定長Dmaxが非画像領域Cの白紙領域の長さより小さければ(R≧Dmax)、L=Dmaxに設定する。そして、最大濃度安定長Dmaxが非画像領域Cの白紙領域の長さRよりも大きければ(R<Dmax)、実画像を削ることは出来ないので、L=Rに設定する。
一方、最後端部における平均濃度が閾値Tdを上回っている場合は、カットマークの直前に配置される白紙領域が“白”として認識されるために最低限必要な長さをQminを基準として、削減長Kを設定する。具体的には、最大濃度安定長DmaxがQmin以下の場合(Qmin≧Dmax)は、L=Dmaxに設定する。一方、最大濃度安定長DmaxがQminよりも大きい場合(Qmin<Dmax)は、削減後も最低限の白紙領域Qminを確保するために、L=R−Qminに設定する。
ステップS7で非画像領域の削減長Lが設定されると、制御部8はステップS8に進み、ステップS2にて仮設定した非画像領域Cを、その先頭から削減長Lだけ削除する。更に、カットマークMをプリントする位置を、最大濃度安定長Dmaxが得られた検出領域に設定する。そして、制御部8は上記結果に基づいて非画像領域C´のレイアウトを再設定する。図7(b)は、ステップS8において新たに設定されるレイアウトを示した図である。図7(b)を参照するに、新たな非画像領域C´の長さはN´=N−L、カットマークMの直前に付与された白紙領域の長さはQ´=Q−Lとなり、カットマークMは検出領域91の位置にレイアウトされる。
更にステップS9において、制御部8は、カットマークセンサ12の検出動作を開始するタイミングを、ステップS8で新たに設定したレイアウトに基づいて、想定されるカットマークMの先端位置から約R/2だけ上流の位置に再設定する。これにより、画像Pの場合、カットマークセンサ12の検出動作開始位置は、図7(b)のように実画像P中の後端部近傍となる。
続くステップS10において、制御部8は、プリント部4を用い、ステップS8で設定した白紙領域および注目画像Pの画像データに従って画像およびカットマークをプリントする。更にステップS11において、制御部8は、カッタ部5を用い、図4で説明した方法に従って切断処理を実行する。すなわち、カットマークセンサ12による検出動作を行いその結果に基づいて切断処理を実行する。以上で本処理が終了する。
ここで図7(a)および(b)を比較すると、図7(b)では、その非画像領域C´の長さが図7(a)よりも短縮されている。しかし、実際にカットマークMがプリントされる検出領域91に着目すると、カットマークMの先端からRだけ上流までは白紙領域(閾値Tdを超えない状態)が十分に確保されている。検出領域91に対応する光学センサが図7(b)に示した検出動作開始位置から矢印B方向に反射光強度を検出して行けば、その結果は図3に示したように読み始め位置から“高→低”の順に明確に変化しカットマークの位置を正確に判断することが出来る。
なお、上記説明した画像Pの例では、検出領域91が白紙領域であるが、本実施形態はこのような場合に限定されるものではない。カットマークの存在は、光学センサの検出値が所定の閾値Kよりも高い状態から低い状態に変化することで検出するので、平均濃度の閾値Tdに相応する光学センサの検出値を閾値Kに設定すれば、上記と同様の効果を得ることは出来る。すなわち、画像領域の後端部に濃度の低い画像が存在しても、カットマークの位置を正確に判断することが出来る。
また、画像Pの場合と異なり、最大濃度安定長Dmaxが得られる検出領域の平均濃度が閾値Tdより大きい場合であっても、図6のフローチャートによれば、非画像領域C´の長さは仮設定された非画像領域Cよりも短縮される。この際、検出開始位置の検出値は上記閾値Kよりも低い状態となるが、検出値が閾値Kよりも高い状態から低い状態に変化するのはカットマークMの位置のみであり、検出領域内でカットマークMが誤検知されることはない。更に、カットマークの先端から少なくともQminだけ上流までは白紙領域が十分に確保されており、多少の搬送誤差が発生しても、カットマークの検出結果は、読み始めの位置から“低→高→低”の順に明確に変化する。すなわち、このように、決まった軌跡を示すことが予め分かっているので、後半の高→低の変化でカットマークを検出することが出来る。
以上説明したように本実施形態によれば、後端部の画像がどのような状態であっても、ある程度の最大濃度安定長Dmaxを得ることが出来、結果的に廃棄される非画像領域を最低限に抑えることが出来る。
本発明者らの検討によれば、本実施形態を採用することにより、L版(3.5×5インチ)サイズの画像を5インチ幅のロール紙にプリントする場合、カットマーク余白の長さを3mmから1mmに短縮することが出来た。その結果、1000枚連続でプリントする場合において、ロール紙の消費量を従来よりも2m削減することができた。
以下、平均濃度の具体的な算出方法例について詳しく説明する。上記実施形態では光学センサによる閾値Kを平均濃度の閾値Tdに相応する値として説明したが、同じ平均濃度であっても付与されたインクの色によって光学センサの検出値が異なる場合は十分考えられる。例えば、光学センサの光源が赤色である時、赤色に対しての吸光分布特性が大きいシアンあるいはブラックのドットがプリントされた画像の方が、マゼンタやイエローがプリントされた画像よりも、反射光強度が低く検出される。よって、ステップS3で平均濃度を算出する際は、各インク色のプリント(1)画素のカウント値に対し、インク色ごとに異なる重み付け係数を付与した上で加算することが好ましい。
図12は、ステップS3における平均濃度を算出する際の算出工程例を説明するためのフローチャートである。本処理が開始されると、制御部8は、ステップS121において、ウィンドウWの各位置に対するプリント(1)と設定された画素の数をインク色ごとにカウントし、インク色ごとのカウント値InkK〜InkYを得る。続くステップS122において、各インク色について所定の重み付け係数を乗算し、更にステップS123でこれらを加算することによって、各位置に対する総合的な平均濃度を得る。この際、重み付け係数αk〜αyは、各インク色に対する光学センサの感度によって定められている。上述したように光学センサの光源が赤色である場合は、シアンやブラックに対する感度がマゼンタやイエローよりも高いので、シアンとブラックの重み付け係数αk、αcは、マゼンタおよびイエローの重み付け係数αm、αyよりも大きな値となる。得られた総合的な平均濃度をステップS4などにおいて実際に閾値Tdと比較する。この比較により、画像の色相が様々であっても、センサによる検出判断が影響を受けることなく最大濃度安定長Dmaxを取得し、カットマークを高精度に検出することが可能となる。
ところで、上記説明では、ステップS8においてカットマークMをプリントする位置を、最大濃度安定長Dmaxが得られた検出領域に設定している。しかし、カットマークMをプリントする位置は、必ずしも図5で示したように各センサの検出領域に1対1で対応していなくても良い。
図13(a)および(b)は、カットマークを連続シートの幅方向全域にプリントする場合のレイアウト例を図7(a)および(b)と同様に示した図である。本例の場合、実際には検出動作を行わない検出領域92〜95にもカットマークをプリントすることになるが、特に問題が生じることはなく、図7(a)および(b)の場合と同様、最大濃度安定長Dmaxに基づいて非画像領域を削減することが出来る。つまり、カットマークの位置や大きさは、カットマークが個々の光学センサの検出領域91に含まれていれば特に限定されるものでは無い。なお、図13(a)および(b)のように幅方向全域にカットマークをプリントする場合、図6のステップS8で、制御部8がカットマークのプリント位置を設定する必要はなくなる。
また、以上では、特許文献1のように、図6のステップS2において先行搬送される画像Pの搬送方向の長さIに基づいて、搬送誤差量を考慮した検出範囲長Rを設定する内容で説明したが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。すなわち、ステップS2において非画像領域の長さRが画像の長さによらず一定量に設定される構成であっても、結果的に廃棄される非画像領域を削減することが出来るという本発明の効果は発揮することが出来る。
更に、上記実施形態では、1つのカットマークに基づいて非画像領域の先端部と後端部を夫々異なるカッタで切断する構成で説明したが、カットマークは、夫々のカットマークセンサに対応して専用に用意することも出来る。また、カットマークは、必ずしもプリント部4のプリントヘッド14によってプリントされなくても良い。例えば、プリントヘッド14とは別に専用のマーク形成手段を設けても良いし、シートに小さな孔を開けるような構成であっても構わない。後者の場合、照射光が孔を通過するタイミングで受光器の検出値は低くなり、カットマークの位置を判断することができる。
また、以上ではカットマークセンサを輝度センサとし、その検出値が白紙領域で高くカットマーク部で低くなる構成で説明した。しかし、本願発明のカットマークセンサは濃度を検出するものであっても良い。この場合、カットマークセンサの検出値は白紙領域では低くカットマークや画像領域では高くなるので、図3で示した検出結果の軌跡は上下が反転し、濃度センサのための閾値Kは平均濃度の閾値Tdと同等になる。このような場合であっても、検出値が所定の閾値を超えて変化した場合にカットマークが通過したと判断することは出来るので、上記実施形態と同様の効果が得られる。
更に、以上ではインクジェット方式のフルライン型のプリント装置を例に説明したが、本発明はこのような形態に限定されるものではない。インク色の数は無論限定されるものではない。また、プリント装置はシリアル型であっても良いし、プリント方式としては電子写真方式、熱転写方式、ドットインパクト方式、液体現像方式など様々なものを用いることが出来る。
1 プリント装置
4 プリント部
5 カッタ部
7 画像解析部
8 制御部
9 データ処理部
20a カッタ
20b カッタ
21 エッジセンサ
P 画像
C 非画像領域
M カットマーク

Claims (9)

  1. 連続シートに対して、複数の画像をプリントするとともに、隣り合う画像と画像の間の非画像領域にマークを形成するプリント手段と、
    前記マークを検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出に基づいてシートを切断する切断手段と、
    を備えるプリント装置であって、
    前記検出手段は、シートの搬送方向と交差する方向に配置された複数のセンサを有しており、
    前記非画像領域を挟む2つの画像のうち、先行する画像の後端部における画像データに基づいて、前記非画像領域の長さおよび前記マークを形成する位置を設定し、
    前記画像データに基づいて、前記複数のセンサのうちいずれのセンサに対応する領域について前記マークの検出を行うかを設定することを特徴とするプリント装置。
  2. 前記画像データに基づいて、前記マークを形成する前記搬送方向の位置および前記搬送方向とは交差する方向の位置を設定し、
    設定した前記搬送方向とは交差する方向の前記マークの位置に対応するセンサで、マークの検出を行うことを特徴とする請求項1に記載のプリント装置。
  3. 前記画像データに基づいて、前記マークを形成する前記搬送方向の位置を設定し、
    前記連続シートの前記搬送方向とは交差する方向のほぼ全域に渡って前記マークを形成することを特徴とする請求項1に記載のプリント装置。
  4. 前記画像データを前記複数のセンサの夫々が検出可能な領域に対応する複数の検出領域に分割し、前記検出領域ごとの画像データより得られる平均濃度が、前記搬送方向に対して最も長く安定している濃度安定長に基づいて、前記非画像領域の前記搬送の方向の長さおよび前記マークを形成する位置を設定し、
    前記平均濃度が最も長く安定している濃度安定長を有する検出領域の位置に基づいて、前記複数のセンサのうちいずれのセンサに対応する領域について検出を行うかを設定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のプリント装置。
  5. 前記検出領域ごとの画像データに含まれる画素の数をカウントすることにより、前記検出領域ごとの平均濃度を取得することを特徴とする請求項4に記載のプリント装置。
  6. 前記検出領域ごとの画像データに含まれる画素の数を前記プリント手段が用いる複数のインク色ごとにカウントし、前記複数のインク色のそれぞれに対する前記検出手段の感度に応じて前記カウントの結果に重み付けを行うことにより、前記平均濃度を算出することを特徴とする請求項5記載のプリント装置。
  7. 前記非画像領域の長さに基づいて、前記検出手段が前記非画像領域に対して検出動作を開始する前記搬送方向の位置を決定することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のプリント装置。
  8. 前記センサは光学センサであり、前記連続シートからの反射光の受光強度の変化によって前記マークを検出することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載のプリント装置。
  9. 複数の画像をプリントするとともに、隣り合う画像と画像の間の非画像領域にマークを形成し、
    前記マークの検出に基づいてシートを切断する方法であって、
    前記検出は、シートの搬送方向と交差する方向に配置された複数のセンサのいずれかを用いるものであり、
    前記非画像領域を挟む2つの画像のうち、先行する画像の後端部における画像データに基づいて、前記非画像領域の長さおよび前記マークを形成する位置を設定し、
    前記画像データに基づいて、前記複数のセンサのうちいずれのセンサに対応する領域について前記マークの検出を行うかを設定することを特徴とするプリント方法。
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