JP6103393B2 - 機能更新方法及び機能更新システム - Google Patents

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Description

本発明は、ユーザが所有する家電機器の組合せの変化に応じ家電機器の機能を向上させる技術に関する。
テレビとBD(Blu−ray(登録商標) Disc)プレーヤとを接続し、BDプレーヤの電源が入ると、自動的にテレビの電源が入るよう連携処理をさせたり、テレビとシーリングライトとを接続し、テレビに電源が入ると、自動的にシーリングライトが暗くなるよう連携処理をさせたりすることが行われている。
このように、テレビ、BDレコーダ及びシーリングライトなどの複数の家電機器に連携処理をさせるためには、それぞれの家電機器に予め連携処理用の制御プログラムが組み込まれている必要がある(非特許文献1参照)。
斉藤健・磯崎宏著、「家庭ネットワークにおける著作権保護」(東芝レビュー 58巻 6号)、2003年6月1日発行、(株)東芝、第12頁から第15頁
ユーザが新たな家電機器を購入した場合、もともとユーザの宅内にある他の家電機器と新たな家電機器とに連携処理をさせるには、上述したように、それぞれの家電機器に連携処理用の制御プログラムが組み込まれている必要がある。
しかしながら、通常の家電機器は、他のあらゆる家電機器と連携処理ができるような制御プログラムが出荷時に組み込まれているわけではない。そのため、ユーザが新たな家電機器を購入しても、もともと宅内にある家電機器とこの新たな家電機器とに連携処理を行わせることができない場合がほとんどである。
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであって、新たな家電機器と、もともと宅内にある他の家電機器とに連携処理を行わせるため各家電機器の機能を向上させることができる機能更新方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る機能更新方法は、サーバに登録された家電機器の機能を更新する機能更新方法であって、前記サーバは、ユーザが所有する各家電機器の識別情報を記載した登録情報と、連携処理を行う複数の家電機器から成る組を複数記載した組情報と、前記組情報に記載されている1つ以上の組から成るグループを複数記載したグループ情報と、前記組それぞれに含まれる各家電機器について、連携処理を実現するための機能を更新するための更新情報とを記憶し、前記グループに含まれる任意の2つの組は、一方の組に含まれる家電機器が、他方の組に含まれる家電機器を全て包含する関係にあり、前記機能更新方法は、前記登録情報に識別情報が記載されていない一の家電機器から、前記登録情報への識別情報の記載要求を受け付けて前記登録情報に記載する登録ステップと、前記グループ情報に記載されている複数のグループから一のグループを順に選択し、選択したグループに含まれる複数の組から、前記一の家電機器を含み、前記一の家電機器以外の家電機器が全て前記登録情報に記載されている組のうち、最も多くの家電機器を含む組を選出する選出ステップと、選出された組に含まれる家電機器のうち機能の更新を要するものに、それぞれの更新情報を送信する更新ステップとを含む。
上述の構成により、本発明に係る機能更新方法は、各家電機器に、予め他の家電機器との連携処理用の機能が組み込まれていない場合であっても、一の家電機器と既に登録情報に登録されている他の家電機器の組合せに応じた機能を向上させて連携処理を行うことができる。
本発明の第1の実施形態に係る機能更新システムの構成を示す図 本発明の第1の実施形態に係るサーバの構成を示すブロック図 本発明の第1の実施形態に係る第1家電機器の構成を示すブロック図 本発明の第1の実施形態に係る機器登録表を示す図 本発明の第1の実施形態に係る追加機能表の一例を表す図 本発明の第1の実施形態に係る追加モジュール表の一例を表す図 本発明の第1の実施形態に係るモジュール情報の一例を表す図 本発明の第1の実施形態に係る機能追加処理を表すフローチャート 本発明の第1の実施形態に係るアップデート処理を表すフローチャート 本発明の第1の実施形態に係る照明調整処理を表すフローチャート 本発明の第1の実施形態に係るFAX閲覧補助処理を表すフローチャート 本発明の第1の実施形態に係る温度調節処理を表すフローチャート 本発明の第2の実施形態に係る機能更新システムの構成を示す図 本発明の第2の実施形態に係る追加機能表の一例を表す図 本発明の第2の実施形態に係る追加モジュール表の一例を表す図 本発明の第2の実施形態に係るモジュール情報の一例を表す図 本発明の第2の実施形態に係る個人健康データの一例を表す図 本発明の第2の実施形態に係る、ブラウザに表示される個人健康データを示す画像の一例を表す図 本発明の第2の実施形態に係る、更新前のメニュー構成を表す図 本発明の第2の実施形態に係る、更新後のメニュー構成を表す図 本発明の第2の実施形態に係る、メニュー画像に対応するメニュー情報の一例を示す図 本発明の第2の実施形態に係る、メニュー画像に対応するメニュー情報の一例を示す図 本発明の一変形例に係るプログラムのバージョンと、プログラムに含まれる機能との対応を表すプログラムバージョン表の一例を表す図 本発明の一変形例に係る、更新されたメニュー構成の一例を示す図 本発明の一変形例に係る、ユーザに機能更新の可否を選択させるために表示する画像の一例を示す図 本発明の一変形例に係る機能削除処理を表すフローチャート
<1.第1の実施形態>
<1−1.概要>
本発明の一実施形態に係る機能更新システム1は、もともとユーザの宅内にある家電機器と、ユーザが新たに購入した家電機器とに連携処理を行わせるためのシステムである。機能更新システム1では、連携処理の実行に必要な機能を各家電機器に追加し、各家電機器における追加された機能に基づく処理の実行をサ―バが制御することで連携処理を実現する。ここで連携処理とは、複数の家電機器それぞれによって実行される処理から構成される一群の処理をいう。
以下、機能更新システム1について図面を用いて説明する。機能更新システム1は、図1に示すように、サーバ10、ルータ20、及び第1家電機器30−1〜第5家電機器30−5を含んで構成される。サーバ10は、ユーザの宅外に設置されており、ネットワークを通じて宅内のルータ20に接続されている。宅内では、第1家電機器30−1〜第5家電機器30−5が、それぞれネットワークを通じてルータ20に接続されている。第1家電機器30−1は、具体的には、シーリングライトであり、第2家電機器30−2はテレビであり、第3家電機器30−3はBDプレーヤである。また、第4家電機器30−4はFAX送受信機であり、第5家電機器30−5はエアコンである。第1家電機器30−1〜第3家電機器30−3は、もともと宅内にある家電機器であり、第4家電機器30−4及び第5家電機器30−5は、ユーザにより新たに追加される家電機器であるとする。第1家電機器30−1〜第5家電機器30−5は、それぞれネットワークを用いた通信機能を有しており、ルータ20を介してサーバ10と通信を行う。各家電機器は、他の家電機器と通信を行うことはない。
サーバ10は、市場に流通する家電機器の組合せのそれぞれが実現し得る連携処理についてのデータベースを記憶している。サーバ10は、機能更新システム1に新たに第4家電機器30−4及び第5家電機器30−5のいずれかが追加されたことを検出すると、データベースを参照し、新たに追加された家電機器と、もともと宅内にある複数の家電機器とによって新たに実現可能となる連携処理を特定する。そして、サーバ10は、宅内の家電機器それぞれに対し、新たな連携処理を実現するためのプログラムを送信する。各家電機器は、サーバ10から送信されるプログラムを受信し、記憶することにより自家電機器が有する機能を更新する。各家電機器において機能が更新された後、各家電機器がこれらの更新された機能を発揮するよう、サーバ10が各家電機器を制御する。
<連携処理>
ここで、宅内の複数の家電機器の組が実行する連携処理の概要について説明する。宅内の各家電機器は、連携処理の一例として照明調整処理、FAX閲覧補助処理、及び温度調節処理を実行する。
(1)照明調整処理(図10参照)
照明調整処理は、ユーザが映画のコンテンツを視聴する場合に、映画館にいるような気分を味わえるよう照明を調整する処理である。照明調整処理は、第1家電機器30−1〜第3家電機器30−3の組により実行される。照明調整処理として、具体的には、第3家電機器30−3(BDプレーヤ)において、ジャンルが映画であるコンテンツの再生が開始された場合に、第1家電機器30−1(シーリングライト)の光源の発光輝度(以下、単に「照明の輝度」という。)を下げる。
(2)FAX閲覧補助処理(図11参照)
FAX閲覧補助処理は、上述の照明調整処理により、照明の輝度が下げられている状態でユーザが映画のコンテンツを視聴している場合において、FAXの着信があったときに、着信があったことをユーザに分かりやすく通知し、照明の輝度を上げてユーザがFAXを読むのを補助するための処理である。FAX閲覧補助処理は、第1家電機器30−1〜第4家電機器30−4の組により実行される。FAX閲覧補助処理として、具体的には、第4家電機器30−4(FAX送受信機)がFAXを受信すると、第3家電機器30−3がコンテンツの再生を一時停止するとともに、FAXを受信した旨を記載したOSD(On Screen Display)を表す映像信号を第2家電機器30−2(テレビ)に出力する。そして、第1家電機器30−1が照明の輝度を上げる。
(3)温度調節処理(図12参照)
温度調節処理は、第2家電機器30−2及び第3家電機器30−3の少なくとも一方の電源がスタンバイ状態からオン状態に変化した場合に、部屋の温度を一定に保つ処理である。温度調節処理は、第2家電機器30−2及び第3家電機器30−3の少なくとも一方、及び第5家電機器30−5(エアコン)の組により実行される。温度調節処理として、具体的には、第2家電機器30−2の電源がスタンバイ状態からオン状態に変化するときに、第5家電機器30−5は出力する風量を増加する。また、第3家電機器30−3の電源がスタンバイ状態からオン状態に変化するときにも、第5家電機器30−5は出力する風量を増加する。この処理により、宅内の温度が上昇する前に、より強く冷房することになるので、宅内の温度を一定に保つことができる。なお、温度調節処理は、第5家電機器30−5が冷房動作を行っている場合に実行される。
以上で概要の説明を終え、以下、サーバ10、ルータ20、及び第1家電機器30−1〜第5家電機器30−5のそれぞれの構成、それぞれが有するデータの構造について説明する。
<1−2.サーバ10>
サーバ10は、宅内の各家電機器(第1家電機器30−1〜第5家電機器30−5)を制御して連携処理を実現するための装置である。以下、サーバ10について説明する。
<1−2−1.構成>
サーバ10は、コンピュータで実現されており、機能構成としては図2に示すように通信部201、記憶部202、入力部203、表示部204、及び制御部205を含んで構成される。
(1)通信部201
通信部201は、通信用LSIで実現されており、ネットワークを介してルータ20に接続される。通信部201はネットワーク及びルータ20を介して第1家電機器30−1〜第5家電機器30−5との間でデータの送受信を行う機能を有する。
(2)記憶部202
記憶部202は、フラッシュメモリ及びハードディスクドライブなどの不揮発性の記憶媒体で実現されており、データを記憶する機能を有する。記憶部202は、データとして機器登録表(図4参照)、連携処理構成表(図5参照)、追加モジュール表(図6参照)、及びモジュール情報(図7参照)を記憶する。機器登録表、連携処理構成表、追加モジュール表、及びモジュール情報の詳細は後述する。
(3)入力部203
入力部203は、キーボード等の入力デバイスで実現されている。入力部203は、ユーザがキーボード等を操作することによって入力されるユーザ指示を取得し、取得したユーザ指示を制御部205に通知する機能を有する。
(4)表示部204
表示部204は、ディスプレイ及びディスプレイ制御LSIで実現されている。ディスプレイは、一例として液晶ディスプレイである。ディスプレイ制御LSIは、映像を表すデータを取得し、取得したデータにより表される映像をディスプレイに表示させる機能を有する。
(5)制御部205
制御部205は、プロセッサ及びメモリを含んで構成されており、サーバ10の全体動作を制御する機能を有する。ここで制御部205の機能はメモリに記憶されているプログラムをプロセッサが実行することにより実現される。
制御部205は主要な機能として機器登録機能、機能追加機能、及び連携処理制御機能を有する。
(A)機器登録機能
機器登録機能は、一の家電機器から登録要求を受け付け、その登録要求に含まれる一の家電機器の機器IDを機器登録表に記載する機能である。機器登録機能による機器登録処理は、図8のステップS801に相当する。
以下の説明では、機器登録表に機器IDを記載することを「機器IDを登録する」という。
(B)機能追加機能
機能追加機能は、一の家電機器が、もともと宅内にある他の家電機器に追加されることで実現可能となる連携処理を決定し、各家電機器に対し、この連携処理の実行に必要な機能を追加する機能である。機能追加機能による機能追加処理は図8のステップS802〜S844、及び図9に相当する。
(C)連携処理制御機能
連携処理制御機能は、連携処理を実行するために、上述の機能追加機能を用いて機能が追加された各家電機器を制御する機能である。制御部205は、連携処理制御機能の一例として、照明調整視聴制御機能、FAX閲覧補助制御機能、及び温度調節制御機能を有する。
(a)照明調整視聴制御機能
照明調整視聴制御機能は、上述した連携処理の1つである照明調整処理を実現するために、第1家電機器30−1〜第3家電機器30−3を制御する機能である。照明調整視聴制御機能は、図10のステップS1001、及びS1003〜S1007に相当する。
(b)FAX閲覧補助制御機能
FAX閲覧補助制御機能は、上述した連携処理の1つであるFAX閲覧補助処理を実現するために、第1家電機器30−1〜第4家電機器30−4を制御する機能である。FAX閲覧補助制御機能は、図11のステップS1102、及びS1111〜S1114に相当する。
(c)温度調節制御機能
温度調節制御機能は、上述した連携処理の1つである温度調節処理を実現するために、第2家電機器30−2、第3家電機器30−3、及び第5家電機器30−5を制御する機能である。温度調節制御機能は、図12のステップS1201、S1211、S1212、及びS1231〜S1233に相当する。
<1−2−2.データ構造>
(1)機器登録表
機器登録表は、図4に示すように、登録済み機器IDと、追加済みモジュールIDとを対応付けて記載した表である。登録済み機器IDは、サーバ10に対し登録要求を送信した家電機器の機器IDである。機器IDは、家電機器を識別するために予め割り振られている識別情報である。追加済みモジュールIDは、対応する登録済み機器IDで識別される家電機器に対し、サーバ10が既に送信したモジュールのモジュールIDである。ここで、モジュールは、各家電機器の有するコンピュータにより解釈される実行命令群である。モジュールIDは、モジュールを識別するために予め割り振られている識別情報である。
(2)追加機能表
追加機能表は、市場に流通する家電機器についての、連携処理を実現し得る複数の家電機器の組合せを表したデータベースである。追加機能表には、図5に示すように、機器GID、機器ID組、機器ID、有効フラグ、及び追加機能説明が対応付けて記載されている。追加機能表の各行(エントリ)が、1つの連携処理に対応する(エントリ511〜514参照)。エントリ群(531、532)は、機能GIDが同値である複数のエントリから成る。
機能GIDは、複数の機能をグループ化した場合の各グループを識別するための識別情報である。一の機能に係る機器ID組が、他の機能の機器ID組を全て包含する関係にある場合に、両機能が1つの機能へとグループ化される。
機器ID組は、連携処理を実行し得る複数の家電機器の機器IDから成る。
機能IDは、連携処理により実現される機能を識別するための識別情報である。
有効フラグは、自エントリに含まれる機能IDで識別される機能が、有効になっているか否かを表すフラグである。有効フラグの値が1の場合、機能が有効になっていることを示し、有効フラグの値が0の場合、機能が有効になっていないことを示す。
追加機能説明は、機能IDで識別される機能の説明をテキストで簡潔に記載したものである。なお、追加機能説明の欄は、本実施形態の理解を容易にするため便宜的に設けたものであり、実際の追加機能表に設ける必要はない。
(3)追加モジュール表
追加モジュール表は、連携処理それぞれについて、連携処理を実現するために送信すべきモジュールとその送信先とを表している。追加モジュール表には、図6に示すように、機能ID、機器ID、及びモジュールIDが対応付けて記載されている。追加モジュール表における各エントリ(611〜621)が1つのモジュールに対応し、各エントリ群(631〜634)が1つの機能に対応する。
機能IDは、上述の追加機能表について説明したものと同様である。機器IDは、上述の機器登録表について説明したものと同様である。モジュールIDは、上述の機器登録表について説明したものと同様である。このモジュールIDで識別されるモジュールが、同じエントリに含まれる機器IDで識別される家電機器に送信されることになる。
(4)モジュール情報
モジュール情報は、図7に示すように、機器ID、モジュールIDと、及びモジュールデータから構成されるデータである。機器IDは、上述の追加機能表について説明したものと同様である。モジュールの送信先の家電機器を特定するのに用いられる。モジュールIDは、上述の機器登録表について説明したものと同様である。同じエントリ中の機器IDで識別される家電機器に送信すべきモジュールを特定するのに用いられる。モジュールデータは、モジュールIDで識別されるモジュールの実体である。
モジュール説明は、モジュールについての説明をテキストで簡潔に記載したものである。なお、モジュール説明の欄は、本実施形態の理解に資するよう便宜的に設けたものであり、実際のモジュール情報に設ける必要はない。
ここで、モジュールデータそれぞれの機能について説明する。
(A)モジュール11
モジュール11は、第1家電機器30−1の有するコンピュータにより解釈される実行命令群である。第1家電機器30−1は、モジュール11を構成する実行命令群に基づき動作することで、輝度通知機能及び輝度外部制御機能を実現する。
輝度通知機能は、自家電機器の照明の輝度を表す輝度通知をサーバ10に送信する機能である(図10のステップS1001参照)。輝度外部制御機能は、サーバ10から輝度変更指示を受け取り、自家電機器の照明の輝度を変更する機能である(図10のステップS1006及びS1031参照)。
(B)モジュール21
モジュール21は、第2家電機器30−2の有するコンピュータにより解釈される実行命令群である。第2家電機器30−2は、モジュール21を構成する実行命令群に基づき動作することで、電源オン通知機能を実現する。電源オン通知機能は、自家電機器の電源がスタンバイ状態からオン状態に変化したときに、電源がオンしたことを示す電源オン通知をサーバ10に送信する機能である(図12のステップS1201参照)。
(C)モジュール31
モジュール31は、第3家電機器30−3の有するコンピュータにより解釈される実行命令群である。第3家電機器30−3は、モジュール31を構成する実行命令群に基づき動作することで、ジャンル通知機能及び外部再生制御機能を実現する。
ジャンル通知機能は、自家電機器に挿入されたディスクに記録されている映像のジャンルを取得し、ユーザによりこのディスクの再生開始が指示されたときに、サーバ10に対し、取得したジャンルを示すジャンル通知を送信する機能である(図10のステップS1002及びS1003参照)。
外部再生制御機能は、サーバ10から、BDの再生の一時停止を指示する再生一時停止指示、BDの再生開始を指示する再生開始指示、BDの再生停止を指示する再生停止指示などの外部再生制御指示を受け付けて、外部再生制御指示に従い、BDの再生の一時停止、BD再生開始、BDの再生停止などの再生制御を実行する機能である(図11のステップS1113、ステップS1131参照)。
(D)モジュール32
モジュール32は、第3家電機器30−3の有するコンピュータにより解釈される実行命令群、及びFAX着信OSDとして表示すべき画像のデータを含む。第3家電機器30−3は、モジュール32を構成する実行命令群に基づき動作することで、FAX着信OSD表示機能を実現する。
FAX着信OSD表示機能は、サーバ10からFAX着信OSD表示指示を受け取ったときに、FAX着信OSDを表す信号を第2家電機器30−2に出力し、第2家電機器30−2の表示部304にFAX着信OSDを表示させる機能である(図11のステップS1114、及びステップS1132)。
(E)モジュール33
モジュール33は、第3家電機器30−3の有するコンピュータにより解釈される実行命令群である。第3家電機器30−3は、モジュール33を構成する実行命令群に基づき動作することで、電源オン通知機能を実現する。電源オン通知機能は、自家電機器の電源がスタンバイ状態からオン状態に変化したときに、電源がオンしたことを示す電源オン通知をサーバ10に送信する機能である(図12のステップS1211参照)。電源オン通知機能には、自家電機器の電源がオン状態からスタンバイ状態に変化したときに、電源がスタンバイ状態になったことを示す電源オフ通知をサーバ10に送信する機能も含む(図12のステップS1212参照)。
(F)モジュール41
モジュール41は、第4家電機器30−4の有するコンピュータにより解釈される実行命令群である。第4家電機器30−4は、モジュール41を構成する実行命令群に基づき動作することでFAX着信通知機能を実現する。FAX着信通知機能は、FAXが着信したときに、FAX着信があったことを示すFAX着信通知をサーバ10に送信する機能である(図11のステップS1101及びS1102参照)。
(G)モジュール51
モジュール51は、第5家電機器30−5の有するコンピュータにより解釈される実行命令群である。第5家電機器30−5は、モジュール51を構成する実行命令群に基づき動作することで風量外部制御機能を実現する。
風量外部制御機能は、風量の増加を指示する風量増加指示、風量の減少を指示する風量減少指示などの風量変更指示を受け取り、風量変更指示に従って、出力する風量を増加させたり、減少させたりする機能である(図12のステップS1231〜S1233、及びステップS1251〜S1253参照)。
<1−3.第1家電機器30−1〜第5家電機器30−5>
第1家電機器30−1、第2家電機器30−2、第3家電機器30−3、第4家電機器30−4及び第5家電機器30−5は、連携処理を構成する処理を実行する家電機器である。これらの家電機器は、各家電機器の有する主な機能(シーリングライトにおける調光機能、テレビにおける放送波受信再生機能など)を個別機能部305で実現し、個別機能部305以外の構成は共通している。よって以下、個別機能部305については家電機器毎の説明をするが、その他の構成については代表して第1家電機器30−1についてのみ説明する。
第1家電機器30−1は、図3に示すように通信部301、記憶部302、入力部303、表示部304、個別機能部305及び制御部306を含んで構成される。
(1)通信部301
通信部301は、通信用LSIで実現されており、ネットワークを介してデータの送受信を行う機能を有する。
(2)記憶部302
記憶部302は、フラッシュメモリ及びハードディスクドライブなどの不揮発性の記憶媒体で実現されており、データを記憶する機能を有する。記憶部302は、データとして、制御部306により実行される、第1家電機器30−1の全体制御を行うための制御プログラム、サーバ10から受信するモジュール、自家電機器を識別する機器IDなどを記憶する。
(3)入力部303
入力部303は、リモコン、リモコン信号の受光部、タッチパネル、キーパッド等の入力デバイスから構成されている。入力部303は、ユーザがリモコン、タッチパネル、キーパッド等を操作することにより入力するユーザ指示を取得し、取得したユーザ指示を制御部306に通知する機能を有する。
(4)表示部304
表示部304は、情報を表示する表示装置及びその制御用LSIで構成されている。表示装置は、液晶ディスプレイやLED(Light Emitting Diode)などで構成される。
(5)個別機能部305
個別機能部305は、第1家電機器30−1〜第5家電機器30−5のそれぞれが有する個別の機能(以下「個別機能」という。)を実現する機能部である。以下、個別機能について家電機器毎の説明を行う。
(A)第1家電機器30−1の場合
第1家電機器30−1は、上述の通りシーリングライトであり、個別機能として、光源の発光輝度を変更する調光機能、光源が発する光の光色を昼光色から電球色との間で調整する調色機能など一般的なシーリングライトが有する機能を備える。
また、上述のようにサーバ10からモジュール11を受信することにより、個別機能として輝度通知機能及び輝度外部制御機能が追加される。
(B)第2家電機器30−2の場合
第2家電機器30−2は、上述の通りテレビであり、個別機能として、テレビ放送波を受信し、復調して映像を再生し表示部304に表示する放送波受信再生機能、外部入力される映像信号を再生して表示部304に表示する映像再生機能など、一般的なテレビが有する機能を備える。
また、上述のようにサーバ10からモジュール21を受信することにより、個別機能として電源オン通知機能が追加される。
(C)第3家電機器30−3の場合
第3家電機器30−3は、上述の通りBDプレーヤであり、個別機能として、BDに記録されているコンテンツを再生し、出力するBD再生機能など、一般的なBDプレーヤが有する機能を備える。
また、上述のようにサーバ10からモジュール31を受信することにより、個別機能としてジャンル通知機能及び外部再生制御機能が追加される。また、サーバ10からモジュール32を受信することにより、個別機能としてFAX着信OSD表示機能が追加される。また、サーバ10からモジュール33を受信することにより、個別機能として電源オン通知機能が追加される。
(D)第4家電機器30−4の場合
第4家電機器30−4は、上述の通りFAX送受信機であり、個別機能として、電話回線を通じたFAXの送信・受信を行うFAX送受信機能、ユーザが電話回線を通じ通話相手と通話を行う電話機能など、一般的なFAX送受信機が有する機能を備える。
また、上述のようにサーバ10からモジュール41を受信することにより、個別機能としてFAX着信通知機能が追加される。
(E)第5家電機器30−5の場合
第5家電機器30−5は、上述の通りエアコンであり、個別機能として、冷房機能、暖房機能、温度設定機能、及び風量設定機能など、一般的なエアコンが有する機能を備える。また、上述のようにサーバ10からモジュール51を受信することにより、個別機能として風量外部制御機能が追加される。
(6)制御部306
制御部306はプロセッサ及びメモリを含んで構成されており、第1家電機器30−1の全体動作を制御する機能を有する。制御部306の各機能はメモリに記憶されているプログラムをプロセッサが実行することにより実現される。
また、制御部306は、サーバ10からモジュールを受信し、記憶部302に記憶させる。そして、制御部306は、モジュールを構成する実行命令群を実行し、実行命令群の内容に応じて個別機能部305を制御する(図9のステップS905、S906参照)。これにより、個別機能として個別機能部305により実現される機能が追加される。
制御部306は、入力部303から、サーバ10への自家電機器の登録の要求を指示するユーザ指示を受け付けてサーバ10に対し、自家電機器に割り当てられた機器IDを含む登録要求を送信する登録要求機能を有する。
<1−4.ルータ20>
ルータ20は、異なるネットワーク同士を相互接続する機器である。ルータ20は、図1に示すように、機能更新システム1においてサーバ10が属する宅外のネットワークと、第1家電機器30−1〜第5家電機器30−5が属する宅内のネットワークとを相互接続している。以下の説明では、サーバ10と第1家電機器30−1〜第5家電機器30−5のいずれかとの間で通信が行われる場合、明示的に記載していなくてもルータ20を介して通信しているものとする。
<1−5.動作>
<1−5−1.機能追加処理>
以下、サーバ10及び各家電機器による機能追加処理について図8を参照しながら説明する。
ステップS801において、サーバ10の制御部205は、機器登録表に機器IDが登録されていない一の家電機器が送信する登録要求を受信する。
制御部205は、受信した登録要求に含まれる機器IDが、機器登録表に登録されているか否か判断し、登録されていない場合には登録する。
例えば、機器登録表が図4に示す状態であり、登録要求に含まれる機器IDが4であった場合、値が4の機器IDは機器登録表には登録されていない。よって、ステップS801において、制御部205は、機器登録表に値が4の機器IDを登録する。
ステップS802において、制御部205は、機器追加処理に用いる各変数(変数n、g、T)の初期化を行う。制御部205は、変数nに値1を代入する。ここで、nは、エントリ群中の、処理の対象となっているエントリを区別するのに用いる。
また、制御部205は、変数gに値1を代入する。ここで、gは、処理の対象となっているエントリ群を表す。
また、制御部205は、変数Tに、ステップS801において受信した機器登録要求に含まれる機器IDを代入する。例えば、ステップS801において受信した機器IDが4の場合、制御部205は、変数Tに値4を代入する。
ステップS803において、制御部205は、追加機能表から機能GID=gであるエントリ群を読み出す。例えば、gの値が1の場合に読み出されるエントリ群は、エントリ群531である。
ステップS804において、制御部205は、ステップS803で読み出したエントリ群に含まれるエントリ数を変数Nに代入する。
例えば、機能GIDが1のエントリ群の場合、エントリ群に含まれるエントリ数は2である。よって、Nには2が代入される。
ステップS805において、制御部205は、ステップS803で読み出したエントリ群における、n個目のエントリ中の機器ID組にTが含まれるか否か判断する。判断結果が肯定的である場合(ステップS805でYES)、ステップS806に進み、判断結果が否定的である場合(ステップS805でNO)、ステップS821に進む。
例えば、n=1、機器ID=4の場合であれば、エントリ群531における1個目のエントリ511の機器ID組に値4が含まれる。よって、ステップS805における判断結果はYESとなる。
ステップS806において、制御部205は、n個目のエントリ中の機器ID組に含まれる機器IDのうち、T以外の機器IDが全て、機器登録表に登録済みであるか否か判断する。判断結果が肯定的である場合(ステップS806でYES)、ステップS807に進み、判断結果が否定的である場合(ステップS806でNO)、ステップS821に進む。
例えば、n個目のエントリがエントリ511であり、T=4、機器登録表に値が1〜3の機器IDが記載されていれば、判断結果は肯定的になる。
ステップS807において、制御部205は、n個目のエントリ中の有効フラグの値が1か否かを判断する。判断結果が肯定的である場合(ステップS807でYES)、ステップS843に進み、判断結果が否定的である場合(ステップS807でNO)、ステップS841に進む。
ステップS841において、制御部205は、n個目のエントリ中の有効フラグの値を1にする。
ステップS842において、制御部205は、アップデート処理を行う。アップデート処理の詳細は図9に示す。アップデート処理では、n個目のエントリの機能ID(図8中のステップS842で「引数」と表現)を用いる。詳細は図9を用いて説明するが、アップデート処理によって、連携処理の実現に必要な機能が各家電機器に追加される。
ステップS843において、制御部205は、gの値を1インクリメントする。
ステップS844において、制御部205は、追加機能表において、機能GIDの値がgであるエントリ群があるか否かを判断する。判断結果が肯定的である場合(ステップS844でYES)、ステップS803に進み、判断結果が否定的である場合(ステップS844でNO)、処理を終了する(END)。
また、ステップS821では、制御部205は、nの値を1インクリメントする。そして、ステップS822において、制御部205は、nがNより大きいか否かを判断する。判断結果が肯定的である場合(ステップS822でYES)、ステップS843に進み、判断結果が否定的である場合(ステップS822でNO)、ステップS805に進む。
<1−5−2.アップデート処理>
以下、ステップS842の詳細である、アップデート処理について図9を参照しながら説明する。
アップデート処理の対象となっている機能の機能IDは、上述のステップS842の説明におけるn個目のエントリの機能ID(引数)である。
ステップS901において、制御部205は、追加モジュール表から、機能IDが、引数が示す機能IDと一致するエントリ群を読み出す。
一例として、引数が示す機能IDがA001の場合、エントリ群631が読み出される。
ステップS902において、制御部205は、本処理に用いる各変数(j、J)の初期化を行う。
制御部205は、変数jに値1を代入する。ここで、jは、追加モジュール表の処理対象となっているエントリ群における、処理対象となっているエントリを特定するのに用いられる変数である。
また、制御部205は、変数Jに、ステップS901において読み出されたエントリ群に含まれるエントリの数を代入する。
例えば、処理対象となっているエントリ群がエントリ群631である場合、エントリ群631に含まれるエントリの数は4であるので、Jに4が代入される。
ステップS903において、制御部205は、ステップS901で読み出されたエントリ群におけるj個目のエントリに係る機器IDとモジュールIDとの組が、機器登録表に登録済みか否か判断する。判断結果が肯定的である場合(ステップS903でYES)、ステップS907に進み、判断結果が否定的である場合(ステップS903でNO)、ステップS904に進む。
例えば、機器登録表の内容が図4に示すものである場合、エントリ群631における1個目のエントリ611については、機器ID(値1)とモジュールID(値M11)との組は、図4の機器登録表には登録済みである。よって、判断結果は、否定的(ステップS903でNO)となる。
ステップS904において、制御部205は、記憶部202から、ステップS903の判定に用いられた(機器ID、モジュールID)の組で識別されるモジュールを読み出す。
例えば、記憶部202に記憶されているモジュール情報が図7に示すものであり、ステップS903の判定で用いられた(機器ID、モジュールID)の組が(4、M41)の場合であれば、読み出されるモジュールは、モジュール41となる。
ステップS905において、制御部205は、ステップS903の判定で用いられた機器IDにより識別される家電機器に対し、ステップS904で読み出したモジュールを送信する。
ステップS906において、ステップS905において送信されたモジュールを受信した家電機器は、受信したモジュールを記憶部302に記憶すると共に、メモリにロードしてプロセッサにおいて実行する。このステップによって、家電機器に対して新たな機能が追加される。
ステップS907において、制御部205は、jの値を1インクリメントする。
ステップS908において、制御部205は、jの値が、Jの値より大きいか否か判断する。そして、判断結果が肯定的である場合(ステップS908でYES)、処理を終了し(RETURN)、判断結果が否定的である場合(ステップS908でNO)、ステップS903に進む。
<1−5−3.照明調整処理>
以下、照明調整処理について図10を用いて説明する。照明調整処理は、各家電機器において照明調整視聴機能に係る機能の更新が完了している状態、すなわち追加機能表における照明調整視聴機能に係るエントリ512の有効フラグが1である場合に行われる処理である。
ステップS1001として、第1家電機器30−1の個別機能部305は、モジュール11を受信することで追加された輝度通知機能により、サーバ10に対し現在の輝度を示す輝度通知を送信する。このステップS1001の処理は、第1家電機器30−1が、ユーザ指示に基づき輝度の変更を行う度に、実行するものとする。サーバ10の制御部205は、輝度通知を受信し、第1家電機器30−1の現在の輝度を記憶する。
ステップS1002において、第3家電機器30−3の制御部306は、ユーザが入力部203を用いて入力した、ディスクの再生を要求するユーザ指示を受信する。制御部306は、個別機能部305に対し、挿入されているディスクに記録されている映像のジャンルの取得要求を出力する。このとき、第3家電機器30−3の個別機能部305は、挿入されているディスクに記録されている映像のジャンルを取得する。
ステップS1003において、第3家電機器30−3の個別機能部305は、モジュール31を受信することで追加されたジャンル通知機能により、ステップS1002において取得したジャンルを示すジャンル通知をサーバ10に通知する。サーバ10の制御部205は、ジャンル通知を受け取って記憶する。
ステップS1004において、サーバ10の制御部205は、ジャンル通知により示されるジャンルが「映画」か否かを判断する。判断結果が肯定的である場合(ステップS1004でYES)、ステップS1005に進み、判断結果が否定的である場合(ステップS1004でNO)、ステップS1007に進む。
ステップS1005において、サーバ10の制御部205は、ステップS1001で記憶した第1家電機器30−1の輝度が、所定値以上の輝度か否か判断する。判断結果が肯定的である場合(ステップS1005でYES)、ステップS1006の後、ステップS1007に進み、判断結果が否定的である場合(ステップS1005でNO)、ステップS1007に進む。
ステップS1006において、サーバ10の制御部205は、第1家電機器30−1に対し、輝度を下げるための輝度変更指示である輝度ダウン指示を送信する。第1家電機器30−1の制御部306は、輝度ダウン指示を受信する。
ステップS1031において、第1家電機器30−1の制御部306は、ステップS1006で受信した輝度ダウン指示に応じて、個別機能部305に対し輝度ダウン指示を出力する。個別機能部305は、モジュール11を受信することで追加された輝度外部制御機能により、輝度ダウン指示に応じて輝度を下げる。ここで輝度は、予め規定された、ユーザが映画を視聴するのに適した輝度まで下げられるものとする。
ステップS1007において、サーバ10は、ディスクの再生指示を第3家電機器30−3に送信する。第3家電機器30−3の制御部306は、ディスクの再生指示を受信する。
ステップS1021において、第3家電機器30−3の制御部306は、受信したディスクの再生指示に応じて、個別機能部305にディスクの再生指示を出力する。第3家電機器30−3の個別機能部305は、モジュール31を受信することで追加された外部再生制御機能により、ディスクの再生を開始する。
<1−5−4.FAX閲覧補助処理>
以下、FAX閲覧補助処理について図11を用いて説明する。FAX閲覧補助処理は、各家電機器においてFAX閲覧補助機能に係る機能の更新が完了している状態、すなわち追加機能表におけるFAX閲覧補助機能に係るエントリ511の有効フラグが1である場合に行われる処理である。また、FAX閲覧補助処理の前提として、上述の照明調整処理が行われ、照明の輝度が下がっている状態でユーザが映画のコンテンツを視聴しているものとする。
ステップS1101において、第4家電機器30−4の個別機能部305がFAXを着信する。このステップS1101が、FAX閲覧補助処理開始の開始トリガである。
ステップS1102において、第4家電機器30−4の個別機能部305は、モジュール41を受信することで追加されたFAX着信通知機能により、サーバ10にFAX着信通知を送信する。サーバ10の制御部205は、FAX着信通知を受信する。
ステップS1111において、サーバ10の制御部205は、照明調整処理において第1家電機器30−1から通知されている輝度が所定値以下か否か判断する。判断結果が肯定的である場合(ステップS1111でYES)、ステップS1112を実行後、ステップS1113に進み、判断結果が否定的である場合(ステップS1111でNO)、ステップS1113に進む。
ステップS1112において、サーバ10の制御部205は、輝度をアップさせるための輝度変更指示である輝度アップ指示を第1家電機器30−1に送信する。第1家電機器30―1の制御部306は、輝度アップ指示を受信する。
ステップS1151において、第1家電機器30−1の制御部306は、ステップS1112で受信した輝度アップ指示に応じて、個別機能部305に対し輝度アップ指示を出力する。個別機能部305は、モジュール11を受信することで追加された輝度外部制御機能により、輝度アップ指示に応じて輝度を上げる。ここで輝度は、予め規定された、ユーザがFAXを閲覧するのに適した輝度まで上げられるものとする。
ステップS1113において、サーバ10の制御部205は、再生一時停止指示を、第3家電機器30−3に送信する。第3家電機器30−3の制御部306は、再生一時停止指示を受信する。
ステップS1131において、第3家電機器30−3の制御部306は、個別機能部305に対し再生一時停止指示を出力する。個別機能部305は、モジュール31を受信することで追加された外部再生制御機能により、BDの再生を一時停止する。
ステップS1114において、サーバ10の制御部205は、FAX着信OSD表示指示を、第3家電機器30−3に送信する。第3家電機器30−3の制御部306は、FAX着信OSD表示指示を受信する。
ステップS1132において、第3家電機器30−3の制御部306は、個別機能部305に対しFAX着信OSD表示指示を出力する。個別機能部305は、モジュール32を受信することで追加されたFAX着信OSD表示機能により、FAX着信OSD表示を行う。
<1−5−5.温度調節処理>
以下、温度調節処理について図12を用いて説明する。温度調節処理は、各家電機器において温度調節機能に係る機能の更新が完了している状態、すなわち追加機能表における温度調節機能に係るエントリ513及びエントリ514の少なくとも一方の有効フラグが1である場合に行われる処理である。
ステップS1201において、第2家電機器30−2の制御部306は、入力部303から、電源オンを行うユーザ指示を取得する。第2家電機器30−2の制御部306は、自家電機器の電源をスタンバイ状態からオン状態にする制御を行う。そして、第2家電機器30−2の制御部306は、電源オン処理を行ったことを示す電源オン通知を、サーバ10に送信する。サーバ10の制御部205は、第2家電機器30−2が送信した電源オン通知を受信する。
ステップS1231において、サーバ10は、風量増加指示を第5家電機器30−5に送信する。第5家電機器30−5の制御部306は、風量増加指示を受信する。
ステップS1251において、第5家電機器30−5の制御部306は、ステップS1231で受信した風量増加指示に応じて、個別機能部305に対し風量増加指示を出力する。第5家電機器30−5の個別機能部305は、モジュール51を受信することで追加された風量外部制御機能により、出力する風量を増加する。個別機能部305が増加させる風量は、第2家電機器30−2及び第3家電機器30−3の一方の電源がオン状態になることにより、通常上昇し得る温度の上昇を妨げるのに足りる風量である。この風量は予め規定され、モジュール51内に情報として記載されているものとする。
ステップS1211において、第3家電機器30−3の制御部306は、入力部303から、電源オンを行うユーザ指示を取得する。第3家電機器30−3の制御部306は、自家電機器の電源をスタンバイ状態からオン状態にする処理を行う。そして、第3家電機器30−3の制御部306は、電源オン処理を行ったことを示す電源オン通知を、サーバ10に送信する。サーバ10の制御部205は、第3家電機器30−3が送信した電源オン通知を受信する。
ステップS1232において、サーバ10は、風量増加指示を第5家電機器30−5に送信する。第5家電機器30−5の制御部306は、風量増加指示を受信する。
ステップS1252において、第5家電機器30−5の制御部306は、ステップS1232で受信した風量増加指示に応じて、個別機能部305に対し風量増加指示を出力する。第5家電機器30−5の個別機能部305は、モジュール51を受信することで追加された風量外部制御機能により、出力する風量を増加する。
また、ステップS1212において、第3家電機器30−3の制御部306は、入力部303から、電源オフを行うユーザ指示を取得した場合には、自家電機器の電源をオン状態からスタンバイ状態にする処理を行う。そして、第3家電機器30−3の制御部306は、電源オフ処理を行ったことを示す電源オフ通知を、サーバ10に送信する。サーバ10の制御部205は、第3家電機器30−3が送信した電源オフ通知を受信する。
ステップS1233において、サーバ10は、風量減少指示を第5家電機器30−5に送信する。第5家電機器30−5の制御部306は、風量減少指示を受信する。
ステップS1253において、第5家電機器30−5の制御部306は、ステップS1233で受信した風量減少指示に応じて、個別機能部305に対し風量減少指示を出力する。第5家電機器30−5の個別機能部305は、モジュール51を受信することで追加された風量外部制御機能により、出力する風量を減少する。個別機能部305が減少させる風量は、第2家電機器30−2及び第3家電機器30−3の一方の電源がオン状態からスタンバイ状態になることにより、通常低下し得る温度の低下を妨げるのに足りる風量である。この風量は予め規定され、モジュール51内に情報として記載されているものとする。
<2.第2の実施形態>
<2−1.概要>
第1の実施形態では、ユーザの宅内において、もともと存在する家電機器に、ユーザが購入した新たな家電機器が追加された場合に、これらの家電機器による連携処理を実現させるために、各家電機器に新規の機能を追加していた。しかしながら、家電機器の組合せに応じた連携処理が実現できれば足り、機能の追加は必ずしも要しない。例えば、各家電機器の動作を変更することで、連携処理を実現してもよい。第2の実施形態では、家電機器が表示するメニューの構成を、新たな家電機器の追加前と追加後とで変更することにより連携処理を実現している。
以下、第2の実施形態に係る機能更新システム1aについて図面を用いて説明する。なお、第1の実施形態において説明したものと同じ構成要素については同じ符号を付し、それらについての説明は特に必要な場合を除き省略する。
機能更新システム1aは、図13に示すように、サーバ10a、ルータ20、及び第6家電機器30−6〜第8家電機器30−8を含んで構成される。第6家電機器30−6は、具体的には、オーブンレンジであり、第7家電機器30−7は体組成計であり、第8家電機器30−8はホームベーカリーである。第6家電機器30−6〜第8家電機器30−8のうち、第6家電機器30−6は、もともと宅内にある家電機器であり、第7家電機器30−7及び第8家電機器30−8は、ユーザにより新たに追加される家電機器であるとする。
<2−2.サーバ10a>
サーバ10aは、宅内の各家電機器(第6家電機器30−6〜第8家電機器30−8)を制御して連携処理を実現するための装置である。サーバ10aは、コンピュータで実現されており、機能構成は、おおよそサーバ10と同じである。
(1)記憶部202
記憶部202は、第1の実施形態と同様、データとして機器登録表、連携処理構成表、追加モジュール表、及びモジュール情報を記憶している。データそれぞれに関する説明は、第1の実施形態におけるものと同様である。但し、第2の実施形態では、連携処理構成表に、図14に示すエントリが記載され、追加モジュール表に、図15に示すエントリが記載され、モジュール情報に、図16に示すエントリが記載されている。
(2)制御部205
制御部205は、第1の実施形態と同様、主要な機能として機器登録機能、機能追加機能、及び連携処理制御機能を有する。また、制御部205は、WEBサーバを動作させる機能を有する。
<2−3.第6家電機器30−6〜第8家電機器30−8>
第6家電機器30−6〜第8家電機器30−8のそれぞれの機能構成は、第1の実施形態において説明した第1家電機器30−1の機能構成と同様である。但し、個別機能部305の機能は、第1の実施形態の場合と同様、家電機器毎に異なるので、以下、家電機器それぞれについて説明する。
(1)第6家電機器30−6の場合
第6家電機器30−6は、上述の通りオーブンレンジであり、個別機能部305は、個別機能として、素材を蒸す機能、蒸し焼きする機能、焼く機能、温める機能など一般的なオーブンレンジが有する機能を備える。また、メニュー情報に従ってメニュー画像を表示する機能を有する。
また、サーバ10からモジュール61を受信することにより、個別機能として、カロリー情報アップロード機能が追加される。また、サーバ10からモジュール62を受信することにより、表示するメニューの構成、メニュー画像が変更され、個別機能として、変更されたメニュー画像に記載された調理方法により調理をする機能が追加される。
(2)第7家電機器30−7の場合
第7家電機器30−7は、上述の通り体組成計であり、個別機能部305は、個別機能として、ユーザの体重を測定する機能、体脂肪率を測定する機能など一般的な体組成計が有する機能を備える。
また、サーバ10からモジュール71を受信することにより、個別機能として、体組成情報アップロード機能が追加される。
(3)第8家電機器30−8の場合
第8家電機器30−8は、上述の通りホームベーカリーであり、個別機能部305は、個別機能として、パン生地を作る機能、うどん・パスタ生地を作る機能、パン生地を焼く機能など一般的なホームベーカリーが有する機能を備える。また、第8家電機器30−8は、ピザ生地を作る機能も有する。
<2−4.データ構造>
第2の実施形態では、第1の実施形態とは異なるモジュールが各家電機器に送信される。以下、各モジュールについて説明する。
(1)モジュール61
モジュール61は、第6家電機器30−6の有するコンピュータにより解釈される実行命令群である。第6家電機器30−6は、モジュール61を構成する実行命令群に基づき動作することで、カロリー情報アップロード機能を実現する。
カロリー情報アップロード機能は、ユーザが、自家電機器が表示するメニュー画像中に記載された料理方法に従い調理する毎に、できあがった料理のカロリーを示すカロリー情報をサーバ10aに送信する機能である。料理毎のカロリーを示すカロリー情報は、第6家電機器30−6の記憶部302に予めデータベースとして記憶されているものとする。
(2)モジュール62
モジュール62は、第6家電機器30−6の有するコンピュータにより解釈される実行命令群と、第6家電機器30−6が予め有するメニュー情報を更新するためのメニュー情報(以下、「更新メニュー情報」という。)とを含む。
第6家電機器30−6は、予め有していたメニュー情報を更新メニュー情報に置き換えることでメニューの構成を更新する。また、第6家電機器30−6は、モジュール62を構成する実行命令群に基づき動作することにより、更新後のメニュー画像に記載された調理方法による調理を行う。
以下、メニュー情報について、図21及び図22を用いて具体的に説明する。
図21は、メニュー画像と、そのメニュー画像に対応するメニュー情報とを表す図である。メニュー情報は、マークアップ言語により記述される。
メニュー情報2101、2102及び2103は、第6家電機器30−6が予め記憶しているメニュー情報であり、それぞれ、メニュー画像1901、1902及び1903を表現する。
メニュー情報中の「Menu(”XXX”)」は、メニュー画像にタイトルXXXを表示することを示す記載である。
また、メニュー情報中の「Button(”YYY”、zzz)」は、タイトルがYYYのボタンをメニュー画像中に表示し、このボタンがユーザにより選択された場合に、現在表示中のメニュー画像に代えて、メニュー情報zzzで表現されるメニュー画像を表示することを示す記載である。
例えば、第6家電機器30−6は、タイトルが「料理集」であるメニュー画像1901を表示しているときに、ユーザにより、タイトルが「材料で選ぶ」のボタンが選択されると、メニュー画像1901に代えて、メニュー情報(material1.sc)で表現されるメニュー画像1902を表示することになる。
メニュー情報2201及びメニュー情報2202は、更新メニュー情報である。モジュール62において、メニュー情報2201はメニュー情報2103に置き換えて記憶し、メニュー情報2202は、そのまま記憶するよう規定されている。
第6家電機器30−6は、モジュール62を受信すると、上述の規定に従い、メニュー情報2103にメニュー情報2201を上書きして記憶し、メニュー情報2202をそのまま記憶する。以上のようなメニュー情報の更新によって、メニューの構成は、図19に示す構成から、図20で示す構成に変更される。
(3)モジュール71
モジュール71は、第7家電機器30−7の有するコンピュータにより解釈される実行命令群である。第7家電機器30−7は、モジュール71を構成する実行命令群に基づき動作することで、体組成情報アップロード機能を実現する。
体組成情報アップロード機能は、ユーザが、自家電機器を用いて体組成情報を測定する毎に、測定された体組成情報をサーバ10aに送信する機能である。
<2−5.連携処理>
以下、第2の実施形態における連携処理について説明する。宅内の各家電機器は、連携処理の一例として、計測データアップロード処理、及びピザ作成処理を実行する。
(1)計測データアップロード処理
計測データアップロード処理は、宅内に第6家電機器30−6が存在する場合に、宅内に第7家電機器30−7が追加されたときに実現可能になる。計測データアップロード処理は、各家電機器が計測したデータをサーバ10にアップロードする処理である。計測データアップロード処理として、第6家電機器30−6は、ユーザが、自家電機器が表示するメニュー画像中に記載された料理の料理方法に従い調理する毎に、出来上がった料理のカロリーを示すカロリー情報をサーバ10aに送信する。また、第7家電機器30−7は、ユーザが自家電機器を用いて体組成情報を測定するごとに、測定した体組成情報をサーバ10aに送信する。体組成情報は、体重及び体脂肪率の情報を含む。
サーバ10aは、カロリー情報及び体組成情報を受信し、図17に示すような個人健康データとして記憶する。個人健康データは、カロリー情報又は体組成情報を受信した日を示す「年月日」と、「カロリー」、「体重」及び「体脂肪率」とを対応付けて記載したデータである。
サーバ10aは、WEBサーバにより、カロリー情報及び体組成情報を送信した家電機器のユーザだけがブラウザを用いて閲覧可能となるよう個人健康データを公開する。
ユーザは、別途コンピュータ、スマートフォンなどの情報機器においてブラウザを動作させ、公開された個人健康データをブラウザにより情報機器のディスプレイに表示させる。図18は、ブラウザに表示される、個人健康データを示す画像の一例を示す図である。ユーザは、カロリー、体重、体組成率の変化を確認することで、自身の健康増進に役立てることができる。
(2)ピザ作成処理
ピザ作成処理は、第6家電機器30−6が表示するメニュー画像に基づき、両家電機器がそれぞれピザを作成するための一工程を実行することによりピザを作成する処理である。ピザ作成処理は、宅内に第6家電機器30−6が存在する場合に、宅内に第8家電機器30−8が追加されたときに実現可能になる。より詳細には、第8家電機器30−8が宅内に新たに追加されることで、第6家電機器30−6が表示するメニュー画像に、第8家電機器30−8が有するピザ生地作成機能に関連するボタン画像及びメニュー画像が追加される。追加されるメニュー画像には、第8家電機器30−8により作成されるピザ生地を用いて、ピザを作成する方法が記載されている。ユーザは、メニュー画像に記載されている方法に従い、第6家電機器30−6を操作することで、第8家電機器30−8が作成するピザ生地を、第6家電機器30−6で適切に調理する。
ここで、第6家電機器30−6が、第8家電機器30−8が宅内に追加される前に表示するメニューの構成について説明し、次いで、第8家電機器30−8が宅内に追加された後に表示するメニューの構成について説明する。
図19は、第6家電機器30−6が、第8家電機器30−8が宅内に追加される前に表示部304に表示するメニューの構成を示す。第6家電機器30−6が表示するメニューは、階層構造を有している。
第6家電機器30−6の表示部304に最初に表示される画像(最上位階層の画像)は、料理集を示すメニュー画像1901である。
メニュー画像1901は、ボタン画像1911及び1912を含む。ユーザは、入力部303を用いて、ボタン画像1911及び1912のいずれかを選択することができる。
ユーザによってボタン画像1911及び1912のいずれかが選択されると、第6家電機器30−6は、その選択されたボタン画像に対応付けられている下位階層のメニュー画像を表示部304に表示する。例えば、ユーザによりボタン画像1912が選択された場合、第6家電機器30−6は、表示部304にメニュー画像1902を表示する。
メニュー画像1902は、図19に示すように、ボタン画像1921〜1923を含む。ユーザがボタン画像1921、1922、1923のいずれかを選択すると、第6家電機器30−6は、選択されたボタン画像に対応付けられている、より下位階層のメニュー画像(メニュー画像1903など)を表示部304に表示する。
メニュー画像1903は、図19に示すように、ボタン画像1931及び1932を含む。
図20は、第6家電機器30−6が、第8家電機器30−8が宅内に追加された後に表示部304に表示するメニューの構成を示す。
メニュー画像1901及びメニュー画像1902は、図19に示したものと同じである。メニュー画像1903aは、メニュー画像1903に「ピザ」を表すボタン画像1933が追加されたものである。ユーザによってボタン画像1933が選択されると、第6家電機器30−6は、表示部304にメニュー画像2001を表示する。
なお、第6家電機器30−6及び第8家電機器30−8がピザを作成する場合、第8家電機器30−8が作成したピザ生地を、人手を介して第6家電機器30−6に移す作業が発生する。しかしながら、第8家電機器30−8がピザ生地の作成処理をし、第6家電機器30−6がピザ生地を焼く処理を行うことにより、ピザが調理されることから、このような処理についても広義の連携処理とみなしている。そして、メニューの構成の変更を、家電機器における、連携処理を実現するために必要な機能の更新とみなしている。
<3.変形例>
以上、本発明に係る機能更新システムの実施形態を説明したが、例示した機能更新システムを以下のように変形することも可能であり、本発明が上述の実施形態で示した通りの機能更新システムに限られないことは勿論である。
(1)上述の実施形態では、各家電機器に機能を追加する場合、サーバ10が、各家電機器に対し、追加する機能を実現するためのモジュールを送信することとしていたが、機能を追加できれば足りる。例えば、モジュール単位ではなく、各家電機器の制御プログラムの全体を、追加する機能を実現するための実行命令群を含む新たな制御プログラムにアップデートすることとしてもよい。
図23は、家電機器の機器ID、家電機器の制御プログラムのバージョン、制御プログラムの実体、及び、制御プログラムに含まれる機能の機能IDとの対応付けを示すプログラムバージョン表である。プログラムバージョン表の各行(エントリ)は、「機器ID」で識別される家電機器に対し、「機能ID」で識別される機能を追加する場合には、「バージョン」で識別される「プログラム」を送信すればよいことを示している。
例えば、エントリ2301では、機器ID(3)、バージョン(v101)、プログラム(プログラムP301)、機能ID(A001、A003)が対応付けられている。
サーバ10は、このエントリ2301に従い機能を追加する場合、機器IDの値が3である第3家電機器30−3に対し、機能IDがA001及びA003の機能を追加する場合には、バージョンがv101であるプログラムP301を送信することとなる。
(2)上述の実施形態では、各家電機器に機能を追加する場合、サーバ10が、各家電機器に対し、追加する機能を実現するためのモジュールを送信することとしていたが、機能を追加できれば足りる。例えば、各家電機器において、更新が必要な機能を実現するためのプログラムが予め記憶され、そのプログラムが無効化されており、サーバ10が、モジュールを送信する代わりに、無効化されているプログラムの有効化を指示する信号を送信してもよい。このとき、有効化を指示する信号を受信した家電機器は、無効化されているプログラムを有効化することにより、連携処理に必要な機能を追加する。
(3)第2の実施形態では、第8家電機器30−8が宅内に新たに追加された場合の第6家電機器30−6への機能追加として、図20に示すように、第6家電機器30−6が表示するメニュー画像に、第8家電機器30−8が有するピザ生地作成機能に関連するボタン画像(1933)及びメニュー画像(2001)を追加していた。これに限らず、第6家電機器30−6のメニュー構成を、第8家電機器30−8の機能に応じて変更することとしてもよい。
例えば、第6家電機器30−6のメニュー構成が、もともと図19に示す構成ではなく図20に示す構成であるとする。図20に示す構成では、第8家電機器30−8のピザ生地作成機能に関連するメニュー画像2001を表示するには、ユーザは、最上位階層のメニュー画像1901から、メニュー画像1902、1903a、2001と辿る必要がある。
この場合に、第8家電機器30−8が宅内に新たに追加された場合に、第6家電機器30−6のメニュー構成を図24に示す構成に変更する。図24に示す構成は、第8家電機器30−8のピザ生地作成機能に関連するメニュー画像2001を表示するのに、最上位階層のメニュー画像1901aから直接、メニュー画像2001を辿ることができる構成となっている。これにより、ユーザは、連携処理であるピザ作成処理に係るメニュー画像2001を容易に辿ることができユーザの利便性が向上する。
(4)上述の実施形態では、サーバ10及びサーバ10aは、一の家電機器が追加された場合に、各家電機器の機能を必ず更新していたが、ユーザが機能の更新を望む場合にのみ、更新することとしてもよい。
例えば、サーバ10が、各家電機器に機能の更新に係るモジュールを送信する前に、確認画像を送信してもよい。確認画像は、図25に示すように、機能の説明が記載されており、機能のアップデート(更新)を許可するか否かをユーザに選択させるための画像である。
各家電機器は、確認画像を受信してディスプレイに表示する。そして、各家電機器は、入力部303により、機能の更新を許可する旨のユーザ指示を取得した場合に、サーバ10に対し、モジュールの送信を要求する。サーバ10は、モジュールの送信が要求された場合に、その要求を行った家電機器に対しモジュールを送信する。
(5)上述の実施形態では、宅内から家電機器を削除する場合に、各家電機器における機能の削除を行ってはいなかったが、機能を削除することとしてもよい。
以下、機能削除処理について、図26を用いて説明する。
ステップS2601において、サーバ10の制御部205は、機器登録表に機器IDが登録されている一の家電機器が送信する登録削除要求を受信する。制御部205は、受信した登録削除要求に含まれる機器IDが、機器登録表に登録されているか否か判断し、登録されている場合には削除する。
ステップS2602において、制御部205は、機器削除処理に用いる各変数(変数n、g、T)の初期化を行う。この処理は、ステップS802と同様の処理である。
なお、ステップS2603〜S2606、S2641、S2642、S2661及びS2662は、S803〜S806、S821、S822、S843及びS844と同様の処理であるので、これらについての説明は省略する。
ステップS2608において、制御部205は、エントリ群中に、有効フラグが1であり、かつ、Tを含まないエントリが有るか否か判断する。判断結果が肯定的である場合(ステップS2608でYES)、ステップS2609に進み、判断結果が否定的である場合(ステップS2608でNO)、ステップS2621に進む。
ステップS2609において、制御部205は、Tを含むエントリの有効フラグを全て0にする。
ステップS2610において、制御部205は、Tを含まないエントリに係るモジュールを残し、他のモジュールについては、各家電機器にそのモジュールのモジュールIDを指定して削除指示を送信する。また、制御部205は、削除指示を送信したモジュールのモジュールIDを、機器登録表から削除する。
各家電機器は、削除指示を受信すると、指定されたモジュールIDで識別されるモジュールを削除する。
ステップS2621において、制御部205は、全エントリの有効フラグを0にする。
ステップS2622において、制御部205は、全エントリに係るモジュールについては、各家電機器にそのモジュールのモジュールIDを指定して削除指示を送信する。また、制御部205は、削除指示を送信したモジュールのモジュールIDを、機器登録表から削除する。
各家電機器は、削除指示を受信すると、指定されたモジュールIDで識別されるモジュールを削除する。
(6)上述の実施形態では、各家電機器は宅内に配置されているとしたが、配置場所を限定する必要は無く、サーバ10及びサーバ10aと通信できれば足りる。
(7)上述の実施形態では、第1家電機器30−1〜第8家電機器30―8が、それぞれシーリングライト、テレビ、BDプレーヤ、FAX送受信機、エアコン、オーブンレンジ、体組成計及びホームベーカリーである例について説明したが、サーバと通信可能であり、サーバが送信する制御命令により実行制御可能な家電機器であれば足りる。これら以外の家電機器には、例えば、スマートフォン、炊飯器、洗濯機、映像及び音声の記録再生装置、掃除機、空気清浄機、プリンタ、電気ポット、コーヒーメーカー、電話機、携帯電話機、目覚まし時計などがある。なお、これらの家電機器においては、各家電機器が有する機能を実現する個別機能部305の構成が相互に異なることになる。
また、上述の実施形態では、連携処理は、一例として、照明調整処理、FAX閲覧補助処理、温度調節処理、計測データアップロード処理、及びピザ作成処理であるとしたが、複数の家電機器それぞれによって実行される処理から構成される一群の処理であれば足りる。
(8)上述の実施形態では、複数の家電機器の間でデータ、実行指示などの送受信を行っていないが、送受信を行うこととしてもよい。また、家電機器の間で直接送受信を行わないが、連携処理の実行に必要な情報などを、サーバを介して相互に送受信することとしてもよい。
(9)上述の実施形態では、サーバは1台のコンピュータで実現されているとしたが、上述の実施形態においてサーバについて説明した機能を実現できるよう構成されれば足りる。例えば、サーバは1以上のコンピュータ及び記憶装置などから構成されるクラウドであってもよい。
(10)上述の実施形態では、ルータ20は、各家電機器とサーバ10との通信を中継するのみであったが、サーバ10とルータ20の機能を明確に区別する必要は無く、サーバ10の有する機能の少なくとも一部をルータ20に行わせることとしてもよい。
(11)上述の実施形態で示した、機器登録機能、機能追加機能、連携処理制御機能、個別機能部305による個別機能、及び登録要求機能などをサーバ、及び各家電機器のプロセッサ、及びそのプロセッサに接続された各種回路に実行させるための機械語或いは高級言語のプログラムコードからなる制御プログラムを、記録媒体に記録すること、又は各種通信路等を介して流通させ頒布することもできる。このような記録媒体には、ICカード、ハードディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、ROM、フラッシュメモリ等がある。流通、頒布された制御プログラムはプロセッサに読み出され得るメモリ等に格納されることにより利用に供され、そのプロセッサがその制御プログラムを実行することにより各実施形態で示したような各機能が実現されるようになる。なお、プロセッサは、制御プログラムを直接実行する他、コンパイルして実行或いはインタプリタにより実行してもよい。
(12)上述の実施形態で示した各機能構成要素(通信部201、記憶部202、入力部203、表示部204、制御部205、通信部301、記憶部302、入力部303、表示部304、個別機能部305及び制御部306など)は、その機能を実行する回路として実現されてもよいし、1又は複数のプロセッサによりプログラムを実行することで実現されてもよい。
なお、上述の各機能構成要素は典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップされてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。更には、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
(13)上述の実施形態及び各変形例を、部分的に組み合せてもよい。
<4.補足>
以下、更に本発明の一実施形態としての機能更新システム及び機能更新方法の構成、その変形例及び効果について説明する。
(1)本発明の一実施形態に係る機能更新方法は、サーバに登録された家電機器の機能を更新する機能更新方法であって、前記サーバは、ユーザが所有する各家電機器の識別情報を記載した登録情報と、連携処理を行う複数の家電機器から成る組を複数記載した組情報と、前記組それぞれに含まれる各家電機器について、連携処理を実現するための機能を更新するための更新情報とを記憶し、前記機能更新方法は、前記登録情報に識別情報が記載されていない一の家電機器から、前記登録情報への識別情報の記載要求を受け付けて前記登録情報に記載する登録ステップと、前記組情報に記載されている複数の組から、前記一の家電機器を含み、前記一の家電機器以外の家電機器が全て前記登録情報に記載されている組を選出する選出ステップと、選出された組に含まれる家電機器のうち機能の更新を要するものに、それぞれの更新情報を送信する更新ステップとを含む。
この構成により、各家電機器に、予め他の家電機器との連携処理用の機能が組み込まれていない場合であっても、一の家電機器と既に登録情報に登録されている他の家電機器の組合せに応じた機能を向上させて連携処理を行うことができる。
(2)また、前記家電機器のそれぞれは、プロセッサと制御プログラムを記憶する記憶部とを含み、前記プロセッサが前記制御プログラムを実行することにより動作し、前記更新情報は、更新が必要な機能の実行命令を含む更新用の制御プログラムであり、前記更新情報を受信した家電機器は、前記記憶部に前記更新情報を記憶することとしてもよい。
この構成により、予め他の家電機器との連携処理用の機能が組み込まれていない各家電機器に対し、連携処理用の機能を組み込むことができる。
(3)また、前記更新情報を受信する家電機器は、ディスプレイを含み、階層構造を有するメニューを規定するメニュー情報を記憶しており、前記記憶しているメニュー情報に基づき前記ディスプレイにメニューを表示し、前記更新情報は、前記一の家電機器に関連するメニューを追加した更新用のメニュー情報であるとしてもよい。
この構成により、他の家電機器が表示するメニューの構成に、一の家電機器と連携処理を行うのに適した表示を追加することができる。
(4)また、前記更新情報を受信する家電機器は、ディスプレイを含み、階層構造を有するメニューを規定するメニュー情報を記憶しており、前記メニュー情報に基づき前記ディスプレイにメニューを表示し、最上位階層を除くいずれかの階層のメニューは、前記一の家電機器に関連するメニューであり、前記更新情報は、前記一の家電機器に関連するメニューをより上位の階層に変更した更新用のメニュー情報であることとしてもよい。
この構成により、他の家電機器が表示するメニューの構成を、一の家電機器と連携処理を行うのに適した表示となるよう更新することができる。
(5)また、前記組情報に記載されている家電機器のうちの特定の家電機器は、更新が必要な機能を実現するためのプログラムを予め記憶し、前記プログラムは無効化されており、前記更新ステップにおいて、前記特定の家電機器に送信する前記更新情報は、前記プログラムの有効化を指示する信号であるとしてもよい。
この構成により、各家電機器に、予め他の家電機器との連携処理用の機能が組み込まれていない場合であっても、一の家電機器と既に登録情報に登録されている他の家電機器の組合せに応じた機能を向上させ、連携処理を行うことができる。
(6)また、各家電機器は、前記更新情報を受信した後に、更新された機能を実行するか否かをユーザに選択させるための表示を行い、ユーザにより実行指示がされた場合にのみ当該機能を実行することとしてもよい。
この構成により、ユーザが望まない機能の更新を防ぐことができる。
(7)本発明の一実施形態に係る機能更新システムは、サーバと複数の家電機器とから構成され、前記サーバに登録された家電機器の機能を更新する機能更新システムであって、前記サーバは、ユーザが所有する各家電機器の識別情報を記載した登録情報と、連携処理を行う家電機器の組を複数記載した組情報と、前記組それぞれに含まれる各家電機器について、連携処理を実現するための機能を更新するための更新情報とを記憶する記憶手段と、前記登録情報に識別情報が記載されていない一の家電機器から、前記登録情報への識別情報の記載要求を受け付けて前記登録情報に記載する登録手段と、前記組情報に記載されている複数の組から、前記一の家電機器を含み、前記一の家電機器以外の家電機器が全て前記登録情報に記載されている組を選出する選出手段と、選出された組に含まれる家電機器のうち機能の更新を要するものに、それぞれの更新情報を送信する更新手段とを備え、各家電機器は、更新情報を受信した場合に、受信した更新情報を用いて機能を更新する。
この構成により、各家電機器に、予め他の家電機器との連携処理用の機能が組み込まれていない場合であっても、一の家電機器と既に登録情報に登録されている他の家電機器の組合せに応じた機能を向上させ、連携処理を行うことができる。
本発明の一形態に係る機能更新方法は、ユーザ毎に異なる家電機器の保有状況に応じ、家電機器に機能を追加して連携処理を行わせるものであり、サーバにより複数の家電機器を制御するシステムに有用である。
1、1a 機能更新システム
10、10a サーバ
15 家
20 ルータ
30−N 第N家電機器(N:1〜8)
201 通信部
202 記憶部
203 入力部
204 表示部
205 制御部
301 通信部
302 記憶部
303 入力部
304 表示部
305 個別機能部
306 制御部

Claims (7)

  1. サーバに登録された家電機器の機能を更新する機能更新方法であって、
    前記サーバは、
    ユーザが所有する各家電機器の識別情報を記載した登録情報と、
    連携処理を行う複数の家電機器から成る組を複数記載した組情報と、
    前記組情報に記載されている1つ以上の組から成るグループを複数記載したグループ情報と、
    前記組それぞれに含まれる各家電機器について、連携処理を実現するための機能を更新するための更新情報とを記憶し、
    前記グループに含まれる任意の2つの組は、一方の組に含まれる家電機器が、他方の組に含まれる家電機器を全て包含する関係にあり、
    前記機能更新方法は、
    前記登録情報に識別情報が記載されていない一の家電機器から、前記登録情報への識別情報の記載要求を受け付けて前記登録情報に記載する登録ステップと、
    前記グループ情報に記載されている複数のグループから一のグループを順に選択し、選択したグループに含まれる複数の組から、前記一の家電機器を含み、前記一の家電機器以外の家電機器が全て前記登録情報に記載されている組のうち、最も多くの家電機器を含む組を選出する選出ステップと、
    選出された組に含まれる家電機器のうち機能の更新を要するものに、それぞれの更新情報を送信する更新ステップとを含む、
    ことを特徴とする機能更新方法。
  2. 前記家電機器のそれぞれは、プロセッサと制御プログラムを記憶する記憶部とを含み、前記プロセッサが前記制御プログラムを実行することにより動作し、
    前記更新情報は、更新が必要な機能の実行命令を含む更新用の制御プログラムであり、
    前記更新情報を受信した家電機器は、前記記憶部に前記更新情報を記憶する
    ことを特徴とする請求項1記載の機能更新方法。
  3. 前記更新情報を受信する家電機器は、ディスプレイを含み、階層構造を有するメニューを規定するメニュー情報を記憶しており、前記記憶しているメニュー情報に基づき前記ディスプレイにメニューを表示し、
    前記更新情報は、前記一の家電機器に関連するメニューを追加した更新用のメニュー情報である
    ことを特徴とする請求項1記載の機能更新方法。
  4. 前記更新情報を受信する家電機器は、ディスプレイを含み、階層構造を有するメニューを規定するメニュー情報を記憶しており、前記メニュー情報に基づき前記ディスプレイにメニューを表示し、最上位階層を除くいずれかの階層のメニューは、前記一の家電機器に関連するメニューであり、
    前記更新情報は、前記一の家電機器に関連するメニューをより上位の階層に変更した更新用のメニュー情報である
    ことを特徴とする請求項1記載の機能更新方法。
  5. 前記組情報に記載されている家電機器のうちの特定の家電機器は、更新が必要な機能を実現するためのプログラムを予め記憶し、前記プログラムは無効化されており、
    前記更新ステップにおいて、前記特定の家電機器に送信する前記更新情報は、前記プログラムの有効化を指示する信号である
    ことを特徴とする請求項1記載の機能更新方法。
  6. 各家電機器は、前記更新情報を受信した後に、更新された機能を実行するか否かをユーザに選択させるための表示を行い、ユーザにより実行指示がされた場合にのみ当該機能を実行する
    ことを特徴とする請求項1記載の機能更新方法。
  7. サーバと複数の家電機器とから構成され、前記サーバに登録された家電機器の機能を更新する機能更新システムであって、
    前記サーバは、
    ユーザが所有する各家電機器の識別情報を記載した登録情報と、
    連携処理を行う家電機器の組を複数記載した組情報と、
    前記組情報に記載されている1つ以上の組から成るグループを複数記載したグループ情報と、
    前記組それぞれに含まれる各家電機器について、連携処理を実現するための機能を更新するための更新情報とを記憶する記憶手段と、
    前記登録情報に識別情報が記載されていない一の家電機器から、前記登録情報への識別情報の記載要求を受け付けて前記登録情報に記載する登録手段と、
    前記グループ情報に記載されている複数のグループから一のグループを順に選択し、選択したグループに含まれる複数の組から、前記一の家電機器を含み、前記一の家電機器以外の家電機器が全て前記登録情報に記載されている組のうち、最も多くの家電機器を含む組を選出する選出手段と、
    選出された組に含まれる家電機器のうち機能の更新を要するものに、それぞれの更新情報を送信する更新手段とを備え、
    各家電機器は、更新情報を受信した場合に、受信した更新情報を用いて機能を更新し、
    前記グループに含まれる任意の2つの組は、一方の組に含まれる家電機器が、他方の組に含まれる家電機器を全て包含する関係にある、
    ことを特徴とする機能更新システム。
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