JP6103218B2 - 農業用粒状組成物 - Google Patents

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Description

農薬活性成分、ガラス質微小中空体および糖を含有する農業用粒状組成物、並びに該粒状組成物を水溶性フィルムで包装した包装体に関するものである。
湛水下の水田水面に投下する農業用粒状組成物は、水面での拡散性が悪い場合、農薬活性成分が偏在することとなり、薬害や生物活性の低下を招く恐れがある。
農業用水面施用粒状組成物にガラス質微小中空体を配合させて拡散性を向上させた例として、セラミック製閉鎖型中空体、シラスバルーン、マイクロバルーン、パーライト等のガラス質閉鎖型中空体を配合する方法が知られている(特許文献1〜4参照)。しかしながら、該農業用水面施用粒状組成物を水溶性フィルムで包装した場合に、ガラス質微小中空体の種類によっては、水溶性フィルムの溶解性が低下し拡散性が悪化することが知られている(特許文献5参照)。また、酸を添加することにより、水溶性フィルムの溶解性低下が抑制されることが知られている(特許文献6参照)。
特開2001−163705号公報 特開平06−345603号公報 特開平09−249504号公報 特開2011−001361号公報 特開2008−074836号公報 特開2013−035769号公報
農薬活性成分およびガラス質微小中空体を含有する農業用粒状組成物を水溶性フィルムで包装した包装体を高温で保管したものを水田水面に施用した場合に、水田水面での水溶性フィルムの溶解性が低下してフィルム溶解時間が長くなり、その中に含まれる農業用粒状組成物の水面拡散性が悪化する場合があった。
本発明は、上記課題を解決するものであり、その目的は、該包装体の保管条件に拘わらず、湛水下水田の水面拡散性が良好な農業用粒状組成物および該組成物を水溶性フィルムで包装した包装体を提供することにある。
本発明者らは鋭意研究した結果、農業用粒状組成物に糖を含有させることによって、該粒状組成物を水溶性フィルムで包装した包装体を高温で保管したものを水田水面に施用した場合でも、水田水面での水溶性フィルムの溶解時間が長くならず、その中に含まれる農業用粒状組成物の水面拡散性が悪化しなくなることを見出した。
即ち、本発明は、以下の〔1〕〜〔〕記載の農業用水面施用粒状組成物を水溶性フィルムで包装した包装体(本発明包装体と称する。)に関するものである。
〔1〕 農薬活性成分、ガラス質微小中空体および、マンニトール、ソルビトール、キシリトールまたはマルチトールを含有し、クエン酸を含有しない農業用粒状組成物(以下、本発明組成物と称する。)を水溶性フィルムで包装した包装体
〕 ガラス質微小中空体に含まれるNa2OとCaOの含有率の和が、5.0重量
%以上である上記〔1〕記載の包装体
〕 ガラス質微小中空体が、ソーダ石灰硼珪酸ガラス質微小中空体または硼珪酸ガラス質微小中空体である上記〔1〕または2〕記載の包装体
〕 アスコルビン酸、エリソルビン酸、酢酸、ソルビン酸、コハク酸、フマル酸、オレイン酸、酒石酸、リンゴ酸、安息香酸、塩酸、燐酸、硫酸、亜硫酸および重亜硫酸を含有しない上記〔1〕ないし〔〕から選ばれるいずれかに記載の包装体
〕 農業用粒状組成物の含有水分量が、該粒状組成物100重量部あたり3.0重量部以上である上記〔1〕ないし〔〕から選ばれるいずれかに記載の包装体
〕 水田の水面に施用する上記〔1〕ないし〔〕から選ばれるいずれかに記載の包装体
〕 水溶性フィルムの素材がポリビニルアルコールである上記〔ないし〔6〕から選ばれるいずれかに記載の包装体。
本発明組成物は、それを水溶性フィルムで包装した本発明包装体として水田水面に施用した場合に、該包装体の保管条件や本発明組成物の含有水分量に拘わらず、水溶性フィルムの溶解性が良好であり包装体が直ぐに破袋するため、湛水下水田での水面拡散性が良好であり、農薬活性成分が水田全面に均一に広がるため、薬害が発生し難く、生物効果が良好である。
本発明で使用されるガラス質微小中空体としては、ソーダ石灰硼珪酸ガラスを主成分とする中空の粒子状物質であるグラスバブルズS38、グラスバブルズVS5500(商品名:住友スリーエム製)、硼珪酸ガラスを主成分とする中空の粒子状物質であるSphericel 34P30、Sphericel 45P25 (商品名ポッターズ・バロティーニ社)が挙げられる。
これらガラス質微小中空体の体積中位径は、通常10μm〜100μmであるが、20μm〜80μmが好ましく、30μm〜50μmがより好ましい。ガラス質微小中空体に含まれるNaOとCaOの含有率の和の下限は、通常5.0重量%以上であるが、好ましくは10.0重量%以上、より好ましくは15.0重量%以上である。ガラス質微小中空体に含まれるNaOとCaOの含有率の和の上限は、通常30重量%以下であるが、好ましくは25.0重量%以下、より好ましくは20.0重量%以下である。
本発明組成物におけるガラス質微小中空体の含有量は適宜選択できるが、本発明組成物100重量部に対して10.0〜30.0重量部の範囲が好ましい。
本発明包装体を高温で保管した場合に、水溶性フィルムの溶解性が良好なまま維持される理由は、以下の通りと推定される。
ガラス質微小中空体中に含まれる酸化カルシウム、酸化マグネシウム等に由来する二価金属イオンが、水溶性フィルムのポリビニアルコール水酸基を架橋することにより水溶性フィルムの水溶解度が低下すると考えられる。また、該粒状組成物に含まれる水分量が多い程、二価金属イオンの生成、ポリビニルアルコールの架橋が促進し、水溶性フィルムの溶解性がさらに低下すると考えられる。
一方、農業用粒状組成物中に糖を用いる本発明組成物場合には、糖の水酸基がニ価イオンを強く補足するため、上記の水溶性フィルムの溶解性の低下を防止できると考えられる。
本発明で使用される糖としては、単糖類、二糖類、三糖類四糖類などが挙げられる。単糖類としてはグリセルアルデヒド、ジオキシアセトン等の三炭糖、トレオース、エリスルロース等の四炭糖、リボース、リキソース、キシルロース、キシリトール等の五炭糖、マンニトール、ソルビトール、グルコース、マンノース、ガラクトース、フルクトース、ソルボース、タガトース等の六炭糖、マンノヘプトース、セドヘプツトース等の七炭糖、グルクロン酸等の誘導単糖類を挙げることができる。オリゴ糖類としては、マルトース、マルチトール、セロビオース、トレハロース、ラクトース、スクロース等の二糖類、マル
トトリオース等の三糖類、マルトテトラオース等の四糖類が挙げられる
これら糖は、単独でまたは2種以上混合して使用することができ、混合する場合の比も自由に選択できる。糖の含有量は適宜選択できるが、本発明組成物100重量部に対して2〜10重量部の範囲が好ましい。
これらの糖の中で、好ましいものはマンニトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトールおよびグルコースであり、より好ましいものはマンニトール、ソルビトール、キシリトールおよびマルチトールであり、特に好ましいものはマンニトールである。
本発明組成物の含有水分量は、本発明組成物100重量部あたり通常2.0〜8.0重量部であるが、含有水分量が3.0重量部以上である場合に、本発明の効果がより顕著に現れる。
本発明で使用される農薬活性成分は特に限定されない。以下に本発明で用いられる農薬活性成分を、一般名、化学名または試験名として具体的に例示すれば以下の通りである。
除草剤:ピラゾスルフロンエチル(pyrazosulfuron ethyl)、ハロスルフロンメチル(halosulfuron methyl)、ベンスルフロンメチル(bensulfuron methyl)、イマゾスルフロン(imazosulfuron)、アジムスルフロン(azimsulfuron)、シノスルフロン(cinosulfuron)、シクロスルファムロン(cyclosulfamuron)、エトキシスルフロン(ethoxysulfuron)、キノクラミン(quinoclamin)、メタゾスルフロン(metazosulfron)、ピラクロニル(pyraclonil)、アミノシクロピラクロール(Aminocyclopyrachlor)、テフリルトリオン(tefuryltirione)、メソトリオン(mesotrione)、ピリミスルファン、(pyrimisulfan)、フェノキサスルホン(fenoxasulfone)、ペノキススラム(penoxsulam)、アミノピラリド(aminopyralid)、ベンカルバゾン(bencarbazone)、オルソスルファムロン(orthosulfamrun)、フルセトスルフロン(flucetosulfuron)、モノスルフロン(monosulfuron)、モノスルフロンメチル(monosulfuron-methyl)、ピノキサデン(pinoxaden)、プロポキシカルバゾンーナトリウム塩(propoxycarbazone-sodium)、ピラスルホトール(pyrasulfotole)、ピロキサスルホン(pyroxasulfone)、ピロキシスラム(pyroxsulam)、テンボトリオン(tembotrione)、チエンカルバゾン−メチル(thiencarbazone-methyl)、トプラメゾン(topramezon)、メタミトロン(metamitron)、エスプロカルブ(esprocarb)、ベンチオカーブ(benthiocarb)、モリネート(molinate)、ジメピペレート(dimepiperate)、ピリブチカルブ(pyributicarb)、メフェナセット(mefenacet)、ブタクロール(butachlor)、プレチラクロール(pretilachlor)、テニルクロール(thenylchlor)、ブロモブチド(bromobutide)エトベンザニド(etobenzanid)、ジフルフェニカン(diflufenican)、ダイムロン(dymron)、クミルロン(cumyluron)、ベンタゾン(bentazone)、ピリフタリド(pyriftalid)、ビスピリバック(bispyribac)、ベンタゾンの塩、2,4−D、2,4−Dの塩、2,4−Dのエステル、MCP、MCPの塩、MCPのエステル、MCPB、MCPBの塩、MCPBのエステル、フェノチオール(MCPA-thioethyl)、クロメプロップ(clomeprop)、ナプロアニリド(naproanilide)、オキサジアゾン(oxadiazon)、ピラゾレート(pyrazolate)、ピラゾキシフェン(pyrazoxyfen)、ベンゾフェナップ(benzofenap)、オキサジアルギル(oxadiargyl)、ジメタメトリン(dimethametryn)、シメトリン(simetryn)、ピペロホス(piperophos)、アニロホス(anilofos)、ブタミホス(butamifos)、ベンスリド(bensulide)、ジチオピル(dithiopyr)、ピリミノバックメチル(pyriminobac methyl)、CNP、クロメトキシニル(chlormethoxynil)、シハロホップブチル(cyhalofop butyl)、ビフェノックス(bifenox)、カフェンストロール(cafenstrole)、ペントキサゾン(pentoxazone)、インダノファン(indanofan)、オキサジクロメホン(oxaziclomefone)、フェントラザミド(fentrazamide)、ブテナクロール(butenachlor)、ACN、ベンゾビシクロン(benzobicyclon)、ベンフレセート(benfuresate)、シンメチリン(cimmethylin)、シマジン(simazine)、ジクロベニル(dichlobenil)、ジウロン(diuron)、クロロIPC(chlorpropham)、アトラジン(atrazine)、アラクロール(alachlor)、イソウロン(isouron)、クロルフタリム(chlorphtalim)、シアナジン(cyanazin)、トリフルラリン(trifluralin)、ブタミホス(butamifos)、キンクロラック(quinclorac)、プロピザミド(propyzamide)、プロメトリン(prometryn)、ペンディメタリン(pendimethalin)、メトラクロール(metolachlor)、メトリブジン(metribuzin)、リニュロン(linuron)、レナシル(lenacil)、プロパニル(propanil)、MCPA、アイオキシニル(ioxynil octanoate)、アシュラム(asulam)、キザロホップエチル(quizalofop-ethyl)、プロパキザホップ(propaquizafop)、キザロホップテフリル(quizalofop-tefuryl)、セトキシジム(sethoxydim)、チフェンスルフロンメチル(thifensulfuron-methyl)、フェノキサプロップエチル(fenoxaprop-ethyl)、フェンメディファム(phenmedipham)、フルアジホップブチル(fluazifop-butyl)、ベンタゾン(bentazone)、SAP(bensulide)、TCTP(chlorthal-dimethyl,tetorachlorothiophene)、アミプロホスメチル(amiprophosmethyl)、アメトリン(ametryn)、イソキサベン(isoxaben)、オルベンカーブ(orbencarb)、カルブチレート(karbutilate)、ジチオピル(dithiopyr)、シデュロン(siduron)、チアザフルロン(thiazafluron)、ナプロパミド(napropamide)、プロジアミン(prodiamine)、ベスロジン(bethrodinebenefin)、メチルダイムロン(methyl dymron)、2,4−PA、MCPPA、フラザスルフロン(flazasulfuron)、メトスルフロンメチル(metsulfuron-methyl)、イマザキン(imazaquin)、イマザピル(imazapyr)、テトラピオン(flupropanate)、テブティウロン(tebuthiuron)、ブロマシル(bromacil)、ヘキサジノン(hexazinone)、グリホサートアンモニウム塩(glyphosate-ammonium)、グリホサートイソプロピルアミン塩(glyphosate-iso-propylammonium)、グリホサートトリメシウム塩(glyphosate-trimesium)、グリホサートナトリウム塩(glyphosate-sodium)、グリホサートカリウム塩(glyphosate-potassium)、ビアラホス(bialaphos)、グルホシネート(glufosinate-ammonium)、イプフェンカルバゾン(ipfencarbazone)、プロピリスルフロン(propyrisulfuron)、メタミホップ(metamifop)、トリアファモン(triafamone)、シクロピリモレート(cyclopyrimorate)およびMCC等。
殺菌剤:アミスルブロム(amisulbrom)、アシベンゾラール(acibenzolar)、アムプロピルホス(ampropyfos)、アニラジン(anilazine)、アザコナゾール(azaconazole)、アゾキシストロビン(azoxystrobin)、ベナラキシル(benalaxyl)、ベノダニル(benodanil)、ベノミル(benomyl)、ベンザマクリル(benzamacril)、ビナパクリル(binapacryl)、ビフェニル(biphenyl)、ビテルタノール(bitertanol)、ベトキサジン(bethoxazine)、ボルドー液(bordeaux mixture)、ブラストサイジン−S(blasticidin-S)、ブロモコナゾール(bromoconazole)、ブピリメート(bupirimate)、ブチオベート(buthiobate)、カルシウムポリスルフィド(calcium polysulfide)、キャプタフォール(captafol)、キャプタン(captan)、カッパーオキシクロリド(copper oxychloride)、カルプロパミド(carpropamid)、カルベンダジン(carbendazim)、カルボキシン(carboxin)、キノメチオネート(chinomethionat)、クロベンチアゾン(chlobenthiazone)、クロルフェナゾール(chlorfenazol)、クロロネブ(chloroneb)、クロロタロニル(chlorothalonil)、クロゾリネート(chlozolinate)、クフラネブ(cufraneb)、シモキサニル(cymoxanil)、シプロコナゾール(cyproconazol)、シプロジニル(cyprodinil)、シプロフラム(cyprofuram)、デバカルブ(debacarb)、ジクロロフェン(dichlorophen)、ジクロブトラゾール(diclobutrazol)、ジクロフラニド(diclhlofluanid)、ジクロメジン(diclomedine)、ジクロラン(dicloran)、ジエトフェンカルブ(diethofencarb)、ジクロシメット(diclocymet)、ジフェノコナゾール(difenoconazole)、ジフルメトリン(diflumetorim)、ジメチリモール(dimethirimol)、ジメトモルフ(dimethomorph)、ジニコナゾール(diniconazole)、ジニコナゾール−M(diniconazole-M)、ジノカップ(dinocap)、ジフェニルアミン(diphenylamine)、ジピリチオン(dipyrithione)、ジタリムホス(ditalimfos)、ジチアノン(dithianon)、ドデモルフ(dodemorph)、ドジン(dodine)、ドラゾクソロン(drazoxolon)、エデフェノホス(edifenphos)、エポキシコナゾール(epoxiconazole)、エタコナゾール(etaconazole)、エチリモル(ethirimol)、エトリジアノール(etridiazole)、ファモキサゾン(famoxadone)、フェナリモル(fenarimol)、フェブコナゾール(febuconazole)、フェンフラム(fenfuram)、フェンピクロニル(fenpiclonil)、フェンプロピジン(fenpropidin)、フェンプロピモルフ(fenpropimorph)、フェンチン(fentin)、フェルバン(ferbam)、フェリムゾン(ferimzone)、フルアジナム(fluazinam)、フルジオキソニル(fludioxonil)、フルオロイミド(fluoroimide)、フルキンコナゾール(fluquinconazole)、フルシラゾール(flusilazole)、フルスルファミド(flusulfamide)、フルトラニル(flutolanil)、フルトリアフォール(flutriafol)、フォルペット(folpet)、フォセチル−アルミニウム(fosetyl-aluminium)、フベリダゾール(fuberidazole)、フララキシル(furalaxyl)、フェナミドン(fenamidone)、フェンヘキサミド(fenhexamid)、グアザチン(guazatine)、ヘキサクロロベンゼン(hexachlorobenzene)、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、ヒメキサゾール(hymexazol)、イマザリル(imazalil)、イミベンコナゾール(imibenconazole)、イミノクタジン(iminoctadine)、イプコナゾール(ipconazole)、イプロベンホス(iprobenfos)、イプロジオン(iprodione)、イソプロチオラン(isoprothiolane)、イプロバリカルブ(iprovalicarb)、イソピラザム(isopyrazam)、カスガマイシン(kasugamycin)、クレソキシム−メチル(kresoxim-methyl)、マンカッパー(mancopper)、マンゼブ(mancozeb)、マンネブ(maneb)、メパニピリム(mepanipyrim)、メプロニル(mepronil)、メタラキシル(metalaxyl)、メトコナゾール(metconazole)、メチラム(metiram)、メトミノストロビン(metominostrobin)、ミクロブタニル(myclobutanil)、ナバム(nabam)、ニッケルビス(ジメチルジチオカーバメート)(nickel bis(dimethyldithiocarbamate))、ニトロタール−イソプロピル(nitrothal-isopropyl)、ヌアリモル(nuarimol)、オクチリノン(octhilinone)、オフレース(ofurace)、オキサジキシル(oxadixyl)、オキシカルボキシン(oxycarboxin)、オキポコナゾールフマール酸塩(oxpoconazole fumarate)、ペフラゾエート(pefurzoate)、ペンコナゾール(penconazole)、ペンシクロン(pencycuron)、フタライド(phthalide)、ピペラリン(piperalin)、ポリオキシン(polyoxins)、プロベナゾール(probenazole)、プロクロラズ(prochloraz)、プロシミドン(procymidone)、プロパモカルブ塩酸塩(propamocarb hydrochloride)、プロピコナゾール(propiconazole)、プロピネブ(propineb)、ピラゾホス(pyrazophos)、ピリフェノックス(pyrifenox)、ピリメタニル(pyrimethanil)、ピロキロン(pyroquilon)、キノキシフェン(quinoxyfen)、キントゼン(quintozene)、硫黄(sulfur)、スピロキサミン(spiroxamine)、テブコナゾール(tebuconazole)、テクナゼン(tecnazene)、テトラコナゾール(tetraconazole)、チアベンダゾール(thiabendazole)、チフルザミド(thifluzamide)、チオファネート−メチル(thiophanate-methyl)、チラム(thiram)、トルクロホス−メチル(tolclofos-methyl)、トリルフラニド(tolylfluanid)、トリアジメホン(triadimefon)、トリアジメノール(toriadimenol)、トリアゾキシド(triazoxide)、トリシクラゾール(tricyclazole)、トリデモルフ(tridemorph)、トリフルミゾール(triflumizole)、トリホリン(triforine)、トリチコナゾール(triticonazole)、バリダマイシン(validamycin)、ビンクロゾリン(vinclozolin)、ジネブ(zineb)、ジラム(ziram)、オキシン銅(oxine-copper)等。
殺バクテリア剤:ストレプトマイシン(streptomycin)、オキシテトラサイクリン(oxyterracycline)、オキソリニックアシド(oxolinic acid)等。
殺線虫剤:アルドキシカルブ(aldoxycarb)、フォスチアゼート(fosthiazate)、フォスチエタン(fosthietan)、オキサミル(oxamyl)、フェナミホス(fenamiphos)等。
殺ダニ剤:シエノピラフェン(cyenopyrafen)、シフルメトフェン(cyfulmetofen)等のアクリロニトリル系化合物、スピロメシフェン(spiromesifen)、スピロジクロフェン(spirodiclofen)、ピリダベン(pyridaben)、アミトラズ(amitraz)、ブロモプロピレート(bromopropylate)、チノメチオネート(chinomethionat)、クロロベンジラート(chlorobezilate)、クロフェンテジン(clofentezine)、サイヘキサチン(cyhexatine)、ジコフォール(dicofol)、ジエノクロール(dienochlor)、エトキサゾール(etoxazole)、フェナザキン(fenazaquin)、フェンブタチンオキシド(fenbutatin oxide)、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フェンプロキシメート(fenproximate)、ハルフェンプロックス(halfenprox)、ヘキシチアゾックス(hexythiazox)、ミルベメクチン(milbemectin)、プロパルギット(propargite)、ピリミジフェン(pyrimidifen)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)。
殺虫剤:アバメクチン(abamectin)、アセフェート(acephate)、アセタミピリド(acetamipirid)、アジンホス−メチル(azinphos-methyl)、ベンジオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ベンスルタップ(bensultap)、ビフェントリン(bifenthrin)、ブプロフェジン(buprofezin)、ブトカルボキシン(butocarboxim)、カルバリル(carbaryl)、カルボフラン(carbofuran)、カルボスルファン(carbosulfan)、カルタップ(cartap)、クロルフェナピル(chlorfenapyr)、クロルピリホス(chlorpyrifos)、クロルフェンビンホス(chlorfenvinphos)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、クロチアニジン(clothianidin)、クロマフェノジド(chromafenozide)、クロピリホス−メチル(chlorpyrifos-methyl)、シフルトリン(cyfluthrin)、ベータ−シフルトリン(beta-cyfluthrin)、シペルメトリン(cypermethrin)、シロマジン(cyromazine)、シハロトリン(cyhalothrin)、ラムダ−シハロトリン(lambda-cyhalothrin)、デルタメトリン(deltamethrin)、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、ダイアジノン(diazinon)、ジアクロデン(diacloden)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、ジメチルビンホス(dimethylvinphos)、ジオフェノラン(diofenolan)、ジスルフォトン(disulfoton)、ジメトエート(dimethoate)、EPN、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、エチプロール(ethiprole)、エトフェンプロックス(etofenprox)、エトリムホス(etrimfos)、フェニトロチオン(fenitrothion)、フェノブカルブ(fenobucarb)、フェノキシカーブ(fenoxycarb)、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フェンバレレート(fenvalerate)、フィプロニル(fipronil)、フルシトリネート(flucythrinate)、フルフェノクスウロン(flufenoxuron)、フルフェンプロックス(flufenprox)、タウ−フルバリネート(tau-fluvalinate)、ホノホス(fonophos)、フォルメタネート(formetanate)、フォルモチオン(formothion)、フラチオカルブ(furathiocarb)、ハロフェノジド(halofenozide)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ヒドラメチルノン(hydramethylnon)、イミダクロプリド(imidacloprid)、イソフェンホス(isofenphos)、インドキサカルブ(indoxacarb)、イソプロカルブ(isoprocarb)、イソキサチオン(isoxathion)、ルフェヌウロン(lufenuron)、マラチオン(malathion)、メタルデヒド(metaldehyde)、メタミドホス(methamidophos)、メチダチオン(methidathion)、メタクリホス(methacrifos)、メタルカルブ(metalcarb)、メソミル(methomyl)、メソプレン(methoprene)、メトキシクロール(methoxychlor)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、モノクロトホス(monocrotophos)、ムスカルーレ(muscalure)、ニテンピラム(nitenpyram)、オメトエート(omethoate)、オキシデメトン−メチル(oxydemeton-methyl)、オキサミル(oxamyl)、パラチオン(parathion)、パラチオン−メチル(parathion-methyl)、ペルメトリン(permethrin)、フェントエート(phenthoate)、フォキシム(phoxim)、ホレート(phorate)、ホサロン(phosalone)、ホスメット(phosmet)、ホスファミドン(phosphamidon)、ピリミカルブ(pirimicarb)、ピリミホス−メチル(pirimiphos-methyl)、プロフェノホス(profenofos)、ピメトロジン(pymetrozine)、ピラクロホス(pyraclofos)、ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)、ロテノン(rotenone)、スルプロホス(sulprofos)、シラフルオフェン(silafluofen)、スピノサド(spinosad)、スルホテップ(sulfotep)、テブフェノジド(tebfenozide)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、テフルトリン(tefluthorin)、テルブホス(terbufos)、テトラクロロビンホス(tetrachlorvinphos)、チオジカルブ(thiodicarb)、チアメトキサム(thiamethoxam)、チオファノックス(thiofanox)、チオメトン(thiometon)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、トラロメスリン(tralomethrin)、トリクロルホン(trichlorfon)、トリアズロン(triazuron)、トリフルムロン(triflumuron)、バミドチオン(vamidothion)、スルホキサフロル(sulfoxaflor)等。
これら農薬活性成分は単独でまたは2種以上混合して使用することができ、混合する場合の比も自由に選択できる。農薬活性成分の含有量は適宜選択できるが、本発明組成物100重量部に対して0.1〜50重量部の範囲が好ましい。
本発明組成物には、更に各種補助剤を含有させることができる。使用できる補助剤としては、ガラス質以外の微小中空体、界面活性剤、結合剤、固体担体および溶剤等があり、下記のものが挙げられる。
界面活性剤としては、以下の(A)、(B)、(C)、(D)および(E)が挙げられる。
(A)ノニオン性界面活性剤:
(A-1)ポリエチレングリコール型界面活性剤:例えば、ポリオキシエチレンアルキル(C8〜18)エーテル、アルキルナフトールのエチレンオキサイド付加物、ポリオキシエチレン(モノまたはジ)アルキル(C8〜12)フェニルエーテル、ポリオキシエチレン(モノまたはジ)アルキル(C8〜12)フェニルエーテルのホルマリン縮合物、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)フェニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)ベンジルフェニルエーテル、ポリオキシプロピレン(モノ、ジまたはトリ)ベンジルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテル、ポリオキシプロピレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテルのポリマー、アルキル(C8〜18)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーエーテル、アルキル(C8〜12)フェニルポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーエーテル、ポリオキシエチレンビスフェニルエーテル、ポリオキシエチレン樹脂酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸(C8〜18)モノエステル、ポリオキシエチレン脂肪酸(C8〜18)ジエステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸(C8〜18)エステル、グリセロール脂肪酸エステルエチレンオキサイド付加物、ヒマシ油エチレンオキサイド付加物、硬化ヒマシ油エチレンオキサイド付加物、アルキル(C8〜18)アミンエチレンオキサイド付加物および脂肪酸(C8〜18)アミドエチレンオキサイド付加物等が挙げられる。
(A-2)多価アルコール型界面活性剤:例えば、グリセロール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ソルビトール脂肪酸(C8〜18)エステル、ソルビタン脂肪酸(C8〜18)エステル、ショ糖脂肪酸エステル、多価アルコールアルキルエーテルおよび脂肪酸アルカノールアミド等が挙げられる。
(A-3)アセチレン系界面活性剤:例えば、アセチレングリコール、アセチレンアルコール、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物およびアセチレンアルコールのエチレンオキサイド付加物等が挙げられる。
(A-4)その他の界面活性剤:例えば、アルキルグリコシド等が挙げられる。
(B)アニオン性界面活性剤:
(B-1)カルボン酸型界面活性剤:例えば、ポリアクリル酸、ポリメタアクリル酸、ポリマレイン酸、ポリ無水マレイン酸、マレイン酸または無水マレイン酸とオレフィン(例えばイソブチレンおよびジイソブチレン等)との共重合物、アクリル酸とイタコン酸の共重合物、メタアクリル酸とイタコン酸の共重合物、マレイン酸または無水マレイン酸とスチレンの共重合物、アクリル酸とメタアクリル酸の共重合物、アクリル酸とアクリル酸メチルエステルとの共重合物、アクリル酸と酢酸ビニルとの共重合物、アクリル酸とマレイン酸または無水マレイン酸の共重合物、N−メチル−脂肪酸(C8〜18)サルコシネート、樹脂酸および脂肪酸(C8〜18)等のカルボン酸、並びにそれらカルボン酸の塩が挙げられる。
(B-2)硫酸エステル型界面活性剤:例えば、アルキル(C8〜18)硫酸エステル、ポリオキシエチレンアルキル(C8〜18)エーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレン(モノまたはジ)アルキル(C8〜12)フェニルエーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレン(モノまたはジ)アルキル(C8〜12)フェニルエーテルのポリマーの硫酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)フェニルフェニルエーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)ベンジルフェニルエーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテルのポリマーの硫酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーの硫酸エステル、硫酸化油、硫酸化脂肪酸エステル、硫酸化脂肪酸および硫酸化オレフィン等の硫酸エステル、並びにそれら硫酸エステルの塩が挙げられる。
(B-3)スルホン酸型界面活性剤:例えば、パラフィン(C8〜22)スルホン酸、アルキル(C8〜12)ベンゼンスルホン酸、アルキル(C8〜12)ベンゼンスルホン酸のホルマリン縮合物、クレゾールスルホン酸のホルマリン縮合物、α−オレフィン(C8〜16)スルホン酸、ジアルキル(C8〜12)スルホコハク酸、ポリオキシエチレン(モノまたはジ)アルキル(C8〜12)フェニルエーテルスルホン酸、ポリオキシエチレンアルキル(C8〜18)エーテルスルホコハク酸ハーフエステル、ナフタレンスルホン酸、(モノまたはジ)アルキル(C1〜6)ナフタレンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物、(モノまたはジ)アルキル(C1〜6)ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物、クレオソート油スルホン酸のホルマリン縮合物、アルキル(C8〜12)ジフェニルエーテルジスルホン酸、イゲポンT(商品名)、ポリスチレンスルホン酸およびスチレンスルホン酸とメタアクリル酸の共重合物等のスルホン酸、並びにそれらスルホン酸の塩が挙げられる。
(B-4)燐酸エステル型界面活性剤:例えば、アルキル(C8〜12)燐酸エステル、ポリオキシエチレンアルキル(C8〜18)エーテル燐酸エステル、ポリオキシエチレン(モノまたはジ)アルキル(C8〜12)フェニルエーテル燐酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)アルキル(C8〜12)フェニルエーテルのポリマーの燐酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)フェニルフェニルエーテル燐酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)ベンジルフェニルエーテル燐酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテル燐酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテルのポリマーの燐酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーの燐酸エステル、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールイミンおよび縮合燐酸(例えばトリポリリン酸等)等の燐酸エステル、並びにそれら燐酸エステルの塩が挙げられる。
上記の(B-1)〜(B-4)における塩としては、アルカリ金属(リチウム、ナトリウムおよびカリウム等)、アルカリ土類金属(カルシウムおよびマグネシウム等)、アンモニウムおよび各種アミン(例えばアルキルアミン、シクロアルキルアミンおよびアルカノールアミン等)等が挙げられる。
(C)カチオン性界面活性剤:
例えば、アルキルアミン、アルキル4級アンモニウム塩、アルキルアミンのエチレンオキサイド付加物およびアルキル4級アンモニウム塩のエチレンオキサイド付加物等が挙げられる。
(D)両性界面活性剤:
例えば、ベタイン型界面活性剤およびアミノ酸型界面活性剤等が挙げられる。
(E)その他の界面活性剤:
例えば、シリコーン系界面活性剤およびフッ素系界面活性剤等が挙げられる。
これらの界面活性剤は単独でまたは2種以上混合して使用することができ、混合する場合の比も自由に選択できる。本発明組成物中の界面活性剤の含有量は適宜選択できるが、本発明組成物100重量部に対して0.5〜20重量部の範囲が好ましい。
結合剤としては、例えばデキストリン(焙焼デキストリンおよび酵素変性デキストリン等)、酸分解澱粉、酸化澱粉、アルファー化澱粉、エーテル化澱粉(カルボキシメチル澱粉、ヒドロキシアルキル澱粉およびカチオン澱粉等)、エステル化澱粉(酢酸澱粉およびリン酸澱粉等)、架橋澱粉およびグラフト化澱粉等の加工澱粉、例えばアルギン酸ナトリウム、アラビアガム、ゼラチン、トラガントガム、ローカストビーンガムおよびカゼイン等の天然物質、例えばカルボキシメチルセルロースナトリウム塩、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロースおよびアセチルセルロース等のセルロース誘導体、ならびに例えばポリビニルメチルエーテル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレンポリプロピレンブロック共重合体、ポリビニルアルコール、部分けん化酢酸ビニルとビニルエーテルの共重合体、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドンと酢酸ビニルの共重合物およびポリアクリルアミド等のその他の高分子が挙げられる。
ガラス質以外の微小中空体としては、アクリロニトリルコポリマーマイクロバルーン、塩化ビニリデンアクリロニトリルコポリマーマイクロバルーン、フェノール樹脂マイクロバルーン等が挙げられる。
固体担体としては、例えば石英、方解石、海泡石、ドロマイト、チョーク、カオリナイト、パイロフィライト、セリサイト、ハロサイト、メタハロサイト、木節粘土、蛙目粘土、陶石、ジークライト、アロフェン、シラス、きら、タルク、ベントナイト、活性白土、酸性白土、軽石、アタパルジャイト、ゼオライトおよび珪藻土等の天然鉱物質、例えば焼成クレー、パーライト、シラスバルーン、バーミキュライト、アタパルガスクレーおよび焼成珪藻土等の天然鉱物質の焼成品、例えば炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、リン酸水素二アンモニウム、リン酸二水素アンモニウムおよび塩化カリウム等の無機塩類、例えばブドウ糖、果糖、しょ糖および乳糖などの糖類、例えば澱粉、粉末セルロースおよびデキストリン等の多糖類、例えば尿素、尿素誘導体、安息香酸および安息香酸の塩等の有機物、例えば木粉、トウモロコシ穂軸、クルミ殻およびタバコ茎等の植物類、フライアッシュ、ホワイトカーボンならびに肥料等が挙げられる。
ベントナイトの具体例としては、例えばクニゲルVA(商品名/クニミネ工業(株)製)、クニゲルV2(商品名/クニミネ工業(株)製)、穂高ベントナイト(商品名/豊順洋行(株)製)、妙義ベントナイト(商品名/豊順洋行(株)製)、榛名ベントナイト(商品名/豊順洋行(株)製)、ベントナイトスーパークレイ(商品名/豊順洋行(株)製)および粒状ベントナイト(商品名/豊順洋行(株)製)等のナトリウムベントナイトならびにクニボンド(商品名/クニミネ工業(株)製)等のカルシウムベントナイトが挙げられる。
ベントナイト以外の天然鉱物質の具体例としては、H微粉(商品名/啓和炉材(株)製)、ネオキャリアK(商品名/浅田製粉(株)製)、フバサミKクレー(商品名/フバサミクレー(株)製)および特雪Fクレー(商品名/昭和鉱業(株)製)等が挙げられる。
炭酸カルシウムの具体例としては、ミクロカル250(商品名/青倉石灰工業((株)製)、ミクロカル100(商品名/青倉工業(株)製)、NS#100(商品名/日東粉化工業(株)製)、NS#200(商品名/日東粉化工業(株)製)、NS#3000(商品名/日東粉化工業(株)製)およびスーパーSS(商品名/丸尾カルシウム(株)製)等が挙げられる。
ホワイトカーボンの具体例としては、例えばカープレックス#80D(商品名/エホ゛ニック デグサ ジャパン(株))、カープレックス#67(商品名/エホ゛ニック デグサ ジャパン(株))、カープレックス#1120(商品名/エホ゛ニック デグサ ジャパン(株))、カープレックス#XR(商品名/エホ゛ニック デグサ ジャパン(株))、ファインシールA(商品名/徳山曹達(株))、ファインシールE−50(商品名/徳山曹達(株))、ファインシールX−37(商品名/徳山曹達(株))、ファインシールK−41(商品名/徳山曹達(株))、ファインシールP−8(商品名/徳山曹達(株))、トクシールU(商品名/徳山曹達(株))、トクシールCU−N(商品名/徳山曹達(株))、トクシールP(商品名/徳山曹達(株))、トクシールNR(商品名/徳山曹達(株))、ニップシールNS(商品名/日本シリカ工業(株))、ニップシールNSK(商品名/日本シリカ工業(株))、ニップシールNA(商品名/日本シリカ工業(株))、サイロイド244(商品名/富士デヴィソン化学)、サイロイド65(商品名/富士デヴィソン化学)、サイロイド308(商品名/富士デヴィソン化学)、ミズカシルP−705(商品名/水沢化学(株))、ミズカシルP−802(商品名/水沢化学(株))、ミズカシルP−78(商品名/水沢化学(株))およびミズカシルP−832(商品名/水沢化学(株))等の含水シリカ、例えばカープレックスCS−5(商品名/エホ゛ニック デグサ ジャパン(株))、カープレックスCS−7(商品名/エホ゛ニック デグサ ジャパン(株))およびカープレックスCS−701(商品名/エホ゛ニック デグサ ジャパン(株))等の含水シリカの焼成品、例えばアエロジル130(商品名/日本アエロジル(株))、アエロジル200(商品名/日本アエロジル(株))、アエロジル380(商品名/日本アエロジル(株))およびアエロジルMOX80(商品名/日本アエロジル(株))等の無水シリカ、例えばフローライトR(商品名/徳山ソーダ(株))、フローライトRN(商品名/徳山ソーダ(株))、トヨヒーローTH(商品名/東洋電化工業(株))、ゾノライト(商品名/小野田化学)およびマイクロセルE(商品名/ジョンズ・マンビル)等の含水カルシウムシリケート、例えばSIPERNAT D17(商品名/日本アエロジル(株))、ニップシールSS−10(商品名/日本シリカ(株))、ニップシールSS−20(商品名/日本シリカ(株))およびニップシールSS−30P(商品名/日本シリカ(株))等の含水シリカを原料とした表面処理シリカ、例えばアエロジルR972(商品名/日本アエロジル(株))、アエロジルR202(商品名/日本アエロジル(株))およびアエロジルR812(商品名/日本アエロジル(株))等の無水シリカを原料とした表面処理シリカが挙げられる。
溶剤としては、例えばキシレン、アルキル(CまたはC10等)ベンゼン、フェニルキシリルエタンおよびアルキル(CまたはC等)ナフタレン等の芳香族炭化水素類、マシン油、ノルマルパラフィン、イソパラフィンおよびナフテン等の脂肪族炭化水素類、ケロシン等の芳香族炭化水素と脂肪族炭化水素の混合物、エタノール、イソプロパノール、シクロヘキサノール、フェノキシエタノールおよびベンジルアルコール等のアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリエチレングリコールおよびポリプロピレングリコール等の多価アルコール、プロピルセロソルブ、ブチルセロソルブ、フェニルセロソルブ、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテルおよびプロピレングリコールモノフェニルエーテル等のエーテル、アセトフェノン、シクロヘキサノンおよびγ−ブチロラクトン等のケトン、脂肪酸メチルエステル、コハク酸ジアルキルエステル、グルタミン酸ジアルキルエステル、アジピン酸ジアルキルエステルおよびフタル酸ジアルキルエステル等のエステル、N−アルキル(C、CまたはC12等)ピロリドン等の酸アミド、大豆油、アマニ油、ナタネ油、ヤシ油、綿実油およびヒマシ油等の油脂、ジメチルスルホキシドならびに水が挙げられる。
本発明組成物は、通常の製造法に従って製造することができる。本発明の糖の添加法には特に制限はなく、農薬活性成分と混合して添加しても、別々に添加しても良い。例えば、農薬活性成分、ガラス質微小中空体、糖および他の補助剤を混合し、適当の水を混合し混練後、押出造粒などの方法で成型し、乾燥、整粒、篩分する方法が挙げられる。
本発明組成物の平均粒子径は、通常0.5〜2.5mm、好ましくは1.0〜2.0mmである。本発明組成物の1gあたりの粒子数は、通常200〜800粒、好ましくは300〜700粒である。本発明組成物の見掛比重は、通常0.2〜0.6g/ml、好ましくは0.3〜0.5g/mlである。
本発明組成物は、通常、該組成物を水溶性フィルムで包装した包装体として、水田に投入して施用する。本発明組成物を水溶性フィルムで包装した1個の包装体には、本発明組成物が通常20〜50g含まれる。この包装体を水田に10アールあたり5〜20個投入する。本発明包装体を水田に投入すると、水溶性フィルムが溶解し、本発明組成物が水田水面を浮遊拡散して、本発明組成物に含有される農薬活性成分が水田に拡散される。
本発明の農薬包装体で使用される水溶性フィルムは、水に迅速に溶解あるいは分散するフィルムが適当であり、フィルムの素材としては、ポリビニルアルコール、ポリオキシポリアルキレングリコール、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、アルギン酸、ゼラチン、プルランおよび可溶化澱粉等が例示される。また、用いられる水溶性フィルムの厚さは特に限定されないが、一般に20μm〜60μm程度が好ましい。
次に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、以下において「部」は重量部を意味する。
なお、以下の実施例、比較例および参考例に記載した農業用粒状組成物に、該粒状組成物に含有される除草活性成分以外の除草活性成分の1種以上を更に含有させることができる。そのような除草活性成分としては、特に限定されるものではないが、従来水田用の農薬として使用されているものとして、アジムスルフロン、イプフェンカルバゾン、イアマザスルフロン、インダノファン、エスプロカルブ、オキサジアゾン、オキサジクロメホン、カフェンストロール、カリフェントラゾンエチル、クミルロン、クロメプロップ、シクロスルファムロン、シクロピリモレート、シハロホップブチル、ダイムロン、テニルクロール、テフリルトリオン、トリアファモン、ピラクロニル、ピラゾレート、ピリフタリド、ピリブチカルブ、ピリミスルファン、ピリミノバックメチル、フェノキサスルホン、フェントラザミド、フルセトスルフロン、プレチラクロール、プロピリスルフロン、ブロモブチド、ペノキススラム、ベンスルフロンメチル、ベンゾビシクロン、ベンゾフェナップ、ペントキサゾン、ベンフレセート、メソトリオン、メタミホップおよびメフェナセットなどが適している。

〔実施例1〕
メタゾスルフロン原体(除草活性成分、純度95.5%、固体)の粉砕品3.49部、ソーダ石灰硼珪酸ガラス質微小中空体(商品名:グラスバブルズS38、住友3M製)20.0部、ベントナイト(商品名:穂高ベントナイト、豊順工業製)25.0部、アリールスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩(商品名:デモールSNB、花王製)9.0部、カルボキシメチルセルロースナトリウム(商品名:セロゲン7A-N、第一工業製薬製)5.0部、塩化カリウム6.3部、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム(商品名:ニューカルゲンEX-70、竹本油脂製)3.0部、マンニトール5.0部(試薬、純正化学製)、珪藻土(商品名:ラヂオライト#200)23.3部を混合した。ここに水32部を加えて混練した。次いで口径1.5mmのスクリーンを装着した押出式造粒機を用いて造粒した。流動層乾燥機を用いて乾燥した。乾燥物から1000μm篩及び2000μm篩により、微粉と塊を篩い分け、本発明組成物100部を得た。
〔実施例2〕
実施例1においてマンニトール5.0部からソルビトール5.0部(試薬、純正化学製)へ変更した以外は同様にして、本発明組成物100部を得た。
〔実施例3〕
実施例1においてマンニトール5.0部からキシリトール5.0部(試薬、純正化学製)へ変更した以外は同様にして、本発明組成物100部を得た。
〔実施例4〕
実施例1においてマンニトール5.0部からマルチトール5.0部(試薬、東京化成製)へ変更した以外は同様にして、本発明組成物100部を得た。
〔比較例1〕
実施例1のマンニトール5.0部を0部として除き、珪藻土を23.3部から28.3部に増量した以外は同様にして、組成物100部を得た。
〔初期の浮遊拡散性測定〕
実施例1〜で得られた本発明組成物30gをポリビニルアルコール製水溶性フィルム(商品名:VF−HP#4000、クラレ製)に入れ本発明包装体を得た。同様に比較例1で得られた組成物から包装体を得た。直径48cmの円形水槽に水深4cmになるように水をはり、そこに包装体を投入した。該包装体が破袋し、本発明組成物が浮遊拡散を開始する時間を破袋時間として測定した。破袋後に包装体全体が溶解消失し、粒状組成物が円形水槽一面に広がった時間を拡散終了時間として測定した。
結果を第1表に示す。
第1表 初期の浮遊拡散性
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破袋時間 拡散終了時間
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実施例1 15秒 2分15秒
実施例2 15秒 2分 0秒
実施例3 15秒 2分10秒
実施例4 14秒 2分20秒
比較例1 16秒 1分45秒
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〔苛酷試験後の浮遊拡散性測定〕
実施例1〜で得られた本発明組成物30gをポリビニルアルコール製水溶性フィルム(商品名:VF−HP#4000、クラレ製)に入れ本発明包装体を得た。同様に比較例1で得られた組成物から包装体を得た。該包装体をさらにアルミ袋(日本マタイ製)に包装し、54℃の恒温槽で14日間保存した。直径48cmの円形水槽に水深4cmになるように水をはり、そこにアルミ袋から取り出した包装体を投入した。該包装体が破袋し、本発明組成物が浮遊拡散を開始する時間を破袋時間として測定した。破袋後に包装体全体が溶解消失し、粒状組成物が水槽一面に広がった時間を拡散終了時間として測定した。
結果を第2表に示す。
第2表 苛酷試験後の浮遊拡散性
―――――――――――――――――――――――――
破袋時間 拡散終了時間
―――――――――――――――――――――――――
実施例1 43秒 4分55秒
実施例2 44秒 4分40秒
実施例3 53秒 5分19秒
実施例4 1分15秒 6分10秒
比較例1 2分19秒 10分以上
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[粒中水分の測定]
実施例1〜で得られた本発明組成物及び比較例1で得られた組成物について、粒中水分を測定した。カールフィッシャー水分計(京都電子工業(株)製)を使用した。各組成物の約100mgを測定試料量として、水分気化温度120℃の条件において測定した。カールフィシャー試薬は、ハイドラナール・クーロマットAG (シグマアルドリッチ製)及びハイドラナール・クーロマットCG(シグマアルドリッチ製)を用いた。
結果を第3表に示す。
第3表
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粒中水分
――――――――――――――
実施例1 3.9%
実施例2 4.2%
実施例3 4.8%
実施例4 4.2%
比較例1 4.5%
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〔実施例6〕
ピラゾスルフロンエチル原体(除草活性成分、純度99.0%、固体)の粉砕品1.01部、ソーダ石灰硼珪酸ガラス質微小中空体(商品名:グラスバブルズS38、住友3M製)20.0部、アリールスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩(商品名:デモールSNB、花王製)9.0部、カルボキシメチルセルロースナトリウム(商品名:セロゲン7A−N、第一工業製薬製)5.0部、塩化カリウム6.3部、カルシウムシリケイト(商品名:マイクロセルE、セライトコーポレーション製)11.0部、マンニトール5.0部(試薬、純正化学製)、ベントナイト(商品名:穂高ベントナイト、豊順工業製)13.4部を混合した。ここにブタクロール原体(除草活性成分、純度95.0%、液体)26.32部を加えて混合した。さらにアセチレングリコール(商品名:サーフィノールSE−F、日信化学工業株式会社)3.0部と水20部の混合物を加えて混練した。次いで口径1.5mmのスクリーンを装着した押出式造粒機を用いて造粒した。流動層乾燥機を用いて乾燥した。乾燥物から1000μm篩及び2000μm篩により、微粉と塊を篩
い分け、本発明組成物100部を得た。

〔実施例7〕
ハロスルフロンメチル原体(除草活性成分、純度97.0%、固体)の粉砕品2.40部、ソーダ石灰硼珪酸ガラス質微小中空体(商品名:グラスバブルズS38、住友3M製)20.0部、アリールスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩(商品名:デモールSNB、花王製)9.0部、カルボキシメチルセルロースナトリウム(商品名:セロゲン7A-N、第一工業製薬製)5.0部、塩化カリウム6.3部、カルシウムシリケイト(商品名:マイクロセルE、セライトコーポレーション製)11.0部、マンニトール5.0部(試薬、純正化学製)、ベントナイト(商品名:穂高ベントナイト、豊順工業製)12.0部を混合した。ここにブタクロール原体(除草活性成分、純度95.0%、液体)26.32部を加えて混合した。さらにアセチレングリコール(商品名:サーフィノールSE-F、日信化学工業株式会社)3.0部と水20部の混合物を加えて混練した。次いで口径1.5mmのスクリーンを装着した押出式造粒機を用いて造粒した。流動層乾燥機を用いて乾燥した。乾燥物から1000μm篩及び2000μm篩により、微粉と塊を篩い分け、本発明組成物100部を得た。

〔比較例2〕
実施例2のマンニトール5.0部を0部として除き、ベントナイトを13.4部から18.4部に増量した以外は同様にして、組成物100部を得た。
〔比較例3〕
実施例3のマンニトール5.0部を0部として除き、ベントナイトを12.0部から17.0部に増量した以外は同様にして、組成物100部を得た。
〔初期の浮遊拡散性測定〕
実施例6、7の本発明組成物、および比較例2、3で得られた組成物について、初期浮遊拡散性を実施例1〜と同様に測定した。
結果を第4表に示す。
第4表 初期の浮遊拡散性
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破袋時間 拡散終了時間
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実施例6 17秒 1分20秒
実施例7 14秒 1分15秒
比較例2 12秒 1分50秒
比較例3 11秒 1分55秒
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〔苛酷試験後の浮遊拡散性測定〕
実施例6、7で得られた本発明組成物、および比較例2、3で得られた組成物について、苛酷試験後浮遊拡散性を実施例1〜と同様に測定した。
結果を第5表に示す。
第5表 苛酷試験後の浮遊拡散性
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破袋時間 拡散終了時間
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実施例6 49秒 4分15秒
実施例7 38秒 5分40秒
比較例2 3分12秒 10分以上
比較例3 4分10秒 10分以上
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[粒中水分の測定]
実施例6、7で得られた本発明組成物、および比較例2、3で得られた組成物について、粒中水分を実施例1〜と同様に測定した。
結果を第6表に示す。
第6表
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粒中水分
――――――――――――――
実施例6 3.8%
実施例7 3.0%
比較例2 4.4%
比較例3 3.3%
――――――――――――――

〔実施例8〕
メタゾスルフロン原体(除草活性成分、純度95.5%、固体)の粉砕品3.49部、ソーダ石灰硼珪酸ガラス質微小中空体(商品名:グラスバブルズVS5500、住友3M製)18.0部、アリールスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩(商品名:デモールSNB、花王製)9.0部、カルボキシメチルセルロースナトリウム(商品名:セロゲン7A-N、第一工業製薬製)5.0部、塩化カリウム5.0部、カルシウムシリケイト(商品名:マイクロセルE、セライトコーポレーション製)11.0部、マンニトール5.0部(試薬、純正化学製)、ベントナイト(商品名:穂高ベントナイト、豊順工業製)12.4部を混合した。ここにブタクロール原体(除草活性成分、純度94.3%、液体)26.51部にジメタメトリン(除草活性成分、純度99.7%、固体)2.01部を60℃で加熱溶解した溶液を混合した。さらにジオクチルスルホコハク酸ナトリウム(商品名:エアロールCT1L、東邦化学)3.0部と水26.0部の混合物を加えて混練した。次いで口径1.5mmのスクリーンを装着した押出式造粒機を用いて造粒した。流動層乾燥機を用いて乾燥した。乾燥物から1000μm篩及び2000μm篩により、微粉と塊を篩い分け、本発明組成物100部を得た。

〔比較例4〕
実施例8のマンニトール5.0部を0部として除き、ベントナイトを12.4部から17.4部に増量した以外は同様にして、組成物100部を得た。
〔初期の浮遊拡散性測定〕
実施例8で得られた本発明組成物、および比較例4で得られた組成物について、初期浮遊拡散性を実施例1〜と同様に測定した。
結果を第7表に示す。
第7表 初期の浮遊拡散性
――――――――――――――――――――――
破袋時間 拡散終了時間
――――――――――――――――――――――
実施例8 11秒 2分35秒
比較例4 11秒 2分40秒
――――――――――――――――――――――
〔苛酷試験後の浮遊拡散性測定〕
実施例8で得られた本発明組成物、および比較例4で得られた組成物について、苛酷後浮遊拡散性を実施例1〜と同様に測定した。
結果を第8表に示す。
第8表 苛酷試験後の浮遊拡散性
――――――――――――――――――――――
破袋時間 拡散終了時間
――――――――――――――――――――――
実施例8 48秒 6分30秒
比較例4 3分34秒 10分以上
――――――――――――――――――――――
[粒中水分の測定]
実施例8で得られた本発明組成物、および比較例4で得られた組成物について、粒中水分を実施例1〜と同様に測定した。
結果を第9表に示す。
第9表
――――――――――――――
粒中水分
――――――――――――――
実施例8 7.0%
比較例4 7.2%
――――――――――――――
[ガラス質微小中空体中のアルカリ分測定]
ICP発光法によって測定した。
結果を第10表に示す。
第10表
―――――――――――――――――――――――――――――――――
NaO CaO 総計
―――――――――――――――――――――――――――――――――
グラスバブルズS38 6.0% 12.0% 18.0%
Sphericel34P30 9.5% 6.3% 15.8%
―――――――――――――――――――――――――――――――――

〔実施例9〕
実施例1の乾燥工程における送風温度を高温にした以外は同様に製造し、実施例1より粒中水分の少ない組成物100部を得た。

〔実施例10〕
実施例2の乾燥工程における送風温度を高温にした以外は同様に製造し、実施例2より粒中水分の少ない組成物100部を得た。

〔実施例11〕
実施例3の乾燥工程における送風温度を高温にした以外は同様に製造し、実施例3より粒中水分の少ない組成物100部を得た。

〔実施例12〕
実施例4の乾燥工程における送風温度を高温にした以外は同様に製造し、実施例4より粒中水分の少ない組成物100部を得た。

〔比較例5〕
比較例1の乾燥工程における送風温度を高温にした以外は同様に製造し、比較例1より粒中水分の少ない組成物100部を得た。
〔初期の浮遊拡散性測定〕
実施例9〜12および比較例5で得られた組成物について、初期浮遊拡散性を実施例1〜と同様に測定した。
結果を第11表に示す。
第11表 初期の浮遊拡散性
――――――――――――――――――――――
破袋時間 拡散終了時間
――――――――――――――――――――――
実施例9 13秒 2分32秒
実施例10 14秒 1分55秒
実施例11 14秒 2分53秒
実施例12 12秒 2分10秒
比較例5 14秒 2分34秒
――――――――――――――――――――――
〔苛酷試験後の浮遊拡散性測定〕
実施例9〜12および比較例5で得られた組成物について、苛酷後浮遊拡散性を実施例1〜と同様に測定した。
結果を第12表に示す。
第12表 苛酷試験後の浮遊拡散性
――――――――――――――――――――――
破袋時間 拡散終了時間
――――――――――――――――――――――
実施例9 12秒 3分20秒
実施例10 13秒 2分30秒
実施例11 12秒 2分55秒
実施例12 14秒 4分55秒
比較例5 34秒 2分30秒
――――――――――――――――――――――
[粒中水分の測定]
実施例9〜12および比較例5で得られた組成物について、粒中水分を実施例1〜
同様に測定した。
結果を第13表に示す。
第13表
――――――――――――――
粒中水分
――――――――――――――
実施例9 0.9%
実施例10 1.1%
実施例11 0.9%
実施例12 1.7%
比較例5 1.7%
――――――――――――――

〔実施例14〕
実施例6の乾燥工程における送風温度を高温にした以外は同様に製造し、実施例6より粒中水分の少ない組成物100部を得た。

〔実施例15〕
実施例7の乾燥工程における送風温度を高温にした以外は同様に製造し、実施例7より粒中水分の少ない組成物100部を得た。

〔比較例6〕
比較例2の乾燥工程における送風温度を高温にした以外は同様に製造し、比較例2より粒中水分の少ない組成物100部を得た。

〔比較例7〕
比較例3の乾燥工程における送風温度を高温にした以外は同様に製造し、比較例3より粒中水分の少ない組成物100部を得た。
〔初期の浮遊拡散性測定〕
実施例14〜15および比較例6〜7で得られた組成物について、初期浮遊拡散性を実施例1〜と同様に測定した。
結果を第14表に示す。
第14表 初期の浮遊拡散性
――――――――――――――――――――――
破袋時間 拡散終了時間
――――――――――――――――――――――
実施例14 13秒 1分38秒
実施例15 20秒 1分36秒
比較例6 23秒 2分47秒
比較例7 14秒 1分47秒
――――――――――――――――――――――
〔苛酷試験後の浮遊拡散性測定〕
実施例14、15および比較例6、7で得られた組成物について、苛酷後浮遊拡散性を
実施例1〜と同様に測定した。
結果を第15表に示す。
第15表 苛酷試験後の浮遊拡散性
――――――――――――――――――――――
破袋時間 拡散終了時間
――――――――――――――――――――――
実施例14 16秒 1分50秒
実施例15 18秒 2分00秒
比較例6 54秒 2分50秒
比較例7 50秒 2分50秒
――――――――――――――――――――――
[粒中水分の測定]
実施例14、15および比較例6、7で得られた組成物について、粒中水分を実施例1〜と同様に測定した。
結果を第16表に示す。
第16表
――――――――――――――
粒中水分
――――――――――――――
実施例14 2.4%
実施例15 2.0%
比較例6 1.7%
比較例7 1.9%
――――――――――――――

〔実施例16〕
実施例8の乾燥工程における送風温度を高温にした以外は同様に製造し、実施例8より粒中水分の少ない組成物100部を得た。

〔比較例8〕
比較例4の乾燥工程における送風温度を高温にした以外は同様に製造し、比較例4より粒中水分の少ない組成物100部を得た。
〔初期の浮遊拡散性測定〕
実施例16および比較例8で得られた組成物について、初期浮遊拡散性を実施例1〜と同様に測定した。
結果を第17表に示す。
第17表 初期の浮遊拡散性
―――――――――――――――――――――――
破袋時間 拡散終了時間
―――――――――――――――――――――――
実施例16 15秒 1分30秒
比較例8 23秒 2分55秒
―――――――――――――――――――――――
〔苛酷試験後の浮遊拡散性測定〕
実施例16および比較例8で得られた組成物について、苛酷後浮遊拡散性を実施例1〜と同様に測定した。
結果を第18表に示す。
第18表 苛酷試験後の浮遊拡散性
――――――――――――――――――――――
破袋時間 拡散終了時間
――――――――――――――――――――――
実施例16 16秒 2分00秒
比較例8 29秒 3分53秒
――――――――――――――――――――――
[粒中水分の測定]
実施例16および比較例8で得られた組成物について、粒中水分を実施例1〜と同様に測定した。
結果を第19表に示す。
第19表
――――――――――――――
粒中水分
――――――――――――――
実施例16 1.9%
比較例8 1.1%
――――――――――――――

〔参考例〕
メタゾスルフロン原体(除草活性成分、純度95.2%、固体)の粉砕品3.47部、ニトリル系プラスチックバルーン(商品名:マツモトマイクロスフィアーF-65E、松本油脂製薬(株)製、揮発水分89%)20.0部、ベントナイト(商品名:穂高ベントナイト、豊順工業製)20.0部、リグニンスルホン酸ナトリウム(商品名:パールレックスNP、日本製紙ケミカル(株)製)7.0部、カルボキシメチルセルロースナトリウム(商品名:セロゲン7A-N、第一工業製薬製)3.0部、塩化カリウム(商品名:塩化カルシウム、米山化学製)5.0部、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム(商品名:ニューカルゲンEX-70、竹本油脂製)6.0部、トリポリリン酸ナトリウム(商品名:トリポリリン酸ソーダ、セントラル硝子(株)製)3.0部、グルカン(商品名:赤玉デキストリンND−S、日澱化學(株)製)4.0部、カルシウムシリケイト(商品名:マイクロセルE、セライトコーポレーション製)0.5部、珪藻土(商品名:ラヂオライト#200)45.83部を混合した。ここに水40部を加えて混練した。次いで口径1.5mmのスクリーンを装着した押出式造粒機を用いて造粒した。流動層乾燥機を用いて乾燥した。乾燥物から1000μm篩及び2000μm篩により、微粉と塊を篩い分け、組成物100部を得た。
本発明組成物は、病害虫および雑草の防除に使用できる。

Claims (7)

  1. 農薬活性成分、ガラス質微小中空体および、マンニトール、ソルビトール、キシリトールまたはマルチトールを含有し、クエン酸を含有しない農業用粒状組成物を水溶性フィルムで包装した包装体
  2. ガラス質微小中空体に含まれるNa2OとCaOの含有率の和が、5.0重量%以上で
    ある請求項1記載の包装体
  3. ガラス質微小中空体が、ソーダ石灰硼珪酸ガラス質微小中空体または硼珪酸ガラス質微小中空体である請求項1または2記載の包装体
  4. アスコルビン酸、エリソルビン酸、酢酸、ソルビン酸、コハク酸、フマル酸、オレイン酸、酒石酸、リンゴ酸、安息香酸、塩酸、燐酸、硫酸、亜硫酸および重亜硫酸を含有しない請求項1ないしから選ばれるいずれか1項記載の包装体
  5. 農業用粒状組成物の含有水分量が、該粒状組成物100重量部あたり3.0重量部以上である請求項1ないしから選ばれるいずれか1項記載の包装体
  6. 水田の水面に施用する請求項1ないしから選ばれるいずれか1項記載の包装体
  7. 水溶性フィルムの素材がポリビニルアルコールである請求項1ないし6から選ばれるいずれか1項記載の包装体。
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