JP2011016741A - 保存安定性の改善される水性懸濁状農薬組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 新規な水性懸濁状農薬組成物を提供する。
【解決手段】 下記(a)、(b)、(c)、(d)および(e)を含有する水性懸濁状農薬組成物。
(a)農薬活性成分、(b)樹脂、(c)スルホン酸塩の縮合物、(d)界面活性剤(但し、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルを除く。)、(e)水。
(c)スルホン酸塩の縮合物としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩ホルマリン縮合物、アルキルナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物またはフェノールスルホン酸塩ホルマリン縮合物が好ましい。(d)界面活性剤としては、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルリン酸エステルまたはポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルリン酸エステル塩が好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、保存安定性の改善される水性懸濁状農薬組成物に関する。
農薬活性成分を水に分散・懸濁させた水性懸濁状農薬組成物は、保存中に凝集や再結晶等により農薬活性成分の粒子が成長するという問題を有しており、時として生物活性の低下を招く場合がある。
農薬活性成分の粒子成長を防止または抑制する手段としては、石油樹脂、クマロン樹脂、エステルガム等の樹脂を配合する方法(例えば、特許文献1及び2参照。)が知られている。また、樹脂と特定の平均分子量を有するリグニンスルホン酸塩を配合することで、保存中の農薬活性成分の粒子成長がより抑制されると共に、高温での保存中に組成物の流動性が悪化しないことが知られている(例えば、特許文献3参照)。しかしながら農薬活性成分の種類や保存条件によっては、十分に粒子成長を抑制できない場合があった。
特開昭52−148625号公報 特開平9―175904号公報 国際公開第2007/145221号
本発明は、上記課題を解決するものであり、その目的は、農薬活性成分の粒子成長が抑制され、保存安定性が良好な水性懸濁状農薬組成物を提供することである。
本発明者らは鋭意研究した結果、農薬活性成分、樹脂、スルホン酸塩の縮合物、界面活性剤(但し、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルを除く。)および水を含有する水性懸濁状農薬組成物は、それに含有される農薬活性成分の粒子成長が従来より抑制されることを見出した。
すなわち、本発明は、下記〔1〕から〔9〕記載の水性懸濁状農薬組成物(以下、本発明組成物と称する。)に関するものである。
〔1〕 下記(a)、(b)、(c)、(d)および(e)を含有する水性懸濁状農薬組成物。
(a)農薬活性成分、(b)樹脂、(c)スルホン酸塩の縮合物、(d)界面活性剤(但し、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルを除く。)、(e)水。
〔2〕 (c)スルホン酸塩の縮合物が、アルキルベンゼンスルホン酸塩ホルマリン縮合物、アルキルナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物およびフェノールスルホン酸塩ホルマリン縮合物から選ばれる1種以上である上記〔1〕記載の水性懸濁状農薬組成物。
〔3〕 (d)界面活性剤が、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、アルキルポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーエーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルリン酸エステル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルリン酸エステル塩、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸エステルおよびポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸エステル塩から選ばれる1種以上である上記〔1〕または〔2〕記載の水性懸濁状農薬組成物。
〔4〕 (d)界面活性剤が、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルリン酸エステルおよびポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルリン酸エステル塩から選ばれる1種以上である上記〔1〕または〔2〕記載の水性懸濁状農薬組成物。
〔5〕 (d)界面活性剤が、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルリン酸エステルおよびポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルリン酸エステル塩から選ばれる1種以上と、リグニンスルホン酸塩の組み合わせである上記〔1〕または〔2〕記載の水性懸濁状農薬組成物。
〔6〕 農薬活性成分が25℃において固体の農薬活性成分である上記〔1〕ないし〔5〕から選ばれるいずれか記載の水性懸濁状農薬組成物。
〔7〕 農薬活性成分がシエノピラフェン、シフルメトフェン、スピロメシフェン、スピロジクロフェンおよびピリダベンの中から選ばれる1種以上である上記〔1〕ないし〔5〕から選ばれるいずれか記載の水性懸濁状農薬組成物。
〔8〕 樹脂がロジン誘導体である上記〔1〕ないし〔7〕から選ばれるいずれか記載の水性懸濁状農薬組成物。
〔9〕 樹脂がロジングリセリンエステルである上記〔1〕ないし〔7〕から選ばれるいずれか記載の水性懸濁状農薬組成物。
本発明組成物は、保存中の農薬活性成分の粒子成長が抑制されるため、生物活性が低下しにくい。
本発明で使用される樹脂は特に限定されるものではないが、好ましくは常温で固体のものがよい。より好ましく、ロジングリセリンエステル、ロジンペンタエリスリトールエステル、ポリオキシエチレンポリスチリルフェニエーテルロジン等のロジン誘導体が挙げられ、更に好ましくはロジングリセリンエステルが挙げられる。これらの樹脂は単独で又は2種以上混合して使用することができ、混合する場合の比も自由に選択できる。本発明組成物中の樹脂の含有量は適宜選択できるが、本発明組成物100重量部に対して0.1〜10重量部の範囲が好ましい。
本発明で使用されるスルホン酸塩の縮合物は、アルキルベンゼンスルホン酸塩ホルマリン縮合物、アルキルナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物、フェノールスルホン酸塩ホルマリン縮合物が挙げられ、その中でもアルキルナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物及びナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物が望ましい。
本発明で使用される農薬活性成分は特に限定されないが、25℃で固体の農薬活性成分、特にシエノピラフェン、シフルメトフェン、スピロメシフェン、スピロジクロフェンまたはピリダベンを用いる場合に、より優れた本発明の効果を奏する。以下に本発明で用いられる農薬活性成分の一般名を例示する。
除草剤:ピラゾスルフロンエチル(pyrazosulfuron ethyl)、ハロスルフロンメチル(halosulfuron methyl)、ベンスルフロンメチル(bensulfuron methyl)、イマゾスルフロン(imazosulfuron)、アジムスルフロン(azimsulfuron)、シノスルフロン(cinosulfuron)、シクロスルファムロン(cyclosulfamuron)、エトキシスルフロン(ethoxysulfuron)、エスプロカルブ(esprocarb)、ベンチオカーブ(benthiocarb)、モリネート(molinate)、ジメピペレート(dimepiperate)、ピリブチカルブ(pyributicarb)、メフェナセット(mefenacet)、ブタクロール(butachlor)、プレチラクロール(pretilachlor)、テニルクロール(thenylchlor)、ブロモブチド(bromobutide)エトベンザニド(etobenzanid)、ダイムロン(dymron)、クミルロン(cumyluron)、ベンタゾン(bentazone)、ベンタゾンの塩、2,4−D、2,4−Dの塩、2,4−Dのエステル、MCP、MCPの塩、MCPのエステル、MCPB、MCPBの塩、MCPBのエステル、フェノチオール(MCPA-thioethyl)、クロメプロップ(clomeprop)、ナプロアニリド(naproanilide)、オキサジアゾン(oxadiazon)、ピラゾレート(pyrazolate)、ピラゾキシフェン(pyrazoxyfen)、ベンゾフェナップ(benzofenap)、オキサジアルギル(oxadiargyl)、ジメタメトリン(dimethametryn)、シメトリン(simetryn)、ピペロホス(piperophos)、アニロホス(anilofos)、ブタミホス(butamifos)、ベンスリド(bensulide)、ジチオピル(dithiopyr)、ピリミノバックメチル(pyriminobac methyl)、CNP、クロメトキシニル(chlormethoxynil)、シハロホップブチル(cyhalofop butyl)、ビフェノックス(bifenox)、カフェンストロール(cafenstrole)、ペントキサゾン(pentoxazone)、インダノファン(indanofan)、オキサジクロメホン(oxaziclomefone)、フェントラザミド(fentrazamide)、ブテナクロール(butenachlor)、ACN、ベンゾビシクロン(benzobicyclon)、ベンフレセート(benfuresate)、シンメチリン(cimmethylin)、シマジン(simazine)、ジクロベンジル(dichlobenil)、ジウロン(diuron)、クロロIPC(chlorpropham)、アトラジン(atrazine)、アラクロール(alachlor)、イソウロン(isouron)、クロルフタリム(chlorphtalim)、シアナジン(cyanazin)、トリフルラリン(trifluralin)、ブタミホス(butamifos)、プロピザミド(propyzamide)、プロメトリン(prometryn)、ペンディメタリン(pendimethalin)、メトラクロール(metolachlor)、メトリブジン(metribuzin)、リニュロン(linuron)、レナシル(lenacil)、プロパニル(propanil)、MCPA、アイオキシニル(ioxynil octanoate)、アシュラム(asulam)、キザロホップエチル(quizalofop-ethyl)、プロパキザホップ(propaquizafop)、キザロホップテフリル(quizalofop-tefuryl)、セトキシジム(sethoxydim)、チフェンスルフロンメチル(thifensulfuron-methyl)、フェノキサプロップエチル(fenoxaprop-ethyl)、フェンメディファム(phenmedipham)、フルアジホップブチル(fluazifop-butyl)、ベンタゾン(bentazone)、SAP(bensulide)、TCTP(chlorthal-dimethyl,tetorachlorothiophene)、アミプロホスメチル(amiprophosmethyl)、アメトリン(ametryn)、イソキサベン(isoxaben)、オルソベンカーブ(orbencarb)、カルブチレート(karbutilate)、ジチオピル(dithiopyr)、シデュロン(siduron)、チアザフルロン(thiazafluron)、ナプロパミド(napropamide)、プロジアミン(prodiamine)、ベスロジン(benefin)、メチルダイムロン(methyl dymron)、2,4−PA、MCPPA、フラザスルフロン(flazasulfuron)、メトスルフロンメチル(metsulfuron-methyl)、イマザキン(imazaquin)、イマザピル(imazapyr)、テトラピオン(flupropanate)、テブティウロン(tebuthiuron)、ブロマシル(bromacil)、ヘキサジノン(hexazinone)、グリホサートアンモニウム塩(glyphosate-ammonium)、グリホサートイソプロピルアミン塩(glyphosate-iso-propylammonium)、グリホサートトリメシウム塩(glyphosate-trimesium)、グリホサートナトリウム塩(glyphosate-sodium)、ビアラホス(bialaphos)、グルホシネート(glufosinate-ammonium)。
殺菌剤:アシベンゾラール(acibenzolar)、アムプロピルホス(ampropyfos)、アニラジン(anilazine)、アザコナゾール(azaconazole)、アゾキシストロビン(azoxystrobin)、ベナラキシル(benalaxyl)、ベノダニル(benodanil)、ベノミル(benomyl)、ベンザマクリル(benzamacril)、ビナパクリル(binapacryl)、ビフェニル(biphenyl)、ビテルタノール(bitertanol)、ベトキサジン(bethoxazine)、ボルドー液(bordeaux mixture)、ブラストサイジン−S(blasticidin-S)、ブロモコナゾール(bromoconazole)、ブピリメート(bupirimate)、ブチオベート(buthiobate)、カルシウムポリスルフィド(calcium polysulfide)、キャプタフォール(captafol)、キャプタン(captan)、カッパーオキシクロリド(copper oxychloride)、カルプロパミド(carpropamid)、カルベンダジン(carbendazim)、カルボキシン(carboxin)、キノメチオネート(chinomethionat)、クロベンチアゾン(chlobenthiazone)、クロルフェナゾール(chlorfenazol)、クロロネブ(chloroneb)、クロロタロニル(chlorothalonil)、クロゾリネート(chlozolinate)、クフラネブ(cufraneb)、シモキサニル(cymoxanil)、シプロコナゾール(cyproconazol)、シプロジニル(cyprodinil)、シプロフラム(cyprofuram)、デバカルブ(debacarb)、ジクロロフェン(dichlorophen)、ジクロブトラゾール(diclobutrazol)、ジクロフラニド(diclhlofluanid)、ジクロメジン(diclomedine)、ジクロラン(dicloran)、ジエトフェンカルブ(diethofencarb)、ジクロシメット(diclocymet)、ジフェノコナゾール(difenoconazole)、ジフルメトリン(diflumetorim)、ジメチリモール(dimethirimol)、ジメトモルフ(dimethomorph)、ジニコナゾール(diniconazole)、ジニコナゾール−M(diniconazole-M)、ジノカップ(dinocap)、ジフェニルアミン(diphenylamine)、ジピリチオン(dipyrithione)、ジタリムホス(ditalimfos)、ジチアノン(dithianon)、ドデモルフ(dodemorph)、ドジン(dodine)、ドラゾクソロン(drazoxolon)、エデフェノホス(edifenphos)、エポキシコナゾール(epoxiconazole)、エタコナゾール(etaconazole)、エチリモル(ethirimol)、エトリジアノール(etridiazole)、ファモキサゾン(famoxadone)、フェナリモル(fenarimol)、フェブコナゾール(febuconazole)、フェンフラム(fenfuram)、フェンピクロニル(fenpiclonil)、フェンプロピジン(fenpropidin)、フェンプロピモルフ(fenpropimorph)、フェンチン(fentin)、フェルバン(ferbam)、フェリムゾン(ferimzone)、フルアジナム(fluazinam)、フルジオキソニル(fludioxonil)、フルオロイミド(fluoroimide)、フルキンコナゾール(fluquinconazole)、フルシラゾール(flusilazole)、フルスルファミド(flusulfamide)、フルトラニル(flutolanil)、フルトリアフォール(flutriafol)、フォルペット(folpet)、フォセチル−アルミニウム(fosetyl-aluminium)、フベリダゾール(fuberidazole)、フララキシル(furalaxyl)、フェナミドン(fenamidone)、フェンヘキサミド(fenhexamid)、グアザチン(guazatine)、ヘキサクロロベンゼン(hexachlorobenzene)、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、ヒメキサゾール(hymexazol)、イマザリル(imazalil)、イミベンコナゾール(imibenconazole)、イミノクタジン(iminoctadine)、イプコナゾール(ipconazole)、イプロベンホス(iprobenfos)、イプロジオン(iprodione)、イソプロチオラン(isoprothiolane)、イプロバリカルブ(iprovalicarb)、カスガマイシン(kasugamycin)、クレソキシム−メチル(kresoxim-methyl)、マンカッパー(mancopper)、マンゼブ(mancozeb)、マンネブ(maneb)、メパニピリム(mepanipyrim)、メプロニル(mepronil)、メタラキシル(metalaxyl)、メトコナゾール(metconazole)、メチラム(metiram)、メトミノストロビン(metominostrobin)、ミクロブタニル(myclobutanil)、ナバム(nabam)、ニッケルビス(ジメチルジチオカーバメート)(nickel bis(dimethyldithiocarbamate))、ニトロタール−イソプロピル(nitrothal-isopropyl)、ヌアリモル(nuarimol)、オクチリノン(octhilinone)、オフレース(ofurace)、オキサジキシル(oxadixyl)、オキシカルボキシン(oxycarboxin)、オキポコナゾールフマール酸塩(oxpoconazole fumarate)、ペフラゾエート(pefurzoate)、ペンコナゾール(penconazole)、ペンシクロン(pencycuron)、フタライド(phthalide)、ピペラリン(piperalin)、ポリオキシン(polyoxins)、プロベナゾール(probenazole)、プロクロラズ(prochloraz)、プロシミドン(procymidone)、プロパモカルブ塩酸塩(propamocarb hydrochloride)、プロピコナゾール(propiconazole)、プロピネブ(propineb)、ピラゾホス(pyrazophos)、ピリフェノックス(pyrifenox)、ピリメタニル(pyrimethanil)、ピロキロン(pyroquilon)、キノキシフェン(quinoxyfen)、キントゼン(quintozene)、硫黄(sulfur)、スピロキサミン(spiroxamine)、テブコナゾール(tebuconazole)、テクナゼン(tecnazene)、テトラコナゾール(tetraconazole)、チアベンダゾール(thiabendazole)、チフルザミド(thifluzamide)、チオファネート−メチル(thiophanate-methyl)、チラム(thiram)、トルクロホス−メチル(tolclofos-methyl)、トリルフラニド(tolylfluanid)、トリアジメホン(triadimefon)、トリアジメノール(toriadimenol)、トリアゾキシド(triazoxide)、トリシクラゾール(tricyclazole)、トリデモルフ(tridemorph)、トリフルミゾール(triflumizole)、トリホリン(triforine)、トリチコナゾール(triticonazole)、バリダマイシン(validamycin)、ビンクロゾリン(vinclozolin)、ジネブ(zineb)、ジラム(ziram)、オキシン銅(oxine-copper)。
殺バクテリア剤:ストレプトマイシン(streptomycin)、オキシテトラサイクリン(oxyterracycline)、オキソリニックアシド(oxolinic acid)。
殺線虫剤:アルドキシカルブ(aldoxycarb)、フォスチアゼート(fosthiazate)、フォスチエタン(fosthietan)、オキサミル(oxamyl)、フェナミホス(fenamiphos)。
殺ダニ剤:シエノピラフェン(cyenopyrafen)、シフルメトフェン(cyfulmetofen)等のアクリロニトリル系化合物、スピロメシフェン(spiromesifen)、スピロジクロフェン(spirodiclofen)、ピリダベン(pyridaben)、アミトラズ(amitraz)、ブロモプロピレート(bromopropylate)、チノメチオネート(chinomethionat)、クロロベンジラート(chlorobezilate)、クロフェンテジン(clofentezine)、サイヘキサチン(cyhexatine)、ジコフォール(dicofol)、ジエノクロール(dienochlor)、エトキサゾール(etoxazole)、フェナザキン(fenazaquin)、フェンブタチンオキシド(fenbutatin oxide)、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フェンプロキシメート(fenproximate)、ハルフェンプロックス(halfenprox)、ヘキシチアゾックス(hexythiazox)、ミルベメクチン(milbemectin)、プロパルギット(propargite)、ピリミジフェン(pyrimidifen)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)。
殺虫剤:アバメクチン(abamectin)、アセフェート(acephate)、アセタミピリド(acetamipirid)、アジンホス−メチル(azinphos-methyl)、ベンジオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ベンスルタップ(bensultap)、ビフェントリン(bifenthrin)、ブプロフェジン(buprofezin)、ブトカルボキシン(butocarboxim)、カルバリル(carbaryl)、カルボフラン(carbofuran)、カルボスルファン(carbosulfan)、カルタップ(cartap)、クロルフェナピル(chlorfenapyr)、クロルピリホス(chlorpyrifos)、クロルフェンビンホス(chlorfenvinphos)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、クロチアニジン(clothianidin)、クロマフェノジド(chromafenozide)、クロピリホス−メチル(chlorpyrifos-methyl)、シフルトリン(cyfluthrin)、ベータ−シフルトリン(beta-cyfluthrin)、シペルメトリン(cypermethrin)、シロマジン(cyromazine)、シハロトリン(cyhalothrin)、ラムダ−シハロトリン(lambda-cyhalothrin)、デルタメトリン(deltamethrin)、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、ダイアジノン(diazinon)、ジアクロデン(diacloden)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、ジメチルビンホス(dimethylvinphos)、ジオフェノラン(diofenolan)、ジスルフォトン(disulfoton)、ジメトエート(dimethoate)、EPN、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、エチプロール(ethiprole)、エトフェンプロックス(etofenprox)、エトリムホス(etrimfos)、フェニトロチオン(fenitrothion)、フェノブカルブ(fenobucarb)、フェノキシカーブ(fenoxycarb)、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フェンバレレート(fenvalerate)、フィプロニル(fipronil)、フルシトリネート(flucythrinate)、フルフェノクスウロン(flufenoxuron)、フルフェンプロックス(flufenprox)、タウ−フルバリネート(tau-fluvalinate)、ホノホス(fonophos)、フォルメタネート(formetanate)、フォルモチオン(formothion)、フラチオカルブ(furathiocarb)、ハロフェノジド(halofenozide)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ヒドラメチルノン(hydramethylnon)、イミダクロプリド(imidacloprid)、イソフェンホス(isofenphos)、インドキサカルブ(indoxacarb)、イソプロカルブ(isoprocarb)、イソキサチオン(isoxathion)、ルフェヌウロン(lufenuron)、マラチオン(malathion)、メタルデヒド(metaldehyde)、メタミドホス(methamidophos)、メチダチオン(methidathion)、メタクリホス(methacrifos)、メタルカルブ(metalcarb)、メソミル(methomyl)、メソプレン(methoprene)、メトキシクロール(methoxychlor)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、モノクロトホス(monocrotophos)、ムスカルーレ(muscalure)、ニテンピラム(nitenpyram)、オメトエート(omethoate)、オキシデメトン−メチル(oxydemeton-methyl)、オキサミル(oxamyl)、パラチオン(parathion)、パラチオン−メチル(parathion-methyl)、ペルメトリン(permethrin)、フェントエート(phenthoate)、フォキシム(phoxim)、ホレート(phorate)、ホサロン(phosalone)、ホスメット(phosmet)、ホスファミドン(phosphamidon)、ピリミカルブ(pirimicarb)、ピリミホス−メチル(pirimiphos-methyl)、プロフェノホス(profenofos)、ピメトロジン(pymetrozine)、ピラクロホス(pyraclofos)、ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)、ロテノン(rotenone)、スルプロホス(sulprofos)、シラフルオフェン(silafluofen)、スピノサド(spinosad)、スルホテップ(sulfotep)、テブフェノジド(tebfenozide)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、テフルトリン(tefluthorin)、テルブホス(terbufos)、テトラクロロビンホス(tetrachlorvinphos)、チオジカルブ(thiodicarb)、チアメトキサム(thiamethoxam)、チオファノックス(thiofanox)、チオメトン(thiometon)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、トラロメスリン(tralomethrin)、トリクロルホン(trichlorfon)、トリアズロン(triazuron)、トリフルムロン(triflumuron)、バミドチオン(vamidothion)等があげられる。
これらの農薬活性成分は単独でまたは2種以上混合して使用することができ、混合する場合の比も自由に選択できる。本発明組成物中の農薬活性成分の含有量は適宜選択できるが、本発明組成物100重量部に対して0.1〜50重量部の範囲が好ましい。
本発明で使用される界面活性剤(但し、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルを除く。)としては、以下の(A)、(B)、(C)、(D)および(E)が挙げられる。
(A)ノニオン性界面活性剤:
(A-1)ポリエチレングリコール型界面活性剤:例えば、ポリオキシエチレンアルキル(C8〜18)エーテル、アルキルナフトールのエチレンオキサイド付加物、ポリオキシエチレン(モノまたはジ)アルキル(C8、10〜12)フェニルエーテル、ポリオキシエチレン(モノまたはジ)アルキル(C8〜12)フェニルエーテルのホルマリン縮合物、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)フェニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)ベンジルフェニルエーテル、ポリオキシプロピレン(モノ、ジまたはトリ)ベンジルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテル、ポリオキシプロピレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテルのポリマー、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、アルキル(C8〜18)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーエーテル、アルキル(C8〜12)フェニルポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーエーテル、ポリオキシエチレンビスフェニルエーテル、ポリオキシエチレン樹脂酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸(C8〜18)モノエステル、ポリオキシエチレン脂肪酸(C8〜18)ジエステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸(C8〜18)エステル、グリセロール脂肪酸エステルエチレンオキサイド付加物、ヒマシ油エチレンオキサイド付加物、硬化ヒマシ油エチレンオキサイド付加物、アルキル(C8〜18)アミンエチレンオキサイド付加物および脂肪酸(C8〜18)アミドエチレンオキサイド付加物等が挙げられる。
(A-2)多価アルコール型界面活性剤:例えば、グリセロール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ソルビトール脂肪酸(C8〜18)エステル、ソルビタン脂肪酸(C8〜18)エステル、ショ糖脂肪酸エステル、多価アルコールアルキルエーテルおよび脂肪酸アルカノールアミド等が挙げられる。
(A-3)アセチレン系界面活性剤:例えば、アセチレングリコール、アセチレンアルコール、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物およびアセチレンアルコールのエチレンオキサイド付加物等が挙げられる。
(A-4)その他の界面活性剤:例えば、アルキルグリコシド等が挙げられる。
(B)アニオン性界面活性剤:
(B-1)カルボン酸型界面活性剤:例えば、ポリアクリル酸、ポリメタアクリル酸、ポリマレイン酸、ポリ無水マレイン酸、マレイン酸または無水マレイン酸とオレフィン(例えばイソブチレンおよびジイソブチレン等)との共重合物、アクリル酸とイタコン酸の共重合物、メタアクリル酸とイタコン酸の共重合物、マレイン酸または無水マレイン酸とスチレンの共重合物、アクリル酸とメタアクリル酸の共重合物、アクリル酸とアクリル酸メチルエステルとの共重合物、アクリル酸と酢酸ビニルとの共重合物、アクリル酸とマレイン酸または無水マレイン酸の共重合物、N−メチル−脂肪酸(C8〜18)サルコシネート、樹脂酸および脂肪酸(C8〜18)等のカルボン酸、並びにそれらカルボン酸の塩が挙げられる。
(B-2)硫酸エステル型界面活性剤:例えば、アルキル(C8〜18)硫酸エステル、ポリオキシエチレンアルキル(C8〜18)エーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレン(モノまたはジ)アルキル(C8〜12)フェニルエーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレン(モノまたはジ)アルキル(C8〜12)フェニルエーテルのポリマーの硫酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)フェニルフェニルエーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)ベンジルフェニルエーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテル硫酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテルのポリマーの硫酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーの硫酸エステル、硫酸化油、硫酸化脂肪酸エステル、硫酸化脂肪酸および硫酸化オレフィン等の硫酸エステル、並びにそれら硫酸エステルの塩が挙げられる。
(B-3)スルホン酸型界面活性剤:例えば、パラフィン(C1222)スルホン酸、アルキル(C12)ベンゼンスルホン酸、α−オレフィン(C1416)スルホン酸、ジアルキル(C12)スルホコハク酸、リグニンスルホン酸、ポリオキシエチレン(モノまたはジ)アルキル(C12)フェニルエーテルスルホン酸、ポリオキシエチレンアルキル(C1218)エーテルスルホコハク酸ハーフエステル、ナフタレンスルホン酸、(モノまたはジ)アルキル(C)ナフタレンスルホン酸、アルキル(C12)ジフェニルエーテルジスルホン酸、イゲポンT(商品名)、ポリスチレンスルホン酸およびスチレンスルホン酸とメタアクリル酸の共重合物等のスルホン酸、並びにそれらスルホン酸の塩が挙げられる。
(B-4)燐酸エステル型界面活性剤:例えば、アルキル(C8〜12)燐酸エステル、ポリオキシエチレンアルキル(C8〜18)エーテル燐酸エステル、ポリオキシエチレン(モノまたはジ)アルキル(C8〜12)フェニルエーテル燐酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)アルキル(C8〜12)フェニルエーテルのポリマーの燐酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)フェニルフェニルエーテル燐酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)ベンジルフェニルエーテル燐酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテル燐酸エステル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテルのポリマーの燐酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーの燐酸エステル、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールイミンおよび縮合燐酸(例えばトリポリリン酸等)等の燐酸エステル、並びにそれら燐酸エステルの塩が挙げられる。
上記の(B-1)〜(B-4)における塩としては、アルカリ金属(リチウム、ナトリウムおよびカリウム等)、アルカリ土類金属(カルシウムおよびマグネシウム等)、アンモニウムおよび各種アミン(例えばアルキルアミン、シクロアルキルアミンおよびアルカノールアミン等)等が挙げられる。
(C)カチオン性界面活性剤:
例えば、アルキルアミン、アルキル4級アンモニウム塩、アルキルアミンのエチレンオキサイド付加物およびアルキル4級アンモニウム塩のエチレンオキサイド付加物等が挙げられる。
(D)両性界面活性剤:
例えば、ベタイン型界面活性剤およびアミノ酸型界面活性剤等が挙げられる。
(E)その他の界面活性剤:
例えば、シリコーン系界面活性剤およびフッ素系界面活性剤等が挙げられる。
これらの界面活性剤は単独でまたは2種以上混合して使用することができ、混合する場合の比も自由に選択できる。本発明組成物中の界面活性剤の含有量は適宜選択できるが、本発明組成物100重量部に対して0.5〜20重量部の範囲が好ましい。
上記の界面活性剤の中では、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、アルキルポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーエーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルリン酸エステル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルリン酸エステル塩、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸エステルまたはポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸エステル塩が、本発明の効果の面から好ましく、その中でもポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルリン酸エステルまたはポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルリン酸エステル塩が特に好ましい。また、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルリン酸エステルおよびポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルリン酸エステル塩から選ばれる1種以上と、リグニンスルホン酸塩を組み合わせると、更に良好な本発明の効果を奏する。
また上記の界面活性剤は、本発明組成物の生物効果を増強するアジュバントとして使用することもできる。
本発明組成物には、更に各種補助剤を含有させることができる。使用できる補助剤としては、増粘剤、凍結防止剤、消泡剤、防菌防黴剤および着色剤等があり、下記のものが挙げられる。
増粘剤としては、特に制限はなく、有機、無機の天然物、合成品および半合成品を用いることができ、例えば、ザンサンガム(キサンタンガム)、ウェランガムおよびラムザンガム等のヘテロ多糖類、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウムおよびポリアクリルアミド等の水溶性高分子化合物、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースおよびヒドロキシプロピルセルロース等のセルロース誘導体、モンモリロナイト、サポナイト、ヘクトライト、ベントナイト、ラポナイトおよび合成スメクタイト等のスメクタイト系粘土鉱物等を例示することができる。これらの増粘剤は一種または二種以上混合してもよく、混合する場合の比も自由に選択できる。これらの増粘剤はそのまま添加してもよく、またあらかじめ水に分散させたものを添加しても良い。また、本発明組成物中の含有量も自由に選択することができる。
凍結防止剤としては、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコールおよびプロピレングリコール等を用いることができる。また、本発明組成物中の含有量も自由に選択することができる。
更にシリコーン系エマルジョン等の消泡剤、防菌防黴剤および着色剤等を配合してもよい。
本発明組成物の製法としては、例えばスルホン酸塩の縮合物と界面活性剤を溶解させた水中に、農薬活性成分および樹脂を混合し、サンドグラインダー等の湿式粉砕機で微粒化処理したものに増粘剤等の補助剤を添加混合する方法が挙げられる。
次に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、以下において「部」は重量部を意味する。
〔実施例1〕
1.粉砕スラリーの調整
水20.7部にルノックス1000C(商品名、東邦化学(株)製、ナフタレンスルホン酸縮合物)1.5部、バニレックスN(商品名、日本製紙ケミカル(株)製、リグニンスルホン酸ナトリウム)0.5部、エパンU−103(商品名、第一工業製薬(株)製、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー)2.0部、プロピレングリコール12.0部、シリコーン系消泡剤0.1部を溶解させ、これにシエノピラフェン 30.2部及びソルポール7518(商品名、東邦化学(株)製、ロジングリセリンエステル)3.0部を分散させ0.8−1.2mmφガラスビーズを用いて300gを用いてサンドグラインダー(アイメックス(株)製)で湿式粉砕し、粉砕スラリー70部を得た。
2.分散媒の調製
水29.85部にケルザンASX(商品名、キサンタンガム)0.1部、プロクセルGXL(商品名、1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン)0.05部の順に分散させ分散媒30部を得た。
3.水性懸濁農薬組成物の調製
上記粉砕スラリー70部と分散媒30部を混合して均一な水性懸濁状農薬組成物100部を得た。
〔実施例2〕
ルノックス1000CをSupragil MNS/90(商品名、ローディア日華(株)製、アルキルナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物)に変更した以外は、実施例1と同様の方法にて製造し、水性懸濁状農薬組成物を得た。
〔実施例3〕
エパンU−103 2.0部をソプロフォール3D33(商品名、ローディア日華(株)製、ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテルリン酸エステル)1.0部に変更した以外は、実施例1と同様の方法にて製造し、水性懸濁状農薬組成物を得た。
〔実施例4〕
ソルポール7518 3.0部を2.0部に変更した以外は、実施例1と同様の方法にて製造し、水性懸濁状農薬組成物を得た。
〔実施例5〕
ルノックス1000C 1.5部を2.5部に変更した以外は、実施例1と同様の方法にて製造し、水性懸濁状農薬組成物を得た。
〔実施例6〕
1.粉砕スラリーの調整
水28.7部にルノックス1000C(商品名、東邦化学(株)製、ナフタレンスルホン酸縮合物)4.0部、バニレックスN(商品名、日本製紙ケミカル(株)製、リグニンスルホン酸ナトリウム)1.5部、エパンU−103(商品名、第一工業製薬(株)製、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー)2.5部、プロピレングリコール10.0部、シリコーン系消泡剤0.1部を溶解させ、これにシエノピラフェン20.14、ピリダベン15.06部及びソルポール7518(商品名、東邦化学(株)製、ロジングリセリンエステル)8.0部を分散させ0.8−1.2mmφガラスビーズを用いて300gを用いてサンドグラインダー(アイメックス(株)製)で湿式粉砕し、粉砕スラリー90部を得た。
2.分散媒の調製
水9.85部にケルザンASX(商品名、キサンタンガム)0.1部、プロクセルGXL(商品名、1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン)0.05部の順に分散させ分散媒20部を得た。
3.水性懸濁農薬組成物の調製
上記粉砕スラリー90部と分散媒10部を混合して均一な水性懸濁状農薬組成物100部を得た。
〔実施例7〕
ルノックス1000C 4.0部を3.0部に変更し、ソルポール7518 8.0部を2.0部に変更した以外は、実施例6と同様の方法にて製造し、水性懸濁状農薬組成物を得た。
〔実施例8〕
ルノックス1000C 4.0部を1.0部に変更し、ソルポール7518 8.0部を2.0部に変更した以外は、実施例6と同様の方法にて製造し、水性懸濁状農薬組成物を得た。

〔比較例1〕
ソルポール7518 3.0部を0部に変更した以外は、実施例1と同様の方法にて製造し、水性懸濁状農薬組成物を得た。
〔比較例2〕
ルノックス1000C 1.5部とバニレックスN 0.5部をバニレックスN2.0部に変更した以外は、実施例1と同様の方法にて製造し、水性懸濁状農薬組成物を得た。
〔比較例3〕
ルノックス1000C 1.5部を0部に変更した以外は、実施例1と同様の方法にて製造し、水性懸濁状農薬組成物を得た。
〔比較例4〕
ルノックス1000C 4.0部を0部に変更した以外は、実施例6と同様の方法にて製造し、水性懸濁状農薬組成物を得た。

〔試験例〕
実施例1〜8および比較例1〜4で得られた水性懸濁状農薬組成物の製造直後と、更にこれらを30ml容のバイアル瓶にいれ、40℃の恒温槽で30日間保存した後の農薬活性成分の平均粒子径(体積中位径)を測定した。また、平均粒子径測定は以下に示す測定条件で行った。
[平均粒子径(体積中位径)測定)]
機種名:ベックマンコールター社製 粒度分布測定機LS−13320
測定法:レーザ回折散乱法
結果を第1表に示す。
第1表
――――――――――――――――――――――――――――――――――
製造直後の平均粒子径 40℃×30日後の平均粒子径
――――――――――――――――――――――――――――――――――
実施例1 1.3μm 1.6μm
実施例2 1.3μm 1.7μm
実施例3 1.1μm 1.6μm
実施例4 1.4μm 1.7μm
実施例5 1.3μm 1.5μm
実施例6 1.9μm 2.2μm
実施例7 1.6μm 2.2μm
実施例8 1.9μm 2.5μm
比較例1 1.4μm 5.3μm
比較例2 1.6μm 3.1μm
比較例3 1.2μm 4.3μm
比較例4 1.2μm 2.7μm
――――――――――――――――――――――――――――――――――
本発明の水性懸濁状農薬組成物は、有害生物、特に雑草または病害虫を防除できる。

Claims (9)

  1. 下記(a)、(b)、(c)、(d)および(e)を含有する水性懸濁状農薬組成物。
    (a)農薬活性成分
    (b)樹脂
    (c)スルホン酸塩の縮合物
    (d)界面活性剤(但し、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルを除く。)
    (e)水
  2. (c)スルホン酸塩の縮合物が、アルキルベンゼンスルホン酸塩ホルマリン縮合物、アルキルナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物およびフェノールスルホン酸塩ホルマリン縮合物から選ばれる1種以上である請求項1記載の水性懸濁状農薬組成物。
  3. (d)界面活性剤が、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、アルキルポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーエーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルリン酸エステル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルリン酸エステル塩、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸エステルおよびポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸エステル塩から選ばれる1種以上である請求項1または2記載の水性懸濁状農薬組成物。
  4. (d)界面活性剤が、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルリン酸エステルおよびポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルリン酸エステル塩から選ばれる1種以上である請求項1または2記載の水性懸濁状農薬組成物。
  5. (d)界面活性剤が、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルリン酸エステルおよびポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルリン酸エステル塩から選ばれる1種以上と、リグニンスルホン酸塩の組み合わせである請求項1または2記載の水性懸濁状農薬組成物。
  6. 農薬活性成分が25℃において固体の農薬活性成分である請求項1ないし5から選ばれるいずれか1項記載の水性懸濁状農薬組成物。
  7. 農薬活性成分がシエノピラフェン、シフルメトフェン、スピロメシフェン、スピロジクロフェンおよびピリダベンの中から選ばれる1種以上である請求項1ないし5から選ばれるいずれか1項記載の水性懸濁状農薬組成物。
  8. 樹脂がロジン誘導体である請求項1ないし7から選ばれるいずれか1項記載の水性懸濁状農薬組成物。
  9. 樹脂がロジングリセリンエステルである請求項1ないし7から選ばれるいずれか1項記載の水性懸濁状農薬組成物。
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