JP6102389B2 - 樹脂組成物 - Google Patents

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本発明は、樹脂組成物に関する。より詳しくは、半導体素子の表面保護膜、層間絶縁膜、有機電界発光素子の絶縁層などに適した樹脂組成物に関する。
ポリイミドやポリベンゾオキサゾールなどの耐熱性樹脂は、優れた耐熱性、電気絶縁性を有することから、LSI(Large Scale Integration;大規模集積回路)などの半導体素子の表面保護膜、層間絶縁膜などに用いられている。近年、半導体業界では300mmのウェハーを使用した製造プロセスが主流となっており、ポリイミドやポリベンゾオキサゾールなどの耐熱性樹脂を塗布する場合に、製造コストの観点から少ない滴下量で塗布できる材料が求められている。また、近年では半導体パッケージの機能、容量などの増大に伴う高集積化のため、ウェハー上に多積層化する実装方法が採用されており、少ない滴下量で塗布できることに加え、塗布された膜の膜厚均一性も重要視されている。膜厚の面内均一性が悪いと、積層工程において、ウェハーに負荷がかかり、結果、ウェハーの割れやそれに起因する不良発生の可能性が高くなる。これまでに、ポリイミド前駆体に低分子量ノボラック樹脂を混合し、樹脂溶液を高濃度化かつ低粘度化し、滴下量を削減できる樹脂組成物が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、低分子量のポリイミド前駆体を使用することで高濃度化かつ低粘度化した材料が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2008−257210号公報 特開2000−305269号公報
上記従来公知の樹脂組成物は、高濃度化かつ低粘度化はできるものの、厚膜化が困難であり、特に塗布した膜の膜厚均一性に課題であった。そこで、本発明は、高濃度化かつ低粘度化に加え、厚膜化でき、特に膜厚均一性に優れる樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明は、ポリアミド酸、ポリアミド酸エステル、ポリイミド、ポリヒドロキシアミド、ポリベンゾオキサゾールから選ばれるいずれかの樹脂またはそれらの共重合体と、フェノール樹脂および溶剤を含む樹脂組成物であり、樹脂濃度が20〜40重量%であり、溶液粘度が500〜1500mPa・sであることを特徴とする樹脂組成物である。
本発明によれば、高濃度かつ低粘度であり、膜厚均一性に優れた樹脂組成物を得ることができる。
本発明の樹脂組成物は、ポリアミド酸、ポリアミド酸エステル、ポリイミド、ポリヒドロキシアミド、ポリベンゾオキサゾールから選ばれるいずれかの樹脂またはそれらの共重合体を含有する。好ましくは、下記一般式(1)で表される構造を主成分とするポリマー、または下記一般式(2)で表される構造を主成分とするポリマーを含有する。ここで、主成分とは、下記一般式(1)、または下記一般式(2)で表される構造のうちのn個の構造単位を、ポリマーの全構造単位の50モル%以上有することを意味する。70モル%以上含有することが好ましく、90モル%以上含有することがより好ましい。
Figure 0006102389
Figure 0006102389
上記一般式(1)中、Rは炭素数2以上の2〜8価の有機基を示し、酸の構造成分を表している。Rが2価となる酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸、ナフタレンジカルボン酸、ビス(カルボキシフェニル)プロパンなどの芳香族ジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、アジピン酸などの脂肪族ジカルボン酸などを挙げることができる。Rが3価となる酸としては、トリメリット酸、トリメシン酸などのトリカルボン酸などを挙げることができる。Rが4価となる酸としてはピロメリット酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸、ビフェニルテトラカルボン酸、ジフェニルエーテルテトラカルボン酸、ジフェニルスルホンテトラカルボン酸などの芳香族テトラカルボン酸や、ブタンテトラカルボン酸、シクロペンタンテトラカルボン酸などの脂肪族テトラカルボン酸、これらのカルボキシル基4個のうち、2個の水素原子をメチル基やエチル基にしたジエステル化合物などを挙げることができる。また、ヒドロキシフタル酸、ヒドロキシトリメリット酸などの水酸基を有する酸も挙げることができる。これら酸成分を2種以上用いてもかまわないが、テトラカルボン酸の残基を1〜40モル%含むことが好ましい。また、樹脂組成物に感光特性を付与する場合は、アルカリ現像液に対する溶解性や感光性の点から、水酸基を有する酸の残基を50モル%以上含むことが好ましい。
は、耐熱性の点から芳香族環を有することが好ましく、炭素数6〜30の3価または4価の有機基がさらに好ましい。一般式(1)のR(COOR(OH)の構造の好ましい例として、下記に示す構造が挙げられる。
Figure 0006102389
一般式(1)中、Rは炭素数2個以上の2〜8価の有機基を示し、ジアミンの構造成分を表している。Rは、耐熱性の点から芳香族環を有することが好ましい。ジアミンの具体的な例としては、フェニレンジアミン、ジアミノジフェニルエーテル、アミノフェノキシベンゼン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニルスルホン、ビス(トリフルオロメチル)ベンチジン、ビス(アミノフェノキシフェニル)プロパン、ビス(アミノフェノキシフェニル)スルホン、ビス(アミノ−ヒドロキシ−フェニル)ヘキサフルオロプロパン、ジアミノジヒドロキシピリミジン、ジアミノジヒドロキシピリジン、ヒドロキシ−ジアミノ−ピリミジン、ジアミノフェノール、ジヒドロキシベンチジン、ジアミノ安息香酸、ジアミノテレフタル酸、これらの芳香族環の水素の少なくとも一部をアルキル基やハロゲン原子で置換した化合物や、脂肪族のシクロヘキシルジアミン、メチレンビスシクロヘキシルアミン、ヘキサメチレンジアミン、一般式(1)のR(COOR(OH)が下記構造で表されるものなどを挙げることができる。
Figure 0006102389
これらの中でも、一般式(1)のR(COOR(OH)が下記構造で表されるものが好ましい。これらジアミン成分を2種以上用いてもかまわないが、樹脂組成物に感光特性を付与する場合は、アルカリ現像液に対する溶解性の点から、水酸基を有するジアミンの残基を60モル%以上含むことが好ましい。
Figure 0006102389
一般式(1)のRおよびRはそれぞれ同じでも異なっていてもよく、水素原子または炭素数1〜20の1価の有機基を示す。樹脂組成物に感光性を付与した場合に、アルカリ現像液に対する溶解性と、得られる感光性樹脂組成物の溶液安定性の点から、RおよびRのそれぞれ10〜90モル%が水素原子であることが好ましい。さらに、RおよびRがそれぞれ炭素数1〜16の1価の炭化水素基を少なくとも1つ以上含有し、その他は水素原子であることがより好ましい。
また、一般式(1)のlおよびmはカルボキシル基またはエステル基の数を示し、それぞれ独立に0〜2の整数を示す。好ましくは1または2である。一般式(1)のpおよびqはそれぞれ独立に0〜4の整数を示し、p+q>0である。一般式(1)のnはポリマーの構造単位の繰り返し数を示し、10〜100,000の範囲である。nが10未満であると、樹脂組成物に感光特性を付与した時、ポリマーのアルカリ現像液への溶解性が大きくなり過ぎ、露光部と未露光部のコントラストが得られず所望のパターンが形成できない場合がある。一方、nが100,000より大きいと、ポリマーのアルカリ現像液への溶解性が小さくなり過ぎ、露光部が溶解せず、所望のパターンが形成できない。ポリマーのアルカリ現像液への溶解性の面から、nは1,000以下が好ましく、100以下がより好ましい。また、伸度向上の面から、nは20以上が好ましい。
一般式(1)のnは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)や光散乱法、X線小角散乱法などで重量平均分子量(Mw)を測定することで容易に算出できる。繰り返し単位の分子量をM、ポリマーの重量平均分子量をMwとすると、n=Mw/Mである。本発明における繰り返し数nは、最も簡便なポリスチレン換算によるGPC測定を用いて算出する値をいう。
さらに、基板との接着性を向上させるために、耐熱性を低下させない範囲で一般式(1)のRおよび/またはRにシロキサン構造を有する脂肪族の基を共重合してもよい。具体的には、ジアミン成分として、ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン、ビス(p−アミノ−フェニル)オクタメチルペンタシロキサンなどを1〜10モル%共重合したものなどが挙げられる。
また、一般式(1)で表される構造を主成分とするポリマーの末端に末端封止剤を反応させることができる。樹脂組成物に感光特性を付与した時、ポリマーの末端を水酸基、カルボキシル基、スルホン酸基およびチオール基からなる群より選ばれた官能基を有するモノアミンにより封止することで、樹脂のアルカリ水溶液に対する溶解速度を好ましい範囲に調整することができる。また、ポリマーの末端を酸無水物、酸クロリド、モノカルボン酸で封止することで、アルカリ水溶液に対する溶解速度を好ましい範囲に調整することができる。モノアミン、酸無水物、酸クロリド、モノカルボン酸などの末端封止剤の含有量は、全アミン成分に対して5〜50モル%が好ましい。
ポリマー中に導入された末端封止剤は、以下の方法で容易に検出できる。例えば、末端封止剤が導入されたポリマーを酸性溶液に溶解し、ポリマーの構成単位であるアミン成分と酸無水物成分に分解し、これをガスクロマトグラフィー(GC)や、NMR測定することにより、末端封止剤を容易に検出できる。これとは別に、末端封止剤が導入されたポリマーを直接、熱分解ガスクロマトグラフィー(PGC)や赤外スペクトル測定及び13C−NMRスペクトル測定することによっても検出できる。
一般式(1)で表される構造を主成分とするポリマーは、次の方法により合成される。ポリアミド酸またはポリアミド酸エステルの場合、例えば、低温中でテトラカルボン酸二無水物とジアミン化合物、末端封止に用いるモノアミノ化合物を反応させる方法、テトラカルボン酸二無水物とアルコールとによりジエステルを得、その後ジアミン化合物、モノアミノ化合物と縮合剤の存在下で反応させる方法、テトラカルボン酸二無水物とアルコールとによりジエステルを得、その後残りのジカルボン酸を酸クロリド化し、ジアミン化合物、モノアミノ化合物と反応させる方法などがある。ポリヒドロキシアミドの場合、例えば、ビスアミノフェノール化合物とジカルボン酸、モノアミノ化合物を縮合反応させる方法がある。具体的には、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)のような脱水縮合剤と酸を反応させ、ここにビスアミノフェノール化合物、モノアミノ化合物を加える方法や、ピリジンなどの3級アミンを加えたビスアミノフェノール化合物、モノアミノ化合物の溶液にジカルボン酸ジクロリドの溶液を滴下する方法などがある。
一般式(1)で表される構造を主成分とするポリマーは、上記の方法で重合させた後、多量の水やメタノール/水の混合液などに投入し、沈殿させて濾別乾燥し、単離することが望ましい。この沈殿操作によって未反応のモノマーや、2量体や3量体などのオリゴマー成分が除去され、熱硬化後の膜特性が向上する。
下記一般式(2)中、Rは4〜10価の有機基、Rは2〜8価の有機基を表す。RおよびRはフェノール性水酸基、スルホン酸基またはチオール基を表し、それぞれ同じでも異なっていてもよい。rおよびsは0〜6の整数を表す。
Figure 0006102389
また、上記一般式(2)で表される構造単位中にフッ素原子を有すると、樹脂組成物に感光特性を付与した場合、アルカリ水溶液で現像する際に、膜の界面に撥水性が付与され、界面からの現像液のしみこみなどが抑えられるため好ましい。一般式(2)で表される構造単位を有するポリイミドに対するフッ素原子含有量は、界面からのしみこみ防止効果を十分得るために10重量%以上が好ましく、また、アルカリ水溶液に対する溶解性の点から20重量%以下が好ましい。
上記一般式(2)中、Rは酸二無水物の残基を表しており、4〜10価の有機基である。なかでも芳香族環または環状脂肪族基を含有する炭素原子数5〜40の有機基が好ましい。
酸二無水物としては、具体的には、ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,3,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,2’,3,3’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、2,2’,3,3’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)プロパン二無水物、2,2−ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)プロパン二無水物、1,1−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エタン二無水物、1,1−ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)エタン二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)スルホン二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エーテル二無水物、1,2,5,6−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、9,9−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)フルオレン酸二無水物、9,9−ビス{4−(3,4−ジカルボキシフェノキシ)フェニル}フルオレン酸二無水物、2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、2,3,5,6−ピリジンテトラカルボン酸二無水物、3,4,9,10−ペリレンテトラカルボン酸二無水物、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン二無水物などの芳香族テトラカルボン酸二無水物や、ブタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物などの脂肪族のテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物および下記に示した構造の酸二無水物などを挙げることができる。これらは単独でまたは2種以上を組み合わせて使用される。
Figure 0006102389
は酸素原子、C(CF、C(CHまたはSOを、R10およびR11はそれぞれ水素原子、水酸基またはチオール基を表す。
これらのうち、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,3,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,2’,3,3’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、2,2’,3,3’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)プロパン二無水物、2,2−ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)プロパン二無水物、1,1−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エタン二無水物、1,1−ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)エタン二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)スルホン二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エーテル二無水物、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン二無水物、3,3’,4,4’−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物、9,9−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)フルオレン酸二無水物、9,9−ビス{4−(3,4−ジカルボキシフェノキシ)フェニル}フルオレン酸二無水物および下記に示した構造の酸二無水物が好ましい。
Figure 0006102389
は酸素原子、C(CF、C(CHまたはSOを、R10およびR11は水素原子、水酸基またはチオール基を表す。
上記一般式(2)において、Rはジアミンの残基を表しており、2〜8価の有機基である。中でも芳香族環または環状脂肪族基を含有する炭素原子数5〜40の有機基が好ましい。
ジアミンの具体的な例としては、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,4’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、3,4’−ジアミノジフェニルスルヒド、4,4’−ジアミノジフェニルスルヒド、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、1,5−ナフタレンジアミン、2,6−ナフタレンジアミン、ビス(4−アミノフェノキシフェニル)スルホン、ビス(3−アミノフェノキシフェニル)スルホン、ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニル、ビス{4−(4−アミノフェノキシ)フェニル}エーテル、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、2,2’−ジメチル−4,4’−ジアミノビフェニル、2,2’−ジエチル−4,4’−ジアミノビフェニル、3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノビフェニル、3,3’−ジエチル−4,4’−ジアミノビフェニル、2,2’,3,3’−テトラメチル−4,4’−ジアミノビフェニル、3,3’,4,4’−テトラメチル−4,4’−ジアミノビフェニル、2,2’−ジ(トリフルオロメチル)−4,4’−ジアミノビフェニル、9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレンあるいはこれらの芳香族環にアルキル基やハロゲン原子で置換した化合物や、脂肪族のシクロヘキシルジアミン、メチレンビスシクロヘキシルアミンおよび下記に示した構造のジアミンなどが挙げられる。これらは単独でまたは2種以上を組み合わせて使用される。
Figure 0006102389
はそれぞれ酸素原子、C(CF、C(CHまたはSOを、R10〜R13はそれぞれ水素原子、水酸基またはチオール基を表す。
これらのうち、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,4’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、3,4’−ジアミノジフェニルスルヒド、4,4’−ジアミノジフェニルスルヒド、m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレンおよび下記に示した構造のジアミンなどが好ましい。
Figure 0006102389
はそれぞれ酸素原子、C(CF、C(CHまたはSOを、R10〜R13はそれぞれ水素原子、水酸基またはチオール基を表す。
特に好ましくは3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,4’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、下記に示した構造のジアミンなどである。
Figure 0006102389
は酸素原子、C(CF、C(CHまたはSOを、R10およびR11は水素原子、水酸基またはチオール基を表す。
一般式(2)において、RおよびRはフェノール性水酸基、スルホン酸基またはチオール基を表し、それぞれ同じでも異なっていてもよい。r、sはそれぞれR、Rの数を表す。得られる樹脂組成物の安定性の面でrおよびsは4以下が好ましい。
また、一般式(2)で表される構造単位を有するポリイミドは、主鎖末端に酸性基を有することが好ましい。このようなポリイミドまたはその前駆体は、主鎖末端に酸性基が存在するため、高いアルカリ可溶性を有する。酸性基の具体例としては、カルボキシル基、フェノール性水酸基、スルホン酸基およびチオール基などが挙げられる。このような主鎖末端への酸性基の導入は、末端封止剤にアルカリ可溶性基を持たせることにより行うことができる。末端封止剤は、モノアミン、酸無水物、モノカルボン酸、モノ酸クロリド化合物、モノ活性エステル化合物などを用いることができる。
末端封止剤として用いられるモノアミンは、5−アミノ−8−ヒドロキシキノリン、1−ヒドロキシ−7−アミノナフタレン、1−ヒドロキシ−6−アミノナフタレン、1−ヒドロキシ−5−アミノナフタレン、1−ヒドロキシ−4−アミノナフタレン、2−ヒドロキシ−7−アミノナフタレン、2−ヒドロキシ−6−アミノナフタレン、2−ヒドロキシ−5−アミノナフタレン、1−カルボキシ−7−アミノナフタレン、1−カルボキシ−6−アミノナフタレン、1−カルボキシ−5−アミノナフタレン、2−カルボキシ−7−アミノナフタレン、2−カルボキシ−6−アミノナフタレン、2−カルボキシ−5−アミノナフタレン、2−アミノ安息香酸、3−アミノ安息香酸、4−アミノ安息香酸、4−アミノサリチル酸、5−アミノサリチル酸、6−アミノサリチル酸、2−アミノベンゼンスルホン酸、3−アミノベンゼンスルホン酸、4−アミノベンゼンスルホン酸、3−アミノ−4,6−ジヒドロキシピリミジン、2−アミノフェノール、3−アミノフェノール、4−アミノフェノール、2−アミノチオフェノール、3−アミノチオフェノール、4−アミノチオフェノールなどが好ましい。これらは単独でまたは2種以上を組み合わせて使用される。
末端封止剤としては、無水フタル酸、無水マレイン酸、ナジック酸、シクロヘキサンジカルボン酸無水物、3−ヒドロキシフタル酸無水物などの酸無水物、3−カルボキシフェノール、4−カルボキシフェノール、3−カルボキシチオフェノール、4−カルボキシチオフェノール、1−ヒドロキシ−7−カルボキシナフタレン、1−ヒドロキシ−6−カルボキシナフタレン、1−ヒドロキシ−5−カルボキシナフタレン、1−メルカプト−7−カルボキシナフタレン、1−メルカプト−6−カルボキシナフタレン、1−メルカプト−5−カルボキシナフタレン、3−カルボキシベンゼンスルホン酸、4−カルボキシベンゼンスルホン酸などのモノカルボン酸類およびこれらのカルボキシル基が酸クロリド化したモノ酸クロリド化合物およびテレフタル酸、フタル酸、マレイン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、1,5−ジカルボキシナフタレン、1,6−ジカルボキシナフタレン、1,7−ジカルボキシナフタレン、2,6−ジカルボキシナフタレンなどのジカルボン酸類のモノカルボキシル基だけが酸クロリド化したモノ酸クロリド化合物、モノ酸クロリド化合物とN−ヒドロキシベンゾトリアゾールやN−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミドとの反応により得られる活性エステル化合物などが好ましい。これらは単独でまたは2種以上を組み合わせて使用される。
末端封止剤に用いられるモノアミンの導入割合は、全アミン成分に対して、好ましくは0.1モル%以上、特に好ましくは5モル%以上であり、好ましくは60モル%以下、特に好ましくは50モル%以下である。末端封止剤として用いられる酸無水物、モノカルボン酸、モノ酸クロリド化合物またはモノ活性エステル化合物の導入割合は、ジアミン成分に対して、好ましくは0.1モル%以上、特に好ましくは5モル%以上であり、好ましくは100モル%以下、特に好ましくは90モル%以下である。複数の末端封止剤を反応させることにより、複数の異なる末端基を導入しても良い。
一般式(2)で表される構造単位を有するポリイミドにおいて、構造単位の繰り返し数は3以上が好ましく、5以上がより好ましく、また200以下が好ましく、100以下がより好ましい。この範囲であれば本発明の樹脂組成物に感光性を付与した場合に、感光性樹脂組成物の厚膜での使用が可能になり、かつアルカリ現像液に対する十分な溶解性を付与できる。
さらに、基板との接着性を向上させるために、耐熱性を低下させない範囲で、R、Rにシロキサン構造を有する脂肪族の基を共重合してもよい。具体的には、ジアミン成分として、ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン、ビス(p−アミノ−フェニル)オクタメチルペンタシロキサンなどを1〜10モル%共重合したものなどがあげられる。
本発明の樹脂組成物に用いられるポリマーは、一般式(1)または、一般式(2)で表される構造単位のみからなるものであってもよいし、これらを2種併用してもよいし、これらを共重合したものであってもよい。
本発明に用いられる一般式(2)で表される構造を有するポリマーは、例えば、一般式(1)で表される構造を有するポリマーを合成する方法を利用して、ポリイミド前駆体を得、これを、公知のイミド化反応法を用いて完全イミド化させる方法、または、途中でイミド化反応を停止し、一部イミド構造を導入する方法、さらには、完全イミド化したポリマーと、前記ポリイミド前駆体を混合することによって、一部イミド構造を導入する方法を利用して合成することができる。
また、一般式(2)で表される構造を有するポリマーのイミド化率は、例えば、以下の方法で容易に求めることができる。まず、ポリマーの赤外吸収スペクトルを測定し、ポリイミドに起因するイミド構造の吸収ピーク(1780cm−1付近、1377cm−1付近)の存在を確認する。次に、そのポリマーを350℃で1時間熱処理し、赤外吸収スペクトルを測定し、熱処理前後における1377cm−1付近のピーク強度を比較することによって、熱処理前のポリマー中におけるイミド基の含量を算出し、イミド化率を求める。
また、一般式(2)で表される構造を有するポリマーに導入された末端封止剤は、以下の方法で容易に検出できる。例えば、末端封止剤が導入されたポリイミドを、酸性溶液に溶解し、ポリイミドの構成単位であるアミン成分と酸無水物成分に分解、これをガスクロマトグラフィー(GC)や、NMR測定することにより、本発明に使用の末端封止剤を容易に検出できる。これとは別に、末端封止剤が導入されたポリマー成分を直接、熱分解ガスクロクロマトグラフ(PGC)や赤外スペクトルおよび13C−NMRスペクトル測定でも、容易に検出可能である。
本発明の樹脂組成物は、フェノール樹脂を含有する。好ましくは、ノボラック樹脂、ポリヒドロキシスチレン樹脂を挙げることができる。また、本発明において好ましく用いられるノボラック樹脂は、ノボラックフェノール樹脂やレゾールフェノール樹脂があり、種々のフェノール類の単独あるいはそれらの複数種の混合物をホルマリンなどのアルデヒド類を用いて公知の方法で重縮合することにより得られる。
ノボラックフェノール樹脂およびレゾールフェノール樹脂を構成するフェノール類としては、例えばフェノール、p − クレゾール、m − クレゾール、o − クレゾール、2 , 3 −ジメチルフェノール、2 , 4 − ジメチルフェノール、2 , 5 − ジメチルフェノール、2 ,6 − ジメチルフェノール、3 , 4 − ジメチルフェノール、3 , 5 − ジメチルフェノール、2 , 3 , 4 − トリメチルフェノール、2 , 3 , 5 − トリメチルフェノール、3 , 4 , 5 −トリメチルフェノール、2 , 4 , 5 − トリメチルフェノール、メチレンビスフェノール、メチレンビスp − クレゾール、レゾルシン、カテコール、2 − メチルレゾルシン、4 − メチルレゾルシン、o − クロロフェノール、m − クロロフェノール、p − クロロフェノール、2 , 3 − ジクロロフェノール、m − メトキシフェノール、p − メトキシフェノール、p− ブトキシフェノール、o − エチルフェノール、m − エチルフェノール、p − エチルフェノール、2 , 3 − ジエチルフェノール、2 , 5 − ジエチルフェノール、p − イソプロピルフェノール、α − ナフトール、β − ナフトールなどが挙げられ、これらは単独で、または
複数の混合物として用いることができる。
また、アルデヒド類としては、ホルマリンの他、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ベンズアルデヒド、ヒドロキシベンズアルデヒド、クロロアセトアルデヒドなどが挙げられ、これらは単独でまたは複数の混合物として用いることができる。
そして、本発明のポジ型感光性樹脂組成物において用いられるノボラック樹脂およびポリヒドロキシスチレン樹脂の好ましい重量平均分子量は、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー) によるポリスチレン換算で2,000〜 20,000、好ましくは3,000〜10,000である。この範囲であれば、高濃度かつ低粘度な樹脂組成物を得ることができる。本発明に用いるポリヒドロキシスチレン樹脂としては、ビニルフェノールのホモポリマー又はスチレンとの共重合体を使用することも可能である。
ノボラック樹脂およびポリヒドロキシスチレン樹脂の含有量は、ポリアミド酸、ポリアミド酸エステル、ポリイミド、ポリヒドロキシアミド、ポリベンゾオキサゾールから選ばれるいずれかの樹脂またはそれらの共重合体100重量部に対して、30重量部以上が好ましく、200重量部以下が好ましい。この範囲であれば、高濃度化かつ低濃度化に加え、耐熱性に優れた樹脂組成物を得ることができる。
本発明の樹脂組成物はアクリル系界面活性剤、またはシリコン系界面活性剤を含有する。具体的には、シリコン系界面活性剤として、東レダウコーニングシリコーン社のSHシリーズ、SDシリーズ、STシリーズ、ビックケミー・ジャパン社のBYKシリーズ、信越シリコーン社のKPシリーズ、日本油脂社のディスフォームシリーズ、東芝シリコーン社のTSFシリーズ、共栄社化学社のポリフローKLシリーズなどが挙げられ、アクリル系界面活性剤としては、共栄社化学社のポリフローシリーズ、楠本化成社の“ディスパロン(登録商標)”シリーズなどが挙げられるが、これらに限定されない。また、これらの界面活性剤を2種以上含有してもよい。
樹脂組成物中の界面活性剤の含有量は500ppm以下が好ましく、100ppm以下がより好ましい。この範囲内にすることにより塗膜後の膜厚均一性に優れた樹脂組成物を得ることが出来る。
本発明の樹脂組成物は、溶剤を含有する。溶剤としては、N−メチル−2−ピロリドン、γ−ブチロラクトン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシドなどの極性の非プロトン性溶媒、テトラヒドロフラン、ジオキサン、プロピレングリコールモノメチルエーテルなどのエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、ジイソブチルケトン、ジアセトンアルコールなどのケトン類、酢酸エチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、乳酸エチルなどのエステル類、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類などが挙げられる。これらの溶剤を2種以上含有してもよい。溶剤の含有量は、ポリアミド酸、ポリアミド酸エステル、ポリイミド、ポリヒドロキシアミド、ポリベンゾオキサゾールから選ばれるいずれかの樹脂またはそれらの共重合体とフェノール樹脂の合計量100重量部に対して、好ましくは50重量部以上、より好ましくは100重量部以上であり、また、好ましくは2000重量部以下、より好ましくは1500重量部以下である。
本発明の樹脂組成物は、膜特性を向上させる目的で、熱架橋剤を含有してもよい。また、樹脂組成物に感光性を付与させる目的でポジ型の感光性を付与する光酸発生剤や、ネガ型の感光性を付与するアクリルモノマー、光重合開始剤を含有してもよい。さらに、基板との密着性を向上させる目的でシラン化合物を含有してもよい。また、必要に応じて、二酸化ケイ素、二酸化チタンなどの無機粒子、あるいはポリイミドの粉末などを含有することもできる。
本発明の樹脂組成物は、樹脂濃度が20〜40重量%である。この樹脂濃度の場合、粘度が500〜1500mPa・sの範囲内となり、塗布性に優れ、少ない滴下量で塗布できる樹脂組成物が得られる。
本発明の樹脂組成物の製造方法を例示する。例えば、樹脂成分、溶剤および必要によりその他成分をガラス製のフラスコやステンレス製の容器に入れてメカニカルスターラーなどによって撹拌溶解させる方法、超音波で溶解させる方法、遊星式撹拌脱泡装置で撹拌溶解させる方法などが挙げられる。得られた樹脂組成物の粘度は、500〜1500mPa・sである。また、異物を除去するために0.1〜5μmのポアサイズのフィルターで濾過してもよい。
次に、本発明の樹脂組成物に感光性を付与したポジ型感光性樹脂組成物を用いて硬化膜を形成する方法について説明する。
ポジ型感光性樹脂組成物を基板上に塗布する。基板はシリコンウエハ、金属でスパッタしたシリコンウエハ、セラミックス類、ガリウムヒ素、金属、ガラス、金属酸化絶縁膜、窒化ケイ素、ITOなどが用いられるが、これらに限定されない。塗布方法としては、スピンナを用いた回転塗布、スプレー塗布、ロールコーティング、スリットダイコーティングなどの方法が挙げられる。また、塗布膜厚は、塗布手法、組成物の固形分濃度、粘度などによって異なるが、通常、乾燥後の膜厚が0.1〜150μmになるように塗布される。
次に、ポジ型感光性樹脂組成物を塗布した基板を乾燥して、感光性樹脂膜を得る。乾燥はオーブン、ホットプレート、赤外線などを使用し、50〜150℃の範囲で1分間〜数時間行うことが好ましい。
次に、この感光性樹脂膜上に所望のパターンを有するマスクを通して化学線を照射する。露光に用いられる化学線としては紫外線、可視光線、電子線、X線などがあるが、本発明では水銀灯のi線(365nm)、h線(405nm)、g線(436nm)を用いることが好ましい。
露光後、現像液を用いて露光部を除去することにより、パターンを形成することができる。現像液は、テトラメチルアンモニウム水溶液、ジエタノールアミン、ジエチルアミノエタノール、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、トリエチルアミン、ジエチルアミン、メチルアミン、ジメチルアミン、酢酸ジメチルアミノエチル、ジメチルアミノエタノール、ジメチルアミノエチルメタクリレート、シクロヘキシルアミン、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンなどのアルカリ性を示す化合物の水溶液が好ましい。また場合によっては、これらのアルカリ水溶液にN−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、γ−ブチロラクトン、ジメチルアクリルアミドなどの極性溶媒、メタノール、エタノール、イソプロパノールなどのアルコール類、乳酸エチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートなどのエステル類、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、イソブチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン類などを1種以上添加してもよい。現像後は水にてリンス処理をすることが好ましい。ここでもエタノール、イソプロピルアルコールなどのアルコール類、乳酸エチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートなどのエステル類などを水に加えたものでリンス処理をしてもよい。
現像後、200〜500℃の温度を加えて硬化膜に変換する。この加熱処理は温度を選び、段階的に昇温するか、ある温度範囲を選び連続的に昇温しながら5分間〜5時間実施することが一般的である。一例としては、130℃、200℃、350℃で各30分間ずつ熱処理する方法、あるいは室温より400℃まで2時間かけて直線的に昇温するなどの方法が挙げられる。
本発明の樹脂組成物に感光性を付与したポジ型感光性樹脂組成物により形成した硬化膜は、半導体のパッシベーション膜、半導体素子の保護膜、高密度実装用多層配線の層間絶縁膜、有機電界発光素子の絶縁層などの用途に好適に用いられる。
以下実施例等をあげて本発明を説明するが、本発明はこれらの例によって限定されるものではない。なお、実施例中の樹脂組成物の評価は以下の方法で行った。
(1)粘度の評価
東機産業株式会社製 TVE−22デジタル粘度計を用い、25℃における回転粘度を測定した。
(2)滴下量の評価
12インチシリコンウエハの中心部分に、樹脂組成物(以下ワニスと呼ぶ)を4.0g滴下し、3000rpm×3秒→Xrpm×15秒の塗布シーケンスでスピンコートした(プリベーク後の膜厚が9μmとなるように塗布シーケンスのXrpmを調整した)。ついで、ホットプレート(東京エレクトロン(株)製の塗布現像装置ACT12)を用いて、120℃で3分間プリベークした。プリベーク後のウェハーを目視観察し、ウェハーのエッジ部分まで完全に塗布できていれば合格、塗布できていなければ不合格とした。
(3)膜厚の面内均一性評価
大日本スクリーン製造(株)製ラムダエースVM−3110を使用し、プリベーク後の膜を屈折率1.629として12インチウェハー面内をX軸上−140mm〜140mmまで29ポイント測定した。29ポイントの測定値の最大値と最小値の差が1000nm以下であれば合格、1000nm以上であれば不合格とした。
合成例1 ヒドロキシル基含有ジアミン化合物(a)の合成
2,2-ビス(3-アミノ-4-ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン(セントラル硝子(株)製、BAHF)18.3g(0.05モル)をアセトン100mL、プロピレンオキシド17.4g(0.3モル)に溶解させ、−15℃に冷却した。ここに3−ニトロベンゾイルクロリド20.4g(0.11モル)をアセトン100mLに溶解させた溶液を滴下した。滴下終了後、−15℃で4時間反応させ、その後室温に戻した。析出した白色固体をろ別し、50℃で真空乾燥した。
固体30gを300mLのステンレスオートクレーブに入れ、メチルセルソルブ250mLに分散させ、5%パラジウム−炭素を2g加えた。ここに水素を風船で導入して、還元反応を室温で行った。約2時間後、風船がこれ以上しぼまないことを確認して反応を終了させた。反応終了後、ろ過して触媒であるパラジウム化合物を除き、ロータリーエバポレーターで濃縮し、下記式で表されるヒドロキシル基含有ジアミン化合物(a)を得た。
Figure 0006102389
合成例2 ポリマーAの合成
乾燥窒素気流下、合成例1で得られたヒドロキシル基含有ジアミン化合物(a)15.13g(0.040モル)、1,3−ビス(3-アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン(SiDA)1.24g(0.005モル)をN−メチル−2−ピロリドン(NMP)50gに溶解させた。ここに3,3’,4,4’−ジフェニルエーテルテトラカルボン酸無水物(マナック(株)製、ODPA)15.51g(0.05モル)をNMP21gとともに加えて、20℃で1時間反応させ、次いで50℃で2時間反応させた。その後、N,N−ジメチルホルムアミドジエチルアセタール14.7g(0.1モル)をNMP15gで希釈した溶液を10分かけて滴下した。滴下後、40℃で3時間撹拌した。反応終了後、溶液を水2Lに投入して、ポリマー固体の沈殿をろ過で集めた。ポリマー固体を80℃の真空乾燥機で72時間乾燥しポリイミド前駆体のポリマーAを得た。GPCにより得られたポリマーの重量平均分子量を測定し、n=10〜100,000の範囲内であることを確認した。
合成例3 ポリマーBの合成
乾燥窒素気流下、ジフェニルエーテル−4,4’−ジカルボン酸ジクロライド(DEDC)1モルと1−ヒドロキシベンゾトリアゾール2モルとを反応させて得られたジカルボン酸誘導体19.70g(0.040モル)とBAHF18.31g(0.050モル)をNMP200gに溶解させ、75℃で12時間撹拌した。次に、末端封止剤として、NMP30gに溶解させた無水マレイン酸2.96g(0.020モル)を加え、さらに75℃で12時間撹拌し、反応を終了した。反応終了後、溶液を水/メタノール=3/1の溶液3Lに投入して、ポリマー固体の沈殿をろ過で集めた。ポリマー固体を80℃の真空乾燥機で20時間乾燥し、ポリベンゾオキサゾール前駆体のポリマーBを得た。GPCにより得られたポリマーの重量平均分子量を測定し、n=10〜100,000の範囲内であることを確認した。
合成例4 ポリマーCの合成
乾燥窒素気流下、BAHF29.3g(0.08モル)、SiDA1.24g(0.005モル)、末端封止剤として、3−アミノフェノール(東京化成工業(株)製)3.27g(0.03モル)をNMP150gに溶解した。ここにODPA31.0g(0.1モル)をNMP50gとともに加えて、20℃で1時間撹拌し、次いで50℃で4時間攪拌した。その後、キシレンを15g添加し、水をキシレンとともに共沸しながら、150℃で5時間攪拌した。攪拌終了後、溶液を水3Lに投入して白色沈殿を集めた。この沈殿をろ過で集めて、水で3回洗浄した後、80℃の真空乾燥機で20時間乾燥し、ポリマーCを得た。得られたポリマー粉体を、赤外吸収スペクトルで測定したところ、1780cm−1付近、1377cm−1付近にポリイミドに起因するイミド構造の吸収ピークが検出された。このようにして得られたポリマー粉体のイミド化率は100%であった。
合成例5 ノボラック樹脂Dの合成
乾燥窒素気流下、m−クレゾール70.2g(0.65モル)、p−クレゾール37.8g(0.35モル)、37重量%ホルムアルデヒド水溶液75.5g(ホルムアルデヒド0.93モル)、シュウ酸二水和物0.63g(0.005モル)、メチルイソブチルケトン264gを仕込んだ後、油浴中に浸し、反応液を還流させながら、4時間重縮合反応を行った。その後、油浴の温度を3時間かけて昇温し、その後に、フラスコ内の圧力を4〜7kPaまで減圧し、揮発分を除去し、溶解している樹脂を室温まで冷却して、ノボラック樹脂Dのポリマー固体を得た。GPCから重量平均分子量は3,500であった。
合成例6 ノボラック樹脂Eの合成
m−クレゾール70.2g(0.65モル)、p−クレゾール37.8g(0.35モル)の代わりに、m−クレゾール108g(1.00モル)を用いた他は合成例5と同様にして、ノボラック樹脂Eのポリマー固体を得た。GPCから重量平均分子量は4,000であった。
実施例1
合成例2で得られたポリマーAの固体4.0gを計り、合成例5で得られたノボラック樹脂D6.0gとポリフロー75(商品名、共栄社化学(株)製)0.01gをガンマ−ブチロラクトン(GBL)16gに溶解させてワニスを得た。得られたワニスを用いて前記のように、粘度評価、滴下量評価、膜厚の面内均一性評価を行った。
実施例2
合成例3で得られたポリマーBの固体4.0gを計り、合成例5で得られたノボラック樹脂D6.0gとポリフロー75(商品名、共栄社化学(株)製)0.01gをGBL10g、乳酸エチル(EL)6.0gに溶解させてワニスを得た。得られたワニスを用いて前記のように、粘度評価、滴下量評価、膜厚の面内均一性評価を行った。
実施例3
合成例4で得られたポリマーCの固体4.0gを計り、合成例5で得られたノボラック樹脂D6.0gとポリフロー75(商品名、共栄社化学(株)製)0.01gをNMP16gに溶解させてワニスを得た。得られたワニスを用いて前記のように、粘度評価、滴下量評価、膜厚の面内均一性評価を行った。
実施例4
合成例2で得られたポリマーAの固体4.0gを計り、合成例6で得られたノボラック樹脂E6.0gとポリフロー75(商品名、共栄社化学(株)製)0.01gをGBL16gに溶解させてワニスを得た。得られたワニスを用いて前記のように、粘度評価、滴下量評価、膜厚の面内均一性評価を行った。
実施例5
合成例2で得られたポリマーAの固体4.0gを計り、マルカリンカーM (丸善石油化学(株) 製、重量平均分子量5100)6.0gとポリフロー75(商品名、共栄社化学(株)製)0.01gをGBL16gに溶解させてワニスを得た。得られたワニスを用いて前記のように、粘度評価、滴下量評価、膜厚の面内均一性評価を行った。
実施例6
合成例2で得られたポリマーAの固体4.0gを計り、合成例5で得られたノボラック樹脂D6.0gとポリフロー77(商品名、共栄社化学(株)製)0.01gをGBL16gに溶解させてワニスを得た。得られたワニスを用いて前記のように、粘度評価、滴下量評価、膜厚の面内均一性評価を行った。
実施例7
合成例2で得られたポリマーAの固体4.0gを計り、合成例5で得られたノボラック樹脂D6.0gとポリフロー90(商品名、共栄社化学(株)製)0.01gをGBL16gに溶解させてワニスを得た。得られたワニスを用いて前記のように、粘度評価、滴下量評価、膜厚の面内均一性評価を行った。
実施例8
合成例2で得られたポリマーAの固体4.0gを計り、合成例5で得られたノボラック樹脂D6.0gとポリフロー95(商品名、共栄社化学(株)製)0.01gをGBL16gに溶解させてワニスを得た。得られたワニスを用いて前記のように、粘度評価、滴下量評価、膜厚の面内均一性評価を行った。
実施例9
合成例2で得られたポリマーAの固体4.0gを計り、合成例5で得られたノボラック樹脂D6.0gとBYK306(商品名、ビックケミー(株)製)0.01gをGBL16gに溶解させてワニスを得た。得られたワニスを用いて前記のように、粘度評価、滴下量評価、膜厚の面内均一性評価を行った。
実施例10
合成例2で得られたポリマーAの固体4.0gを計り、合成例5で得られたノボラック樹脂D6.0gとBYK310(商品名、ビックケミー(株)製)0.01gをGBL16gに溶解させてワニスを得た。得られたワニスを用いて前記のように、粘度評価、滴下量評価、膜厚の面内均一性評価を行った。
実施例11
合成例2で得られたポリマーAの固体4.0gを計り、合成例5で得られたノボラック樹脂D6.0gとBYK333(商品名、ビックケミー(株)製)0.01gをGBL16gに溶解させてワニスを得た。得られたワニスを用いて前記のように、粘度評価、滴下量評価、膜厚の面内均一性評価を行った。
実施例12
合成例2で得られたポリマーAの固体4.0gを計り、合成例5で得られたノボラック樹脂D6.0gとポリフロー75(商品名、共栄社化学(株)製)0.005g、ポリフロー77(商品名、共栄社化学(株)製)0.005gをGBL16gに溶解させてワニスを得た。得られたワニスを用いて前記のように、粘度評価、滴下量評価、膜厚の面内均一性評価を行った。
実施例13
合成例2で得られたポリマーAの固体4.0gを計り、合成例5で得られたノボラック樹脂D6.0gとポリフロー75(商品名、共栄社化学(株)製)0.005g、BYK306(商品名、ビックケミー(株)製)0.005gをGBL16gに溶解させてワニスを得た。得られたワニスを用いて前記のように、粘度評価、滴下量評価、膜厚の面内均一性評価を行った。
実施例14
合成例2で得られたポリマーAの固体6.0gを計り、合成例5で得られたノボラック樹脂D4.0gとポリフロー75(商品名、共栄社化学(株)製)0.01gをGBL16gに溶解させてワニスを得た。得られたワニスを用いて前記のように、粘度評価、滴下量評価、膜厚の面内均一性評価を行った。
実施例15
合成例2で得られたポリマーAの固体4.0gを計り、合成例5で得られたノボラック樹脂D6.0gとポリフロー75(商品名、共栄社化学(株)製)0.01gをGBL18gに溶解させてワニスを得た。得られたワニスを用いて前記のように、粘度評価、滴下量評価、膜厚の面内均一性評価を行った。
実施例16
合成例2で得られたポリマーAの固体4.0gを計り、合成例5で得られたノボラック樹脂D6.0gとポリフロー75(商品名、共栄社化学(株)製)0.05gをGBL16gに溶解させてワニスを得た。得られたワニスを用いて前記のように、粘度評価、滴下量評価、膜厚の面内均一性評価を行った。
実施例17
合成例2で得られたポリマーAの固体4.0gを計り、合成例5で得られたノボラック樹脂D6.0gとポリフロー75(商品名、共栄社化学(株)製)0.01g、TP5−280(商品名、東洋合成工業(株))2.0g、“ニカラック”MX−270(商品名、(株)三和ケミカル製)を1.0g、KBM−403(信越化学工業(株))0.3gをGBL16gに溶解させてワニスを得た。得られたワニスを用いて前記のように、粘度評価、滴下量評価、膜厚の面内均一性評価を行った。
実施例18
合成例2で得られたポリマーAの固体4.0gを計り、合成例5で得られたノボラック樹脂D6.0gとポリフロー75(商品名、共栄社化学(株)製)0.01g、TP5−280(商品名、東洋合成工業(株))2.0g、HMOM−TPHAP(商品名、本州化学工業(株)製)1.0g、KBM−403(信越化学工業(株))0.3gをGBL16gに溶解させてワニスを得た。得られたワニスを用いて前記のように、粘度評価、滴下量評価、膜厚の面内均一性評価を行った。
比較例1
合成例2で得られたポリマーAの固体を10gとし、フェノール樹脂を除いた他は実施例1と同様にしてワニスを得、前記のように、粘度評価、滴下量評価、膜厚の面内均一性評価を行った。
比較例2
合成例5で得られたノボラック樹脂Dの固体を10gとし、ポリマーAを除いた他は実施例1と同様にしてワニスを得、前記のように、粘度評価、滴下量評価、膜厚の面内均一性評価を行った。
比較例3
GBLを12gにした他は実施例1と同様にしてワニスを得、前記のように、粘度評価、滴下量評価、膜厚の面内均一性評価を行った。
各実施例、比較例に使用したその他化合物を下記に示した。
Figure 0006102389
実施例1〜18および比較例1〜3の組成を表1〜3に、評価結果を表4に示す。
Figure 0006102389
Figure 0006102389
Figure 0006102389
Figure 0006102389

Claims (3)

  1. ポリアミド酸、ポリアミド酸エステル、ポリイミド、ポリヒドロキシアミド、ポリベンゾオキサゾールから選ばれるいずれかの樹脂またはそれらの共重合体と、フェノール樹脂および溶剤を含む樹脂組成物であり、樹脂濃度が20〜40重量%であり、溶液粘度が500〜1500mPa・sであることを特徴とする樹脂組成物。
  2. 前記フェノール樹脂がノボラック樹脂、ポリヒドロキシスチレン樹脂から選ばれるいずれかの樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の樹脂組成物。
  3. アクリル系界面活性剤またはシリコン系界面活性剤を含有することを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂組成物。
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