JP6101336B1 - エレベータ乗りかごの天井照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】透光部と一体の透光部枠を、かご室内からでも乗りかごの上からでも、照明装置のケースから容易に取り外しできるようにしする。【解決手段】本発明の実施形態によるエレベータの天井照明装置は、乗りかごの天井に取り付けられる照明装置であって、点検口と救出口が設けられた天井に取り付けられ、かご室内を照明する複数の照明灯18からなる発光部と、発光部18を取り囲むように天井に固定されるケース15と、発光部の下に配置され、発光部からの光を下方に透過させる透光部16と、透光部16を保持し、ケース15に対して回動可能に片側が枢支された透光部枠20と、透光部枠20をケース15に対して閉じる閉位置へ固定し、および固定解除をするための透光部枠ロック機構30と、を備えている。この透光部枠ロック機構30は、かご室内でのケース15の外側からの操作および前記天井の点検口を通してのケース15内側からの操作によって、透光部枠20の固定/解除が可能である。【選択図】図4
Description
本発明の実施形態は、エレベータ乗りかごの天井照明装置に関する。
エレベータの乗りかごの天井には、かご室内を明るく照らすための照明装置が設置されている。照明装置は、天井に固定された蛍光灯やLEDランプなどからなる発光部と、その発光部を覆うケースと、光を透過する透光部を有している。
従来、故障したり寿命の尽きた発光部を交換する作業は、天井に設けられた点検口を開けて、乗りかごの上部から行われていた。しかし、近年では、作業の安全性や乗りかご上部の省スペース化などを重視する観点から、発光部の交換作業は、かご室内で行われるようになってきている。
従来、かご室内からの作業によって、カバーなどを着脱あるいは開閉できるようにした照明装置としては、例えば、特許文献1、2に記載されているものがある。
エレベータでは、大きな地震が発生したような場合に、エレベータが緊急停止することがある。乗りかごの天井には、点検口のほかに、乗りかご内に閉じ込められた乗客を救出するための救出口が設けられていることが多い。
乗りかごの上部から救出口を開けた場合、照明装置の透光部がそのままであると、乗客を救出することができない。迅速な救出のためには、透光部を乗りかごの上部から取り外せるようにすることが望ましいが、従来はかご室内側からしか取り外すことができなかった。
乗りかごの上部から救出口を開けた場合、照明装置の透光部がそのままであると、乗客を救出することができない。迅速な救出のためには、透光部を乗りかごの上部から取り外せるようにすることが望ましいが、従来はかご室内側からしか取り外すことができなかった。
また、照明装置の点検あるいは発光部の蛍光灯などの交換作業の際にも、状況に応じて、かご室内からでも、乗りかご上部からでも行えることが望ましい。
本発明は、前記従来技術の有する問題点に鑑みなされたものであって、透光部と一体の透光部枠を、かご室内からでも乗りかごの上からでも、照明装置のケースから容易に取り外しできるようにしたエレベータ乗りかごの天井照明装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の実施形態に係るエレベータの乗りかごの天井照明装置は、エレベータの乗りかごの天井に取り付けられる照明装置であって、点検口と救出口が設けられた天井に取り付けられ、かご室内を照明する複数の照明灯からなる発光部と、前記発光部を取り囲むように前記天井に固定されるケースと、前記発光部の下に配置され、前記発光部からの光を下方に透過させる透光部と、前記透光部を保持し、前記ケースに対して回動可能に片側が枢支された透光部枠と、前記透光部枠を前記ケースに対して閉じる閉位置へ固定し、および固定解除をするための透光部枠ロック機構と、を備え、前記透光部枠ロック機構は、前記かご室内での前記ケース外側からの操作および前記天井の点検口を通しての前記ケース内側からの操作によって、前記透光部枠の固定/解除が可能であることを特徴とするものである。
以下、本発明によるエレベータ乗りかごの天井照明装置の一実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、かご室内から見上げたときの天井照明装置14を示す平面図(下面図)である。図2は、天井照明装置14の正面を示す図である。図3は、図1のIII−III断面を示す図で、図4は、図1のIV−IV断面を示す図である。
(第1実施形態)
図1は、かご室内から見上げたときの天井照明装置14を示す平面図(下面図)である。図2は、天井照明装置14の正面を示す図である。図3は、図1のIII−III断面を示す図で、図4は、図1のIV−IV断面を示す図である。
図1において、乗りかごのかご室は、側板10によって囲まれている。天井12には、天井照明装置14が取り付けられ、かご室内を明るく照らすようになっている。天井照明装置14は、四角な枠をなすケース15と、光を透過する樹脂製の板からなる透光部16を備えている。
ケース15は、発光部を囲むように天井12に取り付けられている。ケース15の内部では、発光部としての複数の蛍光灯18が天井12に固定されている。この場合、蛍光灯18は、点検口を塞ぐ点検口カバー17に取り付けられている。また、天井12には、救出口を開閉する救出口カバー19が設けられており、この救出口カバー19にも蛍光灯18が取り付けられている。なお、発光部の照明灯としては、蛍光灯18のほかに、LEDランプや白熱ランプであってもよい。
この実施形態では、3個並んだ蛍光灯18を1単位として、1つの天井照明装置14が構成されている。すなわち、1つのケース15に対して、1枚の透光部16が設けられ、天井照明装置14は、3台並列に配置されている。図3、図4に示されるように、透光部16は、長方形の枠をなす透光部枠20に保持されている。透光部枠20は、ケース15に対して回動自在に取り付けられている。
図4に示されるように、短手方向の側面には、それぞれ支持腕22が固定具21を介して固定されている。支持腕22の先端には、透光部枠20の片側を回動自在に支持する支軸23が設けられている。
図4では、透光部枠20がケース15に対して閉じられた位置に固定されている状態が示されている。本実施形態の天井照明装置14では、透光部枠20を閉位置に固定し、また、固定を解除して透光部枠20を開けることができるように、次のような透光部枠ロック機構30が設けられている。
図4では、透光部枠20がケース15に対して閉じられた位置に固定されている状態が示されている。本実施形態の天井照明装置14では、透光部枠20を閉位置に固定し、また、固定を解除して透光部枠20を開けることができるように、次のような透光部枠ロック機構30が設けられている。
ここで、図5は、透光部枠ロック機構30を透光部枠20の長手方向からみた側面図である。図6は、透光部枠ロック機構30をケース15の内側からみた正面図である。
透光部枠ロック機構30は、L字形に曲折しているブラケット31と、このブラケット31の鉛直部分31aを着脱可能にケース15の内側に固定するねじ要素である第1ボルト32およびナット33と、ブラケット31の水平部分31bを着脱可能に透光部枠20側に固定するねじ要素である第2ボルト34と、から構成されている。
透光部枠ロック機構30は、L字形に曲折しているブラケット31と、このブラケット31の鉛直部分31aを着脱可能にケース15の内側に固定するねじ要素である第1ボルト32およびナット33と、ブラケット31の水平部分31bを着脱可能に透光部枠20側に固定するねじ要素である第2ボルト34と、から構成されている。
図5に示されるように、ブラケット31はケース15の内側に配置されている。第1ボルト32は、ケース15の外側、すなわちかご室内側から締め付け、緩めることができるボルトであり、第1ボルト32の頭部は、かご室内からアクセスできる位置にある。第1ボルト32は、ケース15およびブラケット31を貫いて延び、その先端にナット33が螺着されている。
図6に示されるように、第2ボルト34は、天井12の上からアクセスできるボルトであり、2本用いられている。透光部枠20には、第2ボルト34用に雌ねじが加工されており、第2ボルト34は、ブラケット31の水平部31bを貫通して雌ねじに螺合する。この実施形態では、第2ボルト34は、手で回し易いように、蝶ボルトが用いられている。
本実施形態によるエレベータ乗りかごの天井照明装置は、以上のように構成されるものであり、次に、天井照明装置14の点検時などに透光部枠20を開閉する際の操作について説明する。
まず、かご室内で、点検作業員が透光部枠20を開けるときの操作について説明する。この場合、作業員は、かご室内に置いた脚立に乗り、手を頭上に伸ばして第1ボルト32を緩める。
図5において、第1ボルト32の頭部は、ケース15の外側、すなわちかご室内側にあるので、第1ボルト32を容易に緩めることができる。第1ボルト32をブラケット31から取り外すと、透光部枠20は回動可能な状態になる。このとき、ブラケット31は、第2ボルト34によって透光部枠20に固定されたままである。
図7に示されるように、透光部枠20は、支軸23を中心に回動し、開くことができる。この状態で、点検作業員は、ケース15の内部にある蛍光灯18を点検したり、交換することができる。
点検作業が終わると、透光部枠20を閉じる位置まで持ち上げ、第1ボルト32をケース15の外側からブラケット31にねじ込むことで、図5のように透光部枠20を元通りに固定することができる。
次に、点検口を開けて、天井12の上から透光部枠20を開けるときの操作について図6、図8を参照して説明する。この場合、点検作業員は、乗りかごの上に乗って、開けた点検口36から手を伸ばして第2ボルト34を緩めることになる。
この点検口36から手を伸ばしてアクセスできる位置に第2ボルト34はある。2本の第2ボルト34を緩めて取り外せば、ブラケット31は透光部枠20を支持しなくなるため、透光部枠20が回動可能な状態になる。図8に示されるように、透光部枠20を、支軸23を中心に回動させ、開くことができる。
点検口36から手を伸ばして透光部枠20を開ける状況には、照明装置の点検も想定されているが、主として想定されているのは、非常停止した乗りかごに取り残された乗客を救出する状況である。
救出の場合は、図1において、天井12に取り付けられている救出口カバー19を取り外して、救出口を開けることなる。透光部枠20を開けるのは、真ん中にある天井照明装置になる。
救出の場合は、図1において、天井12に取り付けられている救出口カバー19を取り外して、救出口を開けることなる。透光部枠20を開けるのは、真ん中にある天井照明装置になる。
本実施形態によれば、かご室内からでも、乗りかごの上からでも、透光部枠20を開ける操作が容易である。特に、天井12の上から透光部枠20を開ける場合は、蝶ボルトからなる第2ボルト34を緩めるだけで簡単であり、乗りかごに取り残された乗客を救出口から救出するのに役立てることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態によるエレベータ乗りかごの天井照明装置について、図9、図10を参照して説明する。
この第2実施形態の天井照明装置は、第1実施形態の透光部枠ロック機構30とは異なる構成の透光部枠ロック機構40を備えている。それ以外は、第1実施形態と同様であり、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、その詳細な説明は省略する。
次に、本発明の第2実施形態によるエレベータ乗りかごの天井照明装置について、図9、図10を参照して説明する。
この第2実施形態の天井照明装置は、第1実施形態の透光部枠ロック機構30とは異なる構成の透光部枠ロック機構40を備えている。それ以外は、第1実施形態と同様であり、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、その詳細な説明は省略する。
図9は、透光部枠ロック機構40をケース15の内側からみた図である。図10は、第2実施形態に係る透光部枠ロック機構40を透光部枠20の長手方向からみた側面図である。
この第2実施形態による透光部枠ロック機構40は、レバー41と、このレバー41の回転軸として機能するねじ要素である第1ボルト42と、ブラケット44と、このブラケット44を透光部枠20に固定する第2ボルト45と、から構成されている。
第1ボルト42は、かご室側から回せるように、蝶ボルトが用いられ、ケース15の外側にあるその頭部をペンチなどの工具で挟んで回転させることができる。またロックナット46を締め付けることで、レバー41が回らないように固定することが可能である。
図9に示されるように、ブラケット44は、2本の蝶ボルトからなる第2ボルト45によって、透光部枠20に固定されている。ブラケット44の自由端側は、2箇所で折れ曲がって、透光部枠20の上面との間に隙間を形成する被係合部44aを有している。レバー41の先端側の水平になった係合部41aは、被係合部44aを下から支持するように、着脱可能に係合する。
以上のような第2実施形態において、かご室内で、点検作業員が透光部枠20を開けるときの操作を説明する。
第1ボルト42をかご室内側から回し、レバー41を図9において矢印方向に回転させると、レバー41の先の係合部41aとブラケット44の被係合部44aとの係合状態を解除することができる。これによって、透光部枠20を開くことができる。
第1ボルト42をかご室内側から回し、レバー41を図9において矢印方向に回転させると、レバー41の先の係合部41aとブラケット44の被係合部44aとの係合状態を解除することができる。これによって、透光部枠20を開くことができる。
透光部枠20を閉じるには、透光部枠20を水平に支持したまま、第1ボルト42を逆方向に回せば、レバー41の先の係合部41aがブラケット44の被係合部44aに係合するようになるので、透光部枠20が開かないようにロックすることができる。
以上のような第2実施形態に係る透光部枠ロック機構40によれば、かご室内側から透光部枠ロック機構40のロックを解除し、再度ロックするには、第1ボルト42を回すだけでよいので、操作が非常に簡便になる利点がある。
なお、天井12の点検口から透光部枠20を開ける場合は、第1実施形態と同様に、2本の第2ボルト45を緩めてブラケット44から取り外せば、ブラケット44が透光部枠20を支持しなくなるため、透光部枠20を開けることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態によるエレベータ乗りかごの天井照明装置について、図11、図12を参照して説明する。
この第3実施形態に係る天井照明装置は、第2実施形態の透光部枠ロック機構40と同様に、かご室内からの操作が回転式の透光部枠ロック機構50を備えている。異なる点は、第1ボルト42の替わりにシリンダ錠52を利用する点にあり、それ以外は、第2実施形態と同様であり、図9、図10と同一の構成要素には同一の参照番号を付して、その詳細な説明は省略する。
次に、本発明の第3実施形態によるエレベータ乗りかごの天井照明装置について、図11、図12を参照して説明する。
この第3実施形態に係る天井照明装置は、第2実施形態の透光部枠ロック機構40と同様に、かご室内からの操作が回転式の透光部枠ロック機構50を備えている。異なる点は、第1ボルト42の替わりにシリンダ錠52を利用する点にあり、それ以外は、第2実施形態と同様であり、図9、図10と同一の構成要素には同一の参照番号を付して、その詳細な説明は省略する。
シリンダ錠52は、錠ホルダ53によってケース15の内側に固定されている。図12に示されるように、シリンダ錠52の鍵穴54がある端部は、かご室内側からキー(図示せず)を差し込められるように、ケース15の外側に突き出るようになっている。
シリンダ錠52の回転軸56は、レバー57と連結されている。レバー57の先端側の水平になった係合部57aは、第2実施形態と同様に、ブラケット44の被係合部44aを下から支持するように、着脱可能に係合する。ブラケット44は、蝶ボルトからなる第2ボルト45によって、透光部枠20に固定されている。
以上のような第3実施形態において、かご室内で、点検作業員が透光部枠20を開けるときの操作を説明する。
キーをかご室内側からシリンダ錠52に差し込んで、レバー57を図11において矢印方向に回すと、レバー57の先の係合部57aとブラケット44の被係合部44aとの係合状態を解除することができる。これによって、透光部枠20を開くこと
透光部枠20を閉じるには、透光部枠20を水平に支持したままキーを入れて逆方向に回せば、レバー57の先の係合部57aがブラケット44の被係合部44aに係合するようになるので、透光部枠20が開かないようにロックすることができる。
キーをかご室内側からシリンダ錠52に差し込んで、レバー57を図11において矢印方向に回すと、レバー57の先の係合部57aとブラケット44の被係合部44aとの係合状態を解除することができる。これによって、透光部枠20を開くこと
透光部枠20を閉じるには、透光部枠20を水平に支持したままキーを入れて逆方向に回せば、レバー57の先の係合部57aがブラケット44の被係合部44aに係合するようになるので、透光部枠20が開かないようにロックすることができる。
以上のように第3実施形態によれば、かご室内側から透光部枠ロック機構50のロックを解除し、再度ロックするには、キーを使用しなければ操作できない。つまり、第3者は、勝手に操作できなくなるので、第3者のいたずらによるロック解除を確実に防止できる利点がある。
なお、天井12の点検口から透光部枠20を開ける場合は、第2実施形態と同様に、2本の第2ボルト45を緩めて取り外せば、ブラケット44が透光部枠20を支持しなくなるため、透光部枠20を開けることができる。
(第4実施形態)
次に、図13、図14は、本発明の第4実施形態に係る透光部枠ロック機構60を示す図である。
この第4実施形態では、第3実施形態と同様に、かご室内側からのロック解除操作にシリンダ錠52を利用する回転式の透光部枠ロック機構60を備えている。異なる点は、天井12の点検口側からロック解除操作するときに、ブラケット61を固定したままで、レバー57が係合する被係合部材として機能する蝶ボルト62のみを外すようにした点にある。それ以外は、第3実施形態と同様であり、図11、図12と同一の構成要素には同一の参照番号を付して、その詳細な説明は省略する。
次に、図13、図14は、本発明の第4実施形態に係る透光部枠ロック機構60を示す図である。
この第4実施形態では、第3実施形態と同様に、かご室内側からのロック解除操作にシリンダ錠52を利用する回転式の透光部枠ロック機構60を備えている。異なる点は、天井12の点検口側からロック解除操作するときに、ブラケット61を固定したままで、レバー57が係合する被係合部材として機能する蝶ボルト62のみを外すようにした点にある。それ以外は、第3実施形態と同様であり、図11、図12と同一の構成要素には同一の参照番号を付して、その詳細な説明は省略する。
ブラケット61は、ボルト64により透光部枠20の上面に締着されている。このブラケット61は垂直に立ち上がった垂直部分61aを有しており、この垂直部分61aに固着されたナット64に蝶ボルト62がねじ込まれている。蝶ボルト62には、シリンダ錠52と連結されたレバー57の係合部57aが下から支持するように係合するようになっている。
以上のような第4実施形態によれば、天井12の外側から、透光部枠20を開けるには、蝶ボルト62を緩めてブラケット61から取り外せば、透光部材20を開けることができる。閉じる場合は、逆に、透光部枠20を水平に支えた状態で、蝶ボルト62をブラケット61にねじ込んで、蝶ボルト62をレバー57に係合させればよい。このように、第3実施形態に比べて、天井12側からの操作が容易になる利点がある。
なお、透光部材20を開閉する際のかご室側からの操作は、第3実施形態と同様であるので、説明は省略する。
以上、本発明に係るエレベータ乗りかごの天井照明装置について、好適な実施形態を挙げて説明したが、これらの実施形態は、例示として挙げたもので、発明の範囲の制限を意図するものではない。もちろん、明細書に記載された新規な装置、方法およびシステムは、様々な形態で実施され得るものであり、さらに、本発明の主旨から逸脱しない範囲において、種々の省略、置換、変更が可能である。請求項およびそれらの均等物の範囲は、発明の主旨の範囲内で実施形態あるいはその改良物をカバーすることを意図している。
10…側板、12…天井、14…天井照明装置、15…ケース、16…透光部、18…蛍光灯、19…救出口カバー、20…透光部枠、30…透光部枠ロック機構、31…ブラケット、32…第1ボルト、33…ナット、34…第2ボルト、40…透光部枠ロック機構、41…レバー、41a…係合部、42…第1ボルト、44…ブラケット、44a…被係合部、45…第2ボルト、50…透光部枠ロック機構、52…シリンダ錠、53…錠ホルダ、60…透光部枠ロック機構、62…蝶ボルト
Claims (4)
- エレベータの乗りかごの天井に取り付けられる照明装置であって、
点検口と救出口が設けられた天井に取り付けられ、かご室内を照明する複数の照明灯からなる発光部と、
前記発光部を取り囲むように前記天井に固定されるケースと、
前記発光部の下に配置され、前記発光部からの光を下方に透過させる透光部と、
前記透光部を保持し、前記ケースに対して回動可能に片側が枢支された透光部枠と、
前記透光部枠を前記ケースに対して閉じる閉位置へ固定し、および固定解除をするための透光部枠ロック機構と、を備え、
前記透光部枠ロック機構は、前記かご室内での前記ケース外側からの操作および前記天井の点検口を通しての前記ケース内側からの操作のいずれによっても、前記透光部枠の固定/解除が可能であり、
前記透光部枠ロック機構は、
前記ケースの内側で、当該ケースと前記透光部枠とを連結するL字型のブラケットと、
前記ブラケットの一端部を前記ケースの内側に着脱可能に固定し、前記ケースの外側で緩めて前記ブラケットからの取り外しが可能な第1のねじ要素と、
前記ブラケットの他端部を前記透光部枠に着脱可能に固定し、前記ケースの内側で緩めて前記ブラケットからの取り外しが可能な第2のねじ要素と、
からなることを特徴とするエレベータ乗りかごの天井照明装置。 - エレベータの乗りかごの天井に取り付けられる照明装置であって、
点検口と救出口が設けられた天井に取り付けられ、かご室内を照明する複数の照明灯からなる発光部と、
前記発光部を取り囲むように前記天井に固定されるケースと、
前記発光部の下に配置され、前記発光部からの光を下方に透過させる透光部と、
前記透光部を保持し、前記ケースに対して回動可能に片側が枢支された透光部枠と、
前記透光部枠を前記ケースに対して閉じる閉位置へ固定し、および固定解除をするための透光部枠ロック機構と、を備え、
前記透光部枠ロック機構は、前記かご室内での前記ケース外側からの操作および前記天井の点検口を通しての前記ケース内側からの操作のいずれによっても、前記透光部枠の固定/解除が可能であり、
前記透光部枠ロック機構は、
前記ケースの外側から回転させることが可能な回転軸と、
前記回転軸に前記ケースの内側で連結されたレバーと、
前記ケースの内側で緩めて取り外しが可能なねじ要素によって前記透光部枠に着脱可能に固定され、前記レバーの先端部が係合可能な被係合部を有するブラケットと、
からなることを特徴とするエレベータ乗りかごの天井照明装置。 - エレベータの乗りかごの天井に取り付けられる照明装置であって、
点検口と救出口が設けられた天井に取り付けられ、かご室内を照明する複数の照明灯からなる発光部と、
前記発光部を取り囲むように前記天井に固定されるケースと、
前記発光部の下に配置され、前記発光部からの光を下方に透過させる透光部と、
前記透光部を保持し、前記ケースに対して回動可能に片側が枢支された透光部枠と、
前記透光部枠を前記ケースに対して閉じる閉位置へ固定し、および固定解除をするための透光部枠ロック機構と、を備え、
前記透光部枠ロック機構は、前記かご室内での前記ケース外側からの操作および前記天井の点検口を通しての前記ケース内側からの操作のいずれによっても、前記透光部枠の固定/解除が可能であり、
前記透光部枠ロック機構は、
前記ケースの外側からキーが挿入されるキー穴を有し、前記ケースの内側に固定されたシリンダ錠と、
前記シリンダ錠に連結され、前記キーの回転とともに回転可能なレバーと、
前記ケースの内側で緩めて取り外しが可能なねじ要素によって前記透光部枠に着脱可能に固定され、前記レバーの先端部が係合可能な被係合部を有するブラケットと、
からなることを特徴とするエレベータ乗りかごの天井照明装置。 - エレベータの乗りかごの天井に取り付けられる照明装置であって、
点検口と救出口が設けられた天井に取り付けられ、かご室内を照明する複数の照明灯からなる発光部と、
前記発光部を取り囲むように前記天井に固定されるケースと、
前記発光部の下に配置され、前記発光部からの光を下方に透過させる透光部と、
前記透光部を保持し、前記ケースに対して回動可能に片側が枢支された透光部枠と、
前記透光部枠を前記ケースに対して閉じる閉位置へ固定し、および固定解除をするための透光部枠ロック機構と、を備え、
前記透光部枠ロック機構は、前記かご室内での前記ケース外側からの操作および前記天井の点検口を通しての前記ケース内側からの操作のいずれによっても、前記透光部枠の固定/解除が可能であり、
前記透光部枠ロック機構は、前記ケースの外側でキーが挿入され、前記ケースの内側に固定されたシリンダ錠と、
前記シリンダ錠に連結され、前記キーの回転とともに回転可能なレバーと、
前記透光部枠に固定されたブラケットと、
前記ケースの内側から緩めて取り外し可能に前記ブラケットに取り付けられ、前記レバーの先端部が係合可能な被係止部を構成するねじ要素と、
からなることを特徴とするエレベータ乗りかごの天井照明装置。
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