まず、最初に本実施例の概要を説明するとすれば、その概要は、会員に付与した会員カード毎に貯玉残高を管理する会員管理装置と、会員カード及び一般カード毎に当日持玉を管理するカード管理装置とを有するシステムであって、各台計数機能を備えた玉貸出機で会員カードの取扱中に会員カードの貯玉残高及び当日持玉の累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、その累積加算結果が貯玉上限閾値を超えるまでの当日持玉を会員カードの当日持玉として管理すると共に、この貯玉上限閾値を超えた超過分の当日持玉を一般カードの当日持玉として管理するようにした。
その結果、本実施例では、貯玉残高及び当日持玉の累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、その累積加算結果が貯玉上限閾値を超えるまでの当日持玉を会員カードの当日持玉として管理する。その結果、会員カードの貯玉残高及び当日持玉の累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた状態で、当日持玉を貯玉残高に自動的に移行するのを確実に防止できることで、従来のように貯玉上限閾値を超えたことによる貯玉不可を確実に防止しながら、貯玉上限閾値満杯まで貯玉できる。
更に、本実施例では、貯玉上限閾値を超えた超過分の当日持玉を一般カードの当日持玉として管理するようにしたので、会員カードに対応した貯玉残高及び当日持玉の累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた状態で、当日持玉及び貯玉残高に自動的に移行するのを確実に防止できる。
図1は、実施例1の遊技場管理システム全体の概略構成を示すブロック図である。
図1に示す遊技場管理システム1は、複数の遊技台110と、遊技台110毎に併設し、入金操作、カードの挿入操作に応じて遊技玉を貸し出す玉貸出機能や、貯玉残高から持玉を引き出す再プレイ機能を有する玉貸出機3と、遊技台110及び玉貸出機3を配置した遊技島毎の中継機能を司る島コントローラ120と、景品の交換処理や在庫管理を行う景品管理機130と、特殊景品を払い出す景品払出機140と、図示せぬ島端の島端計数機に併設し、オペレータ操作で貯玉登録するカード処理機150と、会員カードや一般カード等の現在プリペイド残額を精算するカード精算機160と、会員カードや一般カードの各種情報を管理するカード管理装置4と、会員の各種情報を管理する会員管理装置5とを有している。
また、遊技場管理システム1は、島コントローラ120、景品管理機130、カード処理機150、カード精算機160、カード管理装置4及び会員管理装置5間をLAN(Local Area Network)6で接続し、これら島コントローラ120、景品管理機130、カード処理機150、カード精算機160、カード管理装置4及び会員管理装置5間のデータ通信を実現している。
景品管理機130は、会員の場合、遊技店内の景品交換カウンタに配置した景品交換用の端末装置である。具体的には、景品交換カウンタ内のオペレータが、例えば、図示せぬ島端計数機から印字出力された獲得玉の計数レシートや計数カード(一般カードや会員カード)を遊技客から受け取ると、これら計数レシートや計数カードの獲得玉に基づき、獲得玉数分の一般景品をオペレータによる手作業で遊技客に受け渡すものである。尚、計数カードとしては、玉貸出機3の後述する各台計数機能で記録した獲得玉の計数カードも含むものである。
また、遊技客が特殊景品への交換を希望する場合、オペレータは、景品管理機130に設けた特殊景品交換ボタンを押下し、景品払出機140に獲得玉数分の特殊景品の払い出しを指示するものである。
また、景品管理機130では、計数レシートや一般カードから読み取った獲得玉数の一部又は全部を会員の貯玉残高に預け入れることもできる。例えば、オペレータが貯玉を希望する会員から計数レシート及び会員カードを受け取った場合、この会員カードを景品管理機130のカードリーダに挿入して、カードを識別するカードIDを読み取った後、貯玉操作を行って会員管理装置5に貯玉指示を行うものである。
カード処理機150は、会員カードによる貯玉を行う際に利用される会員用端末装置に相当し、会員カードに記録したカードIDを読み取るカードリーダ部(図示せぬ)を有している。カード処理機150は、カードIDに対応付けて島端計数機の計数結果を貯玉残高に加算更新する貯玉指示を会員管理装置5に行うものである。
図2は、カード管理装置4内部の概略構成を示すブロック図である。
図2に示すカード管理装置4は、LAN6と通信接続するカード管理側通信インタフェース11と、例えば、キーボードやマウス等の入力デバイスに相当し、各種情報を入力する入力部12と、例えば、液晶パネルやディスプレイ等の表示デバイスに相当し、各種情報を出力する出力部13と、例えば、ハードディスクや不揮発性メモリ等の記憶デバイスに相当し、会員カードや一般カード等のカードID単位で各種情報を管理するカード管理DB14と、カード管理装置4全体を制御するカード管理制御部15とを有している。
図3は、カード管理装置4内部のプリペイド残額DB16の管理内容を端的に示す説明図、図4は、カード管理装置4内部の持玉DB17の管理内容を端的に示す説明図である。
カード管理DB14は、図3に示すように、カードID16A毎に現在プリペイド残額16Bを管理するプリペイド残額DB16と、図4に示すように、カードID17A毎に、遊技客が遊技台で獲得した遊技玉の玉貸出機3内部の玉計数部による計数結果を当日持玉17Bとして管理する持玉DB17とを有している。
カード管理制御部15は、プリペイド残額DB16内のカードID16A毎の現在プリペイド残額16B及び、持玉DB17内のカードID17A毎の当日持玉17Bを集中管理している。
カード管理制御部15は、例えば、玉貸出機3から持玉加算依頼(持玉更新依頼)を受け付けた場合、持玉加算依頼に含まれる該当カードのカードIDに基づき、持玉DB17内の該当カードID17Aに対応した当日持玉17Bに加算依頼玉数を加算更新するものである。尚、加算依頼玉数とは、例えば、玉貸出機3内部の玉計数部による獲得遊技玉の計数結果等に相当するものである。
また、カード管理制御部15は、例えば、玉貸出機3から持玉減算依頼(持玉更新依頼)を受け付けた場合、持玉減算依頼に含まれる該当カードのカードIDに基づき、持玉DB17内の該当するカードID17Aに対応した当日持玉17Bから返却分の単位玉数等の減算依頼玉数を減算更新するものである。
図5は、実施例1の要部である会員管理装置5内部の概略構成を示すブロック図である。
図5に示す会員管理装置5は、LAN6と通信接続する会員管理側通信インタフェース21と、例えば、キーボードやマウス等の入力デバイスに相当し、各種情報を入力する入力部22と、例えば、液晶パネルやディスプレイ等の表示デバイスに相当し、各種情報を出力する出力部23と、例えば、ハードディスクや不揮発性メモリ等の記憶デバイスに相当し、会員に関わる各種情報を記憶管理する会員管理DB24とを有している。
図6は、会員管理装置5内部の会員管理DB24の管理内容を端的に示す説明図である。
図6に示す会員管理DB24は、会員申込用紙への記入を通じて一定の個人情報が登録された会員の各種情報を記憶管理し、カードID24A毎に、会員種別24B、属性情報24C及び暗証番号24Dを記憶したデータベースに相当するものである。尚、属性情報24Cには、会員の電話番号、生年月日及びメールアドレス等が含まれるものである。
更に、図5に示す会員管理装置5は、カードID毎に貯玉残高を管理する貯玉残高DB25と、カード管理装置4から取得した当日持玉をカードID毎に管理する持玉管理DB26と、玉貸出機3に対して会員カードや一般カード等の取扱を制御するカード取扱制御部27と、会員管理装置5全体を制御する会員管理制御部30とを有している。
図7は、会員管理装置5内部の貯玉残高DB25の管理内容を端的に示す説明図、図8は、会員管理装置5内部の持玉管理DB26の管理内容を端的に示す説明図である。
図7に示す貯玉残高DB25は、カードID25A毎に貯玉残高25Bを管理し、カードID25Aに対応した会員カードの貯玉残高25Bを管理している。
図8に示す持玉管理DB26は、カードID26A毎に当日持玉26Bを管理し、カードID26Aのカードの当日持玉26Bを管理している。
また、図5に示す会員管理制御部30は、貯玉残高DB25を管理制御する貯玉管理制御部31を有している。
貯玉管理制御部31は、カード処理機150又は景品管理機130を通じて貯玉加算依頼(貯玉更新依頼)を受け付けた場合、持玉管理DB26に管理中の当日持玉26Bを貯玉残高DB25に管理中の貯玉残高25Bに加算更新するものである。
貯玉管理制御部31は、玉貸出機3又は景品管理機130から貯玉減算依頼(貯玉更新依頼)を受け付けた場合、貯玉残高DB25に管理中の貯玉残高25Bから貯玉減算玉数を減算更新するものである。尚、貯玉減算依頼は、例えば、景品管理機130の場合、貯玉残高DB25内の該当カードID25Aの貯玉残高25Bから景品相当分の玉数を減算、また、玉貸出機3の場合、再プレイ操作に応じて、該当カードID25Aの貯玉残高25Bから引出分の玉数を減算する依頼である。
また、貯玉管理制御部31は、貯玉残高DB25内の貯玉残高25Bに当日持玉を貯玉更新した場合、持玉管理DB26内の該当カードID26Aに対応した当日持玉26Bを零、カード管理装置4の持玉DB17内の該当カードID17Aに対応した当日持玉17Bを零とするものである。
更に、会員管理制御部30は、例えば、当日閉店処理時に貯玉管理制御部31を通じて、持玉管理DB26内の当日持玉26Bを貯玉残高DB25内の貯玉残高25Bに累積加算して当日持玉を貯玉残高に移行するものである。
また、会員管理制御部30は、当日閉店処理時の貯玉残高移行処理時に、カードID毎に、貯玉残高25B及び当日持玉17Bを累積加算し、その累積加算結果が貯玉上限閾値を超えているか否かを判定する貯玉上限閾値判定部32を有している。尚、会員の貯玉上限閾値は、例えば、100万円相当の貯玉数に設定した場合、例えば、1玉4円の換算レートで25万玉ということになる。
会員管理制御部30は、貯玉上限閾値判定部32にてカードIDの貯玉残高25B及び当日持玉17Bの累積加算結果が貯玉上限閾値、例えば、25万玉を超えた場合、その当日持玉17Bの貯玉を不可とするものである。
また、持玉管理制御部33は、持玉管理DB26内のカードID26Aに対応する当日持玉26Bの貯玉残高DB25への貯玉残高移行処理が完了すると、持玉管理DB26内の該当するカードID26Aに対応した当日持玉26Bを零とするものである。尚、カード管理装置4は、貯玉残高移行処理が完了すると、持玉DB17内の該当カードID17Aに対応した当日持玉17Bを零にするものである。
また、会員管理制御部30は、持玉管理DB26を管理制御する持玉管理制御部33と、例えば、玉貸出機3を通じて会員カードを挿入し、この会員カードを使用して遊技中に、会員カードのカードIDに対応した貯玉残高25B及び当日持玉17Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えたか否かを判定する営業中貯玉上限閾値判定部34とを有している。
持玉管理制御部33は、カード管理装置4側で管理する持玉DB17内のカードID17A毎の当日持玉17Bの内容を更新すると、カード管理装置4から更新したカードID17A及び当日持玉17Bを取得し、これら取得したカードID17A及び当日持玉17BをカードID26A及び当日持玉26Bとして持玉管理DB26内に登録更新するものである。尚、会員管理装置5内の持玉管理DB26の内容は、カード管理装置4内の持玉DB17の内容とほぼ同一である。
営業中貯玉上限閾値判定部34は、遊技店営業中、例えば、玉貸出機3を通じて会員カードを検出すると、その会員カードの該当カードIDの貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値、例えば25万玉を超えたか否かを判定するものである。
貯玉管理制御部31は、営業中貯玉上限閾値判定部34にて会員カードの該当カードIDの貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値、例えば25万を超えた場合、その累積加算結果が貯玉上限閾値を超えるまでの当日持玉を会員カードのカードID26Aに対応した当日持玉26Bとして持玉管理DB26に管理すると共に、その貯玉上限閾値を超えた超過分の当日持玉を玉貸出機3内の一般カードの該当カードID26Aに対応した当日持玉26Bとして管理するものである。更に、カード管理装置4内のカード管理制御部15は、LAN6経由で、会員管理装置5から持玉管理DB26内のカードID26A及び当日持玉26Bを取得し、これら取得したカードID26A及び当日持玉26Bを当該会員カードのカードID17A及び当日持玉17B、当該一般カードのカードID17A及び当日持玉17Bとして持玉DB17内に管理するものである。
また、カード取扱制御部27は、貯玉管理制御部31にて累積加算結果が貯玉上限閾値を超えるまでの当日持玉を会員カードのカード26Aに対応した当日持玉26Bを管理すると、玉貸出機3に対して取扱中の会員カードの返却を指示するものである。
図9は、各台計数機能を内蔵した玉貸出機3の正面図である。
図9に示す玉貸出機3は、現金紙幣を投入する紙幣投入口41と、会員カードや一般カード等のプリペイドカードを挿入又は返却するカード挿入口42と、各種情報を入力する操作部43と、現在プリペイド残額を表示するプリペイド残額表示部44と、図示せぬ玉計数部を通じて遊技台110で獲得した玉数を計数し、その計数結果を当日持玉として表示する持玉計数表示部45と、玉貸出機3の動作状態を表示する状態表示ランプ46とを有している。
操作部43は、暗証番号等を入力するためのテンキー43Aと、該当するプリペイド残額に基づく、遊技玉の貸出を要求する玉貸ボタン43Bと、該当する貯玉残高に基づく、遊技玉の引出を要求する再プレイボタン43Cと、該当する持玉残高に基づく、遊技玉の返却を要求する玉返却ボタン43Dとを有している。
玉貸出機3内部の図示せぬ玉計数部は、併設する遊技台110の獲得玉を下皿から排出し、その排出通路を通過した獲得玉を計数し、その計数結果を島コントローラ120及びLAN6経由でカード管理装置4に通知するものである。カード管理装置4内のカード管理制御部15は、現在獲得玉数の計数結果を当日持玉17BとしてカードID17Aに対応付けて持玉DB17に登録管理するものである。
次に、実施例1の遊技場管理システム1の動作について説明する。図10は、実施例1の遊技中貯玉制限処理に関わる会員管理装置5側の処理動作を示すフローチャートである。
図10において会員管理装置5内の会員管理制御部30内の営業中貯玉上限閾値判定部34は、玉貸出機3に挿入中の会員カードのカードIDを取得すると(ステップS11)、該当カードID25Aの貯玉残高25B及び該当カードID26Aの当日持玉26Bを貯玉残高DB25及び持玉管理DB26から取得し、これら取得した会員カードの貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えたか否かを判定する(ステップS12)。
会員管理制御部30内の持玉管理制御部33は、貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合(ステップS12肯定)、貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えるまでの当日持玉を会員カードの該当カードID26Aに対応する当日持玉26Bとして持玉管理部DB26に登録管理する(ステップS13)。尚、持玉管理制御部33は、会員カードの該当カードID26Aに対応した当日持玉26Bを持玉管理DB26内に登録管理すると、LAN6経由で該当カードID17Aに対応した当日持玉17Bを持玉DB17内に登録管理する。
カード取扱制御部27は、貯玉上限閾値を超えるまでの当日持玉を会員カードの該当カードID26Aに対応する当日持玉26Bとして持玉管理DB26に登録管理すると、玉貸出機3のカード挿入口42から会員カードを返却すべく、玉貸出機3に対して会員カードの返却を指示する(ステップS14)。尚、返却された会員カードには、貯玉上限閾値分の玉数を価値付けたことになる。
持玉管理制御部33は、会員カードを返却すると、貯玉上限閾値を超えた超過分の当日持玉を玉貸出機3内部の一般カードのカードID26Aに対応付けて当日持玉26Bとして持玉管理DB26に登録管理する(ステップS15)。尚、持玉管理制御部33は、該当カードID26Aに対応した当日持玉26Bを持玉管理DB26内に登録管理すると、LAN6経由で該当カードID17Aに対応した当日持玉17Bを持玉DB17内に登録管理する。
カード取扱制御部27は、玉貸出機3のカード返却ボタンのボタン操作を検出したか否かを判定する(ステップS16)。
カード取扱制御部27は、玉貸出機3のカード返却ボタンのボタン操作を検出した場合(ステップS16肯定)、玉貸出機3内部の貯玉上限閾値を超過分の当日持玉として価値付けた一般カードを排出し(ステップS17)、図10に示す処理動作を終了する。
営業中貯玉上限閾値判定部34は、該当カードIDの貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えなかった場合(ステップS12否定)、図10に示す処理動作を終了する。
また、カード取扱制御部27は、玉貸出機3のカード返却ボタンのボタン操作を検出しなかった場合(ステップS16否定)、貯玉上限閾値を超えた超過分の当日持玉26Bを一般カードのカードID26Aに対応付けて持玉管理DB26内に順次登録すべく、ステップS15に移行する。
図10に示す遊技中貯玉制限処理では、会員カードを使用して遊技中に、会員カードの貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、貯玉上限閾値を超えるまでの当日持玉を会員カードの当日持玉26Bとして持玉管理DB26内に管理する。その結果、貯玉残高及び当日持玉の累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた状態での貯玉残高移行処理への移行を防止しながら、貯玉上限閾値満杯の貯玉を確保できる。
更に、遊技中貯玉制限処理では、会員カードの貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、貯玉上限閾値を超えるまでの当日持玉を会員カードの当日持玉26Bとして持玉管理DB26内に管理した後、貯玉上限閾値分の玉数を価値付けた会員カードを返却するようにしたので、会員カードに対応した当日持玉が貯玉上限閾値を超えて増えるのを未然に防止することができる。
更に、遊技中貯玉制限処理では、貯玉上限閾値を超えた超過分の当日持玉を一般カードの当日持玉26Bとして持玉管理DB26内に管理するようにしたので、貯玉上限閾値を超えた超過分の当日持玉を確保できる。
次に、実施例1の遊技中貯玉制限処理に関わる遊技場管理システム1の動作遷移について説明する。図11は、実施例1の遊技中貯玉制限処理に関わる遊技場管理システム1全体の動作遷移を端的に示す説明図である。
例えば、貯玉上限閾値を100万円相当の1玉4円換算で25万玉、遊技前の会員カードの貯玉残高24万5千玉とする。
例えば、会員が遊技台110に併設する玉貸出機3に会員カードを挿入して遊技台110で遊技し(ステップS21)、遊技台110に併設した玉貸出機3の図示せぬ玉計数部を通じて“5千1玉”を獲得したとする(ステップS22)。この際、カード管理装置4は、会員カードのカードID17Aを取得し、カードID17Aに対応付けて持玉DB17内の当日持玉17Bとして“5千1玉”を登録管理し、会員管理装置5内の持玉管理制御部33は、LAN6経由でカード管理装置4から当該会員カードのカードID26Aに対応する当日持玉26Bとして“5千1玉”を持玉管理DB26内に登録管理する。
会員管理装置5内部の会員管理制御部30は、貯玉残高DB25内の当該会員カードのカードID25Aに対応した貯玉残高25B及び、持玉管理DB26内の当該会員カードのカードID26Aに対応した当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えたか否かを判定する。会員管理制御部30は、当該会員カードの貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、貯玉上限閾値を超えるまでの当日持玉“5千玉”を会員カードの当日持玉26Bとして持玉管理DB26内に登録する。
更に、会員管理装置5内のカード取扱制御部27は、会員カードの当日持玉26Bを登録すると、玉貸出機3に対して内部の会員カードを返却することになる(ステップS23)。尚、返却された会員カードには、貯玉残高25Bとして“24万5千玉”、当日持玉26Bとして“5千玉”を価値付けたことになる。
次に、カード管理装置4内のカード管理制御部15では、遊技中の玉貸出機3を通じて当日持玉を順次計数し、その計数結果である“2万5千1玉”を当日持玉として玉貸出機3内部の一般カードの当日持玉として、持玉DB17内に順次登録することになる(ステップS24)。尚、会員管理装置5では、カード管理装置4からLAN6経由で持玉DB17内に順次登録した当日持玉17Bを持玉管理DB26内の当該一般カードのカードID26Aに対応した当日持玉26Bとして登録管理することになる。
更に、会員管理装置5内のカード取扱制御部27は、玉貸出機3のカード返却ボタンのボタン操作に応じて玉貸出機3内の当該一般カードを排出することになる(ステップS25)。尚、排出された一般カードには、“2万5千1玉”を価値付けたことになる。
実施例1では、会員カードを使用して遊技中に、当該会員カードの貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、その累積加算結果が貯玉上限閾値を超えるまでの当日持玉を会員カードに対応する当日持玉26Bとして持玉管理DB26内に管理する。その結果、会員カードに対応する貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた状態で、当日持玉26Bを貯玉残高25Bに自動的に移行するのを確実に防止できることで、従来のように貯玉上限閾値を超えたことによる貯玉不可を確実に防止しながら、貯玉上限閾値満杯まで貯玉できる。
実施例1では、貯玉上限閾値を超えた超過分の当日持玉を一般カードに対応する当日持玉26Bとして持玉管理DB26内に管理するようにしたので、会員カードに対応した貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた状態で、当日持玉を貯玉残高に自動的に移行するのを確実に防止しながら、貯玉上限閾値を超えた超過分の当日持玉を確保できる。
実施例1では、累積加算結果が貯玉上限閾値を超えるまでの当日持玉を会員カードに対応する当日持玉26Bとして持玉管理DB26内に管理し、玉貸出機3から当該会員カードを排出する。その結果、玉貸出機3から会員カードを排出することで、会員カードに対応した当日持玉26Bが貯玉上限閾値を超えて増えるのを未然に防止することで、会員カードの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた状態で、当日持玉を貯玉残高に自動的に移行するのを確実に防止できる。
尚、実施例1では、会員カードを使用して当該会員カードの貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、貯玉上限閾値を超えるまでの当日持玉を会員カードのカードIDに対応付けて登録した後、玉貸出機3から当該会員カードを自動的に返却するようにしたが、係員の操作で玉貸出機3から当該会員カードを返却するようにしても良く、この場合の実施例につき、実施例2として説明する。
尚、実施例1の遊技場管理システム1と同一の構成については同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。図12は、実施例2の会員管理装置内部の概略構成を示すブロック図である。
図12に示す会員管理装置5Aは、会員管理側通信インタフェース21、入力部22、出力部23、会員管理DB24、貯玉残高DB25、持玉管理DB26、カード取扱制御部27及び会員管理制御部30の他に、営業中貯玉上限閾値判定部34にて会員カードの貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、貯玉上限閾値超過を報知する報知制御部28を有している。
報知制御部28は、貯玉上限閾値を超えた場合、玉貸出機3の状態表示ランプ46を点滅すべく、状態表示ランプ46を駆動制御するものである。尚、遊技店内の係員は、状態表示ランプ46の点滅を目視することで、当該玉貸出機3を使用中の会員の会員カードの貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超過したものと認識できる。
報知制御部28は、貯玉上限閾値を超えた場合、カード管理装置4の表示画面上で、当該玉貸出機3を使用中の会員の会員カードの貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超過したものと認識できる。
次に、実施例2の遊技場管理システム1Aの動作について説明する。図13は、実施例2の遊技中貯玉制限処理に関わる会員管理装置5A側の処理動作を示すフローチャートである。
図13に示す会員管理装置5Aは、ステップS11及びステップS12の処理を経て、会員カードのカードIDを取得した貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合(ステップS12肯定)、報知制御部28を通じて貯玉上限閾値超過の報知指示をカード管理装置4及び玉貸出機3に通知する(ステップS31)。尚、遊技店内の係員は、カード管理装置4の表示画面上又は玉貸出機3の状態表示ランプ46の点滅状況に基づき、当該玉貸出機3を使用中の会員の貯玉上限閾値超過を認識し、当該玉貸出機3の設置場所に赴き、当該会員に対して貯玉上限閾値超過を知らせるものである。
更に、会員管理装置5A内のカード取扱制御部27は、係員のリモコン操作による当該玉貸出機3の会員カード返却操作を検出したか否かを判定する(ステップS32)。尚、係員は、当該玉貸出機3を使用中の会員に対して当該会員カードの貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えたため、当該玉貸出機3から当該会員カードを返却する旨を会員に伝え、当該会員に注意喚起を促すことができる。
その後、会員管理装置5A内のカード取扱制御部27は、会員カードの返却操作を検出した場合(ステップS32肯定)、累積加算結果の内、貯玉上限閾値を超えるまでの当日持玉を会員カードの当日持玉26Bとして登録管理すべく、ステップS13に移行する。
カード取扱制御部27は、会員カードの返却操作を検出しなかった場合(ステップS32否定)、会員カードの返却操作を検出するまでエラー待機しながら、リモコンによる会員カードの返却操作を検出したか否かを監視すべく、ステップS32に移行する。
図13に示す遊技中貯玉制限処理では、会員カードを使用して遊技中に、会員カードの貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、貯玉上限閾値を超えるまでの当日持玉を会員カードの当日持玉26Bとして持玉管理DB26内に管理する。その結果、貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた状態での貯玉残高移行処理への移行を防止しながら、貯玉上限閾値満杯の貯玉を確保できる。
更に、遊技中貯玉制限処理では、会員カードの貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、その貯玉上限閾値超過を報知すべく、当該会員カードで使用中の玉貸出機3の状態表示ランプ46を点滅表示するようにしたので、遊技店内の係員は、状態表示ランプ46の点滅表示に基づき、当該会員の貯玉上限閾値超過を認識できる。
更に、遊技中貯玉制限処理では、会員カードの貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、その貯玉上限閾値超過を報知すべく、遊技店内の係員は、カード管理装置4の表示画面上の報知内容に基づき、当該会員の貯玉上限閾値超過を認識できる。
更に、遊技中貯玉制限処理では、会員カードの貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、貯玉上限閾値を超えるまでの当日持玉を会員カードの当日持玉26Bとして持玉管理DB26内に管理した後、この会員カードを返却するようにしたので、会員カードの当日持玉が貯玉上限閾値を超えて増えるのを未然に防止することで、会員カードの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた状態で、当日持玉を貯玉残高に自動的に移行するのを確実に防止できる。尚、遊技中貯玉制限処理のステップS32では、係員のリモコン操作で会員カードの排出動作を実行するようにしたが、例えば、エラー報知をしておき、当該玉貸出機3から会員カードを自動排出するようにしても良い。
更に、遊技中貯玉制限処理では、貯玉上限閾値を超えた超過分の当日持玉を一般カードの当日持玉26Bとして持玉管理DB26内に管理するようにしたので、貯玉上限閾値を超えた超過分の当日持玉を確保できる。
次に、実施例2の遊技中貯玉制限処理に関わる遊技場管理システム1A全体の動作遷移について説明する。図14は、実施例2の遊技中貯玉制限処理に関わる遊技場管理システム1A全体の動作遷移を端的に示す説明図である。
会員は、ステップS21の動作を経て、ステップS22にて遊技台110に併設した玉貸出機3の図示せぬ玉計数部を通じて“5千1玉”を獲得する。この際、カード管理装置4は、会員カードのカードID17Aを取得し、カードID17Aに対応付けて持玉DB17内の当日持玉17Bとして“5千1玉”を登録管理し、会員管理装置5A内の持玉管理制御部33は、LAN6経由でカード管理装置4から当該会員カードのカードIDに対応する当日持玉26Bとして“5千1玉”を持玉管理DB26内に登録管理することになる。
その結果、会員管理装置5A内部の会員管理制御部30は、貯玉残高DB25内の当該会員カードのカードID25Aに対応した貯玉残高25B及び、持玉管理DB26内の当該会員カードのカードID26Aに対応した当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えたか否かを判定する。
会員管理制御部30は、当該会員カードの貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、貯玉上限閾値を超えるまでの当日持玉“5千玉”を会員カードの当日持玉26Bとして持玉管理DB26内に登録する。
次に、会員管理装置5A内部の報知制御部28は、貯玉上限閾値超過を報知すべく、貯玉上限閾値超過報知指示をカード管理装置4及び当該玉貸出機3に通知する(ステップS41)。その結果、カード管理装置4は、貯玉上限閾値超過報知指示を受信した場合、表示画面上に貯玉上限閾値超過を表示する。また、玉貸出機3は、貯玉上限閾値超過報知指示を受信した場合、状態表示ランプ46を点滅表示する。尚、遊技店内の係員は、カード管理装置4の表示画面上の貯玉上限閾値超過表示又は状態表示ランプ46の点滅表示に基づき、貯玉上限閾値超過を認識できる。
係員は、貯玉上限閾値超過の会員カードを使用中の玉貸出機3の設置場所に赴き、リモコン操作による会員カードの返却操作を検出したか否かを判定する(ステップS42)。
その後、会員管理装置5A内部の会員管理制御部30は、貯玉残高DB25内の当該会員カードのカードID25Aに対応した貯玉残高25B及び、持玉管理DB26内の当該会員カードのカードID26Aに対応した当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えたか否かを判定する。会員管理制御部30は、当該会員カードの貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、貯玉上限閾値を超えるまでの当日持玉“5千玉”を会員カードの当日持玉26Bとして持玉管理DB26内に登録する。
その後、会員管理装置5A内のカード取扱制御部27は、会員カードの当日持玉26Bを持玉管理DB26内に管理登録すると、玉貸出機3に対して内部の会員カードを返却すべく、ステップS23以降の処理動作を実行することになる。尚、返却された会員カードには、貯玉残高25Bとして“24万5千玉”、当日持玉26Bとして“5千玉”を価値付けたことになる。
実施例2では、会員カードを使用して遊技中に、会員カードの貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、貯玉上限閾値を超えるまでの当日持玉を会員カードの当日持玉26Bとして持玉管理DB26内に管理する。その結果、貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた状態で貯玉残高移行処理への移行を防止しながら、貯玉上限閾値満杯の貯玉を確保できる。
実施例2では、会員カードの貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、会員カードの貯玉上限閾値超過を報知すべく、当該会員カードを使用中の玉貸出機3の状態表示ランプ46を点滅表示するようにしたので、遊技店内の係員は、状態表示ランプ46の点滅表示に基づき、玉貸出機3で使用中の会員カードの貯玉上限閾値超過を認識できる。
実施例2では、会員カードの貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、会員カードの貯玉上限閾値超過を報知すべく、遊技店内の係員は、カード管理装置4の表示画面上の報知内容に基づき、玉貸出機3で使用中の会員の貯玉上限閾値超過を認識できる。
実施例2では、会員カードの貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、貯玉上限閾値を超えるまでの当日持玉を会員カードの当日持玉26Bとして持玉管理DB26内に管理登録した後、玉貸出機3から当該会員カードを返却するようにしたので、会員カードに対応した当日持玉26Bが貯玉上限閾値を超えて増えるのを未然に防止することで、会員カードの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた状態で、当日持玉を貯玉残高に自動的に移行するのを確実に防止できる。
実施例2では、貯玉上限閾値を超えた超過分の当日持玉を一般カードの当日持玉26Bとして持玉管理DB26内に管理登録するようにしたので、貯玉上限閾値を超えた超過分の当日持玉を確保できる。
尚、上記実施例2では、会員カードの貯玉残高25B及び当日持玉26Bの累積加算結果が貯玉上限閾値を超えた場合、貯玉上限閾値超過報知指示を玉貸出機3に通知して状態表示ランプ46を点滅表示するようにしたが、玉貸出機3の図示せぬ液晶パネル表示部に貯玉上限閾値超過した旨を画面表示するようにしても良いことは言うまでもない。
また、上記実施例では、遊技媒体として、パチンコ遊技台で使用する遊技玉を例に挙げて説明したが、遊技玉に限定されるものではなく、例えば、パチスロ遊技台で使用する遊技メダルであっても、同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、上記実施例では、持玉及びプリペイド価値をカード管理装置4、持玉及び貯玉残高を会員管理装置5AでカードIDに紐付けて管理するようにしたが、例えば、持玉、貯玉残高及びプリペイド価値毎に個別の管理装置で管理、又は、持玉、貯玉残高及びプリペイド価値等を単一の管理装置で管理するようにしても良く、この場合でも、同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、上記実施例では、持玉及びプリペイド価値をカード管理装置4、持玉及び貯玉残高を会員管理装置5AでカードIDに紐付けて管理するようにしたが、カード管理装置4が、例えば、玉貸出機3への会員カードの挿入を検出すると、会員管理装置5(5A)で管理中のカードIDに対応した貯玉残高を会員管理装置5Aから取得し、この取得した貯玉残高をカード管理装置4側で管理するようにしても良い。この場合、カード管理装置4内のカード管理制御部15側では、この貯玉残高に使用して、貯玉上限閾値判定部32及び営業中貯玉上限閾値判定部34の処理動作が実現可能となるため、会員管理装置5(5A)側の処理負担を大幅に軽減することができる。
また、上記実施例では、当日閉店処理時の貯玉残高移行処理時に当日持玉17B(26B)を自動貯玉するようにしたが、例えば、翌日の開店処理で実行するようにしても、同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、上記実施例では、当日閉店処理時に当日持玉17B(26B)を貯玉残高25Bに移行するようにしたが、当日持玉17B(26B)を貯玉残高25Bに加算更新するタイミングであれば、当日閉店処理時に限定されるものでないことは言うまでもない。
また、上記実施例の別例として、例えば、会員カードを排出するタイミングで、貯玉上限閾値を超えるまでの当日持玉は貯玉残高に移行するようにしても良い。
また、上記実施例の別例として、例えば、貯玉上限閾値に当日持玉及び貯玉残高の累積加算結果が達した場合、会員カードの排出タイミングで当日持玉を貯玉残高に移行するようにしても良い。
また、上記実施例の別例として、当日持玉が玉貸出機3の計数部(図示しない)で計数する毎に増加し、持玉払出操作を行うことで減少することになるが、この計数部で計数を実行し、当日持玉が増加することで当日持玉+貯玉残高が貯玉上限閾値を超えた場合、その計数を一旦停止し、報知するようにしても良い(この場合、シャッタ等で玉の流れを止めることは言うまでもない)。この場合、その報知を受けて、自動或いは係員のリモコン操作で会員カードを排出するようにしても良い。また、その計数動作を停止することなく、計数したい分だけ計数した後、上記のような報知やカード排出を行うようにしても良い。
以上、本発明の実施例について説明したが、本実施例によって本発明の技術的思想の範囲が限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲を逸脱しない限り、各種様々な実施例が実施可能であることは言うまでもない。また、本実施例に記載した効果は、これに限定されるものではない。
また、本実施例で説明した各種処理の内、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動で行うことも可能であることは勿論のこと、その逆に、手動で行われるものとして説明した処理の全部又は一部を自動で行うことも可能であることは言うまでもない。また、本実施例で説明した処理手順、制御手順、具体的名称、各種データやパラメータを含む情報についても、特記した場合を除き、適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的に記載したものであって、必ずしも物理的に図示のように構成されるものではなく、その各装置の具体的な態様は図示のものに限縮されるものでは到底ないことは言うまでもない。
さらに、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上、又は同CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良いことは言うまでもない。