JP6100366B2 - ペンダント及び端末 - Google Patents

Description

本発明は、無線通信分野に関し、特に、ペンダント及び端末に関する。

アンテナは、端末との無線通信に必要な部品であり、各周波数、各用途、各場所又は各要求等、各状態に使用できるように、複数種類を含む。アンテナと端末との位置関係によって、アンテナが、内蔵アンテナと外装アンテナとに分けられた。

そして、携帯電話を例として、通常のアンテナの内蔵技術として、ＦＰＣ（Ｆｌｅｘｉｂｌｅ Ｐｒｉｎｔｅｄ Ｃｉｒｃｕｉｔ ｂｏａｒｄ：フレキシブルプリント基板）材料を使用して内蔵アンテナを製造し、内蔵アンテナを携帯電話のケースの内側に貼り付け、且つサポート又はピンによって携帯電話の電気回路基板に形成されたアンテナ接点と接続させることで、アンテナと携帯電話側のアンテナ機能回路との接続を実現する。

しかし、従来の内蔵アンテナの技術は、携帯電話の電気回路基板には、アンテナ接点の位置として規定の領域を予め設ける必要があり、携帯電話の電気回路基板の使用空間が不足になる。特に、端末の機能が多くなりつつあるとき、アンテナ接点による電気回路基板の使用空間の不足という問題が顕著になった。そして、アンテナが携帯電話のケース内側に内蔵されると、電池ケースの厚さも増加させるので、携帯電話全体の厚さが増加してしまう。

本発明は、背景技術におけるアンテナ接点による電気回路基板の使用空間の不足という問題を解決できるとともに、携帯電話の厚さを増加することはないペンダント及び端末を提供する。

本発明の実施例は、以下の技術案で実現することである。

ペンダントは、
アンテナが内蔵されるペンダント本体と、
前記アンテナのＲＦケーブルが嵌め込まれているロープと、を備え、
前記ペンダント本体に内蔵されるアンテナと端末とが接続するように、前記ロープのペンダント本体と反対側の一端における接続接点と、端末本体におけるアンテナ接点とが接触される。

好ましくは、前記接続接点が内蔵される第１接続部品をさらに備え、
前記アンテナ接点が、端末本体における第２接続部品に内蔵され、
前記第１接続部品と前記第２接続部品との接続は、取り外し不可能な接続であり、
前記第１接続部品に内蔵される接続接点と、前記第２接続部品に内蔵されるアンテナ接点とが溶接される。

好ましくは、前記ペンダントは、
前記接続接点が内蔵される第１接続部品をさらに備え、
前記アンテナ接点が、端末本体における第２接続部品に内蔵され、
前記第１接続部品と前記第２接続部品との接続は、取り外し可能な接続であり、
前記第１接続部品に内蔵される接続接点と、前記第２接続部品に内蔵されるアンテナ接点とは、前記第１接続部品と前記第２接続部品とが接続している状態にある場合、接触される。

好ましくは、前記取り外し可能な接続は、バヨネット結合と、ねじ結合と、挿着結合とを含む。

好ましくは、前記ペンダントは、
前記接続接点が内蔵される第１接続部品をさらに備え、
前記アンテナ接点が、端末本体における第２接続部品に内蔵され、
前記第２接続部品は、端末におけるデータ入力／出力インターフェイスであり、前記第１接続部品は、前記データ入力／出力インターフェイスと結合できるポートであり、
前記第１接続部品に内蔵される接続接点と前記第２接続部品に内蔵されるアンテナ接点とは、前記第１接続部品と前記第２接続部品とが接続されている状態において、接触される。

好ましくは、前記データ入力／出力インターフェイスは、オーディオ入力／出力インターフェイスと、ＵＳＢインターフェイスと、ＩＥＥＥ１３９４インターフェイスと、電源インターフェイスとを含む。

好ましくは、前記アンテナは、近距離無線通信であるＮＦＣのアンテナである。

好ましくは、前記ＮＦＣのアンテナが前記ペンダント本体に「回」字のように配列される。

端末は、端末本体と上記ペンダントとを備える。

好ましくは、端末本体に第２接続部品が設置されている場合、前記第２接続部品が前記端末本体の４つの隅角の何れか一つに位置し、前記第２接続部品に内蔵されるアンテナ接点がマザーボードにおける前記第２接続部品と対応する隅角に位置する。

上記の実施例によって分かるように、アンテナがペンダントのペンダント本体に内蔵され、ペンダントが第１接続部品によって端末における第２接続部品と固定・接続された場合、第１接続部品に内蔵された接続接点と第２接続部品に内蔵されるアンテナ接点との固定・接続時の接触によって、ペンダント本体に内蔵されるアンテナと端末とを接続する。このように、アンテナが端末と分離したペンダントに内蔵されたので、アンテナが端末外に配置され、従来技術におけるアンテナ接点による電気回路基板の使用空間の不足という問題を解決できるとともに、携帯電話の厚さを増加させることはない。

本発明の実施例１におけるペンダントの構成を示す模式図である。 本発明の実施例１における他のペンダントの構成を示す模式図である。 本発明の実施例１における第１接続部品と第２接続部品との接続関係を示す模式図である。 本発明の実施例２における端末の構成を示す模式図である。

以下、本発明の上記の目的、特徴とメリットをもっと明確にし理解しやすくさせるために、図面と具体的な実施形態を参照し、詳細に本発明を説明する。

実施例１
本発明の実施例は、ペンダントを提供し、図１は本発明の実施例１におけるペンダントの構成を示す模式図である。該ペンダント１０は、ペンダント本体１１とロープ１２とを備える。

ペンダント本体１１には、アンテナ２０が内蔵されている。ロープ１２内には、アンテナ２０のＲＦケーブル（radio frequency cable）２１が嵌め込まれている。ペンダント本体１１に内蔵されるアンテナ２０と端末とを接続させるように、ロープ１２のペンダント本体１１と反対側の一端における接続接点２２と、端末本体（図１に図示せず）におけるアンテナ接点とが接触される。

図２は、本発明の実施例１における他のペンダントの構成を示す模式図である。好ましくは、ペンダント１０は、接続接点２２が内蔵されている第１接続部品１３をさらに備え、アンテナ接点が、端末本体における第２接続部品（図２に図示せず）に内蔵され、第１接続部品１３と第２接続部品との接続は、取り外し可能な接続でもよいし、取り外し不可能な接続でもよい。

第１接続部品１３と第２接続部品とが取り外し不可能に接続される場合、第１接続部品１３に内蔵される接続接点２２と、第２接続部品に内蔵されるアンテナ接点とが溶接されている。

例えば、第１接続部品１３と第２接続部品とを一体に形成し、第１接続部品１３における接続接点２２と、第２接続部品におけるアンテナ接点とを溶接する。

一方、第１接続部品１３と第２接続部品とが取り外し可能に接続される場合、第１接続部品１３に内蔵される接続接点２２と、第２接続部品に内蔵されるアンテナ接点とは、第１接続部品１３と第２接続部品とが接続されている状態で、接触される。

好ましくは、上記の取り外し可能な接続は、バヨネット結合と、ねじ結合と、挿着結合とを含む。

例えば、図３は本発明の実施例１における第１接続部品と第２接続部品との接続関係を示す模式図である。ここで、第１接続部品１３は、バヨネット形式によって第２接続部品３１と取り外し可能に接続する。

勿論、上記の取り外し可能な接続の以外に、従来の他の取り外し可能な接続方式も採用でき、本発明の実施例は、採用できる取り外し可能な接続を限定しない。

背景技術における取り外し可能な接続への専用の部品によって取り外し可能な接続を実現できる以外、取り外し可能な接続を実現するように、ペンダントと端末との接続部品として端末における各種のデータ入力／出力インターフェイスを使用することが可能である。

好ましくは、第２接続部品は、端末におけるデータ入力／出力インターフェイスであり、第２接続部品１３は、前記データ入力／出力インターフェイスと結合できるポートであり、第１接続部品１３に内蔵される接続接点２２と、第２接続部品に内蔵されるアンテナ接点とは、第１接続部品１３と第２接続部品が接続している状態で、接触される。

好ましくは、前記データ入力／出力インターフェイスは、オーディオ入力／出力インターフェイスと、ＵＳＢ（ユニバーサル・シリアル・バス）インターフェイスと、ＩＥＥＥ１３９４（ファイヤーワイヤー）インターフェイスと、電源インターフェイスとを含む。

第２接続部品は、端末における一つのデータ入力／出力インターフェイスである場合、該データ入力／出力インターフェイスは、第１接続部品１３との接続への専用なものであり、ペンダント本体１１に内蔵されるアンテナ２０と端末との接続への専用なものである。例えば、携帯電話における一つのＵＳＢインターフェイスを、携帯電話における第２接続部品とし、ペンダント１０における第１接続部品１３が当該ＵＳＢインターフェイスと結合するポートになると、当該ＵＳＢインターフェイスは、ペンダント１０における第１接続部品１３との接続への専用なものになる。又は、該データ入力／出力インターフェイスを、ペンダント１０との接続に用いてもよいし、端末の他の周辺機器との接続に用いてもよい。即ち、周辺機器とペンダント１０とは、当該データ入力／出力インターフェイスを通用し、コントローラーによって、当該データ入力／出力インターフェイスの両者の間の切り替えが制御される。例えば、携帯電話におけるオーディオ入力／出力インターフェイスを携帯電話における第２接続部品とし、ペンダント１０における第１接続部品１３は当該オーディオ入力／出力インターフェイスと結合するポートである場合、コントローラーの切り替え制御によって、当該オーディオ入力／出力インターフェイスは、イヤホンにおける相手のポートと接続できるし、ペンダント１０における第１接続部品１３と接続できる。

本発明の実施例において、ペンダント１１におけるアンテナ２２が端末外に設置されたので、アンテナの通信効果を影響しないように、低周波アンテナをペンダント本体１１に内蔵することが好ましい。

ＮＦＣ（Ｎｅａｒ Ｆｉｅｌｄ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ：近距離無線通信）は、短距離での低周波無線通信技術であり、電子機器の間に、１０センチの範囲で非接触式なポイントツーポイントのデータ伝送を許容できる。ＲＦＩＤ（Ｒａｄｉｏ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ：無線周波数識別）技術と同じように、ＮＦＣ技術も、スペクトル中の無線周波数部分の電磁誘導結合による伝送を利用するが、両者の間に大きな区別が存在する。まず、ＮＦＣの伝送範囲がＲＦＩＤよりも狭い。ＲＦＩＤの伝送範囲が数メートル、更に数十メートルに達することができるが、ＮＦＣが特有な信号減衰技術を採用しているので、ＲＦＩＤに比べて、距離が近く、帯域幅が広く、省エネ等の特徴を有する。また、ＮＦＣは、従来の非接触型スマートカード技術と互換でき、現在、もうより多くの主要なメーカがサポートされる正式規準になった。また、ＮＦＣは、近距離接続プロトコールを採用し、各種の機器同士の間において、便利、安全、迅速、且つ自動的な通信を実現する。無線通信における他の接続方式に比べて、ＮＦＣは、近距離のプライベート的な通信方式である。更に、ＲＦＩＤは、生産、物流、追跡と資産に多く用いられるのに対して、ＮＦＣは、出入り制御と、公共交通と、携帯電話支払い等の分野において、大きな役割を果たしている。

また、ＮＦＣ技術は、赤外線とブルートゥースの伝送技術よりも優れる。消費者向けの取引システムとして、ＮＦＣは、赤外線技術よりも早く、信頼性が高く、且つ簡単であり、赤外線技術のように、確実に揃えばデータを伝送することはない。また、ＮＦＣは、ブルートゥースと比べて、近距離の取引に向け、財務情報又は重要な個人情報等の重要データの交換に適用する。これに対して、ブルートゥースは、ＮＦＣの通信距離不足の欠点を補い、長距離のデータ通信に適用する。よって、ＮＦＣとブルートゥースとは、互いに補足し、ともに存在する。実際に、高速かつ軽量なＮＦＣプロトコールは、両機器の間のブルートゥースでの結合を引導することにより、ブルートゥースの使用を促進できる。

ＮＦＣ機器には、ＮＦＣチップが内蔵されるので、ＲＦＩＤモジュールの一部を構成し、ＲＦＩＤパッシブタグとして使用でき、支払いに用いられる。また、ＲＦＩＤリーダーとして使用でき、データ交換と収集に用いられる。ＮＦＣ機器は、非接触式スマートカード、スマートカードリーダー端末及び機器対機器のデータ伝送リンクとすることができ、主として、支払い及びチケット購入と、電子チケットと、スマート媒体と、交換又は伝送データとの４つの基本的な種類に応用できる。

本発明の実施例において、好ましくは、ペンダント本体１１に内蔵されるアンテナがＮＦＣのアンテナである。

さらに、ＮＦＣのアンテナの信号効果を向上させるために、好ましくは、ＮＦＣのアンテナを前記ペンダント本体に「回」字のように配列する。

上記の実施例によって分かるように、アンテナがペンダントのペンダント本体に内蔵され、ペンダントが第１接続部品によって端末における第２接続部品と固定・接続されるとき、第１接続部品に内蔵された接続接点と第２接続部品に内蔵されるアンテナ接点との固定・接続時の接触によって、ペンダント本体に内蔵されるアンテナと端末とを接続させる。このように、アンテナが端末と分離したペンダントに内蔵されたので、アンテナが端末外に配置され、背景技術におけるアンテナ接点による電気回路基板の使用空間の不足という問題を解決できるとともに、携帯電話の厚さを増加させることはない。

また、本発明の実施例の技術案を使用することによって、外装アンテナが第三者で設計されるので、携帯電話のコストを減少できるとともに、アンテナ設計の時間を減少できる。

実施例２
本発明の実施例は、端末本体と上記の実施例１に記載の何れか一つの構成のペンダントとを備える端末を提供する。図４は本発明の実施例２における端末の構成を示す模式図であり、図４に示すように、端末３０は、端末本体３１と図２に示すペンダント１０とを備える。

図４からわかるように、第２接続部品（図４に図示せず）に内蔵されたアンテナ接点３２と、第１接続部品に内蔵された接続接点２２とは、第１接続部品と第２接続部品との固定・接続時に接触される。

端末内部の配線及びペンダントにおける第１接続部品との接続の便宜のために、第２接続部品が、端末本体に設置されている場合、第２接続部品を端末本体３１の４つの隅角における何れか一つに位置し、第２接続部品に内蔵されるアンテナ接点３２をマザーボードにおける第２接続部品と対応する隅角に位置することが好ましい。例えば、第２接続部品を端末本体の右下隅角に設置するとともに、第２接続部品に内蔵されるアンテナ接点をマザーボードにおける右下隅角の箇所に設置する。

上記の実施例によって分かるように、アンテナがペンダントのペンダント本体に内蔵され、ペンダントが第１接続部品によって端末における第２接続部品と固定・接続されるとき、第１接続部品に内蔵された接続接点と第２接続部品に内蔵されるアンテナ接点との固定・接続時の接触によって、ペンダント本体に内蔵されるアンテナと端末とを接続する。このように、アンテナが端末と分離したペンダントに内蔵されたので、アンテナが端末外に配置され、背景技術におけるアンテナ接点による電気回路基板の使用空間の不足という問題を解決できるとともに、携帯電話の厚さを増加させることはない。

以上、本発明の実施例であるペンダント及び端末を詳しく説明した。本明細書において、具体的な実施例を利用して本発明の原理及び実施の形態を説明し、以上の実施例に対する説明は、本発明の方法及びその技術思想を理解させるものだけである。また、本分野の同業者にとって、本発明の思想によって、具体的な実施の形態及び応用範囲を変更できる。以上のことにより、本明細書の内容は本出願に対する限定を理解すべきではない。

Claims (6)

1. アンテナが内蔵されるペンダント本体と、
   前記アンテナのＲＦケーブルが嵌め込まれているロープと、
   前記ロープのペンダント本体と反対側の一端における接続接点が内蔵される第１接続部品と、を備え、
   内蔵アンテナを備えていない端末の端末本体におけるアンテナ接点が、端末本体における第２接続部品に内蔵され、
   前記第２接続部品は、端末におけるデータ入力／出力インターフェイスであり、前記第１接続部品は、前記データ入力／出力インターフェイスと結合できるポートであり、
   前記第１接続部品に内蔵される接続接点と前記第２接続部品に内蔵されるアンテナ接点とは、前記第１接続部品と前記第２接続部品とが接続されている状態において、接触されることで、前記アンテナにより前記端末を無線通信させ、
   前記端末の前記データ入力／出力インターフェイスを、該端末の他の周辺機器との接続に用いる
   ことを特徴とするペンダント。
2. 前記データ入力／出力インターフェイスは、オーディオ入力／出力インターフェイスと、ＵＳＢインターフェイスと、ＩＥＥＥ１３９４インターフェイスと、電源インターフェイスとを含む
   ことを特徴とする請求項１に記載のペンダント。
3. 前記アンテナは、近距離無線通信であるＮＦＣのアンテナである
   ことを特徴とする請求項１又は２に記載のペンダント。
4. 前記ＮＦＣのアンテナが、前記ペンダント本体に「回」字のように配列される
   ことを特徴とする請求項３に記載のペンダント。
5. 内蔵アンテナを備えていない端末であって、
   端末本体と、
   請求項１〜４の何れか一つに記載のペンダントと、を備える
   ことを特徴とする端末。
6. 端末本体に第２接続部品が設置されている場合、前記第２接続部品が前記端末本体の４つの隅角の何れか一つに位置し、前記第２接続部品に内蔵されるアンテナ接点が、マザーボードにおける前記第２接続部品と対応する隅角に位置する
   ことを特徴とする請求項５に記載の端末。

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