JP6100154B2 - バーナチップ及び燃焼バーナ並びにボイラ - Google Patents

バーナチップ及び燃焼バーナ並びにボイラ Download PDF

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Description

本発明は、流体燃料と噴霧媒体とを混合することで霧状にして噴出するバーナチップ、このバーナチップから噴出された流体燃料と噴霧媒体との混合体により火炎を形成する燃焼バーナ、この燃焼バーナを使用するボイラに関するものである。
一般的な油焚きボイラは、中空形状をなして鉛直方向に設置される火炉を有し、この火炉壁に複数の燃焼バーナが周方向に沿って配設されると共に、上下方向に複数段にわたって配置されている。この燃焼バーナは、液体燃料を噴霧媒体により霧化させた状態で火炉内に吹き込むことで火炎を形成し、この火炉内で燃焼可能となっている。そして、この火炉は、上部に煙道が連結され、この煙道に排ガスの熱を回収するための過熱器、再熱器、節炭器などが設けられており、火炉での燃焼により発生した排ガスと水との間で熱交換が行われ、蒸気を生成することができる。
この油焚きボイラで使用される燃焼バーナは、液体燃料と噴霧媒体の供給配管の先端部にバーナチップが設けられて構成されている。このバーナチップは、液体燃料と噴霧媒体とを混合した後、先端に形成された複数の噴出孔から噴出可能となっている。そして、このバーナチップにて、重質燃料などのようなNOxや煤塵を多く発生させる燃料を使用する場合、高い燃焼性を確保してNOxや煤塵の低減を図る必要がある。そのため、バーナチップにおける噴出孔の数を増加させることが考えられるが、噴出孔の数を増加させると、隣接する噴出孔の距離が短くなり、噴流同士が干渉しあって薄膜状になり、周囲の空気が取り込みにくくなって着火不良や燃焼不良を引き起こす可能性がある。
このような問題を解決するバーナチップとして、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載されたバーナチップは、噴霧媒体室から放射状に複数の噴霧媒体噴出孔を延出し、その先端延長線上に混合体噴出孔を形成して混合体噴出孔をバーナチップの先端に開口し、液体燃料室から燃料噴出孔を延出して燃料噴出孔の先端を混合体噴出孔の側面に開口したものである。
特開2010−127518号公報
特許文献1のバーナチップでは、バーナチップの先端部に混合体噴出孔を半径方向及び周方向に所定間隙で複数形成している。しかし、混合体噴出孔の数を増加させる場合、噴霧媒体室から放射状に複数の噴霧媒体噴出孔を形成する必要があるが、噴霧媒体室の面積が限られていることから、噴霧媒体噴出孔を増加させることは困難である。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、流体燃料と噴霧媒体との混合を促進することで流体燃料の噴霧粒径を小さくして燃焼性を向上させることが可能なバーナチップ及び燃焼バーナ並びにボイラを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明のバーナチップは、チップ本体と、前記チップ本体の内部に設けられる混合室と、基端部が前記混合室に連通すると共に先端部が前記チップ本体の先端に開口して前記チップ本体の周方向に所定間隔で配置される複数の混合流体噴出孔と、流体燃料を前記混合室に供給する流体燃料供給通路と、噴霧媒体を前記混合室に供給する噴霧媒体供給通路と、を有し、前記混合流体噴出孔は、基端部が前記混合室に連通する第1噴出孔と、基端部が前記第1噴出孔に連通して先端部が前記チップ本体の先端に開口する複数の第2噴出孔と、を有することを特徴とするものである。
従って、流体燃料供給通路から供給される流体燃料と噴霧媒体供給通路から供給される噴霧媒体とが混合室で混合され、混合流体が複数の混合流体噴出孔により外部に噴出される。このとき、混合流体噴出孔は、内面に流体燃料の膜が形成されやすいが、第1噴出孔の先端部に連通して複数の第2噴出孔が設けられていることから、混合流体が第1噴出孔から各第2噴出孔に分岐するときにせん断力を受け、混合流体が内面に形成された流体燃料の膜を除去し、高速で混合流体を外部に噴出することができる。その結果、流体燃料と噴霧媒体の混合を促進することで流体燃料の噴霧粒径を小さくして燃焼性を向上させることができる。
本発明のバーナチップでは、前記複数の第2噴出孔は、前記チップ本体の径方向に沿って所定間隔で配置されることを特徴としている。
従って、流体燃料と噴霧媒体との混合流体がチップ本体の径方向に沿って拡散することとなり、流体燃料と周囲の空気との混合を促進することができる。
本発明のバーナチップでは、前記第1噴出孔における通路面積と、前記複数の第2噴出孔における合計の通路面積が同じ面積に設定されることを特徴としている。
従って、流体燃料と噴霧媒体との混合流体を所定の流速で安定して噴射することができる。
本発明のバーナチップでは、前記複数の混合流体噴出孔は、鉛直方向の上下に配置される前記混合流体噴出孔の通路面積が、水平方向の左右に配置される前記混合流体噴出孔の通路面積より大きな面積に設定されることを特徴としている。
従って、上方及び下方に供給される2次空気量が多い場合、上下の混合流体噴出孔から噴射される混合流体の噴射量を多くすることで、流体燃料と空気の混合を効果的に促進することができる。
本発明のバーナチップでは、鉛直方向の上下に配置される前記第2噴出孔の数が、水平方向の左右に配置される前記第2噴出孔の数より多く設定されることを特徴としている。
従って、上方及び下方に供給される2次空気量が多い場合、上下の混合流体噴出孔から噴射される混合流体の噴射量を多くし、且つ、微粒化することで、流体燃料と空気の混合を効果的に促進することができる。
本発明のバーナチップでは、前記複数の混合流体噴出孔は、鉛直方向の上下に配置される混合流体噴出孔の噴出方向が、水平方向の左右に配置される混合流体噴出孔の噴出方向より径方向における外側を向いて設定されることを特徴としている。
従って、上方及び下方に供給される2次空気量が多い場合、上下の混合流体噴出孔から噴射される混合流体の噴射方向を外側とすることで、流体燃料と空気の混合を効果的に促進することができる。
また、本発明の燃焼バーナは、風箱と、前記風箱における鉛直方向の中央部に配置される燃料コンパートメントと、前記燃料コンパートメントの中央部に配置されるバーナガンと、前記風箱における鉛直方向の上部及び下部に配置される上下一対の補助空気コンパートメントと、を有し、前記バーナガンの先端部に前記バーナチップが配置されることを特徴とするものである。
従って、バーナガンの先端部に配置されたバーナチップは、混合流体噴出孔として、第1噴出孔とこの第1噴出孔に連通する複数の第2噴出孔とが設けられていることから、混合流体が第1噴出孔から各第2噴出孔に分岐するときにせん断力を受け、混合流体が内面に形成された流体燃料の膜を除去し、高速で混合流体を外部に噴出することができる。その結果、流体燃料と噴霧媒体の混合を促進することで流体燃料の噴霧粒径を小さくして燃焼性を向上させることができる。
また、本発明のボイラは、中空形状をなす火炉内で燃料と空気を燃焼させると共に、前記火炉内で熱交換を行って熱を回収するボイラにおいて、火炉壁に前記燃焼バーナが配置されることを特徴とするものである。
従って、火炉壁に燃焼バーナが配置されていることから、流体燃料と噴霧媒体の混合を促進することで流体燃料の噴霧粒径を小さくして燃焼性を向上させることができる。
本発明のバーナチップ及び燃焼バーナ並びにボイラによれば、バーナチップの混合流体噴出孔として、第1噴出孔とこの第1噴出孔に連通する複数の第2噴出孔とを設けるので、流体燃料と噴霧媒体の混合を促進することで流体燃料の噴霧粒径を小さくして燃焼性を向上させることができる。
図1は、本実施形態のバーナチップの正面図である。 図2は、バーナチップの断面を表す図1のII−II断面図である。 図3は、バーナチップの断面を表す図1のIII−III断面図である。 図4は、バーナチップの断面を表す図1のIV−VI断面図である。 図5は、バーナチップにおける図2のV−Vの断面図である。 図6は、本実施形態の油焚きボイラを表す概略構成図である。 図7は、燃焼バーナの全体構成を表す正面図である。 図8は、燃焼バーナの断面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明のバーナチップ及び燃焼バーナ並びにボイラの好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
図6は、第1実施形態の油焚きボイラを表す概略構成図である。
本実施形態の油焚きボイラは、流体燃料としての重油(または、軽油、石炭のスラリーなど)を燃料として用い、この重油を燃焼バーナ(バーナチップ)により噴霧媒体としての蒸気(または、高圧空気、高圧ガス、可燃性ガスなど)により微粒化させて噴霧し、火炉内で燃焼させ、この燃焼により発生した熱を回収することが可能なボイラである。
本実施形態において、図6に示すように、油焚きボイラ10は、コンベンショナルボイラであって、火炉11と燃焼装置12とを有している。火炉11は、四角筒の中空形状をなして鉛直方向に沿って設置され、この火炉11を構成する火炉壁の下部に燃焼装置12が設けられている。
燃焼装置12は、火炉壁に装着された複数の燃焼バーナ21を有している。本実施形態にて、この燃焼バーナ21は、周方向に沿って、例えば、4個均等間隔で配設されたものが1セットとして、鉛直方向に沿って、例えば、3セット、つまり、3段配置されている。なお、燃焼バーナ21の配置場所や個数はこれに限定されるものではない。
各燃焼バーナ21は、燃料供給配管22を介して燃料供給源23に連結されており、燃料供給配管22に燃料供給量を調整可能な流量調整弁24が設けられている。また、各燃焼バーナ21は、蒸気供給配管25を介して蒸気供給源26に連結されており、蒸気供給配管25に蒸気供給量を調整可能な流量調整弁27が設けられている。また、火炉11は、各燃焼バーナ21の装着位置に風箱28が設けられており、この風箱28に空気ダクト29の一端部が連結されており、この空気ダクト29は、他端部に送風機30が装着されている。
従って、各燃焼バーナ21は、燃料供給源23から燃料供給配管22を通して燃料が供給されると共に、蒸気供給源26から蒸気供給配管25を通して蒸気が供給される。また、各燃焼バーナ21は、空気ダクト29から排ガスと熱交換して加熱された燃焼用空気が風箱28に供給される。そのため、燃焼バーナ21は燃料と蒸気を混合して微粒化した後、混合流体として火炉11内に噴射すると共に、燃焼用空気を火炉11内に噴射し、火炉11内で火炎を形成することができる。
火炉11は、上部に煙道31が連結されており、この煙道31に、対流伝熱部(熱回収部)として排ガスの熱を回収するための過熱器(スーパーヒータ)32,33、再熱器(リヒータ)34,35、節炭器(エコノマイザ)36,37,38が設けられており、火炉11での燃焼で発生した排ガスと水との間で熱交換が行われる。
煙道31は、その下流側に熱交換を行った排ガスが排出される排ガス管39が連結されている。この排ガス管39は、図示しないが、脱硝装置、電気集塵機、誘引送風機、脱硫装置が設けられ、下流端部に煙突が設けられている。
従って、燃焼装置12に各燃焼バーナ21が燃料と蒸気との混合流体を火炉11内に噴射すると、火炉11では、混合流体と空気とが燃焼して火炎が生じ、この火炉11内の下部で火炎が生じると、燃焼ガス(排ガス)がこの火炉11内を上昇し、煙道31に排出される。
このとき、図示しない給水ポンプから供給された水は、節炭器36,37,38によって予熱された後、図示しない蒸気ドラムに供給され火炉壁の各水管(図示せず)に供給される間に加熱されて飽和蒸気となり、図示しない蒸気ドラムに送り込まれる。更に、図示しない蒸気ドラムの飽和蒸気は過熱器32,33に導入され、燃焼ガスによって過熱される。過熱器32,33で生成された過熱蒸気は、図示しない発電プラント(例えば、タービン等)に供給される。また、タービンでの膨張過程の途中で取り出した蒸気は、再熱器34,35に導入され、再度過熱されてタービンに戻される。なお、火炉11をドラム型(蒸気ドラム)として説明したが、この構造に限定されるものではない。
その後、煙道31の節炭器36,37,38を通過した排ガスは、排ガス管39にて、図示しない脱硝装置にて、触媒によりNOxなどの有害物質が除去され、電気集塵機で粒子状物質が除去され、脱硫装置により硫黄分が除去された後、煙突から大気中に排出される。
まず、燃焼装置12について詳細に説明するが、この燃焼装置12を構成する各燃焼バーナ21は、ほぼ同様の構成をなしている。図7は、燃焼バーナの全体構成を表す正面図、図8は、燃焼バーナの断面図である。
燃焼バーナ21において、図7及び図8に示すように、風箱28は、箱形形状をなし、仕切板51,52により燃料コンパートメント53と上部補助空気コンパートメント54と下部補助空気コンパートメント55に区画されている。燃料コンパートメント53は、風箱28における鉛直方向の中央部に配置され、風箱28における鉛直方向の上部に上部補助空気コンパートメント54が配置され、下部に下部補助空気コンパートメント55が配置されている。
燃料コンパートメント53は、燃料用空気ノズル56と上下の燃料用補助空気ノズル57,58を有しており、燃料用空気ノズル56は、中心部にバーナガン59が配置され、その周囲に保炎器60が配置されている。一方、上部補助空気コンパートメント54は、補助空気ノズル61を有し、下部補助空気コンパートメント55は、補助空気ノズル62を有している。なお、燃料用空気ノズル56、上下の燃料用補助空気ノズル57,58及び補助空気ノズル61,62は、上下にチルト可能となっている。
従って、燃焼用空気は、風箱28内で燃料コンパートメント53及び各補助空気コンパートメント54,55に所定の流量割合で供給され、燃料コンパートメント53に1次空気が送り込まれ、各補助空気コンパートメント54,55に2次空気が送り込まれる。燃料コンパートメント53に送り込まれた1次空気は、大部分が燃料用空気ノズル56と燃料用補助空気ノズル57,58から有効1次空気として火炉11内へ高速度で噴出される。各補助空気コンパートメント54,55に送り込まれた2次空気は、大部分が補助空気ノズル61,62から火炉11内へ高速度で噴出される。
燃料及び蒸気は、バーナガン59に圧送され、バーナガン59の先端部に装着された後述するバーナチップ71により火炉11に噴霧され、図示されてない着火源によって着火されて火炎を形成する。火炎は、保炎器60を有効1次空気が通過するときに旋回流により保炎され、燃焼が継続される。火炎は、燃焼継続が着火点近傍から火炎前半部にかけての燃焼が1次空気で、後半部から燃焼完結までが有効2次空気でそれぞれなされる。
次に、バーナチップ71について説明する。図1は、本実施形態のバーナチップの正面図、図2は、バーナチップの断面を表す図1のII−II断面図、図3は、バーナチップの断面を表す図1のIII−III断面図、図4は、バーナチップの断面を表す図1のIV−IV断面図、図5は、バーナチップにおける図2のV−Vの断面図である。
バーナチップ71は、図1から図5に示すように、チップ本体としてのスプレイプレート72及びバックプレート73から構成され、図示しない締付リングにより一体に連結されている。
スプレイプレート72は、基端(図2にて、右方)が開口して先端(図2にて、左方)が閉塞した円筒形状をなし、基端部に開口するように円柱形状をなす第1凹部81が形成されている。また、スプレイプレート72は、先端部に複数の混合流体噴出孔82,83,84が形成されている。各混合流体噴出孔82,83,84は、基端部が第1凹部81に連通すると共に先端部が外部に開口しており、バーナチップ71の軸心O1を中心として周方向に均等間隔で複数(本実施形態では、8個)設けられている。この場合、各混合流体噴出孔82,83,84は、バーナチップ71の軸心O1上にある1点O2を中心として放射状に形成されており、内径が混合室85の内径より小さいものとなっている。
バックプレート73は、円盤形状をなし、先端部に円柱形状をなす第2凹部86が形成されている。このバックプレート73に形成された第2凹部86は、スプレイプレート72に形成された第1凹部81と対向し、且つ、各凹部81,86は、ほぼ同径に設定されている。本実施形態では、この第1凹部81と第2凹部86により混合室85が構成されており、各混合流体噴出孔82,83,84は、基端部がこの混合室85に連通することとなる。
バックプレート73は、第2凹部86(混合室85)の外周側に噴出チャンバ87が周方向に沿ってリング形状をなして形成されている。この噴出チャンバ87は、複数(本実施形態では、8個)の連通路88を介して第2凹部86(混合室85)と連通している。即ち、各連通路88は、バックプレート73の径方向(放射方向)に沿って形成され、一端部が噴出チャンバ87の内周面に連通し、他端部が第2凹部86の外周面に連通している。
また、バックプレート73は、基端部に燃料供給配管22(燃料供給経路22a)及び蒸気供給配管25(蒸気供給経路25a)が連結されている。そして、バックプレート73は、蒸気を蒸気供給経路25aから混合室85に供給する複数の蒸気供給通路(噴霧媒体供給通路)89が設けられている。この各蒸気供給通路89は、バックプレート73にその長手方向に沿って設けられており、基端部が蒸気供給経路25aに連通し、先端部が第2凹部86に連通しており、混合室85に蒸気を供給可能となっている。
各バックプレート73は、燃料を燃料供給経路22aから混合室85にその外周側から供給する複数の燃料供給通路(流体燃料供給通路)90が設けられている。この各燃料供給通路90は、バックプレート73にその長手方向に沿って設けられており、基端部が燃料供給経路22aに連通し、先端部が噴出チャンバ87に連通しており、各連通路88を通して混合室85に燃料を供給可能となっている。
この場合、燃料供給配管22と蒸気供給配管25は2重管であり、蒸気供給配管25が内側に位置し、この蒸気供給配管25の外側に燃料供給配管22が配置されることで、燃料供給経路22aと蒸気供給経路25aが形成されている。そして、バーナチップ71は、この2重管(燃料供給配管22、蒸気供給配管25)の先端部に交換可能に取付けられている。
そのため、蒸気供給経路25aの蒸気は、複数の蒸気供給通路89を通り、混合室85に対してバーナチップ71の軸線方向に沿って蒸気を供給する。一方、燃料供給経路22aの燃料は、複数の燃料供給通路90を通って噴出チャンバ87に供給され、この噴出チャンバ87から、複数の連通路88を通り、混合室85に対してバーナチップ71の径方向に沿って燃料を供給可能となっている。
また、バーナチップ71は、各混合流体噴出孔82,83,84は、それぞれ形状が相違している。バーナチップ71における鉛直方向の上下に配置される第1混合流体噴出孔82は、基端部が混合室85に連通する第1噴出孔82aと、基端部が第1噴出孔82aの先端部に連通して先端部がスプレイプレート72の先端に開口する複数(本実施形態では、3個)の第2噴出孔82bとを有している。即ち、第1混合流体噴出孔82は、混合室85に連通する第1噴出孔82aの先端部が3個の第2噴出孔82bに分岐して前方に開口している。この場合、3個の第2噴出孔82bは、スプレイプレート72の径方向に沿って所定間隔(均等間隔)で配置されている。
また、バーナチップ71における鉛直方向の中間部、つまり、水平方向の左右に配置される第3混合流体噴出孔84は、基端部が混合室85に連通する第1噴出孔84aと、基端部が第1噴出孔84aの先端部に連通して先端部がスプレイプレート72の先端に開口する複数(本実施形態では、2個)の第2噴出孔84bとを有している。即ち、第3混合流体噴出孔84は、混合室85に連通する第1噴出孔84aの先端部が3個の第2噴出孔84bに分岐して前方に開口している。この場合、3個の第2噴出孔84bは、スプレイプレート72の径方向に沿って所定間隔(均等間隔)で配置されている。
更に、バーナチップ71における鉛直方向及び水平方向(または、周方向)にて、第1混合流体噴出孔82と第3混合流体噴出孔84との間に配置される第2混合流体噴出孔83は、基端部が混合室85に連通する第1噴出孔83aと、基端部が第1噴出孔83aの先端部に連通して先端部がスプレイプレート72の先端に開口する複数(本実施形態では、3個)の第2噴出孔83bとを有している。即ち、第2混合流体噴出孔83は、混合室85に連通する第1噴出孔83aの先端部が2個の第2噴出孔83bに分岐して前方に開口している。この場合、2個の第2噴出孔83bは、スプレイプレート72の径方向に沿って所定間隔(均等間隔)で配置されている。
そして、各混合流体噴出孔82,83,84は、第1噴出孔82a,83a,84aにおける通路面積と、各第2噴出孔82b,83b,84bにおける合計の通路面積が同じ面積に設定されている。また、第1混合流体噴出孔82の通路面積が、第3混合流体噴出孔84の通路面積より大きな面積に設定されている。即ち、第1混合流体噴出孔82の通路面積をA1、第2混合流体噴出孔83の通路面積をA2、第3混合流体噴出孔84の通路面積をA3とすると、A1>A2>A3に設定されている。
また、第1混合流体噴出孔82における第2噴出孔82bの数が、第3混合流体噴出孔84における第2噴出孔84bの数より多く設定されている。更に、第1混合流体噴出孔82の噴出方向が第2混合流体噴出孔84の噴出方向より径方向における外側を向いて設定されている。即ち、第1混合流体噴出孔82は、円形の通路断面をなし、第1噴射孔82aの中心がバーナチップ71の軸心O1上にあるO2を中心とした放射線上にある。そして、3個の第2噴出孔82bは、1個が第1噴射孔82aと同心円状にあり、他の2個がバーナチップ71の径方向の内側と外側にある。この場合、3個の第2噴出孔82bは、スプレイプレート72の前面に開口しており、その開口位置は、軸心O1から異なる位置の3個の中心線O11,O12,O13上に形成されている。
また、第2混合流体噴出孔83は、円形の通路断面をなし、第1噴射孔83aの中心がバーナチップ71の軸心O1上にあるO2を中心とした放射線上にある。そして、3個の第2噴出孔83bは、1個が第1噴射孔83aと同心円状にあり、他の2個がバーナチップ71の径方向の内側と外側にある。この場合、3個の第2噴出孔83bは、スプレイプレート72の前面に開口しており、その開口位置は、軸心O1から異なる位置の3個の中心線O11,O12,O13上に形成されている。更に、第3混合流体噴出孔84は、円形の通路断面をなし、第1噴射孔84aの中心がバーナチップ71の軸心O1上にあるO2を中心とした放射線上にある。そして、2個の第2噴出孔84bは、1個が第1噴射孔84aと同心円状にあり、他の1個がバーナチップ71の径方向の内側にある。この場合、2個の第2噴出孔84bは、スプレイプレート72の前面に開口しており、その開口位置は、軸心O1から異なる位置の2個の中心線O11,O12上に形成されている。
なお、各混合流体噴出孔82,83,84は、全て第1噴射孔82a,83a,84aの中心がバーナチップ71の軸心O1上にあるO2を中心とした放射線上に位置するように構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、バーナチップ71の軸心O1に対する各第1噴射孔82a,83a,84aの中心線の角度を異ならせることで、第1混合流体噴出孔82の噴出方向が第2混合流体噴出孔84の噴出方向より径方向における外側を向くように構成してもよい。
ここで、本実施形態のバーナチップ71(バーナガン59)の作用について詳細に説明する。なお、図2から図4にて、燃料の流れを黒塗りの矢印で表し、蒸気の流れを白抜きの矢印で表し、燃料と蒸気が混合した混合流体を斜線の矢印で表している。
バーナチップ71にて、図2から図4に示すように、蒸気が蒸気供給配管25を通して供給されると、この蒸気は、複数の蒸気供給通路89を通して混合室85に軸心O1方向に沿って供給される。また、燃料が燃料供給配管22を通して供給されると、この燃料は、複数の燃料供給通路90、噴出チャンバ87、連通路88を通って混合室85に径方向に沿って外側から供給される。
すると、混合室85にて、軸心O1方向に沿って供給された蒸気に対して、径方向に沿って外側から供給された燃料が衝突し、互いにぶつかり合って混合される。即ち、混合室85に軸心O1方向に沿って先端の混合流体噴出孔82,83,84側へ流れる蒸気に対して、その外側からほぼ直交するように供給された燃料が衝突することで、燃料が蒸気により拡散されて混合することとなる。また、燃料が混合室85に対して径方向に供給されることで、燃料が混合流体噴出孔82,83,84側へ直線的に流れず、混合室85での燃料の滞留時間が長くなり、蒸気により拡散されやすくなる。
そして、混合室85で効率良く混合された混合流体は、この混合室85を前方側に流れ、各混合流体噴出孔82,83,84を通して外部に噴出(噴霧)される。このとき、混合流体は、第1噴出孔82a,83a,84aから各第2噴出孔82b,83b,84bに分岐して外部に噴出される。燃料と蒸気との混合流体は、燃料の粘度の影響から混合流体噴出孔82,83,84を通過するとき、その内面に燃料が付着し、燃料液膜を形成しやすい。ところが、本実施形態では、第1噴出孔82a,83a,84aの先端部が複数の第2噴出孔82b,83b,84bに分岐している。そのため、混合流体が各分岐部を通過するとき、この混合流体がせん断力を受け、混合流体が混合流体噴出孔82,83,84の内面に形成された燃料液膜を除去し、あるいは、内面に付着せずに高速で外部に噴出されることとなり、流体燃料の噴霧粒径を小さくすることができる。
このように本実施形態のバーナチップにあっては、内部に設けられる混合室85と、基端部が混合室85に連通すると共に先端部が開口して周方向に所定間隔で配置される複数の混合流体噴出孔82,83,84と、流体燃料を混合室85に供給する流体燃料供給通路90と、蒸気を混合室85に供給する蒸気供給通路89とを設け、混合流体噴出孔82,83,84として、基端部が混合室85に連通する第1噴出孔82a,83a,84aと、基端部が第1噴出孔82a,83a,84aに連通して先端部が開口する複数の第2噴出孔82b,83b,84bを設けている。
従って、燃料供給通路90から供給される燃料と蒸気供給通路89から供給される蒸気とが混合室85で混合され、混合流体が複数の混合流体噴出孔82,83,84により外部に噴出される。このとき、混合流体噴出孔82,83,84は、内面に燃料液膜が形成されやすいが、第1噴出孔82a,83a,84aの先端部に連通して複数の第2噴出孔82b,83b,84bが設けられていることから、混合流体が第1噴出孔82a,83a,84aから各第2噴出孔82b,83b,84bに分岐するときにせん断力を受け、混合流体が内面に形成された燃料液膜を除去し、高速で混合流体を外部に噴出することができる。その結果、燃料と蒸気の混合を促進することで燃料の噴霧粒径を小さくして燃焼性を向上させることができる。
そして、本実施形態にて、混合流体噴出孔82,83,84は、混合室85側に第1噴出孔82a,83a,84aが開口し、スプレイプレート72前面に複数の第2噴出孔82b,83b,84bが開口している。そのため、スプレイプレート72における限られた混合室85内面の開口数を増加することなく、前面に開口する開口数を増加させることができ、製造性を向上することができる。
本実施形態のバーナチップでは、複数の第2噴出孔82b,83b,84bをスプレイプレート72の径方向に沿って所定間隔で配置している。従って、流体燃料と噴霧媒体との混合流体がスプレイプレート72の径方向に沿って拡散することとなり、流体燃料が周囲の空気と効率良く混合することとなり、液体燃料と空気との混合を促進することができる。
本実施形態のバーナチップでは、第1噴出孔82a,83a,84aにおける通路面積と、複数の第2噴出孔82b,83b,84bにおける合計の通路面積を同じ面積に設定している。従って、流体燃料と噴霧媒体との混合流体を所定の流速で安定して噴射することができる。
本実施形態のバーナチップでは、複数の混合流体噴出孔は、鉛直方向の上下に配置される第1混合流体噴出孔82の通路面積を、水平方向の左右に配置される第3混合流体噴出孔84の通路面積より大きな面積に設定している。燃焼バーナ21は、燃料コンパートメント53と上下の補助空気コンパートメント54,55とを有し、燃料コンパートメント53の中央部にバーナガン59が配置されている。そのため、バーナガン59から噴射される混合流体に対してその上方及び下方に空気が噴出される。従って、上下の混合流体噴出孔82から噴射される混合流体の噴射量を多くすることで、流体燃料と空気との混合を効果的に促進することができる。
本実施形態のバーナチップでは、第1混合流体噴出孔82の第2噴出孔82bの数を第3混合流体噴出孔84の第2噴出孔84bの数より多く設定している。従って、前述と同様に、上方及び下方に供給される空気量が多い場合、上下の第1混合流体噴出孔82から噴射される混合流体の噴射量を多くし、且つ、微粒化することで、流体燃料と空気の混合を効果的に促進することができる。
本実施形態のバーナチップでは、上下に配置される第1混合流体噴出孔82の噴出方向を左右に配置される第2混合流体噴出孔84の噴出方向より径方向における外側を向くように設定している。従って、前述と同様に、上方及び下方に供給される空気量が多い場合、上下の第1混合流体噴出孔82から噴射される混合流体の噴射方向を外側とすることで、流体燃料と空気の混合を効果的に促進することができる。
また、本実施形態の燃焼バーナにあっては、風箱28と、風箱28における鉛直方向の中央部に配置される燃料コンパートメント53と、燃料コンパートメント53の中央部に配置されるバーナガン59と、風箱28における鉛直方向の上部及び下部に配置される上下一対の補助空気コンパートメント54,55とを設け、バーナガン59の先端部にバーナチップ71を配置している。
従って、バーナガン59の先端部に配置されたバーナチップ71は、混合流体噴出孔82,83,84として、第1噴出孔82a,83a,84aとこの第1噴出孔82a,83a,84aに連通する複数の第2噴出孔82b,83b,84bとを設けていることから、混合流体が第1噴出孔82a,83a,84aから各第2噴出孔82b,83b,84bに分岐するときにせん断力を受け、混合流体が内面に形成された流体燃料の膜を除去し、高速で混合流体を外部に噴出することができる。その結果、流体燃料と噴霧媒体の混合を促進することで流体燃料の噴霧粒径を小さくして燃焼性を向上させることができる。
また、本実施形態のボイラにあっては、中空形状をなす火炉11内で燃料と空気を燃焼させると共に、火炉11内で熱交換を行って熱を回収するボイラにおいて、火炉壁に燃焼バーナ21を配置している。
従って、流体燃料と噴霧媒体の混合を促進することで流体燃料の噴霧粒径を小さくして燃焼性を向上させることができる。
なお、上述した実施形態では、蒸気を混合室85に対して軸心O1方向に沿って供給し、燃料を混合室85に対して径方向に沿って外側から供給したが、蒸気と燃料の供給方向を逆にしてもよい。
また、上述した実施形態では、スプレイプレートの先端部に8個の混合流体噴出孔82,83,84を設けたが、この数や位置は、実施形態に限定されるものではなく、例えば、複数の混合流体噴出孔を周方向に沿って設けると共に、径方向に沿って設けてもよい。また、第2噴出孔82b,83b,84bの数も実施形態に限定されるものではない。
10 油焚きボイラ
11 火炉
12 燃焼装置
21 燃焼バーナ
22 燃料供給配管
25 蒸気供給配管
28 風箱
53 燃料コンパートメント
54 上部補助空気コンパートメント
55 下部補助空気コンパートメント
59 バーナガン
71 バーナチップ
72 スプレイプレート(チップ本体)
73 バックプレート(チップ本体)
82 第1混合流体噴出孔
82a 第1噴出孔
82b 第2噴出孔
83 第2混合流体噴出孔
83a 第1噴出孔
83b 第2噴出孔
84 第3混合流体噴出孔
84a 第1噴出孔
84b 第2噴出孔
85 混合室
87 噴出チャンバ
88 連通路
89 蒸気供給通路(噴霧媒体供給通路)
90 燃料供給通路(流体燃料供給通路)

Claims (8)

  1. チップ本体と、
    前記チップ本体の内部に設けられる混合室と、
    基端部が前記混合室に連通すると共に先端部が前記チップ本体の先端に開口して前記チップ本体の周方向に所定間隔で配置される複数の混合流体噴出孔と、
    流体燃料を前記混合室に供給する流体燃料供給通路と、
    噴霧媒体を前記混合室に供給する噴霧媒体供給通路と、
    を有し、
    前記混合流体噴出孔は、
    基端部が前記混合室に連通する第1噴出孔と、
    基端部が前記第1噴出孔に連通して先端部が前記チップ本体の先端に開口する複数の第2噴出孔と、
    を有し、
    前記複数の第2噴出孔のうちの1個が前記第1噴射孔と同心円状にある、
    ことを特徴とするバーナチップ。
  2. 前記複数の第2噴出孔は、前記チップ本体の径方向に沿って所定間隔で配置されることを特徴とする請求項1に記載のバーナチップ。
  3. 前記第1噴出孔における通路面積と、前記複数の第2噴出孔における合計の通路面積が同じ面積に設定されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のバーナチップ。
  4. 前記複数の混合流体噴出孔は、鉛直方向の上下に配置される前記混合流体噴出孔の通路面積が、水平方向の左右に配置される前記混合流体噴出孔の通路面積より大きな面積に設定されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のバーナチップ。
  5. 鉛直方向の上下に配置される前記第2噴出孔の数が、水平方向の左右に配置される前記第2噴出孔の数より多く設定されることを特徴とする請求項4に記載のバーナチップ。
  6. 前記複数の混合流体噴出孔は、鉛直方向の上下に配置される混合流体噴出孔の噴出方向が、水平方向の左右に配置される混合流体噴出孔の噴出方向より径方向における外側を向いて設定されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のバーナチップ。
  7. 風箱と、
    前記風箱における鉛直方向の中央部に配置される燃料コンパートメントと、
    前記燃料コンパートメントの中央部に配置されるバーナガンと、
    前記風箱における鉛直方向の上部及び下部に配置される上下一対の補助空気コンパートメントと、
    を有し、
    前記バーナガンの先端部に請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のバーナチップが配置されることを特徴とする燃焼バーナ。
  8. 中空形状をなす火炉内で燃料と空気を燃焼させると共に、前記火炉内で熱交換を行って熱を回収するボイラにおいて、
    火炉壁に請求項7の燃焼バーナが配置されることを特徴とするボイラ。
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