JP6098546B2 - 配管接続構造 - Google Patents

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Description

この発明は、配管接続構造に関するものである。
従来における配管接続構造においては、クーラー、冷蔵庫その他の冷凍装置に設けられた冷媒回路の銅管(配管)の接続箇所に用いられるものであって、継手本体と、継手本体に螺合されるフレアナットとを有しており、これら継手本体及びフレアナットには、ともにテーパ面が形成され、これらテーパ面相互の間に、端部がフレア状とされたフレア管のフレア部を挟持することで、気密性を保持するフレア管継手が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3955973号公報
しかしながら、特許文献1に示された従来における配管接続構造においては、何らかの原因により継手部分の締結が緩んだ場合、冷媒の漏洩方向は一定しない。すなわち、配管内の冷媒が、例えば、継手本体とフレアナットとの螺合面から継手本体側へと漏洩するのか、あるいは、フレアナットとフレア管との間からフレア管側へと漏洩するのか等については事前に知ることはできない。
また、したがって、継手部分の締結が緩み当該継手部分から配管内の冷媒が漏洩した際に漏洩した冷媒を適切に処理するような対策を予め講じることは困難である。
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、何らかの原因により継手部分の締結が緩んだとしても、冷媒配管に封入された冷媒が継手部分から漏洩する方向を一定に制御することができ、その際の漏洩方向を予め知ることが可能である配管接続構造を得るものである。
この発明に係る配管接続構造においては、空気より平均分子量が大きい冷媒が封入された冷媒配管同士を接続する配管接続構造であって、一端に前記冷媒配管の一方が接続され、他端にオスねじ部が形成され、前記オスねじ部の先端にテーパ状の先端面部が形成された継手本体と、一端に前記冷媒配管の他方が接続され、他端にフレア状のフレア部が形成され、前記フレア部のフレア内面部が前記先端面部と密着可能なフレア管と、前記オスねじ部に対応したメスねじ部、前記フレア管が通される主貫通孔及び前記主貫通孔に通された前記フレア管の前記フレア部のフレア外面部と当接可能なナット内面部が形成されたフレアナットと、を備え、前記フレアナットには、前記ナット内面部と前記フレアナットの外側とを貫通する副貫通孔が前記主貫通孔とは別に形成され、前記主貫通孔の内径は、前記フレア管の外径に合わせて調整され、前記フレアナットが前記継手本体に締結された状態で、前記ナット内面部が前記フレア外面部を押圧することで前記フレア内面部が前記先端面部と気密に密着されるとともに、前記フレア外面部が前記副貫通孔の前記ナット内面部の開口を気密に塞ぐ構成とする。
この発明に係る配管接続構造においては、何らかの原因により継手部分の締結が緩んだとしても、冷媒配管に封入された冷媒が継手部分から漏洩する方向を一定に制御することができ、その際の漏洩方向を予め知ることが可能であるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係る配管接続構造の全体構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る配管接続構造の継手本体を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る配管接続構造のフレア管を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る配管接続構造のフレアナットを示す断面図及び正面図である。 この発明の実施の形態1に係る配管接続構造の締結前の状態を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る配管接続構造の締結後の状態を示す断面図及び正面図である。 この発明の実施の形態1に係る配管接続構造の締結が緩んだ状態を示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係る配管接続構造の全体構成を示す断面図、正面図及び上面図である。 この発明の実施の形態3に係る配管接続構造の全体構成を示す断面図、正面図及び上面図である。 この発明の実施の形態4に係る配管接続構造の全体構成を示す断面図、正面図及び上面図である。
この発明を添付の図面に従い説明する。各図を通じて同符号は同一部分又は相当部分を示しており、その重複説明は適宜に簡略化又は省略する。
実施の形態1.
図1から図7は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1は配管接続構造の全体構成を示す断面図、図2は配管接続構造の継手本体を示す断面図、図3は配管接続構造のフレア管を示す断面図、図4は配管接続構造のフレアナットを示す断面図及び正面図、図5は配管接続構造の締結前の状態を示す断面図、図6は配管接続構造の締結後の状態を示す断面図及び正面図、図7は配管接続構造の締結が緩んだ状態を示す断面図である。
図1に示すように、配管接続構造は、継手本体10、フレア管20及びフレアナット30を備えている。
図2に継手本体10を示す。継手本体10は、基部11に継手部12が固定されて形成されている。継手部12は円筒状の部材である。継手部12と基部11との中心軸に沿って、本体貫通孔13が形成されている。継手部12の外周には、オスねじ部14が形成されている。このオスねじ部14は継手本体10の一端に設けられる。オスねじ部14の反基部11側の端部には、先端面部15が形成されている。先端面部15は、端部に近づくにつれて次第に径が狭まるテーパ状を呈する。
図3にフレア管20を示す。フレア管20は中空円筒状の部材である。フレア管20の一端には、フレア部21が形成されている。フレア部21は、端部に近づくにつれ次第に径が広がるフレア状を呈する。フレア部21は、フレア管20の内周面から続くフレア内面部22と、フレア管20の外周面から続くフレア外面部23とを有する。フレア部21のフレア内面部22は、継手本体10の先端面部15と密着可能な形状に形成されている。
図4にフレアナット30を示す。フレアナット30は、外形が六角柱状を呈する部材である。フレアナット30の内周には、メスねじ部31が形成されている。このメスねじ部31は、継手本体10のオスねじ部14と対応している。すなわち、フレアナット30のメスねじ部31を継手本体10のオスねじ部14に合わせて、継手本体10に対してフレアナット30を回転させることにより、ねじ作用で継手本体10にフレアナット30を締結させることができる。フレアナット30の六角柱状の外形は、継手本体10に対してフレアナット30を回転させる際に、レンチ、スパナ等の工具を用いることができるようにするためのものである。メスねじ部31は、フレアナット30の一端側に寄せて配置されている。
フレアナット30には、主貫通孔32が形成されている。主貫通孔32は、フレアナット30の他端側に設けられている。また、主貫通孔32は、フレアナット30の中心軸に沿って配置されている。主貫通孔32の内径は、フレア管20の外径に合わせて調整されている。すなわち、フレアナット30の主貫通孔32内には、フレア管20のフレア部21以外の部分を挿し通すことが可能になっている。
フレアナット30の内面における、主貫通孔32の外縁からメスねじ部31までの領域には、ナット内面部33が形成されている。ナット内面部33は、主貫通孔32に通されたフレア管20のフレア部21のフレア外面部23と当接可能な形状に形成されている。
フレアナット30には、ナット内面部33とフレアナット30の外側とを貫通する副貫通孔34が形成されている。副貫通孔34は、主貫通孔32の外縁に隣接しつつも、主貫通孔32と別に設けられている。副貫通孔34は主貫通孔32の外縁に隣接して設けられるため、副貫通孔34の2つの開口のうちフレアナット30の外側に設けられる開口は、フレアナット30におけるフレア管20が延びる側に設けられていると言える。
次に、以上のように構成された継手本体10、フレア管20及びフレアナット30を用いて行う冷媒配管同士の接続について説明する。接続される冷媒配管内には冷媒ガスが封入されている。冷媒配管内に封入される冷媒ガスは、可燃性(より正確には微燃性)のガスである。また、この冷媒ガスは空気よりも平均分子量が大きく(空気に対する比重が1よりも大きく)、空気中では重力方向の下方へと沈んでいく性質を持っている。この冷媒として、具体的に例えば、ジフルオロメタン(CH2F2:R32)、テトラフルオロプロパン(CF3CF=CH2:HFO−1234yf)、プロパン(R290)、プロピレン(R1270)、エタン(R170)、ブタン(R600)、イソブタン(R600a)、1.1.1.2−テトラフルオロエタン(C2H2F4:R134a)、ペンタフルオロエタン(C2HF5:R125)、1.3.3.3−テトラフルオロ−1−プロペン(CF3−CH=CHF:HFO−1234ze)等の中から選ばれる1つ以上の冷媒からなる(混合)冷媒を用いることができる。ここでは、冷媒配管内には、冷媒としてR32(ジフルオロメタン:CH2F2)が封入されているとして説明を続ける。
まず、図5に示すように、フレアナット30にフレア管20を通す。この際、フレア管20のフレア部21以外の部分を、フレアナット30の内側から外側へと通す。このようにすることで、フレア管20のフレア部21は、フレアナット30の内側に配置される。
そして、この状態で、継手本体10のオスねじ部14にフレアナット30のメスねじ部31を合わせて、継手本体10に対してフレアナット30を決められた方向(例えば時計回り)に回転させる。すると、オスねじ部14とメスねじ部31のねじ作用により、フレア部21が先端面部15とナット内面部33との間に挟まれた状態で、先端面部15とナット内面部33との間の距離が接近していく。
そして、フレアナット30を継手本体10に対し十分にきつく締めることで、図6に示す状態となる。この図6に示すフレアナット30が継手本体10に締結された状態では、ナット内面部33がフレア外面部23に当接している。そして、ナット内面部33がフレア部21を先端面部15の方へと押し付けることで、フレア内面部22が先端面部15と気密に密着される。また、この状態においては、フレア外面部23が副貫通孔34のナット内面部33の開口を気密に塞いでいる。
継手本体10の反オスねじ部14側の端部には、前述した冷媒が封入された冷媒配管の一方が接続される。また、フレア管20の反フレア部21側の端部には、前述した冷媒が封入された冷媒配管の他方が接続される。
図6に示す継手本体10、フレア管20及びフレアナット30を用いて冷媒配管同士が接続された状態においては、先端面部15とフレア内面部22とが気密に密着されることで、継手本体10の本体貫通孔13とフレア管20とが接続されている。したがって、一方の冷媒配管から継手本体10の本体貫通孔13とフレア管20を経由して他方の冷媒配管までが、一続きに気密に繋がる。このため、一方の冷媒配管から他方の冷媒配管まで、封入された冷媒が継手の接続部分で漏洩することなく流れることが可能である。
このようにして接続されたフレアナット30と継手本体10との締結状態が何らかの事情で緩んでしまった場合について、図7を参照しながら説明する。フレアナット30と継手本体10との締結状態が緩むと、ナット内面部33がフレア部21を先端面部15へと押し付ける力が弱まる。
このため、まず、フレア内面部22と先端面部15との密着性が低下し、本体貫通孔13及びフレア管20の内部を流れる冷媒の圧力により、フレア内面部22と先端面部15との気密が破られる。フレア内面部22と先端面部15との気密が破られると、本体貫通孔13及びフレア管20の内部を流れる冷媒は、フレア内面部22と先端面部15との間に形成された隙間からフレアナット30の内部空間内へと流入する。
また、フレアナット30と継手本体10との締結状態が緩んでナット内面部33がフレア部21を先端面部15へと押し付ける力が弱まると、フレア外面部23により気密に塞がれていた副貫通孔34のナット内面部33の開口が、フレアナット30の内部空間に対して開かれる。すると、フレアナット30の内部空間は、副貫通孔34を通じてフレアナット30の外部と繋がる。
したがって、フレア内面部22と先端面部15との間に形成された隙間からフレアナット30の内部空間内へと流入した冷媒は、副貫通孔34を通ってフレアナット30の外部へと排出される。
このように、不測の事態により継手部分の締結が緩んでしまった場合、冷媒は、フレアナット30と継手本体10との間から継手本体10側へと漏洩するのではなく、必ずフレアナット30の副貫通孔34からフレア管20側へと漏洩することになる。したがって、予期せず継手部分の締結が緩んだとしても、冷媒配管に封入された冷媒が継手部分から漏洩する方向は常に一定であって、その際の漏洩方向を予め知ることができる。
このため、万が一、不測の事態により継手部分の締結が緩み当該継手部分から配管内の冷媒が漏洩した際に、漏洩した冷媒を適切に処理するような対策、すなわち、漏洩した冷媒がより滞留しにくく、あるいは、より拡散しやすくするような対策を予め講じることが容易にできる。
具体的に、前述したような空気より平均分子量が大きい冷媒が封入された冷媒配管同士を接続している場合を考える。この場合、配管内の冷媒は空気中では重力方向の下方へと沈んでいく性質を持っている。したがって、冷媒ガスが継手部分から漏洩した場合、漏洩した冷媒ガスは床面上を這うように流れていく。そして、特に、漏洩箇所が鉛直下方寄りにあって床面に近い場合、あるいは、漏洩箇所からの冷媒の噴出方向が鉛直下方向きである場合には、漏洩した冷媒は、床面上に下から上に向かって徐々に堆積しながら濃化していく。
そこで、冷媒配管が水平方向にわたされている場合、図6に示すように、フレアナット30が継手本体10に締結された状態で、副貫通孔34がフレアナット30の中心軸から見て重力方向の上側に配置されるようにする。フレアナット30が緩んだ場合、この緩みがわずかであれば継手本体10に対するフレアナット30の回転量もわずかであると考えられる。
したがって、フレアナット30が緩んだ場合にも、副貫通孔34は、フレアナット30の中心軸から見て概ね重力方向の上側に配置されていると考えてよい(なお、図7においては、説明の便宜上、継手本体10に対するフレアナット30の緩みの度合いを誇張して図示している)。このため、漏洩した冷媒が外部に噴出する位置、すなわち、副貫通孔34をなるべく鉛直方向の上方側に配置し、漏洩箇所を床面からより遠ざけることが可能である。
さらに、この場合、漏洩箇所(副貫通孔34)の鉛直下方にはフレア管20がある。このため、副貫通孔34から漏洩した冷媒が直接に鉛直下方へと流れることをフレア管20により阻害することができる。したがって、予期せずフレアナット30が緩んで冷媒が漏洩したとしても、漏洩した冷媒がより滞留しにくく、より拡散しやすくすることができる。
また、冷媒配管が鉛直方向にわたされている場合、図示は省略するが、継手本体10が鉛直下方側に、フレア管20が鉛直上方側にそれぞれ配置されるように継手本体10、フレア管20及びフレアナット30の向きを決定するとよい。このようにすることで、万が一フレアナット30が緩んだ場合であっても、配管から漏洩した冷媒は副貫通孔34からフレア管20側すなわち鉛直上方へと噴き出すことになる。
このため、予期せずフレアナット30が緩んで冷媒が漏洩したとしても、漏洩した冷媒を副貫通孔34から鉛直上方へと噴き出させることにより、漏洩した冷媒がより滞留しにくく、より拡散しやすくすることができる。
以上のように構成された配管接続構造は、空気より平均分子量が大きい冷媒が封入された冷媒配管同士を接続する配管接続構造であって、一端に冷媒配管の一方が接続され、他端にオスねじ部14が形成され、このオスねじ部14の先端にテーパ状の先端面部15が形成された継手本体10と、一端に冷媒配管の他方が接続され、他端にフレア状のフレア部21が形成され、このフレア部21のフレア内面部22が先端面部15と密着可能なフレア管20と、オスねじ部14に対応したメスねじ部31、フレア管20が通される主貫通孔32及びこの主貫通孔32に通されたフレア管20のフレア部21のフレア外面部23と当接可能なナット内面部33が形成されたフレアナット30と、を備えている。
そして、フレアナット30には、ナット内面部33とフレアナット30の外側とを貫通する副貫通孔34が主貫通孔32とは別に形成されている。また、主貫通孔32の内径は、フレア管20の外径に合わせて調整されている。そして、フレアナット30が継手本体10に締結された状態で、ナット内面部33がフレア外面部23を押圧することでフレア内面部22が先端面部15と気密に密着されるとともに、フレア外面部23が副貫通孔34のナット内面部33の開口を気密に塞ぐものである。
このため、十分に締結された状態では継手部分における気密性を適切に保つことができるとともに、何らかの原因により継手部分の締結が緩んだとしても、冷媒配管に封入された冷媒が継手部分から漏洩する方向を一定に制御することができ、その際の漏洩方向を予め知ることが可能である。
また、したがって、特に冷媒配管内空気より平均分子量が大きい冷媒が封入されている場合に、緩んだ継手部分から漏洩した冷媒がより滞留しにくく、あるいは、より拡散しやすくするような対策を予め講じることが容易にでき、漏洩した冷媒の濃度が一定以上となる領域が形成されてしまう可能性を低減することが可能である。
実施の形態2.
図8は、この発明の実施の形態2に係るもので、配管接続構造の全体構成を示す断面図、正面図及び上面図である。
この図8に示すように、ここで説明する実施の形態2においては、フレアナット30の外側面に副貫通孔位置表示35が設けられている。この副貫通孔位置表示35は、フレアナット30における副貫通孔34が形成された位置を示すものである。
ここでは、副貫通孔位置表示35は矢印型である。副貫通孔位置表示35は、フレアナット30の中心軸から見て副貫通孔34が設けられた側のフレアナット30の外側面に配置されている。そして、副貫通孔位置表示35の矢印は、副貫通孔34のフレアナット30外側の開口のある向きを示している。
なお、他の構成については実施の形態1と同様であって、その詳細説明は省略する。
実施の形態1で説明したように、例えば、冷媒配管が水平方向にわたされている場合、フレアナット30が継手本体10に締結された状態で、副貫通孔34がフレアナット30の中心軸から見て重力方向の上側に配置されるようにすることが、不測の事態により継手部分の締結が緩み当該継手部分から配管内の冷媒が漏洩した際に、漏洩した冷媒がより滞留しにくく、あるいは、より拡散しやすくするような対策として非常に有効である。
また、例えば、冷媒配管が鉛直方向にわたされている場合、継手本体10が鉛直下方に、フレア管20が鉛直上方にそれぞれ配置されるようにすることが、不測の事態により継手部分の締結が緩み当該継手部分から配管内の冷媒が漏洩した際に、漏洩した冷媒がより滞留しにくく、あるいは、より拡散しやすくするような対策として非常に有効である。
この実施の形態2の構成によれば、作業者は、フレアナット30の外側面に設けられた副貫通孔位置表示35を確認することで、フレアナット30における副貫通孔34の位置及びその向きを容易に知ることができる。したがって、フレアナット30を継手本体10に締結する際に副貫通孔34が所望の位置にくるように容易に調整することができ、前述したような対策を確実に講じることができ、かつ、その際の作業性を良好なものとすることができる。
実施の形態3.
図9は、この発明の実施の形態3に係るもので、配管接続構造の全体構成を示す断面図、正面図及び上面図である。
この図9に示すように、ここで説明する実施の形態3においては、フレアナット30の外側面にナット向き表示36が設けられている。このナット向き表示36は、フレアナット30が継手本体10に締結された状態で、副貫通孔34がフレアナット30の中心軸から見て重力方向の上側に配置されるようにするためのフレアナット30の向きを示すものである。
ここでは、ナット向き表示36は矢印型である。ナット向き表示36は、フレアナット30の中心軸から見て、副貫通孔34が設けられた側に対して概ね90度の位置となるフレアナット30の外側面に配置されている。そして、ナット向き表示36の矢印は、矢尻の先端側がフレアナット30の中心軸から見て副貫通孔34が設けられた側とは反対側を向いている。
また、ここでは、フレアナット30にナット向き表示36を設けるだけでなく、継手本体10にも、本体向き表示16を設けている。この本体向き表示16は、継手本体10の外側面に設けられている。ここでは、本体向き表示16もナット向き表示36と同じく矢印型である。本体向き表示16は、継手本体10が設置される際に本体向き表示16の矢印が重力方向と同方向(すなわち鉛直下方)に向くように調整される。
なお、他の構成については実施の形態1と同様であって、その詳細説明は省略する。
実施の形態1で説明したように、冷媒配管が水平方向にわたされている場合、フレアナット30が継手本体10に締結された状態で、副貫通孔34がフレアナット30の中心軸から見て重力方向の上側に配置されるようにすることが、不測の事態により継手部分の締結が緩み当該継手部分から配管内の冷媒が漏洩した際に、漏洩した冷媒がより滞留しにくく、あるいは、より拡散しやすくするような対策として非常に有効である。
この実施の形態3の構成によれば、フレアナット30を継手本体10に締結する際に、作業者は、フレアナット30の外側面に設けられたナット向き表示36が鉛直下方(重力方向と同方向)を向くように調整することで、副貫通孔34がフレアナット30の中心軸から見て重力方向の上側に配置されるように容易に調整することができる。したがって、前述したような対策を確実に講じることができ、かつ、その際の作業性を良好なものとすることができる。
なお、この際に、本体向き表示16がある場合には、フレアナット30のナット向き表示36が示す向きと継手本体10の本体向き表示16が示す向きとを一致させるようにすることで、さらに容易に副貫通孔34を所望の位置に調整することができる。ただし、本体向き表示16は必ずしも設けなくとも前述したような一定の効果を得ることは可能である。
また、この実施の形態3のナット向き表示36及び本体向き表示16を設ける構成は、前述した実施の形態2の副貫通孔位置表示35を設ける構成と、併せて用いることも可能である。
実施の形態4.
図10は、この発明の実施の形態4に係るもので、配管接続構造の全体構成を示す断面図、正面図及び上面図である。
この図10に示すように、ここで説明する実施の形態4においては、継手本体10の外側面に本体側締結位置表示17が設けられるとともに、フレアナット30の外側面にナット側締結位置表示37が設けられている。ここでは、本体側締結位置表示17は、フレアナット30が取り付けられる側を向いた矢印型である。また、ナット側締結位置表示37は、継手本体10側に開いた側が向いたE字状のマークである。
ナット側締結位置表示37は、フレアナット30が継手本体10に締結された状態で、本体側締結位置表示17と対向する位置に配置されている。すなわち、フレアナット30が継手本体10に締結された状態で、ナット側締結位置表示37のE字状の中央の横線が丁度本体側締結位置表示17の矢印の先端と合わさるようになっている。
ここで、「フレアナット30が継手本体10に締結された状態」とは、フレアナット30のメスねじ部31が継手本体10のオスねじ部14に十分に締結され、ナット内面部33がフレア外面部23を押圧することでフレア内面部22が先端面部15と気密に密着されるとともに、フレア外面部23が副貫通孔34のナット内面部33の開口を気密に塞いでいる状態を指している。
なお、他の構成については実施の形態1と同様であって、その詳細説明は省略する。
この実施の形態4の構成によれば、フレアナット30を継手本体10に締結する際に、作業者は、本体側締結位置表示17とナット側締結位置表示37とを確認することで、常に一定の締結状態とすることができる。したがって、継手部分における気密状態を適切に保つことが可能である。
さらに、常に一定の締結状態であるということは、フレアナット30の副貫通孔34も、継手本体10に対して常に同じ相対位置にあるということでもある。したがって、例えば、冷媒配管が水平方向にわたされている場合、フレアナット30が継手本体10に締結された状態で、副貫通孔34がフレアナット30の中心軸から見て重力方向の上側に確実に配置されるようにすることができる。
すなわち、不測の事態により継手部分の締結が緩み当該継手部分から配管内の冷媒が漏洩した際に、漏洩した冷媒がより滞留しにくく、あるいは、より拡散しやすくするために、継手本体10フレア管20及びフレアナット30の位置関係を前述したように調整するという対策を確実に講じることができ、かつ、その際の作業性を良好なものとすることができる。
なお、この実施の形態4の本体側締結位置表示17及びナット側締結位置表示37を設ける構成は、前述した実施の形態3のナット向き表示36(及び本体向き表示16)を設ける構成と、併せて用いることも可能である。
また、本体側締結位置表示17及びナット側締結位置表示37を、副貫通孔34が形成された位置に対応して配置することで、実施の形態2の副貫通孔位置表示35の機能を、特にナット側締結位置表示に兼ね備えさせることが可能である。
10 継手本体、 11 基部、 12 継手部、 13 本体貫通孔、 14 オスねじ部、 15 先端面部、 16 本体向き表示、 17 本体側締結位置表示、 20 フレア管、 21 フレア部、 22 フレア内面部、 23 フレア外面部、 30 フレアナット、 31 メスねじ部、 32 主貫通孔、 33 ナット内面部、 34 副貫通孔、 35 副貫通孔位置表示、 36 ナット向き表示、 37 ナット側締結位置表示

Claims (5)

  1. 空気より平均分子量が大きい冷媒が封入された冷媒配管同士を接続する配管接続構造であって、
    一端に前記冷媒配管の一方が接続され、他端にオスねじ部が形成され、前記オスねじ部の先端にテーパ状の先端面部が形成された継手本体と、
    一端に前記冷媒配管の他方が接続され、他端にフレア状のフレア部が形成され、前記フレア部のフレア内面部が前記先端面部と密着可能なフレア管と、
    前記オスねじ部に対応したメスねじ部、前記フレア管が通される主貫通孔及び前記主貫通孔に通された前記フレア管の前記フレア部のフレア外面部と当接可能なナット内面部が形成されたフレアナットと、を備え、
    前記フレアナットには、前記ナット内面部と前記フレアナットの外側とを貫通する副貫通孔が前記主貫通孔とは別に形成され、
    前記主貫通孔の内径は、前記フレア管の外径に合わせて調整され、
    前記フレアナットが前記継手本体に締結された状態で、前記ナット内面部が前記フレア外面部を押圧することで前記フレア内面部が前記先端面部と気密に密着されるとともに、前記フレア外面部が前記副貫通孔の前記ナット内面部の開口を気密に塞ぐ配管接続構造。
  2. 前記フレアナットの外側面に設けられ、前記フレアナットが前記継手本体に締結された状態で、前記副貫通孔が前記フレアナットの中心軸から見て重力方向の上側に配置されるようにするための前記フレアナットの向きを示す方向表示を備えた請求項1に記載の配管接続構造。
  3. 前記フレアナットの外側面に設けられ、前記副貫通孔が形成された位置を示す位置表示を備えた請求項1又は請求項2に記載の配管接続構造。
  4. 前記継手本体の外側面に設けられた本体側締結位置表示と、
    前記フレアナットの外側面に設けられ、前記フレアナットが前記継手本体に締結された状態で、前記本体側締結位置表示と対向する位置に配置されたナット側締結位置表示と、を備えた請求項1又は請求項2に記載の配管接続構造。
  5. 前記本体側締結位置表示及び前記ナット側締結位置表示は、前記副貫通孔が形成された位置に対応して配置される請求項4に記載の配管接続構造。
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