JP6096894B2 - 回転機 - Google Patents

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Description

本発明は、モータ又は発電機のような回転機に関する。
モータ又は発電機のような回転機が備えるステータに関する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、モールドモータが開示されている。このモールドモータでは、ステータ鉄心及びコイルエンドがモールド材で封止される。このモールドモータは、リード線口出部に分割式ブッシングを有する。分割式ブッシングは、リード線貫通穴を形成する。リード線貫通穴は、モールド成形時の口出リード線部から樹脂の漏れを防止するため、ブッシング組立状態においてリード線外径に対し成形温度時に所望の締め代となる。
特許文献2には、モールドモータが開示されている。このモールドモータにおいて、固定子は、絶縁層にコイルを巻回して形成される。絶縁層は、鋼板を積層した固定子鉄心にプレモールドを施すことにより形成される。固定子の出力側の面には、ドーナツ状のプリント配線基板よりなる配線基板が設けられる。配線基板からリード線が延びる。このリード線を外部に引き出すためのブッシングが設けられる。配線基板と固定子とブッシングをモールド樹脂によって一体成形し、フレームが形成される。ブッシングは弾性体である。ブッシングにおけるリード線が貫通するための貫通孔は、リード線の直径より大きく形成される。貫通孔の内周からリード線を押圧する突部が形成される。特許文献2には、別の構成として、合成樹脂製のブッシングを備えるモールドモータが開示されている。このブッシングには、フレームの内側の部分にあるリード線の口出し部分に防水部材が取り付けられる。防水部材はゴム等の弾性部材よりなる。このブッシングと防水部材を貫通するように貫通孔が設けられる。貫通孔にはリード線が配される。防水部材はブッシングの内部に取り付けられる。モールド成形は、ブッシングと防水部材を取り付けた後に行われる。
特許文献3には、回転電機のステータが開示されている。このステータでは、引出線と動力線は、応力吸収可能な中間バスバーを介して電気的に接続される。引出線と中間バスバーの接続部において、引出線と中間バスバーは、この中間バスバーをインサートした樹脂部材で囲われる。引出線の先端と中間バスバーの先端は溶接される。
特開平6−327177号公報 特開2009−112067号公報 特開2013−62901号公報
回転機のステータでは、コイルの電源側の端部から連続する導線と、電源に接続される動力線(リード線)の接続に結線用部材が用いられる。結線用部材としては、バスバーが例示される。このような結線用部材は、例えば、積層方向においてステータコアの一方側の端面の上方で、コイルのコイルエンド部の近傍に設けられる。積層方向は、ステータコアにおいて鋼板が積層される方向である。ステータが樹脂モールドされる場合、結線用部材は、ステータコアに形成されたコイルと共に、樹脂モールドにより形成されるモールド部によって覆われる。そのため、モールド部は、結線用部材が設けられるステータコアの端面の側において、積層方向の高さが結線用部材を覆うことができる寸法とされる。
本発明は、小型化可能な構造の樹脂モールドされたステータを備える回転機を提供することを目的とする。
本発明の一側面は、ロータと、樹脂モールドされたステータと、を備え、前記ステータは、鋼板を積層して形成されたステータコアと、前記ステータコアに形成されたティースに導線を巻回して形成されたコイルと、前記ステータコアに形成された前記コイルを覆うモールド部と、前記コイルの電源側の端部から連続する前記コイルを形成する導線によって形成された引出線と、前記引出線が通される貫通した挿通孔が形成されたブッシュと、前記モールド部によって支持され、前記ブッシュが嵌め込まれる前記モールド部の外部に繋がる貫通した取付孔が形成されたブッシュ支持枠と、を備え、前記コイルには、並列に接続される2以上の所定数のU相のコイルと、並列に接続される前記所定数のV相のコイルと、並列に接続される前記所定数のW相のコイルと、が含まれ、前記引出線には、前記所定数の前記U相のコイルの各端部から連続する前記U相のコイルを形成する導線によって形成された、前記所定数の前記U相の引出線と、前記所定数の前記V相のコイルの各端部から連続する前記V相のコイルを形成する導線によって形成された、前記所定数の前記V相の引出線と、前記所定数の前記W相のコイルの各端部から連続する前記W相のコイルを形成する導線によって形成された、前記所定数の前記W相の引出線と、が含まれ、前記ブッシュには、前記所定数の前記U相の引出線が通される前記挿通孔としての第一挿通孔と、前記所定数の前記V相の引出線が通される前記挿通孔としての第二挿通孔と、前記所定数の前記W相の引出線が通される前記挿通孔としての第三挿通孔と、が形成され、前記所定数の前記U相の引出線は、前記第一挿通孔に通され且つ前記ブッシュが前記取付孔に嵌め込まれた状態で、前記取付孔から前記モールド部の外部に引き出され、前記モールド部の外部に引き出された前記所定数の前記U相の引出線の各部分が、前記所定数の前記U相のコイルを並列に接続する状態とされ、前記所定数の前記V相の引出線は、前記第二挿通孔に通され且つ前記ブッシュが前記取付孔に嵌め込まれた状態で、前記取付孔から前記モールド部の外部に引き出され、前記モールド部の外部に引き出された前記所定数の前記V相の引出線の各部分が、前記所定数の前記V相のコイルを並列に接続する状態とされ、前記所定数の前記W相の引出線は、前記第三挿通孔に通され且つ前記ブッシュが前記取付孔に嵌め込まれた状態で、前記取付孔から前記モールド部の外部に引き出され、前記モールド部の外部に引き出された前記所定数の前記W相の引出線の各部分が、前記所定数の前記W相のコイルを並列に接続する状態とされる、回転機である。
これによれば、モールド部によって覆われる部分において、引出線の結線が不要となる。引出線が取付孔からモールド部の外部に直接引き出される。引出線をU相、V相及びW相毎にモールド部の外部に引き出すことができる。そのため、バスバーといった結線用部材が不要となる。積層方向においてステータを小型化することが可能となる。モールド部の外部に引き出された引出線を、電力供給用の動力線とすることができる。ブッシュをブッシュ支持枠に形成された取付孔に嵌め込むことで、モールド部を形成する際の樹脂モールドにおける樹脂漏れを抑制することができる。上記において、「U相」、「V相」及び「W相」は、三相交流における各相を区別する識別子である。
この回転機は、次のようにしてもよい。前記ブッシュには、前記第一挿通孔が形成された第一ブッシュと、前記第二挿通孔が形成された第二ブッシュと、前記第三挿通孔が形成された第三ブッシュと、が含まれ、前記ブッシュ支持枠には、前記第一ブッシュが嵌め込まれる前記取付孔としての第一取付孔と、前記第二ブッシュが嵌め込まれる前記取付孔としての第二取付孔と、前記第三ブッシュが嵌め込まれる前記取付孔としての第三取付孔と、が形成され、前記所定数の前記U相の引出線は、前記第一挿通孔に通され且つ前記第一ブッシュが前記第一取付孔に嵌め込まれた状態で、前記第一取付孔から前記モールド部の外部に引き出され、前記所定数の前記V相の引出線は、前記第二挿通孔に通され且つ前記第二ブッシュが前記第二取付孔に嵌め込まれた状態で、前記第二取付孔から前記モールド部の外部に引き出され、前記所定数の前記W相の引出線は、前記第三挿通孔に通され且つ前記第三ブッシュが前記第三取付孔に嵌め込まれた状態で、前記第三取付孔から前記モールド部の外部に引き出される、ようにしてもよい。
これによれば、引出線をU相、V相及びW相毎にモールド部の外部に引き出すことができる
記ブッシュには、前記所定数の前記U相の引出線がそれぞれ通される前記所定数の前記第一挿通孔が形成された前記第一ブッシュと、前記所定数の前記V相の引出線がそれぞれ通される前記所定数の前記第二挿通孔が形成された前記第二ブッシュと、前記所定数の前記W相の引出線がそれぞれ通される前記所定数の前記第三挿通孔が形成された前記第三ブッシュと、が含まれ、前記所定数の前記U相の引出線は、前記所定数の前記第一挿通孔にそれぞれ通され且つ前記第一ブッシュが前記第一取付孔に嵌め込まれた状態で、前記第一取付孔から前記モールド部の外部に引き出され、前記所定数の前記V相の引出線は、前記所定数の前記第二挿通孔にそれぞれ通され且つ前記第二ブッシュが前記第二取付孔に嵌め込まれた状態で、前記第二取付孔から前記モールド部の外部に引き出され、前記所定数の前記W相の引出線は、前記所定数の前記第三挿通孔にそれぞれ通され且つ前記第三ブッシュが前記第三取付孔に嵌め込まれた状態で、前記第三取付孔から前記モールド部の外部に引き出される、ようにしてもよい。これによれば、同一相の複数の引出線を個々にモールド部の外部に引き出すことができる。
前記ブッシュは、前記ブッシュの外周面に前記ブッシュの径方向に突出した環状の圧入部を備え、前記ブッシュが前記取付孔に嵌め込まれた状態で前記圧入部が配置される位置における前記取付孔の内径は、前記圧入部の外径より小さく設定される、ようにしてもよい。これによれば、ブッシュの取付孔への嵌め込みを圧入状態とすることができる。ブッシュは径方向に圧縮される。これに伴い、ブッシュに形成された挿通孔は、径方向に圧縮変形する。挿通孔の内周面を引出線の外周面に押圧させることができる。挿通孔の内周面と引出線の外周面を、より密着した状態とすることができる。
本発明によれば、小型化可能な構造の樹脂モールドされたステータを備える回転機を得ることができる。
回転機の概略構成を一部を省略して示す平面図である。 ステータの概略構成を示す斜視図である。 結線図の一例である。 ブッシュの概略構成を示す斜視図である。 図4のE−E線断面図である。 ブッシュ支持枠の概略構成を示す斜視図である。 取付孔の位置における貫通方向に沿ったブッシュ支持枠の断面図である。 挿通孔及び取付孔の位置における貫通方向に沿ったステータの部分断面図である。図6及び図7のブッシュに基づいた引出口部を備えるステータの概略構成を示す。 ブッシュの概略構成の他の例を示す斜視図である。 図9のF−F線断面図である。 挿通孔及び取付孔の位置における貫通方向に沿ったステータの部分断面図である。図9及び図10のブッシュに基づいた引出口部を備えるステータの概略構成を示す。 ブッシュの概略構成の更に他の例を示す斜視図である。 ブッシュの概略構成の更にまた他の例を示す斜視図である。
本発明を実施するための実施形態について、図面を用いて説明する。本発明は、以下に記載の構成に限定されるものではなく、同一の技術的思想において種々の構成を採用することができる。例えば、以下に示す構成の一部は、省略し又は他の構成等に置換してもよい。他の構成を含むようにしてもよい。
<回転機>
回転機20は、例えば、モータ又は発電機である。モータ又は発電機のような回転機20は、各種の製品に搭載される。例えば、回転機20は、電動車両に搭載される。電動車両としては、電気自動車、電動自転車、電動車椅子、電動カート又は電動配膳車が例示される。電気自動車は、ハイブリッド自動車を含む。回転機20がモータである場合、回転機20は、例えば、電動車両を移動させるための動力源として利用される。回転機20は、図1に示すように、ロータ22と、ステータ30を備える。
ロータ22は、ロータコア23と、複数の永久磁石と、シャフト24を備える。図1では、永久磁石の図示は省略されている。ロータコア23は、例えば、プレス機によって電磁鋼板を打ち抜きつつ積層して形成される。ロータコア23には、複数の永久磁石が装着される。例えば、複数の永久磁石は、ロータコア23に形成された永久磁石の数に対応する複数の空間にそれぞれ収納される。回転機20がモータである場合、このようなロータ22を備えるモータは、IPM(Interior Permanent Magnet)モータと称される。複数の永久磁石は、ロータコア23の外周面に装着されるようにしてもよい。このようなロータ22を備えるモータは、SPM(Surface Permanent Magnet)モータと称される。
シャフト24は、ロータコア23の中心部に形成された貫通孔に固定される。シャフト24には、ロータコア23の両側に軸受が取り付けられる。軸受は、ステータ30に設けられた支持部に支持される。図1では、軸受と支持部の図示は省略されている。シャフト24は、回転軸となる。ロータ22は、シャフト24を中心として回転する。ロータ22は、公知のモータ又は発電機が備えるロータと同様である。従って、ロータ22に関するこの他の説明は省略する。
ステータ30は、図1及び図2に示すように、ステータコア31と、複数のコイル50と、引出口部80と、モールド部100を備える。図1では、引出口部80とモールド部100の図示は省略されている。ステータコア31は、図1に示すように、ヨーク34と、複数のティース35を備える。図1に示す例では、ステータコア31は、12個のティース35を備える。ステータコア31において、12個のティース35は、等角度間隔でヨーク34からロータ22(シャフト24)の側にそれぞれ突出して形成される。
12個のティース35を備えるステータコア31には、12個のスロット36が形成される。スロット36は、隣り合うティース35の間に形成された空間である。ステータ30のスロット数は、要求される性能等の諸条件を考慮して適宜設定される。ステータコア31は、プレス機によって電磁鋼板を打ち抜きつつ積層して形成される。実施形態では、ティース35の数が12個で、スロット数が12であるステータコア31を例に説明する。ステータコア31を形成するに際し、電磁鋼板が積層される方向を「積層方向」という。積層方向は、ロータコア23において電磁鋼板が積層される方向に一致する。積層方向の一方側を「第一側」という。積層方向の他方側を「第二側」という。積層方向におけるステータコア31の両端面に関し、積層方向の第一側となるステータコア31の端面を「第一端面32」といい、積層方向の第二側となるステータコア31の端面を「第二端面」という。第二端面は、積層方向において第一端面32の反対側となるステータコア31の端面である。第二端面は、不図示とされている。
コイル50は、ティース35に導線を巻回して形成される。例えば、コイル50は、ティース35に導線を集中巻きして形成される(図1参照)。コイル50は、所定の巻線機によって形成される。コイル50の形成に際し、ステータコア31は、所定の領域が絶縁部56によって被覆される(図1参照)。この所定の領域には、第一端面32と第二端面における所定の各部分とスロット36の側面が含まれる。絶縁部56によれば、ステータコア31とコイル50の電気的な絶縁を確保することができる。12個のティース35を備えるステータコア31では、ステータ30におけるコイル50の総数は12個である(図1参照)。ステータコア31へのコイル50の形成には、公知の巻線技術を採用することができる。従って、これに関するこの他の説明は省略する。
12個のコイル50は、図3に示すように、三相交流に対応した各相のコイル50に分類される。実施形態では、三相交流における第一相を「U相」という。三相交流における第二相を「V相」という。三相交流における第三相を「W相」という。12個のコイル50のうちの所定の4個のコイル50は、U相のコイル51U,52U,53U,54Uを形成する。12個のコイル50のうちの他の4個のコイル50は、V相のコイル51V,52V,53V,54Vを形成する。12個のコイル50のうちの更に他の4個のコイル50は、W相のコイル51W,52W,53W,54Wを形成する。ステータ30において各相のコイル50は、ロータ22のシャフト24を中心とする周方向に、例えば、U相、V相、W相、U相・・・の順で設けられる。図1でシャフト24の近傍に示す両矢の矢印は、前述した周方向を示す。実施形態では、コイル51U,52U,53U,54Uと、コイル51V,52V,53V,54Vと、コイル51W,52W,53W,54Wを区別せず、又は、これらを総称する場合、「コイル50」という。
コイル51U,52U,53U,54Uと、コイル51V,52V,53V,54Vと、コイル51W,52W,53W,54Wは、図3に示すように、スター結線される。コイル51U,52U,53U,54Uは、並列に接続される。コイル51V,52V,53V,54Vは、並列に接続される。コイル51W,52W,53W,54Wは、並列に接続される。
コイル51Uの巻き初め側及び巻き終わり側では、コイル51Uを形成する導線が引き出される。引き出された各導線は、2本の引出線61U,71Uをそれぞれ形成する。コイル52Uの巻き初め側及び巻き終わり側では、コイル52Uを形成する導線が引き出される。引き出された各導線は、2本の引出線62U,72Uをそれぞれ形成する。コイル53Uの巻き初め側及び巻き終わり側では、コイル53Uを形成する導線が引き出される。引き出された各導線は、2本の引出線63U,73Uをそれぞれ形成する。コイル54Uの巻き初め側及び巻き終わり側では、コイル54Uを形成する導線が引き出される。引き出された各導線は、2本の引出線64U,74Uをそれぞれ形成する。コイル51U,52U,53U,54Uの巻き初め側又は巻き終わり側の一方に形成される引出線61U,62U,63U,64Uは、コイル51U,52U,53U,54Uのそれぞれにおいて、電源側となる引出線である。コイル51U,52U,53U,54Uの巻き初め側又は巻き終わり側の他方に形成される引出線71U,72U,73U,74Uは、コイル51U,52U,53U,54Uのそれぞれにおいて、中性点Nの側となる引出線である。
コイル51Vの巻き初め側及び巻き終わり側では、コイル51Vを形成する導線が引き出される。引き出された各導線は、2本の引出線61V,71Vをそれぞれ形成する。コイル52Vの巻き初め側及び巻き終わり側では、コイル52Vを形成する導線が引き出される。引き出された各導線は、2本の引出線62V,72Vをそれぞれ形成する。コイル53Vの巻き初め側及び巻き終わり側では、コイル53Vを形成する導線が引き出される。引き出された各導線は、2本の引出線63V,73Vをそれぞれ形成する。コイル54Vの巻き初め側及び巻き終わり側では、コイル54Vを形成する導線が引き出される。引き出された各導線は、2本の引出線64V,74Vをそれぞれ形成する。コイル51V,52V,53V,54Vの巻き初め側又は巻き終わり側の一方に形成される引出線61V,62V,63V,64Vは、コイル51V,52V,53V,54Vのそれぞれにおいて、電源側となる引出線である。コイル51V,52V,53V,54Vの巻き初め側又は巻き終わり側の他方に形成される引出線71V,72V,73V,74Vは、コイル51V,52V,53V,54Vのそれぞれにおいて、中性点Nの側となる引出線である。
コイル51Wの巻き初め側及び巻き終わり側では、コイル51Wを形成する導線が引き出される。引き出された各導線は、2本の引出線61W,71Wをそれぞれ形成する。コイル52Wの巻き初め側及び巻き終わり側では、コイル52Wを形成する導線が引き出される。引き出された各導線は、2本の引出線62W,72Wをそれぞれ形成する。コイル53Wの巻き初め側及び巻き終わり側では、コイル53Wを形成する導線が引き出される。引き出された各導線は、2本の引出線63W,73Wをそれぞれ形成する。コイル54Wの巻き初め側及び巻き終わり側では、コイル54Wを形成する導線が引き出される。引き出された各導線は、2本の引出線64W,74Wをそれぞれ形成する。コイル51W,52W,53W,54Wの巻き初め側又は巻き終わり側の一方に形成される引出線61W,62W,63W,64Wは、コイル51W,52W,53W,54Wのそれぞれにおいて、電源側となる引出線である。コイル51W,52W,53W,54Wの巻き初め側又は巻き終わり側の他方に形成される引出線71W,72W,73W,74Wは、コイル51W,52W,53W,54Wのそれぞれにおいて、中性点Nの側となる引出線である。
U相の引出線71U,72U,73U,74Uと、V相の引出線71V,72V,73V,74Vと、W相の引出線71W,72W,73W,74Wは、コイル50と反対側の端部でそれぞれ接続される。これにより、中性点Nが形成される(図3参照)。図1では、上述した各引出線の図示は省略されている。実施形態では、引出線61U,62U,63U,64Uと、引出線61V,62V,63V,64Vと、引出線61W,62W,63W,64Wを区別せず、又は、これらを総称する場合、「引出線61,62,63,64」という。
引出口部80は、第一ブッシュ81Uと、第二ブッシュ81Vと、第三ブッシュ81Wと、ブッシュ支持枠90により形成される。第一ブッシュ81Uには、4個の第一挿通孔82Uが形成される(図4参照)。4個の第一挿通孔82Uは、引出線61U,62U,63U,64Uがそれぞれ通される貫通した貫通孔である(図5参照)。第二ブッシュ81Vには、4個の第二挿通孔82Vが形成される(図4参照)。4個の第二挿通孔82Vは、引出線61V,62V,63V,64Vがそれぞれ通される貫通した貫通孔である(図5参照)。第三ブッシュ81Wには、4個の第三挿通孔82Wが形成される(図4参照)。4個の第三挿通孔82Wは、引出線61W,62W,63W,64Wがそれぞれ通される貫通した貫通孔である(図5参照)。
実施形態において、第一ブッシュ81Uと第二ブッシュ81Vと第三ブッシュ81Wは、同一の形状を有し、同一の素材により形成された同一の部材である。従って、第一挿通孔82Uと第二挿通孔82Vと第三挿通孔82Wは、同一形状の貫通孔である。第一ブッシュ81Uにおける第一挿通孔82Uの配置と、第二ブッシュ81Vにおける第二挿通孔82Vの配置と、第三ブッシュ81Wにおける第三挿通孔82Wの配置も同一である。実施形態では、第一ブッシュ81Uと第二ブッシュ81Vと第三ブッシュ81Wを区別せず、又は、これらを総称する場合、「ブッシュ81」という。第一挿通孔82Uと第二挿通孔82Vと第三挿通孔82Wを区別せず、又は、これらを総称する場合、「挿通孔82」という。
ブッシュ81は、例えば、ゴムのような弾性を有する弾性部材により形成される。挿通孔82の内周面には、内周リブ83が形成される。内周リブ83は、例えば、図5に示すように、貫通方向に所定の等間隔で複数形成される。貫通方向は、挿通孔82が延在する方向である。挿通孔82の内径に関し、内周リブ83の部分の内径D1は、引出線61,62,63,64の外径D0(図8参照)より小さく設定される(内径D1<外径D0)。一方、内周リブ83が形成されていない部分の内径D2は、引出線61,62,63,64の外径D0より大きく設定(内径D2>外径D0)される。内径D1,D2の関係は、「内径D1<内径D2」となる。内径D1又は内径D2の何れかは、外径D0と同一となるように設定してもよい。引出線61,62,63,64の外径D0は、コイル50を形成する導線の外径でもある。図8では、図2に示す状態に対応させ引出線61,63が図示されている。図8では、コイル50等の一部の構成の図示は省略されている。
ブッシュ81は、図4及び図5に示すように、外径D4の鍔部84と、外径D5の胴部85が貫通方向に連続した一体形状を有する。貫通方向における胴部85の所定の領域には、外径D6の外周リブ86が形成される。鍔部84と胴部85と外周リブ86の外径D4,D5,D6の関係は、「外径D4>外径D6>外径D5」に設定される。引出線61,62,63,64は、鍔部84の側から4個の挿通孔82にそれぞれ挿入され、胴部85の側へ通過する。実施形態では、引出線61,62,63,64が挿入される貫通方向の一方側を「入側」という。この入側と反対側となる貫通方向の他方側を「出側」という。
ブッシュ支持枠90は、一部がモールド部100に覆われた状態で設けられ、モールド部100に支持される。ブッシュ支持枠90がモールド部100に支持されることで、引出口部80の全体がモールド部100に支持される(図2及び図8参照)。ブッシュ支持枠90は、例えば、樹脂成形により形成された樹脂成形体である。ブッシュ支持枠90には、図6に示すように、第一取付孔91Uと、第二取付孔91Vと、第三取付孔91Wが形成される。第一取付孔91Uには、第一ブッシュ81Uが嵌め込まれる。第二取付孔91Vには、第二ブッシュ81Vが嵌め込まれる。第三取付孔91Wには、第三ブッシュ81Wが嵌め込まれる。第一ブッシュ81Uと第二ブッシュ81Vと第三ブッシュ81Wのそれぞれは、第一取付孔91Uと第二取付孔91Vと第三取付孔91Wに対し、貫通方向の入側から出側に向けて嵌め込まれる。
第一取付孔91Uと第二取付孔91Vと第三取付孔91Wは、第一ブッシュ81Uと第二ブッシュ81Vと第三ブッシュ81Wがそれぞれ嵌め込まれる貫通方向に貫通した同一形状の貫通孔である(図7参照)。上述した通り、実施形態では、第一ブッシュ81Uと第二ブッシュ81Vと第三ブッシュ81Wは、同一の形状とされる。そのため、これらがそれぞれ嵌め込まれる第一取付孔91Uと第二取付孔91Vと第三取付孔91Wは、同一形状となる。実施形態では、第一取付孔91Uと第二取付孔91Vと第三取付孔91Wを区別せず、又は、これらを総称する場合、「取付孔91」という。
取付孔91は、図7に示すように、内径D7の領域と、内径D8の領域と、内径D9の領域が貫通方向に連続して形成された段付形状を有する。内径D7,D8,D9の関係は、「内径D7>内径D8>内径D9」に設定される。ブッシュ81が取付孔91に嵌め込まれた場合、鍔部84は、取付孔91の内径D7の部分に配置され、外周リブ86が形成された胴部85は、取付孔91の内径D8の部分に配置される(図8参照)。
内径D7は、鍔部84の外径D4より小さく設定される(内径D7<外径D4)。これは、ブッシュ81が取付孔91に嵌め込まれた場合に鍔部84との嵌合を圧入状態とするためである。内径D8は、外周リブ86の外径D6より小さく設定される(内径D8<外径D6)。これは、ブッシュ81が取付孔91に嵌め込まれた場合に外周リブ86との嵌合を圧入状態とするためである。内径D7又は内径D8の何れかは、鍔部84又は外周リブ86との嵌合が中間嵌めの状態となる寸法に設定されてもよい(内径D7=外径D4又は内径D8=外径D6)。内径D9は、胴部85の外径D5より小さく設定される(内径D9<外径D5)。内径D9は、各相の4本の引出線61,62,63,64が通過できる程度の寸法に設定される。
取付孔91において、内径D7,D8の境界には環状面94が形成される。取付孔91において、内径D8,D9の境界には環状面95が形成される。ブッシュ81の取付孔91への嵌め込みは、鍔部84が環状面94に接し、胴部85が環状面95に接することで規制される。
モールド部100は、図2に示すように、リング部101,102を含む。リング部101は、積層方向の第一側で第一端面32を覆う。第一端面32に対応したコイル50のコイルエンド部は、リング部101によって覆われる。リング部102は、積層方向の第二側で第二端面を覆う。第二端面に対応したコイル50のコイルエンド部は、リング部102によって覆われる。モールド部100は、樹脂モールドによって形成される。リング部101,102は、スロット36内に充填されたモールド部100の部分で繋がる。これにより、モールド部100は、一体的に形成される。リング部101は、上述した通り、引出口部80(ブッシュ支持枠90)の一部を覆い、これを支持する(図2及び図8参照)。モールド部100を形成する樹脂としては、熱硬化性樹脂が例示される。例えば、モールド部100は、BMC(Bulk Molding Compound)によって形成される。
樹脂モールドは、巻線工程と結線工程を経て、12個のティース35のそれぞれに絶縁部56を介してコイル50が形成されたステータコア31を対象として行われる。即ち、樹脂モールドは、前述したステータコア31を樹脂モールド用の成形機に設けられた成形金型にセットして行われる。引出口部80は、成形金型の所定の位置に支持される。巻線工程では、ステータコア31に絶縁部56が装着される。その後、巻線工程では、12個のティース35のそれぞれに対してコイル50が形成される。結線工程では、上述したように、中性点Nが形成される。結線工程では、例えば、引出線61U,62U,63U,64Uが第一ブッシュ81Uの4個の第一挿通孔82Uにそれぞれ通され、第一ブッシュ81Uが第一取付孔91Uに嵌め込まれる。結線工程では、例えば、引出線61V,62V,63V,64Vが第二ブッシュ81Vの4個の第二挿通孔82Vにそれぞれ通され、第二ブッシュ81Vが第二取付孔91Vに嵌め込まれる。結線工程では、例えば、引出線61W,62W,63W,64Wが第三ブッシュ81Wの4個の第三挿通孔82Wにそれぞれ通され、第三ブッシュ81Wが第三取付孔91Wに嵌め込まれる。
U相の引出線61U,62U,63U,64Uは、第一ブッシュ81Uの4個の第一挿通孔82Uにそれぞれ通された状態となる。第一ブッシュ81Uは、第一取付孔91Uに嵌め込まれた状態となる。第一ブッシュ81Uの第一取付孔91Uへの嵌め込みを圧入状態とすることで、第一ブッシュ81Uは径方向に圧縮される。径方向は、貫通方向に直交する方向である。これに伴い、第一ブッシュ81Uに形成された4個の第一挿通孔82Uは、径方向に圧縮変形する。内周リブ83が形成された第一挿通孔82Uの内周面は、それぞれに通された引出線61U,62U,63U,64Uの外周面に押圧される。第一挿通孔82Uの内周面と引出線61U,62U,63U,64Uの外周面は、より密着した状態となる。引出線61U,62U,63U,64Uは、第一取付孔91Uからモールド部100の外部に直接引き出される(図2及び図8参照)。
V相の引出線61V,62V,63V,64Vは、第二ブッシュ81Vの4個の第二挿通孔82Vにそれぞれ通された状態となる。第二ブッシュ81Vは、第二取付孔91Vに嵌め込まれた状態となる。第二ブッシュ81Vの第二取付孔91Vへの嵌め込みを圧入状態とすることで、第二ブッシュ81Vは径方向に圧縮される。これに伴い、第二ブッシュ81Vに形成された4個の第二挿通孔82Vは、径方向に圧縮変形する。内周リブ83が形成された第二挿通孔82Vの内周面は、それぞれに通された引出線61V,62V,63V,64Vの外周面に押圧される。第二挿通孔82Vの内周面と引出線61V,62V,63V,64Vの外周面は、より密着した状態となる。引出線61V,62V,63V,64Vは、第二取付孔91Vからモールド部100の外部に直接引き出される(図2及び図8参照)。
W相の引出線61W,62W,63W,64Wは、第三ブッシュ81Wの4個の第三挿通孔82Wにそれぞれ通された状態となる。第三ブッシュ81Wは、第三取付孔91Wに嵌め込まれた状態となる。第三ブッシュ81Wの第三取付孔91Wへの嵌め込みを圧入状態とすることで、第三ブッシュ81Wは径方向に圧縮される。これに伴い、第三ブッシュ81Wに形成された4個の第三挿通孔82Wは、径方向に圧縮変形する。内周リブ83が形成された第三挿通孔82Wの内周面は、それぞれに通された引出線61W,62W,63W,64Wの外周面に押圧される。第三挿通孔82Wの内周面と引出線61W,62W,63W,64Wの外周面は、より密着した状態となる。引出線61W,62W,63W,64Wは、第三取付孔91Wからモールド部100の外部に直接引き出される(図2及び図8参照)。
モールド部100の外部に引き出された各相の引出線61,62,63,64は、例えば、まとめられて絶縁チューブのような部材で被覆される。各相の引出線61,62,63,64の先端部分には、接続用の電源端子等が取り付けられる。
<実施形態の効果>
U相の引出線61U,62U,63U,64Uを、第一取付孔91Uからモールド部100の外部に直接引き出すこととした(図2及び図8参照)。引出線61U,62U,63U,64Uは、第一ブッシュ81Uの4個の第一挿通孔82Uにそれぞれ通される。第一ブッシュ81Uは、第一取付孔91Uに嵌め込まれる。V相の引出線61V,62V,63V,64Vを、第二取付孔91Vからモールド部100の外部に直接引き出すこととした(図2及び図8参照)。引出線61V,62V,63V,64Vは、第二ブッシュ81Vの4個の第二挿通孔82Vにそれぞれ通される。第二ブッシュ81Vは、第二取付孔91Vに嵌め込まれる。W相の引出線61W,62W,63W,64Wを、第三取付孔91Wからモールド部100の外部に直接引き出すこととした(図2及び図8参照)。引出線61W,62W,63W,64Wは、第三ブッシュ81Wの4個の第三挿通孔82Wにそれぞれ通される。第三ブッシュ81Wは、第三取付孔91Wに嵌め込まれる。
そのため、モールド部100によって覆われる部分において、各相の引出線61,62,63,64の結線が不要となる。バスバーといった結線用部材が不要となり、積層方向においてステータ30を小型化することが可能となる。各相の引出線61,62,63,64を、各相の動力線とすることができる。ブッシュ81をブッシュ支持枠90に形成された取付孔91に嵌め込むことで、モールド部100を形成する際の樹脂モールドにおける樹脂漏れを抑制することができる。ブッシュ81の挿通孔82において、複数の内周リブ83を形成することとした(図5参照)。そのため、挿通孔82を介した樹脂漏れを抑制することができる。図5に示す例では、内周リブ83は、貫通方向の入側と出側の各開口端部を含む複数箇所に形成される。貫通方向の入側の開口端部に形成された内周リブ83により、挿通孔82への樹脂の侵入を抑制することができる。
<変形例>
実施形態は、次のようにすることもできる。以下に示す各構成によっても、上記同様の効果を得ることができる。以下に示す各構成を適宜組み合わせて採用することもできる。以下では上記とは異なる点を説明することとし、同様の点についての説明は適宜省略する。
(1)上記では、複数のティース35とヨーク34が一体的に形成されたステータコア31を例に説明した(図1及び図2参照)。ステータコアは、例えば、分割タイプのステータコアであってもよい。分割タイプのステータコアは、ヨークの部分で等角度に分割されたステータコアセグメントを環状に配置して形成される。ステータコアセグメントは、ヨーク部分と、ティースを備える。ヨーク部分は、環状に配置された状態で、ステータコアにおけるヨークを形成する。ステータコアセグメントは、プレス機によって電磁鋼板を打ち抜きつつ積層して形成される。例えば、図1に示すようなステータコア31と同様のステータコアをステータコアセグメントにより形成するとする。この場合、ステータコアセグメントは、ヨーク部分から1個のティースが突出した形状とされる。ステータコアは、12個のステータコアセグメントを環状に配置して形成される。
巻線工程では、個々のステータコアセグメントを対象として、所定の巻線機によりコイル50が形成される。コイル50の形成に際し、ステータコアセグメントは、これに対応した形状の絶縁部によって被覆される。ステータコアセグメントへのコイル50の形成には、公知の巻線技術を採用することができる。
結線工程は、上記同様に行われる。即ち、結線工程では、中性点Nが形成される。結線工程では、例えば、引出線61U,62U,63U,64Uが第一ブッシュ81Uの4個の第一挿通孔82Uにそれぞれ通され、第一ブッシュ81Uが第一取付孔91Uに嵌め込まれる。結線工程では、例えば、引出線61V,62V,63V,64Vが第二ブッシュ81Vの4個の第二挿通孔82Vにそれぞれ通され、第二ブッシュ81Vが第二取付孔91Vに嵌め込まれる。結線工程では、例えば、引出線61W,62W,63W,64Wが第三ブッシュ81Wの4個の第三挿通孔82Wにそれぞれ通され、第三ブッシュ81Wが第三取付孔91Wに嵌め込まれる。その後、複数のステータコアセグメントが環状とされた状態で樹脂モールド用の成形機に設けられた成形金型にセットされる。例えば、上記の例に基づけば、12個のステータコアセグメントが環状とされた状態で成形金型にセットされる。続けて、樹脂モールドが行われる。これにより、モールド部100が形成される。モールド部100により、12個のステータコアセグメントは、環状の状態に支持される。複数のステータコアセグメントは、所定のタイミングで環状とされる。例えば、複数のステータコアセグメントは、巻線工程後で結線工程の開始前のタイミング、又は、結線工程の途中で環状とされる。
(2)上記では、胴部85に外周リブ86が形成され、挿通孔82の内周面に内周リブ83が形成されたブッシュ81を例に説明した(図4及び図5参照)。ブッシュは、図9及び図10に示すように、外周リブ86を省略したブッシュ81としてもよい。ブッシュは、図10に示すように、内周リブ83を省略したブッシュ81としてもよい。内周リブ83を省略したブッシュ81では、内周面に凹凸のない挿通孔82が形成される。ブッシュ81は、第一ブッシュ81Uと第二ブッシュ81Vと第三ブッシュ81Wのそれぞれに対応する。図9〜図11では、一部を除き、図4、図5及び図8との対応を明らかにするため、上記の各部と同一又は対応した部分には同じ符号を付している。図11では、コイル50等の一部の構成の図示は省略されている。
図9及び図10に示すブッシュ81において、挿通孔82の内径D10は、例えば、次のように設定される。即ち、挿通孔82の内径D10は、引出線61,62,63,64の外径D0(図11参照)より小さく設定される(内径D10<外径D0)。又は、挿通孔82の内径D10は、外径D0と同等に設定される(例えば、内径D10=外径D0)。図9及び図10に示すブッシュ81とする場合のブッシュ支持枠90(図11参照)に関し、取付孔91の内径D8は、次のように設定される。即ち、取付孔91の内径D8は、胴部85の外径D5より小さく設定される(内径D8<外径D5)。これは、図9及び図10に示すブッシュ81が取付孔91に嵌め込まれた場合に胴部85との嵌合を圧入状態とするためである。図9及び図10に示すブッシュ81の取付孔91への嵌め込みに関し、内径D7又は内径D8の何れかは、次のような設定としてもよい。即ち、内径D7又は内径D8の何れかは、鍔部84又は胴部85との嵌合が中間嵌めの状態となる寸法に設定されてもよい(内径D7=外径D4又は内径D8=外径D5)。この他の点について、図9及び図10に示すブッシュ81は、図4及び図5に示すブッシュ81と同様である。
図9及び図10に示すブッシュ81によっても、図4及び図5に示すブッシュ81と同様、各相の引出線61,62,63,64を、取付孔91からモールド部100の外部に直接引き出すことができる(図11参照)。ブッシュ81の取付孔91への嵌め込みを圧入状態とすることで、ブッシュ81は径方向に圧縮される。これに伴い、ブッシュ81に形成された4個の挿通孔82は、径方向に圧縮変形する。挿通孔82の内周面は、それぞれに通された引出線61,62,63,64の外周面に押圧される。挿通孔82の内周面と引出線61,62,63,64の外周面は、より密着した状態となる。内周リブ83と外周リブ86の何れかを省略した不図示のブッシュとすることもできる。
(3)上記では、各相の引出線61,62,63,64の本数である4本に対応した4個の挿通孔82が形成されたブッシュ81を例に説明した(図4及び図5参照)。ブッシュは、電源側となる各相の引出線の本数より少ない数の挿通孔82が形成されたブッシュ81としてもよい(例えば図12参照)。挿通孔82には、各相の引出線が複数本通される。上記に基づけば、電源側となる各相の引出線は、引出線61,62,63,64である。ブッシュ81は、第一ブッシュ81Uと第二ブッシュ81Vと第三ブッシュ81Wのそれぞれに対応する。挿通孔82は、第一挿通孔82Uと第二挿通孔82Vと第三挿通孔82Wのそれぞれに対応する。即ち、1個の挿通孔82に対して、各相の4本の引出線61,62,63,64のうちの何れか2本以上が通される。例えば、図12に示すように、ブッシュ81に形成された挿通孔82の数が1個であるとする。この場合、同一相の引出線61,62,63,64の全てが1個の挿通孔82にまとめて通される。挿通孔82の形状及び内径寸法は、複数本の引出線をまとめた場合の形状及び寸法を考慮して適宜設定される。例えば、図12に示すブッシュ81では、挿通孔82の形状及び内径寸法は、まとまった4本の引出線61,62,63,64が圧入状態となるように設定される。このブッシュ81が取付孔91に嵌め込まれた状態において、挿通孔82と複数本の引出線の間の隙間を小さくすることができる。隙間が小さい状態は、隙間がない状態を含む。この他の点について、図12に示すブッシュ81は、図4及び図5に示すブッシュ81と同様である。図12に示すブッシュ81は、内周リブ83及び/又は外周リブ86を省略した構成としてもよい。
(4)上記では、各相の引出線61,62,63,64に対応させ、第一ブッシュ81Uと第二ブッシュ81Vと第三ブッシュ81Wを設けることとした(図3及び図8参照)。第一ブッシュ81Uは、第一取付孔91Uに嵌め込まれる。第二ブッシュ81Vは、第二取付孔91Vに嵌め込まれる。第三ブッシュ81Wは、第三取付孔91Wに嵌め込まれる。これにより、引出口部80が構成される。
ブッシュは、図13に示すように、第一ブッシュ81Uと第二ブッシュ81Vと第三ブッシュ81Wを一体としたブッシュ110としてもよい。一体型のブッシュ110には、4個の第一挿通孔112Uと、4個の第二挿通孔112Vと、4個の第三挿通孔112Wが形成される。4個の第一挿通孔112Uには、引出線61U,62U,63U,64Uがそれぞれ通される。4個の第二挿通孔112Vには、引出線61V,62V,63V,64Vがそれぞれ通される。4個の第三挿通孔112Wには、引出線61W,62W,63W,64Wがそれぞれ通される。第一挿通孔112Uと第二挿通孔112Vと第三挿通孔112Wは、図5又は図10に基づき上述した挿通孔82と同一形状の貫通孔である。そのため、第一挿通孔112Uと第二挿通孔112Vと第三挿通孔112Wの形状等に関する説明は省略する。
ブッシュ110は、上述したブッシュ81と同様、例えば、ゴムのような弾性を有する弾性部材により形成される。ブッシュ110は、鍔部114と胴部115が貫通方向に連続した一体形状を有する。貫通方向は、上記同様、第一挿通孔112Uと第二挿通孔112Vと第三挿通孔112Wが延在する方向である。貫通方向における胴部115の所定の領域には、外周リブ116が形成される。ブッシュ110における「鍔部114」は、ブッシュ81における「鍔部84」に対応する。ブッシュ110における「胴部115」は、ブッシュ81における「胴部85」に対応する。ブッシュ110における「外周リブ116」は、ブッシュ81における「外周リブ86」に対応する。
ブッシュ110が採用される場合、不図示のブッシュ支持枠には、ブッシュ110に対応した形状の取付孔が1個形成される。このブッシュ支持枠は、ブッシュ110と共に引出口部を構成する。この取付孔は、貫通方向にブッシュ支持枠を貫通する。この取付孔の内周面は、図7及び図8に示すブッシュ支持枠90の断面形状と同様の段付形状とされる。即ち、この取付孔の内周面は、鍔部114の形状と、外周リブ116が形成された胴部115の形状に対応した形状とされる。ブッシュ110がこの取付孔に嵌め込まれた状態における、鍔部114と胴部115と外周リブ116と、これらに対応する取付孔の各部分との嵌合は、ブッシュ81と取付孔91の場合と同様とされる。即ち、鍔部114及び/又は外周リブ116は、取付孔の対応した各部に対して圧入状態となる。ブッシュ110は、外周リブ116を省略した構成としてもよい。第一挿通孔112Uと第二挿通孔112Vと第三挿通孔112Wは、図12に基づき上述したような複数本の引出線がまとめて通される構成としてもよい。
(5)中性点Nの配置に関し、中性点Nは、例えば、積層方向の第一側でモールド部100のリング部101の内部に設けられる。この場合、U相の引出線71U,72U,73U,74Uと、V相の引出線71V,72V,73V,74Vと、W相の引出線71W,72W,73W,74Wは、リング部101に覆われる第一端面32上に配置される。各相の引出線61,62,63,64をモールド部100の外部に引き出す構造は、引出線71U,72U,73U,74Uと、引出線71V,72V,73V,74Vと、引出線71W,72W,73W,74Wに対して採用することもできる。この構造によれば、引出線71U,72U,73U,74Uと、引出線71V,72V,73V,74Vと、引出線71W,72W,73W,74Wは、モールド部100の外部に引き出される。中性点Nは、モールド部100の外部に設けられる。
(6)上記では三相交流の回転機20を例に説明した。各相の引出線61,62,63,64をモールド部100の外部に引き出す構造は、別の相数の回転機に採用することもできる。例えば、この構造は、二相交流の回転機に採用することもできる。即ち、二相交流の回転機に対して、ブッシュ81とブッシュ支持枠90による引出口部80(図2、図8及び図11参照)を採用することができる。この他、二相交流の回転機に対して、ブッシュ110等による不図示の引出口部を採用することができる。
(7)上記では、ロータ22がステータ30の内周側に回転自在に支持された内転型の回転機20を例に説明した(図1参照)。各相の引出線61,62,63,64をモールド部100の外部に引き出す構造は、外転型の回転機のステータに採用することもできる。即ち、外転型の回転機のステータに対して、図2、図8及び図11に示すような、ブッシュ81とブッシュ支持枠90による引出口部80を採用することもできる。この他、外転型の回転機のステータに対して、ブッシュ110等による不図示の引出口部を採用することもできる。外転型の回転機のステータでは、複数のティースは、ロータのシャフトを中心とした放射方向をヨークから外側に突出する。外転型の回転機のロータは、ステータの外側で、複数のティースに対向する。複数のティースには、上記同様、U相、V相又はW相の何れかのコイルがそれぞれ形成される。各コイルの巻き初め側及び巻き終わり側では、コイルを形成する導線が引き出される。引き出された各導線は、2本の引出線をそれぞれ形成する。2本の引出線のうちの1本は、上記同様、ブッシュ(図4及び図5、図9及び図10又は図13参照)の挿通孔に通される。このブッシュは、取付孔に嵌め込まれる。前述した引出線は、取付孔からモールド部の外部に直接引き出される。実施形態を適用した外転型の回転機に関するこの他の説明は省略する。
20 回転機、 22 ロータ、 23 ロータコア、 24 シャフト
30 ステータ、 31 ステータコア、 32 第一端面
34 ヨーク、 35 ティース、 36 スロット、 50 コイル
51U,52U,53U,54U コイル
51V,52V,53V,54V コイル
51W,52W,53W,54W コイル、 56 絶縁部
61,62,63,64 引出線
61U,62U,63U,64U 引出線
61V,62V,63V,64V 引出線
61W,62W,63W,64W 引出線
71U,72U,73U,74U 引出線
71V,72V,73V,74V 引出線
71W,72W,73W,74W 引出線
80 引出口部、 81 ブッシュ、 81U 第一ブッシュ
81V 第二ブッシュ、 81W 第三ブッシュ、 82 挿通孔
82U 第一挿通孔、 82V 第二挿通孔、 82W 第三挿通孔
83 内周リブ、 84 鍔部、 85 胴部、 86 外周リブ
90 ブッシュ支持枠、 91 取付孔、 91U 第一取付孔
91V 第二取付孔、 91W 第三取付孔、 94,95 環状面
100 モールド部、 101,102 リング部
110 ブッシュ、 112 挿通孔
112U 第一挿通孔、 112V 第二挿通孔
112W 第三挿通孔、 114 鍔部、 115 胴部
116 外周リブ、 D0,D4,D5,D6 外径
D1,D2,D7,D8,D9,D10 内径、 N 中性点

Claims (4)

  1. ロータと、
    樹脂モールドされたステータと、を備え、
    前記ステータは、
    鋼板を積層して形成されたステータコアと、
    前記ステータコアに形成されたティースに導線を巻回して形成されたコイルと、
    前記ステータコアに形成された前記コイルを覆うモールド部と、
    前記コイルの電源側の端部から連続する前記コイルを形成する導線によって形成された引出線と、
    前記引出線が通される貫通した挿通孔が形成されたブッシュと、
    前記モールド部によって支持され、前記ブッシュが嵌め込まれる前記モールド部の外部に繋がる貫通した取付孔が形成されたブッシュ支持枠と、を備え、
    前記コイルには、
    並列に接続される2以上の所定数のU相のコイルと、
    並列に接続される前記所定数のV相のコイルと、
    並列に接続される前記所定数のW相のコイルと、が含まれ、
    前記引出線には、
    前記所定数の前記U相のコイルの各端部から連続する前記U相のコイルを形成する導線によって形成された、前記所定数の前記U相の引出線と、
    前記所定数の前記V相のコイルの各端部から連続する前記V相のコイルを形成する導線によって形成された、前記所定数の前記V相の引出線と、
    前記所定数の前記W相のコイルの各端部から連続する前記W相のコイルを形成する導線によって形成された、前記所定数の前記W相の引出線と、が含まれ、
    前記ブッシュには、
    前記所定数の前記U相の引出線が通される前記挿通孔としての第一挿通孔と、
    前記所定数の前記V相の引出線が通される前記挿通孔としての第二挿通孔と、
    前記所定数の前記W相の引出線が通される前記挿通孔としての第三挿通孔と、が形成され、
    前記所定数の前記U相の引出線は、前記第一挿通孔に通され且つ前記ブッシュが前記取付孔に嵌め込まれた状態で、前記取付孔から前記モールド部の外部に引き出され、前記モールド部の外部に引き出された前記所定数の前記U相の引出線の各部分が、前記所定数の前記U相のコイルを並列に接続する状態とされ、
    前記所定数の前記V相の引出線は、前記第二挿通孔に通され且つ前記ブッシュが前記取付孔に嵌め込まれた状態で、前記取付孔から前記モールド部の外部に引き出され、前記モールド部の外部に引き出された前記所定数の前記V相の引出線の各部分が、前記所定数の前記V相のコイルを並列に接続する状態とされ、
    前記所定数の前記W相の引出線は、前記第三挿通孔に通され且つ前記ブッシュが前記取付孔に嵌め込まれた状態で、前記取付孔から前記モールド部の外部に引き出され、前記モールド部の外部に引き出された前記所定数の前記W相の引出線の各部分が、前記所定数の前記W相のコイルを並列に接続する状態とされる、回転機。
  2. 記ブッシュには
    記第一挿通孔が形成された第一ブッシュと、
    記第二挿通孔が形成された第二ブッシュと、
    記第三挿通孔が形成された第三ブッシュと、が含まれ
    前記ブッシュ支持枠には、
    前記第一ブッシュが嵌め込まれる前記取付孔としての第一取付孔と、
    前記第二ブッシュが嵌め込まれる前記取付孔としての第二取付孔と、
    前記第三ブッシュが嵌め込まれる前記取付孔としての第三取付孔と、が形成され、
    前記所定数の前記U相の引出線は、前記第一挿通孔に通され且つ前記第一ブッシュが前記第一取付孔に嵌め込まれた状態で、前記第一取付孔から前記モールド部の外部に引き出され、
    前記所定数の前記V相の引出線は、前記第二挿通孔に通され且つ前記第二ブッシュが前記第二取付孔に嵌め込まれた状態で、前記第二取付孔から前記モールド部の外部に引き出され、
    前記所定数の前記W相の引出線は、前記第三挿通孔に通され且つ前記第三ブッシュが前記第三取付孔に嵌め込まれた状態で、前記第三取付孔から前記モールド部の外部に引き出される、請求項1に記載の回転機。
  3. 記ブッシュには
    前記所定数の前記U相の引出線がそれぞれ通される前記所定数の前記第一挿通孔が形成された前記第一ブッシュと、
    前記所定数の前記V相の引出線がそれぞれ通される前記所定数の前記第二挿通孔が形成された前記第二ブッシュと、
    前記所定数の前記W相の引出線がそれぞれ通される前記所定数の前記第三挿通孔が形成された前記第三ブッシュと、が含まれ
    前記所定数の前記U相の引出線は、前記所定数の前記第一挿通孔にそれぞれ通され且つ前記第一ブッシュが前記第一取付孔に嵌め込まれた状態で、前記第一取付孔から前記モールド部の外部に引き出され、
    前記所定数の前記V相の引出線は、前記所定数の前記第二挿通孔にそれぞれ通され且つ前記第二ブッシュが前記第二取付孔に嵌め込まれた状態で、前記第二取付孔から前記モールド部の外部に引き出され、
    前記所定数の前記W相の引出線は、前記所定数の前記第三挿通孔にそれぞれ通され且つ前記第三ブッシュが前記第三取付孔に嵌め込まれた状態で、前記第三取付孔から前記モールド部の外部に引き出される、請求項2に記載の回転機。
  4. 前記ブッシュは、前記ブッシュの外周面に前記ブッシュの径方向に突出した環状の圧入部を備え、
    前記ブッシュが前記取付孔に嵌め込まれた状態で前記圧入部が配置される位置における前記取付孔の内径は、前記圧入部の外径より小さく設定される、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の回転機。
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