JP6096444B2 - X線診断装置及び制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、被検体の撮影領域に対する過剰なX線照射を防止することが可能なX線診断装置及び制御プログラムに関する。
X線診断装置、MRI装置、X線CT装置等を用いた医用画像診断は、コンピュータ技術の発展に伴って急速な進歩を遂げ、今日の医療において必要不可欠なものとなっている。特に、カテーテル手技の発展に伴って進歩を遂げている循環器領域のX線画像診断は心血管系をはじめ全身の動静脈を対象としており、通常、造影剤が投与された血管領域のX線撮影により収集される透視画像データの観察によって行なわれる。
例えば、循環器領域の診断を目的としたX線診断装置は、X線発生部のX線管やX線検出部の平面検出器等によって構成される撮像系、撮像系を保持する保持部、被検体を載置する天板等を備え、上述の天板や保持部に設けられたCアーム等を所望の方向へ移動させることにより被検体に対し最適な方向からのX線撮影を可能にしている。
このようなX線診断装置を用いて得られる透視画像データの観測下でカテーテル等を用いた治療を行なうIVR(Interventional Radiology)では、治療対象部位を中心に設定された撮影領域に対して長時間に渡るX線撮影が繰り返し行なわれ、特に、複数の治療対象部位が接近して存在する場合には、各々の治療対象部位に対して設定された撮影領域が重なることによって皮膚積算線量が増大する領域(以下、重複撮影領域と呼ぶ。)が形成されるという問題点を有していた。
そして、皮膚積算線量が局所的に増大する危険性を有する従来のIVR等では、算出された皮膚積算線量の情報や大きな皮膚積算線量を呈する撮影領域あるいは重複撮影領域の位置情報を当該X線撮影において収集された画像データや別途作成された人体モデルに重畳して表示することにより、X線撮影を担当する医療従事者(以下、操作者と呼ぶ)に報知する方法が採られている。
特開2009−42247号公報
上述した従来の方法によれば、重複撮影領域のように皮膚積算線量が局所的に増大する領域の発生を操作者に対して正確に報知することが可能となるが、皮膚積算線量を低減する具体的な方法は操作者に委ねられてきた。
この場合、操作者は、上述の情報を把握しても、局所的に発生する皮膚積算線量を低減する手段を短時間で講じることは必ずしも容易ではなく、特に、操作者のX線撮影における経験が浅い場合には、最適な方法で皮膚積算線量を低減することは極めて困難であった。
本開示は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、被検体に対する撮影領域を順次移動させながらX線撮影を行なう際、撮影領域の重なり等によって局所的に発生する皮膚積算線量の増大を防止することが可能なX線診断装置及び制御プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示のX線診断装置は、被検体に対するX線撮影によって収集された投影データに基づいて画像データを生成するX線診断装置であって、前記X線撮影におけるX線線量に基づいて前記被検体の皮膚積算線量を算出する積算線量算出手段と、前記皮膚積算線量が所定の閾値より大きな領域に対して補償フィルタあるいは絞り羽根の少なくとも何れかを挿入する絞り移動手段と、前記X線撮影における撮影領域あるいは複数の前記撮影領域が重なって形成される重複撮影領域を検出する領域検出手段と、前記皮膚積算線量と、第1の閾値、前記第1の閾値より大きな第2の閾値及び前記第2の閾値より大きい第3の閾値とを比較する積算線量比較手段と、領域マーカ付加手段を備え、前記領域マーカ付加手段は、前記第1の閾値以上で前記第2の閾値より小さな皮膚積算線量を有する前記重複撮影領域に対して注意領域を示す第1領域マーカを付加し、前記絞り移動手段は、前記第2の閾値以上で前記第3の閾値より小さな皮膚積算線量を有する前記撮影領域あるいは前記重複撮影領域に対して前記補償フィルタを挿入し、前記第3の閾値以上の皮膚積算線量を有する前記撮影領域あるいは前記重複撮影領域に対して前記絞り羽根を挿入することを特徴としている。
本実施形態におけるX線診断装置の全体構成を示すブロック図。 本実施形態のX線診断装置が備えるX線可動絞り器及び絞り移動機構を説明するための図。 本実施形態のX線可動絞り器に備えられた絞り羽根の具体的な構成を示す図。 本実施形態のX線可動絞り器に備えられた補償フィルタの具体的な構成を示す図。 本実施形態のX線撮影によって形成される重複撮影領域を説明するための図。 本実施形態のX線診断装置が備える平面検出器の具体的な構成を示す図。 本実施形態のX線診断装置が備える画像データ補正部の具体的な構成を示すブロック図。 本実施形態における画像データの生成/表示手順を示すフローチャート。 本実施形態の変形例における画像データ補正部の具体的な構成を示すブロック図。 本実施形態の変形例における画像データの生成/表示手順を示すフローチャート。
以下、図面を参照して本開示の実施形態を説明する。
(実施形態)
本実施形態におけるX線診断装置は、第1の撮影領域に対するX線撮影に後続してこの第1の撮影領域に近接した第2の撮影領域に対するX線撮影を行なう際、X線照射部の線量計測部にて得られる皮膚積算線量の計測結果に基づいて第1の撮影領域と第2の撮影領域とが重なった重複撮影領域における皮膚積算線量を算出する。そして、この算出結果と所定の閾値との比較結果に基づいて画像データに対する「注意領域」マーカあるいは「補償フィルタ挿入領域」マーカの付加や重複撮影領域に対する補償フィルタの挿入を行ない、更に、補償フィルタが挿入された状態で収集された画像データの重複撮影領域における輝度を補正する。
尚、本実施形態では、第1の撮影領域と第2の撮影領域が重なった重複撮影領域に対してX線照射の低減を目的とした補償フィルタの挿入を行なう場合について述べるが、これに限定されるものではなく、独立した個々の撮影領域に対する補償フィルタの挿入であっても構わない。
(装置の構成及び機能)
本実施形態におけるX線診断装置の構成と機能につき図1乃至図7を用いて説明する。尚、図1は、本実施形態におけるX線診断装置の全体構成を示すブロック図であり、図7は、このX線診断装置が備える画像データ補正部の具体的な構成を示すブロック図である。
図1に示すX線診断装置100は、被検体150に対してX線を照射するX線発生部1と、被検体150を透過したX線を2次元的に検出すると共に、その検出結果に基づいて投影データを生成するX線検出部2と、X線検出部2から供給される投影データに基づいて画像データを生成する画像データ生成部5と、X線発生部1のX線照射部3とX線検出部2(以下、これらを纏めて撮像系と呼ぶ。)を保持する図示しない保持部と、後述のシステム制御部14から供給される撮影領域の位置情報に基づいて被検体150の体表面における重複撮影領域を検出する領域検出部6と、X線照射部3に設けられた後述の線量計測部33から供給されるX線線量の計測結果に基づいて上述の重複撮影領域における皮膚積算線量を算出する積算線量算出部7と、算出された皮膚積算線量と所定の閾値とを比較する積算線量比較部8を備えている。
又、X線診断装置100は、被検体150を載置する天板9と、上述の撮像系や天板9、更には、後述するX線可動絞り器32に設けられた補償フィルタ322や絞り羽根321の移動制御を行なう移動機構部10と、領域検出部6において検出された重複撮影領域の領域情報及び積算線量比較部8から供給された皮膚積算線量と閾値との比較結果に基づき、「注意領域」あるいは「補償フィルタ挿入領域」を示す領域マーカを画像データ生成部5から供給された画像データに付加すると共に、補償フィルタ322の挿入によって減弱した画像データの輝度を補正する画像データ補正部11と、上述の領域マーカが付加された画像データや輝度補正された画像データを表示する表示部12と、被検体情報の入力、撮影条件の設定、各種指示信号の入力等を行なう入力部13と、上述のユニットを統括的に制御するシステム制御部14を備えている。
以下、X線診断装置100が備える上記ユニットについて更に詳しく説明する。
図1に示したX線診断装置100のX線発生部1は、X線管31、X線可動絞り器32及び線量計測部33を有したX線照射部3と、X線制御部41及び高電圧発生器42を有した高電圧発生部4を備えている。X線照射部3のX線管31は、X線を発生する真空管であり、陰極(フィラメント)より放出された電子を高電圧発生部4から供給された高電圧によって加速しタングステン陽極に衝突させてX線を発生する。
一方、X線可動絞り器32は、被検体150に対する被曝線量の低減と画質向上を目的として用いられ、図2に示すようにX線管31から放射されたX線の被検体150における照射領域(撮影領域)を設定する絞り羽根321と、吸収量が少ない生体組織を透過したX線を選択的に低減させてハレーションを防止し、更に、複数の撮影領域が重なった重複撮影領域に挿入することにより局所的に発生する皮膚積算線量の増大を防止する補償フィルタ322を備えている。そして、絞り羽根321及び補償フィルタ322の各々は、ワイヤロープや回転シャフト等の伝達機構を介して接続された後述する絞り移動機構101の絞り羽根移動機構1011及び補償フィルタ移動機構1012によって所望の位置へ移動する。
次に、本実施形態のX線可動絞り器32が備える絞り羽根321及び補償フィルタ322の具体的な構成と機能につき図3及び図4を用いて説明する。
図3に示す絞り羽根321は、例えば、X線を遮断する4枚の絞り羽根321a乃至321dを備え、絞り羽根321a乃至321dの各々は、上述の伝達機構を介して絞り移動機構101の絞り羽根移動機構1011に接続されている。
即ち、絞り羽根移動機構1011は、絞り羽根321a及び321cを第1の方向(図3のx方向)へ移動させ、絞り羽根321b及び321dを第2の方向(図3のy方向)へ移動させることにより、被検体150に対する撮影領域Rrの大きさと位置を任意に設定する。そして、被検体150の撮影領域Rrを透過したX線は、X線検出部2が備える平面検出器21の領域Rxiにおいて検出される。
一方、図4に示すX線可動絞り器32の補償フィルタ322は、例えば、第1の方向(図4のx方向)のX線減弱範囲を設定する2つの多分割補償フィルタ322a及び322cを備え、多分割補償フィルタ322a及び322cの各々は、第2の方向(図4のy方向)に所定間隔で配列されたN個のフィルタブロック15a−1乃至15a−N及びフィルタブロック15c−1乃至15c−Nを有している。
そして、フィルタブロック15a−1乃至15a−N及びフィルタブロック15c−1乃至15c−Nを、ワイヤロープや回転シャフト等の伝達機構17a−1乃至17a−N及び伝達機構17c−1乃至17c−Nを介して接続された補償フィルタ移動機構1012のフィルタブロック移動機構16a−1乃至16a−N及びフィルタブロック移動機構16c−1乃至16c−Nによってx方向へ移動させることにより、上述の絞り羽根321a乃至321dによって設定された撮影領域Rrの周辺部にX線減弱領域Rbが形成される。
尚、図4のX線減弱領域Rbは、後述の補償フィルタ挿入領域と一致しており、撮影領域Rrを順次移動させながら被検体150に対するX線撮影を行なう際に、複数の撮影領域Rrが重なることによって局所的な皮膚積算線量の増大が発生する重複撮影領域に対応している。即ち、重複撮影領域を補償フィルタ挿入領域に設定して補償フィルタ322を挿入することによりX線減弱領域Rbが形成される。
そして、例えば、図5に示すように、被検体150の頭部に発生した病巣部T1及び病巣部T2の治療を目的として病巣部T1を中心とした撮影領域Rr1(第1の撮影領域)に対するX線撮影に後続して病巣部T2を中心とした撮影領域Rr2(第2の撮影領域)に対するX線撮影を行なう際、撮影領域Rr1と撮影領域Rr2とが重なる重複撮影領域Rrxに対してX線減弱領域Rbを形成するためにフィルタブロック15の挿入が行なわれる。
図1へ戻って、X線照射部3の線量計測部33は、例えば、ゲルマニウムやシリコン等を用いた図示しない半導体検出器あるいは電離箱を用いた図示しない検出器を備え、X線可動絞り器32が備える絞り羽根321の開口部を通過したX線のもつエネルギー(X線線量)を計測する機能を有している。即ち、X線が半導体検出器を通過する際、半導体検出器の内部で新たに発生した電子-正孔対を逆バイアス電場によって電極に集め、得られた電子-正孔対の電荷を、チャージセンシティブアンプを用いて増幅することあるいは電離箱の中のガスのイオン化に伴う電流を増幅することにより絞り羽根321の開口部を通過したX線線量を計測する。そして、上述の方法によって得られたX線線量の計測結果は、システム制御部14から供給される撮影領域Rrの領域情報を付帯情報として積算線量算出部7へ供給される。
次に、図1の高電圧発生部4は、X線照射部3が備えるX線管31の陰極から発生した熱電子を加速するために陽極と陰極の間に印加する高電圧を発生する高電圧発生器42と、システム制御部14から供給されたX線照射条件に基づいて高電圧発生器42の印加電圧、印加時間及び印加タイミングを制御することにより、X線管31の管電流、管電圧、X線照射時間、X線照射タイミング、照射繰り返し周期等を設定するX線制御部41を備えている。
一方、X線検出部2は、X線可動絞り器32の絞り羽根321a乃至321dによって形成された被検体150の撮影領域Rr(図3参照)を透過したX線を信号電荷に変換して蓄積する平面検出器21と、この平面検出器21に蓄積された信号電荷を読み出すためのゲートドライバ22と、読み出された信号電荷に基づいて投影データを生成する投影データ生成部23を備えている。尚、X線検出方式には、X線を直接信号電荷に変換する方式と光に変換した後信号電荷に変換する方式があり、本実施形態では前者を例に説明するが後者であってもよい。又、平面検出器21の代わりにX線I.I.(イメージインテンシファイア)を用いた方式であっても構わない。
X線検出部2の平面検出器21は、図6に示すように微小な検出素子51を列方向及びライン方向に2次元的に配列して構成されており、各々の検出素子51はX線を感知し入射X線量に応じて信号電荷を生成する光電膜52と、この光電膜52に発生した信号電荷を蓄積する電荷蓄積コンデンサ53と、電荷蓄積コンデンサ53に蓄積された信号電荷を所定のタイミングで読み出すTFT(薄膜トランジスタ)54を備えている。以下では説明を簡単にするために、検出素子51が列方向(図6の上下方向)及びライン方向(図6の左右方向)に2素子ずつ配列された平面検出器21の構成について説明する。
即ち、図6に示した平面検出器21では、光電膜52−11、52−12、52−21、52−22の第1の端子と、電荷蓄積コンデンサ53−11、53−12、53−21、53−22の第1の端子とが接続され、更に、その接続点はTFT54−11、54−12、54−21、54−22のソース端子へ接続される。又、光電膜52−11、52−12、52−21、52−22の第2の端子は、図示しないバイアス電源に接続され、電荷蓄積コンデンサ53−11、53−12、53−21、53−22の第2の端子は接地される。
更に、ライン方向のTFT54−11及びTFT54−21のゲートは、ゲートドライバ22の出力端子22−1に共通接続され、TFT54−12及びTFT54−22のゲートは、ゲートドライバ22の出力端子22−2に共通接続される。
又、列方向のTFT54−11及び54−12のドレイン端子は、信号出力線59−1に共通接続され、TFT54−21及び54−22のドレイン端子は、信号出力線59−2に共通接続される。そして、信号出力線59−1及び59−2は、投影データ生成部23に接続されている。
一方、ゲートドライバ22は、X線照射によって検出素子51の光電膜52で発生し電荷蓄積コンデンサ53にて蓄積された信号電荷を読み出すために、TFT54のゲート端子に読み出し用の駆動パルスを供給する。
再び図1へ戻って、投影データ生成部23は、平面検出器21から読み出された信号電荷を電圧に変換する電荷・電圧変換器24と、電荷・電圧変換器24の出力をデジタル信号に変換するA/D変換器25と、平面検出器21からライン単位でパラレルに読み出されデジタル変換された投影データを時系列信号に変換するパラレル・シリアル変換器26を備えている。この場合、電荷・電圧変換器24及びA/D変換器25は、平面検出器21の信号出力線59と等しいチャンネル数を有している。
画像データ生成部5は、被検体150に設定された複数からなる撮影領域Rrの各々において時系列的な画像データを生成する機能を有し、図示しない投影データ記憶部と画像処理部を備えている。投影データ記憶部には、X線検出部2の投影データ生成部23において時系列信号に変換された投影データが順次保存されて画像データが生成され、画像処理部は、生成された画像データに対し輪郭強調やS/N改善等を目的とした画像処理を必要に応じて行なう。
一方、領域検出部6は、図示しない領域情報記憶部を備え、例えば、図5のように、被検体150の撮影領域Rr1(第1の撮影領域)に対するX線撮影に後続して撮影領域Rr2(第2の撮影領域)に対するX線撮影が行なわれる場合、領域情報記憶部には、最初のX線撮影に際してシステム制御部14から供給された撮影領域Rr1の領域情報が保存される。
次いで、システム制御部14から供給された撮影領域設定情報に基づいて被検体150に対する撮影領域Rr2の形成が移動機構部10によって行なわれる際、領域検出部6は、システム制御部14から供給された撮影領域Rr2の領域情報と自己の領域情報記憶部から読み出した撮影領域Rr1の領域情報に基づいてこれらの領域が重なる重複撮影領域Rrxを検出する。
次に、積算線量算出部7は、n番目の撮影領域Rrnに対するX線撮影に同期してX線照射部3の線量計測部33から時系列的に供給されるX線面積線量率の計測結果Anを受信し、X線可動絞り器32の絞り羽根321によって被検体150の体表面に形成された撮影領域Rrnの面積Srnで上述の計測結果Anを除することにより、単位時間当たりのX線線量Pon(Pon=An/Srn)を算出する。次いで、撮影領域Rrnに対する連続的あるいは断続的なX線照射の期間内にて算出された上述のX線線量PonをX線照射時間tに渡って累積演算することにより撮影開始時刻からtだけ経過した時刻における撮影領域Rrnの皮膚積算線量Pn(t)(Pn(t)=Pon・t)を算出する。
又、積算線量算出部7は、図示しない積算線量記憶部を備え、例えば、図5に示したように被検体150の撮影領域Rr1(第1の撮影領域)に対するX線面積線量率A1及びX線照射時間Δτ1のX線撮影に後続して撮影領域Rr2(第2の撮影領域)に対するX線面積線量率A2のX線撮影が継続して行なわれる場合、先ず、撮影領域Rr1の領域情報を付帯情報として線量計測部33から時系列的に供給されるX線面積線量率A1を撮影領域Rr1の面積Sr1で除した後、X線照射時間Δτ1に渡って累積演算することにより撮影領域Rr1の皮膚積算線量P1を算出する。そして、得られた皮膚積算線量P1に撮影領域Rr1の領域情報を付加して自己の積算線量記憶部に保存する。
次いで、撮影領域Rr2の領域情報を付帯情報として線量計測部33から供給されるX線面積線量率A2を撮影領域Rr2の面積Sr2で除した後、X線照射時間tに渡って累積演算することにより撮影領域Rr2の皮膚積算線量P2を算出する。そして、この皮膚積算線量P2と上述の積算線量記憶部から読み出した皮膚積算線量P1に基づいて撮影領域Rr2の撮影開始時刻からtだけ経過した時刻における重複撮影領域Rrxの皮膚積算線量Px(t)を算出する。尚、このとき算出される皮膚積算線量Px(t)は、次式(1)によって示すことができる。
Figure 0006096444
但し、上式(1)におけるA1及びA2は、撮影領域Rr1及び撮影領域Rr2に対するX線撮影において線量計測部33が計測したX線面積線量率を示し、Sr1及びSr2は、撮影領域Rr1及び撮影領域Rr2の面積を示す。
次に、積算線量比較部8は、積算線量算出部7から供給される重複撮影領域Rrxの皮膚積算線量Px(t)と予め設定された閾値α1及び閾値α2(α2>α1)とを比較し、その比較結果を画像データ補正部11へ供給する。
尚、上述の閾値α1及びα2は、例えば、皮膚初期紅斑が発生する場合の皮膚積算線量Boを基準に設定され、画像データに対する「注意領域」領域マーカの付加を決定する際に用いる閾値α1(α1=Bo/2)及び「補償フィルタ挿入領域」領域マーカの付加と補償フィルタ挿入領域の輝度補正を決定する際に用いる閾値α2(α2=2Bo/3)が装置の初期設定等において予め設定される。
一方、移動機構部10は、被検体150に対する撮影領域Rr及びX線減弱領域Rbの形成を目的としてX線照射部3に備えられたX線可動絞り器32の絞り羽根321及び補償フィルタ322を所望の位置へ移動させる絞り移動機構101と、X線照射部3及びX線検出部2(撮像系)を被検体150に対して相対的に移動させるために、天板9を被検体150の体軸方向へ移動させる天板移動機構102と、撮像系が取り付けられた保持部を被検体150の周囲で回動あるいは移動させる保持部移動機構103と、上述の絞り移動機構101、天板移動機構102及び保持部移動機構103を制御する機構制御部104を備えている。
機構制御部104は、入力部13からシステム制御部14を介して供給される撮影領域Rrの領域情報に基づいてX線可動絞り器32が備える絞り羽根321の移動を制御することにより被検体150に対して撮影領域Rrを形成し、領域検出部6から供給される重複撮影領域Rrxの領域情報に基づいてX線可動絞り器32が備える補償フィルタ322の移動を制御することにより被検体150に対してX線減弱領域Rbを形成する。
更に、機構制御部104は、入力部13からシステム制御部14を介して供給される移動指示信号に従って撮像系が取り付けられた保持部や天板9の移動を制御することにより被検体150に対するX線の照射方向や照射位置を設定する。
絞り移動機構101は、既に図2に示したように絞り羽根移動機構1011と補償フィルタ移動機構1012を備えている。そして、絞り羽根移動機構1011は、機構制御部104から供給された移動制御信号に基づいてX線可動絞り器32に設けられた複数の絞り羽根321を移動させることにより被検体150の検査対象部位あるいは治療対象部位を中心とした所定サイズの撮影領域Rrを形成する。
一方、補償フィルタ移動機構1012は、領域検出部6から供給された重複撮影領域Rrxの領域情報に基づいてX線可動絞り器32に設けられた補償フィルタ322の多分割補償フィルタ322a及び322cを移動させることにより被検体150に対してX線減弱領域Rbを形成する。
次に、画像データ補正部11は、図7に示すように輝度計測部111、輝度補正部112及び領域マーカ付加部113を備えている。
輝度計測部111は、領域検出部6から供給される重複撮影領域Rrxの領域情報に基づき、補償フィルタ322を挿入した状態で収集された画像データの重複撮影領域における平均輝度G1と重複撮影領域の外部領域における平均輝度G2を計測する。そして、輝度補正部112は、輝度計測部111から供給される平均輝度G1及びG2の計測結果に基づいて重複撮影領域における輝度を補正する。
例えば、輝度補正部112は、補償フィルタ322が挿入された重複撮影領域Rrxにおける平均輝度G1と補償フィルタ322が挿入されていない領域における平均輝度G2の比γ(γ=G1/G2)を算出し、この平均輝度比γが所定の閾値γoより小さい場合、各々の領域における平均輝度が略等しくなるように当該画像データの重複撮影領域における輝度を補正する。
一方、画像データ補正部11の領域マーカ付加部113は、領域検出部6から供給された重複撮影領域Rrxの領域情報及び積算線量比較部8から供給された重複撮影領域Rrxにおける皮膚積算線量Px(t)と閾値α1及び閾値α2との比較結果に基づき、α1≦Px(t)<α2の場合には、画像データ生成部5から直接供給された画像データの重複撮影領域に対して「注意領域」を示す領域マーカを付加し、Px(t)≧α2の場合には、上述の輝度補正部112から供給された輝度補正後の画像データにおける重複撮影領域に対して「補償フィルタ挿入領域」を示す領域マーカを付加する。
図1へ戻って、表示部12は、図示しない表示データ生成部、データ変換部及びモニタを備え、重複撮影領域Rrxにおける皮膚積算線量Px(t)が第1の閾値α1より小さい場合、上述の表示データ生成部は、画像データ生成部5において生成された画像データに基づいて第1の表示データを生成する。一方、皮膚積算線量Px(t)が第1の閾値α1を越えた場合、重複撮影領域に「注意領域」の領域マーカが付加された画像データに基づいて第2の表示データを生成し、皮膚積算線量Px(t)が閾値α2を超えた場合、輝度補正された重複撮影領域に「補償フィルタ挿入領域」の領域マーカが付加された画像データに基づいて第3の表示データを生成する。
そして、データ変換部は、上述の第1の表示データ乃至第3の表示データに対しD/A変換やテレビフォーマット変換等の変換処理を行なってモニタに表示する。
次に、入力部13は、表示パネルやキーボード、トラックボール、ジョイスティック、マウスなどの入力デバイスを備えたインタラクティブなインターフェースであり、被検体情報の入力、X線照射条件(管電流、管電圧、X線照射時間、X線照射周期、X線照射タイミング等)を含む各種撮影条件の設定、閾値α1、閾値α2及び閾値γoの設定、撮影領域Rrの設定、画像データ生成条件及び画像データ表示条件の設定、各種指示信号の入力等を行なう。
システム制御部14は、図示しないCPUと入力情報記憶部を備え、入力部13において入力あるいは設定された各種情報は入力情報記憶部に保存される。一方、CPUは、入力情報記憶部に保存された各種情報に基づいてX線診断装置100が有する上述の各ユニットを統括的に制御し、被検体150の検査対象部位あるいは治療対象部位を含む撮影領域Rrに対しX線撮影を実行させて所望の画像データを収集する。
特に、複数の撮影領域Rrに対する透視撮影を順次行なう際において高い皮膚積算線量を有した局所的な重複撮影領域Rrxが被検体150の体表面において発生する場合、X線診断装置100を操作する医療従事者(以下では、操作者と呼ぶ。)に対する重複撮影領域Rrxの報知を目的とした画像データに対する「注意領域」領域マーカあるいは「補償フィルタ挿入領域」領域マーカの付加を実行させ、更に、補償フィルタ322の挿入によって重複撮影領域の輝度が減弱した画像データに対する輝度補正を実行させる。
(画像データの生成/表示手順)
次に、本実施形態における画像データの生成/表示手順につき図8のフローチャートに沿って説明する。尚、以下では、撮影領域Rr1(第1の撮影領域)に対するX線照射時間Δτ1のX線撮影に後続して撮影領域Rr2(第2の撮影領域)に対するX線撮影を継続して行なう際、撮影領域Rr1と撮影領域Rr2とが重なった重複撮影領域Rrxにおける皮膚積算線量Px(t)を逐次算出し、その算出結果に基づいて重複撮影領域Rrxに対する補償フィルタ322の挿入と補償フィルタ322の挿入によって減弱した画像データの輝度補正を行なう場合について述べる。
画像データの生成に先立ち、X線診断装置100の操作者は、入力部13において被検体情報を入力した後、X線照射条件を含む各種撮影条件の設定、閾値α1、閾値α2及び閾値γoの設定、画像データ生成条件及び画像データ表示条件の設定等を行ない、これらの入力情報や設定情報はシステム制御部14に備えられた入力情報記憶部に保存される。
上述の初期設定が終了したならば、操作者は、被検体150が載置された天板9、被検体150の周囲に配置された撮像系(X線照射部3及びX線検出部2)を保持する保持部、更には、X線可動絞り器32の絞り羽根321を入力部13の入力デバイスを用いて所定の方向へ移動あるいは回動させることにより最初の撮影領域Rr1を被検体150に対して設定する。そして、このとき設定された撮影領域Rr1の領域情報は、システム制御部14を介して領域検出部6の領域情報記憶部に保存される(図8のステップS1)。
次いで、操作者は、入力部13において撮影開始指示信号を入力し、この指示信号がシステム制御部14へ供給されることにより、撮影領域Rr1に対するX線撮影が開始される。
即ち、システム制御部14は、自己の入力情報記憶部から読み出したX線照射条件と上述の撮影開始指示信号を高電圧発生部4のX線制御部41へ供給し、この指示信号を受信したX線制御部41は、X線照射条件に基づいて高電圧発生器42を制御することによりX線照射部3のX線管31に高電圧を印加する。そして、高電圧が印加されたX線管31は、X線可動絞り器32を介して被検体150の撮影領域Rr1にX線を照射し、撮影領域Rr1を透過したX線は、その後方に設けられたX線検出部2の平面検出器21によって検出される。
このとき、平面検出器21において2次元配列された検出素子51の光電膜52は、被検体150を透過したX線を受信し、そのX線透過量に比例した信号電荷を電荷蓄積コンデンサ53に蓄積する。そして、所定期間のX線照射が終了したならばゲートドライバ22は、平面検出器21のTFT54に対し駆動パルスを供給することによって電荷蓄積コンデンサ53に蓄積された信号電荷を順次読み出す。
読み出された信号電荷は、投影データ生成部23の電荷・電圧変換器24において電圧変換され、A/D変換器25においてデジタル信号に変換された後パラレル・シリアル変換器26のバッファメモリに1ライン分の投影データとして一旦保存される。次いで、パラレル・シリアル変換器26は、自己のバッファメモリに保存された投影データのデータ要素をライン単位でシリアルに読み出し、画像データ生成部5の投影データ記憶部に順次保存することにより、投影データ記憶部には2次元の画像データが生成される。
次に、画像データ生成部5の画像処理部は、投影データ記憶部から読み出した画像データに対して輪郭強調やS/N改善等を目的とした画像処理を必要に応じて行ない、表示部12は、画像データ生成部5から画像データ補正部11を介して供給された画像処理後の画像データを自己のモニタに表示する(図8のステップS2)。そして、上述のX線撮影をX線照射時間Δτ1に渡って繰り返すことにより表示部12には撮影領域Rr1の画像データ(透視画像データ)がリアルタイム表示される。
一方、積算線量算出部7は、撮影領域Rr1に対する上述のX線撮影に同期してX線照射部3の線量計測部33から時系列的に供給されるX線面積線量率A1の計測結果を受信し、X線可動絞り器32の絞り羽根321によって被検体150の体表面に設定された撮影領域Rr1の面積Sr1によってX線面積線量率A1の計測結果を除することにより、単位時間当たりのX線線量Po1を算出する。
更に、積算線量算出部7は、撮影領域Rr1に対するX線撮影において算出された上述のX線線量Po1をX線照射時間Δτ1に渡って累積演算することにより撮影領域Rr1の皮膚積算線量P1を算出し、得られた皮膚積算線量P1の算出結果に撮影領域Rr1の領域情報を付加して自己の積算線量記憶部に保存する(図8のステップS3)。
撮影領域Rr1に対する画像データの収集と皮膚積算線量P1の算出が終了したならば、操作者は、入力部13の入力デバイスを用いて天板9あるいは撮像系を再度移動/回動させることにより撮影領域Rr1に近接した撮影領域Rr2を被検体150に対して設定し(図8のステップS4)、領域検出部6は、このとき入力部13からシステム制御部14を介して供給される撮影領域Rr2の領域情報と自己の領域情報記憶部から読み出した撮影領域Rr1の領域情報に基づいてこれらの領域が重なる重複撮影領域Rrxを検出する(図8のステップS5)。
一方、システム制御部14は、X線発生部1、X線検出部2及び画像データ生成部5を上述のステップS2と同様の手順で制御することにより撮影領域Rr2の画像データをX線照射の経過時間tに渡って収集する(図8のステップS6)。
次いで、積算線量算出部7は、上述のステップS3と同様の手順によってX線照射部3の線量計測部33から時系列的に供給されたX線面積線量率A2の計測結果を撮影領域Rr2の面積Sr2によって除することにより単位時間当たりのX線線量Po2を算出し、算出されたX線線量Po2をX線照射の経過時間tに渡って累積演算することにより撮影領域Rr2の皮膚積算線量P2を算出する。そして、得られた皮膚積算線量P2の算出結果に撮影領域Rr2の領域情報を付加して自己の積算線量記憶部に一旦保存する(図8のステップS7)。
更に、積算線量算出部7は、上述の積算線量記憶部から読み出した撮影領域Rr1の皮膚積算線量P1及び撮影領域Rr2の皮膚積算線量P2に基づき、撮影領域Rr1に対するX線照射時間Δτ1のX線撮影及び撮影領域Rr2に対するX線照射時間tのX線撮影において重複撮影領域Rrxに蓄積された皮膚積算線量Px(t)を算出する(図8のステップS8)。
次に、積算線量比較部8は、積算線量算出部7から供給された皮膚積算線量Px(t)の算出結果と予め設定された閾値α1及び閾値α2(α2>α1)とを比較し、その比較結果を画像データ補正部11の領域マーカ付加部113へ供給する(図8のステップS9)。そして、重複撮影領域Rrxにおける皮膚積算線量Px(t)がPx(t)<α1の場合、画像データ補正部11は、画像データ生成部5から供給された撮影領域Rr2の画像データをそのまま表示部12に表示する(図8のステップS11)。
又、上述の皮膚積算線量Px(t)がα1≦Px(t)<α2の場合、画像データ補正部11の領域マーカ付加部113は、領域検出部6から供給された重複撮影領域Rrxの領域情報に基づき、画像データ生成部5から画像データ補正部11の輝度計測部111及び輝度補正部112を介して供給された撮影領域Rr2における画像データの重複撮影領域に対し「注意領域」を示す領域マーカを付加して表示部12に表示する(図8のステップS10及びステップS11)。
一方、上述の皮膚積算線量Px(t)がPx(t)≧α2の場合、積算線量比較部8から供給された上述の比較結果と領域検出部6から供給された重複撮影領域Rrxの領域情報を受信したシステム制御部14は、移動制御部10が備える機構制御部104に対して補償フィルタ挿入の指示信号を供給し、この指示信号を受信した機構制御部104は、絞り移動機構101を制御してX線可動絞り器32の補償フィルタ322を重複撮影領域Rrxへ挿入する(図8のステップS12)。
重複撮影領域Rrxに対する補償フィルタ322の挿入が完了したならば、システム制御部14は、X線発生部1、X線検出部2及び画像データ生成部5を制御することにより補償フィルタ322が挿入された撮影領域Rr2に対するX線撮影を行なって画像データを生成する(図8のステップS13)。
そして、画像データ補正部11の輝度計測部111は、補償フィルタ322が挿入された状態で収集された画像データの重複撮影領域における平均輝度G1と重複撮影領域の外部領域における平均輝度G2を計測し、輝度補正部112は、輝度計測部111から供給された平均輝度の計測結果に基づいて前記画像データの重複撮影領域における輝度を補正する(図8のステップS14)。
次いで、画像データ補正部11の領域マーカ付加部113は、輝度補正部112から供給された輝度補正後の画像データ、領域検出部6から供給された重複撮影領域Rrxの領域情報及び積算線量比較部8から供給された重複撮影領域Rrxにおける皮膚積算線量Px(t)と閾値α2との比較結果を受信し、これらの情報に基づき、「補償フィルタ挿入領域」を示す領域マーカを画像データの重複撮影領域に対して付加する(図8のステップS15)。そして、重複撮影領域に対する輝度補正と「補償フィルタ挿入領域」を示す領域マーカの付加が行なわれた画像データを表示部12に表示する(図8のステップS16)。
そして、上述の手順において、重複撮影領域Rrxの皮膚積算線量Px(t)がPx(t)<α1の場合の画像データの生成及び表示は、ステップS6乃至ステップS9とステップS11を繰り返すことによって行なわれ、α1≦Px(t)<α2の場合の画像データの生成及び表示は、ステップS6乃至ステップS11を繰り返すことによって行なわれる。更に、Px(t)≧α2の場合の画像データの生成及び表示は、ステップS13乃至ステップS16を繰り返すことによって行なわれる。
尚、上述のステップS15では、補償フィルタ322が挿入された状態で収集された撮影領域Rr2の画像データに対して「補償フィルタ挿入領域」を示す領域マーカを付加する場合について述べたが、補償フィルタ322が挿入される前の状態で収集された画像データに対して上述の領域マーカを付加しても構わない。
(変形例)
次に、本実施形態の変形例について説明する。
上述の実施形態では、皮膚積算線量Px(t)がPx(t)≧α2の場合、重複撮影領域Rrxに対して補償フィルタ322を挿入するX線診断装置100について述べたが、本変形例では、α2≦Px(t)<α3(α3>α2)の場合、重複撮影領域Rrxに対して補償フィルタ322を挿入し、Px(t)≧α3の場合、補償フィルタ322の替わりに絞り羽根321を挿入するX線診断装置について説明する。
図9は、本変形例のX線診断装置が備える画像データ補正部11aの具体的な構成を示すブロック図であり、この図9において、図7に示した画像データ補正部11のユニットと同一の構成及び機能を有するユニットは、同一の符号を付加し詳細な説明は省略する。
即ち、図9に示す本変形例の画像データ補正部11aは、輝度計測部111、輝度補正部112、画像データ記憶部114、画像データ補完部115及び領域マーカ付加部116を備えている。
画像データ記憶部114は、絞り羽根321が未挿入の状態で行なわれるX線撮影において画像データ生成部5から時系列的に供給される画像データを受信し、これらの画像データの中から抽出した最新あるいは所望時相の画像データを保存する。
一方、画像データ補完部115は、画像データ記憶部114から読み出した上述の画像データの重複撮影領域における画素データを領域検出部6から供給される重複撮影領域Rrxの領域情報に基づいて抽出する。次いで、絞り羽根321が挿入された状態で行なわれるX線撮影において画像データ生成部5から時系列的に供給される画像データの重複撮影領域に上述の画素データを貼付することにより、絞り羽根321の挿入によってその輝度の情報が欠落した画像データの重複撮影領域を補完する。
そして、領域マーカ付加部116は、α1≦Px(t)<α2の場合に画像データ生成部5から直接供給された画像データの重複撮影領域に対して「注意領域」を示す領域マーカを付加し、α2≦Px(t)<α3の場合に輝度補正部112から供給された輝度補正後の画像データにおける重複撮影領域に対して「補償フィルタ挿入領域」の領域マーカを付加する。又、Px≧α3の場合に画像データ補完部115から供給された補完後の画像データにおける重複撮影領域に対して「絞り羽根挿入領域」の領域マーカを付加する。
次に、本変形例における画像データの生成/表示手順につき図10のフローチャートを用いて説明する。但し、図10において、図8に示した画像データの生成/表示手順と同一の手順についての説明は省略する。
即ち、図8のステップS8における皮膚積算線量Px(t)の算出が終了したならば、積算線量比較部8は、積算線量算出部7から供給された皮膚積算線量Px(t)の算出結果と予め設定された閾値α1乃至閾値α3(α1<α2<α3)とを比較し、その比較結果を画像データ補正部11aの領域マーカ付加部116へ供給する(図10のステップS9a)。
そして、上述の皮膚積算線量Px(t)がPx(t)≧α3の場合、積算線量比較部8から供給された上述の比較結果と領域検出部6から供給された重複撮影領域Rrxの領域情報を受信したシステム制御部14は、移動制御部10が備える機構制御部104に対して絞り羽根挿入の指示信号を供給し、この指示信号を受信した機構制御部104は、絞り移動機構101を制御してX線可動絞り器32の絞り羽根321を重複撮影領域Rrxへ挿入する(図10のステップS21)。
重複撮影領域Rrxに対する絞り羽根321の挿入が完了したならば、システム制御部14は、X線発生部1、X線検出部2及び画像データ生成部5を制御することにより絞り羽根321が挿入された撮影領域Rr2に対するX線撮影を行なって画像データを生成する(図10のステップS22)。
一方、画像データ補正部11aの画像データ補完部115は、画像データ記憶部114から読み出した絞り羽根未挿入時の画像データにおける重複撮影領域の画素データを領域検出部6から供給される重複撮影領域の領域情報に基づいて抽出し、絞り羽根321が挿入された状態で行なわれるX線撮影において画像データ生成部5から時系列的に供給される画像データの重複撮影領域に上述の画素データを貼付することにより絞り羽根321の挿入によってその輝度の情報が欠落した画像データの重複撮影領域を補完する(図10のステップS23)。
次いで、画像データ補正部11aの領域マーカ付加部116は、画像データ補完部115から供給された補完後の画像データ、領域検出部6から供給された重複撮影領域Rrxの領域情報及び積算線量比較部8から供給された重複撮影領域Rrxにおける皮膚積算線量Px(t)と閾値α1乃至閾値α3との比較結果を受信し、これらの情報に基づいて「絞り羽根挿入領域」を示す領域マーカを画像データの重複撮影領域に対して付加する(図10のステップS24)。そして、重複撮影領域が補完され「絞り羽根挿入領域」の領域マーカが付加された画像データを表示部12に表示する(図10のステップS25)。
そして、重複撮影領域Rrxの皮膚積算線量Px(t)がPx(t)≧α3の場合における画像データの生成及び表示は、上述のステップS22乃至ステップS25を繰り返すことによって行なわれる。但し、上述のステップS24では、絞り羽根321が挿入された状態で収集される撮影領域Rr2の画像データに対して「絞り羽根挿入領域」の領域マーカを付加する場合について述べたが、絞り羽根が挿入される前の状態で収集された画像データに対して上述の領域マーカを付加しても構わない。
以上述べた本開示の実施形態によれば、被検体に対する撮影領域を順次移動させながらX線撮影を行なう際、撮影領域の重なり等によって局所的に発生する皮膚積算線量の増大を防止することができる。
特に、線量計測部の計測結果に基づいて独立した撮影領域あるいは複数の撮影領域が重なって形成された重複撮影領域における皮膚積算線量が算出され、得られた皮膚積算線量の算出結果と所定の閾値との比較によって検出された大きな皮膚積算線量を示す領域に対しX線照射量の低減を目的とした補償フィルタの挿入が行なわれるため、局所的に発生する皮膚積算線量の増大を容易かつ確実に防止することができる。このため、X線撮影における安全性が確保されるのみならず操作者の負担を軽減することができる。
又、本実施形態では、補償フィルタの挿入により減弱したX線照射量に伴って低減する画像データの局所的な輝度低下を補正する機能を有しているため、補償フィルタの挿入による画質劣化を防ぐことが可能となる。
更に、補償フィルタの挿入が必要な領域あるいは挿入が行なわれた領域に対して「補償フィルタ挿入領域」を示す領域マーカが付加されるため、操作者は、補償フィルタの挿入が必要な領域を容易に把握することができる。
以上、本開示の実施形態とその変形例について述べてきたが、本開示は、上述の実施形態及びその変形例に限定されるものではなく、更に、変形して実施することが可能である。例えば、上述の実施形態では、第1の撮影領域Rr1と第2の撮影領域Rr2とが重なった重複撮影領域Rrxに対してX線照射の低減を目的とした補償フィルタ322を挿入する場合について述べたが、独立した個々の撮影領域に対する補償フィルタの挿入であっても構わない。
又、ハレーション防止機能を有する補償フィルタ322を用いて重複撮影領域Rrxにおける皮膚積算線量を低減する場合について述べたが、専用の補償フィルタを用いて皮膚積算線量の低減を行なってもよい。この場合の補償フィルタは、多分割補償フィルタに限定されるものではなく、例えば、予め備えられた各種形状の補償フィルタの中から重複撮影領域Rrxの形状に対応した補償フィルタを選択して使用してもよい。
同様にして、上述の変形例では、撮影領域の形成機能を有する絞り羽根321を用いて重複撮影領域Rrxにおける皮膚積算線量を低減する場合について述べたが、重複撮影領域Rrxの形状に対応した専用の絞り羽根を用いて皮膚積算線量の低減を行なってもよい。この場合も、予め備えられた各種形状の絞り羽根の中から重複撮影領域の形状に対応した絞り羽根を選択して使用する方法が好適である。
更に、上述の実施形態及びその変形例では、画像データ補正部11(11a)が備える輝度計測部111の輝度計測結果に基づいて画像データの重複撮影領域における輝度低下を自動的に補正する場合について述べたが、例えば、入力部13が備える輝度調整機能によって上述の輝度補正を行なってもよい。この場合、操作者は、表示部12に表示された画像データの観察下で入力部13の入力デバイスを操作することにより重複撮影領域の輝度補正の手動的に調整することができる。
一方、上述の変形例では、皮膚積算線量Px(t)と閾値α1乃至α3との比較結果に基づいて重複撮影領域Rrxに対する補償フィルタ322の挿入と絞り羽根321の挿入を行なう場合について述べたが、皮膚積算線量Px(t)が所定の閾値を越えた場合には、絞り羽根321の挿入のみを行なっても構わない。
又、上述の実施形態及びその変形例では、輝度補正されたあるいは抽出された画像データに対して「補償フィルタ挿入領域」あるいは「絞り羽根挿入領域」の領域マーカを付加する場合について述べたが、補償フィルタ322や絞り羽根321が挿入される前に収集された画像データに対して上述の領域マーカを付加しても構わない。
更に、上述の実施形態及びその変形例では、その位置が固定された撮影領域Rr1及び撮影領域Rr2によって形成される重複撮影領域Rrxに対して「補償フィルタ挿入領域」あるいは「絞り羽根挿入領域」の領域マーカを付加すると共にこれらの領域に対して補償フィルタ322あるいは絞り羽根321を挿入する場合について述べたが、撮影領域Rr2における時系列的な画像データの収集中に撮像系や天板9を所望の方向へ連続的に移動させることにより撮影領域Rr2が移動した場合、撮影領域Rr2の更新に伴って新たに検出された重複撮影領域に対して皮膚積算線量Px(t)の検出が行なわれ、この検出結果に基づいて重複撮影領域に対する補償フィルタ322や絞り羽根321の挿入が行なわれる。
又、線量検出部33によって検出されるX線線量に基づいて被検体150の皮膚積算線量を算出する場合について述べたが、皮膚積算線量は、X線撮影に先行して設定される管電流や管電圧等のX線照射条件に基づいて算出しても構わない。
尚、本実施形態及びその変形例のX線診断装置に含まれる各ユニットは、例えば、CPU、RAM、磁気記憶装置、入力装置、表示装置等で構成されるコンピュータをハードウェアとして用いることでも実現することができる。例えば、X線診断装置100のシステム制御部14は、上記のコンピュータに搭載されたCPU等のプロセッサに所定の制御プログラムを実行させることにより各種機能を実現することができる。この場合、上述の制御プログラムをコンピュータに予めインストールしてもよく、又、コンピュータ読み取りが可能な記憶媒体への保存あるいはネットワークを介して配布された制御プログラムのコンピュータへのインストールであっても構わない。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行なうことができる。これらの実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…X線発生部
2…X線検出部
21…平面検出器
22…ゲートドライバ
23…投影データ生成部
24…電荷・電圧変換器
25…A/D変換器
26…パラレル・シリアル変換器
3…X線照射部
31…X線管
32…X線可動絞り器
33…線量計測部
4…高電圧発生部
41…X線制御部
42…高電圧発生器
5…画像データ生成部
6…領域検出部
7…積算線量算出部
8…積算線量比較部
9…天板
10…移動機構部
101…絞り移動機構
102…天板移動機構
103…保持部移動機構
104…機構制御部
11、11a…画像データ補正部
12…表示部
13…入力部
14…システム制御部
100…X線診断装置

Claims (7)

  1. 被検体に対するX線撮影によって収集された投影データに基づいて画像データを生成するX線診断装置において、
    前記X線撮影におけるX線線量に基づいて前記被検体の皮膚積算線量を算出する積算線量算出手段と、
    前記皮膚積算線量が所定の閾値より大きな領域に対して補償フィルタあるいは絞り羽根の少なくとも何れかを挿入する絞り移動手段と、
    前記X線撮影における撮影領域あるいは複数の前記撮影領域が重なって形成される重複撮影領域を検出する領域検出手段と、
    前記皮膚積算線量と、第1の閾値、前記第1の閾値より大きな第2の閾値及び前記第2の閾値より大きい第3の閾値とを比較する積算線量比較手段と、
    領域マーカ付加手段を備え、
    前記領域マーカ付加手段は、前記第1の閾値以上で前記第2の閾値より小さな皮膚積算線量を有する前記重複撮影領域に対して注意領域を示す第1領域マーカを付加し、
    前記絞り移動手段は、前記第2の閾値以上で前記第3の閾値より小さな皮膚積算線量を有する前記撮影領域あるいは前記重複撮影領域に対して前記補償フィルタを挿入し、前記第3の閾値以上の皮膚積算線量を有する前記撮影領域あるいは前記重複撮影領域に対して前記絞り羽根を挿入することを特徴とするX線診断装置。
  2. 輝度補正手段を備え、前記輝度補正手段は、前記補償フィルタの挿入によって低下した前記画像データの前記撮影領域あるいは前記重複撮影領域における輝度を補正することを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  3. 画像データ補完手段を備え、前記画像データ補完手段は、前記絞り羽根の挿入によってその輝度の情報が欠落した前記画像データの前記撮影領域あるいは前記重複撮影領域に前記絞り羽根が挿入される前に収集した画像データの前記撮影領域あるいは前記重複撮影領域における画素データを貼付することを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  4. 前記領域マーカ付加手段は、前記第2の閾値以上で前記第3の閾値より小さな皮膚積算線量を有する前記撮影領域あるいは前記重複撮影領域に対して補償フィルタ挿入領域を示す第2領域マーカを付加し、前記第3の閾値以上の皮膚積算線量を有する前記撮影領域あるいは前記重複撮影領域に対して絞り羽根挿入領域を示す第3領域マーカを付加することを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  5. 前記X線撮影におけるX線線量を計測する線量計測手段を備え、前記積算線量算出手段は、前記X線線量に基づいて前記被検体の体表面に形成された前記撮影領域あるいは前記重複撮影領域における皮膚積算線量を算出することを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  6. 前記X線撮影のX線照射条件を設定する照射条件設定手段を備え、前記積算線量算出手段は、前記X線照射条件に基づいて前記被検体の体表面に形成された前記撮影領域あるいは前記重複撮影領域における皮膚積算線量を算出することを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  7. 被検体に対するX線撮影によって収集された投影データに基づいて画像データを生成するX線診断装置に対し、
    前記X線撮影における撮影領域あるいは複数の前記撮影領域が重なって形成される重複撮影領域を検出する領域検出機能と、
    前記X線撮影におけるX線線量に基づいて前記撮影領域あるいは前記重複撮影領域における皮膚積算線量を算出する積算線量算出機能と、
    前記皮膚積算線量が所定の閾値を越えた領域に対して補償フィルタあるいは絞り羽根の少なくとも何れかを挿入する絞り移動機能と
    前記皮膚積算線量と、第1の閾値、前記第1の閾値より大きな第2の閾値及び前記第2の閾値より大きい第3の閾値とを比較する積算線量比較機能と、
    領域マーカ付加機能を実行させ、
    前記領域マーカ付加機能は、前記第1の閾値以上で前記第2の閾値より小さな皮膚積算線量を有する前記重複撮影領域に対して注意領域を示す第1領域マーカを付加する機能であり、
    前記絞り移動機能は、前記第2の閾値以上で前記第3の閾値より小さな皮膚積算線量を有する前記撮影領域あるいは前記重複撮影領域に対して前記補償フィルタを挿入し、前記第3の閾値以上の皮膚積算線量を有する前記撮影領域あるいは前記重複撮影領域に対して前記絞り羽根を挿入する機能である
    ことを特徴とする制御プログラム。
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