JP6095778B2 - チャネル推定のための地理的に同一なアンテナポート - Google Patents

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Description

本願は、2012年8月3日に出願された仮特許出願番号第61/679,335号の恩典を主張し、その開示は、その全内容が引用により本明細書に組み込まれる。
本開示は、大規模なまたは長期的なチャネル特性の推定のために利用され得るセルラー通信ネットワークにおける地理的に同一なアンテナポート(quasi co-located antenna ports)に関する。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)は、下りリンクにおいて直交周波数分割多重(OFDM)を、上りリンクにおいて離散フーリエ変換(DFT)拡散OFDMを使用する。基礎となるLTE物理リソースはかくして、図1に示されているように時間周波数グリッドとして見ることができ、各リソース要素(RE)は、特定のアンテナポートでの1つのOFDMシンボル間隔中の1つのサブキャリアに対応する。アンテナポートは、そのアンテナポートでのシンボルが伝達されるチャネルが、同一のアンテナポートでの別のシンボルが伝達されるチャネルから推論され得るように、定義される。1アンテナポートあたり1つのリソースグリッドが存在する。特に、Erik Dahlman et al.,4G LTE/LTE−Advanced for Mobile Broadband,§10.1.1.7(2011)において論じられているように、アンテナポートは、必ずしも特定の物理アンテナに対応するわけではなく、それよりも、たとえば複数の物理アンテナを使用したビームフォーミングを可能にするために導入された、より一般的な概念である。少なくとも下りリンクについて、アンテナポートは、基準信号の送信に対応する。そして、そのアンテナポートから送信される任意のデータは、整合のとれた復調のためのチャネル推定のために、その基準信号に依拠し得る。したがって、同一の基準信号が複数の物理アンテナから送信された場合、これらの物理アンテナは、単一のアンテナポートに対応する。同様に、2つの異なる基準信号が物理アンテナの同一のセットから送信された場合、これは、2つの別個のアンテナポートに対応する。
時間ドメインにおいて、LTE下りリンク送信は、10ミリ秒(ms)の無線フレームに編成され、各無線フレームは、図2に示されているように、1msの10個の等しいサイズのサブフレームからなる。サブフレームは、各々が0.5msの時間持続時間の2つのスロットに分割される。LTEにおけるリソース割り付けは、リソースブロック(RB)または物理RB(PRB)の観点で説明され、リソースブロックは、時間ドメインにおける1つのスロットと周波数ドメインにおける12個の隣接した15キロヘルツ(kHz)のサブキャリアとに対応する。時間ドメインにおける2つの連続したリソースブロックは、リソースブロックペアを表し、スケジューリングが動作する時間間隔に対応する。
LTEにおける送信は、各サブフレームにおいて動的にスケジューリングされ、基地局は、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)を介して、またLTEリリース11(Rel−11)からは発展型PDCCH(ePDCCH)を介して、ある特定のユーザ要素またはユーザ機器(UE)に下りリンクの割り当て/上りリンクの許可を送信する。PDCCHは、各サブフレームにおける最初のOFDMシンボル(単数または複数)において送信され、(おおよそ)システム帯域幅全体に及ぶ。PDCCHによって搬送された下りリンクの割り当てを復号したUEは、サブフレームにおけるどのリソース要素がそのUEに向けられたデータを含むのかが分かる。同様に、上りリンクの許可を受信すると、UEは、それがどの時間/周波数リソースで送信すべきかが分かる。LTE下りリンクにおいて、データは、物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)によって搬送される。上りリンクでは、対応するリンクは、物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)と呼ばれる。
ePDCCHの定義は、3GPPにおいて進行中である。そのような制御シグナリングはおそらくPDCCHと同様の機能を有するようになりそうである。しかしながら、ePDCCHの基本的な違いは、ePDCCHは、その復調のために、セル固有の基準信号(すなわち、共通基準信号(CRS))ではなく、UE固有の基準信号(すなわち、復調基準信号(DMRS))を必要とするであろう、という点である。1つの利点は、UE固有の空間処理がePDCCHのために活用され得るという点である。
PDSCHを介して送られたデータの復調は、無線チャネルの大規模なチャネル特性の推定を必要とする。このチャネル推定は、送信された基準シンボルを使用して実行され、基準シンボルは、基準信号(RS)のシンボルであり、受信機に既知である。LTEにおいて、CRS基準シンボルは、すべての下りリンクサブフレームにおいて送信される。下りリンクチャネル推定を支援することに加えて、CRS基準シンボルは、UEによって実行されるモビリティ測定のためにも使用される。LTEはまた、復調目的のためのチャネル推定を支援することのみを狙いとした、UE固有のRS基準シンボルをサポートする。図3は、下りリンクサブフレームを形成するRBペア内のリソース要素に対する物理制御/データチャネルおよび信号のマッピングの一例を示す。この例において、PDCCHは、3つの可能なOFDMシンボルからの最初のシンボルを占有する。よって、この特定のケースでは、データのマッピングは、2番目のOFDMシンボルから開始し得る。CRSはセル内のすべてのUEに共通であるので、CRSの送信は、特定のUEのニーズに合うように容易に適合させられることはできない。これは、各UEがPDSCHの一部として図3のデータ領域に配置されたそれ独自のUE固有のRSを有する、UE固有のRSとは対照的である。
制御領域の長さは、サブフレーム毎に異なり得、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)で伝達される。PCFICHは、制御領域内でUEに既知の位置で送信される。UEがPCFICHを復号した後、UEは、制御領域のサイズと、どのOFDMシンボルにおいてデータ送信が始まるかが分かる。物理ハイブリッド自動再送要求(HARQ)インジケータは、以前のサブフレームにおける対応する上りリンクデータ送信が基地局によって成功裏に復号されたかどうかをUEに知らせるためのUEへのACK/NACK応答を搬送するが、これもまた制御領域において送信される。
LTEリリース10(Rel−10)では、UEへのすべての制御メッセージがCRSを使用して復調される。したがって、制御メッセージは、セル内のすべてのUEに到達するセルワイドなカバレッジを有する。例外は、プライマリ同期信号(PSS)とセカンダリ同期信号(SSS)であり、これらは、スタンドアロンであり、復調前のCRSの受信を必要としない。構成に依存して、サブフレームにおける4つのOFDMシンボルに対する最初のOFDMシンボルが、そのような制御情報のために予約される。制御メッセージは、セル内の1つのUEにのみ送られる必要がある制御メッセージ(すなわち、UE固有の制御メッセージ)と、セル内のすべてのUEまたはセル内の2つ以上の数のUEのあるサブセットに送られる必要がある制御メッセージ(すなわち、共通制御メッセージ)とに、カテゴライズされ得る。
図4に示されているように、PDCCHタイプの制御メッセージは、CRSを使用して復調され、制御チャネル要素(CCE)と呼ばれる倍数の単位で送信され、各CCEは、36個のREを含む。PDCCHは、制御メッセージのリンク適合を可能にするために1、2、4、または8つのCCEのアグリゲーションレベル(AL)を有し得る。さらに、各CCEは、各々が4つのREからなる9つのリソース要素グループ(REG)にマッピングされる。これらのREGは、CCEのための周波数ダイバーシティを提供するためにシステム帯域幅全体にわたって分散させられる。したがって、PDCCHは、最大8つのCCEからなり、構成に依存して、4つのOFDMシンボルに対する最初のOFDMシンボルにおいて全システム帯域幅に及ぶ。
LTE Rel−11では、発展型制御チャネルの形態で制御情報のUE固有の送信を導入することが合意されている。より具体的には、データ領域に配置されたUE固有のRSに基づく送信を使用したUEへの一般的な制御メッセージの送信を可能にすることが合意されている。これは、ePDCCH、発展型物理HARQインジケータチャネル(ePHICH)、等として一般に知られている。図5は、10個のRBペアを示す下りリンクサブフレームおよび各々が1RBペアサイズである3つのePDCCH領域の構成を示す。残りのRBペアは、PDSCH送信のために使用され得る。LTE Rel−11におけるePDCCHについて、図6に示されているごとく、ノーマルなサブフレームおよびノーマルなサイクリックプレフィックスの復調のために、アンテナポートp∈{107、108、109、110}を使用することが合意されている。より具体的には、図6は、1つのPRBペアについてLTEにおけるePDCCHのために使用されるUE固有の基準シンボル(すなわち、DMRS基準シンボル)のRE位置の例を示している。LTE Rel.11からは、2つ以上のUEが、いくつかのケースにおいて、それらのそれぞれのePDCCHメッセージを復調するために同一のDMRS基準シンボルを互いが使用することを知らない場合がある、ということに注意する。そのようなものとして、「UE固有」とは、UEの見地から見られたものとして解釈されるべきである。RSポートR7およびR9はそれぞれ、アンテナポート107および109に対応するDMRS基準シンボルを表す。加えて、アンテナポート108および110はそれぞれ、RSポートR7およびR9の隣り合うペアにわたって直交カバー(1、−1)を適用することにより得られ得る。ePDCCHは、プリコーディング利得が制御チャネルのために達成されることを可能にする。ePDCCHの別の利点は、異なるPRBペア(または発展型制御領域)が異なるセルまたはセル内の異なる送信ポイントに割り付けられ得、そのようなものとして、制御チャネル間のセル間またはポイント間干渉協調が達成され得ることである。これは特に、以下に論じられるように、異種ネットワークシナリオのために有用である。
ポイントの概念は、協調マルチポイント(CoMP)のための技法とともに大いに使用される。この文脈において、ポイントは、本質的に同一の地理的エリアを同様にカバーするアンテナのセットに対応する。したがって、ポイントは、ある基地での複数のセクターの1つ(すなわち、発展型ノードB(eNB)によってサービス提供されるセルの2つ以上のセクターの1つ)に対応し得るが、それはまた、すべてが同様の地理的エリアをカバーすることを意図する1つ以上のアンテナを有する基地に対応し得る。しばしば、異なるポイントは、異なる基地を表す。アンテナは、それらが地理的に十分に離れている場合および/または十分に異なる方向を向いているアンテナダイヤグラムを有する場合、異なるポイントに対応する。CoMPのための技法は、スケジューリングの視点からのポイントが他のポイントと多かれ少なかれ独立して動作させられる従来のセルラーシステムとは対照的に、異なるポイント間でのスケジューリングまたは送信/受信における依存性を導入することを必然的に伴う。下りリンクCoMP動作は、たとえば、スペクトルの重複部分または非重複部分で、異なる時間インスタンスまたは所与のサブフレームのいずれかで、複数のポイントからある特定のUEにサービス提供することを含み得る。ある特定のUEにサービス提供する送信ポイント間の動的な切り替えはしばしば、動的ポイント選択(DPS)と呼ばれる。重複リソースで複数のポイントからUEに同時にサービス提供することはしばしば、ジョイント送信(JT)と呼ばれる。ポイント選択は、たとえば、チャネル、干渉、またはトラヒックの瞬間条件に基づき得る。CoMP動作は、データチャネル(たとえば、PDSCH)および/または制御チャネル(たとえば、ePDCCH)のために実行されるように意図される。
同一のePDCCH領域は、互いに対しそれほど干渉していないセル内の異なる送信ポイントまたは異なるセルに属する異なる送信ポイントによって使用され得る。典型的なケースは、図7に示された共有セルシナリオである。示されているように、異種ネットワークは、マクロノードのカバレッジエリア内に、マクロノードまたはマクロ基地局と、より低い電力の複数のピコノードまたはピコ基地局とを含む。同一のePDCCH領域は、マクロノードとピコノードとによって使用され得る。本出願全体を通して、ネットワーク内のノードまたはポイントはしばしば、ある特定のタイプ、たとえば、「マクロ」または「ピコ」として言及される、ということに注意する。そうでないと明確に記載されていない限り、これは、ネットワーク内のノード/ポイントの役割の絶対的定量として解釈されるべきではなく、異なるノード/ポイントの互いに対する役割を論じる便宜上の手法として解釈されるべきである。したがって、マクロノード/ポイントとピコノード/ポイントとについての議論は、たとえば、マクロノード/ポイントとフェムトノード/ポイントとの間のインタラクションにも同様に適用可能であり得る。
ピコノードBおよびCのような地理的に離れているピコノードのために、同一のePDCCH領域が再利用され得る。このように、所与のPRBリソースがセルの異なる部分において潜在的に複数回再利用されるので、共有セルにおける合計制御チャネル容量は増大するであろう。これは、エリアスプリッティング利得が得られることを保証する。例が図8において与えられ、ピコノードBおよびCが同一のePDCCH領域を共有する。逆に、近接しているがゆえにピコノードAとBおよびピコノードAとCは互いに干渉するリスクがあるので、ピコノードAは、ピコノードBおよびCの共有ePDCCH領域と重複しないePDCCH領域を割り当てられる。共有マクロセル内での、ピコノードAとB、すなわち言い換えると、送信ポイントAとBとの間の干渉協調が、それにより達成される。同様に、共有マクロセル内での、ピコノードAとC、すなわち言い換えると、送信ポイントAとCとの間の干渉協調が、それにより達成される。いくつかのケースにおいて、UEは、ePDCCHシグナリングの一部をマクロセルから、ePDCCHシグナリングの他の部分を近くのピコセルから、受信する必要があり得る。PDCCHは帯域幅全体に及ぶので、このエリアスプリッティングおよび制御チャネル周波数協調はPDCCHでは不可能である。また、PDCCHは、それが復調のためにCRSの使用に依拠するので、UE固有のプリコーディングを使用する可能性を提供しない。
図9は、PDCCHにおけるCCEと同様に、複数のグループに分割され、サブフレームの発展型制御領域の1つにマッピングされた、ePDCCHを示す。図9において、ePDCCH領域は、サブフレームにおけるPDCCHの同時送信に適応するために、OFDMシンボル0から開始しない、ということに注意する。しかしながら、PDCCHを有しない将来のLTEリリースにおけるキャリアタイプが存在し得、そのケースでは、ePDCCH領域はサブフレーム内のOFDMシンボル0から開始し得る。
たとえePDCCHが上述されたようにUE固有のプリコーディングおよび局在化送信を可能にするとしても、いくつかのケースでは、ブロードキャストワイドエリアカバレッジでePDCCHを送信可能であることが有用であり得る。これは、基地局(すなわち、eNB)がある特定のUEへのプリコーディングを実行するための信頼性の高い情報を有しない場合、有用である。この状況において、ワイドエリアカバレッジ送信はよりロバストである。別のケースは、特定の制御メッセージが2つ以上のUEのために意図されている場合である。このケースでは、UE固有のプリコーディングは使用されることができない。例は、PDCCHを使用した(すなわち、共通探索空間(CSS)における)共通制御情報の送信である。これらのケースのいずれにおいても、サブフレーム内の複数のePDCCH領域にわたる分散送信が使用され得る。そのような分散の一例が図10に示され、同一のePDCCHに属する4つの部分が、サブフレーム内で複数の発展型制御領域にわたって分散されている。3GPP ePDCCHの開発において、ePDCCHの分散送信と局在化送信の両方がサポートされることが合意されている。ePDCCHの分散送信が使用される場合、それはまた、アンテナダイバーシティがePDCCHメッセージのダイバーシティオーダーを最大化するために達成され得る場合にも有益である。一方で、時に広帯域チャネル品質情報と広帯域プリコーディング情報しか基地局で利用可能でない場合があり、そのケースでは、分散送信であるがUE固有の広帯域プリコーディングを用いた実行が有用であり得る。
上述されたように、LTEにおけるePDCCHのような発展型制御シグナリングは、多くの利点を提供する。しかしながら、進歩型のネットワークアーキテクチャ(たとえば、異種ネットワークアーキテクチャ)および下りリンクCoMPは、解決されなくてはならない問題を招く。特に、以下に論じられるように、発明者は、改善されたチャネル推定技法のためのシステムおよび方法に対するニーズが存在することを見出した。
セルラー通信ネットワークからの下りリンクの1つ以上のチャネル特性を1つ以上のチャネル特性に関する地理的に同一なアンテナポートに基づいて推定するためのシステムおよび方法が開示される。一実施形態では、ワイヤレスデバイスが、セルラー通信ネットワークから下りリンク制御チャネルを含む下りリンクサブフレームを受信する。ワイヤレスデバイスは、下りリンク制御チャネルにおける関心のアンテナポートについての1つ以上の大規模なチャネル特性を、1つ以上のチャネル特性に関し関心のアンテナポートと地理的に同一であるセルラー通信ネットワークにおけるアンテナポートに対応するRSのサブセットに基づいて推定する。1つ以上のチャネル特性を、1つ以上の大規模なチャネル特性が推定される関心のアンテナポートに対応する単一のRSではなく、地理的に同一なアンテナポートに対応するRSのサブセットに基づいて推定することにより、1つ以上の大規模なチャネル特性の推定が大幅に改善される。
一実施形態において、セルラー通信ネットワークは、ロングタームエボリューション(LTE)セルラー通信ネットワークであり、下りリンク制御チャネルは、発展型公共下りリンク制御チャネル(ePDCCH)である。一実施形態において、ワイヤレスデバイスは、ePDCCHにおけるRSに対応するアンテナポートがアンテナポート間および下りリンクサブフレーム内の物理リソースブロック間で大規模なチャネル特性に関し地理的に同一であることを想定しない。1つの特定の実施形態において、ワイヤレスデバイスは、ePDCCHにおける下りリンク制御情報(DCI)メッセージが2つ以上の復調RS(DMRS)ポートおよび/または2つ以上の物理リソースブロックに関連づけられるかどうかを決定する。そうである場合、ePDCCH内のRSポートの1つ以上のチャネル特性に関し地理的に同一であるアンテナポートは、DCIメッセージに関連づけられたアンテナポート、好ましくはすべてのアンテナポートを含む。
別の特定の実施形態において、ワイヤレスデバイスの探索空間を形成するePDCCHリソースは、ePDCCHリソースの2つ以上のセットに分割され、ePDCCHリソースの同一セット内のアンテナポートは少なくとも、セルラー通信ネットワークのための1つ以上の予め定義された規則に従って1つ以上の大規模なチャネル特性に関し地理的に同一でなくてはならない。この実施形態では、ワイヤレスデバイスは、ePDCCH内のRSポートについての1つ以上の大規模なチャネル特性を、ePDCCHリソースの同一セット内のアンテナポート、したがって、1つ以上の大規模なチャネル特性に関し地理的に同一であるアンテナポートに対応する、RSのサブセットに基づいて推定する。
別の特定の実施形態において、ワイヤレスデバイスの探索空間を形成するePDCCHリソースは、ePDCCHリソースの2つ以上のセットに分割される。ワイヤレスデバイスは、下りリンクサブフレーム内のePDCCHリソースの同一セット内のアンテナポートが1つ以上の大規模なチャネル特性に関し地理的に同一であるかどうかを示すセルラー通信ネットワークワークからのシグナリングを受信する。そうである場合、ワイヤレスデバイスは、ePDCCH内のRSポートについての1つ以上の大規模なチャネル特性を、ePDCCHリソースの同一セット内のアンテナポート、したがって、1つ以上の大規模なチャネル特性に関し地理的に同一であるアンテナポートに対応する、RSのサブセットに基づいて推定する。1つのさらなる実施形態において、ワイヤレスデバイスは、下りリンクサブフレーム内のePDCCHリソースの2つ以上の異なるセット内のアンテナポートが1つ以上の大規模なチャネル特性に関し地理的に同一であるかどうかを示すセルラー通信ネットワークワークからのシグナリングを受信し得る。ePDCCHリソースの2つ以上の異なるセット内のアンテナポートが地理的に同一である場合には、ワイヤレスデバイスは、ePDCCH内のRSポートについての1つ以上の大規模なチャネル特性を、ePDCCHリソースの2つ以上の異なるセット内のアンテナポート、したがって、1つ以上の大規模なチャネル特性に関し地理的に同一であるアンテナポートに対応する、RSのサブセットに基づいて推定する。
一実施形態において、セルラー通信ネットワークにおける基地局は、無線サブシステムと無線サブシステムに関連づけられた処理サブシステムとを含む。処理サブシステムは、下りリンクサブフレームの下りリンク制御チャネル内で地理的に同一でなくてはならないアンテナポートの1つ以上のサブセットを定義する1つ以上の予め定義された規則に従って、複数のアンテナポートに対応する複数のRSを含む下りリンクサブフレームを無線サブシステムを介して提供する。このように、基地局は、ワイヤレスデバイスが、たとえば、1つ以上の大規模なチャネル特性を1つ以上の大規模なチャネル特性に関し地理的に同一なアンテナポートに対応する下りリンクサブフレーム内のRSのサブセットに基づいて推定することを可能にする。
別の実施形態において、セルラー通信ネットワークにおける基地局は、無線サブシステムと無線サブシステムに関連づけられた処理サブシステムとを含む。処理サブシステムは、セルラー通信ネットワークからの下りリンクのサブフレームの下りリンク制御チャネル内で地理的に同一であるアンテナポートを示す情報を無線サブシステムを介してワイヤレスデバイスに送る。この情報を使用して、ワイヤレスデバイスは、たとえば、1つ以上の大規模なチャネル特性を1つ以上の大規模なチャネル特性に関し地理的に同一なアンテナポートに対応するRSに基づいて推定することが可能になる。
当業者は、好ましい実施形態の以下の詳細な説明を添付図面の図に関連づけて読んだ後、本開示の範囲を理解し、その追加の態様を認識するであろう。
本明細書の一部に組み込まれ、その一部を形成する添付図面の図は、本開示のいくつかの態様を示し、説明と共に本開示の原理を説明する役割を果たす。
図1は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)セルラー通信ネットワークにおける下りリンクのリソースブロックを示す図である。 図2は、3GPP LTEセルラー通信ネットワークにおける下りリンクの時間ドメイン構造を示す図である。 図3は、3GPP LTEセルラー通信ネットワークにおける下りリンクサブフレーム内の、LTE物理制御シグナリング、データリンク、および共通基準信号(CRS)のマッピングを示す図である。 図4は、3GPP LTEセルラー通信ネットワークにおける下りリンクサブフレーム内の制御領域に対する公共下りリンク制御チャネル(PDCCH)に属する1つの制御チャネル要素(CCE)のマッピングを示す図である。 図5は、3GPP LTEセルラー通信ネットワークにおける下りリンクサブフレームにおける、発展型制御領域または発展型PDCCH(ePDCCH)領域を示す図である。 図6は、ePDCCHのために使用される復調基準信号(DMRS)ポートであって、アンテナポートに対応するDMRSポートの例を示す図である。 図7は、セルラー通信ネットワークのための異種ネットワークアーキテクチャを示す図である。 図8は、いくつかのePDCCHリソース領域が異種ネットワークアーキテクチャにおけるピコノードによって干渉なしに再利用される、異なるePDCCHリソース領域を示す図である。 図9は、下りリンクサブフレームにおけるePDCCH領域の1つにマッピングされたePDCCHに属するCCEを含む下りリンクサブフレームを示す図である。 図10は、分散送信および周波数ダイバーシティまたはサブバンドプリコーディングを達成するために複数のePDCCH領域にマッピングされたePDCCHに属するCCEを含む下りリンクサブフレームを示す図である。 図11は、本開示の一実施形態に係る、ワイヤレスデバイスが地理的に同一なアンテナポートに対応する基準信号を使用して下りリンク制御チャネルについてのチャネル推定を実行するセルラー通信ネットワークを示す図である。 図12Aは、本開示の一実施形態に係る、下りリンクサブフレーム内の地理的に同一なアンテナポートに対応する基準信号が下りリンク制御チャネルのチャネル推定のために利用されるセルラー通信ネットワークの一例を示す図である。 図12Bは、本開示の一実施形態に係る、下りリンクサブフレーム内の地理的に同一なアンテナポートに対応する基準信号が下りリンク制御チャネルのチャネル推定のために利用されるセルラー通信ネットワークの別の例を示す図である。 図13は、本開示の一実施形態に係る、地理的に同一なアンテナポートに対応する下りリンクサブフレームにおける基準信号を使用して下りリンク制御チャネルについてのチャネル推定を提供する図11のセルラー通信ネットワークの動作を示す図である。 図14は、本開示の一実施形態に係る、地理的に同一なアンテナポートがセルラー通信ネットワークによってシグナリングされる、地理的に同一なアンテナポートに対応する基準信号を使用して下りリンク制御チャネルについてのチャネル推定を提供する図11のセルラー通信ネットワークの動作を示す図である。 図15は、本開示の一実施形態に係る、地理的に同一なアンテナポートがセルラー通信ネットワークのために予め定義される、地理的に同一なアンテナポートに対応する基準信号を使用して下りリンク制御チャネルについてのチャネル推定を提供する図11のセルラー通信ネットワークの動作を示す図である。 図16は、サブフレーム内の複数のePDCCHリソース領域を示す図である。 図17Aは、図16のePDCCHリソース領域において見出される異なるアンテナポートに対応する異なるCRSポートを示す図である。 図17Bは、図16のePDCCHリソース領域において見出される異なるアンテナポートに対応する異なるCRSポートを示す図である。 図17Cは、図16のePDCCHリソース領域において見出される異なるアンテナポートに対応する異なるCRSポートを示す図である。 図18Aは、図16のePDCCHリソース領域において見出される異なるアンテナポートに対応する異なる復調基準信号(DMRS)ポートを示す図である。 図18Bは、図16のePDCCHリソース領域において見出される異なるアンテナポートに対応する異なる復調基準信号(DMRS)ポートを示す図である。 図19は、図16のePDCCHリソース領域において見出される異なるアンテナポートに対応する異なるチャネル状態情報基準信号(CSI−RS)ポートを示す図である。 図20は、本開示の一実施形態に係る、地理的に同一なアンテナポートに対応するRSに基づいてePDCCH領域内の基準信号(RS)ポートについてのチャネル推定を実行する図11のワイヤレスデバイスの動作を示す図である。 図21は、ePDCCHリソースの同一セット内のアンテナポートが地理的に同一であるものとして予め定義される本開示の別の実施形態に係る、地理的に同一なアンテナポートに対応するRSに基づいてePDCCH領域内のRSポートについてのチャネル推定を実行する図11のワイヤレスデバイスの動作を示す図である。 図22は、本開示の一実施形態に係る、ePDCCHリソースのセットにおけるすべてのアンテナポートが地理的に同一でなくてはならないことを示す1つ以上の予め定義された規則に従ってePDCCHを送信する図11のセルラー通信ネットワークの基地局の動作を示す図である。 図23は、地理的に同一であるePDCCHリソースの同一セットおよびePDCCHリソースの潜在的に異なるセット内のアンテナポートがワイヤレスデバイスにシグナリングされる本開示の別の実施形態に係る、地理的に同一なアンテナポートに対応するRSに基づいてePDCCH領域内のRSポートについてのチャネル推定を実行する図11のワイヤレスデバイスの動作を示す図である。 図24は、本開示の一実施形態に係る図23の処理の一例を示す図である。 図25は、本開示の一実施形態に係るワイヤレスデバイスのブロック図である。 図26は、本開示の一実施形態に係る基地局のブロック図である。
以下に説明される実施形態は、実施形態を実現することを当業者に可能にさせ、実施形態を実現するベストモードを示すために必要な情報を表す。添付図面の図に照らして以下の説明を読むことにより、当業者は、本開示の概念を理解するであろうし、本明細書において特に対処されていないこれらの概念の応用例を認識するであろう。これらの概念および応用例が本開示および添付の請求項の範囲内に含まれることが理解されるべきである。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)仕様書からの専門用語が本開示の好ましい実施形態を例示するために以下の説明の大半で使用されるが、これは、本開示の範囲を3GPP LTEのみに限定するものとして見られるべきではない、ということに注意する。たとえば、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMax)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、および移動体通信のための世界システム(GSM)であるがこれらに限定されない、他のワイヤレスシステムもまた、本明細書において開示される概念を活用することから恩恵を受け得る。
本開示のさまざまな実施形態を論じる前に、発明者によって発見された基本的な問題を論じることが有益である。3GPP LTEセルラー通信ネットワークの設計を導く原理の1つは、ユーザ機器(UE)に対するネットワーク透過性である。すなわち、LTEにおいてUEは、その意図されたチャネルを、他のUEまたはネットワーク展開についてのスケジューリングの割り当ての特定の知識なしに復調および復号することができる。しかしながら、下りリンク協調マルチポイント(CoMP)および分散させられた上りリンクおよび下りリンクといった進歩型のシナリオでは、ネットワーク透過性のこの概念は、サブフレーム内の基準信号がセルラー通信ネットワークにおける同一の送信ポイントから発せられたものであることをUEが想定できない、という事実を結果として生じる。
たとえば、LTEでは、発展型物理下りリンク制御チャネル(ePDCCH)で異なる下りリンク制御情報(DCI)メッセージが異なる送信ポイントに属するポートから送信され得る。異なるポイントからの制御シグナリングによってUEにサービス提供するのにはいくつかの理由があるが、1つの応用例は、スケジューリングアルゴリズムの一部を、たとえば、下りリンク(DL)送信が上りリンク(UL)送信と異なるポイントに関連づけられるように、異なるポイントに分散させることからなる。このシナリオは、本明細書では分散させられた上りリンクおよび下りリンクのシナリオと呼ばれる。そのようなケースでは、それぞれのポイントから直接提供された制御シグナリングによって下りリンク送信と上りリンク送信とをスケジューリングすることが理にかなう。別の例として、UEは、(たとえば、データレートを増大させるために、またはポイント間のハンドオーバー中に)異なるポイントからのパラレルなデータ送信によってサービス提供され得る。別の例として、システム制御情報が、「マスター」ポイントから送信され得、データ送信は、典型的にはピコノードに関連づけられた他のポイントから送信され得る。上記例のすべてにおいて、同一のサブフレームにおける異なるポイントからのePDCCHでの制御シグナリングによってUEにサービス提供する可能性を有することが理にかなう。しかしながら、ネットワーク透過性ゆえに、UEは、各基準信号(RS)ポートが送信される地理的な位置を認識しない。
復調RS(DMRS)またはUE固有のRSが、データチャネルおよび場合によってはある特定の制御チャネル(すなわち、ePDCCH)の復調のために用いられる。DMRSは、UEに送信の特性の多くを知る必要を無くさせ、かくして、フレキシブルな送信スキームがネットワークサイドから使用されることを可能にする。これは、(UEに対する)送信透過性と呼ばれる。しかしながら、発明者は、DMRSの推定精度がいくつかの状況において十分でない場合があることを見出した。
RSポートの地理的分離は、各ポートからUEへの瞬間チャネル係数が一般的に異なることを意味する。さらに、異なるRSポートおよびRSタイプについてのチャネルの統計的特性さえも著しく異なり得る。そのような統計的特性の例は、各ポートについての受信電力、遅延拡散、ドップラー拡散、受信タイミング(すなわち、最初の著しいチャネルタップのタイミング)、いくつかの著しいチャネルタップ、周波数シフト、平均利得、および平均遅延を含む。LTEでは、あるアンテナポートに対応するチャネルの特性について、別のアンテナポートのチャネルの特性に基づいて何も想定されることができない。これは実際、送信透過性を維持することの重要な部分である。
上記観察に基づいて、発明者は、UEが各RSのための関心の各RSポートについて独立した推定を実行する必要があることを見出した。一般的に、これは、ある特定のRSポートについての時折不適切なチャネル推定品質、という結果を生じ、望ましくないリンクおよびシステム性能の劣化を招く。しかしながら、発明者はまた、一般的に各アンテナポートから各UE受信ポートまでのチャネルは本質的に一意であるが、いくつかの統計的特性および伝播パラメータは、異なるアンテナポートが同一の送信ポイントから発せられたものであるか否かに依存して、異なるアンテナポート間で共通または同様であり得ることを見出した。そのような特性は、たとえば、各アンテナポートについての受信電力レベル、遅延拡散、ドップラー拡散、受信タイミング(すなわち、最初の著しいチャネルタップのタイミング)、周波数シフト、平均利得、および平均遅延を含む。かくして、1つのRSポートについてのチャネル推定は、十分に同様のチャネル特性を有する他のRSポートに基づいて実行され得る。
典型的には、チャネル推定アルゴリズムは、3つのステップの動作を実行する。第1のステップは、チャネルのいくつかの統計的特性を推定することである。第2のステップは、推定された統計的特性に基づいて推定フィルタを生成することである。第3のステップは、チャネル推定を得るために受信信号に推定フィルタを適用することである。推定フィルタは、時間ドメインまたは周波数ドメインにおいて等しく適用され得る。いくつかのチャネル推定器の実装は、上述された3つのステップの方法に基づかない場合があるが、それでもなお同一の原理を活用し得る。
明らかに、第1のステップにおけるフィルタパラメータの精確な推定は、改善されたチャネル推定につながる。しばしば原理上、UEは、単一のサブフレームにわたるおよび1つのRSポートについてのチャネルの観察からそのようなフィルタパラメータを得ることが可能であるが、UEが同様の統計的特性を共有する異なるアンテナポート(すなわち、異なるRS送信)に関連づけられた測定を組み合わせることによってフィルタパラメータの推定精度を改善することが通常可能である。さらに、チャネル推定精度は、複数のPRBに関連づけられたRSを組み合わせることによって改善され得る。
セルラー通信ネットワークからの下りリンクの1つ以上のチャネル特性を1つ以上のチャネル特性に関する地理的に同一なアンテナポートに基づいて推定するためのシステムおよび方法が本明細書において開示される。以下に説明される好ましい実施形態では、3GPP LTEセルラー通信ネットワークからの下りリンクサブフレームに含まれたePDCCHについての1つ以上のチャネル特性を推定するためのシステムおよび方法が開示される。再び、本明細書に開示される好ましい実施形態はLTEにフォーカスするが、本明細書に開示される概念は、下りリンクについての1つ以上のチャネル特性を推定するために、特に、他のタイプのセルラー通信ネットワークからの下りリンクサブフレームにおける下りリンク制御チャネルにおいて、利用され得る。
一実施形態において、ワイヤレスデバイスは、セルラー通信ネットワークから受信された下りリンクサブフレームのePDCCH内の関心のアンテナポートについての1つ以上の大規模なチャネル特性を下りリンクの下りリンクサブフレーム内のRSのサブセットに基づいて推定する。1つ以上の大規模なチャネル特性を推定するために使用されるRSのサブセットは、ePDCCHの1つ以上のチャネル特性に関し関心のアンテナポートと地理的に同一なセルラー通信ネットワークにおけるアンテナポートに対応する。好ましくは、地理的に同一なアンテナポートに対応するRSのサブセットに加えて、推定はまた、ePDCCH内の関心のアンテナポートに対応するRSにも基づく。1つ以上のチャネル特性を、1つ以上の大規模なチャネル特性が推定されるアンテナポートに対応する単一のRSだけでなく、地理的に同一なアンテナポートに対応するRSのサブセットに基づいて推定することにより、1つ以上の大規模なチャネル特性の推定が大幅に改善される。
この点について、図11は、本開示の一実施形態に係る、サブフレーム内の地理的に同一なアンテナポートからのRSに基づいたチャネル推定を可能にするセルラー通信ネットワーク10を示す。この実施形態において、セルラー通信ネットワーク10は、3GPP LTEセルラー通信ネットワークである。図示されているように、セルラー通信ネットワーク10は、無線アクセスネットワーク(RAN)12を含み、無線アクセスネットワーク(RAN)12自体は、基地局(BS)14を含む。基地局14は、対応するサービスエリアまたはセル内に位置するワイヤレスデバイス(WD)16のようなワイヤレスデバイスにサービスを提供する。RAN12に含まれる基地局14は、マクロまたは高電力基地局(すなわち、発展型ノードB(eNB))、ピコまたは他の低電力基地局、またはその組み合わせであり得る。
図11に示されているように、また図12Aにより具体的に示されているように、1つの特定の実施形態において、RAN12およびWD16は、WD16のための分散させられたULおよびDLを提供するように動作する。特に、WD16からの上りリンクデータ送信(すなわち、物理上りリンク共有チャネル(PUSCH))は、RAN12における第1のポイント(たとえば、第1の基地局14)に向けられ、同第1のポイントによってスケジューリングされる一方で、WD16へのDLデータ送信(すなわち、物理下りリンク共有チャネル(PDSCH))は、RAN12における第2のポイント(たとえば、第2の基地局14)から送信され、同第2のポイントによってスケジューリングされる。これは、たとえば、WD16の上りリンクデータ送信がピコまたは低電力基地局14に向けられ、同基地局14によってスケジューリングされ、WD16の下りリンクデータ送信がマクロまたは高電力基地局14によって送信され、スケジューリングされる、異種ネットワークシナリオにおいて有益であり得る。このケースにおいて、WD16への下りリンクのサブフレーム内のePDCCHは、ピコまたは低電力基地局14からのePDCCH送信(単数または複数)(たとえば、上りリンクスケジューリングのためのePDCCH送信)ならびにマクロ基地局14からのePDCCH送信(単数または複数)(たとえば、下りリンクスケジューリングのためのePDCCH送信)の両方を含み得る。
以下に論じられるように、サブフレーム内のePDCCHを復調するために、WD16は、サブフレーム内の関心の各RSポートについての1つ以上の大規模なまたは長期的なチャネル特性を推定する必要がある。しかしながら、従来のチャネル推定技法を使用すると、チャネル推定は、各RSのための関心の各RSポートについて独立して実行される必要があるだろう。これは、同一のサブフレーム内の同一のまたは異なるRSタイプのRSのための異なるRSポートが、RAN12における異なるポイントから送信され得、したがって、著しく異なる大規模なチャネル特性を有し得るからである。さらに、同一のサブフレーム内の異なる物理リソースブロック(PRB)における同一のRSポートが、異なるポイントから送信され得、それは再び、それらのアンテナポートについてのチャネル特性が著しく異なる大規模なチャネル特性を有し得ることを意味する。上述されたように、各RSのための関心の各RSポートについてのチャネル推定を独立して実行する従来のチャネル推定技法を使用することは、ある特定のRSポートについての不適切なチャネル推定品質を招くであろうし、それは、望ましくないリンクおよびシステム性能の劣化を招くであろう。
ePDCCHについてのチャネル推定を改善するために、WD16は、下りリンクサブフレームのePDCCH内の関心の各RSポートについての1つ以上の大規模なチャネル特性のジョイント推定を、地理的に同一であるアンテナポートに対応する下りリンクサブフレーム内のRSに基づいて実行する。本明細書において使用される場合、1つのアンテナポートでのシンボルが伝達されるチャネルの大規模なチャネル特性が他のアンテナポートでのシンボルが伝達されるチャネルから推定され得る場合、2つのアンテナポートは「地理的に同一」である。大規模なチャネル特性は、好ましくは、遅延拡散、ドップラー拡散、ドップラーシフト、平均利得、および平均遅延の1つ以上を含む。加えてまたはあるいは、大規模なチャネル特性は、各ポートについての受信電力、受信タイミング(すなわち、最初の著しいチャネルタップのタイミング)、いくつかの著しいチャネルタップ、および周波数シフトの1つ以上を含み得る。地理的に同一なアンテナポートに対応するRSに基づいてチャネル推定を実行することにより、チャネル推定の品質が大幅に改善される。
図11に示されているように、また図12Bにより具体的に示されているように、別の特定の実施形態において、RAN12は、WD16への下りリンクが複数の基地局14から協調して提供される、下りリンクCoMPを提供する。このケースにおいて、WD16への下りリンクのサブフレーム内のePDCCHは、2つ以上の送信ポイント(たとえば、2つ以上の基地局14)からのePDCCH送信を含み得る。再び、以下に論じられるように、サブフレーム内のePDCCH送信を復調するために、WD16は、サブフレーム内の関心の各RSポートについての1つ以上の大規模なまたは長期的なチャネル特性を推定する必要がある。しかしながら、従来のチャネル推定技法を使用すると、チャネル推定は、各RSのための関心の各RSポートについて独立して実行される必要があるだろう。これは、ある特定のRSポートについての不適切なチャネル推定品質を招き、望ましくないリンクおよびシステム性能の劣化を招くであろう。ePDCCHについてのチャネル推定を改善するために、WD16は、関心の各RSポートについての大規模なチャネル特性のジョイント推定を、地理的に同一であるアンテナポートに対応するサブフレーム内のRSに基づいて実行する。
図13は、本開示の一実施形態に係る、図11のセルラー通信ネットワーク10の動作を示す。図示されているように、WD16は、RAN12から下りリンクサブフレームを受信し、この下りリンクサブフレームは、ePDCCHおよびePDCCH内の複数のRSを含む(ステップ100)。サブフレームは、共通基準信号(CRS)またはチャネル状態情報基準信号(CSI−RS)といった異なるタイプのRSを含み得る。ePDCCHは、サブフレーム内の1つ以上のePDCCHリソース領域内に位置するPRBを利用する。ePDCCHリソース領域におけるRSは本明細書において、より具体的には、対応するePDCCH RSポートでのePDCCH RSと呼ばれることに注意する。下りリンクサブフレームにおけるRS、より具体的にはePDCCHにおけるePDCCH RSは、
・同一のおよび/または異なるPRB(単数または複数)における同一のRSタイプの複数のRS(たとえば、同一のおよび/または異なるPRB(単数または複数)における2つ以上の対応するDMRSポートでの2つ以上のDMRS)、および/または
・同一のおよび/または異なるPRB(単数または複数)での異なるRSタイプの複数のRS(たとえば、DMRSポートでのDMRS、および、同一のおよび/または異なるPRB(単数または複数)におけるCSI−RSポートでのチャネル状態情報RS(CSI−RS))を含み得る。
CSI−RSおよびCRSが広帯域基準信号であることに注意する。すなわち、CSI−RSおよびCRSは、EPDCCHにおいてだけでなく、下りリンクの全帯域幅にわたって見出される。そのようなものとして、たとえばCSI−RSについてチャネル分析を実行した場合、EPDCCH RB内に存在する一部のみでなく、CSI−RSの帯域幅全体が使用され得る。ネットワーク透過性に起因して、WD16は、任意の特定のRSポートでの任意の特定のRSが下りリンクサブフレームのePDCCH内のリソースブロックにわたって同一の送信ポイントから送信されることを想定しない。たとえば、DMRSポート7でのDMRSは、異なるePDCCHリソース領域にわたって、またはさらに、同一のePDCCH領域における異なるPRBにわたって、同一の送信ポイントからのものであると想定されることができない。
WD16は続いて、下りリンクサブフレームの関心のアンテナポートについての1つ以上の大規模なチャネル特性を、1つ以上の大規模なチャネル特性に関し関心のアンテナポートと地理的に同一であるアンテナポートに対応するサブフレームおよび/または以前のサブフレーム(単数または複数)におけるRSのサブセットに基づいて推定する(ステップ102)。関心のアンテナポートは、ePDCCHリソース領域におけるPRB内の関心のePDCCH RSポートに対応する。一実施形態において、1つ以上の大規模なチャネル特性は、PRB内の関心のアンテナポートが発せられた送信ポイントとWD16との間のチャネルの1つ以上の大規模なチャネル特性である。1つ以上の大規模なチャネル特性は、好ましくは、遅延拡散、ドップラー拡散、ドップラーシフト、平均利得、および平均遅延の1つ以上を含む。加えてまたはあるいは、1つ以上の大規模なチャネル特性は、各ポートについての受信電力、受信タイミング(すなわち、最初の著しいチャネルタップのタイミング)、いくつかの著しいチャネルタップ、および周波数シフトの1つ以上を含み得る。
1つ以上の大規模なチャネル特性の推定は、所望のアンテナポートについての大規模なチャネル特性を推定するために地理的に同一なアンテナポートを利用する任意の適切なジョイント推定技法を使用して実行され得る。推定は好ましくは、下りリンクサブフレーム内の関心のアンテナポートに対応するRSならびに大規模なチャネル特性に関し関心のアンテナポートと地理的に同一であるアンテナポートに対応するRSに基づく。大規模なチャネル特性に関し関心のアンテナポートと地理的に同一であるアンテナポートに対応するRSは、関心のアンテナポートと同一の下りリンクサブフレーム内のRSおよび/または1つ以上の以前の下りリンクサブフレーム内のRSを含み得る。1つ以上の以前のサブフレームにおけるRSを使用することは、たとえば、CSI−RSが関心のアンテナポートの下りリンクサブフレームにおいて送信されない場合に有益であり得る。特に、ステップ102において生成される推定は、1つ以上の大規模なチャネル特性のための最初の推定または1つ以上の大規模なチャネル特性の更新された推定であり得る。たとえば、複数のサブフレームにわたる推定/更新が、1つ以上の大規模なチャネル特性の推定を改善するために使用され得る。
最後に、WD16は、1つ以上の大規模なチャネル特性を利用し、またはより具体的には、1つ以上の大規模なチャネル特性の推定を利用する(ステップ104)。より具体的には、一実施形態において、WD16は、ePDCCHの受信および復調を可能にする下りリンク信号を受信するために使用されるチャネル推定を実行するために時間ドメインまたは周波数ドメインにおいてWD16によって適用される推定フィルタの1つ以上のパラメータを構成するために1つ以上の大規模なチャネル特性の推定を利用する。
3GPP LTEにおいて、セルラー通信ネットワーク10の重要な特徴は、ネットワーク透過性である。ネットワーク透過性の結果として、WD16は、異なるアンテナポートが発せられたRAN12におけるポイントを認識しない。そのようなものとして、WD16が図13のステップ102において1つ以上の大規模なチャネル特性を推定するために、WD16は、どのアンテナポートが1つ以上の大規模なチャネル特性に関し関心のアンテナポートと地理的に同一であるかの知識を有しなくてはならない。図14および図15は、WD16が、RAN12からのシグナリングによって、およびセルラー通信ネットワーク10のための予め定義された規則(単数または複数)によって、地理的に同一であるアンテナポートの知識を得る、2つの実施形態を示す。
より具体的には、図14を参照すると、WD16は、地理的に同一であるアンテナポートを示すRAN12からの情報を受信する(ステップ200)。好ましい実施形態において、RAN12からの情報は、ePDCCHに関し地理的に同一であるアンテナポートを示す。この情報は、無線リソース制御(RRC)シグナリング等によってRAN12からWD16に明示的にシグナリングされ得る。あるいは、この情報は、たとえばePDCCHにおいて送信されるDCIメッセージによって、RAN12からWD16に暗黙的にシグナリングされ得る。RAN12からの情報は、どのアンテナポートが1つ以上の大規模なチャネル特性に関し地理的に同一であるか、および、それらのアンテナポートが1つ以上の大規模なチャネル特性に関し地理的に同一である物理リソースを示す。1つの特定の実施形態において、RAN12からの情報は、どのアンテナポートがWD16への下りリンクのサブフレーム内で1つ以上の大規模なチャネル特性に関し地理的に同一であるか、および、それらのアンテナポートが1つ以上の大規模なチャネル特性に関し地理的に同一であるサブフレームを有する物理リソースを示す。
このポイントから、処理は、図13のステップ100〜104に関し上述されたように続行する。より具体的には、WD16が、RAN12から下りリンクサブフレームを受信し、この下りリンクサブフレームは、ePDCCHおよびePDCCH内の複数のRSを含む(ステップ202)。WD16は続いて、サブフレーム内の関心のアンテナポートについての1つ以上の大規模なチャネル特性を、1つ以上の大規模なチャネル特性に関し関心のアンテナポートと地理的に同一であるアンテナポートに対応するサブフレームおよび/または以前のサブフレーム(単数または複数)におけるRSのサブセットに基づいて推定する(ステップ204)。関心のアンテナポートは、ePDCCHリソース領域におけるPRB内の関心のePDCCH RSポートに対応する。ここで、1つ以上の大規模なチャネル特性に関し地理的に同一であるアンテナポートは、ステップ200においてRAN12から受信された情報によって示される。一実施形態において、1つ以上の大規模なチャネル特性は、関心のアンテナポートが発せられた送信ポイントとWD16との間のチャネルの1つ以上の大規模なチャネル特性である。1つ以上の大規模なチャネル特性は、好ましくは、遅延拡散、ドップラー拡散、ドップラーシフト、平均利得、および平均遅延の1つ以上を含む。加えてまたはあるいは、1つ以上の大規模なチャネル特性は、各ポートについての受信電力、受信タイミング(すなわち、最初の著しいチャネルタップのタイミング)、いくつかの著しいチャネルタップ、および周波数シフトの1つ以上を含み得る。
1つ以上の大規模なチャネル特性の推定は、所望のアンテナポートについての大規模なチャネル特性を推定するために地理的に同一なアンテナポートを利用する任意の適切なジョイント推定技法を使用して実行され得る。推定は好ましくは、下りリンクサブフレームの関心のアンテナポートに対応するRSならびに大規模なチャネル特性に関し関心のアンテナポートと地理的に同一であるアンテナポートに対応するRSに基づく。大規模なチャネル特性に関し関心のアンテナポートと地理的に同一であるアンテナポートに対応するRSは、関心のアンテナポートと同一の下りリンクサブフレーム内のRSおよび/または1つ以上の以前の下りリンクサブフレーム内のRSを含み得る。1つ以上の以前のサブフレームにおけるRSを使用することは、たとえば、CSI−RSが関心のアンテナポートの下りリンクサブフレームにおいて送信されない場合に有益であり得る。特に、ステップ204において生成される推定は、1つ以上の大規模なチャネル特性のための最初の推定または1つ以上の大規模なチャネル特性の更新された推定であり得る。たとえば、複数のサブフレームにわたる推定/更新が、1つ以上の大規模なチャネル特性の推定を改善するために使用され得る。
最後に、WD16が、1つ以上の大規模なチャネル特性を利用し、より具体的には、1つ以上の大規模なチャネル特性の推定を利用する(ステップ206)。より具体的には、一実施形態において、WD16は、ePDCCHの受信および復調のために必要とされるチャネル推定を実行するために時間ドメインまたは周波数ドメインにおいてWD16によって適用される推定フィルタの1つ以上のパラメータを構成するために1つ以上の大規模なチャネル特性の推定を利用する。
図15は、本開示の一実施形態に係る、地理的に同一なアンテナポートがセルラー通信ネットワーク10のために予め定義された、図11のセルラー通信ネットワーク10の動作を示す。1つの特定の実施形態において、地理的に同一なアンテナポートは、セルラー通信ネットワーク10の動作を定義する1つ以上の仕様(すなわち、3GPP仕様)によって定義される。かくして、この実施形態では、RAN12は、地理的に同一でなくてはならないアンテナポートを定義する1つ以上の予め定義された規則に従って、WD16へのRSを含む下りリンクを送信する(ステップ300)。より具体的には、下りリンクは、ePDCCHを含む下りリンクサブフレームを含む。ePDCCHにおいて送信されるRSのRSポートは、アンテナポートに対応する。1つ以上の予め定義された規則は、アンテナポートのどれがePDCCHのために地理的に同一でなくてはならないかを定義する。かくして、すなわち、1つ以上の予め定義された規則は、ePDCCHにおけるRSのどれが地理的に同一なアンテナポートから発せられなくてはならないかを定義する。たとえば、以下において詳細に論じられるように、一実施形態において、サブフレーム内のePDCCHリソースは、ePDCCHリソースの2つ以上のセットに分割され、WD16は、ePDCCHリソースのセットの少なくとも2つを探索するように構成される。この例において、1つ以上の予め定義された規則は、たとえば、ePDCCHリソースの同一セットにおけるすべてのRSポートに対応するアンテナポートが地理的に同一でなくてはならないことを指定し得る。しかしながら、この例が限定ではないことに注意する。規則は、任意の所望の手法で地理的に同一でなくてはならないアンテナポートを定義し得る。
WD16は続いて、サブフレームの関心のアンテナポートについての1つ以上の大規模なチャネル特性を、1つ以上の大規模なチャネル特性に関し関心のアンテナポートと地理的に同一であるアンテナポートに対応するサブフレームおよび/または以前のサブフレーム(単数または複数)におけるRSのサブセットに基づいて推定する(ステップ302)。関心のアンテナポートは、ePDCCHリソース領域におけるPRB内の関心のePDCCH RSポートに対応する。ここで、1つ以上の大規模なチャネル特性に関し地理的に同一であるアンテナポートは、セルラー通信ネットワーク10のために予め定義される。一実施形態において、1つ以上の大規模なチャネル特性は、関心のアンテナポートが発せられた送信ポイントとWD16との間のチャネルの1つ以上の大規模なチャネル特性である。1つ以上の大規模なチャネル特性は、好ましくは、遅延拡散、ドップラー拡散、ドップラーシフト、平均利得、および平均遅延の1つ以上を含む。加えてまたはあるいは、1つ以上の大規模なチャネル特性は、各ポートについての受信電力、受信タイミング(すなわち、最初の著しいチャネルタップのタイミング)、いくつかの著しいチャネルタップ、および周波数シフトの1つ以上を含み得る。
1つ以上の大規模なチャネル特性の推定は、所望のアンテナポートについての大規模なチャネル特性を推定するために地理的に同一なアンテナポートを利用する任意の適切なジョイント推定技法を使用して実行され得る。推定は好ましくは、下りリンクサブフレームの関心のアンテナポートに対応するRSならびに大規模なチャネル特性に関し関心のアンテナポートと地理的に同一であるアンテナポートに対応するRSに基づく。大規模なチャネル特性に関し関心のアンテナポートと地理的に同一であるアンテナポートに対応するRSは、関心のアンテナポートと同一の下りリンクサブフレーム内のRSおよび/または1つ以上の以前の下りリンクサブフレーム内のRSを含み得る。1つ以上の以前のサブフレームにおけるRSを使用することは、たとえば、CSI−RSが関心のアンテナポートの下りリンクサブフレームにおいて送信されない場合に有益であり得る。特に、ステップ302において生成される推定は、1つ以上の大規模なチャネル特性のための最初の推定または1つ以上の大規模なチャネル特性の更新された推定であり得る。たとえば、複数のサブフレームにわたる推定/更新が、1つ以上の大規模なチャネル特性の推定を改善するために使用され得る。
最後に、WD16は、1つ以上の大規模なチャネル特性を利用し、またはより具体的には、1つ以上の大規模なチャネル特性の推定を利用する(ステップ304)。より具体的には、一実施形態において、WD16は、ePDCCHの受信および復調のために必要とされるチャネル推定を実行するために受信された下りリンク信号に対し時間ドメインまたは周波数ドメインにおいてWD16によって適用される推定フィルタの1つ以上のパラメータを構成するために1つ以上の大規模なチャネル特性を利用する。
本開示の好ましい実施形態において、チャネル推定が、RAN12からの下りリンクのサブフレーム内のePDCCHリソース領域におけるRSポートについて実行される。これらの好ましい実施形態のさらなる詳細を論じる前に、サブフレーム内のePDCCHリソース領域およびさまざまなRSとePDCCHリソース領域において見出され得る対応するアンテナポートとの議論が提供される。この点について、図16は、複数のePDCCHリソース領域を含むLTE下りリンクのサブフレームを示す。この例において、各ePDCCHリソース領域は、サブフレームの第1の半分(すなわち、サブフレームの第1のスロット)におけるPRBの一部と、サブフレームの第2の半分(すなわち、サブフレームの第2のスロット)におけるPRBとを含む。別の実施形態において、サブフレームの始めに制御情報のために予約された直交周波数分割多重(OFDM)シンボル間隔(たとえば、PDCCH)が存在せず、各ePDCCHリソース領域が完全なPRBのペアを含むことに注意する。4つのePDCCHリソース領域が図16の例において示されているが、任意の数のePDCCHリソース領域がサブフレームに含まれ得ることに注意する。
図17A〜図17Cは、サブフレームにおけるPRBのペア内の共通基準信号(CRS)を示す。CRSは、各サブフレームにおけるPRB内の時間および周波数位置に挿入された予め定義された値のCRS基準シンボルからなるセル固有のRSである。図17Aは、単一のアンテナポートに対応するCRSポートを示す。対照的に、図17Bおよび図17Cはそれぞれ、2つのアンテナポートおよび最大4つのアンテナポートに対応するCRSポートを示す。そのようなものとして、特定の構成に依存して、サブフレーム内の各ePDCCH領域は、1乃至最大4つのCRSポート(すなわち、CRSを搬送する1乃至最大4つのアンテナポート)を含み得る。
図18Aおよび図18Bは、サブフレームにおけるPRBのペア内のDMRSポートを示す。DMRSは、UE固有のRSであり、その特定のUEに割り当てられたPRBにおいて送信される。DMRSは、PDSCH送信のためのチャネル推定のために、特に、コードブックに基づかないプリコーディングのために使用されるように意図される。DMRSは、サブフレームにおけるPRB内の既知の時間および周波数位置の既知の値のDMRS基準シンボルを含む。図18Aは、12個のDMRSリソース要素(RE)を使用した2つのDMRSポートを示し、2つのDMRSポートは、2つのアンテナポートに対応する。逆に、図18Bは、24個のDMRS REを使用した8つのDMRSポートを示し、8つのDMRSポートは、8つのアンテナポートに対応する。かくして、特定の構成に依存して、サブフレーム内の各ePDCCH領域は、1乃至最大8つのアンテナポートに対応する1乃至最大8つのDMRSポートを含み得る。
図19は、サブフレームにおけるPRBのペア内のCSI−RSポートを示す。図示されているように、1乃至最大8つのCSI−RSポートでのサブフレームにおけるPRBのペア内の、それぞれ、1乃至最大8つのCSI−RSが存在し得る。各CSI−RSポートは、PRBペアにおける2つのリソース要素を使用している。CSI−RS(単数または複数)は、DMRSが(たとえば、LTE Rel−10およびRel−11の送信モード9における)チャネル推定のために使用される場合、チャネル状態情報を捕捉するためにWDによって利用され得る。CSI−RSは、対応するCSI−RSポートのためのPRB内の既知の時間および周波数位置の既知の値のCSI−RS基準シンボルを含む。CSI−RS(単数または複数)はシステム帯域幅のすべてのPRBにおいて送信されるので、図16のePDCCHリソース領域内の対応するCSI−RSポートが見出され得る。特定の構成に依存して、サブフレーム内の各ePDCCHリソース領域は、1乃至最大8つのアンテナポートに対応する1乃至最大8つのCSI−RSポートを含み得る。
図20は、本開示の一実施形態に係る地理的に同一なアンテナポートに対応するRSを使用してサブフレームのePDCCHリソース領域内の関心のRSポート(またはそれに対応して関心のアンテナポート)についての1つ以上の大規模なチャネル特性を推定するためのWD16の動作を示す。この実施形態において、WD16は、DMRSポートに対応するアンテナポートが、DMRSポート間およびサブフレーム内のPRB間で大規模なチャネル特性のいずれに関し地理的に同一であることも想定しない。この実施形態において、WD16は、RAN12からの下りリンクを受信し(ステップ400)、下りリンクのサブフレームにおけるePDCCHのDCIメッセージが(たとえば、空間ダイバーシティ送信のために)2つ以上のDMRSポートおよび/または2つ以上のPRBに関連づけられることを決定する(ステップ402)。このケースにおいて、DCIメッセージは、DCIメッセージに関連づけられたすべてのアンテナポートがサブフレームについて地理的に同一であるとのRAN12からの明示的なシグナリングである。すなわち、WD16は、DCIメッセージに関連づけられたすべてのアンテナポートがサブフレームについて地理的に同一であることをDCIメッセージから推論し得る。そのようなものとして、WD16は、DCIメッセージに関連づけられたRSポートにおける基準シンボルに基づいてePDCCHにおける関心のRSポートについての1つ以上の大規模なチャネル特性を推定し、DCIメッセージに関連づけられたRSポートは、地理的に同一なアンテナポートに対応する(ステップ404)。最後に、WD16は、上述されたように、1つ以上の大規模なチャネル特性を利用する(ステップ406)。
特に、大規模なチャネル特性の推定は、DMRSを使用したチャネル推定のために使用され得る。しかしながら、チャネル推定アルゴリズムは、ドップラーシフト、遅延拡散、および他の大規模なチャネル特性を使用する。これらの大規模なチャネル特性は、たとえば、CSI−RSが広帯域かつ時間において定期的であるので、CSI−RS(単数または複数)から得られ得る。しかしながら、チャネル特性の適切な推定を得るために、WD16は、CSI−RS(単数または複数)を使用して得られた大規模なチャネル特性の推定が関心のDMRS(単数または複数)と同一のチャネルを実際に反映することを保証されなくてはならない。これは、たとえば、関心のDMRSポートと地理的に同一であるCSI−RSポートを利用して関心のDMRSポートについての所望の大規模なチャネル特性を推定することによって行われる。
関心のDMRSポートと地理的に同一であるCSI−RS(単数または複数)に基づいて1つ以上の大規模なチャネル特性を推定する場合、WD16は、任意の適切な手法でCSI−RS(単数または複数)が関心のDMRSポートと地理的に同一であることを決定し得る。たとえば、WD16は、2つのCSI−RS(単数または複数)(すなわち、2つのCSI−RSポート)を受信するように構成され得る。WD16は続いて、どのCSI−RSポート(単数または複数)が関心のDMRSポートと地理的に同一であるか(すなわち、DCIメッセージによって示されたどのePDCCHリソースがWD16によって受信されるか)をリソース割り付けに基づいて決定し得る。かくして、DCIメッセージに関連づけられたCSI−RS(単数または複数)が、関心のDMRSポートについての大規模なチャネル特性を推定するために使用され得る。別の実施形態において、WD16は、どのCSI−RSポート(単数または複数)が関心のDMRSポートと地理的に同一であるかを送信スキームのタイプに基づいて決定し得る。より具体的には、ePDCCHは、局在化モードまたは分散モードで送信され得る。続いて、位置特定されたePDCCH受信のためのDMRSポートが、第1のCSI−RSポート(単数または複数)と地理的に同一であるものとして定義され得、分散させられたePDCCH受信のための任意のDMRSポートが、第2のCSI−RSポート(単数または複数)と地理的に同一であるものとして定義され得る。
図21は、本開示の一実施形態に係る地理的に同一なアンテナポートに対応するRSを使用してサブフレーム内のePDCCHリソースのセット内の関心のRSポート(またはそれに対応して関心のアンテナポート)についての1つ以上の大規模なチャネル特性を推定するためのWD16の動作を示す。この実施形態において、サブフレームにおけるePDCCHリソース領域は、ePDCCHリソースの2つ以上のセットに分割される。たとえば、各ePDCCHリソース領域は、ePDCCHリソースの異なるセットに対応し得る。しかしながら、ePDCCHリソースのセットはそれに限定されない。たとえば、ePDCCHリソースのセットは、サブフレーム内の複数の異なるePDCCHリソース領域からのePDCCHリソースを含み得る。逆に、ePDCCHリソースのセットは、ePDCCHリソース領域におけるリソースのサブセットのみを含み得る。
この実施形態において、WD16は、DMRSポートに対応するアンテナポートが、DMRSポート間およびePDCCHリソースの異なるセットに属するPRB間で、大規模なチャネル特性のいずれに関し地理的に同一であることも想定しない。しかしながら、WD16は、ePDCCHリソースの同一セット内のDMRSポートおよび潜在的にはすべてのまたは一部の他のタイプのRSポートが、大規模なチャネル特性の1つ以上に関し地理的に同一であることを想定する。
図示されているように、WD16は、RAN12からの下りリンク信号を受信する(ステップ500)。WD16は続いて、下りリンク信号のサブフレーム内のePDCCHリソースのセットにおけるRSポートについての1つ以上の大規模なチャネル特性をePDCCHリソースのセットにおけるアンテナポートに対応するRSに基づいて推定する(ステップ502)。ePDCCHリソースのセット内のRS、またはより具体的にはePDCCHリソースのセット内のRSポートにおける基準シンボルは、上述された想定に係る1つ以上の大規模なチャネル特性に関し地理的に同一であるアンテナポートに対応する。たとえば、WD16は、関心のDMRSポートについての1つ以上の大規模なチャネル特性をePDCCHリソースの同一セット内のCSI−RSポート(単数または複数)に基づいて推定し得る。最後に、WD16は、上述されたように、RSポートの1つ以上の大規模なチャネル特性を利用する(ステップ504)。
図22は、本開示の一実施形態に係る、図21の実施形態に係る下りリンクを提供するためのRAN12における基地局14の1つの動作を示す。図示されているように、基地局14は、ePDCCHリソースのセットを構成する(ステップ600)。より具体的には、基地局14は、ePDCCHリソースのセットの1つ以上を監視するようにWD16を構成する(すなわち、ePDCCHのためのWD16の探索空間を構成する)。基地局14は続いて、ePDCCHリソースの同一セット内のすべてのアンテナポートが地理的に同一でなくてはならないとの予め定義された規則(単数または複数)に従ってePDCCHを送信する(ステップ602)。特に、WD16で、サブフレーム内のePDCCHリソースの異なるセットにおけるアンテナポートが地理的に同一でないと想定される。
図23は、本開示の別の実施形態に係るセルラー通信ネットワーク10の動作を示す。この実施形態は、図21および図22に関し上述されたものと同様である。しかしながら、この実施形態では、ePDCCHリソースの同一セット内のすべてのRSポートまたはRSポートの一部の定義されたサブセットが地理的に同一なアンテナポートに対応するかどうかを示す情報を、またいくつかの実施形態では、ePDCCHリソースの2つ以上の異なるセットにおけるRSポートが地理的に同一なアンテナポートに対応するかどうかを示す情報を、RAN12がWD16に提供する。より具体的には、図23に示されているように、RAN12は、ePDCCHのためのWD16の探索空間を構成する(ステップ700)。特に、RAN12は、ePDCCHリソースの1つ以上のセットを含むように探索空間を構成する。探索空間の構成は、たとえば、RRCシグナリングによって実行され得る。
加えて、RAN12は、どのRSポートが地理的に同一なアンテナポートに対応するとWD16が想定し得るかを示す地理的に同一なアンテナ情報と呼ばれる情報をWDに16に提供する(ステップ702)。1つの好ましい実施形態において、この情報は、WD16がePDCCHリソースの同一セット内のすべてのRSポートまたはRSポートの一部のサブセットが地理的に同一なアンテナポートに対応することを想定し得るかどうかを示す。いくつかの実施形態において、この情報はまた、WD16がePDCCHリソースの2つ以上の異なるセット内のすべてのRSポートまたはRSポートの一部のサブセットが地理的に同一なアンテナポートに対応することを想定し得るかどうかを示す。よって、たとえば、ePDCCHリソースの2つのセットが存在する場合、この情報は、(1)ePDCCHリソースの同一セット内のRSポートまたはRSポートの一部のサブセットが地理的に同一なアンテナポートに対応するかどうか、およびオプションで、(2)ePDCCHリソースの2つの異なるセットにおけるRSポートまたはRSポートの一部のサブセットが地理的に同一なアンテナポートに対応するかどうかを示す。ステップ702で提供される情報は、たとえば、RRCシグナリングによって提供され得る。ステップ700および702は別個のステップとして示されているが、ステップ700および702は単一のメッセージを使用して実行され得ることに注意する。
その後、近々に、RAN12は、ePDCCHを含む下りリンクサブフレームを送信する(ステップ704)。WD16は、ePDCCHリソースのセット内のRSポートについての1つ以上の大規模なチャネル特性を、ステップ702でRAN12から受信された情報において示された地理的に同一なアンテナポートに対応するRS、またはより具体的にはRSポートにおける基準シンボルに基づいて、推定する(ステップ706)。WD16は続いて、上述されたように、1つ以上の大規模なチャネル推定を利用する(ステップ708)。
図24は、WD16が2つの異なる基地局14(すなわち、2つの異なる送信ポイント)からePDCCHを受信する一実施形態に係るセルラー通信ネットワーク10の動作を示す。図示されているように、この実施形態では、基地局14の1つ(送信ポイント1に対応する基地局14)が、ePDCCHリソース、すなわち、送信ポイント1のためのePDCCHリソースの第1のセットと、送信ポイント2のためのePDCCHリソースの第2のセットと、を構成する構成情報をWD16に送信する(ステップ800および802)。ePDCCHリソースのセットを構成することに加えて、基地局14は、WD16に地理的に同一なアンテナ情報を送信する(ステップ804)。この実施形態において、地理的に同一なアンテナ情報は、WD16が同一のePDCCHリソースセットにおけるアンテナポートまたは対応するRSポートが地理的に同一であることを想定し得ることを示す。特に、ステップ800〜804は別個のステップとして示されているが、対応する情報は単一のメッセージで送信され得る。
その後、近々に、送信ポイント1に対応する基地局14は、WD16にePDCCHリソースの第1のセットにおけるePDCCH送信(単数または複数)を含む下りリンクサブフレームを送信する(ステップ806)。同一の下りリンクサブフレームにおいて、送信ポイント2に対応する基地局14は、ePDCCHリソースの第2のセットにおいてePDCCH送信(単数または複数)を送信する(ステップ808)。WD16は、ePDCCHリソースの第1のセットおよび/または第2のセット内のRSポートについての1つ以上の大規模なチャネル特性を、ePDCCHリソースの同一セットにおけるRS、またはより具体的にはRSポートにおける基準シンボルに基づいて、推定する(ステップ810)。かくして、WD16は、ePDCCHリソースの第1のセットにおけるRSポートについての1つ以上の大規模なチャネル特性を、この実施形態では地理的に同一なアンテナポートに対応するとWD16によって想定され得るePDCCHリソースの第1のセットにおける他のRSポートのすべてに基づいて推定する。同様に、WD16は、ePDCCHリソースの第2のセットにおけるRSポートについての1つ以上の大規模なチャネル特性を、この実施形態では地理的に同一なアンテナポートに対応するとWD16によって想定され得るePDCCHリソースの第2のセットにおける他のRSポートのすべてに基づいて推定する。WD16は続いて、上述されたように、1つ以上の大規模なチャネル推定を利用する(ステップ812)。
図25は、本開示の一実施形態に係るWD16の1つのブロック図である。図示されているように、WD16は、無線サブシステム18と処理サブシステム20とを含む。無線サブシステム18は一般的に、基地局14にデータを送り、基地局14からデータを受信するためのアナログコンポーネント、いくつかの実施形態ではデジタルコンポーネントを含む。特定の実施形態において、無線サブシステム18は、ワイヤレスで、他のネットワークコンポーネントまたはノードに適切な情報を送信し、他のネットワークコンポーネントまたはノードから適切な情報を受信することができる、1つ以上の無線周波数(RF)トランシーバ、または、別個のRF送信機(単数または複数)と受信機(単数または複数)を表すかまたは含み得る。ワイヤレス通信プロトコルの観点から、無線サブシステム18は、レイヤ1(すなわち、物理または「PHY」レイヤ)の少なくとも一部を実装する。
処理サブシステム20は一般的に、レイヤ1の任意の残りの一部、ならびに、ワイヤレス通信プロトコルにおけるより上位のレイヤ(たとえば、レイヤ2(データリンクレイヤ)、レイヤ3(ネットワークレイヤ)、等)のための機能を実装する。特定の実施形態において、処理サブシステム20は、たとえば、本明細書に説明されたWD16の機能の一部またはすべてを実行するための適切なソフトウェアおよび/またはファームウェアによってプログラムされた、1つまたはいくつかの汎用または専用マイクロプロセッサまたは他のマイクロコントローラを備え得る。加えてまたはあるいは、処理サブシステム20は、本明細書に説明されたWD16の機能の一部またはすべてを実行するように構成された、さまざまなデジタルハードウェアブロック(たとえば、1つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、1つ以上の既製のデジタルおよびアナログハードウェアコンポーネント、またはそれらの組み合わせ)を備え得る。加えて、特定の実施形態において、WD16の上述された機能は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、磁気記憶デバイス、光記憶デバイス、または任意の他の適切なタイプのデータ記憶コンポーネントのような非一時的なコンピュータ可読媒体に記憶されたソフトウェアまたは他の命令を実行する処理サブシステム20によって、全体的または部分的に実現され得る。当然のことながら、機能プロトコルレイヤの各々についての詳細な動作、およびかくして無線サブシステム18および処理サブシステム20は、特定の実装ならびにWD16によってサポートされる1つの標準または複数の標準の両方に依存して異なるであろう。
図26は、本開示の一実施形態に係る基地局14の1つのブロック図である。図示されているように、基地局14は、無線サブシステム22と処理サブシステム24とを含む。無線サブシステム22は一般的に、セルラー通信ネットワーク10の対応するセル内のWD16のようなワイヤレスデバイスにデータを送り、ワイヤレスデバイスからデータを受信するための、アナログコンポーネント、いくつかの実施形態ではデジタルコンポーネントを含む。特定の実施形態において、無線サブシステム22は、ワイヤレスで、他のネットワークコンポーネントまたはノードに適切な情報を送信し、他のネットワークコンポーネントまたはノードから適切な情報を受信することができる、1つ以上のRFトランシーバ、または、別個のRF送信機(単数または複数)と受信機(単数または複数)を表すかまたは含み得る。ワイヤレス通信プロトコルの観点から、無線サブシステム22は、レイヤ1(すなわち、物理または「PHY」レイヤ)の少なくとも一部を実装する。
処理サブシステム24は一般的に、無線サブシステム22に実装されていないレイヤ1の任意の残りの一部、ならびに、ワイヤレス通信プロトコルにおけるより上位のレイヤ(たとえば、レイヤ2(データリンクレイヤ)、レイヤ3(ネットワークレイヤ)、等)のための機能を実装する。特定の実施形態において、処理サブシステム24は、たとえば、本明細書に説明された基地局14の機能の一部またはすべてを実行するための適切なソフトウェアおよび/またはファームウェアによってプログラムされた、1つまたはいくつかの汎用または専用マイクロプロセッサまたは他のマイクロコントローラを備え得る。加えてまたはあるいは、処理サブシステム24は、本明細書に説明された基地局14の機能の一部またはすべてを実行するように構成された、さまざまなデジタルハードウェアブロック(たとえば、1つ以上のASIC、1つ以上の既製のデジタルおよびアナログハードウェアコンポーネント、またはそれらの組み合わせ)を備え得る。加えて、特定の実施形態において、基地局14の上述された機能は、RAM、ROM、磁気記憶デバイス、光記憶デバイス、または任意の他の適切なタイプのデータ記憶コンポーネントのような非一時的なコンピュータ可読媒体に記憶されたソフトウェアまたは他の命令を実行する処理サブシステム24によって、全体的または部分的に実現され得る。
以下の頭字語が本開示全体を通して使用される。
・ 3GPP 第3世代パートナーシッププロジェクト
・ AL アグリゲーションレベル
・ ASIC 特定用途向け集積回路
・ BS 基地局
・ CCE 制御チャネル要素
・ CoMP 協調マルチポイント
・ CRS 共通基準信号
・ CSI−RS チャネル状態情報基準信号
・ CSS 共通探索空間
・ DCI 下りリンク制御情報
・ DFT 離散フーリエ変換
・ DL 下りリンク
・ DMRS 復調基準信号
・ DPS 動的ポイント選択
・ eNB 発展型ノードB
・ ePDCCH 発展型物理下りリンク制御チャネル
・ ePHICH 発展型物理ハイブリッド自動再送要求インジケータチャネル
・ GSM 移動体通信のための世界システム
・ HARQ ハイブリッド自動再送要求
・ JT ジョイント送信
・ KHz キロヘルツ
・ LTE ロングタームエボリューション
・ ms ミリ秒
・ OFDM 直交周波数分割多重
・ PCFICH 物理制御フォーマットインジケータチャネル
・ PDCCH 物理下りリンク制御チャネル
・ PDSCH 物理下りリンク共有チャネル
・ PRB 物理リソースブロック
・ PSS プライマリ同期信号
・ PUSCH 物理上りリンク共有チャネル
・ RAM ランダムアクセスメモリ
・ RAN 無線アクセスネットワーク
・ RB リソースブロック
・ RE リソース要素
・ REG リソース要素グループ
・ Rel−10 ロングタームエボリューションリリース10
・ Rel−11 ロングタームエボリューションリリース11
・ RF 無線周波数
・ ROM 読み取り専用メモリ
・ RRC 無線リソース制御
・ RS 基準信号
・ SSS セカンダリ同期信号
・ UE ユーザ要素
・ UL 上りリンク
・ UMB ウルトラモバイルブロードバンド
・ WCDMA 広帯域符号分割多元接続
・ WD ワイヤレスデバイス
・ WiMAX ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス
当業者は、本開示の好ましい実施形態の改善および変更を認識するであろう。そのようなすべての改善および変更は、本明細書において開示された概念および以下の請求項の範囲内であるとみなされる。

Claims (20)

  1. セルラー通信ネットワーク(10)において動作するように構成されたワイヤレスデバイス(16)であって、
    無線サブシステム(18)と、
    前記無線サブシステム(18)に関連づけられた処理サブシステム(20)とを備え、
    前記処理サブシステム(20)は、前記セルラー通信ネットワーク(10)からの下りリンク制御チャネルを備える下りリンクサブフレームを前記無線サブシステム(18)を介して受信するように構成され、前記下りリンク制御チャネルに関する前記ワイヤレスデバイス(16)の探索空間は、下りリンク制御チャネル物理リソースの1つ以上のセットを含み、
    前記処理サブシステム(20)はさらに、前記ワイヤレスデバイス(16)の前記探索空間における下りリンク制御チャネル物理リソースの1つのセットにおける関心のアンテナポートについての1つ以上の大規模なチャネル特性を、前記1つ以上の大規模なチャネル特性に関し前記関心のアンテナポートと地理的に同一にある前記セルラー通信ネットワーク(10)におけるアンテナポートに対応する複数の基準信号のサブセットに基づいて推定するように構成され、前記関心のアンテナポートと地理的に同一にある前記アンテナポートは、前記ワイヤレスデバイス(16)の前記探索空間における下りリンク制御チャネル物理リソースの同一セットにおけるアンテナポートの少なくとも1つのサブセットを含む、
    ワイヤレスデバイス(16)。
  2. 前記セルラー通信ネットワーク(10)は、ロングタームエボリューションセルラー通信ネットワークであり、前記下りリンク制御チャネルは、発展型物理下りリンク制御チャネルであり、前記下りリンク制御チャネル物理リソースの1つ以上のセットは、発展型物理下りリンク制御チャネル物理リソースブロックペアの1つ以上のセットであり、前記発展型物理下りリンク制御チャネル物理リソースブロックペアの各セットは、前記下りリンクサブフレーム内の1つ以上の発展型物理下りリンク制御チャネル領域における1つ以上の物理リソースブロックペアを含む、
    請求項1に記載のワイヤレスデバイス(16)。
  3. 前記ワイヤレスデバイス(16)の前記探索空間は、下りリンク制御チャネル物理リソースの2つ以上のセットを含み、前記ワイヤレスデバイス(16)は、下りリンク制御チャネル物理リソースの異なるセットにおけるアンテナポートが、前記1つ以上の大規模なチャネル特性に関し地理的に同一にあることを想定しない、
    請求項1又は2に記載のワイヤレスデバイス(16)。
  4. 前記関心のアンテナポートは、復調基準信号ポートすなわちDMRSポートであり、前記ワイヤレスデバイス(16)の前記探索空間内の下りリンク制御チャネル物理リソースの同一セットにおけるアンテナポートの少なくとも1つのサブセットは、前記下りリンク制御チャネル物理リソースの同一セットにおける少なくとも1つの他のDMRSポート、及び、DMRS以外のタイプの、少なくとも1つの基準信号ポートすなわちRSポート、からなるグループのうち少なくとも1つを含む、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のイヤレスデバイス(16)。
  5. 前記処理サブシステム(20)はさらに、前記1つ以上の大規模なチャネル特性に関し前記関心のアンテナポートと地理的に同一にある前記アンテナポートを示す前記セルラー通信ネットワーク(10)からの情報を前記無線サブシステム(18)を介して受信するように構成される、請求項1に記載のワイヤレスデバイス(16)。
  6. 前記セルラー通信ネットワーク(10)からの情報はさらに、前記アンテナポートが前記1つ以上の大規模なチャネル特性に関し前記関心のアンテナポートと地理的に同一にある1つ以上の物理リソースブロックを示す、請求項5に記載のワイヤレスデバイス(16)。
  7. 前記1つ以上の大規模なチャネル特性に関し前記関心のアンテナポートと地理的に同一にある前記アンテナポートは、前記セルラー通信ネットワーク(10)のために予め定義される、請求項1に記載のワイヤレスデバイス(16)。
  8. 前記アンテナポートが前記1つ以上の大規模なチャネル特性に関し前記関心のアンテナポートと地理的に同一にある1つ以上の物理リソースブロックもまた、前記セルラー通信ネットワーク(10)によって予め定義される、請求項7に記載のワイヤレスデバイス(16)。
  9. 前記1つ以上の大規模なチャネル特性に関し前記関心のアンテナポートと地理的に同一にある前記アンテナポートは、前記1つ以上の大規模なチャネル特性に関し前記関心のアンテナポートと地理的に同一にあるものとして前記セルラー通信ネットワーク(10)のために予め定義された第1のアンテナポートと、前記セルラー通信ネットワーク(10)からのシグナリングを介して前記1つ以上の大規模なチャネル特性に関し前記関心のアンテナポートと地理的に同一にあるものとして示された第2のアンテナポートとを備える、請求項1に記載のワイヤレスデバイス(16)。
  10. 前記第1のアンテナポートが前記1つ以上の大規模なチャネル特性に関し前記関心のアンテナポートと地理的に同一にある1つ以上の物理リソースブロックもまた、前記セルラー通信ネットワーク(10)によって予め定義される、請求項9に記載のワイヤレスデバイス(16)。
  11. 前記第2のアンテナポートが前記1つ以上の大規模なチャネル特性に関し前記関心のアンテナポートと地理的に同一にある1つ以上の物理リソースブロックもまた、前記セルラー通信ネットワーク(10)からのシグナリングを介して前記ワイヤレスデバイス(16)に示される、請求項9に記載のワイヤレスデバイス(16)。
  12. 前記セルラー通信ネットワーク(10)は、ロングタームエボリューションセルラー通信ネットワークであり、前記下りリンク制御チャネルは、発展型物理下りリンク制御チャネルである、請求項1に記載のワイヤレスデバイス(16)。
  13. 前記ワイヤレスデバイス(16)は、発展型物理下りリンク制御チャネルにおける基準信号に対応するアンテナポートがアンテナポート間およびサブフレーム内の物理リソースブロック間で大規模なチャネル特性に関し地理的に同一にあることを想定せず、
    前記1つ以上の大規模なチャネル特性に関し前記関心のアンテナポートと地理的に同一にある前記アンテナポートは、前記セルラー通信ネットワーク(10)によってシグナリングされたアンテナポートを備える、
    請求項1に記載のワイヤレスデバイス(16)。
  14. 前記セルラー通信ネットワーク(10)は、ロングタームエボリューションセルラー通信ネットワークであり、
    前記下りリンク制御チャネルは、発展型物理下りリンク制御チャネルであり、
    前記複数の基準信号は、前記発展型物理下りリンク制御チャネル内で送信される複数の基準信号を備える、
    請求項1に記載のワイヤレスデバイス(16)。
  15. 前記発展型物理下りリンク制御チャネルに関する前記ワイヤレスデバイス(16)の探索空間は、物理リソースの2つ以上のセットを含み、前記処理サブシステム(20)はさらに、
    前記物理リソースの2つ以上のセット内のどのアンテナポートが前記1つ以上の大規模なチャネル特性に関し地理的に同一にあるかを示す前記セルラー通信ネットワーク(10)からの情報を受信するように構成される、請求項14に記載のワイヤレスデバイス(16)。
  16. 前記セルラー通信ネットワーク(10)からの情報は、物理リソースの同一セット内のアンテナポートのうち少なくとも幾つかが前記1つ以上の大規模なチャネル特性に関し地理的に同一にあることを示す、請求項15に記載のワイヤレスデバイス(16)。
  17. 前記セルラー通信ネットワーク(10)からの情報は、前記物理リソースの2つ以上のセットとは異なる物理リソースの2つ以上のット内の前記アンテナポートのうち少なくとも幾つかが前記1つ以上の大規模なチャネル特性に関し地理的に同一にあることを示す、請求項15に記載のワイヤレスデバイス(16)。
  18. 前記1つ以上の大規模なチャネル特性は、遅延拡散、ドップラー拡散、ドップラーシフト、平均利得、および平均遅延からなるグループの1つ以上を含む、請求項1に記載のワイヤレスデバイス(16)。
  19. セルラー通信ネットワーク(10)におけるワイヤレスデバイス(16)の動作の方法であって、
    前記セルラー通信ネットワーク(10)から下りリンクサブフレームを受信することであって、前記下りリンクサブフレームは、前記セルラー通信ネットワーク(10)からの下りリンク制御チャネルを備え、前記下りリンク制御チャネルに関する前記ワイヤレスデバイス(16)の探索空間は、下りリンク制御チャネル物理リソースの1つ以上のセットを含む、受信することと、
    前記ワイヤレスデバイス(16)の前記探索空間における下りリンク制御チャネル物理リソースの1つのセットにおける関心のアンテナポートについての1つ以上の大規模なチャネル特性を、前記1つ以上の大規模なチャネル特性に関し前記関心のアンテナポートと地理的に同一にある前記セルラー通信ネットワーク(10)におけるアンテナポートに対応する複数の基準信号のサブセットに基づいて推定することであって、前記関心のアンテナポートと地理的に同一にある前記アンテナポートは、前記ワイヤレスデバイス(16)の前記探索空間における下りリンク制御チャネル物理リソースの同一セットにおけるアンテナポートの少なくとも1つのサブセットを含む、推定することと
    を備える、方法。
  20. セルラー通信ネットワーク(10)の基地局(14)であって、
    無線サブシステム(22)と、
    前記無線サブシステム(22)に関連づけられた処理サブシステム(24)とを備え、
    前記処理サブシステム(24)は、前記無線サブシステム(22)を介して下りリンクサブフレームを提供するように構成され、前記下りリンクサブフレームは、前記下りリンクサブフレームの下りリンク制御チャネル内で地理的に同一でなくてはならない複数のアンテナポートの1つ以上のサブセットを定義する1つ以上の予め定義された規則に従った前記複数のアンテナポートに対応する複数の基準信号を備え、前記1つ以上の規則は、ワイヤレスデバイス(16)の構成される探索空間における下りリンク制御チャネル物理リソースの同一セット内の少なくとも幾つかのアンテナポートが1つ以上の大規模なチャネル特性に関し地理的に同一にあるという規則を含む、
    基地局(14)。
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