JP6095038B1 - アキシャルギャップ型回転電機およびその製造方法 - Google Patents

アキシャルギャップ型回転電機およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

回転子と、中空円盤状に形成されたコアバックおよびコアバックの軸方向一方面から軸方向に延び周方向に並んで配置された複数のティースを含む固定子鉄心を有し、ティースの先端部が軸方向について回転子に対向する固定子と、コアバックにおける軸方向一方面に対して軸方向について反対側の面である軸方向他方面が重ねられる底部を有するハウジングと、コアバックよりも径方向についてずれた位置で底部に固定され、コアバックにおける軸方向一方面を底部に向かって押す固定部材とを備えている。

Description

この発明は、回転子と固定子とが軸方向に対向するアキシャルギャップ型回転電機およびその製造方法に関する。
従来、回転子と、軸方向について回転子に対向する固定子と、固定子が固定されるハウジングとを備え、固定子が接着剤を用いてハウジングに固定されるアキシャルギャップ型回転電機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−154610号公報
しかしながら、固定子が接着剤を用いてハウジングに固定されているので、環境温度が上昇した場合に、固定子とハウジングとの固定強度が低下してしまうという問題点があった。
この発明は、固定子とハウジングとの固定強度を向上させることができるアキシャルギャップ型回転電機およびその製造方法を提供するものである。
この発明に係るアキシャルギャップ型回転電機は、回転子と、中空円盤状に形成されたコアバックおよびコアバックの軸方向一方面から軸方向に延び周方向に並んで配置された複数のティースを含む固定子鉄心を有し、ティースの先端部が軸方向について回転子に対向する固定子と、コアバックにおける軸方向一方面に対して軸方向について反対側の面である軸方向他方面が重ねられる底部を有するハウジングと、コアバックよりも径方向についてずれた位置で底部に固定され、コアバックにおける軸方向一方面を底部に向かって押す固定部材とを備えている。
この発明に係るアキシャルギャップ型回転電機によれば、ハウジングに固定された固定部材が、コアバックをハウジングの底部に向かって押すので、固定子とハウジングとの固定強度を向上させることができる。
この発明の実施の形態1に係るアキシャルギャップ型回転電機の要部を示す一部破断斜視図である。 図1のアキシャルギャップ型回転電機の要部を示す斜視図である。 図1の固定子を示す斜視図である。 図2の固定子をハウジングに固定する固定部材を示す斜視図である。 図4の固定部材を用いて固定子がハウジングに固定された状態を示す縦断面図である。 図3の固定子鉄心の変形例を示す斜視図である。 図6の固定子鉄心がハウジングに固定された状態を示す斜視図である。 図6の固定子鉄心がハウジングに固定された状態を示す縦断面図である。 図3の固定子鉄心の変形例を示す斜視図である。 図9の固定子鉄心がハウジングに固定された状態を示す縦断面図である。 図9の固定子鉄心の変形例を示す斜視図である。 図4の固定部材の変形例を示す斜視図である。 図12の固定部材を用いてハウジングに固定される固定子を示す斜視図である。 図10の固定部材の変形例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2に係るアキシャルギャップ型回転電機の固定子鉄心を示す斜視図である。 図15の固定子鉄心に発生する渦電流を示す斜視図である。 軸方向に積層された電磁鋼板から構成された固定子鉄心に発生する渦電流を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3に係るアキシャルギャップ型回転電機の固定子鉄心を示す斜視図である。 図18の固定子をハウジングに固定する固定部材の変形例を示す斜視図である。 図19の固定部材を示す縦断面図である。 図18の固定子鉄心の変形例を示す斜視図である。 図21の固定子をハウジングに固定する固定部材を示す斜視図である。 図22の固定部材を示す縦断面図である。 図18の固定子鉄心の変形例を示す縦断面図である。 固定子鉄心および固定部材のハウジングへの固定方法を示す説明図である。 内径側固定部を有する固定子鉄心に巻線を施す方法を示す説明図である。 図26の固定子鉄心を固定部材とともにハウジングへ固定する方法を示す説明図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るアキシャルギャップ型回転電機の要部を示す一部破断斜視図、図2は図1のアキシャルギャップ型回転電機の要部を示す斜視図である。この例では、アキシャルギャップ型回転電機は、永久磁石型同期回転電機となっている。アキシャルギャップ型回転電機は、回転子1と、軸方向について回転子1と対向する固定子2と、固定子2が固定されるハウジング3とを備えている。なお、図1ではハウジング3を示しておらず、図2では回転子1を示していない。回転子1は、図示しないシャフトに固定される。シャフトは、鉄などの塊状磁性体から構成されている。シャフトの軸方向両端部は、図示しない一対のベアリングを介してハウジング3に回転可能に支持される。なお、シャフトは、非磁性体から構成されてもよい。
回転子1は、中空円盤状に形成された永久磁石保持体11と、永久磁石保持体11に固定された複数の永久磁石12とを有している。永久磁石保持体11は、永久磁石保持体11の軸線とシャフトの軸線とが重なるようにシャフトに固定される。複数の永久磁石12は、永久磁石保持体11の径方向中間部において、周方向に等間隔に並んで配置されている。
永久磁石12は、軸方向に視た場合に、永久磁石保持体11における径方向外側に向かうにつれて周方向長さが大きくなる扇型形状に形成されている。それぞれの永久磁石12は、軸方向端面がN極またはS極となるように軸方向に磁化されている。複数の永久磁石12は、軸方向に視た場合に、N極とS極とが周方向に交互に並ぶように配置されている。
図1では1個の固定子2を示しているが、このアキシャルギャップ型回転電機では、軸方向に離れて配置された一対の固定子2を備えている。一対の固定子2の間に回転子1が配置される。一対の固定子2の中の一方の固定子2は、回転子1の軸方向両端面の中の一方の面に対向し、一対の固定子2の中の他方の固定子2は、回転子1の軸方向両端面の中の他方の面に対向する。
図3は図1の固定子2を示す斜視図である。固定子2は、固定子鉄心21と、固定子鉄心21に設けられる図示しない固定子巻線とを有している。固定子巻線は、トルク発生用駆動巻線として用いられる。
固定子鉄心21は、中空円盤状のコアバック211と、コアバック211の軸方向一方面から軸方向に延びる複数のティース212とを有している。周方向に隣り合うティース212の間には、固定子巻線が配置される空間であるスロット213が形成されている。固定子鉄心21は、固定子鉄心21の軸線とシャフトの軸線とが重なるようにハウジング3に固定されている。複数のティース212は、コアバック211の径方向中間部において、周方向に等間隔に並んで配置されている。固定子2は、ティース212の先端部が回転子1に対向するように配置されている。
ティース212は、軸方向から視た場合に、コアバック211における径方向外側に向かうにつれて周方向長さが大きくなる扇型形状に形成されている。ティース212から発生する磁束は、径方向外側に向かうにつれて大きくなる。これにより、永久磁石12の起磁力を有効利用することができる。ティース212の先端部は、回転子1との間に一定のギャップをあけて回転子1に対向している。
固定子巻線は、導体線がスロット213を跨がないでティース212に巻かれることによって構成されている。つまり、固定子巻線は、いわゆる集中巻き方式でティース212に巻かれている。各相の固定子巻線が、別々のティース212に巻かれている。各相の固定子巻線のエンドコイルは、互いに周方向に関して重ならないようになっている。固定子巻線は、多相の相コイルとなっている。
このアキシャルギャップ型回転電機は、例えば、3相の2:3系列となっている。U相、V相、W相の順番に巻かれたそれぞれの固定子巻線には、それぞれ120°だけ位相の異なる電流が供給される。これにより、固定子2に回転磁界が発生する。
図2に示すように、ハウジング3は、中空円盤状の底部31と、底部31の周縁部に固定され、底部31から軸方向に延びる円筒部32とを有している。ハウジング3は、非磁性体から構成されている。底部31には、コアバック211における軸方向一方面に対して軸方向について反対側の面である軸方向他方面が重ねられている。底部31とコアバック211の軸方向他方面とは、互いに密接している。
永久磁石12のN極から出た磁束は、図1の矢印Aに示すように、永久磁石12のN極に対向する固定子鉄心21のティース212の先端部に入り、さらに、ティース212を軸方向に通過して、コアバック211に入る。コアバック211に入った磁束は、コアバック211を周方向に通過し、永久磁石12のN極に対向するティース212に対して周方向に隣接するティース212の基端部に入る。ティース212の基端部に入った磁束は、ティース212を軸方向に通過し、永久磁石12のS極に入る。永久磁石12から発生する磁束は、3次元的に固定子鉄心21内を通過する。このアキシャルギャップ型回転電機は、磁束が径方向および周方向に同一面内を2次元的に通過するラジアルギャップ型回転電機と比較して、磁束の流れる方向が異なるが、回転電機のトルク発生原理としては、ラジアルギャップ型回転電機と等しい。
図4は図2の固定子2をハウジング3に固定する固定部材を示す斜視図、図5は図4の固定部材を用いて固定子2がハウジング3に固定された状態を示す縦断面図である。固定部材4は、コアバック211よりも径方向について内側において底部31に固定される内径側固定部41と、内径側固定部41に固定され、内径側固定部41から径方向外側に延び、コアバック211の軸方向一方面における径方向内側部分を底部31に向かって押す爪部42aと、内径側固定部41を底部31に固定するための締結部材であるボルト43とを有している。内径側固定部41には、軸方向に貫通する貫通孔411が形成されている。貫通孔411にボルト43が挿入され、ボルト43の先端部が底部31に形成されたねじ孔に挿入される。これにより、爪部42aがコアバック211の軸方向一方面における径方向内側部分を底部31に向かって押すように、内径側固定部41が底部31における回転子1に対向する面に固定される。
固定部材4から軸方向に押付力を受けて固定子2がハウジング3に固定されるので、接着剤またはモールド樹脂などを用いることなく、機械的に固定子2をハウジング3に固定される。これにより、ハウジング3に対して軸方向について回転子1側から固定子2を組み立てることができる。また、接着剤塗装またはモールド成形などの複雑な工程が不要となる。また、高温環境下では、接着剤の接着強度の低下により固定強度が低下し、または、モールド樹脂は熱劣化により固定強度が低下する可能性がある一方、本発明は、固定部材4が機械的に固定子2をハウジング3に固定するので、高温環境下においても、固定子2のハウジング3への固定強度が維持される。
固定子巻線において発生する銅損による熱は、固定子鉄心21を介してハウジング3に伝達される。ハウジング3は、自然冷却または水冷などの強制冷却により冷却される。固定子鉄心21には、固定部材4が面接触しているので、固定子鉄心21から固定部材4にも熱が伝達される。ハウジング3には、固定部材4が面接触しているので、固定部材4からハウジング3にも熱が伝達される。したがって、固定部材4により、アキシャルギャップ型回転電機の冷却効果が高まる。
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係るアキシャルギャップ型回転電機によれば、回転子1と、中空円盤状に形成されたコアバック211およびコアバック211の軸方向一方面から軸方向に延び周方向に並んで配置された複数のティース212を含む固定子鉄心21を有し、ティース212の先端部が軸方向について回転子1に対向する固定子2と、コアバック211における軸方向一方面に対して軸方向について反対側の面である軸方向他方面が重ねられる底部31を有するハウジング3と、コアバック211よりも径方向についてずれた位置で底部31に固定され、コアバック211における軸方向一方面を底部31に向かって押す固定部材4とを備えているので、固定子2とハウジング3との固定強度を向上させることができる。
また、固定部材4は、コアバック211よりも径方向について内側において底部31に固定される内径側固定部41と、内径側固定部41に固定され、コアバック211における軸方向一方面における径方向内側部分を底部31に向かって押す爪部42aを有しているので、ハウジング3の径方向の寸法が大きくなることを防ぐことができる。
なお、固定部材4は、コアバック211よりも径方向について外側において底部31に固定される外径側固定部と、外径側固定部に固定され、外径側固定部から径方向内側に延び、コアバック211の軸方向一方面における径方向外側部分を底部31に向かって押す爪部と、外径側固定部44を底部31に固定するための締結部材であるボルトとを有する構成であってもよい。この場合であっても、同様の効果を得ることができる。
図6は図3の固定子鉄心21の変形例を示す斜視図、図7は図6の固定子鉄心21がハウジング3に固定された状態を示す斜視図、図8は図6の固定子鉄心21がハウジング3に固定された状態を示す縦断面図である。それぞれのスロット213に対向するコアバック211の部分であって径方向内側部分には、溝214aが径方向内側端部にまで延びて形成されてもよい。溝214aは、開口部がスロット213を向くように配置される。
爪部42aは、溝214aに挿入される。爪部42aは、溝214aにおける軸方向一方面を底部31に向かって押す。爪部42aが溝214aに挿入されているので、爪部42aはスロット213に配置されていない。
コアバック211に溝214aが形成されていない場合には、爪部42aがスロット213に配置される。これにより、スロット213における固定子巻線が配置される領域であるスロット面積が減少する。一方、コアバック211に溝214aが形成されている場合には、爪部42aがスロット213に配置されない。これにより、スロット面積が減少せず、固定子巻線が配置されるスペースを有効に使用することができる。
コアバック211における径方向内側部分は、コアバック211における径方向外側部分と比較して、通過する磁束量が少ない。したがって、径方向内側部分に溝214aが形成されたコアバック211は、径方向外側部分に溝が形成されたコアバックと比較して、溝を形成することによって減少する磁路への影響が少ない。
図9は図3の固定子鉄心21の変形例を示す斜視図、図10は図9の固定子鉄心21がハウジング3に固定された状態を示す縦断面図である。それぞれのスロット213に対向するコアバック211の部分であって径方向外側部分には、溝214bが径方向外側端部にまで延びて形成されてもよい。溝214bは、開口部がスロット213を向くように配置される。
この場合、固定部材4は、コアバック211よりも径方向について外側において底部31に固定される外径側固定部44と、外径側固定部44に固定され、外径側固定部44から径方向内側に延び、コアバック211の軸方向一方面における径方向外側部分を底部31に向かって押す爪部42bと、外径側固定部44を底部31に固定するための締結部材であるボルト45とを有する。
爪部42bは、溝214bに挿入される。爪部42bは、溝214bにおける軸方向一方面を底部31に向かって押す。爪部42bが溝214bに挿入されているので、爪部42bはスロット213に配置されていない。
アキシャルギャップ型回転電機は、コアバック211における径方向内側部分と比較してコアバック211の径方向外側部分の方が、通過する磁束量が多い。したがって、コアバック211における径方向内側部分と比較してコアバック211の径方向外側部分の方が、作用する軸方向の電磁力が大きい。コアバック211の径方向外側部分に溝214bを形成すると、コアバック211の径方向内側部分に溝214aを形成する場合と比較して、磁路断面積が減少し、磁気抵抗が増加して、モータ特性が低下する可能性があるものの、コアバック211における電磁力の大きな部分を底部31に向かって押すことにより、固定子鉄心21のハウジング3への固定強度をさらに向上させることができる。
図11は図9の固定子鉄心21の変形例を示す斜視図である。コアバック211は、溝214bが形成されたコアバック本体215と、コアバック本体215からティース212が延びる方向に対して反対の方向にコアバック本体215から突出する肉厚部216とを有している。肉厚部216は、軸方向に視た場合に、溝214bと重なるように配置されている。
アキシャルギャップ型回転電機では、コアバック211の径方向内側部分よりも、コアバック211の径方向外側部分の方が、通過する磁束量が多い。したがって、コアバック211が径方向外側部分にティース212が延びる方向に対して反対側の方向に突出する肉厚部216が配置されることによって、磁束量の多い部分の磁路を十分に確保し、良好な磁気特性を得ることができる。
回転子1の軸方向両側に固定子2を配置する場合には、それぞれの固定子2の固定子鉄心21の位相が回転電機の特性に影響を与える。肉厚部216を周方向の位置決めとして使用することによって、組立精度を向上させることができる。肉厚部216は、コアバック211の径方向外側部分だけでなく、コアバック211の径方向内側部分にも配置しても、同様の効果を得ることができる。
図12は図4の固定部材4の変形例を示す斜視図、図13は図12の固定部材4を用いてハウジング3に固定される固定子2を示す斜視図である。それぞれのスロット213に対向するコアバック211の部分には、溝214cが径方向全域に延びて形成されてもよい。溝214cは、開口部がスロット213を向くように配置されている。
この場合、固定部材4は、コアバック211よりも径方向について内側において底部31に固定される内径側固定部41と、コアバック211よりも径方向について外側において底部31に固定される外径側固定部44と、内径側固定部41および外径側固定部44に固定され、溝214cに挿入される押圧部42cと、内径側固定部41および外径側固定部44を底部31に固定するための締結部材である図示しないボルトとを有する。内径側固定部41には、ボルトが挿入される貫通孔411が形成され、外径側固定部44には、ボルトが挿入される貫通孔441が形成される。内径側固定部41および外径側固定部44が底部31に面接触するので、アキシャルギャップ型回転電機の冷却効果をさらに高めることができる。
図14は図10の固定部材4の変形例を示す斜視図である。外径側固定部44は、コアバック211の外周面に沿って延びて形成されてもよい。図14では、外径側固定部44は、中空円盤状に形成されている。外径側固定部44が、コアバック211の外周面に沿って延びているので、外径側固定部44と底部31との接触面積が増加する。これによって、アキシャルギャップ型回転電機の冷却効果をさらに高めることができる。なお、図示していないが、内径側固定部41が、コアバック211の外周面に沿って延びて形成されてもよい。この場合、内径側固定部41は、中空円盤状に形成されてもよい。
なお、上記実施の形態1では、固定子鉄心21は、径方向に積層された電磁鋼板から構成されてもよく、磁性圧粉材料を固定子鉄心の形状に成形したものでもよく、塊状磁性体から構成されてもよい。
実施の形態2.
図15はこの発明の実施の形態2に係るアキシャルギャップ型回転電機の固定子鉄心を示す斜視図である。固定子鉄心21は、テープ状電磁鋼板を同心状に巻いた巻鉄心となっている。なお、シート状に切断した電磁鋼板を径方向に積層してもよい。いずれの場合であっても、固定子鉄心21が径方向に積層された電磁鋼板から構成される。
図16は図15の固定子鉄心21に発生する渦電流を示す斜視図、図17は軸方向に積層された電磁鋼板から構成された固定子鉄心21に発生する渦電流を示す斜視図である。円盤状のコアバック211から軸方向に突出するティース212には、軸方向に平行な磁束が通過する。軸方向に積層された電磁鋼板から構成された固定子鉄心21の場合、磁束が電磁鋼板の圧延方向に対して垂直の方向を向くので、電磁鋼板に渦電流が流れて、損失が発生する。一方、径方向に積層された電磁鋼板から構成された固定子鉄心21の場合、電磁鋼板の幅方向両端面には絶縁層が配置されているので、渦電流が流れるための面積が小さくなり、渦電流の発生が抑制される。その結果、損失を低減させることができる。
軸方向に積層された電磁鋼板から構成された固定子鉄心21の場合、積層された電磁鋼板同士をかしめ等により機械的に接合可能である。一方、テープ状電磁鋼板を同心状に巻いた巻鉄心、つまり、径方向に積層された電磁鋼板から構成された固定子鉄心21の場合、電磁鋼板をかしめ等で機械的に接合することは難しい。電磁鋼板を径方向に積層した鉄心は、スロット213を打ち抜いたテープ状電磁鋼板を同心状に巻いた後、巻終わり部分を溶接等で仮止めして、接着剤を層間に含浸させて、電磁鋼板同士を固定する。
接着剤は、径方向に引きはがす力に対しては高強度であるが、径方向に引きはがす力と比較して、軸方向のせん断力に対しては強度が低下する。電磁鋼板を径方向に積層した固定子鉄心21を用いたアキシャルギャップ型回転電機では、固定子鉄心21に作用する軸方向吸引力への対策が必要となる。
なお、テープ状電磁鋼板は、周方向に一周単位で切断されてそれぞれを径方向に積層してもよい。
図示していないが、アキシャルギャップ型回転電機は、実施の形態1と同様に、図4に示す固定部材4を備えている。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
以上説明したように、この発明の実施の形態2に係るアキシャルギャップ型回転電機によれば、コアバック211よりも径方向についてずれた位置で底部31に固定され、コアバック211における軸方向一方面を底部31に向かって押す固定部材4を備え、固定子鉄心21は、径方向に積層された電磁鋼板から構成されているので、固定子鉄心21に発生する渦電流を低減するとともに、固定子鉄心21に軸方向のせん断力が作用することを低減させることができる。
なお、固定部材4は、コアバック211よりも径方向について外側において底部31に固定される外径側固定部と、外径側固定部に固定され、外径側固定部から径方向内側に延び、コアバック211の軸方向一方面における径方向外側部分を底部31に向かって押す爪部と、外径側固定部44を底部31に固定するための締結部材であるボルトとを有する構成であってもよい。この場合であっても、同様の効果を得ることができる。
また、図6に示すように、それぞれのスロット213に対向するコアバック211の部分であって径方向内側部分には、溝214aが径方向内側端部にまで延びて形成されてもよい。
また、図9に示すように、それぞれのスロット213に対向するコアバック211の部分であって径方向外側部分には、溝214bが径方向外側端部にまで延びて形成されてもよい。この場合、図10に示すように、固定部材4は、コアバック211よりも径方向について外側において底部31に固定される外径側固定部44と、外径側固定部44に固定され、外径側固定部44から径方向内側に延び、コアバック211の軸方向一方面における径方向外側部分を底部31に向かって押す爪部42bと、外径側固定部44を底部31に固定するための締結部材であるボルト45とを有する。
アキシャルギャップ型回転電機では、コアバック211における径方向外側部分に発生する起磁力は、コアバック211における径方向内側部分に発生する起磁力よりも大きい。したがって、コアバック211における径方向外側部分を固定部材4が底部31に向かって押すことによって、固定部材4によるコアバック211の軸方向への保持力を確保しつつ、固定部材4を設置する面積を低減し、固定子鉄心21の内径側をベアリング設置等に利用して、回転電機の体積を小型化することができる。
また、それぞれのスロット213に対向するコアバック211の部分であって径方向外側部分に溝214bが形成されている場合には、図11に示すように、コアバック211は、溝214bが形成されたコアバック本体215と、コアバック本体215からティース212が延びる方向に対して反対の方向にコアバック本体215から突出する肉厚部216とを有する構成であってもよい。この場合、肉厚部216は、軸方向に視た場合に、溝214bと重なるように配置されている。肉厚部216は、コアバック211の径方向外側部分だけでなく、コアバック211の径方向内側部分にも配置してもよい。
また、図14に示すように、固定部材4は、外径側固定部44と、外径側固定部44に固定され、外径側固定部44から径方向内側に延び、コアバック211の軸方向一方面における径方向外側部分を底部31に向かって押す爪部42bとを有し、外径側固定部44は、コアバック211の外周面に沿って延びて形成されてもよい。外径側固定部44が、コアバック211の外周面に沿って延びているので、外径側固定部44と底部31との接触面積が増加する。これによって、アキシャルギャップ型回転電機の冷却効果をさらに高めることができる。なお、図示していないが、固定部材4が内径側固定部41を有し、内径側固定部41が、コアバック211の内周面に沿って延びて形成されてもよい。
実施の形態3.
図18はこの発明の実施の形態3に係るアキシャルギャップ型回転電機の固定子鉄心を示す斜視図である。アキシャルギャップ型回転電機は、トルクの発生面が回転子1と固定子2との対向面となるので、径方向の寸法が大きく、軸方向の寸法が小さい、いわゆる扁平構造化するのに有利である。実施の形態1、実施の形態2のようにスロット213に固定部材4を配置して軸方向についての押付力を発生させる場合、固定子巻線が配置されるスペースの確保、または、コアバック211の磁路面積の確保のため、固定子鉄心21の軸方向の寸法が大きくなる場合がある。
このアキシャルギャップ型回転電機では、固定子鉄心21は、中空円盤状のコアバック211と、コアバック211の軸方向一方面から軸方向に延びる複数のティース212とを有している。コアバック211は、ティース212が設けられるコアバック本体215と、コアバック本体215から径方向について内側に延びた内径側張出部217とを有している。
実施の形態1と同様に、固定部材4は、図4に示すように、内径側張出部217よりも径方向について内側において底部31に固定される内径側固定部41と、内径側固定部41に固定され、内径側張出部217における軸方向一方面を底部31に向かって押す爪部42aと、内径側固定部41を底部31に固定するための図示しないボルトとを有している。内径側固定部41には、ボルトが挿入される貫通孔411が形成されている。その他の構成は、実施の形態1または実施の形態2と同様である。
以上説明したように、この発明の実施の形態3に係るアキシャルギャップ型回転電機によれば、コアバック211は、ティース212が設けられるコアバック本体215と、コアバック本体215から径方向について内側に延びた内径側張出部217とを有しているので、コアバック211の磁路断面積が拡大し、磁気抵抗が減少する。これにより、磁気回路を通過する磁束量が増大し、回転電機の特性を向上させることができる。また、固定部材4は、内径側張出部217における軸方向一方面を底部31に向かって押すので、固定子鉄心21に固定子巻線を配置した後であっても、固定子鉄心21をハウジング3に組み付けることができる。
図19は図18の固定子2をハウジングに固定する固定部材の変形例を示す斜視図、図20は図19の固定部材を示す縦断面図である。固定部材4は、中空円盤状に形成されてもよい。具体的には、固定部材4は、内径側張出部217よりも径方向について内側において底部31に固定される内径側固定部41と、内径側固定部41に固定され、内径側張出部217における軸方向一方面を底部31に向かって押す押圧部46と、内径側固定部41を底部31に固定する図示しないボルトとを有してもよい。なお、図20では、押圧部46が円環状に形成されているが、内径側固定部41から径方向外側に延びる爪部であってもよい。
図21は図18の固定子鉄心21の変形例を示す斜視図、図22は図21の固定子2をハウジングに固定する固定部材を示す斜視図、図23は図22の固定部材を示す縦断面図である。コアバック211は、ティース212が設けられるコアバック本体215と、コアバック本体215から径方向について外側に延びた外径側張出部218とを有してもよい。この場合、固定部材4は、外径側張出部218よりも径方向について外側において底部31に固定される外径側固定部44と、外径側固定部44に固定され、外径側張出部218における軸方向一方面を底部31に向かって押す押圧部47とを有してもよい。なお、図23では、押圧部47が円環状に形成されているが、外径側固定部44から径方向内側に延びる爪部であってもよい。
図24は図18の固定子鉄心21の変形例を示す縦断面図である。図24ではハウジング3およびハウジング3に固定子鉄心21を固定する固定部材4も示している。コアバック211は、ティース212が設けられるコアバック本体215と、コアバック本体215から径方向について内側に延びた内径側張出部217と、コアバック本体215から径方向について外側に延びた外径側張出部218とを有してもよい。この場合、固定部材4は内径側張出部217よりも径方向について内側において底部31に固定される内径側固定部41と、内径側固定部41に固定され、内径側張出部217における軸方向一方面を底部31に向かって押す押圧部46と、外径側張出部218よりも径方向について外側において底部31に固定される外径側固定部44と、外径側固定部44に固定され、外径側張出部218における軸方向一方面を底部31に向かって押す押圧部47とを有してもよい。なお、図24では、押圧部46が円環状に形成されているが、内径側固定部41から径方向外側に延びる爪部であってもよく、また、押圧部47が円環状に形成されているが、外径側固定部44から径方向内側に延びる爪部であってもよい。
なお、各上記実施の形態では、軸方向に離れた一対の固定子2を備えたアキシャルギャップ型回転電機の構成について説明したが、1個の固定子2を備えたアキシャルギャップ型回転電機であってもよい。この場合、回転子1における固定子2に対向する面とは軸方向について反対側の面にコアバックとなる鉄などの部材をさらに備えることによって、アキシャルギャップ型回転電機の起磁力を大きくすることができる。
また、各上記実施の形態では、軸方向から視た場合に永久磁石12およびティース212が扇型形状となる構成について説明したが、扇型形状に限らず、例えば、軸方向から視た場合に永久磁石12およびティース212が長方形形状となる構成であってもよい。
図25は固定子鉄心および固定部材のハウジングへの固定方法を示す説明図である。固定子鉄心21および固定部材4は、ハウジング3に軸方向底部に向かって固定されることに特徴がある。ハウジング3に対して固定子鉄心21を軸方向にセットした後、固定部材4を軸方向にセットし、ボルト等を用いて、固定子鉄心21および固定部材4をハウジング3に固定する。
図26は内径側固定部を有する固定子鉄心に巻線を施す方法を示す説明図、図27は図26の固定子鉄心を固定部材とともにハウジングへ固定する方法を示す説明図である。固定子鉄心21に巻線を施す巻線工程を行った後、固定子鉄心21および固定部材4をハウジング3に固定する固定子鉄心固定工程を行うことに特徴がある。固定子鉄心21に巻線を施した後に固定子鉄心21をハウジング3に固定することによって、組立工程が容易となる。
巻線は、絶縁用のボビンに予め巻線を施したコイルASSYを使用してもよいし、絶縁用のインシュレータを取り付けた後、各ティースに巻線を施してもよい。
固定部材4は、ボルト等を用いてハウジング3に固定される。ボルトは、周方向に等ピッチに配置されるように固定部材4を周方向に配置することがよい。また、全てのボルトを仮締めした後、対角線上にあるボルトを締める対角締めをすることがよい。対角締めをすることによって、固定子鉄心21の回転子1との対向面の平面度の精度が向上する。

Claims (17)

  1. 回転子と、
    中空円盤状に形成されたコアバックおよび前記コアバックの軸方向一方面から軸方向に延び周方向に並んで配置された複数のティースを含む固定子鉄心を有し、前記ティースの先端部が軸方向について前記回転子に対向する固定子と、
    前記コアバックの軸方向他方面が接する底部を有するハウジングと、
    周方向に隣り合う前記ティースの間の空間であるスロットに対向する前記コアバックの部分の軸方向一方面を前記底部に向かって押す固定部材と
    を備えているアキシャルギャップ型回転電機。
  2. 前記固定部材は、前記コアバックよりも径方向についてずれた位置で前記底部に固定されている請求項1に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
  3. 前記固定子鉄心は、径方向に積層された電磁鋼板から構成されている請求項1または請求項2に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
  4. 回転子と、
    中空円盤状に形成されたコアバックおよび前記コアバックの軸方向一方面から軸方向に延び周方向に並んで配置された複数のティースを含む固定子鉄心を有し、前記ティースの先端部が軸方向について前記回転子に対向する固定子と、
    前記コアバックの軸方向他方面が接する底部を有するハウジングと、
    前記コアバックの軸方向一方面を前記底部に向かって押す固定部材と
    を備え、
    周方向に隣り合う前記ティースの間の空間であるスロットに対向する前記コアバックの部分であって径方向の内側の部分には、前記スロット側に開口する溝が径方向内側端部にまで延びて形成されており、
    前記固定部材は、前記コアバックよりも径方向の内側において前記底部に固定される内径側固定部と、前記内径側固定部に固定され、前記溝における軸方向一方面に接する爪部とを有しているアキシャルギャップ型回転電機。
  5. 回転子と、
    中空円盤状に形成されたコアバックおよび前記コアバックの軸方向一方面から軸方向に延び周方向に並んで配置された複数のティースを含む固定子鉄心を有し、前記ティースの先端部が軸方向について前記回転子に対向する固定子と、
    前記コアバックの軸方向他方面が接する底部を有するハウジングと、
    前記コアバックの軸方向一方面を前記底部に向かって押す固定部材と
    を備え、
    周方向に隣り合う前記ティースの間の空間であるスロットに対向する前記コアバックの部分であって径方向の外側の部分には、前記スロット側に開口する溝が径方向外側端部にまで延びて形成されており、
    前記固定部材は、前記コアバックよりも径方向の外側において前記底部に固定される外径側固定部と、前記外径側固定部に固定され、前記溝における軸方向一方面に接する爪部を有しているアキシャルギャップ型回転電機。
  6. 前記コアバックは、前記溝が形成されたコアバック本体と、前記コアバック本体から前記ティースが延びる方向に対して反対の方向に前記コアバック本体から突出する肉厚部とを有し、
    前記肉厚部は、軸方向から視た場合に、前記溝と重なるように配置されている請求項5に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
  7. 回転子と、
    中空円盤状に形成されたコアバックおよび前記コアバックの軸方向一方面から軸方向に延び周方向に並んで配置された複数のティースを含む固定子鉄心を有し、前記ティースの先端部が軸方向について前記回転子に対向する固定子と、
    前記コアバックの軸方向他方面が接する底部を有するハウジングと、
    前記コアバックの軸方向一方面を前記底部に向かって押す固定部材と
    を備え、
    周方向に隣り合う前記ティースの間の空間であるスロットに対向する前記コアバックの部分には、前記スロット側に開口する溝が径方向全域に延びて形成されており、
    前記固定部材は、前記コアバックよりも径方向の内側において前記底部に固定される内径側固定部と、前記コアバックよりも径方向の外側において前記底部に固定される外径側固定部と、前記内径側固定部および前記外径側固定部に固定され、前記溝における軸方向一方面に接する押圧部とを有しているアキシャルギャップ型回転電機。
  8. 前記内径側固定部は、前記コアバックの内周面に沿って延びて形成されている請求項4に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
  9. 前記外径側固定部は、前記コアバックの外周面に沿って延びて形成されている請求項5に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
  10. 前記コアバックは、前記ティースが設けられるコアバック本体と、前記コアバック本体から径方向の内側に延びた内径側張出部とを有し、
    前記固定部材は、前記内径側張出部における軸方向一方面に接する請求項1から請求項3までの何れか一項に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
  11. 前記固定部材は、前記内径側張出部よりも径方向の内側において前記底部に固定される内径側固定部と、前記内径側固定部に固定され、前記内径側張出部における軸方向一方面に接する爪部とを有している請求項10に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
  12. 前記固定部材は、中空円盤状に形成されており、前記内径側張出部よりも径方向の内側において前記底部に固定される内径側固定部と、前記内径側固定部に固定され、前記内径側張出部における軸方向一方面に接する押圧部とを有している請求項10に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
  13. 前記コアバックは、前記ティースが設けられるコアバック本体と、前記コアバック本体から径方向の外側に延びた外径側張出部とを有し、
    前記固定部材は、前記外径側張出部における軸方向一方面に接する請求項1から請求項3までの何れか一項に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
  14. 前記固定部材は、前記外径側張出部よりも径方向の外側において前記底部に固定される外径側固定部と、前記外径側固定部に固定され、前記外径側張出部における軸方向一方面に接する爪部とを有している請求項13に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
  15. 前記固定部材は、中空円盤状に形成されており、前記外径側張出部よりも径方向の外側において前記底部に固定される外径側固定部と、前記外径側固定部に固定され、前記外径側張出部における軸方向一方面に接する押圧部とを有している請求項13に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
  16. 請求項1から請求項15までの何れか一項に記載のアキシャルギャップ型回転電機の製造方法において、
    前記固定子鉄心と前記固定部材とを前記ハウジングの前記底部に固定する固定子鉄心固定工程を備えているアキシャルギャップ型回転電機の製造方法。
  17. 請求項16に記載のアキシャルギャップ型回転電機の製造方法において、
    前記固定子鉄心固定工程の前に前記固定子鉄心に巻線を装着する巻線工程をさらに備えているアキシャルギャップ型回転電機の製造方法。
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