JP6094984B1 - 巻き取り器及び雨具セット - Google Patents
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Abstract
【課題】衣類のようにたたむ事無く被収納物を巻き取るだけでコンパクトに収納できる巻き取り器及び雨具の収納が容易な雨具セットを提供する。【解決手段】巻き取り器10は、被収納物12を巻き取る芯20と、芯20に設けられ、被収納物12の一部を保持できる保持部40と、芯20に巻き取られた被収納物12の芯20の径方向の寸法及び芯20の長さ方向の寸法を制限する制限枠30と、を備える。保持部30は、芯20とともに被収納物12を挟み込む。【選択図】図1
Description
本発明は、巻き取り器及び雨具セットに関する。
特許文献1には、薄布物品用巻取り携行収納ケースが記載されている。この薄布物品用巻取り携行収納ケースは、筒状になったケース本体の内部に、ケース本体のキャップ部に連結されたフックを有する可動軸を取り付けたことを特徴としている。
本発明は、衣類のようにたたむ事無く被収納物を巻き取るだけでコンパクトに収納できる巻き取り器及び雨具の収納が容易な雨具セットを提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係る巻き取り器は、被収納物を巻き取る芯と、
前記芯に設けられ、該芯とともに前記被収納物を挟み込み、該被収納物の一部を保持できる保持部と、
前記芯に巻き取られた前記被収納物の該芯の径方向の寸法及び該芯の長さ方向の寸法を制限する制限枠と、を備え、
前記保持部が、前記芯が延びる方向と交差して延びるヒンジ回りに回転し、該芯に形成された空間に収容可能となっている。
前記芯に設けられ、該芯とともに前記被収納物を挟み込み、該被収納物の一部を保持できる保持部と、
前記芯に巻き取られた前記被収納物の該芯の径方向の寸法及び該芯の長さ方向の寸法を制限する制限枠と、を備え、
前記保持部が、前記芯が延びる方向と交差して延びるヒンジ回りに回転し、該芯に形成された空間に収容可能となっている。
第1の発明に係る巻き取り器において、
前記芯を回転させるハンドルを更に備え、
前記ハンドルの長さを変えることができてもよい。
前記芯を回転させるハンドルを更に備え、
前記ハンドルの長さを変えることができてもよい。
第1の発明に係る巻き取り器において、
前記芯を回転させる伸縮可能なハンドルを更に備え、
前記ハンドルが伸びている場合に前記保持部の回転が制限されることが好ましい。
前記芯を回転させる伸縮可能なハンドルを更に備え、
前記ハンドルが伸びている場合に前記保持部の回転が制限されることが好ましい。
第1の発明に係る巻き取り器において、
前記保持部に凹部が形成され、
前記凹部に向かって進退する進退部材と、前記ハンドルの伸縮に連動して前記進退部材を進退させる力を伝達する伝達部と、を有するロック機構を更に備えていてもよい。
前記保持部に凹部が形成され、
前記凹部に向かって進退する進退部材と、前記ハンドルの伸縮に連動して前記進退部材を進退させる力を伝達する伝達部と、を有するロック機構を更に備えていてもよい。
前記目的に沿う第2の発明に係る巻き取り器は、被収納物を巻き取る芯と、
前記芯に設けられ、該芯とともに前記被収納物を挟み込み、該被収納物の一部を保持できる保持部と、
前記芯に巻き取られた前記被収納物の該芯の径方向の寸法及び該芯の長さ方向の寸法を制限する制限枠と、を備え、
前記保持部が、前記芯が延びる方向と交差して延びる回転軸回りに回転し、該芯に形成された空間に収容可能となっている。
前記芯に設けられ、該芯とともに前記被収納物を挟み込み、該被収納物の一部を保持できる保持部と、
前記芯に巻き取られた前記被収納物の該芯の径方向の寸法及び該芯の長さ方向の寸法を制限する制限枠と、を備え、
前記保持部が、前記芯が延びる方向と交差して延びる回転軸回りに回転し、該芯に形成された空間に収容可能となっている。
前記目的に沿う第3の発明に係る雨具セットは、雨具と、
第1又は第2の発明に係る巻き取り器と、を備えた雨具セットである。
第1又は第2の発明に係る巻き取り器と、を備えた雨具セットである。
本発明によれば、衣類のようにたたむ事無く被収納物を巻き取るだけでコンパクトに収納できる巻き取り器及び雨具の収納が容易な雨具セットを提供できる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。なお、図において、説明に関連しない部分は図示を省略する場合がある。
〔第1の実施の形態〕
本発明の第1の実施の形態に係る巻き取り器10は、図1に示すように、被収納物12を巻き取って収納することができる。ここで、被収納物12は、シート状又はネット状の物品であり、一例として、雨具、ネット、スカーフ、ストッキング、ネクタイ、及びテント等が挙げられる。
巻き取り器10は、図2に示すように、芯20、制限枠30、保持部40、ハンドル50、及びロック機構60(図3参照)を備えている。
本発明の第1の実施の形態に係る巻き取り器10は、図1に示すように、被収納物12を巻き取って収納することができる。ここで、被収納物12は、シート状又はネット状の物品であり、一例として、雨具、ネット、スカーフ、ストッキング、ネクタイ、及びテント等が挙げられる。
巻き取り器10は、図2に示すように、芯20、制限枠30、保持部40、ハンドル50、及びロック機構60(図3参照)を備えている。
芯20は、一方向に延びる丸棒状の部材であり、長手方向に延びる回転軸(図5に示す回転軸AX3)回りに回転して被収納物12を巻き取ることができる。芯20の中央部には、空間が形成され、この空間には、保持部40及び被収納物12の一部が収まる。
制限枠30は、第1の枠板302a、第2の枠板302b、及び一対の側面板304a、304bを有し、一方の側と他方の側が開口している。
第1の枠板302a及び第2の枠板302bは、芯20が延びる方向に間隔を空けて配置され、芯20の一端部及び他端部をそれぞれ回転可能に支持する。
一対の側面板304a、304bは、芯20を挟んで配置され、各側面板304a、304bの両端部は、それぞれ、第1の枠板302a及び第2の枠板302bによって互いに連結されている。各側面板304a、304bの内側の面は、芯20を中心とする仮想の円筒の外周面に沿って湾曲するように、外側に膨らんだ曲面となっており、芯20の中心からあらかじめ決められた距離だけ離れている。各側面板304a、304bには、それぞれ、芯20が延びる方向に延びる長孔306a、306bが形成されている。
第1の枠板302a及び第2の枠板302bは、芯20が延びる方向に間隔を空けて配置され、芯20の一端部及び他端部をそれぞれ回転可能に支持する。
一対の側面板304a、304bは、芯20を挟んで配置され、各側面板304a、304bの両端部は、それぞれ、第1の枠板302a及び第2の枠板302bによって互いに連結されている。各側面板304a、304bの内側の面は、芯20を中心とする仮想の円筒の外周面に沿って湾曲するように、外側に膨らんだ曲面となっており、芯20の中心からあらかじめ決められた距離だけ離れている。各側面板304a、304bには、それぞれ、芯20が延びる方向に延びる長孔306a、306bが形成されている。
保持部40は、一方向に延びる平板状の部材であり、芯20が延びる方向から見た場合に、芯20を中心とする円の接線方向が厚み方向となっている。保持部40は、柔軟性及び復元性を有している。なお、保持部40は、平板状の部材に限定されるものではなく、これ以外の棒状の部材であってもよい。
保持部40は、芯20に形成された空間に収容可能となっており、図4に示す芯20が延びる方向と交差して延びる回転軸AX1回りに回転し、展開できる(図4に示す矢印参照)。回転軸AX1は芯20の第2の枠板302bの側の端部に設けられている。
なお、保持部40は、芯20が延びる方向と交差して延びるヒンジにより回転するように構成されていてもよい。
保持部40の先端部(回転軸AX1とは反対側の端部)は、被収納物12を傷付ける可能性を低減するために角が滑らかに形成され、切り欠き(凹部の一例)402が設けられている。
保持部40は、芯20に形成された空間に収容可能となっており、図4に示す芯20が延びる方向と交差して延びる回転軸AX1回りに回転し、展開できる(図4に示す矢印参照)。回転軸AX1は芯20の第2の枠板302bの側の端部に設けられている。
なお、保持部40は、芯20が延びる方向と交差して延びるヒンジにより回転するように構成されていてもよい。
保持部40の先端部(回転軸AX1とは反対側の端部)は、被収納物12を傷付ける可能性を低減するために角が滑らかに形成され、切り欠き(凹部の一例)402が設けられている。
なお、保持部40が展開できる範囲は、芯20に設けられたストッパ(不図示)により制限される。保持部40が展開できる範囲(芯20が延びる方向から保持部40が延びる方向までの回転軸AX1を中心とする角度)は、最大で例えば50〜70度に設定されている。
このように、保持部40は、柔軟性及び復元性を有し、展開できる範囲が制限されている。従って、保持部40が展開された状態で芯20が回転しても、保持部40が制限枠30に当たり、変形しながら制限枠30の内側の空間に収まるように戻されるので、保持部40が破損してしまうことが抑制される。
このように、保持部40は、柔軟性及び復元性を有し、展開できる範囲が制限されている。従って、保持部40が展開された状態で芯20が回転しても、保持部40が制限枠30に当たり、変形しながら制限枠30の内側の空間に収まるように戻されるので、保持部40が破損してしまうことが抑制される。
ハンドル50は、使用者によって操作され、芯20を回転させることができる。ハンドル50は、図5に示すように、腕収容部502、腕部504及び把手506を有し、伸縮可能となっている。
腕収容部502は、第1の枠板302aの外側に配置され、芯20の一方の端部に固定されている。従って、腕収容部502が回転軸AX3回りに回転すると芯20が回転する。
腕部504は、一方向に延びる平板状の部材である。腕部504は、腕収容部502に収容され、腕収容部502から引き出すことができる(図5に示す矢印参照)。
把手506は、腕部504の先端部に取り付けられ、回転軸AX2回りに回転可能となっている。
ハンドル50は、伸縮可能なハンドルに限定されるものではなく、伸縮以外の方法でハンドルの長さが変わってもよい。
腕収容部502は、第1の枠板302aの外側に配置され、芯20の一方の端部に固定されている。従って、腕収容部502が回転軸AX3回りに回転すると芯20が回転する。
腕部504は、一方向に延びる平板状の部材である。腕部504は、腕収容部502に収容され、腕収容部502から引き出すことができる(図5に示す矢印参照)。
把手506は、腕部504の先端部に取り付けられ、回転軸AX2回りに回転可能となっている。
ハンドル50は、伸縮可能なハンドルに限定されるものではなく、伸縮以外の方法でハンドルの長さが変わってもよい。
ロック機構60は、図4に示す保持部40の動作を制限できる。ロック機構60は、図6(A)及び図6(B)に示すように、進退部材602及び伝達部604を有し、進退部材602の先端側を除き腕収容部502(図5参照)の内部に設けられている。
進退部材602は、芯20が延びる方向に進退できる。進退部材602は、図6(B)に示すように進出すると、保持部40に形成された切り欠き402に挿入される。
進退部材602は、芯20が延びる方向に進退できる。進退部材602は、図6(B)に示すように進出すると、保持部40に形成された切り欠き402に挿入される。
伝達部604は、押し下げ部材606及び板バネ部材608を有し、ハンドル50を伸縮させる力を進退部材602に伝達できる。
押し下げ部材606は、回転軸AX4回りに回転でき、腕部504が伸びると図6(B)の矢印で示すように先端側が押し下げられる。
板バネ部材608は、図6(A)及び図6(B)に示すように、中央部の上側が押し下げ部材606に接触する位置に配置され、中央部の下側が進退部材602に連結されている。従って、板バネ部材608は、押し下げ部材606が押し下げられると中央部が保持部40の方向に撓んで進退部材602を進出させる。
すなわち、ハンドル50が伸びている状態においては、進退部材602が進出して保持部40の切り欠き402に挿入されるので、保持部40の展開は制限される。一方、ハンドル50が縮んでいる状態においては、進退部材602が後退しているので、保持部40の展開は制限されない。
押し下げ部材606は、回転軸AX4回りに回転でき、腕部504が伸びると図6(B)の矢印で示すように先端側が押し下げられる。
板バネ部材608は、図6(A)及び図6(B)に示すように、中央部の上側が押し下げ部材606に接触する位置に配置され、中央部の下側が進退部材602に連結されている。従って、板バネ部材608は、押し下げ部材606が押し下げられると中央部が保持部40の方向に撓んで進退部材602を進出させる。
すなわち、ハンドル50が伸びている状態においては、進退部材602が進出して保持部40の切り欠き402に挿入されるので、保持部40の展開は制限される。一方、ハンドル50が縮んでいる状態においては、進退部材602が後退しているので、保持部40の展開は制限されない。
次に、巻き取り器10の使用方法について説明する。被収納物12は、以下に示すステップS1〜S5に従って、巻き取り器10に巻き取られる。
(ステップS1)
一方の手で制限枠30(図2参照)を持ち、その手の人指し指で保持部40を押し出す。他方の手で押し出された保持部40を持ち、図7(A)に示す状態から図7(B)に示す状態となるように、保持部40の先端が制限枠30の外側に出るまで引き出して展開する。
一方の手で制限枠30(図2参照)を持ち、その手の人指し指で保持部40を押し出す。他方の手で押し出された保持部40を持ち、図7(A)に示す状態から図7(B)に示す状態となるように、保持部40の先端が制限枠30の外側に出るまで引き出して展開する。
(ステップS2)
図7(C)に示すように、被収納物12の一部を引き出した保持部40と芯20との間に差し入れた後、図7(D)に示すように、被収納物12とともに保持部40を芯20の内部に押し込む。これにより、被収納物12が芯20に保持される。
図7(C)に示すように、被収納物12の一部を引き出した保持部40と芯20との間に差し入れた後、図7(D)に示すように、被収納物12とともに保持部40を芯20の内部に押し込む。これにより、被収納物12が芯20に保持される。
(ステップS3)
図8(A)の矢印で示すように、他方の手でハンドル50を伸ばす。ハンドル50を伸ばすと、図6(A)に示す伝達部604にハンドル50を伸ばす力が伝達され、図6(B)に示すように伝達部604が進退部材602を進出させる。進出した進退部材602は、保持部40に形成された切り欠き402に嵌り、保持部40の展開が制限される。従って、ロック機構60によって保持部40の展開が制限されるので、巻取りを開始した際に、図8(A)に示す被収納物12が巻き取り器10から外れてしまう可能性が低減される
。
図8(A)の矢印で示すように、他方の手でハンドル50を伸ばす。ハンドル50を伸ばすと、図6(A)に示す伝達部604にハンドル50を伸ばす力が伝達され、図6(B)に示すように伝達部604が進退部材602を進出させる。進出した進退部材602は、保持部40に形成された切り欠き402に嵌り、保持部40の展開が制限される。従って、ロック機構60によって保持部40の展開が制限されるので、巻取りを開始した際に、図8(A)に示す被収納物12が巻き取り器10から外れてしまう可能性が低減される
。
(ステップS4)
他方の手でハンドル50を回転させる(図8(A)に示す矢印参照)。ハンドル50を回転させると、腕収容部502とともに芯20が回転軸AX3回りに回転し、被収納物12が巻き取られる。巻き取り器10には、制限枠30が設けられているので、巻き取られた被収納物12は、制限枠30の内側に収容される。その際、被収納物12は、制限枠30に接触し、押し潰されるようにして巻き取られるので、空気が追い出され、嵩が低減された状態で収納される。また、被収納物12は、制限枠30によって一部に偏って巻き取られることが抑制される。
他方の手でハンドル50を回転させる(図8(A)に示す矢印参照)。ハンドル50を回転させると、腕収容部502とともに芯20が回転軸AX3回りに回転し、被収納物12が巻き取られる。巻き取り器10には、制限枠30が設けられているので、巻き取られた被収納物12は、制限枠30の内側に収容される。その際、被収納物12は、制限枠30に接触し、押し潰されるようにして巻き取られるので、空気が追い出され、嵩が低減された状態で収納される。また、被収納物12は、制限枠30によって一部に偏って巻き取られることが抑制される。
(ステップS5)
被収納物12の巻き取りが完了した後、ハンドル50を縮める。ハンドル50が縮むことにより進退部材602(図6(A)参照)が後退し、ロック機構60による保持部40のロックが解除される。
被収納物12を収納した巻き取り器10は、例えば、布、樹脂、金属等で形成されたケースや袋に収納することも可能である。
被収納物12の巻き取りが完了した後、ハンドル50を縮める。ハンドル50が縮むことにより進退部材602(図6(A)参照)が後退し、ロック機構60による保持部40のロックが解除される。
被収納物12を収納した巻き取り器10は、例えば、布、樹脂、金属等で形成されたケースや袋に収納することも可能である。
収納された被収納物12を取り出す場合は、ハンドル50が縮んだ状態で被収納物12の一端を持って引き出す。被収納物12が引き出されると芯20が回転し、被収納物12が巻き取り器10から取り出される。
その際、保持部40のロックは解除されているので、図8(B)に示すように、被収納物12を引き出す力によって保持部40が自然に展開され、被収納物12が外れる。
その際、保持部40のロックは解除されているので、図8(B)に示すように、被収納物12を引き出す力によって保持部40が自然に展開され、被収納物12が外れる。
なお、仮にハンドル50が伸びた状態で被収納物12を引き出すと、把手506(図5参照)がハンドルの回転軸AX3から離れて偏心している。従って把手506が回転軸AX3の上にある場合と比較して芯20が回転しにくく、被収納物12がスムースに引き出されない。
このように、第1の実施の形態に係る巻き取り器10によれば、保持部40が芯20との間で被収納物12を挟み込むので、被収納物12を巻き取って収納できる。また、巻き取り器10によれば、被収納物12を衣類の様にたたんだり、収納袋等に入れたりする場合と比較して、短時間でコンパクトに収納できる。
特に、巻き取り器10は、被収納物12の通気性が悪い場合、空気を追い出しつつコンパクトに巻き上げられるのでその効果が顕著である。
更に、被収納物12が雨具である場合には、巻き取られる雨具が制限枠30によって絞られるので、雨具に付着した水滴の量が低減される。
特に、巻き取り器10は、被収納物12の通気性が悪い場合、空気を追い出しつつコンパクトに巻き上げられるのでその効果が顕著である。
更に、被収納物12が雨具である場合には、巻き取られる雨具が制限枠30によって絞られるので、雨具に付着した水滴の量が低減される。
〔第2の実施の形態〕
続いて、本発明の第2の実施の形態に係る巻き取り器10bについて説明する。第1の実施の形態に係る巻き取り器10と同一の構成要素については、同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
本実施の形態に係る巻き取り器10bは、第1の実施の形態に係る巻き取り器10とは芯及び保持部の形態が相違する。また、巻き取り器10bは、ロック機構60を備えていない。
続いて、本発明の第2の実施の形態に係る巻き取り器10bについて説明する。第1の実施の形態に係る巻き取り器10と同一の構成要素については、同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
本実施の形態に係る巻き取り器10bは、第1の実施の形態に係る巻き取り器10とは芯及び保持部の形態が相違する。また、巻き取り器10bは、ロック機構60を備えていない。
巻き取り器10bは、図9(A)に示すように、芯20b、制限枠30、保持部40b、ハンドル50を備えている。
芯20bは、ハンドル50の回転に伴って回転する丸棒状の部材である。
芯20bは、ハンドル50の回転に伴って回転する丸棒状の部材である。
保持部40bは、一端が芯20に固定され、芯20の外周部から芯20の周方向に沿って延びる部材である。また、保持部40bは、先端に向かうに従って芯の外周面から離れるように形成された変形可能な部材である。従って、保持部40bと芯20bとの間には、空間が形成されている。
保持部40bの材質は、例えば硬質薄板材である。
保持部40bの材質は、例えば硬質薄板材である。
次に、巻き取り器10bの使用方法について説明する。
まず、使用者は、保持部40bと芯20bとの間に形成された隙間に、被収納物12(図1参照)を差し入れる。
次に使用者は、被収納物12を差し入れた隙間が狭まるように、保持部40bの先端部を芯20bの方へ押す。これにより、被収納物12が保持部40b及び芯20によって挟み込まれ、保持される。
最後に使用者は、被収納物12を挟み込んだ状態でハンドル50を回すことによって、保持部40bとともに被収納物12を巻き取って収納できる。
まず、使用者は、保持部40bと芯20bとの間に形成された隙間に、被収納物12(図1参照)を差し入れる。
次に使用者は、被収納物12を差し入れた隙間が狭まるように、保持部40bの先端部を芯20bの方へ押す。これにより、被収納物12が保持部40b及び芯20によって挟み込まれ、保持される。
最後に使用者は、被収納物12を挟み込んだ状態でハンドル50を回すことによって、保持部40bとともに被収納物12を巻き取って収納できる。
収納された被収納物12を取り出す場合は、使用者は、ハンドル50が縮んだ状態で被収納物12の一端を持って引き出す。被収納物12が引き出されると芯20bが回転し、
被収納物12が巻き取り器10bから取り出される。
最後まで被収納物12を引き出すと、巻き取りによって潰れていた保持部40bの隙間が復元され、挟まっていた被収納物12の一端は自然に外れる。
被収納物12が巻き取り器10bから取り出される。
最後まで被収納物12を引き出すと、巻き取りによって潰れていた保持部40bの隙間が復元され、挟まっていた被収納物12の一端は自然に外れる。
このように、第2の実施の形態に係る巻き取り器10bによれば、簡単な構造で第1の実施の形態に係る巻き取り器10と同様の効果を奏する。
〔第3の実施の形態〕
続いて、本発明の第3の実施の形態に係る巻き取り器10cについて説明する。第2の実施の形態に係る巻き取り器10bと同一の構成要素については、同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
本実施の形態に係る巻き取り器10cは、第2の実施の形態に係る巻き取り器10bとは芯及び保持部の形態が相違する。
続いて、本発明の第3の実施の形態に係る巻き取り器10cについて説明する。第2の実施の形態に係る巻き取り器10bと同一の構成要素については、同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
本実施の形態に係る巻き取り器10cは、第2の実施の形態に係る巻き取り器10bとは芯及び保持部の形態が相違する。
巻き取り器10cは、図9(B)に示すように、芯20c、制限枠30、保持部40c、ハンドル50を備えている。
芯20cは、ハンドル50の回転に伴って回転する丸棒状の部材である。
芯20cは、ハンドル50の回転に伴って回転する丸棒状の部材である。
保持部40cは、芯20の外周部から延びる帯である。保持部40cの材質は、例えば、布又はフィルムである。
なお、保持部40cは、帯に代えて紐であってもよい。
なお、保持部40cは、帯に代えて紐であってもよい。
次に、巻き取り器10cの使用方法について説明する。
使用者は、被収納物12(図1参照)を保持部40cで締め、被収納物12を芯20cに巻き付かせる。
その後、使用者は、ハンドル50を回すことによって、保持部40cとともに被収納物12を巻き取って収納できる。
使用者は、被収納物12(図1参照)を保持部40cで締め、被収納物12を芯20cに巻き付かせる。
その後、使用者は、ハンドル50を回すことによって、保持部40cとともに被収納物12を巻き取って収納できる。
収納された被収納物12を取り出す場合は、使用者は、ハンドル50が縮んだ状態で被収納物12の一端を持って引き出す。被収納物12が引き出されると芯20cが回転し、被収納物12が巻き取り器10cから取り出される。
最後まで被収納物12を引き出すと、巻き取りによって保持部40cとともに挟まっていた被収納物12は緩み、自然に外れる。
最後まで被収納物12を引き出すと、巻き取りによって保持部40cとともに挟まっていた被収納物12は緩み、自然に外れる。
このように、第3の実施の形態に係る巻き取り器10cによれば、簡単な構造で第1の実施の形態に係る巻き取り器10と同様の効果を奏する。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記した形態に限定されるものでなく、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲である。
前述の実施の形態に係る巻き取り器10を、ポンチョやレインコート等の雨具とともに雨具セットとして提供することも可能である。
前述の実施の形態に係る巻き取り器10を、ポンチョやレインコート等の雨具とともに雨具セットとして提供することも可能である。
10、10b、10c 巻き取り器
12 被収納物
20、20b、20c 芯
30 制限枠
40、40b、40c 保持部
50 ハンドル
60 ロック機構
302a 第1の枠板
302b 第2の枠板
304a、304b 側面板
306a、306b 長孔
402 切り欠き
502 腕収容部
504 腕部
506 把手
602 進退部材
604 伝達部
606 押し下げ部材
608 板バネ部材
12 被収納物
20、20b、20c 芯
30 制限枠
40、40b、40c 保持部
50 ハンドル
60 ロック機構
302a 第1の枠板
302b 第2の枠板
304a、304b 側面板
306a、306b 長孔
402 切り欠き
502 腕収容部
504 腕部
506 把手
602 進退部材
604 伝達部
606 押し下げ部材
608 板バネ部材
Claims (6)
- 被収納物を巻き取る芯と、
前記芯に設けられ、該芯とともに前記被収納物を挟み込み、該被収納物の一部を保持できる保持部と、
前記芯に巻き取られた前記被収納物の該芯の径方向の寸法及び該芯の長さ方向の寸法を制限する制限枠と、を備え、
前記保持部が、前記芯が延びる方向と交差して延びるヒンジ回りに回転し、該芯に形成された空間に収容可能となっている巻き取り器。 - 請求項1記載の巻き取り器において、
前記芯を回転させるハンドルを更に備え、
前記ハンドルの長さを変えることができる巻き取り器。 - 請求項1記載の巻き取り器において、
前記芯を回転させる伸縮可能なハンドルを更に備え、
前記ハンドルが伸びている場合に前記保持部の回転が制限される巻き取り器。 - 請求項3記載の巻き取り器において、
前記保持部に凹部が形成され、
前記凹部に向かって進退する進退部材と、前記ハンドルの伸縮に連動して前記進退部材を進退させる力を伝達する伝達部と、を有するロック機構を更に備えた巻き取り器。 - 被収納物を巻き取る芯と、
前記芯に設けられ、該芯とともに前記被収納物を挟み込み、該被収納物の一部を保持できる保持部と、
前記芯に巻き取られた前記被収納物の該芯の径方向の寸法及び該芯の長さ方向の寸法を制限する制限枠と、を備え、
前記保持部が、前記芯が延びる方向と交差して延びる回転軸回りに回転し、該芯に形成された空間に収容可能となっている巻き取り器。 - 雨具と、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の巻き取り器と、を備えた雨具セット。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016056366A JP6094984B1 (ja) | 2016-03-20 | 2016-03-20 | 巻き取り器及び雨具セット |
PCT/JP2017/009135 WO2017163869A1 (ja) | 2016-03-20 | 2017-03-08 | 巻き取り器及び雨具セット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016056366A JP6094984B1 (ja) | 2016-03-20 | 2016-03-20 | 巻き取り器及び雨具セット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP6094984B1 true JP6094984B1 (ja) | 2017-03-15 |
JP2017171310A JP2017171310A (ja) | 2017-09-28 |
Family
ID=58281074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016056366A Expired - Fee Related JP6094984B1 (ja) | 2016-03-20 | 2016-03-20 | 巻き取り器及び雨具セット |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6094984B1 (ja) |
WO (1) | WO2017163869A1 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6279691U (ja) * | 1985-11-09 | 1987-05-21 | ||
JP2004222559A (ja) * | 2003-01-21 | 2004-08-12 | Ever Green International:Kk | 魚釣り用リールのハンドル装置 |
JP2014205520A (ja) * | 2013-04-12 | 2014-10-30 | 典子 浦邉 | レインウェア収納具 |
-
2016
- 2016-03-20 JP JP2016056366A patent/JP6094984B1/ja not_active Expired - Fee Related
-
2017
- 2017-03-08 WO PCT/JP2017/009135 patent/WO2017163869A1/ja active Application Filing
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6279691U (ja) * | 1985-11-09 | 1987-05-21 | ||
JP2004222559A (ja) * | 2003-01-21 | 2004-08-12 | Ever Green International:Kk | 魚釣り用リールのハンドル装置 |
JP2014205520A (ja) * | 2013-04-12 | 2014-10-30 | 典子 浦邉 | レインウェア収納具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2017163869A1 (ja) | 2017-09-28 |
JP2017171310A (ja) | 2017-09-28 |
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