JP6094659B1 - 動力計の検量装置、動力計の検量装置用重錘、動力計の検量装置用の重錘シャフト、動力計の検量装置用重錘の収納箱 - Google Patents

動力計の検量装置、動力計の検量装置用重錘、動力計の検量装置用の重錘シャフト、動力計の検量装置用重錘の収納箱 Download PDF

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Abstract

【課題】クロス積みをすることなく、積み上げた重錘群の安定性を確保できる動力計の検量装置を提供する。【解決手段】ダイナモメータのアームに設けられた重錘シャフトと、重錘シャフトに支持された重錘載置部と、重錘載置部に積み上げられる重錘21とを備える。重錘シャフトは、軸方向の任意位置に括れ部を備え、重錘21は、側端部22aの中央から切り欠かれて括れ部挿入される切欠部24を備える。切欠部24の切欠幅は、開口部26よりも丸孔25が広く形成されている。重錘21は、括れ部に開口部26から丸孔25まで挿入された状態で降下され、重錘載置部に順次積み上げられる。【選択図】図5

Description

本発明は、動力計(ダイナモメータ)のトルク検量を行う検量装置、同検量装置用の重錘および同重錘を吊り下げるシャフト、同重錘の移動に用いられる収納箱に関する。
一般にダイナモメータは、ロータと揺動フレーム間に働く反発トルクを揺動フレームに設けたトルクアームを介して荷重計(ロードセルなど)で検出し、その駆動・吸収動力などを測定する。このダイナモメータには、測定精度が常時維持されているか否か、定期的に検査して校正できるようにするためにトルク検量装置が備えられている。
図8(a)に基づき特許文献1のトルク検量装置を説明すれば、ダイナモメータ1の検量アーム1aに連結された重錘シャフト2と、該重錘シャフト2に支持された重錘載置部3と、トルクアーム1bと固定部6との間に配置された荷重計5とを備え、重錘載置部3に重錘4を次々に積み上げて荷重計5の出力からトルク検量を行う。
すなわち、重錘載置部3上に順次に積み上げられた重錘荷重と荷重計5の指示荷重とを比較し、荷重計5の指示荷重が許容範囲内か否かの検査をトルク検量として実施する。
この各重錘4は、図8(b)に示すように、略長方形の平板状に形成され、長辺を構成する側端部4a,4c間に切欠部9を備えている。この切欠部9は、側端部4aの中央部から側端部4cの方向に向かって切り欠かれており、重錘4は切欠部9を重錘シャフト2に挿入しながら重錘載置部3に積み上げられている。
特開平8−304211
しかしながら、特許文献1などの従来例は、重錘4の積み降ろしの際に次の問題が生じるおそれがある。
(1)図8(b)中の「L」は、重錘4の短辺を構成する側端部4b,4dの長さを示し、「L1」は切欠部9の深さを示し、「L2」は切欠部9から側端部4cまでの長さを示している。
ここでは「L1>L2」が成立し、切欠部9は重錘4の中心よりも深く切り欠かれている。したがって、重錘4の積み上げ時に切欠部9を一方向から重錘シャフト2に挿入した場合には積み上げた重錘4群が不安定となり、重錘4が滑り落ちるなど積み降ろし作業の安全性を損なうおそれがあった。
(2)そこで、従来は、積み上げられた重錘4群のバランスを保って安定性を確保すべく、切欠部9を二方向から重錘シャフト2に交互に挿入して重錘4を積み上げるクロス積みが行われていた。
具体的には一枚目の重錘4については切欠部9を一方向から重錘シャフト2に挿入し、次の重錘4については180度反転させて反対方向から切欠部9を挿入する。この作業を繰り返すことで図8(c)に示すように、重錘4が互い違いに積み上げられている。
ところが、例えば建屋の寸法の制約などから十分な作業スペースが確保できず、重錘4を前記二方向から交互に積み上げることが困難な場合が少なくない。この場合には重錘4を一方向から積み上げざるを得ず、その結果、前述のように積み上げた重錘4群が不安定化し、積み降ろし作業の安全性を損なうおそれがあった。
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされ、クロス積みをすることなく、積み上げた重錘群の安定性および重錘の積み降ろし作業の安全性を確保することを解決課題としている。
本発明の一態様は、動力計のアームに連結される重錘シャフトと、該重錘シャフトに支持された重錘載置部と、該重錘載置部に積み上げられる重錘と、を備え、前記重錘の荷重と荷重計の指示荷重とを比較してトルク検量を行う動力計の検量装置に関する。この検量装置の前記重錘シャフトは、軸方向の任意位置に括れ部を備え、前記重錘は、端部中央から略中心まで切り欠かれて前記重錘シャフトの括れ部に挿入される切欠部を備え、前記切欠部の切欠幅は、前記略中心側が前記重錘シャフトの括れ部以外の部分の外径以上の大きさに形成されている一方、前記端部中央側が前記括れ部の外径以上の大きさ、かつ前記重錘シャフトの括れ部以外の部分の外径以下の大きさに形成されている。
本発明の他の態様は、トルク検量時に動力計のアームに重錘シャフトを介して支持された重錘載置部に積み上げられる重錘に関する。この重錘は、端部中央から略中心まで切り欠かれて前記重錘シャフトの括れ部に挿入される切欠部を備え、前記切欠部の切欠幅は、前記略中心側が前記重錘シャフトの括れ部以外の部分の外径以上の大きさに形成されている一方、前記端部中央側が前記括れ部の外径以上の大きさ、かつ前記重錘シャフトの括れ部以外の部分の外径以下の大きさに形成されている。
本発明のさらに他の態様は、動力計のトルク検量の際、重錘を積み上げる重錘載置部を前記動力計のアームに支持する重錘シャフトに関する。この重錘シャフトは、前記アームに一端部が連結される一方、前記重錘載置部に他端部が固定されるシャフト本体と、前記シャフト本体の軸方向の任意位置に設けられた括れ部と、を備える。
本発明のさらに他の態様は、前記動力計の検量装置用重錘を収納する収納箱に関する。この収納箱は、両サイドのそれぞれに複数個が設けられた取っ手と、前記収納時に前記重錘の動きを規制する仕切部と、を備えることを特徴としている。
本発明によれば、クロス積みをすることなく、積み上げた重錘群の安定性および積み降ろし作業の安全性を確保することができる。
本発明の実施形態に係る重錘シャフトに支持された重錘載置部に重錘を積み上げた状態を示す側面図。 同 重錘シャフトおよび重錘載置部の側面図。 (a)は重錘載置部の正面図、(b)は同側面図。 (a)は重錘の正面図、(b)は同側面図、(c)は(b)の一部拡大図。 (a)は重錘の斜視図、(b)は(a)のA−A断面図。 (a)は重錘シャフトの下段の括れ部に重錘を挿入して積み上げる状態を示す側面図、(b)は同中段の括れ部に重錘を挿入して積み上げる状態を示す側面図、(c)は同上段の括れ部に重錘を挿入して積み上げる状態を示す側面図。 (a)は同重錘を収納箱に収納した状態の正面図、(b)同側面図 (a)は特許文献1の動力計の検量装置を示す概略図、(b)は同重錘の平面図、(c)はクロス積みされた重錘群の側面図。
以下、本発明の実施形態を説明する。ここでは特許文献1と同じ構成は同一の符号を用いて説明する。この実施形態に係る動力計の検量装置は、図1に示すように、ダイナモメータ1の検量アーム1aに連結された重錘シャフト10と、該重錘シャフト10に支持された重錘載置部11と、該重錘載置部11に載置されて積み上げられる重錘21とを備える。
また、特許文献1と同じくダイナモメータ1のトルクアーム1bと固定部6との間に配置された荷重計5とを備え、重錘載置部11に重錘21を次々に積み上げて荷重計(ロードセルなど)5の出力からトルク検量を行う。
すなわち、重錘載置部11上に順次に積み上げられた重錘荷重と荷重計5の指示荷重とを比較し、荷重計5の指示荷重が許容範囲内か否かの検査をトルク検量として実施する。ただし、重錘シャフト10および重錘21において特許文献1と相違する。以下、両者10,21を中心に本発明の実施形態を説明する。
≪重錘シャフト10≫
図2に基づき重錘シャフト10の構成例を説明する。この重錘シャフト10は、重錘載置部11を検量アーム1aに支持する一本状のシャフト本体12と、該シャフト本体12に挿通されて取り付けられたカラー13群とを備えている。
このシャフト本体12の上下端部の外周には図示省略の雄ねじが形成され、シャフト本体12の上端部は、検量アーム1aの貫通孔1cに挿通された後に一対の筒状ナット14が締結されて検量アーム1aに連結されている。
このシャフト本体12には、上段のカラー13群と中段のカラー13群と下段のカラー13群が取り付けられている。このとき下側の筒状ナット14と上段カラー13群との間と、各カラー13群間とにおいてシャフト本体12の外周が露出している。
図2中の「P1」はシャフト本体12の外径を示し、「P2」はカラー13の外径を示している。ここでは「P1<P2」が成立し、前記露出している部分は外径の小さい括れ部Kとなっている。具体的には重錘シャフト10は、シャフト本体12の軸方向の三か所に括れ部Kを有し、図2中に下段から順にK1〜K3と示している。
また、図2中の13aは各カラー13群中で最上位に配置されるカラー13を示し、13bは各カラー13群中で中位または下位に配置されるカラー13を示している。このカラー13a,13bは、共に円筒状に形成され、軸方向の内部にはシャフト本体12が挿通される図示省略の挿通孔が形成され、外周部には上下一対の図示省略の雌ねじ孔が形成されている。このカラー13aは、上端外周縁17に面取りが施されている点でカラー13bと相違する。
各カラー13a,13bは、前記雌ねじ孔に止めねじ16を螺入させてシャフト本体12の外周を締め付けることでシャフト本体12に固定されている。したがって、止めねじ16を緩めれば、カラー13a,13bの前記固定が解除され、カラー13,13bを上下に移動できる。このとき再度、止めねじ16で固定すれば、括れ部K1〜K3の位置を調整することができる。
なお、重錘載置部11は、図3(a)に示すように、略長方形の平板状に形成された載置部本体18と、該載置部本体18の両サイドに取り付けられたコ字状の取っ手19とを備えている。この載置部本体18の中心部には、シャフト本体12の下端部が挿通される挿通孔20が形成されている。
この挿通孔20は、図3(b)に示すように、載置部本体18の底面側に固着されたナット15の内周に連通しており、該挿通孔20を通ってシャフト本体12の下端部がナット15に締結され、これによりシャフト本体12の下端部に重錘載置部11が固定されている。
≪重錘21≫
図4および図5に基づき重錘21の構成例を説明する。この重錘21は、図4(a)および図5(a)に示すように、略正方形の平板状に形成された重錘本体22と、該重錘本体22の両サイドの側端部22c,22dに取り付けられるコ字状に形成された可倒式の取っ手23とを備えている。この重錘本体22の肉厚は、括れ部K1〜K3の軸方向の長さ(カラー13a,13b間の長さ)よりも若干小さくなっている。なお、取っ手23は、図4(b)の矢印Q方向への立ち上げや、矢印R方向への傾倒が可能である。
重錘本体22には、シャフト本体12の括れ部Kに挿入される切欠部24が形成されている。ここで図4(a)中の「L3」は、重錘本体22の側端部22a,22bの長さを示し、「L4」および「L5」は切欠部24から側端部22c,22dまでの長さを示し、「L4=L5」が成立している。したがって、切欠部24は、側端部22aの中央に開口部26が形成され、さらに端部22bの方向に向かって切り欠かれている。
また、図4(a)中の「L6」は、重錘本体22の側端部22c,22dの長さを示し、「L7」は切欠部24の深さを示し、「L8」は切欠部28から側端部22bまでの距離を示し、「L7≒L8」となっている。ここでは切欠部24は、開口部26から重錘本体22の中心付近(略中心)の位置まで切り欠かれていればよいものとする。ただし、積み上げられた重錘21群を安定させる観点からすれば、重錘本体22の重心位置まで切り欠かれていることが好ましい。
具体的には切欠部24は、重錘本体22の中心付近(好ましくは重心)に位置する丸孔25と、開口部26から丸孔25までの長孔27とを有している。この丸孔25は開口部26から切り欠かれた切欠部24の切欠底部となっている一方、長孔27は挿入時に括れ部Kを開口部26から丸孔25まで案内するガイド孔としての役割を果たしている。
また、長孔27は、図4(b)(c)に示すように、上下の二段の段差縮径状に形成され、上面側の上孔27aと下面側の下孔27bとを有している。この両孔27a,27b間は段差面27cとなっており、下孔の27aの開口端面27dにはテーパが施されている。
図4(a)(c)および図5(b)に基づき各孔25,27a,27bの切欠幅を説明する。図4(a)中の「S1」は丸孔25の切欠幅を示し、図4(c)および図5(b)中の「S2」は上孔27aの切欠幅を示し、同「S3」は下孔27bの切欠幅を示している。
ここでは「S1=S2」が成立するため、丸孔25の切欠幅S1は、上孔27aの切欠幅S2と等しく形成されている。また、「S3<S1」および「S3<S2」が成立するため、下孔27bの切欠幅S3は、丸孔25の切欠幅S1および上孔27aの切欠幅S2よりも小さく(狭く)形成されている。
そして、前記重錘シャフト10の外径P1,P2との関係についてみれば、「S1,S2>P2」が成立するため、丸孔25と上孔27aの切欠幅S1,S2は、カラー13a,13bの外径P2より大きく(広く)形成されている。
また、「S3>P1」と「S3<P2」とが成立するため、括れ部Kの外径P1よりも大きく(広く)形成されているものの、カラー13a,13bの外径P2よりも小さく(狭く)形成されている。なお、切欠幅S3は、外径P1以上の大きさ、かつ外径P2以下の大きさであればよいものとする。
≪積み上げ作業≫
図6に基づき重錘載置部11に積み上げる作業を説明する。この積み上げ作業時に取っ手23が図4(b)の矢印Q方向に立ち上げ可能なため、重錘21を持ち易く、作業効率の向上に貢献できる。
ここで持ち上げられた重錘21は、まず、図6(a)の矢印D1に示すように、最下段の括れ部K1に開口部26bを挿入口として挿入され、下孔27bにガイドされつつ丸孔25まで挿入される。このとき括れ部K1の直下に位置するカラー13aの上端外周縁17に面取りが施され、また開口端面27dにテーパが施されていることから、挿入がし易くなっている。
また、括れ部K1の上側に位置するカラー13bの下端を上下孔27a,27b間の段差面27cに載せながら括れ部K1に下孔27aを挿入でき、挿入時の位置決めが容易となる。
さらに挿入途中で取っ手23から手を離した場合、下孔27bの内周縁がカラー13aの上端13cに載るので、重錘21の落下が防止でき、この点で積み降ろし作業の安全性が確保されている。
そして、前記挿入後においては、丸孔25の切欠幅S1がカラー13a,13bの外径P2よりも大きいため、矢印D2に示すように、重錘を降下させることができる。これにより重錘21が重錘載置部11に載せられ、この作業を繰り返すことで重錘21が括れ部K1まで積み上げられる。なお、重錘21の積み上げ後に取っ手23を矢印R方向に倒しておけば、次の重錘21を積み上げる際に手を挟むことを防止できる。
ここで図6(a)の積み上げ後にカラー13aの上端13cと、重錘21の平面21aとがフラットになると、次の重錘21を積んだときに長孔27と括れ部K1とが平行となり、該重錘21が滑り落ちるおそれがある。そこで、予め両者13c,21a間に「位置ずれ」が生じるように括れ部K1の高さ、即ちカラー13aの位置を調整しておくものとする。この位置調整のため、カラー13a,13b間には調整代としての隙間が設けられている。
つぎに図6(b)に示すように、中段の括れ部K2に対して下孔27bの開口部26bを挿入口として丸孔25まで挿入し、さらに重錘21を積み上げる。ここでは図6(a)と同様な作業(カラー13aの位置調整を含む。)を実施する。
最後に図6(c)に示すように、上段の括れ部K3に対して下孔27bの開口部26bを挿入口として丸孔25まで挿入し、さらに重錘21を積み上げる。ここでも基本的に図6(a)と同様な作業を実施する。ただし、括れ部K3まで重錘21を積み上げれば、積み上げ作業を終了するため、カラー13aの位置調整の必要は無い。
したがって、本実施形態によれば、重錘21を矢印D1方向からの挿入作業、即ち一方向からの挿入作業で重錘載置部11に積み上げることができる。ここで積み上げられた各重錘21の丸孔25内にはカラー13a,13bのいずれかが挿通されている。このとき丸孔25は、重錘21の中心付近(好ましくは重心)に位置するため、積み上げられた重錘21群は荷重バランスがよく、この意味で安定性が確保されている。
また、下孔27bの切欠幅S3はカラー13a,13bの外径P2よりも小さいため、重錘21のカラー13a,13bからの抜けが防止される。すなわち、下孔27bが重錘21の抜けを防止するため、積み上げた重錘21が滑り落ちることがなく、この点で積み降ろし作業などの安全性が確保されている。
その結果、従来のようなクロス積みをすることなく、積み上げた重錘21群の安定性や積み降ろし作業の安全性を確保することができ、特に建屋の寸法の制約などから十分な作業スペースが確保できない場合に有効である。また、一方向から重錘21を積むことができるため、従来のクロス積みよりも作業効率を向上させることもできる。
なお、重錘21の降ろし作業は、積み上げ作業時と同様に取っ手23を矢印Q方向に立てて重錘21を括れ部K3の位置まで持ち上げ、長孔27から括れ部K3を抜く。この作業をさらに括れ部K2,K1の順で実施すればよい。
≪他例≫
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載された範囲内で変形して実施することができる。以下に一例を説明する。
(1)重錘21は、図7に示すように、収納箱30に収納して運搬することができる。この収納箱30は、略長方形状の底板31と、該底板31の外縁に立設された四方の側板32,33と、両サイドの各側板33に固定された一対のコ字状の取っ手35と、前記底板31にねじ止めされた4個の仕切板34とを備えている。
この収納箱30は、二人作業を前提に各側板33に一対の取っ手35が設けられている。したがって、重錘収納後の重量が大きい場合にも二人作業で所定の場所まで重錘21を容易に移動させることができる。
また、収納箱30の内寸法は、重錘21の横幅(図4中のL3)に対して余裕を持たせた構造なため、重錘21を収納箱30内に収容する際に作業者が手を挫創する可能性が低減される。さらに重錘21は、収納時に仕切板34の内側に配置されるため、移動時の動きが規制され、この点で重錘21を運び易くなる。
(2)前記実施形態では、重錘シャフト10の軸方向の三か所に括れ部K1〜K3を設けたが、括れ部Kの個数は仕様などに応じて適宜に増減させることができるものとする。
(3)長孔27の上孔27aを廃止し、長孔27の上下の切欠幅を図4(c)および図5(b)に示す「S3」の長さに統一することもできる。この場合の長孔27は、同一の切欠幅(S3)にて開口部26と丸孔25との間が切り欠かれた構成となる。
この構成によっても、括れ部K1〜K3に開口部26から丸孔25まで挿入することができ、また長孔27が重錘21の抜け止めとなり、前記実施形態と同様な効果を得ることできる。
(4)上下孔27a,27bを形成する場合、下孔27bは開口部26と丸孔25との間の全区間に形成されている必要は無く、開口部26b側に形成されていればよいものとする。
(5)また、上下孔27a,27bを形成する場合、上孔27aの切欠幅を「S3」とし、下孔27bの切欠幅を「S2」とすることも可能である。この場合には、括れ部Kへの挿入時に上孔27aに案内され、挿入後の括れ部Kは下孔27b内に配置され、上孔27aが抜け止めとなる。
(6)カラー13a,13bは、円筒状ではなく、角筒状に形成することもできる。この場合には丸孔25をカラー13a,13bの横断面に応じた形状に形成すればよい。
1…ダイナモメータ(動力計)
1a…検量アーム(アーム)
1b…トルクアーム
10…重錘シャフト
11…重錘載置部
12…シャフト本体
13a,13b…カラー(筒状体)
14…筒状ナット(筒状体)
16…止めねじ(雄ねじ部材)
21…重錘
23,35…取っ手
22a…側端部
25…丸孔(切欠底部,略中心)
26…開口部(端部中央)
27…長孔(ガイド孔)
27a…上孔
27b…下孔
30…収納箱
34…仕切板
K1〜K3…括れ部
S1,S3…切欠幅

Claims (8)

  1. 動力計のアームに連結される重錘シャフトと、該重錘シャフトに支持された重錘載置部と、該重錘載置部に積み上げられる重錘と、を備え、
    前記重錘の荷重と荷重計の指示荷重とを比較してトルク検量を行う動力計の検量装置であって、
    前記重錘シャフトは、軸方向の任意位置に括れ部を備え、
    前記重錘は、端部中央から略中心まで切り欠かれて前記重錘シャフトの括れ部に挿入される切欠部を備え、
    前記切欠部は、前記略中心側の切欠幅が前記重錘シャフトの括れ部以外の部分の外径以上の大きさに形成されている一方、
    前記括れ部を前記端部中央の開口部から前記略中心の切欠底部まで案内するガイド孔を備え、
    前記ガイド孔は、上面側の上孔と下面側の下孔とを備え、
    前記両孔のいずれか一方の切欠幅が、前記括れ部の外径以上の大きさ、かつ前記重錘シャフトの括れ部以外の部分の外径以下の大きさに形成されている
    ことを特徴とする動力計の検量装置。
  2. 動力計のアームに連結される重錘シャフトと、該重錘シャフトに支持された重錘載置部と、該重錘載置部に積み上げられる重錘と、を備え、
    前記重錘の荷重と荷重計の指示荷重とを比較してトルク検量を行う動力計の検量装置であって、
    前記重錘シャフトは、軸方向の任意位置に括れ部を備え、
    前記重錘は、端部中央から略中心まで切り欠かれて前記重錘シャフトの括れ部に挿入される切欠部を備え、
    前記切欠部の切欠幅は、前記略中心側が前記重錘シャフトの括れ部以外の部分の外径以上の大きさに形成されている一方、
    前記端部中央側が前記括れ部の外径以上の大きさ、かつ前記重錘シャフトの括れ部以外の部分の外径以下の大きさに形成され、
    前記重錘シャフトは、前記アームに一端部が連結される一方、前記重錘載置部に他端部が固定されるシャフト本体と、
    前記シャフト本体に挿通されて取り付けられる複数の筒状体と、を備え、
    前記筒状体間に前記括れ部を備えることを特徴とする動力計の検量装置。
  3. トルク検量時に動力計のアームに重錘シャフトを介して支持された重錘載置部に積み上げられる重錘であって、
    端部中央から略中心まで切り欠かれて前記重錘シャフトの括れ部に挿入される切欠部を備え、
    前記切欠部は、前記略中心側の切欠幅が前記重錘シャフトの括れ部以外の部分の外径以上の大きさに形成されている一方、
    前記括れ部を前記端部中央の開口部から前記略中心の切欠底部まで案内するガイド孔を備え、
    前記ガイド孔は、上面側の上孔と下面側の下孔とを備え、
    前記両孔のいずれか一方の切欠幅が、前記括れ部の外径以上の大きさ、かつ前記重錘シャフトの括れ部以外の部分の外径以下の大きさに形成されている
    ことを特徴とする動力計の検量装置用重錘。
  4. 両サイドに可倒式の取っ手を備えることを特徴とする請求項に記載の動力計の検量装置用重錘。
  5. 動力計のトルク検量の際、重錘を積み上げる重錘載置部を前記動力計のアームに支持する重錘シャフトであって、
    前記アームに一端部が連結される一方、前記重錘載置部に他端部が固定されるシャフト本体と、
    前記シャフト本体の軸方向の任意位置に設けられた括れ部と、を備え、
    前記シャフト本体に挿通されて取り付けられる複数の筒状体をさらに備え、
    前記筒状体間に前記括れ部を備えることを特徴とする動力計の検量装置用重錘シャフト。
  6. 前記筒状体の外周には、雌ねじ孔が形成され、
    前記筒状体は、前記雌ねじ孔に雄ねじ部材を螺入することで前記シャフト本体に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項記載の動力計の検量装置用重錘シャフト。
  7. 前記筒状体の取付位置を移動させることで前記括れ部の位置調整が可能なことを特徴とする請求項5または6記載の動力計の検量装置用重錘シャフト。
  8. 請求項3または4に記載された動力計の検量装置用重錘を収納する収納箱であって、
    両サイドのそれぞれに複数個が設けられた取っ手と、前記収納時に前記重錘の動きを規制する仕切部と、
    を備えることを特徴とする動力計の検量装置用重錘の収納箱。
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