JP6094417B2 - 車両のドア構造 - Google Patents
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Description
ドアインナパネルと、
前記ドアインナパネルにクリップで固定されるドアトリムとを備え、
ウインドガラスを上下方向にガイドするドアサッシュが、前記ドアインナパネルのドアサッシュ取り付け部に車室外側から締結固定されている車両のドア構造に関する。
前記ドアトリムにはクリップ台座が設けられている。このクリップ台座は、ドアトリムからドアトリムの裏側に立ち上がる周壁と、周壁の頂部に架設された座面部とを備え、座面部にクリップ挿通孔が形成されている。さらに、クリップをクリップ台座の側方から周壁の内側の空間とクリップ挿通孔に通す開口が周壁と座面部に形成されている。
本発明の目的は、ドアを開閉する時や乗員がドアトリムに当接した時にドアトリムがドアインナパネルに対して位置ずれすることを防止できる車両のドア構造を提供する点にある。
ドアインナパネルと、
前記ドアインナパネルを覆うドアトリムとを備え、
ウインドガラスを上下方向にガイドするドアサッシュが、前記ドアインナパネルのドアサッシュ取り付け部に車室外側から締結固定されている車両のドア構造であって、
前記ドアサッシュ取り付け部は、前記ドアインナパネルから車室外側に膨出する台座状に形成され、
前記ドアサッシュ取り付け部の裏面により形成される凹部に、前記ドアトリムの周縁部に突設された嵌合凸部が嵌合している点にある。(請求項1)
ところで、前記ドアサッシュは、重量のあるウインドガラスをスライド移動させるガイドレールとしての役割りを担う為、ドア構成部材の中でも特に高い強度を有している。そして、ドアサッシュに対してウインドガラスが滑らかにスライド移動できるように、ドアサッシュは高い位置精度でドアインナパネルに取り付けられている。
上記のドアサッシュが前記凹部の底部に車室外側から取り付けられているので凹部の剛性が向上している。このように、剛性が向上した凹部に前記嵌合凸部が嵌合しているから、例えば、ドアインナパネルに単に凹部を形成して、この凹部に前記嵌合凸部を嵌合させた構造に比べると、ドアトリムの嵌合凸部をドアインナパネルの凹部でしっかりと受け止めて、ドアトリムがドアインナパネルに対して位置ずれすることを確実に防止することができる。(請求項1)
前記嵌合凸部は前記凹部に上下方向の移動を阻止されると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
前記ドアサッシュを前記ドアサッシュ取り付け部に固定する締結部材が前記ドアトリムに覆われていると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
前記ドアトリムの後側下端部のコーナー部と、前記コーナー部の近傍のドアトリムの周縁部とは車室外側に張り出すフランジを備え、
前記嵌合凸部は、前記コーナー部が備えるフランジからこのフランジの張り出し方向に突出するか、あるいは、前記コーナー部の近傍のドアトリムの周縁部が備えるフランジからこのフランジの張り出し方向に突出していると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
前記嵌合凸部は、前記コーナー部が備えるフランジからこのフランジの張り出し方向に突出するか、あるいは、前記コーナー部の近傍のドアトリムの周縁部が備えるフランジからこのフランジの張り出し方向に突出しているので、嵌合凸部とその周りの構造を簡素化することができる。さらに、嵌合凸部を簡単に形成することができて、製作コストを低減することができる。(請求項4)
前記ドアトリムの嵌合凸部の近傍に、前記ドアトリムを前記ドアインナパネルに取付ける為のクリップ台座が設けられ、
前記クリップ台座は、前記ドアトリムから前記ドアトリムの裏側に立ち上がる周壁と、前記周壁の頂部に架設された座面部とを備え、
前記座面部にクリップ挿通孔が形成され、
前記クリップを前記クリップ台座の側方から前記周壁の内側の空間とクリップ挿通孔に通す開口が前記周壁と座面部に形成され、
前記開口は、前記クリップ挿通孔の中心を挟んで前記嵌合凸部とは反対側に位置していると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
ドアを開閉する時や乗員がドアトリムに接触した時にドアトリムがドアインナパネルに対して位置ずれすることを防止できる車両のドア構造を提供することができた。
図1に車両のドア構造を示してある。この車両のドア1は、ドア本体2と、横に長い長方形状のドアトリム3と、ウインドガラスを上下方向にガイドする断面U字状の前後一対のドアサッシュ4とを備えている(図1においては、車両前方側Frのドアサッシュ4は図示してない)。
ドア本体2は、ドアインナパネル5とドアアウタパネル6を備え、ドア本体2の上部に、ウインドガラスが嵌め込まれる開口2Hが形成されている。ドアインナパネル5とドアアウタパネル6は、いずれも金属によりプレス成形されている。
ドアトリム3は、ドアインナパネル5に複数のクリップ(図示せず)で固定されて、ドアインナパネル5を車室内側(車幅方向内側)から覆っている。このドアトリム3は樹脂により成形されている。図1,図4,図6に示すように、ドアトリム3の後側下端部のコーナー部32と、前記コーナー部32の近傍のドアトリム3の周縁部とは車室外側に張り出すフランジ33を備えている。
ドアサッシュ4は、ドアインナパネル5のドアサッシュ取り付け部51に、上下一対の取り付けブラケット41を介して車室外側から締結固定されている。前記ドアサッシュ4に対してウインドガラスが滑らかにスライド移動できるように、ドアインナパネル5のドアサッシュ取り付け部51に対するドアサッシュ4の位置精度は高く設定されている。
図2〜図4に示すように、ドアサッシュ取り付け部51の裏面により形成される凹部21に、ドアトリム3の周縁部に突設された嵌合凸部31が車室内側から嵌合して、嵌合凸部31が凹部21に上下方向の移動を阻止されている。図4において、符号Z1は上方、Z2は下方、Frは車両前方側、Rrは車両後方側である。
図6に示すように、ドアトリム3の嵌合凸部31の近傍にクリップ台座35が設けられている。このクリップ台座35は、ドアトリム3からドアトリム3の裏側に立ち上がる周壁36と、周壁36の頂部に架設された座面部37とを備えている。周壁36の断面形状は、車両前方側Frが開放した断面U字状に設定されている。
(1) ドア1を開閉した時や乗員がドアトリム3に当接した時の衝撃力がドアトリム3に加わった場合、ドアトリム3の嵌合凸部31をドアインナパネル5の凹部21が受け止める。これにより、ドアトリム3がドアインナパネル5に対して上下方向に位置ずれすることを防止することができる。
前記凹部21の底部にはドアサッシュ4が取り付けブラケット41を介して車室外側から取り付けられて、凹部21の剛性が向上している。このような剛性が向上した凹部21に前記嵌合凸部31が嵌合しているから、例えば、ドアインナパネル5に単に凹部を形成して、この凹部に前記嵌合凸部31を嵌合させた構造に比べると、ドアトリム3の嵌合凸部31をドアインナパネル5の凹部21でしっかりと受け止めて、ドアトリム3がドアインナパネル5に対して位置ずれすることを確実に防止することができる。
前記嵌合凸部31は、前記コーナー部32が備えるフランジ33からこのフランジ33の張り出し方向に突出しているので、嵌合凸部31とその周りの構造を簡素化することができる。さらに、嵌合凸部31を簡単に形成することができて、製作コストを低減することができる。
(1) 上記の実施形態では、前記嵌合凸部31が凹部21に上下方向の移動を阻止されているが、この構造に換えて、あるいは、この構造に加えて、前記嵌合凸部31が凹部21にその他の方向(例えば車両前後方向)に移動を阻止されるよう構成されていてもよい。
4 ドアサッシュ
5 ドアインナパネル
21 凹部
31 嵌合凸部
32 コーナー部
33 フランジ
35 クリップ台座
35H 開口
36 周壁
37 座面部
37H クリップ挿通孔
51 ドアサッシュ取り付け部
B 締結部材(取り付けボルト)
Claims (5)
- ドアインナパネルと、
前記ドアインナパネルを覆うドアトリムとを備え、
ウインドガラスを上下方向にガイドするドアサッシュが、前記ドアインナパネルのドアサッシュ取り付け部に車室外側から締結固定されている車両のドア構造であって、
前記ドアサッシュ取り付け部は、前記ドアインナパネルから車室外側に膨出する台座状に形成され、
前記ドアサッシュ取り付け部の裏面により形成される凹部に、前記ドアトリムの周縁部に突設された嵌合凸部が嵌合している車両のドア構造。 - 前記嵌合凸部は前記凹部に上下方向の移動を阻止される請求項1記載の車両のドア構造。
- 前記ドアサッシュを前記ドアサッシュ取り付け部に固定する締結部材が前記ドアトリムに覆われている請求項1又は2記載の車両のドア構造。
- 前記ドアトリムの後側下端部のコーナー部と、前記コーナー部の近傍のドアトリムの周縁部とは車室外側に張り出すフランジを備え、
前記嵌合凸部は、前記コーナー部が備えるフランジからこのフランジの張り出し方向に突出するか、あるいは、前記コーナー部の近傍のドアトリムの周縁部が備えるフランジからこのフランジの張り出し方向に突出している請求項1〜3のいずれか一つに記載の車両のドア構造。 - 前記ドアトリムの嵌合凸部の近傍に、前記ドアトリムを前記ドアインナパネルに取付ける為のクリップ台座が設けられ、
前記クリップ台座は、前記ドアトリムから前記ドアトリムの裏側に立ち上がる周壁と、前記周壁の頂部に架設された座面部とを備え、
前記座面部にクリップ挿通孔が形成され、
前記クリップを前記クリップ台座の側方から前記周壁の内側の空間とクリップ挿通孔に通す開口が前記周壁と座面部に形成され、
前記開口は、前記クリップ挿通孔の中心を挟んで前記嵌合凸部とは反対側に位置している請求項1〜4のいずれか一つに記載の車両のドア構造。
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Family Applications (1)
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JP2013157623A Active JP6094417B2 (ja) | 2013-07-30 | 2013-07-30 | 車両のドア構造 |
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