JP6094402B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、酸化剤ガスと燃料ガスとの電気化学反応により電気エネルギを発生させる燃料電池を備える燃料電池システムに関するものである。
従来、都市ガス等の原料を改質して水素を含む燃料ガスを生成する改質器を備える固体酸化物型の燃料電池システムが提案されている。
また、水蒸気改質を行う燃料電池システムでは、水蒸気改質反応が進む600℃程度に改質器内の触媒を昇温するために、システムの起動時には電気ヒータの熱や部分酸化改質の反応熱により改質器を加熱するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−190605号公報
ここで、図3の破線は、従来の燃料電池システムの部分酸化改質運転時の改質器内温度分布特性を示している。この図3に示すように、部分酸化改質反応は炭化水素の完全酸化反応と水蒸気改質反応が連続的に起こるものであり、この炭化水素の完全酸化反応によって、改質器内におけるガス流れ上流部a(すなわち、改質器入口部近傍)が改質器内において相対的に高温になる。また、改質器内におけるガス流れ下流部b(すなわち、改質器出口部近傍)が改質器内において相対的に低温になる。
そして、部分酸化改質運転時には、改質器内におけるガス流れ上流部の触媒温度が局所的に触媒劣化温度を超えてしまい、触媒が早期に劣化してしまうという問題があった。
本発明は上記点に鑑みて、部分酸化改質運転時に改質器内が局所的に高温になることによる触媒の劣化を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、酸化剤ガスと燃料ガスとの電気化学反応により電気エネルギを発生させる燃料電池(10)と、改質対象流体を触媒にて改質して燃料ガスを生成する改質器(112)と、部分酸化改質運転時に改質器内において相対的に高温になる改質器内高温部位の触媒を冷却する冷却用流体が流れる冷却経路(18、22)と、部分酸化改質運転時における改質器内高温部位の温度が設定値を超えたときは冷却用流体を流通させる冷却用流体制御手段(19、S140、S160、S170)と、空気と燃料を燃焼させて、前記改質器を昇温させるための昇温用ガスを生成するバーナ(15、20)とを備え、前記冷却用流体は、前記昇温用ガスを生成するための前記空気であり、部分酸化改質運転時における前記改質器内高温部位の温度が設定値を超えたときは、前記冷却経路を流通した後に前記バーナに供給されることを特徴とする。
これによると、部分酸化改質運転時に改質器内が局所的に高温になることを防止でき、ひいては触媒の劣化を抑制することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係る燃料電池システムの全体構成図である。 第1実施形態において実行されるシステム起動時のプログラムのフローチャートである。 部分酸化改質運転時の改質器内温度分布を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る燃料電池システムの全体構成図である。 本発明の第3実施形態に係る燃料電池システムの全体構成図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図1に基づいて説明する。
この燃料電池システムは、燃料を改質することによって生成した水素(および一酸化炭素)を含む燃料ガスと空気中に含まれる酸素(酸化剤ガス)とを電気化学反応させて電気エネルギを発生させる燃料電池10を備えている。本実施形態の燃料電池10は、作動温度が高温となる固体酸化物型燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)で構成されている。
燃料電池10には、炭化水素系の燃料(水蒸気を含む燃料ガスを含む)および空気が供給流体として供給される。具体的には、燃料電池10の燃料極側には燃料ガスを供給するためのFC燃料供給経路11が接続され、燃料電池10の空気極側には、空気を供給するためのFC空気供給経路12が接続されている。
そして、燃料電池10では、FC燃料供給経路11を介して水素を含む燃料ガスが供給され、FC空気供給経路12を介して酸素を含む空気が供給されることにより、以下の電気化学反応が起こり、電気エネルギが発生する。
(燃料極)H2+O2-→H2O+2e-
(空気極)1/2O2+2e-→O2-
燃料電池10は、燃料電池10の温度を検出してその温度に応じた電気信号を図示しない電子制御装置に出力する燃料電池温度センサ101を備えている。燃料電池温度センサ101は、燃料電池10の平均的な温度が検出される部位に配置される。なお、燃料電池温度センサ101は、例えば熱電対を用いることができる。また、電子制御装置は、CPU、RAM、ROM、EEPROM等からなる周知のマイクロコンピュータを備え、マイクロコンピュータに記憶したプログラムに従って演算処理を行うものである。
FC燃料供給経路11には、燃料流れ上流側から順に、燃料予熱器111、および改質器112が設けられている。
燃料予熱器111には、水と燃料が供給される。そして、燃料予熱器111は、オフガス燃焼器13(詳細後述)にて生じた高温の燃焼排ガスにて水を気化させ、水蒸気と燃料とを混合して水蒸気を含む混合ガスを生成するとともに、混合ガスを加熱する。
改質器112は、部分酸化改質機能と水蒸気改質機能とを併せ持つ触媒が改質器容器内に収容されており、改質対象流体としての混合ガスを触媒にて改質して、水素および一酸化炭素を含む燃料ガスを生成する。
改質器112は、改質器112の温度を検出してその温度に応じた電気信号を図示しない電子制御装置に出力する、改質器第1温度センサ1121、および改質器第2温度センサ1122を備えている。
温度検出手段としての改質器第1温度センサ1121は、部分酸化改質運転時に改質器112内において相対的に高温になる改質器内高温部位の温度(以下、改質器高温部位温度という)、すなわち、改質器112内のガス流れ上流部aの温度が検出される部位に配置される。なお、図1では、改質器112内のガス流れ上流部aの概略の領域を、便宜的に斜線で示している。
また、改質器第2温度センサ1122は、部分酸化改質運転時に改質器112内の平均的な温度(以下、改質器平均温度という)が検出される部位に配置される。
燃料電池10には、燃料極側排ガスに含まれる未反応水素および空気極側排ガスに含まれる未反応空気を燃焼させて高温の燃焼排ガスを生成するオフガス燃焼器13が接続されている。
オフガス燃焼器13には、オフガス燃焼器13にて生じた高温の燃焼排ガスを外部に排出するための燃焼排ガス経路14が接続されている。なお、オフガス燃焼器13にて生じた燃焼排ガスは、本発明の加熱用流体に相当する。
加熱経路としての燃焼排ガス経路14は、上流側から順に、改質器112、燃料予熱器111といった加熱対象機器を経由するように構成されている。これにより、オフガス燃焼器13で生成した燃焼排ガスの熱が燃焼排ガス経路14を介して当該加熱対象機器111、112のそれぞれに伝達されるようになっている。
なお、部分酸化改質運転時に改質器112内において相対的に低温になる改質器内低温部位、すなわち、改質器112内におけるガス流れ下流部bのみを加熱するために、燃焼排ガス経路14は改質器112におけるガス流れ下流部bを経由するように構成されている。なお、図1では、改質器112内のガス流れ下流部bの概略の領域を、便宜的に斜線で示している。
また、図示しないが、FC燃料供給経路11およびFC空気供給経路12それぞれには、燃料極に供給する燃料ガスの供給量を調整するための調整弁や空気極に供給する空気の供給量を調整するための調整弁等が設けられている。
燃料電池システムは、空気と燃料を燃焼させて高温の燃焼ガスを生成するバーナ15を備えている。このバーナ15は、燃料電池10の容器、改質器112の容器、およびFC空気供給経路12の配管に、近接ないしは接触して配置されている。そして、バーナ15は、システムの起動時等に作動し、燃料電池10や改質器112を加熱するとともに、FC空気供給経路12を介して燃料電池10に供給される空気を加熱する。
バーナ15には、燃料を導くバーナ燃料供給経路16が接続されるとともに、空気を導くバーナ空気主供給経路17が接続されている。
また、冷却経路としてのバーナ空気副供給経路18がバーナ空気主供給経路17から分岐している。このバーナ空気副供給経路18は、改質器112を経由して、分岐部よりも下流側にてバーナ空気主供給経路17に合流している。なお、バーナ空気副供給経路18を介して改質器112に供給される空気は、本発明の冷却用流体に相当する。そして、バーナ空気副供給経路18は、改質器112内におけるガス流れ上流部aのみを冷却するために、改質器112におけるガス流れ上流部aを経由するように構成されている。
バーナ空気主供給経路17とバーナ空気副供給経路18の分岐部には、バーナ空気主供給経路17を流れる空気の流量とバーナ空気副供給経路18を流れる空気の流量を調整する流量調整弁19が配置されている。
次に、本実施形態において実行されるシステム起動時の制御について、図2、図3に基づいて説明する。なお、図3の実線は、本実施形態の燃料電池システムの部分酸化改質運転時の改質器内温度分布特性を示している。
図示しない電源スイッチが投入されると、電子制御装置は図2に示すシステム起動時の制御を開始する。
まず、ステップS100では、バーナ15に空気と燃料を供給する。このとき、流量調整弁19は、空気による改質器112の冷却を防止するために、バーナ空気副供給経路18へは空気を流さないように作動する。
続いて、ステップS110では、空気と燃料の混合気に点火してバーナ15を起動させる。これにより、バーナ15は、燃料電池10や改質器112を加熱するとともに、燃料電池10に供給される空気を加熱する。
続いて、ステップS120では、改質器第2温度センサ1122にて検出した改質器平均温度と、触媒による部分酸化改質反応が進行可能な温度であるPOX起動温度とを比較する。なお、POX起動温度は、マイクロコンピュータに予め記憶されている。
そして、システム起動直後は改質器平均温度がPOX起動温度未満であり、このときには、ステップS120でNOと判定され、ステップS120でYESと判定されるまでステップS120の判定が繰り返される。改質器平均温度がPOX起動温度以上になると、ステップS120でYESと判定されてステップS130に進む。
ステップS130では、空気と燃料の比を部分酸化改質に適した値に制御して、空気と燃料を改質器112に供給する。これにより、改質器112は部分酸化改質を開始する。そして、部分酸化改質反応熱で触媒を昇温させ、かつ、改質ガスを燃料電池10の燃料極に供給することで燃料電池10を昇温させる。
また、オフガス燃焼器13にてオフガスが燃焼し、その燃焼排ガスにて、部分酸化改質運転時に改質器112内において相対的に低温になる改質器内低温部位の触媒が加熱される。
ここで、触媒温度が約680℃以上のときに高い改質率(約95%)が得られるが、図3に示すように、従来の燃料電池システムにおいては、部分酸化改質運転時における改質器112内のガス流れ下流部bの触媒温度が約680℃未満になっていた。
これに対し、本実施形態では、オフガス燃焼器13の燃焼排ガスにて、改質器112内のガス流れ下流部bの触媒が加熱されるため、部分酸化改質運転時における改質器112内のガス流れ下流部bの触媒温度を約680℃以上にすることができる。
続いて、ステップS140では、改質器第1温度センサ1122にて検出した改質器高温部位温度と、高温部位目標温度とを比較する。この高温部位目標温度は、触媒劣化温度(約900℃)よりも低い温度(例えば850℃)であり、マイクロコンピュータに予め記憶されている。
そして、部分酸化改質を開始した直後は改質器高温部位温度が高温部位目標温度以下であり、このときには、ステップS140でYESと判定されてステップS150に進む。
ステップS150では、燃料電池温度センサ101にて検出した燃料電池10の温度と、燃料電池目標温度とを比較する。この燃料電池目標温度は、水蒸気改質反応が進む温度(約600℃)であり、マイクロコンピュータに予め記憶されている。
そして、部分酸化改質を開始した直後は燃料電池10の温度が燃料電池目標温度未満であり、このときには、ステップS150でNOと判定されてステップS140に戻り、ステップS140とステップS150の判定が繰り返される。
ステップS140とステップS150の判定を繰り返している間に改質器高温部位温度が上昇し、改質器高温部位温度が高温部位目標温度を超えるとステップS140でNOと判定されてステップS160に進む。
ステップS160では、改質器高温部位温度と高温部位目標温度との温度差に基づいて、バーナ空気副供給経路18を介して改質器112に供給される冷却用空気の量の目標値を算出する。具体的には、改質器高温部位温度と高温部位目標温度との温度差が大きいほど、冷却空気量の目標値を高くする。
続いて、ステップS170では、流量調整弁19を制御してバーナ空気主供給経路17とバーナ空気副供給経路18とを連通させて、改質器112への冷却用空気の供給を開始する。この際、ステップS160で求めた空気量になるように、流量調整弁19の作動を制御する。改質器112へ供給された冷却用空気は、バーナ空気主供給経路17を介してバーナ15に供給される。なお、流量調整弁19、ステップS140、ステップS160、およびステップS170は、本発明の冷却用流体制御手段を構成する。
この改質器112への冷却用空気の供給により、改質器112内のガス流れ上流部aの触媒が冷却されるため、図3に示すように、部分酸化改質運転時における改質器112内のガス流れ上流部aの触媒温度を触媒劣化温度(約900℃)以下にすることができる。
そして、ステップS160およびステップS170を繰り返している間に、改質器高温部位温度が高温部位目標温度以下まで下降し、ステップS140でYESと判定されてステップS150に進む。
なお、ステップS140でYESと判定された以降は、ステップS140でYESと判定される直前にステップS160で求めた量の冷却用空気を改質器112へ継続して供給し、システム起動時の制御が終了後に改質器112への冷却用空気の供給を停止する。
続いて、ステップS140とステップS150の判定を繰り返している間に、燃料電池10の温度が上昇して燃料電池目標温度以上になり、ステップS150でYESと判定されて、システム起動時の制御が終了する。
そして、システム起動時の制御が終了後、オートサーマル改質運転を経て、水蒸気改質運転に移行する。なお、オートサーマル改質運転時には、必要に応じて、改質器112へ冷却用空気を供給してもよい。
また、オフガス燃焼器13の高温(例えば1000℃)による劣化を防止するために、オフガス燃焼器13にその燃焼温度を検出する手段(例えば、熱電対)を設け、その燃焼温度に基づいて空燃比を調整するのが望ましい。同様に、バーナ15の高温劣化を防止するために、バーナ15にその燃焼温度を検出する手段(例えば、熱電対)を設け、その燃焼温度に基づいて空燃比を調整するのが望ましい。
本実施形態によると、部分酸化改質運転時における改質器112内のガス流れ下流部bの触媒温度を、高い改質率が得られる温度に制御することができる。また、改質器112内のガス流れ上流部aの触媒温度を、触媒劣化温度以下に制御することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態のバーナ15を、第1バーナ20と第2バーナ21に分割したものである。その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図4に示すように、第1バーナ20は、改質器112の容器に近接ないしは接触して配置され、システムの起動時等に作動して改質器112を加熱する。また、第1バーナ20の燃焼ガスは、オフガス燃焼器13にて生じた燃焼排ガスとともに、改質器112および燃料予熱器111を加熱するようになっている。
第2バーナ21は、燃料電池10の容器およびFC空気供給経路12の配管に近接ないしは接触して配置され、システムの起動時等に作動して燃料電池10を加熱するとともに、FC空気供給経路12を介して燃料電池10に供給される空気を加熱する。
そして、部分酸化改質運転時に改質器高温部位温度が高温部位目標温度を超えた場合には、第1バーナ20に供給される空気の一部がバーナ空気副供給経路18を介して改質器112へ供給され、改質器112内のガス流れ上流部aが冷却される。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果が得られる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、燃料電池10に供給される空気にて改質器112内のガス流れ上流部aを冷却するようにしたものである。その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図5に示すように、第1実施形態におけるバーナ空気副供給経路18が廃止され、冷却経路としてのFC空気副供給経路22が新たに設けられている。このFC空気副供給経路22は、FC空気供給経路12から分岐し、改質器112におけるガス流れ上流部aを経由して、分岐部よりも下流側にてFC空気供給経路12に合流している。なお、FC空気供給経路12を介して改質器112に供給される空気は、本発明の冷却用流体に相当する。
流量調整弁19は、FC空気供給経路12とFC空気副供給経路22の分岐部に配置され、FC空気供給経路12を流れる空気の流量とFC空気副供給経路22を流れる空気の流量を調整するようになっている。
そして、部分酸化改質運転時に改質器高温部位温度が高温部位目標温度を超えた場合には、燃料電池10に供給される空気の一部がFC空気副供給経路22を介して改質器112へ供給され、改質器112内のガス流れ上流部aが冷却される。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果が得られる。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。
また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。
また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
10 燃料電池
18 バーナ空気副供給経路(冷却経路)
19 流量調整弁(冷却用流体制御手段)
22 FC空気副供給経路(冷却経路)
112 改質器

Claims (6)

  1. 酸化剤ガスと燃料ガスとの電気化学反応により電気エネルギを発生させる燃料電池(10)と、
    改質対象流体を触媒にて改質して前記燃料ガスを生成する改質器(112)と、
    部分酸化改質運転時に前記改質器内において相対的に高温になる改質器内高温部位の触媒を冷却する冷却用流体が流れる冷却経路(18、22)と、
    部分酸化改質運転時における前記改質器内高温部位の温度が設定値を超えたときは前記冷却用流体を流通させる冷却用流体制御手段(19、S140、S160、S170)と、
    空気と燃料を燃焼させて、前記改質器を昇温させるための昇温用ガスを生成するバーナ(15、20)とを備え、
    前記冷却用流体は、前記昇温用ガスを生成するための前記空気であり、部分酸化改質運転時における前記改質器内高温部位の温度が設定値を超えたときは、前記冷却経路を流通した後に前記バーナに供給されることを備えることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記バーナにおける燃焼温度を検出するように設けられた温度検出手段をさらに備え、
    検出した前記燃焼温度に基づいて、前記バーナにおける空燃比を調整することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 酸化剤ガスと燃料ガスとの電気化学反応により電気エネルギを発生させる燃料電池(10)と、
    改質対象流体を触媒にて改質して前記燃料ガスを生成する改質器(112)と、
    部分酸化改質運転時に前記改質器内において相対的に高温になる改質器内高温部位の触媒を冷却する冷却用流体が流れる冷却経路(18、22)と、
    部分酸化改質運転時における前記改質器内高温部位の温度が設定値を超えたときは前記冷却用流体を流通させる冷却用流体制御手段(19、S140、S160、S170)とを備え、
    前記冷却用流体は、前記酸化剤ガスであり、部分酸化改質運転時における前記改質器内高温部位の温度が設定値を超えたときは、前記冷却経路を流通した後に前記燃料電池に供給されることを特徴とする燃料電池システム。
  4. 部分酸化改質運転時に前記改質器内において相対的に低温になる改質器内低温部位の触媒を加熱する加熱用流体が流れる加熱経路(14)を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の燃料電池システム。
  5. 前記改質器内高温部位の温度を検出する温度検出手段(1121)を備え、
    前記冷却用流体制御手段は、前記改質器内高温部位の目標温度と、前記温度検出手段にて検出した前記改質器内高温部位の温度との差に応じて、前記冷却用流体の流量を変化させるように構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の燃料電池システム。
  6. 前記冷却用流体制御手段は、前記冷却用流体の流量を変化させる流量調整弁(19)を備えることを特徴とする請求項5に記載の燃料電池システム。
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