JP6094371B2 - シート空調用の送風機を備えたシート - Google Patents

シート空調用の送風機を備えたシート Download PDF

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Description

本発明は、シート空調装置に用いられる送風機を備えたシートに関するものである。
車両のシート空調装置においてシートバネに支持されている送風機が、例えば特許文献1に開示されている。その特許文献1の送風機は、発泡ウレタンから成る防振用弾性部材を介してシートバネに固定されている。
特開2005−29085号公報
シート空調装置の送風機はシートバネに固定されているので、送風機およびシートバネは、シートバネをバネ項とし送風機を質量項とする振動系を構成する。そして、特許文献1では、発泡ウレタンから成る防振用弾性部材を介して送風機をシートバネに固定することで、上記振動系の固有振動数を送風機の使用回転速度範囲よりも低くし、それにより振動低減が図られている。
しかし、発泡ウレタンや、ゴム材、樹脂材などの弾性部材は、低温下で使用された場合または長期間にわたって使用された場合には硬くなる。そうなると、その弾性部材が硬くなることに起因して固有振動数が高くなるので、送風機の使用回転速度範囲で共振が生じ、乗員に不快感を与えることがあった。
そこで、発明者らは、振動系の固有振動数を送風機の使用回転速度範囲よりも高くする必要があると考えたが、そのために、シートバネの剛性を高くして送風機の取付剛性を高くしたとすれば、シートの座り心地が悪化すると考えた。
本発明は上記点に鑑みて、シートの座り心地に影響しないように送風機の取付剛性を高くすることができるシート空調用の送風機を備えたシートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係るシートは
一軸心まわりに回転することにより送風する羽根車(20)と、
その羽根車を収容しているケーシング(22)と、
一軸心方向から見たときにケーシングよりも外側に配置された連結部(242)を有し、シート(14)を構成するシートバネ(16a、16d)に連結部において連結されることによりシートバネに対してケーシングを支持する支持部(24)とを備えているシート空調用の送風機を備えたシートであって、
シートバネは並列に複数本設けられ、
連結部は複数設けられており、一軸心方向から見てケーシングと重ならないように配置された複数本のシートバネにそれぞれ連結されており、
シートバネは、ケーシングに向かって膨らむように湾曲または屈曲した箇所を有しており、
支持部は、連結部においてシートバネの湾曲箇所または屈曲箇所に連結されていることを特徴とする。
送風機の回転に伴う振動の原因は、送風機の荷重の偏りが一軸心まわりに回転することであり、そのため、その送風機の振動は、詳細に言うと、その一軸心を振り子状に揺らそうとする揺動運動となる。
この点、上述の発明によれば、送風機の支持部は、一軸心方向から見たときにケーシングよりも外側に配置された連結部を有し、シートバネにその連結部において連結されることによりそのシートバネに対してケーシングを支持するので、そのケーシングの外形よりも内側でシートバネに連結される構成と比較して、送風機の重心位置から遠い位置で、シートバネに、揺動運動の振動を抑える反力モーメントを生じさせることができる。従って、シートの座り心地につながるシートバネ自体の剛性に影響しないように、上記送風機の揺動運動に対し送風機の取付剛性を高くすることができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した括弧内の各符号は、後述する実施形態に記載した各符号に対応したものである。
本発明の送風機10を有するシート空調装置12が設けられた車両用シート14の全体構成の概要を示す図である。 本発明の第1実施形態の送風機10およびシートバネ16の平面図であり、具体的には、図1において矢印II方向から見た図である。 図2のIII−III断面図である。 図2の送風機10においてモータ18の回転速度と送風機10の振動との関係を表した図である。 図2に相当する図であって、第1実施形態に対する比較例としての送風機10およびシートバネ16を示す平面図である。 図6は図5のVI−VI断面図である。 第2実施形態の送風機10およびシートバネ16の平面図であり、図2に相当する図である。 第3実施形態の送風機10およびシートバネ16の平面図であり、図2に相当する図である。 第4実施形態において支持部24の先端部242を表した図であって、図3のEX1部分の拡大図に相当する図である。 図9において矢印X方向から見た先端部242の平面図である。 第5実施形態において支持部24の先端部242を表した図であって、図3のEX1部分の拡大図に相当する図である。 図11において矢印XII方向から見た先端部242の平面図である。 図11において矢印XIII方向から見た先端部242の側面図である。 第6実施形態において支持部24の先端部242を表した図であって、図3のEX1部分の拡大図に相当する図である。 図14において矢印XV方向から見た先端部242の平面図である。 第7実施形態において支持部24の先端部242を表した図であって、図3のEX1部分の拡大図に相当する図である。 図16において矢印XVII方向から見た先端部242の平面図である。 第8実施形態において支持部24の先端部242を表した図であって、図3のEX1部分の拡大図に相当する図である。 図18において矢印XIX方向から見た先端部242の平面図である。 図18において矢印XX方向から見た先端部242の側面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本発明に係る送風機10を有するシート空調装置12が設けられた車両用シート14の全体構成の概要を示す図である。この車両用シート14は、例えば運転席あるいは助手席のシートである。
図1に示すように、車両用シート14は、発泡ウレタン等から成り乗員を支持する不図示のシートクッションと、シートバネ16a、16b、16c、16dと、シート空調装置12とを備えている。なお、矢印DR1は車両の前後方向DR1を表し、矢印DR2は車両の上下方向DR2を表している。また、シートバネ16a、16b、16c、16dを特に区別しないときは、単にシートバネ16と表現する。
シート空調装置12は、送風機10および不図示の送風ダクト等を備えており、送風機10の駆動により、乗員に対するシート当たり面に通風する。本実施形態では、乗員の尻部に対するシート当たり面すなわちシート座面14aに通風する。例えば、シート空調装置12は、シート座面14aから送風機10へ空気を吸い込み送風機10から外部に吹き出すように、空気を流通させる。
図2は、送風機10およびシートバネ16の平面図であり、具体的には、図1において矢印II方向から見た図である。図3は、図2のIII−III断面図である。
図2に示すように、シートバネ16は、車両用シート14を構成する金属製のバネ線材であって、シートクッションを支持すると共にシート座面14aに弾力性を付与している。車両用シート14には、シート座面14aに沿って車両前後方向DR1に長手状に延びた長手状のシートバネ16が複数本設けられている。具体的には、シートバネ16は4本設けられている。その4本のシートバネ16は、車両の左右方向すなわち車両幅方向に並列に並んでいる。そのシートバネ16の並び方向はシートバネ16の長手方向に直交している。シートバネ16は、隣り合うシートバネ16との間に間隔を空けて、波状に成形されている。
送風機10は、図1のように車両用シート14において、シートバネ16に対しシート座面14aとは反対側すなわち下側に設けられている。図2および図3に示すように、送風機10は遠心式送風機であり、モータ18と羽根車20とケーシング22と4つの支持部24と回転軸30とを備えている。送風機10は、モータ18で羽根車20を回転させることにより空気流れを発生させる。
送風機10のモータ18は、図3に示すように、コア181とロータ182とマグネット183とを備えている。モータ18では、外部電源からコア181へ通電されるとそのコア181に磁束変化が生じ、ロータ182に固定されたマグネット183を引き寄せる力が発生する。ロータ182は、ケーシング22に固定された軸受支持部26に軸受28を介して支持されている回転軸30に固定されているため、マグネット183を引き寄せる力を受けて回転軸30の軸心まわりに回転運動する。
この回転軸30の軸心は、モータ18および羽根車20の回転軸心であり、要するに、送風機10の回転軸心である。また、回転軸30の軸心は、本発明における一軸心に対応する。回転軸30の軸心方向は、シートバネ16の長手方向(図2参照)に直交し、且つ、シートバネ16の並び方向(図2参照)にも直交する。
羽根車20は、モータ18のロータ182に固定されており、回転軸30およびロータ182と一体に回転運動する。すなわち、羽根車20は、モータ18により回転させられると羽根車20の翼部が空気に運動量を与え、矢印ARairのように、羽根車20の中央部から外周部へ向けて空気を送り出す。要するに、羽根車20は、回転軸30の軸心まわりに回転することにより送風する。
詳細には、シート座面14a(図1参照)からの空気は、ケーシング22の中央上部に形成された空気吸込口22aから送風機へ吸い込まれ、羽根車20の翼部を通って羽根車20の径方向外側においてケーシング22内に形成された空気流路22bに送り出される。そして、その空気流路22bから、ケーシング22に形成された空気吹出口を通って車両用シート14の外部に送り出される。
ケーシング22は、送風機10の筐体を成しており、モータ18、羽根車20、軸受支持部26、軸受28、および回転軸30を収容している。そして、それらを外部の塵、汚れから保護している。ケーシング22は、例えば2つの部材が一体となって構成されている。
ケーシング22の空気吸込口22aと不図示のシートクッションとの間には、スポンジ等で構成されたパッキン材32が設けられている。そのパッキン材32は、シートクッションとケーシング22との間で圧縮されることにより、そのシートクッションとケーシング22との間において空気漏れを防いでいる。
支持部24は、図2および図3に示すように、車両用シート14を構成するシートバネ16a、16dとケーシング22との間に介装され、シートバネ16a、16dに対してケーシング22を支持している。要するに、支持部24は、ケーシング22をシートバネ16a、16dに対して支持するブラケットとして機能している。
支持部24は4つ設けられており、それぞれの支持部24は、ケーシング22から径方向外側に向けて突き出るように形成されている。具体的には、その支持部24は、送風機10の径方向に放射状に延びており、撓みにくく剛性が高い平板状の部材から構成されている。支持部24の配置について更に言えば、回転軸30の軸心方向から見たときに、その回転軸30の軸心を挟んで一対を成す支持部24が2組設けられている。また、支持部24は何れも、ゴムやスポンジ等から成り弾力性を有する弾性部材を介在させずに、シートバネ16a、16dに対してケーシング22を支持している。
支持部24は長手方向の一方に基端部241を備え、他方に先端部242を備えている。その支持部24の基端部241は、ケーシング22のシートバネ16側の構成面すなわちケーシング22の上面に、溶接またはロウ付け等により固定されている。また、支持部24の先端部242は、シートバネ16a、16dに係止され連結されている。例えば、その先端部242は、波状に成形されたシートバネ16a、16dにおいて、それの材料である線材がケーシング22に向かって膨らむように湾曲または屈曲した箇所に連結されている。先端部242は、本発明における連結部に対応する。
具体的に、その先端部242には、図3に示すように送風機10の径方向外側に開放されたU字状の嵌合溝242aが形成されている。そして、シートバネ16a、16dの各々の一部がその嵌合溝242aに嵌め入れられることにより、支持部24の先端部242はシートバネ16a、16dに連結されている。要するに、支持部24は、シートバネ16a、16dが嵌合溝242aに嵌め入れられることにより、そのシートバネ16a、16dに対してケーシング22を支持している。
また、シートバネ16a、16dは、非着座状態において嵌合溝242aに最も深く嵌め入れられており、その嵌合溝242aに対するシートバネ16a、16dの嵌合は、すきま嵌めになっている。
ここで、乗員が車両用シート14に着座することによりシートバネ16a、16dが撓むと、そのシートバネ16a、16dは、車両用シート14の厚み方向すなわち回転軸30の軸心方向に膨らむように湾曲すると共に、シートバネ16の並び方向の外側に膨らむようにも湾曲する。この点、支持部24の嵌合溝242aは、送風機10の径方向外側に開放された形状を有しているので、そのようにシートバネ16a、16dがその並び方向の外側に膨らむように湾曲することを妨げないようになっている。なお、その嵌合溝242aは、シートバネ16a、16dが撓んでもシートバネ16a、16dとの嵌合が外れない溝深さを有している。
図2に示すように、支持部24は、先端部242においてシートバネ16a、16dに連結されることにより、そのシートバネ16a、16dに対してケーシング22を支持している。そして、4つの先端部242は、回転軸30の軸心方向から見たときに、回転軸30の軸心を挟んで対称的に配置されている。更に、その4つの先端部242は何れも、回転軸30の軸心方向から見たときにケーシング22よりも外側に位置している。すなわち、支持部24は、その軸心方向から見たときのケーシング22よりも外側でシートバネ16a、16dに連結されており、それにより、ケーシング22をシートバネ16a、16dに対して支持している。
また、送風機10のケーシング22は、シートバネ16の並び方向においてその並び幅の中央に配置されており、そのため、4本のシートバネ16のうち中央2本のシートバネ16b、16c直下に配設されている。
これに対し、シートバネ16a、16dに対して連結される送風機10の連結部すなわち支持部24の先端部242は4つ設けられており、4本のシートバネ16のうち外側の2本のシートバネ16a、16dに嵌め合わされている。すなわち、4つの先端部242は、シートバネ16の並びの両端に配置されたシートバネ16a、16dにそれぞれ連結されている。言い換えれば、4つの先端部242は、1本以上隔てて並んだ複数本のシートバネ16a、16dにそれぞれ連結されている。更に言い換えれば、4つの先端部242は、回転軸30の軸心方向から見てケーシング22と重ならないように配置された複数本のシートバネ16a、16dにそれぞれ連結されている。
このような送風機10においては、羽根車20、ロータ182、マグネット183、及び回転軸30から成る回転部材の重心は、送風機10作動時の振動を抑制する観点から、回転軸30の軸心上に位置することが望ましいが、実際には僅かにずれるものである。そのため、その重心のずれ、すなわち送風機10のアンバランスにより、モータ18の回転に伴って送風機10に振動が生じる。
このとき、送風機10は、図1、3に示すように、送風機10を支持するシートバネ16a、16dの下側に位置しているので、送風機10のアンバランスに起因した振動は、シートバネ16a、16dの上側を揺動中心とした振り子状の揺動運動となる。
この点、本実施形態によれば、複数の支持部24は全て、回転軸30の軸心方向から見たときのケーシング22よりも外側でシートバネ16a、16dに連結されることにより、ケーシング22をシートバネ16a、16dに対して支持している。そのため、そのケーシング22の外形よりも内側でシートバネ16に連結される構成と比較して、シートバネ16への連結部位の間隔、すなわち、ケーシング22を挟んだ先端部242の相互間隔が広くなる。
従って、シートバネ16a、16d自体のバネ定数を変えることなく、揺動運動である送風機10の振動に対してシートバネ16a、16dが撓み難いように、シートバネ16a、16dに送風機10を取り付けることができる。すなわち、車両用シート14の座り心地につながるシートバネ16自体の剛性に影響しないように、送風機10の振動に対し送風機10の取付剛性を高くすることができる。
例えば、このように送風機10の取付剛性が高くなれば、モータ18の回転速度と送風機10の振動との関係を表す図4に実線L01で示すように、送風機10の振動における共振点を、送風機10の使用回転速度範囲を超える回転速度にして、共振による振動増幅を防止することが可能である。
図4に示す破線L02は、図5、6に示す送風機10における振動とモータ18の回転速度との関係を表している。図5は、図2に相当する図であって、本実施形態に対する比較例としての送風機10およびシートバネ16を示す平面図である。図6は図5のVI−VI断面図である。
図5及び図6に示すように、比較例の送風機10は、本実施形態とは異なり、4本のシートバネ16のうち内側の2本のシートバネ16b、16cに連結されている。そして、ケーシング22の外形よりも内側でシートバネ16b、16cに連結されている。そのため、図5及び図6に示す送風機10では、揺動運動である送風機10の振動に対してシートバネ16b、16cが撓み易いので、図4に破線L02で示すように、振動の共振点が本実施形態と比較して低くなり、送風機10の使用回転速度範囲内に入っている。すなわち、その共振点において送風機10の振動が増幅されることになる。
以上のように図4の実線L01と破線L02とを比較して判るように、本実施形態では、送風機10のシートバネ16に対する取付位置の違いによって、送風機10の振動を低減することができる。
また、本実施形態によれば、複数の支持部24は、1本以上隔てて並んだ複数本のシートバネ16a、16dに対してケーシング22を支持している。具体的には、シートバネ16の並びの両端に配置されたシートバネ16a、16dに対してケーシング22を支持している。そのため、図5のように中央2本のシートバネ16b、16cに送風機10を取り付ける構成と比較して、ケーシング22を挟んだ先端部242の相互間隔を広くし易いという利点がある。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明し、第1実施形態と同一または均等な部分については省略または簡略化して説明する。後述の実施形態でも同様である。
図7は、本実施形態の送風機10およびシートバネ16の平面図であり、前述の図2に相当する図である。図7に示すように、本実施形態の送風機10は、シートバネ16の並び両端に位置するシートバネ16a、16dではなく、その並び中央に位置するシートバネ16b、16cに支持されているという点において第1実施形態と異なる。
具体的に、図7の送風機10は4つの支持部24を備えており、その4つの支持部24はそれぞれ、ケーシング22からシートバネ16の長手方向に沿って突き出ている。
また、支持部24の先端部242は、シートバネ16の並びの中央に位置するシートバネ16b、16cに嵌合され連結されている。詳細に言うと、その先端部242は、波状に成形されたシートバネ16b、16cにおいて、それの材料である線材がシートバネ16の並び方向と平行になっている箇所に嵌合されている。
本実施形態でも、図7に示すように、シートバネ16b、16cと嵌め合わされている支持部24の先端部242は、ケーシング22の外側に位置しているので、第1実施形態と同様に、シートバネ16自体の剛性に影響しないように、送風機10の振動に対し送風機10の取付剛性を高くすることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明する。
図8は、本実施形態の送風機10およびシートバネ16の平面図であり、前述の図2に相当する図である。図8に示すように、本実施形態の送風機10は、シートバネ16の並び両端に位置するシートバネ16a、16dに支持されているという点では第1実施形態と同様である。しかし、送風機10の支持部24が4つではなく2つであるという点において第1実施形態と異なる。
具体的に、図8の送風機10の2つの支持部24はそれぞれ、ケーシング22からシートバネ16の並び方向の外側に向かって突き出ている。
また、支持部24の先端部242は、第1実施形態と同様に、シートバネ16の並び両端に位置するシートバネ16a、16dに嵌合され連結されている。しかし、第1実施形態とは異なり、本実施形態の先端部242は、波状に成形されたシートバネ16a、16dにおいて、それの材料である線材がシートバネ16の長手方向と平行になっている箇所に嵌合されている。
また、回転軸30の軸心方向から見た支持部24の幅寸法すなわちシートバネ16の長手方向に沿った幅寸法は、第1実施形態と比較して幅広になっている。そのため、シートバネ16の並び方向に平行な軸心まわりにおいて送風機10が揺動しても、支持部24は、その送風機10の揺動を抑える十分な反力を生じさせることができる。
また、複数の先端部242は、前述した送風機10のアンバランスに起因した揺動運動である振動すなわち回転軸30の軸心の揺動を抑えるように配設されているが、その揺動を抑えるようにケーシング22を支持しシートバネ16の並び方向に沿った第1の支持幅WD1と、シートバネ16の長手方向に沿った第2の支持幅WD2とは異なる幅になっている。具体的には、第1の支持幅WD1の方が第2の支持幅WD2よりも大きくなっている。
更に、本実施形態の送風機10における第1の支持幅WD1と第2の支持幅WD2との差は、図2に示す第1実施形態の送風機10と比較して際立っている。そのため、第1実施形態と比較して、送風機10の振動における共振点が分散されその振動を低減することが可能である。
本実施形態でも、図8に示すように、シートバネ16a、16dと嵌め合わされている支持部24の先端部242は、ケーシング22の外側に位置しているので、第1実施形態と同様に、シートバネ16自体の剛性に影響しないように、送風機10の振動に対し送風機10の取付剛性を高くすることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明する。
図9は、本実施形態において支持部24の先端部242を表した図であって、図3のEX1部分の拡大図に相当する図である。図10は、図9において矢印X方向から見た先端部242の平面図である。
図9および図10に示すように、本実施形態の先端部242には、図3に示す第1実施形態の先端部242と同様にU字状の嵌合溝242aが形成されている。しかし、本実施形態の先端部242の嵌合溝242aは、板金の曲げ加工によって形成されている。
具体的には、図9および図10に示すように、支持部24の先端部242は、嵌合溝242aの側面を構成する平板状の第1側板243と第2側板244とを備えている。その第1側板243は、嵌合溝242aに嵌め入れられたシートバネ16a、16dに対し、回転軸30の軸心方向の一方において当接し、第2側板244は、その回転軸30の軸心方向の他方において当接している。
また、図10のように回転軸30の軸心方向から見たときに、第2側板244は、第1側板243を挟んだ支持部24の幅方向両側に分かれて設けられている。すなわち、第2側板244は2つ設けられている。更に、第2側板244は、回転軸30の軸心方向から見たときに、第1側板243とは重ならないように設けられている。
本実施形態では、支持部24の先端部242の配置は第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と同様に、シートバネ16自体の剛性に影響しないように、送風機10の振動に対し送風機10の取付剛性を高くすることができる。後述の第5〜8実施形態でも同様である。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明する。
図11は、本実施形態において支持部24の先端部242を表した図であって、図3のEX1部分の拡大図に相当する図である。図12は、図11において矢印XII方向から見た先端部242の平面図である。図13は、図11において矢印XIII方向から見た先端部242の側面図である。
本実施形態では、支持部24の先端部242の形状が第1実施形態とは異なっている。本実施形態の先端部242も、第4実施形態と同様に板金の曲げ加工によって形成されている。図11〜13に示すように、先端部242は、平板状の第1縦板245と第2縦板246と連結板247とから構成されている。
第1縦板245は、図13に示すように、支持部24の幅方向において、連結板247の一端から回転軸30の軸心方向に曲げ起こされるようにして形成されており、第2縦板246は、連結板247の他端から回転軸30の軸心方向に曲げ起こされるようにして形成されている。すなわち、連結板247は、第1縦板245と第2縦板246との間に介装されそれぞれを連結している。
また、図11に示すように、第1縦板245には、送風機10(図2、3参照)の径方向外側に開放されたU字状の嵌合溝242aが形成されている。同様に、第2縦板246にも、送風機10の径方向外側に開放されたU字状の嵌合溝242aが形成されている。すなわち、支持部24の先端部242では、同形状の嵌合溝242aが2箇所に形成されており、1つの先端部242に形成された2箇所の嵌合溝242aは1つのシートバネ16と嵌合している。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明する。
図14は、本実施形態において支持部24の先端部242を表した図であって、図3のEX1部分の拡大図に相当する図である。図15は、図14において矢印XV方向から見た先端部242の平面図である。
本実施形態では、支持部24の先端部242の形状が第1実施形態とは異なっている。本実施形態の先端部242も、第4実施形態と同様に板金の曲げ加工によって形成されている。図14および図15に示すように、先端部242は、平板状の板金部材が筒状に曲げられて形成されており、先端部242には、支持部24の幅方向に貫通した貫通孔242bが形成されている。そして、支持部24は、シートバネ16a、16dがその貫通孔242bに挿通されることにより、そのシートバネ16a、16dに対してケーシング22を支持している。
具体的に、貫通孔242bは、第1実施形態の嵌合溝242aに相当するものである。すなわち、貫通孔242bには、シートバネ16a、16dが挿通されている。そして、貫通孔242bは、回転軸30(図2、3参照)の径方向に延びた長孔断面、すなわちその回転軸30の軸心に交差する方向に延びた長孔断面を有している。
図14に示すように、回転軸30の軸心方向における貫通孔242bの寸法は、シートバネ16a、16dの直径と同じ又はその直径よりも僅かに大きくされている。その一方で、貫通孔242bは、図14におけるシートバネ16a、16dの右側すなわち送風機10(図2、3参照)の径方向外側には、非着座状態において隙間を有している。
従って、シートバネ16a、16dは、支持部24の先端部242に対し、貫通孔242b内において送風機10の径方向へ摺動可能となっている。そのため、貫通孔242bは、第1実施形態の嵌合溝242a(図3参照)と同様に、シートバネ16a、16dがその並び方向の外側に膨らむように湾曲することを妨げないようになっている。
(第7実施形態)
次に、本発明の第7実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明する。
図16は、本実施形態において支持部24の先端部242を表した図であって、図3のEX1部分の拡大図に相当する図である。図17は、図16において矢印XVII方向から見た先端部242の平面図である。
本実施形態では、支持部24の先端部242の形状が第1実施形態とは異なっている。図16および図17に示すように、本実施形態の先端部242は平板状であり、その先端部242には、回転軸30の軸心方向に貫通した貫通孔242cが形成されている。その貫通孔242cは、回転軸30(図2、3参照)の径方向に延びた長孔断面、すなわちその回転軸30の軸心に交差する方向に延びた長孔断面を有している。要するに、貫通孔242cは、図16および図17での左右方向に延びた長孔になっている。
また、シートバネ16a、16dは、支持部24の先端部242との連結部位において、支持部24の貫通孔242cに挿通されるように回転軸30の軸心方向に突き出たボス161と、そのボス161先端に固定された円板状のワッシャ162とを備えている。
図16に示すように、ボス161に嵌合する貫通孔242cが形成された先端部242は、シートバネ16a、16dのバネ線材部分163とワッシャ162とに挟まれることにより、ボス161の軸方向すなわち回転軸30の軸心方向にシートバネ16a、16dに対して相対移動不能に連結されている。すなわち、先端部242は、ボス161が貫通孔242cに挿通された状態で、シートバネ16a、16dに対し回転軸30の軸心方向に相対移動不能に連結されている。
その一方で、貫通孔242cは、上述したように送風機10の径方向に延びた長孔であるので、支持部24の先端部242は、シートバネ16a、16dに対して送風機10の径方向には相対移動可能となっている。具体的には、貫通孔242cは、図16におけるボス161の左右両側すなわち送風機10(図2、3参照)の径方向両側には、非着座状態において隙間を有している。
従って、貫通孔242cは、第1実施形態の嵌合溝242a(図3参照)と同様に、シートバネ16a、16dがその並び方向の外側に膨らむように湾曲することを妨げないようになっている。
(第8実施形態)
次に、本発明の第8実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明する。
図18は、本実施形態において支持部24の先端部242を表した図であって、図3のEX1部分の拡大図に相当する図である。図19は、図18において矢印XIX方向から見た先端部242の平面図である。図20は、図18において矢印XX方向から見た先端部242の側面図である。
本実施形態では、支持部24の先端部242の形状が第1実施形態とは異なっている。具体的には、図18〜20に示すように、その先端部242は、回転軸30の軸心方向を厚み方向とする平板形状を成している。そして、シートバネ16a、16dにおいてその先端部242と連結される部位には、バネ付属部材34が取り付けられている。
バネ付属部材34は、平板状の第1縦板341と第2縦板342と連結板343とから構成されている。詳細には、第1縦板341は、連結板343の一端から回転軸30の軸心方向に曲げ起こされるようにして形成されており、第2縦板342は、連結板343の他端から回転軸30の軸心方向に曲げ起こされるようにして形成されている。すなわち、連結板343は、第1縦板341と第2縦板342との間に介装されそれぞれを連結している。そして、第1縦板341と第2縦板342とのそれぞれにはバネ用嵌合孔34aが形成されており、そのバネ用嵌合孔34aにはシートバネ16a、16dが嵌入されている。
また、バネ付属部材34は、シートバネ16a、16dと組み合わされることにより、送風機10(図2、3参照)の径方向すなわち図18での左右方向に貫通した支持部用嵌合孔36を形成している。要するに、その貫通孔である支持部用嵌合孔36は、シートバネ16a、16dに一体的に形成されている。
また、支持部用嵌合孔36には、支持部24の先端部242が嵌入されており、その先端部242は、支持部用嵌合孔36に対して、抜差し方向である送風機10の径方向に摺動可能となっている。すなわち、支持部24は、先端部242が支持部用嵌合孔36に対しその支持部用嵌合孔36の軸方向に相対移動可能に嵌入されることにより、シートバネ16a、16dに対してケーシング22を支持している。
(他の実施形態)
(1)上述の第1実施形態において、支持部24は4つ設けられているが、その4つの支持部24が一体化され1つの支持部となっていても差し支えない。
(2)上述の実施形態において、送風機10は2箇所または4箇所にてシートバネ16に連結されているが、5箇所以上でシートバネ16に連結されていても差し支えない。
(3)上述の実施形態において、シートバネ16は合計4本設けられているが、その本数に限定はない。例えば、5本以上のシートバネ16が設けられていても差し支えない。
(4)上述の実施形態において、送風機10は遠心式送風機であるが、その形式に限定はなく、例えば軸流式送風機であっても差し支えない。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
10 送風機
14 車両用シート
16a〜16d シートバネ
20 羽根車
22 ケーシング
24 支持部
242 先端部(連結部)

Claims (14)

  1. 一軸心まわりに回転することにより送風する羽根車(20)と、
    該羽根車を収容しているケーシング(22)と、
    前記一軸心方向から見たときに前記ケーシングよりも外側に配置された連結部(242)を有し、シート(14)を構成するシートバネ(16a、16d)に前記連結部において連結されることにより前記シートバネに対して前記ケーシングを支持する支持部(24)とを備えているシート空調用の送風機を備えたシートであって、
    前記シートバネは並列に複数本設けられ、
    前記連結部は複数設けられており、前記一軸心方向から見て前記ケーシングと重ならないように配置された複数本の前記シートバネにそれぞれ連結されており、
    前記シートバネは、前記ケーシングに向かって膨らむように湾曲または屈曲した箇所を有しており、
    前記支持部は、前記連結部において前記シートバネの湾曲箇所または屈曲箇所に連結されていることを特徴とするシート。
  2. 一軸心まわりに回転することにより送風する羽根車(20)と、
    該羽根車を収容しているケーシング(22)と、
    前記一軸心方向から見たときに前記ケーシングよりも外側に配置された連結部(242)を有し、シート(14)を構成するシートバネ(16a、16d)に前記連結部において連結されることにより前記シートバネに対して前記ケーシングを支持する支持部(24)とを備えているシート空調用の送風機を備えたシートであって、
    前記シートバネは並列に複数本設けられ、
    前記連結部は複数設けられており、前記一軸心方向から見て前記ケーシングと重ならないように配置された複数本の前記シートバネにそれぞれ連結されており、
    前記連結部には、前記一軸心に対する径方向外側に開放された嵌合溝(242a)が形成されており、
    前記支持部は、前記シートバネが前記嵌合溝に嵌め入れられることにより、前記シートバネに対して前記ケーシングを支持していることを特徴とするシート。
  3. 前記連結部には、前記一軸心に対する径方向外側に開放された嵌合溝(242a)が形成されており、
    前記支持部は、前記シートバネが前記嵌合溝に嵌め入れられることにより、前記シートバネに対して前記ケーシングを支持していることを特徴とする請求項に記載のシート。
  4. 一軸心まわりに回転することにより送風する羽根車(20)と、
    該羽根車を収容しているケーシング(22)と、
    前記一軸心方向から見たときに前記ケーシングよりも外側に配置された連結部(242)を有し、シート(14)を構成するシートバネ(16a、16d)に前記連結部において連結されることにより前記シートバネに対して前記ケーシングを支持する支持部(24)とを備えているシート空調用の送風機を備えたシートであって、
    前記シートバネは並列に複数本設けられ、
    前記連結部は複数設けられており、前記一軸心方向から見て前記ケーシングと重ならないように配置された複数本の前記シートバネにそれぞれ連結されており、
    前記連結部には、前記一軸心に交差する方向に延びた長孔断面を有する貫通孔(242b)が形成されており、
    前記支持部は、前記シートバネが前記貫通孔に挿通されることにより、前記シートバネに対して前記ケーシングを支持していることを特徴とするシート。
  5. 前記連結部には、前記一軸心に交差する方向に延びた長孔断面を有する貫通孔(242b)が形成されており、
    前記支持部は、前記シートバネが前記貫通孔に挿通されることにより、前記シートバネに対して前記ケーシングを支持していることを特徴とする請求項に記載のシート。
  6. 一軸心まわりに回転することにより送風する羽根車(20)と、
    該羽根車を収容しているケーシング(22)と、
    前記一軸心方向から見たときに前記ケーシングよりも外側に配置された連結部(242)を有し、シート(14)を構成するシートバネ(16a、16d)に前記連結部において連結されることにより前記シートバネに対して前記ケーシングを支持する支持部(24)とを備えているシート空調用の送風機を備えたシートであって、
    前記シートバネは並列に複数本設けられ、
    前記連結部は複数設けられており、前記一軸心方向から見て前記ケーシングと重ならないように配置された複数本の前記シートバネにそれぞれ連結されており、
    前記連結部には、前記一軸心に交差する方向に延びた長孔断面を有し該一軸心方向に貫通した貫通孔(242c)が形成され、
    前記シートバネは、前記一軸心方向に突き出たボス(161)を備え、該ボスが前記貫通孔に挿通された状態で前記連結部に対し前記一軸心方向に相対移動不能に連結されていることを特徴とするシート。
  7. 前記連結部には、前記一軸心に交差する方向に延びた長孔断面を有し該一軸心方向に貫通した貫通孔(242c)が形成され、
    前記シートバネは、前記一軸心方向に突き出たボス(161)を備え、該ボスが前記貫通孔に挿通された状態で前記連結部に対し前記一軸心方向に相対移動不能に連結されていることを特徴とする請求項に記載のシート。
  8. 一軸心まわりに回転することにより送風する羽根車(20)と、
    該羽根車を収容しているケーシング(22)と、
    前記一軸心方向から見たときに前記ケーシングよりも外側に配置された連結部(242)を有し、シート(14)を構成するシートバネ(16a、16d)に前記連結部において連結されることにより前記シートバネに対して前記ケーシングを支持する支持部(24)とを備えているシート空調用の送風機を備えたシートであって、
    前記シートバネは並列に複数本設けられ、
    前記連結部は複数設けられており、前記一軸心方向から見て前記ケーシングと重ならないように配置された複数本の前記シートバネにそれぞれ連結されており、
    前記一軸心に直交する方向に貫通した貫通孔(36)が前記シートバネに一体的に形成されており、
    前記支持部は、前記連結部が前記貫通孔に対し該貫通孔の軸方向に相対移動可能に嵌入されることにより、前記シートバネに対して前記ケーシングを支持していることを特徴とするシート。
  9. 前記一軸心に直交する方向に貫通した貫通孔(36)が前記シートバネに一体的に形成されており、
    前記支持部は、前記連結部が前記貫通孔に対し該貫通孔の軸方向に相対移動可能に嵌入されることにより、前記シートバネに対して前記ケーシングを支持していることを特徴とする請求項に記載のシート。
  10. 前記複数の連結部は、前記シートバネの並びの両端に配置された前記シートバネ(16a、16d)にそれぞれ連結されていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載のシート。
  11. 前記一軸心方向から見たときに、前記複数の連結部が前記一軸心の揺動を抑えるように前記ケーシングを支持する支持幅(WD1、WD2)は、前記シートバネの並び方向と、該並び方向に直交する方向とで異なっていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1つに記載のシート。
  12. 前記一軸心方向から見たときに、前記複数の連結部は、前記一軸心を挟んで対称的に配置されていることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1つに記載のシート。
  13. 前記支持部は、前記ケーシングを、弾力性を有する部材を介在させずに前記シートバネに対して支持していることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1つに記載のシート。
  14. 前記支持部は、前記ケーシングから外側に突き出るように形成されており、
    該突き出た支持部の先端部分が前記連結部となっていることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1つに記載のシート。
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