JP6094165B2 - 車両用ドア開閉装置 - Google Patents

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本発明は、車両用ドア開閉装置に関するものである。
従来、伸縮可能な軸形状を有して車両のボディとドアとの間に介在されることによりドアの開位置を保持可能な支持部材を備えた車両用ドア開閉装置がある。通常、このような車両用ドア開閉装置において、支持部材は、ドア及びボディに対して、その軸方向両端が回動自在に連結される。そして、その回動連結点を中心に相対回動しつつ伸縮することによって、車両のドアを開閉動作させることが可能となっている。
例えば、特許文献1に記載の車両用ドア開閉装置において、その支持部材は、同心状に配置された第1及び第2の筒体を有しており、これら第1及び第2の筒体が軸方向に相対移動することにより伸縮する。また、これらの第1の筒体と第2の筒体との間には、圧縮コイルバネが介在されている。そして、この圧縮コイルバネの弾性力に基づいて支持部材の伸縮長さを維持することにより、そのドアの開位置(多くは全開位置)を保持する構成となっている。
特許第4430044号公報
しかしながら、上記従来の構成では、そのドアの保持力を高めるべく圧縮コイルバネを強化した場合、手動でドア開閉を行うために必要な操作力もまた、その弾性力に応じた大きなものになってしまうという問題がある。加えて、その圧縮コイルバネの強化に伴い支持部材が大型化(大径化)するという問題もあることから、この点において、なお改善の余地を残すものとなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、支持部材の大型化を招くことなく、より確実にドアの開位置を保持可能、且つ手動操作によっても容易にドアを開閉することのできる車両用ドア開閉装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、伸縮可能な軸形状を有して車両のボディとドアとの間に介在されることにより前記ドアの開位置を保持可能な支持部材を備えた車両用ドア開閉装置において、前記支持部材は、同心状に配置された第1及び第2の筒体が軸方向に相対移動することにより伸縮長さが変化するものであって、前記第2の筒体に設けられたガイド管と、前記第1の筒体と一体に軸方向移動可能に設けられるとともに先端が前記ガイド管内に挿入された軸体とを備え、前記軸体及び前記ガイド管には、前記第1の筒体と前記第2の筒体とが前記相対移動することにより摩擦係合して前記支持部材の伸縮長さを維持可能な摩擦係合部が設けられ、前記摩擦係合部は、前記軸体の外周及び前記ガイド管の内周に係合突部を形成してなり、前記軸体側の係合突部は、前記軸体の先端の外周から径方向外側に向かって突出するストッパであり、前記ガイド管側の係合突部は、管内側に向かって突出する舌部であること、を要旨とする。
上記構成によれば、支持部材の大型化を招くことなく、その摩擦係合部に生ずる摩擦係合力に基づいて、確実にドアの開位置を保持することができる。また、その摩擦係合力は、第1の筒体側に設けられた軸体と第2の筒体側に設けられたガイド管とが特定の相対位置にある場合、即ち支持部材の伸縮長さが、予め設定されたドアの開位置に対応する特定の長さにある場合においてのみ発生する。そして、これにより、手動操作によっても容易にドアを開閉することができるようになる。
また、上記構成によれば、簡素な構成にて、容易に、その摩擦係合部が摩擦係合力を発生する軸体とガイド管との相対位置を設定することができる。そして、これにより、より確実に、予め設定された開位置でドアを保持することができるようになる。
請求項に記載の発明は、前記ガイド管には、周方向に間隔をあけて配置された複数の前記係合突部が形成されること、を要旨とする。
上記構成によれば、安定的に支持部材の伸縮長さを維持することができる。そして、これにより、より確実に、ドアの開位置を保持することができる。
請求項に記載の発明は、前記ガイド管側の係合突部は、前記ガイド管の壁部を塑性変形させてなること、を要旨とする。
上記構成によれば、簡素な構成にて、容易に、摩擦係合部を形成することができる。
請求項に記載の発明は、前記軸体側の係合突部及び前記ガイド管側の係合突部のうちの少なくとも一方は、その摩擦係合面が樹脂により形成されてなること、を要旨とする。
上記構成によれば、軸体側及びガイド管側の各係合突部が摩擦係合する際、摩擦係合面を形成する樹脂が弾性変形することで、その摩擦係合時の引っ掛かりを抑えることができる。そして、これにより、円滑なドアの開閉動作を確保することができる。
請求項に記載の発明は、前記摩擦係合部は、前記ドアの全開位置に対応する前記支持部材の伸縮長さを維持可能に形成されること、を要旨とする。
即ち、車両のドアは、全開位置で保持される機会が多い。従って、上記構成によれば、その利便性を大幅に向上させることができる。
請求項に記載の発明は、前記軸体は、駆動源により回転駆動される螺子スピンドルであって、前記ガイド管には、前記螺子スピンドルに螺合するスピンドルナットが設けられるとともに、前記軸体側の係合突部は、前記螺子スピンドルの先端部に設けられること、を要旨とする。
上記構成によれば、螺子スピンドルがガイド管側のスピンドルナットから脱落することを防止することができる。そして、これにより、簡素な構成にて、より高い信頼性を確保することができる。
請求項に記載の発明は、第1の筒体と第2の筒体との間には、前記支持部材の伸縮長さを維持するための弾性力を発生する弾性部材が介在されること、を要旨とする。
上記のほうに弾性部材の弾性力に基づいて支持部材の伸縮長さを維持するダンパ機構と併用することで、当該伸縮長さを維持してドアの開位置を保持するために必要な摩擦係合力が小さくなる。そして、これにより、その摩擦係合時の引っ掛かりを抑えて、円滑なドアの開閉動作を確保することができる。
本発明によれば、支持部材の大型化を招くことなく、より確実にドアの開位置を保持可能、且つ手動操作によっても容易にドアを開閉することができる。
車両用ドア開閉装置の側面図。 支持部材の側面図。 支持部材の断面図。 螺子スピンドル及び第1ガイド管に設けられた摩擦係合部近傍の断面図。 摩擦係合部近傍の拡大断面図。 摩擦係合部のVI−VI断面図。 別例の係合突部(ガイド管側)を示す平面図。 別例の係合突部(ガイド管側)を示す断面図。 別例の係合突部(ガイド管側)を示す断面図。 別例の係合突部(軸体側、ストッパ)を示す断面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、車両1の後部に形成されたドア開口部2には、その上端部に設定された支点P0を回動中心として開閉動作する所謂跳ね上げ式のバックドア3が設けられている。また、このドア開口部2の幅方向両端には、伸縮可能な軸形状を有してバックドア3とボディ4の間に介在されることによりバックドア3の開位置を保持可能な支持部材10が設けられている。そして、本実施形態では、これらの支持部材10をアクチュエータとしてバックドア3を開閉動作させるパワーバックドア装置11が形成されている。
詳述すると、図2及び図3に示すように、本実施形態の支持部材10は、異なる直径を有して有底略円筒状に形成された第1ハウジング21及び第2ハウジング22を備えている。そして、これら第1ハウジング21及び第2ハウジング22を同心状に配置することにより、その軸方向において伸縮可能に形成されている。
また、第2ハウジング22よりも小径に形成されることにより開口端21aが第2ハウジング22内に挿入された第1ハウジング21の筒内には、駆動源となるモータ23が同軸に収容されている。更に、そのモータ軸23aには、減速機24を介して同軸に延びる螺子スピンドル25が連結されている。尚、本実施形態では、この螺子スピンドル25の基端部は、ボール軸受26により支承されている。そして、第2ハウジング22側には、この螺子スピンドル25に螺合するスピンドルナット27が設けられている。
具体的には、第2ハウジング22の筒内には、略円筒状の第1ガイド管28が同軸に固定されている。また、上記の螺子スピンドル25は、その先端部25aが第1ガイド管28内に挿入されている。そして、スピンドルナット27は、その第1ガイド管28の開口端28a(図3中、右側の端部)に固定されている。
このように、本実施形態では、各支持部材10には、モータ23を駆動源として支持部材10を伸縮させることが可能な駆動装置Aが内蔵されている。即ち、モータ駆動により螺子スピンドル25が回転することによって、当該螺子スピンドル25に螺合されたスピンドルナット27は、見かけ上、その螺子スピンドル25上を軸方向移動する(螺子対偶)。そして、本実施形態の支持部材10は、これにより、第1ハウジング21と第2ハウジング22とが軸方向に相対移動することによって、その軸方向長さ(伸縮長さ)を変更することが可能となっている。
さらに詳述すると、本実施形態では、第2ハウジング22の筒内には上記第1ガイド管28よりも大径の第2ガイド管29が同心状に配置されている。また、この第2ガイド管29の外周には、弾性部材としての圧縮コイルバネ30が嵌装されている。そして、この圧縮コイルバネ30は、その一端が第2ハウジング22の底部22bに当接されるとともに、他端が第1ハウジング21側のボール軸受26に当接されている。
図1に示すように、本実施形態では、上記のように構成された各支持部材10は、バックドア3及びボディ4に対して、その軸端部31(31a,31b)がそれぞれ回動自在に連結される。具体的には、第1ハウジング21側の軸端部31aがバックドア3に連結され、第2ハウジング22側の軸端部31bがボディ4に連結される。尚、本実施形態では、各支持部材10の軸端部31(31a,31b)には、それぞれ、バックドア3側及びボディ4側に設けられた図示しない球状嵌合部(例えば、ボールスタッドの球頭部)に嵌合して各支持部材10の回動連結点P(P1,P2)を形成するソケット32が設けられている。そして、各支持部材10は、そのバックドア3及びボディ4に対する回動連結点P(P1,P2)を中心に相対回動しつつ伸縮することにより、そのバックドア3を開閉動作させることが可能となっている。
即ち、本実施形態のパワーバックドア装置11は、各支持部材10の筒内に設けられたモータ23の駆動力に基づいて、当該各支持部材10の軸長を伸ばすことによりバックドア3を開動作させる。また、各支持部材10の軸長を縮めることによりバックドア3を閉動作させる。そして、その筒内に収容された圧縮コイルバネ30の弾性力に基づいて、各支持部材10の軸長(伸縮長さ)を維持することにより、そのバックドア3の開位置を保持することが可能となっている。
(ドア開位置保持構造)
次に、上記のように構成された各支持部材10におけるドア開位置保持構造について説明する。
図4及び図5に示すように、本実施形態では、第1ガイド管28内に挿入された螺子スピンドル25の先端部25aには、その外周から径方向外側に向かって突出する円環フランジ状のストッパ40が設けられている。具体的には、このストッパ40の外径D1は、第1ガイド管28の内径D0よりも小径に設定されている。尚、本実施形態では、このストッパ40は、螺子スピンドル25の先端部25aに、略円環状をなす環状部材を嵌着することにより形成されている。そして、第1ガイド管28には、上記スピンドルナット27が固定された開口端28a近傍に、その内径D2がストッパ40の外径D1よりも小さくなるように設定された小径部41が形成されている。
即ち、螺子スピンドル25の先端部25aに設けられたストッパ40は、第1ハウジング21と第2ハウジング22との間の相対的な軸方向移動に伴い、見かけ上、第1ガイド管28内を軸方向移動する。そして、本実施形態では、このストッパ40が上記小径部41に当接することにより、その支持部材10の軸長が伸びる方向における第1ハウジング21と第2ハウジング22との間の相対移動が規制されるようになっている。
尚、本実施形態では、上記のように螺子スピンドル25側のストッパ40と第1ガイド管28側の小径部41とが当接することによって、螺子スピンドル25がスピンドルナット27から脱落することを防止する。そして、併せて、その螺子スピンドル25が第1ガイド管28から脱落することを防止する構成となっている。
また、図4〜図6に示すように、第1ガイド管28の内周には、上記小径部41の近傍、当該小径部41よりも第1ガイド管28の基端28b側(図3参照、図5中、左側)の位置に、径方向内側に向かって突出する複数(本実施形態では、3つ)の係合突部43が形成されている。
具体的には、これらの係合突部43は、第1ガイド管28の軸方向(図5中、左右方向)に延びる突条形状(ビード形状)を有している。尚、本実施形態では、これらの係合突部43は、第1ガイド管28の外周面を押圧して、その壁部42を塑性変形させることにより形成されている。また、これら各係合突部43は、第1ガイド管28の内周に略均等角度間隔で設けられている。そして、本実施形態では、上記ストッパ40の外径D1は、これら各係合突部43により小径化された当該各係合突部43の形成部位における第1ガイド管28の実質的な内径D3と略等しくなるように(詳しくは僅かに大径となるように)設定されている。
即ち、ストッパ40は、上記のように、見かけ上、第1ガイド管28内を開口端28a側に向かって軸方向移動することにより、当該第1ガイド管28の内周に設けられた上記各係合突部43と摩擦係合する。そして、本実施形態では、これにより生ずる摩擦係合力をストッパ40の軸方向移動を阻害する抵抗力として利用することにより、その支持部材10の伸縮長さを維持することが可能となっている。
次に、上記のように構成された各支持部材10におけるドア開位置保持構造の作用について説明する。
本実施形態では、螺子スピンドル25(の先端部25a)の外周に設けられた円環フランジ状のストッパ40により、その軸体としての螺子スピンドル25側の係合突部が構成されている。そして、第1の筒体としての第1ハウジング21と第2の筒体としての第2ハウジング22との間の相対移動に基づいて、その螺子スピンドル25側のストッパ40と第1ガイド管28側の各係合突部43とが摩擦係合するように構成することにより、その摩擦係合力に基づいて支持部材10の伸縮長さを維持可能な摩擦係合部FEが形成されている。
ここで、本実施形態では、第1ガイド管28の開口端28aには、螺子スピンドル25のストッパ40に当接することにより、支持部材10の軸長が伸びる方向における第1ハウジング21と第2ハウジング22との間の相対移動を規制可能な小径部41が形成されている。そして、第1ガイド管28側の各係合突部43は、この小径部41の近傍に設けられている。
つまり、螺子スピンドル25側のストッパ40及び第1ガイド管28側の各係合突部43が形成する摩擦係合部FEは、支持部材10の軸長が最も伸びた状態で、その伸縮長さを維持するように構成されている。そして、本実施形態では、これにより、その各支持部材10により支持されたバックドア3が全開位置で保持されるようになっている。
以上、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)支持部材10は、同心状に配置された第1ハウジング21及び第2ハウジング22を有し、これら第1ハウジング21と第2ハウジング22とが軸方向に相対移動することにより、その伸縮長さが変化する。また、支持部材10は、第2ハウジング22内に設けられたガイド管(第1ガイド管28)と、第1ハウジング21と一体に軸方向移動可能に設けられて第1ガイド管28内に挿入される軸体としての螺子スピンドル25とを備える。そして、これら第1ガイド管28及び螺子スピンドル25には、第1ハウジング21と第2ハウジング22とが上記相対移動することにより摩擦係合して支持部材10の伸縮長さを維持可能な摩擦係合部FEが設けられる。
上記構成によれば、支持部材10の大型化を招くことなく、その摩擦係合部FEに生ずる摩擦係合力に基づいて、確実にバックドア3の開位置を保持することができる。そして、その摩擦係合力は、第1ハウジング21側の螺子スピンドル25と第2ハウジング22側の第1ガイド管28とが特定の相対位置にある場合、即ち支持部材10の伸縮長さが、予め設定されたバックドア3の開位置に対応する特定の長さにある場合においてのみ発生する。従って、手動操作によっても容易にドアを開閉することができるようになる。
(2)摩擦係合部FEは、螺子スピンドル25の外周に係合突部となる円環フランジ状のストッパ40を設けるとともに、第1ガイド管28の内周に径方向内側に突出する係合突部43を設けることにより形成される。
上記構成によれば、簡素な構成にて、容易に、その摩擦係合部FEが摩擦係合力を発生する螺子スピンドル25と第1ガイド管28との相対位置を設定することができる。そして、これにより、より確実に、予め設定された開位置でバックドア3を保持することができるようになる。
(3)第1ガイド管28側の係合突部43は、当該第1ガイド管28の軸方向に延びる突条形状(ビード形状)を有する。このような構成とすることで、その摩擦係合部FEが摩擦係合力を発生する螺子スピンドル25と第1ガイド管28との相対位置に幅を持たせることができる。そして、これにより、安定的に支持部材10の伸縮長さを維持することができる。その結果、より確実に、バックドア3の開位置を保持することができる。
(4)第1ガイド管28側には複数の係合突部43が設けられる。そして、これらの係合突部43は、第1ガイド管28の内周に略均等角度間隔で設けられる。このような構成とすることで、安定的に支持部材10の伸縮長さを維持することができる。そして、これにより、より確実に、バックドア3の開位置を保持することができる。
(5)第1ガイド管28側の各係合突部43は、第1ガイド管28の外周面を押圧して、その壁部42を塑性変形させることにより形成される。これにより、簡素な構成にて、容易に、摩擦係合部FEを形成することができる。
(6)摩擦係合部FEは、バックドア3の全開位置に対応する支持部材10の伸縮長さを維持可能に形成される。即ち、バックドア3は、全開位置で保持される機会が多い。従って、上記構成によれば、その利便性を大幅に向上させることができる。
(7)螺子スピンドル25側の係合突部を構成するストッパ40は、螺子スピンドル25の先端部25aに設けられる。このような構成とすることで、当該螺子スピンドル25が第1ガイド管28側のスピンドルナット27から脱落することを防止することができる。そして、これにより、簡素な構成にて、より高い信頼性を確保することができる。
(8)第1ガイド管28の径方向側を包囲する第2ガイド管29の外周には、圧縮コイルバネ30が嵌装されている。そして、この圧縮コイルバネ30の一端は第2ハウジング22の底部22bに当接され、他端は第1ハウジング21側のボール軸受26に当接される。
即ち、圧縮コイルバネ30の弾性力に基づいて各支持部材10の伸縮長さを維持するダンパ機構と併用することで、当該伸縮長さを維持してバックドア3の開位置を保持するために要求される摩擦係合部FEの摩擦係合力が小さくなる。そして、これにより、その摩擦係合時の引っ掛かりを抑えて、円滑なバックドア3の開閉動作を確保することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、車両1のバックドア3を開閉動作させるパワーバックドア装置11に具体化したが、その他の車両用ドア開閉装置に具体化してもよい。
・また、上記実施形態では、ドア開口部2の幅方向両端に支持部材10が設けられることとしたが、支持部材10の数は、一つでもよく、3つ以上であってもよい。
・上記実施形態では、各支持部材10に駆動装置Aが内蔵された構成に具体化した。しかし、これに限らず、各支持部材10に駆動装置Aが内蔵されていない構成に具体化してもよい。即ち、軸体は、螺子スピンドル25でなくともよい。
・上記実施形態では、第1ハウジング21と第2ハウジング22との間に介在された圧縮コイルバネ30の弾性力に基づいて各支持部材10の伸縮長さを維持するダンパ機構を併用する構成に具体化した。しかし、これに限らず、圧縮コイルバネ30以外の弾性部材を用いるダンパ機構であってもよい。また、例えば、ガス式のダンパ機構を併用する構成に具体化してもよい。そして、このようなダンパ機構を併用せず、軸方向に相対移動する第1ガイド管28及び螺子スピンドル25に設けられた摩擦係合部FEの摩擦係合力によって、そのバックドア3の開位置を保持する構成であってもよい。
・上記実施形態では、第2ハウジング22よりも小径に形成されて開口端21aが第2ハウジング22内に挿入された第1ハウジング21を第1の筒体とし、第2ハウジング22を第2の筒体とした。しかし、これに限らず、第1の筒体が第2ハウジング22よりも大径に形成された構成に具体化してもよい。
・上記実施形態では、第1ガイド管28の外周面を押圧して、その壁部42を塑性変形させることにより各係合突部43を形成することとしたが、その際、例えば、図7に示すように、第1ガイド管28の壁部42にU字状の溝51を形成する。そして、図8に示すように、その切り残された舌部52を第1ガイド管28の管内側に折り曲げることにより、第1ガイド管28側の各係合突部43を形成する構成としてもよい。
ここで、図8に示す例のように、その舌部52の先端52aを第1ガイド管28の基端28b側(図8中、左側)に配置する構成とした場合には、第1ガイド管28の管内に折り曲げられた舌部52の先端52aを、更に径方向外側に折り曲げるとよい。このような構成とすることにより、その螺子スピンドル25側のストッパ40が各係合突部43に摩擦係合する際、当該各係合突部43を構成する舌部52が径方向外側に弾性変形しやすくなる。そして、これにより、その摩擦係合時の引っ掛かりを抑えて、円滑なバックドア3の開閉動作を確保することができる。尚、その舌部52の先端52aが第1ガイド管28の開口端28a側(図8中、右側)に配置される構成としてもよい。
・また、各係合突部43を樹脂により形成する構成としてもよい。例えば、図9に示すように、第1ガイド管28の壁部42に設けられた取着孔53に樹脂部品54を取着する。そして、その樹脂部品54における第1ガイド管28の内周から径方向内側に突出する部分を係合突部43とする構成とすればよい。このような構成を採用することで、その螺子スピンドル25側のストッパ40が各係合突部43に摩擦係合する際、当該各係合突部43側の摩擦係合面Sを構成する樹脂部品54が弾性変形することで、その摩擦係合時の引っ掛かりが抑制される。そして、これにより、円滑なバックドア3の開閉動作を確保することができる。
尚、このような効果は、少なくとも各係合突部43の摩擦係合面Sが樹脂であることにより得られる。従って、各係合突部43を全て樹脂により形成するものに限らず、その摩擦係合面Sとなる部分を樹脂により形成する構成であってもよい。
・また、図9に示す例において、樹脂部品54は、その第1ガイド管28の内周から径方向内側に突出する部分が二列の突条55a,55bとなるように形成されている。そして、これにより、より安定的に摩擦係合力を発生することが可能となっている。しかし、これに限らず、その樹脂部品54が形成する各係合突部43の形状については、任意に変更してもよい。
・更に、螺子スピンドル25側の係合突部を構成するストッパ40の摩擦係合面Sを樹脂により形成する構成としてもよい。具体的には、例えば、図10に示すように、ストッパ40の外表面を被覆する樹脂カバー56を取着する等とするとよい。そして、ストッパ40全体を樹脂により形成する構成であってもよい。
・上記実施形態では、第1ガイド管28の内周には、周方向に均等角度間隔で3つの係合突部43が形成されることした。しかし、これに限らず、係合突部43の数は任意に変更してもよい。即ち、一つでも二つでもよく、4つ以上であってもよい。そして、周方向における各係合突部43の配置が均等角度間隔ではないものについても、これを排除しない。
・また、各係合突部43は、第1ガイド管28の軸方向において、その開口端28a近傍に設けられることとした。しかし、これに限らず、開口端28a近傍以外の位置に各係合突部43を設ける構成としてもよい。そして、第1ガイド管28の軸方向における複数箇所に係合突部43を形成する構成についても、これを排除しない。即ち、複数の摩擦係合部FEを形成することにより、全開位置のみならず、複数の開位置でバックドア3を保持することが可能になる。そして、これにより、その利便性を向上させることができる。
・更に、係合突部43の形状についても任意に変更してもよい。例えば、第1ガイド管28の一部を全周に亘って小径化するような環状突部を形成し、これを係合突部43とする構成としてもよい。そして、螺子スピンドル25側の係合突部(ストッパ40)の形状もまた、必ずしも径方向外側に突出する円環フランジ形状でなくともよい。
・上記実施形態では、螺子スピンドル25の外周に設けられた係合突部(ストッパ40)と第1ガイド管28の内周に設けられた(係合突部43)とにより、摩擦係合部FEが形成されることとした。しかし、これに限らず、例えば、螺子スピンドル25を螺子形状を一部変更し、そのスピンドルナット27に螺合する際の螺子抵抗が高い部分を形成することによって摩擦係合部FEを形成する構成としてもよい。また、軸体側に、ガイド管の内周に摺接する摺接部を形成する。そして、ガイド管の内周に面粗度の粗い部位を形成する等、摩擦抵抗の高い部分を設定することで、その摩擦係合部FEを形成する構成としてもよい。
次に、以上の実施形態から把握することのできる技術的思想を効果とともに記載する。
(イ)前記ガイド管側の摩擦係合部は、前記ガイド管に小径部を形成してなること、を特徴とする。これにより、より安定的に、支持部材の伸縮長さを維持することができる。
(ロ)前記軸体側の係合突部は、前記ガイド管から前記軸体が脱落することを防止するためのストッパであること、を特徴とする。これにより、簡素な構成にて、より高い信頼性を確保することができる。
(ハ)前記ドアは、車両後部のドア開口部を開閉するバックドアであること、を特徴とする。即ち、バックドアは、特に全開位置で保持される機会が多い。従って、上記構成によれば、その利便性を大幅に向上させることができる。
1…車両、2…ドア開口部、3…バックドア(ドア)、4…ボディ、10…支持部材、11…パワーバックドア装置(車両用ドア開閉装置)、21…第1ハウジング(第1の筒体)、22…第2ハウジング(第2の筒体)、23…モータ(駆動源)、25…螺子スピンドル(軸体)、25a…先端部、27…スピンドルナット、A…駆動装置、28…第1ガイド管(ガイド管)、D0,D2,D3…内径、30…圧縮コイルバネ(弾性部材)、40…ストッパ(係合突部)、D1…外径、41…小径部、42…壁部、43…係合突部、FE…摩擦係合部、S…摩擦係合面、54…樹脂部品、56…樹脂カバー。

Claims (7)

  1. 伸縮可能な軸形状を有して車両のボディとドアとの間に介在されることにより前記ドアの開位置を保持可能な支持部材を備えた車両用ドア開閉装置において、
    前記支持部材は、同心状に配置された第1及び第2の筒体が軸方向に相対移動することにより伸縮長さが変化するものであって、
    前記第2の筒体に設けられたガイド管と、前記第1の筒体と一体に軸方向移動可能に設けられるとともに先端が前記ガイド管内に挿入された軸体とを備え、
    前記軸体及び前記ガイド管には、前記第1の筒体と前記第2の筒体とが前記相対移動することにより摩擦係合して前記支持部材の伸縮長さを維持可能な摩擦係合部が設けられ
    前記摩擦係合部は、前記軸体の外周及び前記ガイド管の内周に係合突部を形成してなり、
    前記軸体側の係合突部は、前記軸体の先端の外周から径方向外側に向かって突出するストッパであり、
    前記ガイド管側の係合突部は、管内側に向かって突出する舌部であること、を特徴とする車両用ドア開閉装置。
  2. 請求項に記載の車両用ドア開閉装置において、
    前記ガイド管には、周方向に間隔をあけて配置された複数の前記係合突部が形成されること、を特徴とする車両用ドア開閉装置。
  3. 請求項1又は請求項に記載の車両用ドア開閉装置において、
    前記ガイド管側の係合突部は、前記ガイド管の壁部を塑性変形させてなること、
    を特徴とする車両用ドア開閉装置。
  4. 請求項〜請求項の何れか一項に記載の車両用ドア開閉装置において、
    前記軸体側の係合突部及び前記ガイド管側の係合突部のうちの少なくとも一方は、その摩擦係合面が樹脂により形成されてなること、を特徴とする車両用ドア開閉装置。
  5. 請求項1〜請求項の何れか一項に記載の車両用ドア開閉装置において、
    前記摩擦係合部は、前記ドアの全開位置に対応する前記支持部材の伸縮長さを維持可能に形成されること、を特徴とする車両用ドア開閉装置。
  6. 請求項1〜請求項の何れか一項に記載の車両用ドア開閉装置において、
    前記軸体は、駆動源により回転駆動される螺子スピンドルであって、
    前記ガイド管には、前記螺子スピンドルに螺合するスピンドルナットが設けられるとともに、
    前記軸体側の係合突部は、前記螺子スピンドルの先端部に設けられること、
    を特徴とする車両用ドア開閉装置。
  7. 請求項1〜請求項の何れか一項に記載の車両用ドア開閉装置において、
    第1の筒体と第2の筒体との間には、前記支持部材の伸縮長さを維持するための弾性力を発生する弾性部材が介在されること、を特徴とする車両用ドア開閉装置。
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