JP2016113761A - 車両用ドア開閉装置 - Google Patents

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大 日▲高▼
山本 武志
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【課題】支持部材と車両ドアおよびボデーとの連結をより確実なものとするとともに、取付け作業性を向上させることを可能とする車両用ドア開閉装置を提供する。【解決手段】軸支部41は、第1蓋部の挿通孔32eに挿通される軸部41aを備えており、軸部41aの一方端側には、挿通孔32eの孔径よりも大きいドーム状の規制部41bが設けられている。一方、軸部41aの他方端側には螺子部41cが設けられている。また、規制部41bと螺子部41cとの間には、フランジ部41dが第1蓋部32の第2底面32gと当接可能に設けられている。したがって、連結部材40は、第1蓋部32の第1底面32f、第2底面32g、第3底面32hによって軸方向への移動が規制され、且つ軸回転自在に配置される。【選択図】図5

Description

本発明は、車両のドア開閉装置に関する。
従来、伸縮可能な軸形状を有して車両のボデーとドアとの間に介在されることによりドアの開位置を保持可能な支持部材を備えた車両用ドア開閉装置がある。通常、このような車両用ドア開閉装置において、支持部材は、ドアおよびボデーに対して、当該支持部材の軸方向両端に設けられた連結部材によって回動自在に連結されている。そして、その回動連結点を中心に相対回動しつつ伸縮することによって、車両のドアを開閉作動させることが可能となっている。
例えば、特許文献1の支持部材は、同心状に配置された第1筒体および第2筒体が軸方向に相対移動することにより伸縮する。詳述すると、支持部材内には、管状のガイド部材が第1筒体の開口端部に固定される蓋部に固定されて収容されており、さらにガイド部材内には、駆動源によって回転駆動する螺子スピンドルが収容されている。この螺子スピンドルは、第2筒体内に固定されるボール軸受によって軸支されている。そして、螺子スピンドルにはナット部材が螺合されており、さらにナット部材は、ガイド部材の内周面に固定されている。このような構成によれば、駆動源によって螺子スピンドルが軸回転すると、ナット部材を介してガイド部材、蓋部および第1筒体が軸回転を始めるものの、支持部材の両端が連結部材によって車両のボデーとドアに連結されているため、軸回転が規制される。この軸回転が規制されると、ナット部材は支持部材の軸方向に進退を開始するため、ガイド部材を介して支持部材が伸縮可能となる。すなわち、支持部材は、車両のボデーおよびボデーと連結されることによって伸縮可能となり、車両ドアの開閉を可能とする。
特開2014−100956号公報
しかしながら、上記構成では、車両のボデーとドアの連結部位によって螺子スピンドルの軸回転を規制しているため、連結部位には常にねじれモーメントが印加されてしまい、支持部材と車両のボデーおよびドアとの連結が不安定になることが懸念される。そこで、第1筒体と第2筒体との軸回転を規制することが考えられるものの、軸回転が規制されてしまうと次のような理由から、車両のボデーおよびドアに支持部材を取付けることが困難となってしまう。すなわち、支持部材の連結部材を取付ける取付け角度は、連結部材が連結されるボデー側およびドア側に設けられる球状嵌合部(例えば、ボールスタッドの球頭部)の取付け位置によって決まるものの、連結部材と球状嵌合部との位置関係は、車両の種類によって大きく異なる。したがって、支持部材の軸回転が固定されてしまうと、支持部材を車両に取付ける前に、車両の種類毎に連結部材の取付け角度を予め調整しておかなければならない。さらに、同じ車両の種類であっても車両の組付け誤差によって取付け角度が微小に異なることもあり、このような場合は取付け角度の微調整が困難となってしまう。この取付け角度の微調整が不確実なまま取付け作業を行うと、連結部材に大きなねじれモーメントが発生してしまう場合がある。
本発明は、このような問題を鑑みてなされたものであり、その目的は、支持部材と車両ドアおよびボデーとの連結をより確実なものとするとともに、取付け作業性を向上させることにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、同心状に配置された第1筒体および第2筒体が軸回転を相互に規制しつつ軸方向に相対移動することにより伸縮長さを可変する支持部材と、前記支持部材の両端に設けられ、車両ドアおよびボデーに回動自在に連結される連結部材と、前記第2筒体に軸支されるとともに、駆動源によって回転駆動される螺子軸と、前記螺子軸に螺合されて、前記螺子軸の軸回転によって前記第1筒体を前記螺子軸の軸方向に進退させるナット部材と、前記支持部材の両端に設けられ、前記連結部材を軸回転自在に支持する蓋部と、を備えることをその要旨とする。
上記構成によれば、ナット部材の軸回転は、第1筒体に伝達されるものの、第1筒体と第2筒体との間で軸回転が規制されているため、ナット部材は螺子軸上を進退する。すなわち、軸回転を規制しつつ第1筒体と第2筒体とを進退させることが可能となる。したがって、特許文献1のように連結部材と、車両ドアおよびボデーとの連結部位にねじれモーメントが発生することを抑制できる。さらに、連結部材は、蓋部によって軸回転自在に支持されているため、連結部材と車両ドアおよびボデーとの取付け角度を容易に調整することが可能となる。よって、支持部材と車両ドアおよびボデーとの連結をより確実なものとするとともに、取付け作業性を向上させることが可能となる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の車両用ドア開閉装置において、前記連結部材は、前記蓋部に軸支される軸支部と、前記軸支部に螺着されて前記車両またはボデーに連結される連結部と、を備え、前記軸支部は、前記蓋部を挿通する軸部と、前記軸部の一方端に設けられ、前記軸部が前記支持部材から離間しないように軸方向の移動を規制する規制部と、前記軸部の他方端側に設けられ、前記蓋部および前記連結部と当接するフランジ部と、をさらに備えることをその要旨とする。
上記構成によれば、上記構成によれば、軸支部が蓋部に回転自在に支持されるとともに、軸支部のフランジ部が、蓋部と連結部とを隔絶するため、蓋部と連結部とが接触しない。したがって、連結部と軸支部との螺着が緩むことを抑制できる。また、連結部は螺着によって着脱できるため、車両側またはドア側の連結機構に応じて連結部を適宜変更することが可能となる。
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載の車両用ドア開閉装置において、前記支持部材に収容されて一端側に前記ナット部材を固定し、他端側が前記蓋部によって固定されるガイド部材と、を備え、前記蓋部は、前記ガイド部材の他端側と嵌合して固定される第1蓋部と、前記第1筒体と前記ガイド部材との間に介在して前記第1筒体に固定され、且つ前記第1蓋部と係合する第2蓋部と、をさらに備えることをその要旨とする。
上記構成によれば、上記構成によれば、ガイド部材は、ナット部材が螺子軸上を進退することを安定してガイドする。一方、ナット部材の軸回転は、ガイド部材に伝達されるものの、ガイド部材に固定される第1蓋部が、第2蓋部および第1筒体へと円滑に伝達することを可能とする。さらに第1蓋部および第2蓋部は、支持部材が伸縮する際に、ガイド部材と第1筒体との相対位置を保持するため、支持部材を安定して伸縮させることが可能となる。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用ドア開閉装置において、前記第1筒体の外周面に設けられる複数の凸部と、前記第2筒体の内周面に前記凸部に対応して設けられ、前記第1筒体および第2筒体が軸回転を相互に規制しつつ軸方向に相対移動可能とする複数の凹部と、を備えることをその要旨とする。
上記構成によれば、上記構成によれば、各筒体に設けられた凸部および凹部に、螺子軸の軸回転によって発生する支持部材のねじれモーメントを分散して受承させることが可能となる。
以上詳述したように、本発明によれば、支持部材と車両ドアおよびボデーとの連結をより確実なものとするとともに、取付け作業性を向上させることを可能とする車両用ドア開閉装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態が適用される車両を示す側面図。 同実施形態の支持部材を示す平面図。 同実施形態の支持部材を示す断面図。 同実施形態の筒体を示す断面図。 同実施形態の連結部材の断面を拡大した拡大図。
以下、本発明を具体化した実施形態を図1〜図5に基づき、詳細に説明する。
図1に示すように、車両1の後部に形成されたドア開口部2には、ドア開口部2の上端部に設定された支点P0を回動中心として開閉動作する所謂跳ね上げ式のバックドア3が設けられている。また、このドア開口部2の車両幅方向両端には、伸縮可能な軸形状を有してバックドア3とボデー4の間に介在されることによりバックドア3の開位置を保持可能な支持部材10が設けられている。そして、本実施形態では、これらの支持部材10をアクチュエータとしてバックドア3を開閉動作させるパワーバックドア装置11が形成されている。
図2及び図3に示すように、支持部材10は、異なる直径を有して有底略円筒状に形成された第1ハウジング21(第1筒体)及び第2ハウジング22(第2筒体)を備えている。本実施形態においては、第1ハウジング21は、第2ハウジング22よりも小径に形成されている。そして、これら第1ハウジング21及び第2ハウジング22が同心状に配置されている。また、第1ハウジング21および第2ハウジング22の両端には、連結部材40、45が設けられており、ボデー4およびバックドア3と回動自在に連結されている。
図4に示すように、第1ハウジング21の外周面には、軸方向に延在する凸部21cが、所定間隔をあけて複数個設けられている。一方、第2ハウジング22の内周面において各凸部21cに対応する位置には、軸方向に延在する凹部22cが夫々設けられている。第1ハウジング21は、第2ハウジング22の開口端22aから、これら凸部21cおよび凹部22cに沿って嵌合している。これにより、第1ハウジング21および第2ハウジング22は、軸回転が規制されつつ軸方向に伸縮可能に取り付けられている。
また、図3に示すように、第2ハウジング22内には、駆動源となるモータ23が同軸に収容されている。さらに、モータ23のモータ軸23aには、図示しない減速機を介して同軸に延びる螺子スピンドル25(螺子軸)が連結されている。この螺子スピンドル25の基端部は、同じく第2ハウジング22内に固定されているボール軸受26により支承されている。そして、第1ハウジング21側には、この螺子スピンドル25に螺合するスピンドルナット27(ナット部材)が設けられている。
図3に示すように、第1ハウジング21の筒内には、円筒状のガイド部材28が同軸に配置されている。また、第1ハウジング21内の螺子スピンドル25は、先端部25aがガイド部材28内に挿入されている。そして、スピンドルナット27は、ガイド部材28の開口端28b(図3中、右側の端部)に固定されている。また、このガイド部材28の外周には、弾性部材としての圧縮コイルバネ30が、螺子スピンドル25と隔絶されて嵌装されている。そして、この圧縮コイルバネ30は、一端が第1ハウジング21の蓋部31に当接されるとともに、他端が第2ハウジング22側のボール軸受26に当接されている。このような圧縮コイルバネ30は、バックドア3を閉動作させる際に、各支持部材10の軸長(伸縮長さ)を弾性力によって維持し、バックドア3の開位置を保持することが可能となっている。なお、本実施形態においては、ガイド部材28は円筒状を呈している。しかしながら、スピンドルナット27を開口端28bに固定できればこれに限定されず、例えば、軸方向断面が矩形または多角形の筒状部材であってもよい。
図5に示すように、第1ハウジング21の開口端21aおよびガイド部材28の開口端28aには、各開口を塞ぐように蓋部31が設けられている。この蓋部31は、第1蓋部32および第2蓋部33とによって構成されている。
第1蓋部32は、ガイド部材28の開口端28aを塞ぐように配置されている。詳述すると、第1蓋部32は、ガイド部材28の開口端28aに嵌装される嵌装部32aと、ガイド部材28の内周面と当接する嵌装部32aの外周面に設けられる嵌合溝32bと、ガイド部材28よりも大径の鍔部32cとを備えている。また、鍔部32cには、複数の連結凹部32dが設けられている。このような第1蓋部32は、嵌合溝32bの位置でガイド部材28の外周面側からカシメ加工されることによってガイド部材28に固定されている。また、第1蓋部32の軸中心には、後述する連結部材40が挿通される挿通孔32eが設けられ、さらに連結部材40と当接する第1底面32f、第2底面32g、第3底面32hを備えている。なお、本実施形態においては、第1蓋部32とガイド部材28はカシメ加工によって固定されている。しかしながら、第1蓋部32とガイド部材28が固定される態様であればこれに限定されず、例えば、接着剤による接着または溶接による固定であってもよい。
第2蓋部33は、第1ハウジング21の開口端21aとガイド部材28の開口端28aとの間に設けられている。詳述すると、第2蓋部33は、第1ハウジング21の開口端21aとガイド部材28の開口端28aとの間に嵌装されて、両開口端の間のスキを詰めるスペーサ部33aと、第1蓋部32の鍔部32cに設けられた連結凹部32dと係合するべく突出する連結凸部33bとを備えている。この連結凹部32dおよび連結凸部33bは、歯車のように噛合しており、軸方向の相対回転を相互に規制している。なお、本実施形態においては、第2蓋部33は、第2ハウジング22の内周面とスペーサ部33aの外周面との間が接着剤によって接着されて固定されている。しかしながら、第2蓋部33と第1ハウジング21が固定される態様であればこれに限定されず、第1蓋部32と同様に、第1ハウジング21の外周面側からカシメ加工によって固定されてもよい。
このような第1蓋部32、第2蓋部33によって、ガイド部材28および第1ハウジング21の相対位置が固定されている。
また、蓋部31には、連結部材40が連結されている。この連結部材40は、軸支部41とソケット42(連結部)とによって構成されている。
また、第1蓋部32の挿通孔32eには、軸支部41が挿通されている。詳述すると、軸支部41は、第1蓋部の挿通孔32eに挿通される軸部41aを備えており、軸部41aの一方端側には、挿通孔32eの孔径よりも大きいドーム状の規制部41bが設けられている。また、本実施形態においては、規制部41bと第1蓋部32の第1底面32fとの間にはワッシャ34が設けられ、連結部材40が軸回転した際に、第1底面32fと規制部41bとの間で摺動抵抗が発生することを抑制している。一方、軸部41aの他方端側には螺子部41cが設けられている。また、規制部41bと螺子部41cとの間には、フランジ部41dが第1蓋部32の第2底面32gと当接可能に設けられている。さらに、フランジ部41dと規制部41bとの間には、挿通孔32eの孔径よりも大きく設けられた第2規制部41dが、第1蓋部32の第3底面32hと当接可能に設けられている。したがって、連結部材40は、第1蓋部32の第1底面32f、第2底面32g、第3底面32hによって軸方向への移動が規制され、且つ軸回転自在に配置される。
また、軸支部41の螺子部41cには、ソケット42が螺合されて、フランジ部41dと当接して固定されている。したがって、ソケット42は、フランジ41dによって第1蓋部32の第2底面32gと隔絶して取付けられている。このソケット42は、第1蓋部32に対して軸回転自在に配置されており、バックドア3側に設けられた図示しない球状嵌合部(例えば、ボールスタッドの球頭部)に嵌合して各支持部材10の回動連結点P1を形成する(図1参照)。一方、図1および図3に併せ示すように、支持部材10の他方端側には、第2ハウジング22の開口端22aを塞ぐように配置される固定部35が設けられており、この固定部35にソケット43が固定されている。そして、ソケット42と同様に、ボデー4側に設けられた図示しない球状嵌合部に嵌合して、支持部材10の回動連結点P2を形成している。
続いて、図3および図5に基づき、支持部材10の動作を説明する。
モータ23の駆動によって螺子スピンドル25が軸回転すると、軸回転がスピンドルナット27に伝達される。すると、スピンドルナット27を固定しているガイド部材28に軸回転が伝達される。次にこの軸回転は、ガイド部材28を固定している第1蓋部32へと伝達される。さらにこの軸回転は、第1蓋部32の連結凹部32dから、連結凹部32dと係合している第2蓋部33の連結凸部33bへと伝達される。ここで、第2蓋部33は、第1ハウジング21に固定されているため、軸回転は第2蓋部33から第2ハウジング22へと伝達される。一方、第1ハウジング21の外周面は、第2ハウジング22の内周面と凸部21cおよび凹部22cによって軸回転が規制されている。したがって、螺子スピンドル25の軸回転は、スピンドルナット27、ガイド部材28、蓋部31および第1ハウジング21へと伝達されるものの、最終的に第2ハウジング22によって規制される。このとき、軸回転よって生じるねじれモーメントは、第1ハウジング21および第2ハウジング22の夫々に設けられた凹部21c、凸部22cによって、ほぼ均一に分散される。すると、螺子スピンドル25に螺合されたスピンドルナット27は、螺子スピンドル25上を軸方向へと進退を開始する。これにより、支持部材10が軸回転を規制されつつ伸縮する。したがって、支持部材10は、軸回転によって生じるねじれモーメントをボデー4およびバックドア3へ伝達しない態様で車両ドアを開閉する。ここで、連結部材40は、蓋部31によって支持部材10に対して軸回転自在に支持されている。したがって、ボデー4およびバックドア3に設けられる図示しない球状嵌合部と、ソケット42、43とを容易に取り付けることが可能である。また、ドア開閉時においても、図示しない球状嵌合部とソケット42、43との間にねじれモーメントが発生することを抑制する。
以上、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)スピンドルナット27の軸回転は、蓋部31を介して第1ハウジング21および第2ハウジング22によって規制されているため、スピンドルナット27は螺子スピンドル25の軸上を進退する。すなわち、支持部材10は、軸回転を規制しつつ第1ハウジング21と第2ハウジング22とを伸縮させることが可能となる。したがって、特許文献1のようにボデー4およびバックドア3と支持部材10との間でねじれモーメントが発生することを抑制できる。さらに蓋部31には、連結部材40が軸回転可能に支持されているため、ボデー4およびバックドア3と連結部材40との取付け角度を容易に変更できる。よって、ボデー4およびバックドア3と支持部材10との連結をより確実なものとするとともに、取付け作業性を向上させることが可能となる。
(2)軸支部41が蓋部31に回転自在に支持されるとともに、軸支部41のフランジ部41dが、蓋部31とソケット42とを隔絶するため、蓋部31とソケット42とが接触しない。したがって、ソケット42と軸支部41との螺着が緩むことを抑制できる。また、ソケット42は螺着によって着脱できるため、ボデー4およびバックドア3に設けられる連結機構に応じてソケット42を適宜変更することが可能となる。
(3)上記構成によれば、ガイド部材28は、スピンドルナット27が螺子軸上を進退することを安定してガイドする。一方、スピンドルナット27の軸回転は、ガイド部材28に伝達されるものの、ガイド部材28に固定される第1蓋部32が、第2蓋部33および第1ハウジング21へと円滑に伝達することを可能とする。さらに第1蓋部32および第2蓋部33は、支持部材10が伸縮する際に、ガイド部材28と第1ハウジング21との相対位置を保持するため、支持部材10を安定して伸縮させることが可能となる。
(4)上記構成によれば、各ハウジング21、22に設けられた凸部21cおよび凹部22cに、螺子スピンドル25の軸回転によって発生する支持部材10のねじれモーメントをほぼ均一に受承させることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、車両1のバックドア3を開閉動作させるパワーバックドア装置11に具体化したが、その他の車両用ドア開閉装置に具体化してもよい。
・上記実施形態では、連結部材40のみが軸回転可能に設けられているが、連結部材45のみを軸回転可能に設けてもよいし、連結部材40、連結部材45の夫々を軸回転可能に設けてもよい。
・上記実施形態では、連結部材40は、軸支部41とソケット42によって構成されているが、軸支部41とソケット42とを一体成形して設けてもよい。
・上記実施形態では、蓋部31は、第1蓋部32および第2蓋部33によって構成されているが、第1蓋部32と第2蓋部33とを一体成形してもよい。
1…車両、2…ドア開口部、3…バックドア、4…ボデー、10…支持部材、11…パワーバックドア装置(車両用ドア開閉装置)、21…第1ハウジング(第1筒体)、21c…凸部、22…第2ハウジング(第2筒体)、22c…凹部、23…モータ(駆動源)、23a…モータ軸、25…螺子スピンドル(螺子軸)、27…スピンドルナット(ナット部材)、28…ガイド部材、28a,28b…開口端、30…圧縮コイルバネ、31…蓋部、32…第1蓋部、32a…嵌装部、32b…嵌合溝、32c…鍔部、32d…連結凹部、32e…挿通孔、32f…第1底面、32g…第2底面、32h…第3底面、33…第2蓋部、33a…スペーサ部、33b…連結凸部、34…ワッシャ、35…固定部、40,45…連結部材、41…軸支部、41a…軸部、41b…規制部、41c…螺子部、41d…フランジ部、42,43…ソケット(連結部)、P(P1,P2)…回動連結点

Claims (4)

  1. 同心状に配置された第1筒体および第2筒体が軸回転を相互に規制しつつ軸方向に相対移動することにより伸縮長さを可変する支持部材と、
    前記支持部材の両端に設けられ、車両ドアおよびボデーに回動自在に連結される連結部材と、
    前記第2筒体に軸支されるとともに、駆動源によって回転駆動される螺子軸と、
    前記螺子軸に螺合されて、前記螺子軸の軸回転によって前記第1筒体を前記螺子軸の軸方向に進退させるナット部材と、
    前記支持部材の両端に設けられ、前記連結部材を軸回転自在に支持する蓋部と、を備える車両用ドア開閉装置。
  2. 前記連結部材は、前記蓋部に軸支される軸支部と、
    前記軸支部に螺着されて前記車両またはボデーに連結される連結部と、を備え、
    前記軸支部は、前記蓋部を挿通する軸部と、前記軸部の一方端に設けられ、前記軸部が前記支持部材から離間しないように軸方向の移動を規制する規制部と、前記軸部の他方端側に設けられ、前記蓋部および前記連結部と当接するフランジ部と、をさらに備える請求項1に記載の車両用ドア開閉装置。
  3. 前記支持部材に収容されて一端側に前記ナット部材を固定し、他端側が前記蓋部によって固定されるガイド部材を備え、
    前記蓋部は、前記ガイド部材の他端側と嵌合して固定される第1蓋部と、
    前記第1筒体と前記ガイド部材との間に介在して前記第1筒体に固定され、且つ前記第1蓋部と係合する第2蓋部と、を備える請求項1または2に記載の車両用ドア開閉装置。
  4. 前記第1筒体の外周面に設けられる複数の凸部と、
    前記第2筒体の内周面に前記凸部に対応して設けられ、前記第1筒体および第2筒体が軸回転を相互に規制しつつ軸方向に相対移動可能とする複数の凹部と、を備える請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用ドア開閉装置。
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