JP6093695B2 - 眼内レンズの設計方法及び眼内レンズ - Google Patents

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Description

本発明は、眼内レンズを患者の眼球内に挿入するための眼内レンズの設計方法及び、当該設計方法によって設計された眼内レンズに関する。
従来から、白内障等の手術においては、眼球における角膜(鞏膜)や水晶体前嚢部分などの眼組織に切開創を設け、この切開創を介して、嚢内の水晶体を摘出、除去し、その後に、水晶体に代替する眼内レンズを、前記切開創より眼内に挿入して嚢内に配置させる処置が行われている。
この眼内レンズは、手術により、患者の視度に合致した度数のものが眼球内に挿入される。もし、患者の視度と挿入された眼内レンズの度数が合致していない場合には、手術後にも患者の視力が充分に回復しない場合があるので、眼内レンズには例えば+30Dから+6Dまで度数(焦点距離)の異なる規格を有するものを揃え、最適なものを選択する必要がある。また、揃えられた全ての規格の眼内レンズにおいて、眼内レンズを挿入した後の眼球全体の収差を所望の値にする必要がある。
ここで、この眼球全体の収差と、角膜及び前房部の収差と、水晶体及び後房部の収差との間には、以下のような関係が成立する。

水晶体及び後房部の収差=眼球全体の収差−角膜及び前房部の収差・・・・・(1)

また、眼球において、水晶体を取り除き、その代わりに眼内レンズを挿入した場合には、眼球全体の収差と、角膜及び前房部の収差と、眼内レンズの収差との間には、同様に以下のような関係が成立する。

眼内レンズの収差=眼球全体の収差−角膜及び前房部の収差・・・(2)

眼内レンズの設計に際しては、この数式(2)に基づいて、眼内レンズの収差の目標値を決め、決められた収差になるように眼内レンズの形状を決める(なお、上記式における収差とは、ゼルニケ多項式で表現された波面収差である。)。しかしながら従来は、(2)式の各々の項の収差について、各要素に平行光を入射した場合の数値が用いられていた。一方、実際の使用環境においては眼内レンズには、角膜と前房部による収束光が入射する。従って、従来の方法で設計した眼内レンズを眼球内に挿入した後に、患者の眼球全体における収差を測定すると、収差の値が設定値からずれてしまっている場合があった。
特許第4536907号公報 特表2004−524072号公報 特表2004−528897号公報
本発明は、上記の従来技術の問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的は、眼内レンズの設計において、設計作業を簡略化でき、且つ、設計された眼内レンズを患者の眼球に挿入した際に眼球全体における収差をより精度よく目標値に合わせることができる技術を提供することである。
本発明においては、角膜及び前房部における収差と、眼球全体の収差の設定値より、眼内レンズの収差の目標値を導出し、眼内レンズの収差が目標値と一致するように眼内レンズの形状を決定する際に、眼内レンズの収差として、所定の収束光を入射させた場合における値を用いることを最大の特徴とする。
すなわち本発明は、角膜及び前房部の収差と、眼球全体の収差の設定値より、眼内レンズの収差の目標値を導出し、少なくとも前記眼内レンズの収差が前記目標値と一致するように前記眼内レンズの形状を決定する、眼内レンズの設計方法であって、
前記眼内レンズの収差は、該眼内レンズに所定の収束光を入射させた場合における該眼内レンズの収差とすることを特徴とする眼内レンズの設計方法である。
これによれば、実際の使用状態における眼内レンズの収差の値に基づいて眼内レンズの形状を決めることができ、実際に眼球内に挿入した際に、眼球全体の収差を設定値に精度よく一致させることができる。その結果、眼球に眼内レンズを挿入する手術により、患者の視力をより確実に、予定どおり回復させることが可能となる。
また、本発明においては、前記所定の収束光は、平行光が前記角膜及び前房部によって収束することによる収束光とするとよい。これによれば、より正確に、実際の使用状態における収差の値に基づいて眼内レンズの形状を決めることができる。
また、本発明においては、前記眼内レンズは、パワーの異なる複数の眼内レンズからなる眼内レンズ群を形成し、
該眼内レンズ群の各々の眼内レンズに対して、前記眼内レンズの収差が前記目標値と一致するように前記各々の眼内レンズの形状を決定するようにしてもよい。
ここで、前述のように、眼内レンズは、患者の視度にあった度数のものを選択可能なように、+30Dから+6Dまで度数(焦点距離)の異なる眼内レンズを複数揃えたレンズ群として設計及び製造する必要がある。従って本発明によれば、眼内レンズ群の各々の眼内レンズに対して、眼内レンズの収差が目標値と一致するように眼内レンズの形状を決定することで、患者の視度が如何なる値の場合でも、一定の収差を有する眼内レンズを挿入することができる。その結果、手術後の患者の視力のばらつきを低減し、手術の品質を均一化することができる。
また、本発明においては、前記角膜及び前房部によって収束する収束光は、前記角膜の後面から30.2mmの点で集光することを特徴とするようにしてもよい。ここで、通常の眼科用検査装置において、角膜に入射させる光束の径はφ6mmが一般的であり、平均的な人間の眼における角膜の度数は43D、角膜の球面収差は+0.28μm程度である。この条件において、角膜及び前房部によって収束する収束光は、角膜の後端面から30.2mmの点で集光することが分かっている。従って、本発明によれば、平均的な人間の眼に対応可能な眼内レンズを効率よく設計することが可能になる。
また、本発明は、上述の眼内レンズの設計方法を用いて設計された眼内レンズであってもよい。また、上述の眼内レンズの設計方法を用いて設計された眼内レンズ群であってもよい。
なお、上記した本発明の課題を解決する手段については、可能なかぎり組み合わせて用いることができる。
本発明によれば、眼内レンズの設計において、設計作業を簡略化でき、且つ、設計された眼内レンズを患者の眼球に挿入した際に眼球全体における収差を目標値により精度よく合わせることができる。
本発明の実施例における眼内レンズの概略構成を示す図である。 人間の眼球内の概略構成を示す図である。 本発明の実施例における眼内レンズ設計ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施例における眼内レンズの検査方法について説明するための図である。 本発明の実施例における疑似眼球の詳細な寸法関係について説明するための図である。 本発明の実施例における疑似眼球の他の例について示した図である。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
<実施例1>
図1は、本発明を適用する眼内レンズの一例としてスリーピース型の眼内レンズである眼内レンズ1の概略構成を示した図である。図1(a)は平面図で、より具体的には光軸前側から見た図である。図1(b)は側面図で、より具体的には光軸と垂直方向から見た図である。眼内レンズ1は、所定の屈折力を有するレンズ本体1aと、レンズ本体1aに設けられ、レンズ本体1aを眼球内で保持するためのヒゲ状の2本の支持部1b、1bとから形成されている。レンズ本体1aは可撓性の樹脂材料から形成されている。なお、本実施例におけるレンズ本体1aは、1枚のレンズで収差を低く抑えるために非球面形状を有する非球面レンズである。もちろん本発明は、レンズの球面・非球面に関わらず、また支持部とレンズ部が同じ素材で一体的に構成されるワンピース型眼内レンズをはじめ、様々な眼用レンズに応用が可能である。
この眼内レンズ1の設計を行う場合、角膜及び前房部、眼内レンズ1を含んだ眼球の組織の光学パラメータを全て入力して光学シミュレーションを行う方法もあるが、最近は、角膜及び前房部のパワー及び収差の値と、眼内レンズ1の収差の目標値を用いて効率的に設計することが行われている。
図2には、眼内レンズ1を含んだ眼球8の構造の概略図を示す。図2において、眼内レンズ1は元来の水晶体7の代わりに眼球8内に挿入される。この眼内レンズ1の使用環境としては、水中に設置されたと近似することができる。そして、角膜2、前房部3及び眼内レンズ1によって収束された光が網膜4上に収束する。また、この眼球8の各組織を光が通過する時には収差が発生するが、水中における眼内レンズ1の収差AbLと、眼球8全体の収差AbEと、角膜2及び前房部3の収差AbCとの間には、以下の関係が成立する。

AbL=AbE−AbC・・・・・・(3)

ここでAbEは、眼内レンズ1を挿入した後の眼球8全体の収差値を意味する。眼内レンズ1の設計者は、この眼球8全体の収差AbEを患者に合わせて最初に設定し、(3)式に基づいて眼内レンズ1の収差の目標値を決定する。
例えば、眼内レンズ1を患者の眼球8に挿入することで、他の部分の収差をキャンセルしたいのであれば、眼球8全体の収差AbEが0になるように、眼内レンズ1の収差の目標値を設定する。なお、角膜の収差AbCは、角膜2及び前房部3によるレンズ効果で発生した収差である。このAbCの値は、角膜2の形状を実際に計測することで取得することが可能である。例えば、角膜2および前房部3の収差AbCの代表値は+0.28μmである。この場合は、例えば眼球8全体の収差AbEを0μmにするためには、眼内レンズ1の収差AbLの目標値は、−0.28μmということになる。また、例えば、眼球8全体の収差AbEを、意識的に残し+0.24μmにするためには、眼内レンズ1の収差AbLの目標値は、−0.04μmということになる。
実際の眼内レンズ1の設計作業においては、眼内レンズ1の仮の形状を修正しながら、上記のように定めた眼内レンズ1の収差AbLが得られるまで、トライ&エラーで眼内レンズ1の形状を決定する。そして、製造後の眼内レンズ1の収差を検査する際には、上記の手法で決定された形状の眼内レンズ1を水中に固定し、また、角膜2及び前房部3相当の光学系を眼内レンズ1の前に設置し、角膜2及び前房部3相当の光学系に、無限遠からの平行光を入射して収束点における収差を測定する。そして、測定された収差とAbLの目標値との差異が基準値以内に入っているかどうかを検査する。
しかしながら、従来は、トライ&エラーで眼内レンズ1の形状を決定する際に、眼内レンズ1に平行光を入射することを想定してその収差を求め、これがAbLの目標値となるようにシミュレーションを行っていた。これに対し、実際の眼球8内の組織においては、眼内レンズ1に入射するのは平行光ではなく角膜2及び前房部3により屈折した収束光である。このために、従来の方法では、設計した眼内レンズ1を患者の眼球8に挿入した場合に眼球8全体の収差AbEが設定値に到達しない不都合が生じる場合があった。
それに対し、本実施例においては、眼内レンズ1の形状をトライ&エラーで決定するプロセスにおいて、眼内レンズ1には、角膜2及び前房部3により屈折した収束光を入射する前提でシミュレーションすることとした。これにより、実際の眼球8内により近い条件でシミュレーションすることができ、眼球8全体の収差AbEをより精度よく設定値に一致させるような眼内レンズ1の形状を決定することが可能となる。
図3には、本実施例における眼内レンズ設計ルーチンのフローチャートを示す。本ルーチンが実行されると、まず、S101において、眼内レンズ1を挿入した眼における眼底の収差(眼球8全体の収差AbE)が患者に合わせて設定される。具体的にはAbEの値は患者の眼の状況によって異なるが、例えば収差が完全にキャンセルされるよう0μmに設定する場合もあるし、意識的に収差を残す場合もある。これは、眼球8全体の収差AbEを0μmとすると、焦点深度が浅く、ピントがずれ易くなり、また、眼内レンズ1の挿入手術における偏芯の影響を受けやすいという不都合があるので、ある程度、例えば0.1〜0.3μm程度の収差を残すことで焦点深度を深くし、偏芯にも強くする方が望ましい場合があるからである。S101の処理が終了するとS102に進む。
S102においては、式(3)に基づき、眼球8全体の収差の設定値AbEと、角膜2及び前房部3の収差AbCとの差から、眼内レンズ1の収差の目標値AbL0を導出する。ここで、角膜2及び前房部3の収差AbCは、角膜2の形状を実測することにより導出される。S102の処理が終了するとS103以降のシミュレーションに進む。
S103においては、眼内レンズ1の仮形状を決定する。すなわち、トライ&エラーによって眼内レンズ1の形状を定めるための最初の形状を決定する。S103の処理が終了するとS104に進む。
S104においては、現時点での形状に基づいた眼内レンズ1に、角膜2及び前房部3により平行光が屈折した収束光を入射した場合における、眼内レンズ1の収差AbL1を演算する。この演算は、角膜2及び前房部3のパワー及び、眼内レンズ1の形状に基づいて行われる。なお、角膜2及び前房部3のパワーについては、角膜2の形状を実測することにより導出が可能である。より具体的には、角膜2及び前房部3により平行光が屈折した収束光は、例えば、角膜2の後端から30.2mmの点で集光するような収束光としてもよい。これは、平均的な角膜2及び前房部3を通過した収束光の集光点までの距離に基づく値である。S104の処理が終了するとS105に進む。
S105においては、S104で演算された眼内レンズ1の収差AbL1が、S101で設定された眼内レンズ1の収差の目標値AbL0と一致したか否かが判定される。より具体的には、例えばAbL1がAbL0±0.02μmの範囲に入っている場合には、AbL1とAbL0とが一致したと判断してもよい。もちろん、AbL1とAbL0とが一致したか否かの閾値は±0.02μmには限られない。ここで否定判定された場合にはS106に進む。一方、S105で肯定判定された場合には、S107に進む。
S106においては、S105における眼内レンズ1の収差AbL1と眼内レンズ1の収差の目標値AbL0との比較結果に基づいて、AbL1をAbL0に近づける方向に修正できるような、眼内レンズ1の形状を再度決定する。そして、S104の前に戻る。これにより、S105においてAbL1とAbL0とが一致した判断できるまで、S104〜S106の処理が繰り返し行われる。
S107においては、現時点での眼内レンズ1の形状を最終値として決定する。S107の処理が終了すると、一旦本ルーチンを終了する。
上記の眼内レンズ設計ルーチンによれば、角膜2及び前房部3のパワーと収差、眼球8全体の収差の設定値に基づいて、より簡便に眼内レンズ1の形状を決定することができる。また、眼内レンズ1の収差を演算する際には、従来のように平行光ではなく、角膜2及び前房部3によって屈折された収束光が入射することを前提として演算するので、より実際に即して眼内レンズ1を設計することができる。
また、実際に眼内レンズ1を設計、製造する際には、患者の視度にあった度数のものを選択可能なように、+30Dから+6Dまで度数(焦点距離)の異なる眼内レンズ1を複数揃えたレンズ群として設計、製造する必要がある。従って、眼内レンズ群の各々の眼内レンズ1に対して、収差が目標値と一致するように、眼内レンズ設計ルーチンで眼内レンズ1の形状を決定することで、患者の視度が如何なる値の場合でも、一定の収差を有する眼内レンズ1を提供することができる。
次に、上記の眼内レンズ設計ルーチンを用いて設計した眼内レンズ1の収差の検査方法について説明する。上述の方法で設計された眼内レンズ1は、図4に示すような、角膜及び前房部の特性に合わせて設計された角膜レンズ11と平板ガラス12とに挟まれた空間に水を満たし、水中に眼内レンズ1を固定することで、疑似眼球10を構成し、その収差を図示しない波面収差測定装置を用いて測定する。図4において、角膜レンズ11は、平均的な角膜及び前房部による収束光と同等の収束光を発生させるメニスカス非球面レンズである。
ここで、角膜レンズ11において疑似眼球10から眼内レンズ1を除いた状態での収差は波長がλ=546nmでφ6mmの平行光を入射したときに、検査対象の眼内レンズ1の収差の目標値に対して1/20以下となっている。このメニスカス非球面レンズによる角膜レンズ11と眼内レンズ1を組み合わせた状態で収差を測定することで、収束光が入射した際の眼内レンズ1の収差を測定することが可能である。なお、角膜レンズ11の収差については、必ずしも、眼内レンズ1における収差の目標値の1/20以下でなくともよい。しかしながら、角膜レンズ11の収差が、眼内レンズ1における収差の目標値の1/20より大きいような場合には、この角膜レンズ11単品の収差を別途測定しておき、疑似眼球10を用いた測定結果から角膜レンズ11単品の収差を差し引くようにする必要がある。
図5には、この疑似眼球10の寸法関係について詳細に説明する。疑似眼球10は平均的な眼球8内の光学系を再現したものである。メニスカス非球面レンズによる角膜レンズ11のパワーは43D、球面収差は+0.28μmである。また、検査に用いる光束の径はφ6mmである。そして、眼内レンズ1が装着されていない場合には、角膜レンズ11の焦点位置は、メニスカス非球面レンズの後端面から30.2mmの場所にある。これは実際の眼球8における平均的な、角膜2の後端面から網膜4までの距離に基づいて定められる値である。なお、本実施例においては、眼内レンズ設計ルーチンにおけるS104で想定した収束光が、角膜2の後端から30.2mmの点で集光することを前提としているので、平均的な角膜2及び前房部3による収束光に基づいて設計された眼内レンズ1の収差を、同じ条件で検査することができる。その結果、より精度のよい検査が可能になるとともに、検査結果を、眼内レンズ設計ルーチンによる設計により確実にフィードバックすることが可能になる。
なお、実際の人間の眼球8において、角膜2及び前房部3におけるパワー及び球面収差は様々な値を取り得る。例えば、角膜2及び前房部3におけるパワーは30D〜60D、球面収差は+0.1〜+0.5μmに分布しているとすると、上記の角膜2の後端面から焦点までの距離は17mm〜45mmの間でばらつくことになる。従って、角膜レンズ11の焦点位置は、この範囲内で適宜決定すればよい。
また、上記においては、角膜レンズ11としてメニスカス非球面レンズを用いた例について説明したが、疑似眼球11の構成はこれに限られない。例えば、図6(a)に示すように、2枚の平板ガラス13及び14に挟まれた空間を水で満たし、その中に眼内レンズ1を固定し、角膜レンズ15は、ダブレット球面レンズによって空気中に構成してもよい。また、図6(b)に示すように、2枚の平板ガラス13及び14に挟まれた空間を水で満たし、その中に眼内レンズ1を固定し、角膜レンズ16は、シングレット非球面レンズによって空気中に構成してもよい。なお、この場合には、角膜レンズ15及び16は、平板ガラス13による屈折を考慮して設計する必要がある。
なお、上記の眼内レンズ設計ルーチンで、各々の眼内レンズ1を設計した、レンズ群の各眼内レンズ1の収差を、本実施例における上記の検査方法で検査すると、各眼内レンズ1の収差は、精度よく、S102で導出したAbL0に揃っている筈である。一方、従来のように平行光が入射した場合の眼内レンズ1の収差値を用いて設計した眼内レンズ群の各眼内レンズは、上記の検査方法で検査すると、検査結果がS102で導出したAbL0から外れ、または、ばらつきが大きくなる筈である。
あるいは、上記の眼内レンズ設計ルーチンで、各々の眼内レンズ1を設計した、レンズ群の各眼内レンズ1の収差を、眼内レンズ1に平行光を入射することによって検査すると、各眼内レンズ1の収差は、S102で導出したAbL0から外れ、または、ばらつきが大きくなる筈である。一方、従来のように平行光が入射した場合の眼内レンズ1の収差値を用いて設計した眼内レンズ群の各眼内レンズに対して、平行光を入射することによって検査した場合には、検査結果のばらつきは、上記の眼内レンズ設計ルーチンで各々の眼内レンズ1を設計した場合と比較して小さくなる可能性がある。
1・・・眼内レンズ
1a・・・レンズ本体
1b・・・支持部
2・・・角膜
3・・・前房部
4・・・網膜
8・・・眼球全体
10・・・疑似眼球
11・・・角膜レンズ
12、13、14・・・平板ガラス

Claims (5)

  1. 眼球全体の収差の設定値から角膜及び前房部の収差を除いて眼内レンズの収差の目標値を導出し、
    前記角膜の焦点位置に基づいて定めた点に収束する収束光を前記眼内レンズに入射させた場合における前記眼内レンズの収差が前記目標値と一致するように前記眼内レンズの形状を決定することを特徴とする眼内レンズの設計方法。
  2. 前記眼内レンズは、パワーの異なる複数の眼内レンズからなる眼内レンズ群を形成し、
    該眼内レンズ群の各々の眼内レンズに対して、前記眼内レンズの収差が前記目標値と一致するように前記各々の眼内レンズの形状を決定することを特徴とする請求項1に記載の眼内レンズの設計方法。
  3. 前記角膜及び前房部によって収束する収束光は、前記角膜の後端面から略30mmの点で集光することを特徴とすることを特徴とする請求項またはに記載の眼内レンズの設計方法。
  4. 請求項1からのいずれか一項に記載の眼内レンズの設計方法で設計された眼内レンズ。
  5. 請求項に記載の眼内レンズの設計方法で、各々の眼内レンズが設計された眼内レンズ群。
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