JP6091088B2 - 直流安定化電源 - Google Patents

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Description

この発明は、安定化した直流電圧を出力する直流安定化電源に関し、詳しくは、バックアップ機能を持つ直流安定化電源に関する。
バックアップ機能により停電対策が施されている無停電直流安定化電源(例えば、特許文献1参照。)は、情報機器用など各種の機器に用いられている。無停電直流安定化電源の一例を図7に示す。この無停電直流安定化電源100は、交流電源201および蓄電池202の電圧から、安定化した直流電圧を直流電源として出力する。交流電源201の交流電圧は、全波整流器101で全波整流され、昇圧型力率改善回路102で直流の電圧に変換される。この後、昇圧型力率改善回路102からの電圧は、絶縁型DC/DCコンバータ103に入力される。また、蓄電池202からの直流電圧も絶縁型DC/DCコンバータ103に入力される。
絶縁型DC/DCコンバータ103では、インバータ103Aが昇圧型力率改善回路102からの直流電圧を交流電圧に変換して、高周波トランス103Cに出力する。同じように、絶縁型DC/DCコンバータ103のインバータ103Bが蓄電池202からの直流電圧を交流電圧に変換して、高周波トランス103Cに出力する。高周波トランス103Cは、インバータ103Aやインバータ103Bからの交流電圧のレベルを変換し、変換した交流電圧をコンバータ103Dに出力する。また、高周波トランス103Cは、絶縁トランスであり、無停電直流安定化電源100の入力側と出力側との間、および交流電源201と蓄電池202との間を絶縁する。コンバータ103Dは、高周波トランス103Cからの交流電圧を所定の直流電圧に変換し、この直流電圧を電源として出力する。
こうした無停電直流安定化電源100では、絶縁型DC/DCコンバータ103の高周波トランス103Cに対して、インバータ103Bを介して蓄電池202を接続する。このために、高周波トランス103Cには3次巻線が設けられている。そして、停電時に、蓄電池202からの電源供給により、出力できるようにしたものが実用に供されている。
ところで、一般的な情報機器用電源として要求される出力電力は、典型的には400W以下である。このために、無停電直流安定化電源100の高周波トランス103Cに3次巻線を設けても、高周波トランス103Cの巻線断面積を圧迫せず、実用上は十分である。
特開2005−295645号公報
しかし、先に述べた無停電直流安定化電源100には次の課題がある。無停電直流安定化電源100には、出力電力が400Wを超える場合がある。例えば、1kWの出力が必要で、かつ入力電圧が蓄電池202の典型的な定格電圧24Vしか得られない場合、停電時の直流入力電流は極めて大きくなり、典型的には50Aを超える。その電流を流すため、絶縁型DC/DCコンバータ103の高周波トランス103Cの3次巻線であって、インバータ103Bが接続されている3次巻線の巻線断面積が大きくなる。このため、高周波トランス103Cが大型化し、通常運転時に重要な、1次−2次巻線間の磁気結合を低下させる弊害を引き起こす。この結果、高性能なバックアップ機能付き直流安定化電源を実現できないという欠点があった。
この改善策として、大出力の一般的な無停電電源装置では、商用交流入力を直流に変換するコンバータの出力に、充電器を介して専用の高電圧の蓄電池を接続する。そして、停電時には、その蓄電池からエネルギーを供給する構成をとる。こうした方式によれば、蓄電池の充電電圧が高電圧なため、大出力でも蓄電池の充放電電流は小さくなり、効果的である。
しかし、この方式は、充電電圧が高電圧な蓄電池を、その無停電電源装置で占有できる場合に限られている。蓄電池の出力を他の機器と共有しなければならないような場合、例えば船舶用の無停電電源装置である場合、汎用的な24Vといった低電圧しか得られないのが一般であり、かつ、安全のために蓄電池の出力は商用交流入力から絶縁されている必要がある。このため、この方式を採用するのは一般的に困難である。
この発明の目的は、前記の課題を解決し、蓄電池を商用交流入力から絶縁し、かつ大電力を出力する高効率なバックアップ機能付きの直流安定化電源を提供することにある。
前記の課題を解決するために、請求項1の発明は、交流電源からの交流電圧を整流する整流器と、蓄電池からの直流電圧を昇圧して非安定化電圧として出力すると共に、当該非安定化絶縁型DC/DCコンバータの入力側と出力側とを絶縁する非安定化絶縁型DC/DCコンバータと、前記整流器の出力側および前記非安定化絶縁型DC/DCコンバータの出力側に接続され、前記整流器からの整流された電圧または前記非安定化絶縁型DC/DCコンバータからの非安定化電圧を入力電圧とし、この入力電圧と入力電流との力率改善をすると共にこの入力電圧を安定化して所定の一定電圧を出力する力率改善回路と、前記力率改善回路の出力側に接続され、前記力率改善回路からの所定の一定電圧の大きさを変換して、所望の安定化直流電圧を出力電圧とすると共に、前記力率改善回路と当該絶縁型DC/DCコンバータの出力側とを絶縁する絶縁型DC/DCコンバータと、を備え安定化された所望の安定化直流電圧を出力する直流安定化電源であって、前記交流電源の電圧が所定のレベルより下がると、前記非安定化絶縁型DC/DCコンバータを起動前記力率改善回路は、昇圧用のコイルと、前記コイルの電流を断続するスイッチ素子と、を備え、前記入力電圧を分圧した入力分圧電圧と、当該力率改善回路が出力する所定の一定電圧を分圧した出力分圧電圧と、前記コイルの電流、またはそれに相当する電流とを基に前記スイッチ素子の断続を制御して力率改善と安定化とを行い、前記非安定化絶縁型DC/DCコンバータが起動したときに、前記入力電圧を分圧するための分圧比を切り替えて、入力分圧電圧を上げる、ことを特徴とする直流安定化電源である。
請求項1の発明では、整流器と非安定化絶縁型DC/DCコンバータと力率改善回路と絶縁型DC/DCコンバータとを、直流安定化電源が備えている。そして、交流電源の電圧が所定のレベルより下がると、直流安定化電源は、非安定化絶縁型DC/DCコンバータを起動して、蓄電池から安定化された所望の安定化直流電圧を出力する。こうした直流安定化電源では、整流器が交流電源からの交流電圧を整流し、非安定化絶縁型DC/DCコンバータが蓄電池からの直流電圧を昇圧して非安定化電圧として出力する。同時に、非安定化絶縁型DC/DCコンバータが蓄電池側と整流器側とを絶縁する。力率改善回路は、整流器からの整流された電圧、または非安定化絶縁型DC/DCコンバータからの非安定化電圧を入力電圧とし、この入力電圧と入力電流との力率改善をすると共にこの入力電圧を安定化して所定の一定電圧を出力する。絶縁型DC/DCコンバータは、力率改善回路からの所定の一定電圧の大きさを変換して、所望の安定化直流電圧を出力電圧とする。同時に、絶縁型DC/DCコンバータは、力率改善回路と出力側とを絶縁する。
請求項の発明は、交流電源からの交流電圧を整流する整流器と、蓄電池からの直流電圧を昇圧して非安定化電圧として出力すると共に、当該非安定化絶縁型DC/DCコンバータの入力側と出力側とを絶縁する非安定化絶縁型DC/DCコンバータと、前記整流器の出力側および前記非安定化絶縁型DC/DCコンバータの出力側に接続され、前記整流器からの整流された電圧または前記非安定化絶縁型DC/DCコンバータからの非安定化電圧を入力電圧とし、この入力電圧と入力電流との力率改善をすると共にこの入力電圧を安定化して所定の一定電圧を出力する力率改善回路と、前記力率改善回路の出力側に接続され、前記力率改善回路からの所定の一定電圧の大きさを変換して、所望の安定化直流電圧を出力電圧とすると共に、前記力率改善回路と当該絶縁型DC/DCコンバータの出力側とを絶縁する絶縁型DC/DCコンバータと、を備えて、安定化された所望の安定化直流電圧を出力する直流安定化電源であって、前記交流電源の電圧が所定のレベルより下がると、前記非安定化絶縁型DC/DCコンバータを起動し、前記力率改善回路は、昇圧用のコイルと、前記コイルの電流を断続するスイッチ素子と、前記入力電圧を分圧した入力分圧電圧と、当該力率改善回路が出力する所定の一定電圧を分圧した出力分圧電圧の所定の基準電圧に対する誤差電圧と、前記入力電圧の実効値の二乗に比例するよう制御されると共に力率改善に係る係数の逆数を乗算し、乗算結果を電流出力とする乗算器と、を備え、前記乗算器からの前記電流出力を変換した電圧と、前記コイルの電流、またはそれに相当する電流とを基に前記スイッチ素子の断続を制御して力率改善と安定化とを行い、前記非安定化絶縁型DC/DCコンバータが起動したときに、前記乗算器からの前記電流出力を電圧に変換する比率を切り替えて、この電圧を上げる、ことを特徴とする直流安定化電源である
請求項の発明は、交流電源からの交流電圧を整流する整流器と、蓄電池からの直流電圧を昇圧して非安定化電圧として出力すると共に、当該非安定化絶縁型DC/DCコンバータの入力側と出力側とを絶縁する非安定化絶縁型DC/DCコンバータと、前記整流器の出力側および前記非安定化絶縁型DC/DCコンバータの出力側に接続され、前記整流器からの整流された電圧または前記非安定化絶縁型DC/DCコンバータからの非安定化電圧を入力電圧とし、この入力電圧と入力電流との力率改善をすると共にこの入力電圧を安定化して所定の一定電圧を出力する力率改善回路と、前記力率改善回路の出力側に接続され、前記力率改善回路からの所定の一定電圧の大きさを変換して、所望の安定化直流電圧を出力電圧とすると共に、前記力率改善回路と当該絶縁型DC/DCコンバータの出力側とを絶縁する絶縁型DC/DCコンバータと、を備えて、安定化された所望の安定化直流電圧を出力する直流安定化電源であって、前記交流電源の電圧が所定のレベルより下がると、前記非安定化絶縁型DC/DCコンバータを起動し、前記力率改善回路は、昇圧用のコイルと、前記コイルの電流を断続するスイッチ素子と、前記入力電圧を分圧した第1の入力分圧電圧の2乗に逆比例する演算を行う演算部と、前記演算部の演算結果と、前記入力電圧を分圧した第2の入力分圧電圧と、当該力率改善回路が出力する所定の一定電圧を分圧した出力分圧電圧の所定の基準電圧に対する誤差電圧を乗算し、乗算結果を電流出力とする乗算器と、を備え、前記乗算器からの前記電流出力を変換した電圧と、前記コイルの電流、またはそれに相当する電流とを基に前記スイッチ素子の断続を制御して力率改善と安定化とを行い、前記非安定化絶縁型DC/DCコンバータが起動したときに、前記第1の入力電圧を分圧するための分圧比を切り替えて、前記第1の入力分圧電圧を下げる、ことを特徴とする直流安定化電源である
請求項1の発明によれば、蓄電池用に非安定化絶縁型DC/DCコンバータを設けたので、低圧で高電流である蓄電池の出力を高圧の出力に変換し、かつ、蓄電池を交流電源から絶縁することができる。また、請求項1の発明によれば、昇圧型力率改善回路と絶縁型DC/DCコンバータとを設けたので、非安定化絶縁型DC/DCコンバータまたは整流器が出力する非安定化電圧から、高い出力電力で効率的な安定化直流電圧を得ることができる。
また、請求項の発明によれば、入力分圧電圧と出力分圧電圧と電流とを基に力率改善と安定化とを行うので、所望の安定化直流電圧を得ることができる。
さらに、請求項の発明によれば、非安定化絶縁型DC/DCコンバータが起動して力率改善回路に対する入力電圧が低下したときに、入力電圧を分圧するための分圧比を切り替えて、入力分圧電圧を上げる。これにより、非安定化絶縁型DC/DCコンバータの出力電圧が低下しても、非安定化絶縁型DC/DCコンバータの後段である力率改善回路では、入力分圧電圧が上昇するので、非安定化絶縁型DC/DCコンバータの動作以前と同様の高い出力電力で効率的な安定化直流電圧を得ることを可能にする。
また、請求項の発明によれば、非安定化絶縁型DC/DCコンバータが起動して力率改善回路に対する入力電圧が低下したときに、乗算器からの電流出力を電圧に変換する比率を切り替える。これにより、非安定化絶縁型DC/DCコンバータの出力電圧が低下しても、非安定化絶縁型DC/DCコンバータの後段である力率改善回路では、乗算器からの電流出力が変換された電圧が上がるので、非安定化絶縁型DC/DCコンバータの動作以前と同様の高い出力電力で効率的な安定化直流電圧を得ることを可能にする。
さらに、請求項の発明によれば、非安定化絶縁型DC/DCコンバータが起動して力率改善回路に対する入力電圧が低下したときに、第1の入力電圧を分圧するための分圧比を切り替える。これにより、非安定化絶縁型DC/DCコンバータの出力電圧が低下しても、非安定化絶縁型DC/DCコンバータの後段である力率改善回路では、第1の入力分圧電圧が下がり、乗算器からの電流出力が変換された電圧が上がるので、非安定化絶縁型DC/DCコンバータの動作以前と同様の高い出力電力で効率的な安定化直流電圧を得ることを可能にする。
この発明の実施の形態1による直流安定化電源を示す構成図である。 非安定化絶縁型DC/DCコンバータの具体例を示す構成図である。 昇圧型力率改善回路の基本的構成を示す構成図である。 昇圧型力率改善回路の具体例を示す構成図である。 実施の形態2で用いられる昇圧型力率改善回路の具体例を示す構成図である。 実施の形態3で用いられる昇圧型力率改善回路の具体例を示す構成図である。 従来の無停電直流安定化電源を示す構成図である。
次に、この発明の各実施の形態について、図面を用いて詳しく説明する。
(実施の形態1)
この実施の形態による直流安定化電源を図1に示す。なお、この実施の形態では、先に説明した図7と同一もしくは同一と見なされる構成要素には、それと同じ参照符号を付けて、その説明を省略する。この実施の形態による直流安定化電源1は、交流電源201および蓄電池202から、安定化した所望の安定化直流電圧を直流電源として出力する。このために、直流安定化電源1は、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10と、全波整流器20と、昇圧型力率改善回路30と、絶縁型DC/DCコンバータ40とを備えている。直流安定化電源1は、交流電源201の入力電圧が所定のレベルより下がれば、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10を起動する。
非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10は、交流電源201が所定の電圧を下回った場合に起動される。つまり、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10は、交流電源201が異常になった場合に動作する。そして、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10は、蓄電池202の直流電圧を昇圧し、この昇圧した直流電圧を出力する。このために、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10は、インバータ11と、高周波トランス12と、コンバータ13とを備えている。インバータ11は、DC/ACインバータであり、蓄電池202の直流電圧を交流電圧に変換する。高周波トランス12は、昇圧型の絶縁トランスであり、高周波トランス12の2次側が1次側から絶縁されている。そして、高周波トランス12は、インバータ11からの1次側の交流電圧を昇圧して、2次側から出力する。コンバータ13は、AC/DCコンバータであり、高周波トランス12の2次側からの交流電圧を直流電圧に変換する。
こうした非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10の具体例を図2に示す。非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10の入力端子10a、10bには蓄電池202の直流電圧が加えられている。また、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10は、電圧レベルを変換した直流電圧を出力端子10c、10dから出力する。
非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10のインバータ11は、スイッチング素子11a〜11dと、増幅器11e〜11hと、パルス発生器11iと、コンデンサ11jとを備えている。
パルス発生器11iは、一定の時比率のパルス信号、典型的には時比率50%のパルス信号11ia、11ibを、スイッチング素子11a〜11dに出力している。パルス発生器11iが出力するパルス信号11ia、11ibの位相は180°ずれている。
増幅器11e、11hは、パルス発生器11iからのパルス信号11ibを増幅して、スイッチング素子11a、11dに出力する。同じように、増幅器11f、11gは、パルス発生器11iからのパルス信号11iaを増幅して、スイッチング素子11b、11cに出力する。
スイッチング素子11a、11dは、増幅器11e、11hを経た、パルス発生器11iからのパルス信号11ibでオン・オフする。同じように、スイッチング素子11b、11cは、増幅器11f、11gを経た、パルス発生器11iからのパルス信号11iaでオン・オフする。スイッチング素子11a、11cが直列に接続された直列回路が入力端子10a、10b間に接続されている。同じように、スイッチング素子11b、11dが直列に接続された直列回路が入力端子10a、10b間に接続されている。さらに、スイッチング素子11a、11cの接続点が高周波トランス12の1次側巻線12aの一端に接続され、スイッチング素子11b、11dの接続点が高周波トランス12の1次側巻線12aの他端に接続されている。なお、入力端子10a、10b間には、雑音除去等のためにコンデンサ11jが接続されている。
こうした非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10では、パルス発生器11iが一定の時比率のパルス信号、典型的には時比率50%のパルス信号11ia、11ibを出力しており、その位相は180°ずれている。パルス発生器11iは、パルス信号11ia、11ibにより、スイッチング素子11a、11dとスイッチング素子11b、11cとを交互にスイッチングしている。蓄電池202からの直流電圧は、スイッチング素子11a〜11dにより、時比率50%の方形波に変換され、高周波トランス12の1次側巻線12aに印加される。
高周波トランス12は、先に述べたように、昇圧型の絶縁トランスである。高周波トランス12の1次側巻線12aに、交流電圧が加えられると、高周波トランス12は、1次側巻線12aと2次側巻線12bとの巻線比、つまり、高周波トランス5の巻線比に応じた方形波を2次側巻線12bに発生する。
コンバータ13は、先に述べたように、AC/DCコンバータであり、高周波トランス12の2次側巻線12bからの交流電圧を直流電圧に変換する。このために、コンバータ13は、整流ダイオード13a、13bと、コイル13cと、コンデンサ13dとを備えている。整流ダイオード13a、13bは、高周波トランス12の2次側巻線12bからの交流電圧を全波整流する整流器を形成する。コイル13cとコンデンサ13dとは、平滑用のフィルタ回路を形成している。そして、コイル13cに加えられた全波整流波形の電圧を直流電圧に変換し、変換した直流電圧を出力端子10c、10dに送る。
このように、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10は、高周波トランス12の1次側巻線12aに、パルス幅一定の高周波パルス電圧を発生させるインバータ11と、高周波トランス12の2次側巻線12bの高周波パルス電圧を直流に変換するコンバータ13とを備えている構成である。こうした構成の非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10は、フィードバックを行わないので、入力端子10a、10bに加えられた直流電圧を昇圧した直流電圧、つまり安定化されていない非安定化電圧を、出力端子10c、10dから昇圧型力率改善回路30に出力する。
全波整流器20は、交流電源201からの交流電圧を全波整流する。全波整流器20は、全波整流した電圧を昇圧型力率改善回路30に出力する。
昇圧型力率改善回路30は、入力電流を入力電圧に比例させる制御つまり入力電力の力率改善を行い、かつ、出力電圧の安定化を行う。つまり、昇圧型力率改善回路30は、全波整流器20からの整流電圧または非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10からの非安定化電圧から、安定化した直流電圧つまり所定の一定電圧を、高い電力で常に出力する。こうした昇圧型力率改善回路30の基本的な構成を図3に示す。図3の昇圧型力率改善回路30は、分圧器31、38と、コンデンサ32、37と、コイル33と、電流検出器34と、スイッチ素子35と、ダイオード36と、制御部39とを備えている。
昇圧型力率改善回路30のコンデンサ32は、スイッチ素子35のオン・オフによって発生した高周波電流を平滑する。コイル33は、スイッチ素子35と共に入力電圧を昇圧する昇圧用のコイルである。コイル33の一端には、入力電圧のプラス側が加えられている。スイッチ素子35は、コイル33に流れる電流(以下、「コイル電流」という)をスイッチング(断続)するためのスイッチング動作を行う電界効果トランジスタであり、ローレベルのゲート電圧つまり制御電圧でオフになり、ハイレベルの制御電圧でオンになる。スイッチ素子35は、オンになると、コイル33の他端を、入力電圧のマイナス側に接続する。これにより、スイッチ素子35は、入力電圧による電気的なエネルギーをコイル33に蓄積させる。つまり、スイッチ素子35は、オンである時間が長くなると、多くの電気的なエネルギーをコイル33に蓄積させる。この後、スイッチ素子35は、ローレベルの制御電圧でオフになると、コイル33に蓄積されている電気的なエネルギーを、ダイオード36を経てコンデンサ37に蓄える。このとき、コンデンサ37に蓄えられた電気的なエネルギーによる電圧は、入力電圧に対して、コイル33に蓄えられた電気的なエネルギーによる電圧を加えた値となる。なお、ダイオード36は、スイッチ素子35がオンになったときに、コンデンサ37に蓄えられた電気的なエネルギーがマイナス側に逆流することを防いでいる。コンデンサ37は、蓄えた電気的なエネルギーによる電圧を、出力電圧として出力する。
分圧器31は、全波整流器20または非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10からの入力電圧を分圧し、入力分圧電圧として制御部39に送る。このとき、分圧器31は、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10が起動されて、蓄電池202からの電圧が加えられているときには、交流電源201からの電圧が加えられているときの入力分圧電圧に比べて高い値の入力分圧電圧を生成し、この入力分圧電圧を制御部39に送る。電流検出器34は、コイル33のマイナス側の電流、つまりコイル電流に相当する電流を検出し、電流対応電圧として制御部39に送る。分圧器38は、コンデンサ37による出力電圧を分圧し、出力分圧電圧として制御部39に送る。
制御部39は、スイッチ素子35のオン・オフのタイミングを制御するものである。つまり、制御部39は、分圧器31からの入力分圧電圧と、電流検出器34からの電流対応電圧と、分圧器38からの出力分圧電圧とにより、出力電圧を所定値に保ち、かつ入力電流が入力電圧に比例するための制御電圧を生成する。具体的には、制御部39は、制御電圧をパルス信号で生成し、出力電圧を一定に、かつ入力電流が入力電圧に比例するように、パルス信号の時比率を変えて、スイッチ素子35のオン時間を制御している。
こうした構成の昇圧型力率改善回路30の具体例を図4に示す。図4の昇圧型力率改善回路30では、抵抗31a、31b、31dとスイッチ31cとで分圧器31を形成し、抵抗34aで電流検出器34を形成し、抵抗38a、38bで分圧器38を形成している。また、基準電圧発生器39aと、誤差増幅器39b、39fと、乗算器39cと、抵抗39dと、増幅器39e、39iと、発振器39gと、比較器39hとで制御部39を形成している。
分圧器31の抵抗31a、31bは、入力電圧を分圧し、分圧した入力電圧を入力分圧電圧として制御部39に送る。分圧器31のスイッチ31cは、抵抗31bに対して抵抗31dを並列に接続するかどうかを切り替える。つまり、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10が起動されていないときには、スイッチ31cはオンになり、抵抗31a、31bによる分圧比を大きくする。これにより、交流電源201の使用時の入力分圧電圧を生成する。また、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10が起動されたときには、スイッチ31cはオフになり、抵抗31a、31bによる分圧比を小さくする。これにより、交流電源201の使用時に比べて値の大きな入力分圧電圧を生成する。つまり、分圧器31は、直流安定化電源1に入力される交流電源201や蓄電池202に応じて、分圧比を切り替えて入力分圧電圧を生成する。
電流検出器34の抵抗34aは、コイル電流に相当する電流、つまりコイル電流に比例する電圧を発生し、発生した電圧を電流対応電圧として制御部39に送る。つまり、電流検出器34は、コイル電流のフィードフォワードを行う。なお、この実施の形態では、抵抗34aでコイル電流を検出しているが、この他にも、コイル電流が戻るルートに電流検出抵抗を入れて測定する方法や、スイッチ素子35の電流を測定し、その信号を合成してコイル電流を得る方法など、各種の検出方法がある。
分圧器38の抵抗38a、38bは、出力電圧を分圧し、分圧した出力電圧を出力分圧電圧として制御部39に送る。つまり、分圧器38は、分圧した出力電圧のフィードバックを行う。
制御部39の基準電圧発生器39aは、出力電圧を決定するための基準となる基準電圧Vrefを発生する。
誤差増幅器39bは、分圧器38の出力分圧電圧と、基準電圧発生器39aの基準電圧Vrefとを比較し、比較結果に応じた誤差電圧を出力する。出力分圧電圧と基準電圧Vrefとの差が無い場合、つまり、出力電圧が所望の安定化直流電圧である場合には、誤差増幅器39bはゼロ電圧の誤差電圧を出力し、例えば所望の安定化直流電圧に比べて出力電圧が下がった場合には、プラスの誤差電圧を出力する。
乗算器39cは、X端子とY端子を持ち、分圧器31からの入力分圧電圧をX端子への入力とし、誤差増幅器39bからの誤差電圧をY端子への入力とする。乗算器39cは、X端子の入力分圧電圧を値Xとし、Y端子の出力分圧電圧を値Yとする。また、乗算器39cは、力率改善に係る係数kvffを使用する。係数kvffは、一般的に、入力電圧の実効値の二乗に比例するよう制御されるが、その値は力率改善をするために最適化されている。そして、乗算器39cは、次の乗算を行う。
XY(1/kvff)
この後、乗算器39cは、乗算結果に対応する大きさの電流を流す。出力電圧が所望の安定化直流電圧である場合には、乗算器39cは、所定の大きさの電流(所定電流)を流し、例えば所望の安定化直流電圧に比べて出力電圧が下がった場合には、所定電流に比べて大きな電流を流す。また、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10が起動された場合には、入力分圧電圧による値Xが大きくなり、乗算器39cは所定電流に比べて大きな電流を流す。
抵抗39dは、乗算器39cからの電流に応じた電圧を発生する。出力電圧が所望の安定化直流電圧である場合には、抵抗39dは、所定電流による所定電圧を発生し、例えば所望の安定化直流電圧に比べて出力電圧が下がった場合には、所定電圧に比べて大きな電圧を発生する。また、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10が起動された場合には、抵抗39dは、所定電圧に比べて大きな電圧を発生する。
増幅器39eは、抵抗34aが発生した電流対応電圧を増幅して増幅器39eに送る。
誤差増幅器39fは、抵抗39dに発生した電圧を基準として、増幅器39eの出力、つまり電流対応電圧に応じたレベル電圧を生成する。出力電圧が所望の安定化直流電圧である場合には、誤差増幅器39fは、所定レベルの電圧を発生し、例えば所望の安定化直流電圧に比べて出力電圧が下がった場合には、抵抗39dによる基準電圧が上昇するので、所定レベルの電圧に比べて大きな電圧を発生する。また、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10が起動された場合には、抵抗39dによる電圧が上昇するので、誤差増幅器39fは、所定レベルの電圧に比べて大きな電圧を発生する。さらに、コイル電流が増加すると、増幅器39eからの電流対応電圧が増加するので、所定レベルの電圧に比べて小さな電圧を発生する。
発振器39gは鋸歯状の電圧を発振し、発振した鋸歯状波電圧を比較器39hに送る。
比較器39hは、X端子とY端子とを持ち、誤差増幅器39fからの電圧をX端子への入力とし、発振器39gからの鋸歯状波電圧をY端子への入力とする。比較器39hは、X端子の入力分圧電圧を値Xとし、Y端子の鋸歯状波電圧の大きさを値Yとする。そして、比較器39hは、
X>Y
である場合に、ハイレベルの制御電圧を生成する。出力電圧が所望の安定化直流電圧である場合には、比較器39hは、所定時間、ハイレベルである制御電圧を生成し、例えば所望の安定化直流電圧に比べて出力電圧が下がった場合には、誤差増幅器39fが所定レベルの電圧に比べて大きな電圧を発生するので、所定時間より長い間、ハイレベルが続く制御電圧を生成する。また、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10が起動された場合には、誤差増幅器39fが所定レベルの電圧に比べて大きな電圧を発生するので、所定時間より長い間、ハイレベルが続く制御電圧を生成する。さらに、コイル電流が増加すると、誤差増幅器39fが所定レベルの電圧に比べて小さな電圧を発生するので、所定時間より短い間、ハイレベルが続く制御電圧を生成する。
増幅器39iは、比較器39hが出力する制御電圧を増幅してスイッチ素子35のゲートに出力する。
このように、昇圧型力率改善回路30は、入力電圧を分圧した信号と、出力電圧の誤差増幅器39bの出力と係数を乗算し、乗算結果を電流で出力する乗算器39cと、電流出力を電圧に変換する比率を切り替える機能を備えている構成である。こうした構成の昇圧型力率改善回路30は、全波整流器20または非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10からの直流電圧から、パルス幅制御によるスイッチ素子35のオン・オフを制御することにより、所定の一定電圧を出力する。
絶縁型DC/DCコンバータ40は、昇圧型力率改善回路30から出力される所定の一定電圧のレベルを変換し、所望の安定化直流電圧を出力する。このために、絶縁型DC/DCコンバータ40は、インバータ41と、高周波トランス42と、コンバータ43とを備えている。インバータ41は、DC/ACインバータであり、昇圧型力率改善回路30からの所定の一定電圧を交流電圧に変換する。高周波トランス42は絶縁トランスであり、高周波トランス42の2次側が1次側から絶縁されている。そして、高周波トランス42は、インバータ41からの1次側の交流電圧を変圧して、2次側から出力する。コンバータ43は、AC/DCコンバータであり、高周波トランス42の2次側からの交流電圧を直流電圧に変換する。そして、コンバータ43は、変換した直流電圧を、所望の安定化直流電圧として出力する。
次に、この実施の形態による直流安定化電源の作用について説明する。直流安定化電源1の通常運転時は、交流電源201の正弦波入力電圧を、全波整流器20で全波整流し、昇圧型力率改善回路30で、入力電力の力率を改善しつつ、典型的にはDC380Vに昇圧安定化する。交流電源の入力電圧がAC220Vであり、絶縁型DC/DCコンバータ40の出力が1kWである場合、昇圧型力率改善回路30の入力電流は、典型的には5Armsである。その昇圧型力率改善回路30の出力を入力として、絶縁型DC/DCコンバータ40で、所望の安定化直流電圧を得る。
交流電源201が所定の電圧を下回った場合、直流安定化電源1は非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10を起動する。非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10は、蓄電池202の直流電圧、典型的にはDC24VをDC192Vに絶縁昇圧する。非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10の出力が1kWである場合、典型的には52Aの入力電流が非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10に流れ込む。
非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10のパルス発生器11iは、一定の時比率のパルス信号、典型的には時比率50%のパルス信号11ia、11ibを出力しており、その位相は180度ずれている。蓄電池202からの直流電圧は、パルス信号11ia、11ibにより交互にスイッチングしているスイッチング素子11a〜11dにより、時比率50%の方形波に変換され、高周波トランス12の1次側巻線12aに印加される。高周波トランス12の2次側巻線12bには、高周波トランス12の巻線比に応じた方形波が出力され、整流ダイオード13a、13bにより直流に整流される。蓄電池202の入力電圧によらずパルス信号11ia、11ibの時比率は一定のため、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10の出力は、蓄電池202の直流電圧が変化すると、その電圧にほぼ比例して変化する。入力電圧が低く、入力電流が大きいために、高周波トランス12で生じる損失は鉄損より銅損が支配的になるが、蓄電池202の専用としたために、導体断面積を十分に確保することが可能なこと、巻線間結合を良好に保つことができることから、高周波トランス12、および非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10で生じる損失を最小にできる。なお、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10の具体的な例として、フルブリッジ方式で示したが、電圧を絶縁昇圧することができるのであれば、他の方式でもよく、例えばハーフブリッジ方式、フォワード方式、フライバック方式とすることができる。
このような方式としたため、蓄電池202の電圧が24Vと低く、52Aの大電流入力であっても、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10が蓄電池202の出力を交流電源系から絶縁しつつ、かつ大電力を供給することが可能となる。
こうして、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10により絶縁昇圧され、出力DC192V、電流5.8Aが昇圧型力率改善回路30に入力される。昇圧型力率改善回路30は、その回路構成がDC380Vを安定化出力する昇圧チョッパーなので、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10の出力を、DC380V、2.8Aに安定化することができる。
つまり、昇圧型力率改善回路30では、入力電流を入力電圧に比例させると共に、その出力電圧を安定化するために、内部に乗算器39cを備えている。乗算器39cでは、出力電圧の誤差増幅器39bの出力と、入力電圧の振幅信号を表す分圧器31の出力と、係数1/kvffとを乗算する。係数kvffは、一般的に、入力電圧の実効値の二乗に比例するよう制御され、その値は力率改善をするために最適化されている。しかし、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10の出力を昇圧する場合には、係数kvffが最適であるとは限らない。
具体的には、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10の出力電圧が低い場合、乗算器39cのX端子の入力電圧となる分圧器31の出力が小さくなるために、乗算器39cの出力が小さくなる。この結果、誤差増幅器39fの基準が小さいために、所望の出力(所望の安定化直流電圧)が得られない場合がある。これに対処するため、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10の出力電圧を昇圧する時は、スイッチ31cを開いて分圧器31の分圧比を切り替え、分圧器31の出力を大きくするのが好適である。本質的には、直流電圧昇圧時に分圧器31の出力を大きくするように分圧比を切り替える方法なので、その切り替え方法は本実施例で示した方法以外でも可能であることは言うまでもない。
こうした昇圧型力率改善回路30の出力を入力として、絶縁型DC/DCコンバータ40で、所望の安定化直流電圧を得る。この時、絶縁型DC/DCコンバータ40の高周波トランス42には、蓄電池202による入力電流を流すための3次巻線を設ける必要がないため、本来の出力を得るのに必要なトランスの大きさとすることができ、小型化できる。
こうして、この実施の形態によれば、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10の高周波トランス12に大電流を流す3次巻線を設ける必要がなくなり、その出力を得るのに好適な、より小型の高周波トランスを使用することができる。また蓄電池202の電源入力を絶縁昇圧するのに、固定時比率の非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10と昇圧型力率改善回路30を組み合わせたため、蓄電池202の出力電圧が低く、他の機器が蓄電池202の出力を使用している場合でも、安全でかつ高効率なバックアップ機能付き直流安定化電源を実現できる。
また、この実施の形態によれば、昇圧型力率改善回路30と絶縁型DC/DCコンバータ40とを用い、かつ、蓄電池202を用いるときには、昇圧型力率改善回路30のスイッチ31cを開いて、分圧器31の分圧比を切り替えることにより、乗算器39cに入力される信号レベルを上げて、十分な電力を出すことができる。つまり、蓄電池202の使用により、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10の出力が低くても、乗算器39cの出力電流で抵抗39dに発生する電圧を上げて、大きな電力を出すことにより、昇圧型力率改善回路30が正常に動作する。この結果、蓄電池202を使用しても、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10からの出力を安定化し、所望の安定化直流電圧を得ることができる。
(実施の形態2)
この実施の形態による直流安定化電源では、昇圧型力率改善回路30の分圧器31と制御部39とを次のようにしている。なお、この実施の形態では、先に説明した実施の形態1の直流安定化電源1と同一もしくは同一と見なされる構成要素には、それと同じ参照符号を付けて、その説明を省略する。図5に示すように、この実施の形態による昇圧型力率改善回路30の分圧器31では、実施の形態1で設けられていたスイッチ31cと抵抗31dとが省略されている。
また、この実施の形態による制御部39では、スイッチ39jと抵抗39kとが設けられている。スイッチ39jと抵抗39kとは直列に接続され、スイッチ39jと抵抗39kとの直列回路が抵抗39dに対して並列に接続されている。スイッチ39jは、抵抗31dに対して抵抗39kを並列に接続するかどうかを切り替える。つまり、交流電源201が正常であるときには、スイッチ31cはオンになり、抵抗31dと抵抗39kによる合成抵抗で、誤差増幅器39fが用いる基準電圧を生成する。また、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10が起動されたときには、スイッチ31cはオフになり、抵抗31dと抵抗39kによる合成抵抗に比べて高い値の抵抗39dにより、大きな値の基準電圧を生成する。つまり、直流安定化電源1で使用される交流電源201や蓄電池202に応じて、誤差増幅器39fに用いられる基準電圧を生成する。
次に、この実施の形態による直流安定化電源の作用について説明する。先の実施の形態で述べたように、昇圧型力率改善回路30は、入力電流を入力電圧に比例させると共に、その出力電圧を安定化するために、内部に乗算器39cを備えている。乗算器39cでは、出力電圧の誤差増幅器39bの出力と、入力電圧の振幅信号を表す分圧器31の出力、および係数1/kvffを乗算する。また、乗算器39cは電流出力が一般であり、抵抗39dにより乗算器39cの出力の振幅を変えることが可能となっている。係数kvffは、一般的に入力電圧の実効値の二乗に比例するよう制御され、その値は力率改善をするために最適化されている。しかし、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10の出力を昇圧する場合、係数1/kvffが最適であるとは限らない。
具体的には、昇圧型力率改善回路30への入力電圧が低い場合、乗算器39cのX端子の入力電圧となる分圧器31の出力が小さくなるために、誤差増幅器39fの基準となる乗算器39cの出力が小さくなって、所望の安定化直流電圧が得られない場合がある。これに対処するため、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10の出力電圧を昇圧する時は、スイッチ39jを開いて、抵抗39dの抵抗値を大きくする。これにより、乗算器39cの出力を大きくして、誤差増幅器39fの基準信号の振幅を大きくするのが好適である。本質的には、直流電圧昇圧時に誤差増幅器39fの基準値を大きくする方法なので、その方法は本実施例で示した方法以外でも可能であることは言うまでもない。
この実施の形態によれば、入力電圧を分圧した信号と、出力電圧の誤差増幅器出力と係数を乗算し、乗算結果を電流で出力する乗算器39cと、電流出力とを電圧に変換する比率を切り替える機能とを備えることにより、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
この実施の形態による直流安定化電源では、昇圧型力率改善回路30の分圧器31と制御部39とを次のようにし、昇圧型力率改善回路30に分圧器31Aを新たに設けている。なお、この実施の形態では、先に説明した実施の形態1の直流安定化電源1と同一もしくは同一と見なされる構成要素には、それと同じ参照符号を付けて、その説明を省略する。図6に示すように、この実施の形態による昇圧型力率改善回路30の分圧器31では、実施の形態1で設けられていたスイッチ31cと抵抗31dとが省略されている。また、この実施の形態による制御部39では、フィルタ39mと演算器39nとを新たに設け、乗算器39cの代わりに乗算器39pを用いている。
分圧器31Aでは、抵抗31Aaと抵抗31Abとが直列に接続されて直列回路が形成され、この直列回路が電圧を分圧するために入力側に接続されている。抵抗31Abに対しては、抵抗31Acとスイッチ31Adとが直列に接続された直列回路が並列に接続されている。スイッチ31Adは、抵抗31Abに対して抵抗31Acを並列に接続するかどうかを切り替える。つまり、交流電源201が正常であるときには、スイッチ31cはオフになり、分圧器31Aは、抵抗31Aaと抵抗31Abとにより入力電圧が分圧された電圧を生成する。また、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10が起動されたときには、スイッチ31cはオンになり、抵抗31Abと抵抗31Acとの合成抵抗が形成される。これにより、抵抗31Aaと抵抗31Abとで分圧された電圧に比べて、低い値の電圧を生成する。つまり、分圧器31Aは、直流安定化電源1で使用される交流電源201や蓄電池202に応じて入力電圧を分圧した入力分圧電圧(第1の入力分圧電圧)を生成する。
フィルタ39mは、分圧器31Aが生成した入力分圧電圧の低周波成分を通過させる。
演算器39nは、X端子を持ち、フィルタ39mからの入力分圧電圧をX端子への入力とし、入力に逆比例するような、次の演算を行う。
1/X
この後、演算器39nは、演算結果を表す電圧を出力する。非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10が起動された場合には、入力分圧電圧による値Xが小さくなり、交流電源201が正常である時に比べて、演算器39nは大きな値(1/X)に対応する電圧を出力する。
乗算器39pは、X端子、Y端子、Z端子を持つ。乗算器39pのX端子とY端子とが、先の実施の形態と同様に、分圧器31からの入力分圧電圧(第2の入力分圧電圧)と、誤差増幅器39bからの誤差電圧とを入力とする。また、乗算器39pのZ端子には、演算器39nからの電圧を入力とする。そして、乗算器39pは、これらの入力された電圧により、次の乗算を行う。
XYZ
この後、乗算器39pは、乗算結果に対応する電流を流す。このとき、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10が起動された場合には、演算器39nが大きな電圧を出力するので、値Zが大きくなり、乗算器39pは所定電流に比べて大きな電流を流す。
次に、この実施の形態による直流安定化電源の作用について説明する。先の実施の形態で述べたように、入力電流を入力電圧に比例させると共に、その出力電圧を安定化するために、内部に乗算器39pを備えている。乗算器39pでは、出力電圧の誤差増幅器39bの出力と、入力電圧の振幅信号、および演算器39nの出力を乗算する。演算器39nの値は、力率改善をするために最適化されているが、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10の出力を昇圧する場合、最適であるとは限らない。
具体的には、昇圧型力率改善回路30への入力電圧が低い場合、乗算器39pのX端子の入力電圧となる分圧器31の出力が小さくなるために、誤差増幅器39fの基準となる乗算器39pの出力が小さくなって、所望の安定化直流電圧が得られない場合がある。これに対処するため、非安定化絶縁型DC/DCコンバータ10の出力電圧を昇圧する時は、分圧器31Aのスイッチ31Adを閉じて、演算器39nの出力を大きくする。これにより、乗算器39pの出力を大きくして、誤差増幅器39fの基準信号の振幅を大きくするのが好適である。本質は、直流電圧昇圧時に演算器39nの出力信号を大きくする方法なので、その方法は本実施例で示した方法以外でも可能であることは言うまでもない。
この実施の形態によれば、入力電圧を分圧した信号と、出力電圧の誤差増幅器39bの出力と係数を乗算する乗算器39pについて、この係数を切り替える機能を備えることにより、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
1 直流安定化電源
10 非安定化絶縁型DC/DCコンバータ
11 インバータ
12 高周波トランス
13 コンバータ
20 全波整流器
30 昇圧型力率改善回路
31、38 分圧器
31a、31b、31d 抵抗
31c スイッチ
32、37 コンデンサ
33 コイル
34 電流検出器
35 スイッチ素子
36 ダイオード
39 制御部
39a 基準電圧発生器
39b、39f 誤差増幅器
39c 乗算器
39d、39k 抵抗
39e、39i 増幅器
39g 発振器
39h 比較器
39j スイッチ
分圧器31A
31Aa〜31Ac 抵抗
31Ad スイッチ
39m フィルタ(演算部)
39n 演算器(演算部)
39p 乗算器
40 絶縁型DC/DCコンバータ

Claims (3)

  1. 交流電源からの交流電圧を整流する整流器と、
    蓄電池からの直流電圧を昇圧して非安定化電圧として出力すると共に、当該非安定化絶縁型DC/DCコンバータの入力側と出力側とを絶縁する非安定化絶縁型DC/DCコンバータと、
    前記整流器の出力側および前記非安定化絶縁型DC/DCコンバータの出力側に接続され、前記整流器からの整流された電圧または前記非安定化絶縁型DC/DCコンバータからの非安定化電圧を入力電圧とし、この入力電圧と入力電流との力率改善をすると共にこの入力電圧を安定化して所定の一定電圧を出力する力率改善回路と、
    前記力率改善回路の出力側に接続され、前記力率改善回路からの所定の一定電圧の大きさを変換して、所望の安定化直流電圧を出力電圧とすると共に、前記力率改善回路と当該絶縁型DC/DCコンバータの出力側とを絶縁する絶縁型DC/DCコンバータと、を備え安定化された所望の安定化直流電圧を出力する直流安定化電源であって、
    前記交流電源の電圧が所定のレベルより下がると、前記非安定化絶縁型DC/DCコンバータを起動
    前記力率改善回路は、
    昇圧用のコイルと、前記コイルの電流を断続するスイッチ素子と、を備え、
    前記入力電圧を分圧した入力分圧電圧と、当該力率改善回路が出力する所定の一定電圧を分圧した出力分圧電圧と、前記コイルの電流、またはそれに相当する電流とを基に前記スイッチ素子の断続を制御して力率改善と安定化とを行い、前記非安定化絶縁型DC/DCコンバータが起動したときに、前記入力電圧を分圧するための分圧比を切り替えて、入力分圧電圧を上げる、
    ことを特徴とする直流安定化電源。
  2. 交流電源からの交流電圧を整流する整流器と、
    蓄電池からの直流電圧を昇圧して非安定化電圧として出力すると共に、当該非安定化絶縁型DC/DCコンバータの入力側と出力側とを絶縁する非安定化絶縁型DC/DCコンバータと、
    前記整流器の出力側および前記非安定化絶縁型DC/DCコンバータの出力側に接続され、前記整流器からの整流された電圧または前記非安定化絶縁型DC/DCコンバータからの非安定化電圧を入力電圧とし、この入力電圧と入力電流との力率改善をすると共にこの入力電圧を安定化して所定の一定電圧を出力する力率改善回路と、
    前記力率改善回路の出力側に接続され、前記力率改善回路からの所定の一定電圧の大きさを変換して、所望の安定化直流電圧を出力電圧とすると共に、前記力率改善回路と当該絶縁型DC/DCコンバータの出力側とを絶縁する絶縁型DC/DCコンバータと、を備えて、安定化された所望の安定化直流電圧を出力する直流安定化電源であって、
    前記交流電源の電圧が所定のレベルより下がると、前記非安定化絶縁型DC/DCコンバータを起動し、
    前記力率改善回路は、
    昇圧用のコイルと、前記コイルの電流を断続するスイッチ素子と、
    前記入力電圧を分圧した入力分圧電圧と、当該力率改善回路が出力する所定の一定電圧を分圧した出力分圧電圧の所定の基準電圧に対する誤差電圧と、前記入力電圧の実効値の二乗に比例するよう制御されると共に力率改善に係る係数の逆数を乗算し、乗算結果を電流出力とする乗算器と、を備え、
    前記乗算器からの前記電流出力を変換した電圧と、前記コイルの電流、またはそれに相当する電流とを基に前記スイッチ素子の断続を制御して力率改善と安定化とを行い、前記非安定化絶縁型DC/DCコンバータが起動したときに、前記乗算器からの前記電流出力を電圧に変換する比率を切り替えて、この電圧を上げる、
    ことを特徴とする直流安定化電源。
  3. 交流電源からの交流電圧を整流する整流器と、
    蓄電池からの直流電圧を昇圧して非安定化電圧として出力すると共に、当該非安定化絶縁型DC/DCコンバータの入力側と出力側とを絶縁する非安定化絶縁型DC/DCコンバータと、
    前記整流器の出力側および前記非安定化絶縁型DC/DCコンバータの出力側に接続され、前記整流器からの整流された電圧または前記非安定化絶縁型DC/DCコンバータからの非安定化電圧を入力電圧とし、この入力電圧と入力電流との力率改善をすると共にこの入力電圧を安定化して所定の一定電圧を出力する力率改善回路と、
    前記力率改善回路の出力側に接続され、前記力率改善回路からの所定の一定電圧の大きさを変換して、所望の安定化直流電圧を出力電圧とすると共に、前記力率改善回路と当該絶縁型DC/DCコンバータの出力側とを絶縁する絶縁型DC/DCコンバータと、を備えて、安定化された所望の安定化直流電圧を出力する直流安定化電源であって、
    前記交流電源の電圧が所定のレベルより下がると、前記非安定化絶縁型DC/DCコンバータを起動し、
    前記力率改善回路は、
    昇圧用のコイルと、前記コイルの電流を断続するスイッチ素子と、
    前記入力電圧を分圧した第1の入力分圧電圧の2乗に逆比例する演算を行う演算部と、
    前記演算部の演算結果と、前記入力電圧を分圧した第2の入力分圧電圧と、当該力率改善回路が出力する所定の一定電圧を分圧した出力分圧電圧の所定の基準電圧に対する誤差電圧を乗算し、乗算結果を電流出力とする乗算器と、を備え、
    前記乗算器からの前記電流出力を変換した電圧と、前記コイルの電流、またはそれに相当する電流とを基に前記スイッチ素子の断続を制御して力率改善と安定化とを行い、前記非安定化絶縁型DC/DCコンバータが起動したときに、前記第1の入力電圧を分圧するための分圧比を切り替えて、前記第1の入力分圧電圧を下げる、
    ことを特徴とする直流安定化電源。
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