JP6090440B2 - 非接触電力伝送用の給電装置および受電装置 - Google Patents
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Description
本発明は、電力を非接触で送受する給電装置および受電装置に関する。
従来、この種の給電装置としては、例えば、特許文献1に記載の非接触充電器がある。非接触充電器は、シート状若しくは箱状体に構成される。非接触充電器の上面には、四つの被充電機器搭載面が設けられている。各搭載面上に被充電機器を設置すると、被充電機器への充電が開始される。
各搭載面の下方には、サーミスタ部がそれぞれ設けられ、各サーミスタ部は、対応する搭載面上の物体(被充電機器や異物)の温度を計測する。各サーミスタ部は、フレキシブル基板、複数の感温手段の典型例としての複数のサーミスタ、ケースおよび熱伝導体を含んでおり、樹脂フレーム上に固定される。複数のサーミスタは、フレキシブル基板に格子状に配置されている。なお、このサーミスタ部は、受電装置としての被充電機器に設けることも可能である。
しかしながら、給電装置等では、格子状に配置される複数のサーミスタにおいて、あるサーミスタから隣のサーミスタまでの距離があまりに離れすぎていると、検温対象の温度を的確に検出できない場合があるという問題点があった。逆に、隣り合うサーミスタ間の距離を短くすると、サーミスタの総数を多くする必要があり、給電装置等の製造コストが上がってしまう。
それゆえに、本発明の目的は、検温対象の温度を的確に検出可能な給電装置および受電装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一局面は、受電装置に非接触で電力を送受する給電装置および受電装置であって、カバーと、前記カバーにより覆われたコイルと、前記カバー内に設けられた複数の感温手段であって、前記カバー上の検温対象の温度を検出する複数の感温手段と、を備えている。
前記複数の感温手段において隣り合う感温手段の間の距離をW[m]、前記感温手段による検温対象の温度をT0[K]、前記感温手段が検出すべき温度をT1[K]、前記カバーの熱伝導率をλ[W/(m・K)]、とすると、Wは、次式(1)を満たしている。
上記局面によれば、隣り合う感温手段の間の距離Wを上式(1)で規定される数値となるよう設計することで、カバー上の検温対象の温度を的確に検出可能となる。
《実施形態》
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る給電装置について説明する。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る給電装置について説明する。
《非接触電力伝送システムの構成》
図1において、非接触電力伝送システム1は、給電装置3を備えている。給電装置3は、スマートフォンやタブレット端末等の受電装置5を充電するために、大略的に、アダプタ31と、伝送系部品群33と、一次コイル35と、一次側コントローラ37と、複数の感温手段39と、を含んでいる。ここで、部品群33、コイル35およびコントローラ37は、図2Aや図2Bに点線で示すように、ベース311に配置され、カバー313により覆われる。それに対し、受電装置5は、図1に示すように、二次コイル51と、伝送系部品群53と、二次側コントローラ55と、を含んでいる。以下、各構成の詳細や動作について説明する。
図1において、非接触電力伝送システム1は、給電装置3を備えている。給電装置3は、スマートフォンやタブレット端末等の受電装置5を充電するために、大略的に、アダプタ31と、伝送系部品群33と、一次コイル35と、一次側コントローラ37と、複数の感温手段39と、を含んでいる。ここで、部品群33、コイル35およびコントローラ37は、図2Aや図2Bに点線で示すように、ベース311に配置され、カバー313により覆われる。それに対し、受電装置5は、図1に示すように、二次コイル51と、伝送系部品群53と、二次側コントローラ55と、を含んでいる。以下、各構成の詳細や動作について説明する。
給電装置3のカバー313上に、検温対象としての受電装置5が載置されると、給電装置3から受電装置5へと非接触電力伝送が開始される。電力伝送時、アダプタ31は、商用電源からの交流電圧(例えば100V)を伝送系部品群33に供給する。伝送系部品群33は、整流回路、平滑回路及びインバータ回路等を構成する。整流回路および平滑回路により、入力交流電圧が直流電圧に変換される。インバータ回路は、平滑回路の出力直流電圧をスイッチング等することで、所定周波数(例えば、数十kHz)を有する交流電圧を生成する。このような交流電圧がコイル35に印加されると、コイル35は、交流磁界を発生する。以上の動作は、コントローラ37により制御される。
受電装置5はカバー313上に載置されることで、二次コイル51がカバー313を挟んで一次コイル35上に位置する。これにより、コイル35で生じた交流磁界はコイル51と鎖交すると共に、コイル51の両端には交流電圧が誘起され、伝送系部品群53に印加される。伝送系部品群53は、整流回路等を含んでおり、誘起電圧により流れる交流電流を整流して、受電装置5の外部に配置されたバッテリー57に供給される。これにより、バッテリー57は充電される。以上の動作は、コントローラ55により制御される。
《過熱検知》
ところで、カバー313上には、受電装置5が載置されるだけでなく、金属異物が載ってしまうことがある。これら物体(受電装置5や金属異物)の過熱を検知するために、給電装置3には、複数の感温手段39が備わっている。
ところで、カバー313上には、受電装置5が載置されるだけでなく、金属異物が載ってしまうことがある。これら物体(受電装置5や金属異物)の過熱を検知するために、給電装置3には、複数の感温手段39が備わっている。
各感温手段39として、典型的であるのは、負の温度係数を有するセラミックサーミスタ(NTCサーミスタという)である。ここで、物体の過熱に対し高速に応答できるように、各感温手段39は、熱容量が小さく、例えば体積が7.2mm3の小型のNTCサーミスタであることが好ましい。このような体積を持つNTCサーミスタとしては、例えばJIS規格に記載の1005型がある。ここで、NTCサーミスタのサイズが1005型の場合、矩形状の実装面の長辺方向の寸法は1.0mmであり、該実装面の短辺方向の寸法は0.5mmである。また、高さ方向の寸法はJIS規格にて定められている訳では無いが、例えば0.25mmである。ここで、これら寸法はいずれも設計目標値であって、必ずしも正確に1.0mm、0.5mmおよび0.25mmとなるわけではない。つまり、これら寸法はいずれも公差を持っている。上記のような感温手段39は、カバー313表面から一次コイル35の上端の間に設けられる。図2A〜図2Cには、複数の感温手段39が格子状にカバー313内に埋め込まれる例が示されている。また、図2Cでは、見易さの観点から、紙面右上の二個のNTCサーミスタにのみ参照符号としての39が付加されている。
また、給電装置3は、ユーザの使い勝手を考慮して、受電装置5の載置位置を制限しないように設計されていることが多く、ユーザは、カバー313上であれば自由な位置に受電装置5を載置することができる。換言すると、カバー313上のどこに、検温対象の物体が載るかが不明である。それゆえ、給電装置3は、複数の感温手段39、つまり複数のNTCサーミスタをカバー313に備えている。本実施形態では、図2Cに点線で示すように、複数の感温手段39のそれぞれをカバー313内の異なる複数個所に埋め込んでいる。これによって、カバー313上の複数個所での温度が検出可能になる。
上記複数の感温手段39のそれぞれは、例えば、図示しない固定抵抗が直列に接続されている。このような回路には、図示しない定電圧回路により生成された定電圧が供給される。この回路は、固定抵抗との分圧電位を温度情報としてコントローラ37に出力する。コントローラ37は、入力温度情報が所定温度を超えている場合には、一次コイル35への電力供給を停止する等する。
ここで、複数の感温手段39において隣り合うもの同士があまりに離れて配置されると、検温対象の物体の温度を的確に検出できなくなる可能性がある。逆に、隣り合う感温手段39の間の距離を短くすると、感温手段39の総数を多くする必要があり、給電装置3の製造コストが上がってしまう。
上記課題を解決すべく、本件発明者は、隣り合う感温手段39の間の適切な距離Wを導出する式を見出した。具体的には、カバー313上に載る物体のサイズ(最大幅)として25[mm]以上を想定する。また、この物体の温度をT0[K]し、コントローラ37が検出するべき物体の温度をT1[K](但し、T1<T0で、T0−T1は例えば20[K])とする。また、物体温度がT0到達後、20[sec]以内に温度T1を感温手段39が検出する仕様とする。また、カバー313の熱伝導率をλ[W/(m・K)]とする。この時、図3に示すように、隣り合う感温手段39の間の距離W[m]は、次式(1)を満たす数値に設計される。
《第一実施例》
検温対象は直径25[mm]のアルミ片とする。複数の感温手段39は、例えばNTCサーミスタであり、上面視で格子状に配置される。より具体的には、ある感温手段39から、前後方向に隣り合う二つの感温手段39への距離Wは互いに等しく、また、左右方向に隣り合う二つの感温手段39への距離Wは互いに等しくなる。また、各感温手段39は、カバー313の表面から一次コイル35の方向に向かって1[mm]の距離となるようにカバー313に埋め込まれるとする。また、各NTCサーミスタは、図4Aに示すように、コントローラ37に個々に接続される。なお、図4Aでも、図2Cと同様に、紙面右上の二個のNTCサーミスタにのみ参照符号が付加される。
検温対象は直径25[mm]のアルミ片とする。複数の感温手段39は、例えばNTCサーミスタであり、上面視で格子状に配置される。より具体的には、ある感温手段39から、前後方向に隣り合う二つの感温手段39への距離Wは互いに等しく、また、左右方向に隣り合う二つの感温手段39への距離Wは互いに等しくなる。また、各感温手段39は、カバー313の表面から一次コイル35の方向に向かって1[mm]の距離となるようにカバー313に埋め込まれるとする。また、各NTCサーミスタは、図4Aに示すように、コントローラ37に個々に接続される。なお、図4Aでも、図2Cと同様に、紙面右上の二個のNTCサーミスタにのみ参照符号が付加される。
また、カバー313の材質は、熱伝導率λが0.25[W/(m・K)]のエポキシ樹脂とする。また、このカバー313上に上記アルミ片を置くと、25[℃]で無風の条件では、このアルミ片の温度T0は150[℃]まで上昇する程度の磁界が一次コイル35から発生しているとする。この場合、アルミ片の過熱をいち早く検出するために、アルミ片が150[℃]に達した後20[sec]以内に、130[℃]の温度T1を感温手段39が検出するような仕様とする。この仕様の下では、Wは、概ね25.235[mm]以下となる。
なお、第一実施例では、また、式(1)においてT0,T1は絶対温度で代入されるが、文章中や表中では分かり易さの観点から、T0,T1は、絶対温度ではなく、日本で一般的なセルシウス度で記載されている。
本件発明者は、実際に、以下の表1に示す八通りの距離Wで、複数の感温手段39として、三辺サイズが1.0[mm]×0.5[mm]×0.5[mm]の1005型NTCサーミスタをエポキシ樹脂製のカバー313に埋め込んだ温度検出回路(表1では、評価サンプルNo.1〜No.8と記されている)を準備した。サンプルNo.1に関し距離Wは31[mm]で、サンプルNo.2の距離Lは30[mm]とした。サンプルNo.3〜No.8に関しては、距離Wは表1に記載の通りである。
発明者は、周囲温度が25[℃]で無風の環境下に給電装置3を置き、各サンプルのカバー313上に検出対象となるアルミ片を載置した。より具体的に説明すると、アルミ片は、その中心が各感温手段39から最も遠くなる箇所に載置される。そして、アルミ片が150[℃]になった時から20[sec]後に、全ての感温手段39により温度を確認した。そして、全ての感温手段39の温度の中で最高温度を、温度T1として用いた。なお、距離W,温度T1以外のパラメータT0,λは上記の通りである。
測定結果は表1に示す通りであり、サンプルNo.1〜No.5では、温度T1は130[℃]未満であり、温度差(T0−T1)は20[℃]超であった。このように距離Wが式(1)を満たさない場合には、カバー313上の物体の温度を仕様とおりに的確に検出できていないことが分かる。逆に、サンプルNo.6〜No.8では、温度T1は130[℃]以上で、温度差(T0−T1)は20[℃]以下であった。このように距離Wが式(1)を満たす場合には、設計目標通り、カバー313上の物体が150[℃]に到達してから20[sec]以内に感温手段39のいずれかかが130[℃]を検出しており、アルミ片の存在を的確に検出できることが分かる。
《第一実施例の効果》
以上のように、給電装置3における、カバー313の表面から感温手段39までの距離Wを式(1)に基づき設計すると、設計目標と概ね合致するようになり、的確にカバー313上の物体の温度を検出できる。したがって、λ、T1、T0という設計条件が与えられれば、感温手段39を埋め込んだカバー313の試作および評価を繰り返すことなく、適切な距離Wを求めることが可能となる。これにより、給電装置3の設計効率が向上する。
以上のように、給電装置3における、カバー313の表面から感温手段39までの距離Wを式(1)に基づき設計すると、設計目標と概ね合致するようになり、的確にカバー313上の物体の温度を検出できる。したがって、λ、T1、T0という設計条件が与えられれば、感温手段39を埋め込んだカバー313の試作および評価を繰り返すことなく、適切な距離Wを求めることが可能となる。これにより、給電装置3の設計効率が向上する。
《第二実施例》
発明者はさらに、カバー313の材質を、エポキシ樹脂に代えて、熱伝導率λが0.17[W/(m・K)]のガラスで作製した。また、各感温手段39は、NTCサーミスタに代えて、キュリー温度が100[℃]で、25[℃]での抵抗値が470[Ω]の、正の温度特性を有するサーミスタ(以下、PTCサーミスタという)とした。このような感温手段39を複数準備して、カバー313の内部に2.5[cm]の距離Wで格子状に配置した。また、各感温手段39は、図4Bに示すように数珠つなぎに接続され、その両端がコントローラ37に接続される。
発明者はさらに、カバー313の材質を、エポキシ樹脂に代えて、熱伝導率λが0.17[W/(m・K)]のガラスで作製した。また、各感温手段39は、NTCサーミスタに代えて、キュリー温度が100[℃]で、25[℃]での抵抗値が470[Ω]の、正の温度特性を有するサーミスタ(以下、PTCサーミスタという)とした。このような感温手段39を複数準備して、カバー313の内部に2.5[cm]の距離Wで格子状に配置した。また、各感温手段39は、図4Bに示すように数珠つなぎに接続され、その両端がコントローラ37に接続される。
本実施例では、所定の検出対象をカバー313上に載せて、温度T1が120[℃]になった時に、検出対象が過熱状態となっていると判断される。
発明者は、以下の表2に示す通り、互いにサイズの異なる四種類のPTCサーミスタで温度検出回路(表2では、評価サンプルNo.9〜No.12と記されている)を構成した。具体的には、評価サンプルNo.9は、1608型(体積は約1.02mm3)のPTCサーミスタを複数個数珠つなぎにして構成されている。評価サンプルNo.10は、2012型(体積は約2.16mm3)のPTCサーミスタを複数個数珠つなぎにして構成されている。サンプルNo.11,12のサイズに関しては表2に記載の通りである。
そして、検出対象をカバー313上に載せてから何秒後に120[℃]を各サンプルが検出したかを確認した。その結果は表2に示す通りであり、PTCサーミスタの体積が7.20mm3以下であれば、各サンプルが30[sec]以内に120[℃]を検出できていた。逆に、PTCサーミスタの体積が7.20mm3超であれば、各サンプルが120[℃]を検出できなかった。
《第二実施例の効果》
第二実施例では、距離Wが式(1)を満たしつつ、感温手段39の一例としてのPTCサーミスタの体積が7.20mm3であれば、カバー313上に物体が載った後いち早く所定の温度を的確に検出できることが分かる。
第二実施例では、距離Wが式(1)を満たしつつ、感温手段39の一例としてのPTCサーミスタの体積が7.20mm3であれば、カバー313上に物体が載った後いち早く所定の温度を的確に検出できることが分かる。
《付記》
上記実施形態では、給電装置3のカバー313に感温手段39を設ける場合における距離Wについて説明した。しかし、これに限らず、受電装置5がカバーに複数の感温手段39を備え、隣り合う感温手段39の間の距離Wを式(1)に基づき定めても構わない。
上記実施形態では、給電装置3のカバー313に感温手段39を設ける場合における距離Wについて説明した。しかし、これに限らず、受電装置5がカバーに複数の感温手段39を備え、隣り合う感温手段39の間の距離Wを式(1)に基づき定めても構わない。
上記実施形態では、給電装置3は、スマートフォンやタブレット端末等の充電用途向けとして説明した。しかし、これに限らず、給電装置3は、電気自動車や、シェーバー等の民生機器の充電用途であっても構わない。
また、上記実施例では、感温手段39はNTCサーミスタやPTCサーミスタを例示した。しかし、サーミスタに関しては、セラミックサーミスタだけでなく、高分子材料から作製されるサーミスタであっても構わない。
また、NTCサーミスタは、1005型に限らず、3225型、3216型、2012型、1608型、0603型、0402型でも構わない。これらに関し、実装面の長辺方向、実装面の短辺方向および高さ方向への寸法は下記の表3に記載の通りである。
本発明に係る給電装置および受電装置は、カバー上の物体の過熱を的確に検知可能であり、スマートフォン、タブレット端末または電気自動車等の非接触充電システムに好適である。
1 非接触電力伝送システム
3 給電装置
35 一次コイル
39 感温手段
313カバー
5 受電装置
3 給電装置
35 一次コイル
39 感温手段
313カバー
5 受電装置
Claims (4)
- 前記感温手段は、複数のサーミスタを数珠つなぎにしたものである、請求項1に記載の給電装置。
- 前記感温手段は、体積が7.20mm3以下のサーミスタである、請求項1または2に記載の給電装置。
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