JP2016054596A - 異物検知装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】受電体が載置されるための載置面上の異物をその材質に因らずに検知することができる異物検知装置を提供する。
【解決手段】電力を非接触式で受電する電子機器11を載置するための載置面に異物があるか否かを判定する異物検知装置において、載置面にあって圧力が加えられた位置を検出する圧力検知部15と、電力伝送の対象とする電子機器11が載置面に載置された際に検知される複数の圧力検知位置の相対位置関係を示す位置分布情報が予め登録された登録情報記憶部36と、異物の有無を判定する判定部35とを備える。判定部35は、圧力検知部15により検知された複数の圧力検知位置の分布と登録された位置分布情報とを比較し、それらが相違する度合いに基づき、載置面に載置された物体が電力伝送の対象とする電子機器11以外の異物であるか否かを判定する。
【選択図】図3
【解決手段】電力を非接触式で受電する電子機器11を載置するための載置面に異物があるか否かを判定する異物検知装置において、載置面にあって圧力が加えられた位置を検出する圧力検知部15と、電力伝送の対象とする電子機器11が載置面に載置された際に検知される複数の圧力検知位置の相対位置関係を示す位置分布情報が予め登録された登録情報記憶部36と、異物の有無を判定する判定部35とを備える。判定部35は、圧力検知部15により検知された複数の圧力検知位置の分布と登録された位置分布情報とを比較し、それらが相違する度合いに基づき、載置面に載置された物体が電力伝送の対象とする電子機器11以外の異物であるか否かを判定する。
【選択図】図3
Description
本発明は、非接触式電力伝送装置の受電体の載置面にある異物を検知する異物検知装置に関する。
従来より、接点やコネクタによる接続を不要として電子機器等の受電体に電力を伝送する、いわゆる非接触式の電力伝送装置が知られている。例えば、非接触式の電力伝送装置には、受電体を載置する載置台と、載置台上の受電体に非接触で電力を伝送する送電部とを有するものがある。
ところで、こうした電力伝送装置においては、例えば載置台に受電体以外の異物が載置されたり、受電体と載置台との間に異物が挟まれたりした状態で電力の伝送が開始されると、異物の発熱や、電力伝送効率の低下等の問題が生じる。
このため、電力伝送前又は伝送時に載置台上の異物を検知するための方法や装置が検討されている。例えば、特許文献1では、複数の正電極、及び複数の負電極を点状に配置した受電体としての電子機器が提案されている。この電子機器は、その受電に際し、正電極及び負電極間に電圧を印加して、正電極及び負電極間のインピーダンスを測定する。このとき、正電極及び負電極間に跨って配置された金属等の導体からなる異物がある場合には、正電極及び負電極間において電気的短絡等が生じ、インピーダンスが変化する。このため、電子機器は、正電極及び負電極間のインピーダンスの変化量が閾値以上の場合に、電子機器と載置台との間に導体からなる異物があると判断する。
しかし、上記構成からなる電子機器を用いる方法では、金属等の導体からなる異物は検知できるものの、非金属等の絶縁体からなる異物となると、これを検知することはできない。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、受電体が載置されるための載置面上の異物をその材質に因らずに検知することができる異物検知装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する異物検知装置は、電力を非接触式で受電する受電体を載置するための載置面に異物があるか否かを判定する異物検知装置において、前記載置面にあって圧力が加えられた位置を検出する圧力検知部と、電力伝送の対象とする受電体が前記載置面に載置された際に検知される複数の圧力検知位置の相対位置関係を示す位置分布情報が予め登録された記憶部と、前記圧力検知部により検知された複数の圧力検知位置の分布と前記登録された位置分布情報とを比較し、それらが相違する度合いに基づき、前記載置面に載置された物体が電力伝送の対象とする受電体以外の異物であるか否かを判定する判定部と、を備える。
上記課題を解決する異物検知装置は、電力を非接触式で受電する受電体を載置するための載置面に異物があるか否かを判定する異物検知装置において、前記載置面にあって圧力が加えられた位置を検出する圧力検知部と、電力伝送の対象とする受電体が前記載置面に載置された際に検知される複数の圧力検知位置の相対位置関係を示す位置分布情報が予め登録された記憶部と、前記圧力検知部により検知された複数の圧力検知位置の分布と前記登録された位置分布情報とを比較し、それらが相違する度合いに基づき、前記載置面に載置された物体が電力伝送の対象とする受電体以外の異物であるか否かを判定する判定部と、を備える。
上記構成では、載置面に圧力が加えられた位置の分布に基づき、載置面に載置された物体が異物であるか否かが判断されるため、その物体の材質に因らずに異物の検知を行うことができる。
図1及び図2を参照して、異物検知装置を備えた充電装置、及び受電体としての電子機器の概略構成について説明する。電子機器は、二次電池を内蔵する機器であって、例えば、多機能携帯端末であるスマートフォン、デジタルカメラ等である。
図1に示すように、充電装置10は、ベース部12と、送電用コイルを有する送電部13と、圧力検知部15を備える。圧力検知部15は、シート状の圧力検知用センサであって、ベース部12側とは反対側の面に、電子機器11を載置するための載置面16を備えている。電子機器11は、載置面16の任意の位置及び任意の向きで載置されればよい。また、本実施形態では、載置面16には1つの電子機器11が載置されるものとする。
電子機器11は、送電部13からの電力を受ける受電部17を備える。充電装置10の送電部13は、電子機器11の受電部17に対し、磁気共鳴式の伝送方法によって電力を伝送する。即ち、送電部13及び受電部17は、同じ共振周波数を有するコイルを有し、送電部13のコイルに電流を供給することにより、受電部17の共振回路に磁場の振動を伝える。この伝送方法により電力を伝送することによって、載置面16に載置された電子機器11の位置及び向きによらず、電子機器11を充電することができる。
図2に示すように、圧力検知部15は、載置面16を有する可撓性基材20を備える。可撓性基材20は、例えば樹脂を主成分とする可撓性の材料からなり、フィルム状に形成されている。載置面16に物体が載置されると、その重力に応じて可撓性基材20が撓む。また、載置面16に載置された物体が、載置面16との接触面に凹凸の形状を有する場合には、可撓性基材20はその凹凸の形状に応じて撓む。
この可撓性基材20には、誘電体等からなる誘電層21を介して、下層基材23が対向している。また、可撓性基材20のうち下層基材23との対向面には複数の第1平行電極25が形成され、下層基材23のうち可撓性基材20との対向面には、複数の第2平行電極26が形成されている。第1平行電極25及び第2平行電極26は長尺状に形成され、載置面16側からみて互いに直角に交差するように配置されている。第1平行電極25及び第2平行電極26の交差部分で、一つの静電容量型素子27が構成される。第1平行電極25がM列配置され、第2平行電極26がN行配置されている場合には、M×N個の静電容量型素子27が構成される。
第1平行電極25及び第2平行電極26には、図示しない計測用配線が接続され、計測用配線は、図示しない容量検出回路に接続されている。この容量検出回路は、静電容量型素子27毎の容量変化を検出する。
次に図3を参照して、充電装置10及び電子機器11の電気的構成について説明する。
充電装置10の送電部13は、送電用コイル30と、送電用コイル30に電流を供給する送電回路31とを備える。送電回路31は、図示しない電源に接続されている。この送電回路31は、送電部13を構成する送電制御部32によって駆動される。
充電装置10の送電部13は、送電用コイル30と、送電用コイル30に電流を供給する送電回路31とを備える。送電回路31は、図示しない電源に接続されている。この送電回路31は、送電部13を構成する送電制御部32によって駆動される。
また、充電装置10は、圧力検知部15の検知結果に基づき異物を検知する制御部14を備える。この制御部14及び圧力検知部15が異物検知装置に相当する。制御部14は、圧力検知部15に圧力が加えられた位置を演算する位置演算部33を有する。
位置演算部33は、圧力検知部15の容量検出回路に接続されている。位置演算部33は、複数の静電容量型素子27(図2)の静電容量変化に基づき、静電容量の変化量が予め設定された閾値以上となる載置面16上の位置を、圧力検知位置として演算する。なお、閾値の設定次第で、圧力検知位置の数は調整できる。
また、位置演算部33は、充電対象の電子機器11を登録する。ユーザが、充電対象として電子機器11を新たに登録する際は、図示しない操作部や圧力検知部15等の所定の操作を行うとともに、載置面16にその電子機器11を載置する。この際、電子機器11のうち載置面16との接触面の凹凸によって、圧力検知部15によって検知される圧力検知位置の分布は変化する。
位置演算部33は、登録対象の電子機器11に応じた圧力検知位置を演算する。圧力検知位置は、通常は複数検知されるが、1つであるときには電子機器11の登録は行われない。位置演算部33は、演算した圧力検知位置の分布を、登録位置分布情報40として登録情報記憶部36に記憶する。即ち、登録位置分布情報40は、電子機器11の機種等に応じた固有の情報となる。
また、制御部14は、載置面16に載置された物体が異物であるか否かを判定する判定部35を備える。判定部35は、位置演算部33から、圧力検知位置の分布を入力するとともに、登録情報記憶部36に記憶された登録位置分布情報40を取得する。
判定部35は、位置演算部33から入力した圧力検知位置分布と、取得した登録位置分布情報40とを比較し、それらの相違の度合いを判断することによって、圧力検知位置分布と登録位置分布情報40とが同一であるか否かを判定する。相違の度合いが小さい場合、即ちそれらの類似の度合いが大きい場合には、載置面16に載置された物体が予め登録した充電対象の電子機器11であると判定する。この場合、判定部35は、電力の伝送を許可するための伝送許可信号を送電制御部32に出力する。送電制御部32は、伝送許可信号を入力すると、送電回路31を駆動し、送電用コイル30に電流を供給して電力の伝送を開始する。
一方、載置面16と電子機器11との間に異物が挟まっている場合、又は載置面16に予め登録した電子機器11以外の物体が載置されている場合、位置演算部33から入力した圧力検知位置分布と、登録位置分布情報40との相違の度合いが大きくなる。この際、判定部35は、載置面16に載置された物体が、登録した電子機器11以外の異物であると判定する。載置面16に載置された物体が異物である場合、判定部35は、送電制御部32に伝送許可信号を送電制御部32に出力せず、電力の伝送を中止する。また、判定部35は、報知部37を駆動して、異物が載置面16にあることを報知する。報知部37は、異物が検知された際に点灯するランプ又は異物が検出されたことを文字やパターンを表示することにより報知するディスプレイ等である。あるいは、報知部37は、異物が検知された際に鳴動するブザー等であってもよい。
電子機器11の受電部17は、受電用コイル50と、受電回路51とを備える。受電用コイル50は、共振回路を構成し、送電用コイル30と同じ共振周波数を有する。また、受電回路51は、受電用コイル50に発生した起電力を直流電流にして二次電池52を充電する。
また、受電部17は、二次電池52の充電を制御する受電制御部53を備える。受電制御部53は、二次電池52の充電状態を検知して、二次電池52が満充電になると二次電池52への電流の供給を停止する。
次に図4〜6を参照して、判定部35による圧力検知位置分布と登録位置分布情報40との比較の手順について説明する。
図4に示すように、登録位置分布情報40は、登録された電子機器11に対応する複数の圧力検知位置A〜Cの座標を有する。複数の圧力検知位置A〜Cの座標は、複数の圧力検知位置A〜Cのうち一点を基準としたときの相対位置座標で表されていてもよい。図4に示す例では、圧力検知位置Aが基準点とされている。また、圧力検知位置A〜Cの座標は、載置面16上の2次元座標で表されていてもよい。
図4に示すように、登録位置分布情報40は、登録された電子機器11に対応する複数の圧力検知位置A〜Cの座標を有する。複数の圧力検知位置A〜Cの座標は、複数の圧力検知位置A〜Cのうち一点を基準としたときの相対位置座標で表されていてもよい。図4に示す例では、圧力検知位置Aが基準点とされている。また、圧力検知位置A〜Cの座標は、載置面16上の2次元座標で表されていてもよい。
図5に示すように、圧力検知部15による検知結果である圧力検知位置分布41は、圧力検知位置を示す座標として検知される。ここでは、圧力検知位置分布41は、比較対象とする登録位置分布情報40と同数の圧力検知位置P1〜P3の座標を有するものとして説明する。複数の圧力検知位置P1〜P3は、登録位置分布情報40との比較が開始される前の段階で、図5に例示するように載置面16上の2次元座標で表されていてもよいし、それらのうち一点を基準としたときの相対位置座標で表されていてもよい。
図6に示すように、判定部35は、圧力検知位置分布41を構成する一つの圧力検知位置に、登録位置分布情報40を構成する一つの圧力検知位置を、2次元座標上で一致させる。例えば、図6(a)に示すように、圧力検知位置P1と基準点である圧力検知位置Aとを一致させる。
そして、基準点である圧力検知位置Aを中心に圧力検知位置B,Cを回転させて、圧力検知位置B,Cが、圧力検知位置分布41の圧力検知位置P2、P3と一致するか否かを判断する。圧力検知位置B,Cのいずれもが圧力検知位置P2、P3と一致しない場合には、基準点である圧力検知位置Aを、圧力検知位置分布41の圧力検知位置P1以外の圧力検知位置に一致させる。
図6(b)は、登録位置分布情報40の基準点である圧力検知位置Aを、圧力検知位置分布41の圧力検知位置P2に一致させた場合を示す。この例では、圧力検知位置Aを中心に圧力検知位置B,Cを回転させても、それらのいずれもが圧力検知位置P1、P3と一致しない。また、図6(c)は、登録位置分布情報40の基準点である圧力検知位置Aを、圧力検知位置分布41の圧力検知位置P3に一致させた場合を示す。この例では、登録位置分布情報40の圧力検知位置B,Cが、圧力検知位置分布41の圧力検知位置P1,P2に一致する。この場合、判定部35は、圧力検知位置分布41と登録位置分布情報40とが相違しないと判断することによって、載置面16に載置された物体が、登録された電子機器11であると判定する。
なお、登録位置分布情報40と圧力検知位置分布41の圧力検知位置とが完全に一致する場合以外であっても、載置面16に載置された物体が、登録された電子機器11であると判定してもよい。この際、登録位置分布情報40の圧力検知位置と圧力検知位置分布41の圧力検知位置との相違度が演算される。
例えば、相違度は、圧力検知位置が不一致となる個数を用いて算出してもよい。即ち、登録位置分布情報40の圧力検知位置の一つを、圧力検知位置分布41の圧力検知位置のいずれかに一致させた状態で、圧力検知位置分布41を回転させて、登録位置分布情報40及び圧力検知位置分布41の圧力検知位置の座標を比較する。この比較処理を、圧力検知位置分布41の圧力検知位置の全てに対して行い、登録位置分布情報40の圧力検知位置と圧力検知位置分布41の圧力検知位置とが一致する個数が最大となる状態とする。さらに、その状態において、圧力検知位置分布41の圧力検知位置のうち、登録位置分布情報40の圧力検知位置と一致しない点の個数を計数し、計数した個数を圧力検知位置分布41の圧力検知位置の個数で除算して、相違度とする。この場合、電子機器11の凹凸の一部が静電容量型素子27の間に配置されること等によって、本来検知されるべき圧力検知位置の一部が検知されない場合でも、相違度が小さいと判定できる。
又は、相違度は、登録位置分布情報40及び圧力検知位置分布41の圧力検知位置の相対距離を用いて算出してもよい。例えば、上述した登録位置分布情報40及び圧力検知位置分布41の圧力検知位置の座標を比較する比較処理を通じて、圧力検知位置分布41の圧力検知位置と、それに隣接する登録位置分布情報40の圧力検知位置との相対距離が最も小さくなる状態とする。そして、この状態における圧力検知位置の相対距離の総和を相違度としてもよい。この場合、圧力検知位置分布41の圧力検知位置と登録位置分布情報40の圧力検知位置とが一致しなくても、そのずれが小さい場合には、相違度が小さいと判定できる。このような相違度で判定する場合には、算出した相違度が、予め設定した相違度の上限値以上であるか否かが判定されることによって、載置面16に載置された物体が異物であると判断する。
次に図7を参照して、充電装置10の動作について説明する。
充電装置10が起動されると、充電装置10の圧力検知部15は、載置面16に物体が載置されることを待機する(ステップS1)。充電装置10の位置演算部33は、圧力検知部15の容量検出回路から静電容量変化を示す検出信号を入力すると、載置面16に物体が載置されたと判断して(ステップS1:YES)、検出信号に基づき圧力検知位置の分布を演算する(ステップS2)。
充電装置10が起動されると、充電装置10の圧力検知部15は、載置面16に物体が載置されることを待機する(ステップS1)。充電装置10の位置演算部33は、圧力検知部15の容量検出回路から静電容量変化を示す検出信号を入力すると、載置面16に物体が載置されたと判断して(ステップS1:YES)、検出信号に基づき圧力検知位置の分布を演算する(ステップS2)。
判定部35は、位置演算部33から圧力検知位置分布を演算すると、演算された圧力検知位置が複数あるか否かを判断する(ステップS3)。演算された圧力検知位置が一つである場合には(ステップS3:NO)、登録位置分布情報40との比較ができない。このため、判定部35は、充電を開始せずに中止する(ステップS9)。また、このとき、判定部35は、報知部37を駆動して、異物検知の報知を行う。
演算された圧力検知位置が複数である場合には(ステップS3:YES)、報知部37は、圧力検知部15によって検知された圧力検知位置分布41と登録位置分布情報40とが同一であるか否かを判断する(ステップS4)。
また、ステップS4において、判定部35は、圧力検知位置分布の圧力検知位置の数と、登録位置分布情報40の圧力検知位置の数とが同数であるか否かを判断する。圧力検知位置が同数ではない場合には、判定部35は、圧力検知位置分布と登録位置分布情報40とが同一ではないと判断する。このため、例えば載置面16上に登録された電子機器11と異物とが配置された場合は、圧力検知位置分布と登録位置分布情報40とが同一ではないと判断される。
圧力検知位置が同数である場合には、判定部35は、登録位置分布情報40を取得し、上述したように圧力検知位置分布と登録位置分布情報40とを比較して、圧力検知位置分布と登録位置分布情報40とが同一であるか否かを判断する。なお、登録情報記憶部36に複数の登録位置分布情報40が記憶されている場合には、所定の順序で登録位置分布情報40と圧力検知位置分布との比較が行われる。
また、圧力検知位置分布と登録位置分布情報40との相違度を算出する場合には、算出した相違度が上限値未満である場合には同一であると判断し、算出した相違度が上限値以上である場合には同一ではないと判断する。
判定部35は、圧力検知部15によって検知された圧力検知位置分布と登録位置分布情報40とが同一であると判断すると(ステップS4:YES)、送電制御部32に伝送許可信号を出力し、電子機器11に電力を伝送して充電を開始する(ステップS5)。そして、電子機器11が載置面16から取り出される等、所定の充電終了条件が成立するまで充電を継続する。電子機器11が載置面16に置き直された場合や、電子機器11の向きが変更された場合には、ステップS1から処理を開始する。
一方、判定部35は、圧力検知部15によって検知された圧力検知位置分布と登録位置分布情報40とが同一ではないと判断すると(ステップS4:NO)、電力の伝送を開始することなく、報知部37を駆動することによって、異物が載置面16に載置されている可能性を報知する(ステップS6)。
報知部37による報知を継続する間、位置演算部33は、電子機器11の新規登録の指示を待機する(ステップS7)。上述したように、新規登録の指示は、所定の操作によって行われる。所定の操作が行われることにより、位置演算部33が新規登録の指示ありと判断すると(ステップS7:YES)、圧力検知部15から、その未登録の電子機器11の圧力検知位置分布を入力する。そして、位置演算部33は、入力した圧力検知位置分布41を、登録位置分布情報40として登録情報記憶部36に記憶する(ステップS8)。なお、位置演算部33から入力した圧力検知位置が1点のみである場合には、電子機器11の新規登録を行わない。
新たな電子機器11を登録すると、ステップS1に戻り、上述した処理を繰り返す。これにより、新たに登録された電子機器11の圧力検知位置分布41が圧力検知部15によって取得され、その圧力検知位置分布41が登録位置分布情報40と比較されることによって、その電子機器11に対する電力の伝送を開始することができる。
このように、載置面16に載置された物体の圧力検知位置の分布と予め登録された登録位置分布情報40とを比較することにより、物体が登録された電子機器11であるか否かを判定するので、導体からなる異物及び絶縁体からなる異物のいずれも検知できる。このため、材料に因らず異物の検知を行うことができる。このため、導体からなる異物の発熱や、絶縁体からなる異物が電子機器11と載置面16との間に挟まれることによる充電効率の低下等を抑制することができる。
また、圧力検知位置分布41と登録位置分布情報40とを相対位置分布として比較するので、電子機器11の載置面16内の位置や向きによらず、その電子機器11が登録された電子機器11であるか否かを判定することができる。
以上説明したように、本実施形態にかかる異物検知装置によれば、以下の効果が得られる。
(1)充電装置10の載置面16に圧力が加えられた位置の分布に基づき、載置面16に載置された物体が異物であるか否かが判定されるため、その物体の材質に因らずに異物の検知を行うことができる。
(1)充電装置10の載置面16に圧力が加えられた位置の分布に基づき、載置面16に載置された物体が異物であるか否かが判定されるため、その物体の材質に因らずに異物の検知を行うことができる。
(他の実施の形態)
なお、上記各実施の形態は、以下のような形態をもって実施することもできる。
・圧力検知部15は、シート状の圧力検知用センサ以外のセンサであってもよい。例えば、1対の平行電極の間に誘電層を挟んだ構成の静電容量式の圧力センサを、2次元状に複数配置することにより構成してもよい。
なお、上記各実施の形態は、以下のような形態をもって実施することもできる。
・圧力検知部15は、シート状の圧力検知用センサ以外のセンサであってもよい。例えば、1対の平行電極の間に誘電層を挟んだ構成の静電容量式の圧力センサを、2次元状に複数配置することにより構成してもよい。
・上記実施形態では、圧力検知部15は、静電容量の変化量が閾値以上となる位置を圧力検知位置として算出したが、その閾値は一定値ではなく、可変であってもよい。例えば、登録位置分布情報40に圧力検知位置を算出するための閾値を予め関連付け、登録位置分布情報40と、当該登録位置分布情報40と同じ閾値を用いて算出した圧力検知位置の分布とを比較してもよい。
・上記実施形態では、点状の圧力検知位置の座標を出力する圧力検知部15を用いたが、圧力検知位置の出力態様は限定されない。例えば、面状の圧力検知パターンを出力する圧力検知部を用いてもよい。またこの圧力検知パターンは、圧力の大きさ毎に区画されていてもよい。この場合、登録位置分布情報40は、所定の圧力以上の圧力が検知された圧力検知パターンを示す。判定部35は、その圧力検知部が検知した圧力検知パターンと、登録位置分布情報40とを比較して、相違の度合いを判定する。
・上記実施形態では、登録位置分布情報40は、複数の圧力検知位置のうち1つを基準とした相対位置座標で表されているとしたが、全ての圧力検知位置が載置面16上の2次元座標で表されていてもよい。要は、圧力検知部15によって検知された圧力検知位置分布の相対位置関係と登録位置分布情報40の相対位置関係が比較できればよい。
・上記実施形態では、載置面16上に1つの電子機器11が載置されるタイプの充電装置10について説明したが、充電装置10は、複数の電子機器11を載置する充電装置であってもよい。この場合、例えば、圧力検知部15によって検知された圧力検知位置分布を、その分布の分散度に応じて分けて、圧力検知位置分布を、電子機器11毎の圧力検知位置分布に分割すればよい。そして、その電子機器11毎の圧力検知位置分布に対して、登録位置分布情報40との比較を行えばよい。
・上記実施形態では、電子機器11と充電装置10との間で磁気共鳴式により電力の伝送が行われるとしたが、それ以外の方式によって電力の伝送を行ってもよい。例えば、送電部13が電流を電波に変換しアンテナを介して受電部17に対して電波を送信する電波式によって電力の伝送を行ってもよい。また、コイルに電流を供給することにより受電用コイルに起電力を発生させる電磁誘導式によって電力の伝送を行ってもよい。電磁誘導式は、磁気共鳴式に比べ電子機器11の位置及び向きが限定されるが、この場合であっても、材料に因らず異物を検知できる効果を得ることができる。
・上記実施形態では、充電装置10内に登録情報記憶部36を設けたが、充電装置10以外の装置に設けてもよい。例えば、電子機器11内に登録情報記憶部36を設けてもよい。また、充電装置10に外部サーバと通信するための通信装置を設け、外部サーバに登録情報記憶部36を設けてもよい。
・受電体は、二次電池を有する電子機器11以外のものであってもよい。例えば、充電装置10から伝送された電力を蓄積せずに利用する電子機器であってもよい。
11…受電体としての電子機器、14…異物検知装置を構成する制御部、15…異物検知装置を構成する圧力検知部、35…判定部、36…登録情報記憶部、16…載置面、40…位置分布情報としての登録位置分布情報。
Claims (1)
- 電力を非接触式で受電する受電体を載置するための載置面に異物があるか否かを判定する異物検知装置において、
前記載置面にあって圧力が加えられた位置を検出する圧力検知部と、
電力伝送の対象とする受電体が前記載置面に載置された際に検知される複数の圧力検知位置の相対位置関係を示す位置分布情報が予め登録された記憶部と、
前記圧力検知部により検知された複数の圧力検知位置の分布と前記登録された位置分布情報とを比較し、それらが相違する度合いに基づき、前記載置面に載置された物体が電力伝送の対象とする受電体以外の異物であるか否かを判定する判定部と、を備える
ことを特徴とする異物検知装置。
Priority Applications (1)
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JP2014179152A JP2016054596A (ja) | 2014-09-03 | 2014-09-03 | 異物検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2014
- 2014-09-03 JP JP2014179152A patent/JP2016054596A/ja active Pending
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