JP2014225961A - 検知装置、給電システム、および、検知装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】磁界内の異物を正確に検知する。【解決手段】検知装置は、測定部および異物検知部を備える。この測定部は、磁界を介して供給された電力を受電する受電コイルの近傍に配置された測定コイルの電圧を測定コイル電圧として測定する。また、異物検知部は、測定された測定コイル電圧に基づいて受電コイルおよび測定コイルの少なくとも一方の電気特性値を取得して、その電気特性値が所定の下限閾値よりも小さい場合には磁界内の異物を検知する。【選択図】図3
Description
本技術は、検知装置、給電システム、および、検知装置の制御方法に関する。詳しくは、磁界内の異物を検知する検知装置、給電システム、および、検知装置の制御方法に関する。
近年、携帯電話機や携帯音楽プレーヤー等のCE(Consumer Electronics)機器に対し、電気的に非接触で電力供給を行う給電システムが注目を集めている。この給電システムは、非接触給電システム、非接触電力伝送システム、または、ワイヤレス給電システムなどと呼ばれている。このシステムにより、電子機器などの2次側機器を、給電機器などの1次側機器の上に置く等の簡易な方法で2次側機器の充電を行うことができる。すなわち、電子機器と給電機器と間で端子接続が不要となる。
このようにして非接触で電力供給を行う方式としては、電磁誘導方式がよく知られている。また、最近では、共鳴現象を利用した磁界共鳴方式(または磁気共鳴方式)と呼ばれる方式を用いた非接触給電システムも注目されている。
磁界共鳴方式を用いた非接触給電システムでは、共鳴現象という原理を利用して電磁誘導方式よりも距離を離した機器間で電力伝送することができるという利点がある。また、給電元の給電コイルと給電先の受電コイルとの間で多少軸合わせが悪くても電力の伝送効率(すなわち、給電効率)があまり落ちないという利点がある。
ただし、これらの磁界共鳴方式及び電磁誘導方式のいずれも、給電元の給電コイルと給電先の受電コイルとの磁気結合を利用した非接触給電システムであることには変わりない。
ところで、非接触給電システムにおいて重要な要素の一つに、磁力線によって発熱しうる金属、磁性体および磁石などの異物の発熱対策がある。電磁誘導方式や磁界共鳴方式の非接触給電システムにおいて、給電コイルと受電コイルとの間隙内に異物が混入すると、その異物を通過する磁力線によって異物が発熱するおそれがある。この異物の発熱は、金属異物を磁力線が通過することで金属異物に発生する渦電流損や、異物磁性体や異物磁石を磁力線が通過することで異物磁性体等に生じるヒステリシス損などに起因している。
異物の発熱は給電機器や電子機器の誤動作や損傷などに繋がりうるため、異物の発熱の防止は、非接触給電システムの大きな課題と言える。
この発熱対策として温度センサを追加し、異物の発熱を検知する手法があるが、この手法では、既に高温となった異物を検知することになるので異物発熱の抜本的な対策方法とは言い難い。つまり、磁力線によって発熱しうる異物を検知する方法としては、異物が大きく発熱する前に検知できる方法が望ましい。
そこで、給電側と受電側の間に金属異物が入ったときの電気パラメータ(電流や電圧等)の変化を見て、金属異物の有無を判断する手法が提案されている。このような手法であれば、異物が大きく発熱する前に、その存在を検知可能である。具体的には、給電側と受電側の通信の際の振幅および位相の変化によって金属異物を検出する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。また、渦電流損によって金属異物を検出する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、上述の従来技術では、異物を正確に検知することができないおそれがある。上述のシステムでは、受電側の金属筺体の影響が加味されていない。一般的な電子機器への充電を考えた場合、電子機器に何らかの金属(金属筐体や金属部品など)が使われている可能性が高い。このため、パラメータの変化が「金属筺体等の影響によるもの」であるか、あるいは「金属異物が混入したことによるもの」であるのかの切り分けが困難である。例えば、渦電流損の変化により異物を検知する場合、渦電流損が電子機器の金属筺体で発生しているのか、それとも給電側と受電側との間に金属異物が混入して発生しているのかを判断することができない。振幅および位相の変化により異物を検知する場合も同様である。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、磁界内の異物を正確に検知することを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、磁界を介して供給された電力を受電する受電コイルの近傍に配置された測定コイルと、上記測定コイルの電圧を測定コイル電圧として測定する測定部と、上記測定コイル電圧に基づいて上記受電コイルおよび上記測定コイルの少なくとも一方の電気特性値を取得して当該電気特性値が所定の下限閾値よりも小さい場合には上記磁界内の異物を検知する異物検知部とを具備する検知装置、および、その制御方法である。これにより、電気特性値が所定の下限閾値よりも小さい場合には異物が検知されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記異物検知部は、上記電気特性値が上記下限閾値よりも小さい場合または上記下限閾値より大きな上限閾値に対して上記電気特性値が大きい場合には上記異物を検知してもよい。これにより、電気特性値が下限閾値よりも小さい場合または上限閾値に対して電気特性値が大きい場合には異物が検知されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記測定部は、上記上限閾値は、上記異物がない場合における上記電気特性値である基準値より大きい値であり、上記下限閾値は、上記基準値より小さい値であってもよい。これにより、基準値より小さな下限閾値よりも電気特性値が小さい場合には異物が検知されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記測定部は、上記受電コイルの電圧および電流をさらに測定し、上記異物検知部は、上記測定コイル電圧と上記受電コイルの電圧および電流とから上記受電コイルのインピーダンスを上記電気特性値として取得してもよい。これにより、受電コイルのインピーダンスが電気特性値として取得されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記測定部は、上記受電コイルの電圧を受電コイル電圧としてさらに測定し、上記異物検知部は、上記測定コイル電圧と上記受電コイル電圧との電圧比を上記電気特性値として取得してもよい。これにより、電圧比が電気特性値として取得されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記測定部は、上記受電コイルの電圧を受電コイル電圧としてさらに測定し、上記受電コイルは、電力量の異なる第1および第2の電力を順に受電し、上記異物検知部は、上記第1の電力が受電された場合に取得した上記電圧比と上記第2の電力が受電された場合に取得した上記電圧比との差を上記電気特性値として取得してもよい。これにより、電圧比の差が電気特性値として取得されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記測定コイルは、コイル面の面積が上記受電コイルより小さいコイルであってもよい。これにより、コイル面の面積が受電コイルより小さな測定コイルの電圧が測定されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記測定コイルは、上記受電コイルの内側に配置されてもよい。これにより、受電コイルの内側に配置された測定コイルの電圧が測定されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において上記測定コイルは、上記受電コイルと略同一平面上に配置されてもよい。これにより、受電コイルと略同一平面に配置された測定コイルの電圧が測定されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記測定コイルは、上記受電コイルとコイル面の中心が略一致する位置に配置されてもよい。受電コイルとコイル面の中心が略一致する位置に配置された測定コイルの電圧が測定されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記電力は、給電装置により給電された電力であり、上記異物が検知された場合には上記電力の電力量の低減を要求する制御信号を上記給電装置へ送信する送信部をさらに具備してもよい。これにより、異物が検知された場合には電力の電力量の低減を要求する制御信号が送信されるという作用をもたらす。
また、本技術の第2の側面は、磁界を介して電力を供給する給電コイルの近傍に配置された測定コイルと、上記測定コイルの電圧を測定コイル電圧として測定する測定部と、上記測定コイル電圧に基づいて上記受電コイルおよび上記測定コイルの少なくとも一方の電気特性値を取得して当該電気特性値が所定の下限閾値よりも小さい場合には上記磁界内の異物を検知する異物検知部とを具備する検知装置である。これにより、電気特性値が所定の下限閾値よりも小さい場合には異物が検知されるという作用をもたらす。
また、本技術の第3の側面は、磁界を介して電力を供給する給電コイルと、上記電力を受電する受電コイルと、上記受電コイルの近傍に配置された測定コイルと、上記測定コイルの電圧を測定コイル電圧として測定する測定部と、上記測定コイル電圧に基づいて上記受電コイルおよび上記測定コイルの少なくとも一方の電気特性値を取得して当顔電気特性値が所定の下限閾値よりも小さい場合には上記磁界内の異物を検知する異物検知部とを具備する給電システムである。これにより、測定コイル電圧に基づいて異物が検知されるという作用をもたらす。
本技術によれば、磁界内の異物を正確に検知することができるという優れた効果を奏し得る。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(インピーダンスに基づいて異物を検知する例)
2.第2の実施の形態(ΔKに基づいて異物を検知する例)
3.第3の実施の形態(電圧比に基づいて異物を検知する例)
4.第4の実施の形態(検知コイル電圧に基づいて異物を検知する例)
5.変形例
1.第1の実施の形態(インピーダンスに基づいて異物を検知する例)
2.第2の実施の形態(ΔKに基づいて異物を検知する例)
3.第3の実施の形態(電圧比に基づいて異物を検知する例)
4.第4の実施の形態(検知コイル電圧に基づいて異物を検知する例)
5.変形例
<1.第1の実施の形態>
[非接触給電システムの構成例]
図1は、実施の形態における非接触給電システムの一構成例を示す斜視図である。この非接触給電システムは、磁界を介して電気的に非接触で電力を供給するためのシステムである。非接触給電システムは、給電装置100と、受電装置400および401とを備える。なお、受電装置の個数は2つに限定されず、1つや3つ以上であってもよい。
[非接触給電システムの構成例]
図1は、実施の形態における非接触給電システムの一構成例を示す斜視図である。この非接触給電システムは、磁界を介して電気的に非接触で電力を供給するためのシステムである。非接触給電システムは、給電装置100と、受電装置400および401とを備える。なお、受電装置の個数は2つに限定されず、1つや3つ以上であってもよい。
給電装置100は、磁力により受電装置400および401に対して、電気的に非接触で電力を供給するものである。非接触給電により、ユーザは、AC(Alternating Current)アダプタ等への端子接続を行わなくとも、給電装置100に受電装置401や401を置くなどの容易な操作で充電を行うことができる。このような充電方式は、ユーザの負担を軽減させる。
給電装置100は、例えば、一定面積の平面を備える形状に形成される。具体的には、給電装置100は、浅い箱型の形状(いわゆる、トレー状)、敷物のような形状(いわゆる、マット状)、または、小高くて上部が平らな形状(いわゆる、台状)に形成される。この平面(以下、「給電面」と称する。)の下部や表面には、磁界を発生する給電コイルが配置される。
給電面の平面は、受電装置400および401などの受電装置を複数置くことができるように、それらの装置の受電面の面積より十分に大きいことが望ましい。ここで、受電面は、磁界を介して供給された電源を受電する受電コイルが下部や表面に配置された平面である。給電面上に、複数の受電装置を置くことにより、非接触給電システムは、これらの装置を同時または順に充電することができる。
なお、給電面の面積を受電面の面積より大きくする構成としているが、この構成に限定されない。それらの面積が同程度であってもよいし、給電面の面積の方が受電面より小さくてもよい。また、受電装置400等を近接させるだけでも充電することができるため、給電装置100の形状は、平面を備える形状に限定されない。例えば、給電装置100は、卓上ホルダやクレードルといったスタンド型の形状であってもよい。
また、給電装置100は充電のみを行う構成としているが、充電とともに、受電装置400との間で、双方向のデータ転送を行ってもよい。
受電装置400は、給電装置100から磁界を介して供給された電力を受電するものである。例えば、携帯電話端末や電子スチルカメラなどの電子機器が、受電装置400として用いられる。この受電装置400は、磁界内の異物の有無を検知し、異物があると給電装置100に対して給電量の低減を要求する。給電装置100は、その要求に応じて給電量を低減する。これにより、異物の発熱が防止される。受電装置401の構成は、受電装置400と同様である。
なお、受電装置400は、電気自動車などの電子機器以外の機器であってもよい。電気自動車である場合、受電装置400は、例えば、泥等に混じって車体に付着した金属異物を検知することができる。
[給電装置の構成例]
図2は、第1の実施の形態における給電装置100の一構成例を示すブロック図である。この給電装置100は、電力変換回路110、給電制御部120、復調回路130、インピーダンス整合回路140、キャパシタ150および給電コイル160を備える。
図2は、第1の実施の形態における給電装置100の一構成例を示すブロック図である。この給電装置100は、電力変換回路110、給電制御部120、復調回路130、インピーダンス整合回路140、キャパシタ150および給電コイル160を備える。
電力変換回路110は、給電装置100の外部の電力供給源から供給される電力の電圧や周波数を変換して、電力伝送を行うための交流電力を生成する回路である。また、電力変換回路110は、給電制御部120により周波数の変更が指示されると、生成する交流電力の周波数を変更する。ここで、外部の電力供給原は、例えば、プラグソケット(いわゆるコンセント)を介して供給される商用電源である。
給電制御部120は、受電装置400に供給する電力量を制御するものである。この給電制御部120は、給電装置100の電源が投入されると、電力変換回路110を制御して受電装置400に所定の電力量W1の供給を開始させる。ここで、電力量W1は、例えば、受電装置400が動作可能な最小限の電力量に設定される。
そして、給電制御部120は、受電装置400から復調回路130を介して、給電量を制御するための給電制御信号を受信する。給電制御部120は、その給電制御信号に従って給電量を制御する。この給電制御信号には、例えば、給電量の増大を要求する信号と、給電量の減少を要求する信号とが含まれる。
給電量の増大が要求されると、給電制御部120は、電力変換回路110を制御して受電装置400に電力量W1より高い電力量W2を供給させる。ここで、電力量W2は、例えば、受電装置400が二次電池の充電等を行うのに十分な電力量に設定される。
そして、電力量がW2であるときに給電量の減少が要求されると、給電制御部120は、電力変換回路110を制御して電力量をW1に戻す。なお、給電制御部120は、電力量をW1およびW2の2段階に制御しているが、3段階以上に制御してもよいし、給電の開始および停止を制御してもよい。
給電量の制御は、例えば、給電制御部120が電力変換回路110を制御して交流周波数を変更させることにより実現される。具体的には、給電制御部120は、給電量を増大させる場合には交流周波数を特定の周波数(例えば、共振周波数)に略一致させ、給電量を減少させる場合には交流周波数を特定の周波数と異なる値に制御する。
なお、給電量の制御は、交流周波数の変更に限定されない。例えば、給電制御部120は、電力変換回路110に交流電圧を降圧または昇圧させることにより給電量を制御してもよい。また、電力変換回路110がスイッチング電源などによりパルス信号を生成して給電コイル160に供給する構成の場合、給電制御部120が、そのパルス信号のデューティ比を変更させることにより給電量を制御してもよい。
復調回路130は、受電装置400からの交流信号を復調して、その交流信号に重畳された給電制御信号を取り出すものである。復調回路130は、その給電制御信号を給電制御部120に供給する。
インピーダンス整合回路140は、給電側の回路のインピーンダンスを制御して、受電側の回路のインピーダンスと整合させる回路である。インピーダンス整合を行うことにより、電力の伝送効率が向上する。なお、伝送効率が十分に高い場合や、受電側のインピーダンス整合のみにより伝送効率が十分に向上する場合などには、インピーダンス整合回路140を設けない構成としてもよい。
キャパシタ150は、電気エネルギーを蓄積または放出する素子である。このキャパシタ150は、給電コイル160に、例えば直列に接続され、給電コイル160とともにLC共振回路を構成する。このLC共振回路の共振周波数f1が、受電側のLC共振回路の共振周波数f2と略一致するように、もしくは共振周波数f2の近傍の周波数となるようにキャパシタ150の容量値が設定される。
なお、給電コイル160内における線間容量や、給電コイル160と後述する受電コイルとの間の容量等から構成される寄生容量成分により、共振周波数f1が得られるのであれば、キャパシタ150を設けない構成としてもよい。また、電力の伝送効率が十分に高い場合などには、キャパシタ150を設けない構成としてもよい。
また、キャパシタ150は容量可変キャパシタであってもよい。その場合には、給電制御部120が、その容量を制御して共振周波数を調整する。
給電コイル160は、電力変換回路110から交流電力が供給されると、アンペールの法則に従って電磁波を発生するものである。この電磁波を介して受電装置400に電源が供給される。
なお、給電装置100は、給電コイル160を1つ備える構成としているが、給電コイル160を複数備える構成としてもよい。
[受電装置の構成例]
図3は、第1の実施の形態における受電装置400の一構成例を示すブロック図である。受電装置400は、検知コイル410と、キャパシタ420と、受電コイル430と、キャパシタ440および441と、受電制御部450とを備える。また、受電装置400は、充電制御部480、二次電池481および負荷回路482を備える。
図3は、第1の実施の形態における受電装置400の一構成例を示すブロック図である。受電装置400は、検知コイル410と、キャパシタ420と、受電コイル430と、キャパシタ440および441と、受電制御部450とを備える。また、受電装置400は、充電制御部480、二次電池481および負荷回路482を備える。
検知コイル410は、受電コイル430の近傍に配置され、異物を検知するために電圧が測定されるコイルである。なお、検知コイル410は、特許請求の範囲に記載の測定コイルの一例である。
キャパシタ420は、電気エネルギーを蓄積または放出する素子である。このキャパシタ420は、検知コイル410に、例えば直列に接続される。キャパシタ420は、共振用途やフィルタ用途、カップリング用途などで使われる。特に、共振用途の場合には、検知コイル410とともにLC共振回路を構成する。そして、このLC共振回路は、その共振周波数がf3となるように、キャパシタ420の容量値が設定される。また、この共振周波数f3は、給電側に起因する電磁気的な干渉を低減させたい場合には、給電側の共振周波数f1と一致しないように設定することが望ましい。逆に、給電側に起因する電磁気的な干渉を積極的に利用したい場合には、給電側の共振周波数f1と略一致させる場合もある。もちろん、共振用途やフィルタ用途、カップリング用途などが必要のない状況であれば、キャパシタ420を必ずしも設ける必要はない。
受電コイル430は、給電装置100から供給された電源を受電するものである。具体的には、受電コイル430は、給電装置100から電磁波が供給されると、電磁誘導の法則に従って、その電磁波の磁束の変化に応じた誘導電圧を発生する。
なお、受電装置400は、受電コイル430を1つ備える構成としているが、受電コイル430を複数備える構成としてもよい。また、受電コイル430を複数備える場合には、それらの受電コイル430の少なくとも1つの近傍に検知コイル410が配置される。
キャパシタ440および441は、電気エネルギーを蓄積または放出する素子である。キャパシタ440は、受電コイル430に直列に接続され、キャパシタ441は、受電コイル430に並列に接続される。これらのキャパシタ440および441は、受電コイル430とともにLC共振回路を構成する。このLC共振回路の共振周波数f2が、給電側の共振周波数f1と略一致するように、もしくは共振周波数f1の近傍の周波数となるようにキャパシタ440等の容量値が設定される。
なお、キャパシタ420および440の少なくとも一方は容量可変キャパシタであってもよい。その場合には、受電制御部450が、その容量を制御して共振周波数を調整する。一方、受電コイル430内における線間容量や、前述した給電コイル160と受電コイル430との間の容量等から構成される寄生容量成分により、共振周波数f2が得られるのであれば、キャパシタ420やキャパシタ440を設けない構成としてもよい。また、電力の伝送効率が十分に高い場合などには、キャパシタ420やキャパシタ440を設けない構成としてもよい。
また、受電装置400は、検知コイル410を含む共振回路や受電コイル430を含む共振回路の他に、さらに共振回路を備えてもよい。
受電制御部450は、受電装置400全体を制御するものである。この受電制御部450は、測定部451、異物検知部460、変調回路452、受電制御回路453、インピーダンス整合回路454、整流回路455、電圧安定化回路456および負荷接続回路457を備える。
また、受電制御部450は、端子471、472、473および474を備える。端子471には、キャパシタ420を介して検知コイル410の一端が接続される。端子472および473には、受電コイル430を含むLC共振回路が接続される。端子474には、充電制御部480が接続される。
測定部451は、受電コイル430の電圧V2および電流I2と、検知コイル410の電圧V3とを測定するものである。電圧は、計器用変圧器などにより測定される。電流は、例えば、シャント抵抗を受電コイルに直列に接続して、その両端の電位差から求められる。測定においては電圧の単位として、例えば、ボルト(V)が用いられ、電流の単位として、例えば、アンペア(A)が用いられる。
なお、電流は、電流トランスにより求めてもよい。また、測定部451は、交流信号を増幅する増幅回路を備え、その増幅回路により増幅された電圧等を測定してもよい。交流信号の増幅により、測定部451は、電圧等を高精度で測定することができる。
受電コイル430の電圧V2を以下、「受電コイル電圧」と称し、受電コイル430の電流I2を以下、「受電コイル電流」と称する。また、検知コイルの電圧V3を以下、「検知コイル電圧」と称する。測定部451は、それらの測定値を異物検知部460に供給する。
ここで、測定される受電コイル電圧および受電コイル電流は、整流回路455により整流される前の電圧および電流であるものとする。なお、測定部451が整流後の受電コイル電圧および受電コイル電流を測定する構成としてもよい。
異物検知部460は、測定部451により測定された測定値に基づいて、給電装置100からの磁界内の異物を検知するものである。この異物検知部460は、受電制御部450からの接続制御信号に基づいて、負荷が接続されているか否かを判断する。そして、異物検知部460は、負荷が接続されているときと負荷が非接続のときとのそれぞれにおける測定値を取得し、それらの測定値に基づいて異物を検知する。検知方法の詳細については後述する。異物検知部460は、異物の検知結果を受電制御部450に供給する。
なお、検知コイル410、測定部451および異物検知部460を備える装置は、特許請求の範囲に記載の異物検知装置の一例である。また、この異物検知装置を受電装置400に内蔵する構成としているが、異物検知装置を受電装置400の外部に設ける構成としてもよい。
変調回路452は、給電装置100への交流信号の振幅などを変調することにより給電制御信号を重畳するものである。この変調回路452は、受電制御回路453から給電制御信号を受け取ると、その給電制御信号を交流信号に重畳する。これにより、給電装置100へ給電制御信号が送信される。
なお、変調回路452は負荷変調を行っているが、負荷変調以外の変調方式により変調を行ってもよい。また、受電装置400は、負荷変調により給電制御信号を送信しているが、他の方式で送信してもよい。例えば、受電装置400は、通信コイルやアンテナをさらに備え、それらを使用して給電制御信号を送信してもよい。
受電制御回路453は、異物の検知結果に基づいて給電量を制御するものである。この受電制御回路453は、給電装置100から電力量W1の電力が供給されると、負荷の非接続を指示する接続制御信号を負荷接続回路457に供給する。
そして、異物検知部460から測定終了通知を受け取ると、受電制御回路453は、負荷の接続を指示する接続制御信号を負荷接続回路457に供給し、給電量の増大を要求する給電制御信号を変調回路452に供給する。これにより、給電量がW1からW2に増大する。
電力量W2が供給された後に、異物が検知されたことを示す検知結果を受け取ると、受電制御回路453は、負荷の非接続を指示する接続制御信号を負荷接続回路457に供給し、給電量の低減を要求する給電制御信号を変調回路452に供給する。これにより、給電量がW2からW1に減少し、異物の発熱が抑制される。
なお、受電制御回路453は異物検知時に給電量を初期のW1に戻すように要求しているが、異物検知時には給電量をW1よりさらに低くするように要求する構成であってもよい。また、受電制御回路453は異物検知時に、W2より低いが、W1より高い給電量を要求してもよい。あるいは、受電制御回路453は異物検知時に給電の停止を要求する構成であってもよい。もしくは、受電制御回路453は、異物検知時に負荷の非接続のみを指示し、給電量の低減を要求しない構成であってもよい。給電量の低減を要求しない場合、変調回路452を設ける必要はない。また、受電制御回路453は、異物検知時に負荷を非接続にしているが、異物検知時に負荷を接続させたままで給電量の低減を要求する構成であってもよい。
また、受電制御回路453は、給電制御信号のみを送信しているが、給電制御信号と別個に、異物の検知結果をさらに送信してもよい。この場合、給電装置100は、異物の検知時に給電量を低減すればよい。
また、受電制御回路453は、整流回路455および電圧安定化回路456を制御する。例えば、受電制御回路453は、電力量W2が供給されると整流回路455および電圧安定化回路456を動作させ、異物が検知されると、それらを停止させる。
インピーダンス整合回路454は、受電側の回路のインピーンダンスを制御して、給電側の回路のインピーダンスと整合させる回路である。インピーダンス整合を行うことにより、電力の伝送効率が向上する。なお、伝送効率が十分に高い場合や、給電側のインピーダンス整合のみにより伝送効率が十分に向上する場合などには、インピーダンス整合回路454を設けない構成としてもよい。
整流回路455は、給電装置100から供給された交流電力を整流して直流電力を生成するものである。この整流回路455は、生成した直流電力を電圧安定化回路456および負荷接続回路457を介して充電制御部480に供給する。電圧安定化回路456は、直流電力の電圧を一定に制御するものである。
なお、整流回路455による整流後の電力をそのまま、電圧安定化回路456に供給する構成としているが、この構成に限定されない。例えば、整流後の電力を平滑化する平滑化回路を整流回路455と電圧安定化回路456との間に設ける構成であってもよい。
負荷接続回路457は、受電制御回路453の制御に従って、負荷が接続された状態と負荷が非接続の状態とのいずれかに制御するものである。具体的には、負荷接続回路457は、負荷の非接続が指示されると、整流回路455と充電制御部480との間の電路を開状態にして直流電力の供給を遮断する。一方、負荷の接続が指示されると、負荷接続回路457は、整流回路455と充電制御部480との間の電路を閉状態にする。
充電制御部480は、直流電力の電圧や電流を制御して、二次電池481を充電するものである。また、充電制御部480は、二次電池481の充電中において、その充電電力の一部を負荷回路482に供給する。二次電池481は、充電制御部480により充電された電力を蓄えるものである。例えば、リチウムイオン電池などが二次電池481として用いられる。負荷回路482は、二次電池481または充電制御部480からの電力を使用して動作する回路である。
なお、充電制御部480を受電制御部450の外部に設ける構成としているが、充電制御部480を受電制御部450に内蔵する構成としてもよい。これにより、受電制御部450は、二次電池481や負荷回路482への電力供給を効果的に制限ないし停止することができる。その場合、充電制御部480を受電制御回路453に内蔵する構成としてもよい。一方、充電制御部480を受電制御部450の外部に設ける構成としたまま、充電制御部480が受電制御部450の少なくとも一部を制御できるようにしてもよい。
また、異物検知装置を受電側に設ける構成としているが、この異物検知装置を受電側でなく給電側に設ける構成としてもよい。この場合には、検知コイル410が給電コイル160の近傍に配置され、異物検知部460は、その給電コイル160が発生する磁界内の異物を検知する。また、異物検知装置は、給電装置100の内部または外部に設けられる。また、異物検知装置を給電側と受電側の両方に設けてもよい。
また、給電装置100および受電装置400は、図2および図3に例示した構成のほかに、必要に応じて、さらに回路等を備えてもよい。例えば、給電装置100および受電装置400の少なくとも一方は、異物の検知結果などを表示する表示部、双方向の通信を行う通信部、および、給電装置100に受電装置400が置かれたか否かを検出する検出部などをさらに備えてもよい。
図4は、第1の実施の形態における受電コイル430および検知コイル410の一例を示す図である。図4におけるaは、受電コイル430および検知コイル410の平面図の一例である。
検知コイル410のコイル面の面積は、受電コイル430より小さい。また、検知コイル410は、受電コイル430の内側に配置されている。また、検知コイル410は、その中心が受電コイル430の中心と略一致するように配置することが望ましい。
図4におけるbは、図4のaのA−B線における受電コイル430および検知コイル410の断面図の一例である。同図におけるbに例示するように、装置の厚みを薄くするため、また、実装性および量産性の観点から、検知コイル410および受電コイル430は略同一平面上に配置することが望ましい。
なお、図4におけるbでは、検知コイル410および受電コイル430を略同一平面上に配置しているが、これらを異なる平面上に配置してもよい。
これらの受電コイル430および検知コイル410と給電コイル160とは、例えば、導電性の線材を巻くことにより形成され、それぞれの巻き数は、任意である。なお、これらのコイルは、導電性の線材を巻く方法以外の方法により形成してもよい。例えば、プリント配線板やフレキシブルプリント基板などに導電性のパターンにより形成してもよい。このようなコイルは、パターンコイルやパターンループと呼ばれる。パターンコイルは、導電性材料を基板に印刷ないし蒸着したものや導電性の板金やシート等を加工することによっても形成することができる。
また、これらのコイルは、導電性の素線を複数本束ねた線材を巻く巻き方により構成してもよい。具体的には、導電性の素線を2本束ねた線材を巻く巻き方や、その素線を3本束ねた巻線を巻く巻き方などにより構成される。前者はバイファイラ巻きと呼ばれ、後者はトリファイラ巻きと呼ばれる。また、各コイルの巻線は、導電性の素線を複数本束ねて撚った線材(すなわち、リッツ線)であってもよい。
また、これらのコイルとして、スパイラル形状もしくは厚み方向に巻線が巻回しているヘリカル形状のコイルを用いてもよい。また、スパイラル形状のコイルを2層で折り返すように配置するα巻き形状や、更なる多層のスパイラル形状などによって、各コイルを形成してもよい。
また、これらのコイルの周辺には、磁束漏れを防ぐことや伝送効率を向上させることなどを目的として、磁性体、磁石、導電体、または、金属などによるシールドを設けてもよい。
また、受電コイル430の巻線が巻かれている個所(すなわち、トラック)の内部に検知コイル410を設けてもよい。さらに、誘導加熱用コイルや無線通信用コイルなどの、非接触給電以外の用途に使われるコイルを検知コイル410として併用してもよい。加えて、非接触給電システムの構成次第では、受電コイル430を検知コイル410として併用してもよい。なお、これらの併用は、全く同じコイルを併用して使う場合に加えて、スイッチングなどを用いてコイルの一部を併用する場合なども想定される。
給電装置100からの磁界内に金属などの導電性の異物があると、異物において電磁誘導効果により渦電流が発生する。この渦電流によるジュール熱により異物は発熱する。また、その渦電流が発生した磁界が、検知コイル410や受電コイル430に作用し、それらの等価回路におけるインピーダンスなどの電気特性を変化させる。
特に、異物が受電コイル430の巻線の近傍にあると、異物が発生した磁界により、巻線傍の磁界が分散され、受電コイル430の等価回路のインピーダンスは上昇する。一方、異物が受電コイル430の中心付近にあると、受電コイル430の中心に鉄心を入れたときと類似の原理により、中心付近に磁界が集中し、受電コイル430のインピーダンスが低下する。このため、受電装置400は、異物がない場合のインピーダンスを基準値としたインピーダンスの変動から、異物を検知することができる。
[異物検知部の構成例]
図5は、第1の実施の形態における異物検知部460の一構成例を示すブロック図である。この異物検知部460は、信号処理部461、測定値保持部462、電気特性取得部463および比較部464を備える。
図5は、第1の実施の形態における異物検知部460の一構成例を示すブロック図である。この異物検知部460は、信号処理部461、測定値保持部462、電気特性取得部463および比較部464を備える。
信号処理部461は、測定値に対して、所定の信号処理を施すものである。具体的には、交流信号の実数成分と虚数成分との分離が信号処理として行われる。信号処理部461は、負荷が非接続のときに測定された受電コイル電流I2offを測定値保持部462に保持させる。また、信号処理部461は、負荷が非接続のときに測定された受電コイル電圧V2offおよび検知コイル電圧V3offのそれぞれの実数成分を測定値保持部462に保持させる。信号処理部461は、負荷が接続されていないときの測定値の各々を保持させると、測定終了通知を生成して受電制御回路453に供給する。
そして負荷が接続されると、信号処理部461は、そのときに測定された受電コイル電流I2onを測定値保持部462に保持させる。また、信号処理部461は、負荷が接続されたときに測定された受電コイル電圧V2onおよび検知コイル電圧V3onのそれぞれの実数成分を測定値保持部462に保持させる。測定値保持部462は、測定値を保持するものである。
なお、信号処理部461は、基本波成分と高調波成分やノイズ成分とを分離して基本成分のみを抽出する処理を信号処理として、さらに実行してもよい。また、信号処理部461は、搬送波周波数に関する情報や、搬送波のデューティ比に関する情報を取得して受電制御回路453に通知する処理などをさらに実行してもよい。また、測定部451が直流電圧等を測定する構成の場合、信号処理部461が実数成分と虚数成分との分離を実行する必要はない。
電気特性取得部463は、測定値から、受電コイル430および検知コイル410の少なくとも一方の電気特性を示すパラメータを取得するものである。この電気特性取得部463は、パラメータとして、例えば、等価回路上の受電コイル430のインピーダンスを取得する。具体的には、電気特性取得部463は、測定値保持部462から、受電コイル電流I2onおよびI2offと、受電コイル電圧V2onおよびV2offと、検知コイル電圧V3onおよびV3offとを読み出す。そして、電気特性取得部463は、それらの測定値から次の式1乃至式4を使用して受電コイル430のインピーダンスとして抵抗R2を求める。電気特性取得部463は、求めた抵抗R2を比較部464へ供給する。
ここで、式1は、(R2+Ron)×I2on≒real(V2on)と(R2+Roff)×I2off≒real(V2off)とから導出される。これらの式において、Ronは、負荷が接続時の受電コイル430に実質的に繋がる回路のインピーダンスの実部であり、Roffは、負荷が非接続時の受電コイル430に実質的に繋がる回路のインピーダンスの実部である。また、式1、式3および式4においてreal(A)は、Aの実数成分を返す関数である。
なお、式3および式4において、実数成分の比を求めているが、実数成分の比の代わりに虚数成分の比や絶対値の比を求めてもよい。
また、電気特性取得部463は、受電コイル430のインピーダンスとして抵抗R2を求めているが、抵抗の代わりに受電コイル430のリアクタンスを求めてもよい。
比較部464は、電気特性取得部463が取得したパラメータと上限閾値および下限閾値とを比較するものである。ここで、上限閾値は、異物がないときのパラメータの値を基準値として、その基準値より大きい値に設定される。また、下限閾値は、その基準値より小さい値に設定される。比較部464は、パラメータが上限閾値より大きい場合、または、パラメータが下限閾値より小さい場合に異物を検知する。比較部464は、異物の検知結果を受電制御回路453へ供給する。
なお、異物検知部460は、負荷を接続するときの給電量と非接続のときの給電量とのそれぞれの測定値を取得しているが、この構成に限定されない。例えば、受電装置400が負荷を接続したまま、あるいは、負荷を非接続のままで異なる2つの電力量を順に供給させ、異物検知部460が、それらの給電量のときの測定値を順に取得してもよい。この場合、受電装置400は、測定において負荷接続回路457を必要としないが、運用面や安全面の観点からは、受電装置400に負荷接続回路457を設けることが望ましい。
[給電装置の動作例]
図6は、第1の実施の形態における給電装置100の動作の一例を示すフローチャートである。この動作は、例えば、給電装置100に外部電源が投入されたときに開始する。給電装置100は、磁界を介して最小の電力量W1を供給する(ステップS901)。
図6は、第1の実施の形態における給電装置100の動作の一例を示すフローチャートである。この動作は、例えば、給電装置100に外部電源が投入されたときに開始する。給電装置100は、磁界を介して最小の電力量W1を供給する(ステップS901)。
そして、給電装置100は、給電制御信号により給電量の増大が要求されたか否かを判断する(ステップS902)。給電量の増大が要求されていなければ(ステップS902:No)、給電装置100は、ステップS902に戻る。
給電量の増大が要求されたのであれば(ステップS902:Yes)、給電装置100は、給電量をW2に増大する(ステップS903)。そして、給電装置100は、給電制御信号により給電量の低減が要求されたか否かを判断する(ステップS904)。給電量の低減求されていなければ(ステップS904:No)、給電装置100は、ステップS904に戻る。
給電量の低減が要求されたのであれば(ステップS904:Yes)、給電装置100は、給電量をW1に低減し(ステップS905)、ステップS902に戻る。
[受電装置の動作例]
図7は、第1の実施の形態における受電装置400の動作の一例を示すフローチャートである。この動作は、例えば、給電装置100から電力が供給されたときに開始する。受電装置400は、接続制御信号により負荷が非接続の状態にする(ステップS951)。受電装置400は、受電コイル電流I2off、受電コイル電圧V2off、および、検知コイル電圧V3offを測定する(ステップS952)。
図7は、第1の実施の形態における受電装置400の動作の一例を示すフローチャートである。この動作は、例えば、給電装置100から電力が供給されたときに開始する。受電装置400は、接続制御信号により負荷が非接続の状態にする(ステップS951)。受電装置400は、受電コイル電流I2off、受電コイル電圧V2off、および、検知コイル電圧V3offを測定する(ステップS952)。
そして、受電装置400は、接続制御信号により負荷が接続された状態にし、給電制御信号により給電量を増大させる(ステップS953)。受電装置400は、受電コイル電流I2on、受電コイル電圧V2on、および、検知コイル電圧V3onを測定する(ステップS954)。受電装置400は、式1などを使用して、測定値から電気特性のパラメータを取得する(ステップS956)。受電装置400は、そのパラメータが上限閾値より高いか否かを判断する(ステップS957)。
パラメータが上限閾値以下であれば(ステップS957:No)、受電装置400は、パラメータが下限閾値より小さいか否かを判断する(ステップS958)。パラメータが上限閾値より大きい場合(ステップS957:Yes)、または、パラメータが下限閾値より小さい場合(ステップS958:Yes)、受電装置400は、異物を検知する(ステップS959)。そして、受電装置400は、給電制御信号により給電量を低減させる(ステップS960)。パラメータが下限閾値より大きい場合(ステップS958:No)、または、ステップS960の後、受電装置400は、異物を検知するための動作を終了する。
なお、受電装置400は、図8に例示した検知処理を、受電時に1回だけ実行する構成としているが、この検知処理を定期的に実行してもよい。
図8は、第1の実施の形態における異物の温度変化の一例を示すグラフである。同図の縦軸は、給電装置100からの磁力線により発熱した金属異物の温度であり、横軸は、その異物の中心と受電コイル430との中心とのズレ量である。温度の単位は、例えば、℃であり、ズレ量の単位は、ミリメートル(mm)である。受電コイル430の巻線は、受電コイル430の中心から、−13mm前後の位置に配置されているものとする。ズレ量が−30mmから0mmに近づくほど異物の温度が上昇し、−13mm前後で最も高くなる。また、ズレ量が0mmの付近では、ピークより温度が低いものの、−30mmのときより高い温度となる。このことから、受電コイル430の内部に異物があるときに、異物の温度が比較的高くなることが分かる。そこで、例えば、受電装置400が損傷しない温度の許容値を定めておき、その温度以上で異物が発熱する範囲(−20mm乃至0mmなど)を、異物を検知すべき範囲とし、その検知範囲で異物を検知できるように受電装置400の設計が行われる。
図9は、第1の実施の形態における受電コイル430のインピーダンスの変化の一例を示すグラフである。同図の縦軸は、受電コイル430のインピーダンスであり、横軸は、異物の中心と受電コイル430との中心とのズレ量である。図9において、異物の寸法や材質、給電量などの測定条件は図8と同一であるものとする。
図9に示すように、受電コイル430のインピーダンスは、受電コイルのトラック付近において基準値より高くなり、中心付近において基準値より低くなる。このため、基準値より大きな上限閾値Th_UR2と、基準値より小さな下限閾値Th_LR2とを適切な値に設定することにより、許容値以上の温度で異物が発熱するトラック付近や中心付近において、受電装置400は異物を正確に検知することができる。
このように、本技術の第1の実施の形態によれば、受電装置は、インピーダンスが下限閾値よりも小さい場合に異物を検知するため、受電コイル430の中心付近において異物を高い精度で検知することができる。また、受電装置は、インピーダンスが上限閾値より大きい場合に異物を検知するため、受電コイル430のトラック付近において異物を高い精度で検知することができる。
<2.第2の実施の形態>
第1の実施の形態では受電装置400は、受電コイル430のインピーダンスから異物を検知していたが、ΔKから異物を検知してもよい。第2の実施の形態の受電装置400は、ΔKから異物を検知する点において第1の実施の形態と異なる。
第1の実施の形態では受電装置400は、受電コイル430のインピーダンスから異物を検知していたが、ΔKから異物を検知してもよい。第2の実施の形態の受電装置400は、ΔKから異物を検知する点において第1の実施の形態と異なる。
第2の実施の形態の測定部451は、受電コイル電流I2を測定しない。このため、測定部451において電流計等が不要になる。
また、第2の実施の形態の異物検知部460は、式2乃至式4を使用してΔKを求め、そのΔKと閾値とを比較することにより異物を検知する。
図10は、第2の実施の形態におけるΔKの変化の一例を示すグラフである。同図の縦軸は、ΔKであり、横軸は、異物の中心と受電コイル430との中心とのズレ量である。図10において、異物の寸法や材質、給電量などの測定条件は図8と同一であるものとする。
図10に示すように、受電コイル430のΔKは、受電コイルのトラック付近において基準値より高くなり、中心付近において基準値より低くなる。このため、基準値より大きな上限閾値Th_UΔKと、基準値より小さな下限閾値Th_LΔKとを適切な値に設定することにより、許容値以上の温度で異物が発熱するトラック付近や中心付近において、受電装置400は異物を正確に検知することができる。
このように、第2の実施の形態によれば、ΔKに基づいて異物を正確に検知することができる。
<3.第3の実施の形態>
第1の実施の形態では受電装置400は、受電コイル430のインピーダンスから異物を検知していたが、受電コイル430と検知コイル410との電圧比から異物を検知してもよい。第3の実施の形態の受電装置400は、電圧比から異物を検知する点において第1の実施の形態と異なる。
第1の実施の形態では受電装置400は、受電コイル430のインピーダンスから異物を検知していたが、受電コイル430と検知コイル410との電圧比から異物を検知してもよい。第3の実施の形態の受電装置400は、電圧比から異物を検知する点において第1の実施の形態と異なる。
第3の実施の形態の測定部451は、受電コイル電流I2を測定しない。このため、測定部451において電流計等が不要になる。また、測定部451は、負荷が非接続時の受電コイル電圧V2offおよび検知コイル電圧V3offを測定しない。これらを測定しなくてよいため、測定値の測定開始から異物の検知終了までのレイテンシが短くなる。
また、第3の実施の形態の異物検知部460は、式4を使用して電圧比を求め、その電圧比と閾値とを比較することにより異物を検知する。
図11は、第3の実施の形態における電圧比の変化の一例を示すグラフである。同図の縦軸は、式4から求められた電圧比であり、横軸は、異物の中心と受電コイル430との中心とのズレ量である。図11において、異物の寸法や材質、給電量などの測定条件は図8と同一であるものとする。
図11に示すように、受電コイル430の電圧比は、受電コイルのトラック付近において基準値より高くなり、中心付近において基準値より低くなる。このため、基準値より大きな上限閾値Th_URと、基準値より小さな下限閾値Th_LRとを適切な値に設定することにより、許容値以上の温度で異物が発熱するトラック付近や中心付近において、受電装置400は異物を正確に検知することができる。
このように、第3の実施の形態によれば、電圧比に基づいて異物を正確に検知することができる。
<4.第4の実施の形態>
第1の実施の形態では受電装置400は、受電コイル430のインピーダンスから異物を検知していたが、検知コイル電圧から異物を検知してもよい。第4の実施の形態の受電装置400は、検知コイル電圧V3onから異物を検知する点において第1の実施の形態と異なる。
第1の実施の形態では受電装置400は、受電コイル430のインピーダンスから異物を検知していたが、検知コイル電圧から異物を検知してもよい。第4の実施の形態の受電装置400は、検知コイル電圧V3onから異物を検知する点において第1の実施の形態と異なる。
第4の実施の形態の測定部451は、検知コイル電圧V3onのみを測定する。また、受電コイル電圧および電流を測定しなくてよいため、測定部451の構成が簡易となる。
また、第3の実施の形態の異物検知部460は、検知コイル電圧V3onの実数成分と閾値とを比較することにより異物を検知する。
なお、異物検知部460は検知コイル電圧V3onの実数成分から異物を検知しているが、この構成に限定されない。例えば、異物検知部460は、検知コイル電圧V3onの虚数成分や検知コイル電圧V3onの絶対値から異物を検知してもよい。
図12は、第4の実施の形態における検知コイル電圧V3onの変化の一例を示すグラフである。同図の縦軸は、検知コイル電圧V3onの実数成分であり、横軸は、異物の中心と受電コイル430との中心とのズレ量である。図12において、異物の寸法や材質、給電量などの測定条件は図8と同一であるものとする。
図12に示すように、受電コイル430の検知コイル電圧V3onは、受電コイルのトラック付近において基準値より高くなり、中心付近において基準値より低くなる。このため、基準値より大きな上限閾値Th_UV3と、基準値より小さな下限閾値Th_LV3とを適切な値に設定することにより、許容値以上の温度で異物が発熱するトラック付近や中心付近において、受電装置400は異物を正確に検知することができる。
このように、第4の実施の形態によれば、検知コイル電圧に基づいて異物を正確に検知することができる。
[変形例]
第1の実施の形態では、図4に例示したレイアウトで検知コイル410を配置したが、図4と異なるレイアウトで検知コイル410を配置してもよい。変形例の受電装置400は、検知コイル410の配置が図4と異なる点において第1の実施の形態と異なる。
第1の実施の形態では、図4に例示したレイアウトで検知コイル410を配置したが、図4と異なるレイアウトで検知コイル410を配置してもよい。変形例の受電装置400は、検知コイル410の配置が図4と異なる点において第1の実施の形態と異なる。
図13は、変形例における受電コイルおよび検知コイルの配置例を示す断面図である。
図13におけるaは、検知コイル410の一部の巻線に隙間を設けたものである。図13におけるbは、図13のaにおいて検知コイル410の巻き数を少なくしたものである。
図13おけるcは、検知コイル410の最外縁を、受電コイル430のトラック上に配置した例である。
図13におけるdは、検知コイル410の両端の一方が受電コイル430のトラック上に配置され、他方が受電コイル430の外側に配置されるように、検知コイル410の中心を受電コイル430の中心からずらした例である。
図13におけるeは、検知コイル410の中心が受電コイル430のトラック上に位置するように配置した例である。
図13おけるfは、検知コイル410の両端の一方が受電コイル430のトラック上に配置され、他方が受電コイル430の内側に配置されるように、検知コイル410の中心を受電コイル430の中心からずらした例である。
図13におけるgは、受電コイル430の内側に検知コイル410が位置する範囲で、検知コイル410の中心を受電コイル430の中心からずらした例である。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
また、上述の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disc)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray(登録商標)Disc)等を用いることができる。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)磁界を介して供給された電力を受電する受電コイルの近傍に配置された測定コイルと、
前記測定コイルの電圧を測定コイル電圧として測定する測定部と、
前記測定コイル電圧に基づいて前記受電コイルおよび前記測定コイルの少なくとも一方の電気特性値を取得して当該電気特性値が所定の下限閾値よりも小さい場合には前記磁界内の異物を検知する異物検知部と
を具備する検知装置。
(2)前記異物検知部は、前記電気特性値が前記下限閾値よりも小さい場合または前記下限閾値より大きな上限閾値に対して前記電気特性値が大きい場合には前記異物を検知する前記(1)記載の検知装置。
(3)前記上限閾値は、前記異物がない場合における前記電気特性値である基準値より大きい値であり、前記下限閾値は、前記基準値より小さい値である前記(2)記載の検知装置。
(4)前記測定部は、前記受電コイルの電圧および電流をさらに測定し、
前記異物検知部は、前記測定コイル電圧と前記受電コイルの電圧および電流とから前記受電コイルのインピーダンスを前記電気特性値として取得する前記(1)または(2)記載の検知装置。
(5)前記測定部は、前記受電コイルの電圧を受電コイル電圧としてさらに測定し、
前記異物検知部は、前記測定コイル電圧と前記受電コイル電圧との電圧比を前記電気特性値として取得する前記(1)から(4)のいずれかに記載の検知装置。
(6)前記測定部は、前記受電コイルの電圧を受電コイル電圧としてさらに測定し、
前記受電コイルは、電力量の異なる第1および第2の電力を順に受電し、
前記異物検知部は、前記第1の電力が受電された場合に取得した前記電圧比と前記第2の電力が受電された場合に取得した前記電圧比との差を前記電気特性値として取得する前記(1)から(5)のいずれかに記載の検知装置。
(7)前記測定コイルは、コイル面の面積が前記受電コイルより小さいコイルである前記(1)から(6)のいずれかに記載の検知装置。
(8)前記測定コイルは、前記受電コイルの内側に配置される前記(7)記載の検知装置。
(9)前記測定コイルは、前記受電コイルと略同一平面上に配置される前記(1)から(8)のいずれかに記載の検知装置。
(10)前記測定コイルは、前記受電コイルとコイル面の中心が略一致する位置に配置される前記(1)から(9)のいずれかに記載の検知装置。
(11)前記電力は、給電装置により給電された電力であり、
前記異物が検知された場合には前記電力の電力量の低減を要求する制御信号を前記給電装置へ送信する送信部をさらに具備する前記(1)から(10)のいずれかに記載の検知装置。
(12)磁界を介して電力を供給する給電コイルの近傍に配置された測定コイルと、
前記測定コイルの電圧を測定コイル電圧として測定する測定部と、
前記測定コイル電圧に基づいて前記受電コイルおよび前記測定コイルの少なくとも一方の電気特性値を取得して当該電気特性値が所定の下限閾値よりも小さい場合には前記磁界内の異物を検知する異物検知部と
を具備する検知装置。
(13)磁界を介して電力を供給する給電コイルと、
前記電力を受電する受電コイルと、
前記受電コイルの近傍に配置された測定コイルと、
前記測定コイルの電圧を測定コイル電圧として測定する測定部と、
前記測定コイル電圧に基づいて前記受電コイルおよび前記測定コイルの少なくとも一方の電気特性値を取得して当該電気特性値が所定の下限閾値よりも小さい場合には前記磁界内の異物を検知する異物検知部と
を具備する給電システム。
(14)測定部が、磁界を介して供給された電力を受電する受電コイルの近傍に配置された測定コイルの電圧を測定コイル電圧として測定する測定手順と、
異物検知部が、前記測定コイル電圧に基づいて前記受電コイルおよび前記測定コイルの少なくとも一方の電気特性値を取得して当該異物検知部が、前記電気特性値が所定の下限閾値よりも小さい場合には前記磁界内の異物を検知する異物検知手順と
を具備する検知装置の制御方法。
(1)磁界を介して供給された電力を受電する受電コイルの近傍に配置された測定コイルと、
前記測定コイルの電圧を測定コイル電圧として測定する測定部と、
前記測定コイル電圧に基づいて前記受電コイルおよび前記測定コイルの少なくとも一方の電気特性値を取得して当該電気特性値が所定の下限閾値よりも小さい場合には前記磁界内の異物を検知する異物検知部と
を具備する検知装置。
(2)前記異物検知部は、前記電気特性値が前記下限閾値よりも小さい場合または前記下限閾値より大きな上限閾値に対して前記電気特性値が大きい場合には前記異物を検知する前記(1)記載の検知装置。
(3)前記上限閾値は、前記異物がない場合における前記電気特性値である基準値より大きい値であり、前記下限閾値は、前記基準値より小さい値である前記(2)記載の検知装置。
(4)前記測定部は、前記受電コイルの電圧および電流をさらに測定し、
前記異物検知部は、前記測定コイル電圧と前記受電コイルの電圧および電流とから前記受電コイルのインピーダンスを前記電気特性値として取得する前記(1)または(2)記載の検知装置。
(5)前記測定部は、前記受電コイルの電圧を受電コイル電圧としてさらに測定し、
前記異物検知部は、前記測定コイル電圧と前記受電コイル電圧との電圧比を前記電気特性値として取得する前記(1)から(4)のいずれかに記載の検知装置。
(6)前記測定部は、前記受電コイルの電圧を受電コイル電圧としてさらに測定し、
前記受電コイルは、電力量の異なる第1および第2の電力を順に受電し、
前記異物検知部は、前記第1の電力が受電された場合に取得した前記電圧比と前記第2の電力が受電された場合に取得した前記電圧比との差を前記電気特性値として取得する前記(1)から(5)のいずれかに記載の検知装置。
(7)前記測定コイルは、コイル面の面積が前記受電コイルより小さいコイルである前記(1)から(6)のいずれかに記載の検知装置。
(8)前記測定コイルは、前記受電コイルの内側に配置される前記(7)記載の検知装置。
(9)前記測定コイルは、前記受電コイルと略同一平面上に配置される前記(1)から(8)のいずれかに記載の検知装置。
(10)前記測定コイルは、前記受電コイルとコイル面の中心が略一致する位置に配置される前記(1)から(9)のいずれかに記載の検知装置。
(11)前記電力は、給電装置により給電された電力であり、
前記異物が検知された場合には前記電力の電力量の低減を要求する制御信号を前記給電装置へ送信する送信部をさらに具備する前記(1)から(10)のいずれかに記載の検知装置。
(12)磁界を介して電力を供給する給電コイルの近傍に配置された測定コイルと、
前記測定コイルの電圧を測定コイル電圧として測定する測定部と、
前記測定コイル電圧に基づいて前記受電コイルおよび前記測定コイルの少なくとも一方の電気特性値を取得して当該電気特性値が所定の下限閾値よりも小さい場合には前記磁界内の異物を検知する異物検知部と
を具備する検知装置。
(13)磁界を介して電力を供給する給電コイルと、
前記電力を受電する受電コイルと、
前記受電コイルの近傍に配置された測定コイルと、
前記測定コイルの電圧を測定コイル電圧として測定する測定部と、
前記測定コイル電圧に基づいて前記受電コイルおよび前記測定コイルの少なくとも一方の電気特性値を取得して当該電気特性値が所定の下限閾値よりも小さい場合には前記磁界内の異物を検知する異物検知部と
を具備する給電システム。
(14)測定部が、磁界を介して供給された電力を受電する受電コイルの近傍に配置された測定コイルの電圧を測定コイル電圧として測定する測定手順と、
異物検知部が、前記測定コイル電圧に基づいて前記受電コイルおよび前記測定コイルの少なくとも一方の電気特性値を取得して当該異物検知部が、前記電気特性値が所定の下限閾値よりも小さい場合には前記磁界内の異物を検知する異物検知手順と
を具備する検知装置の制御方法。
100 給電装置
110 電力変換回路
120 給電制御部
130 復調回路
140、454 インピーダンス整合回路
150、420、440、441 キャパシタ
160 給電コイル
400、401 受電装置
410 検知コイル
430 受電コイル
450 受電制御部
451 測定部
452 変調回路
453 受電制御回路
455 整流回路
456 電圧安定化回路
457 負荷接続回路
460 異物検知部
461 信号処理部
462 測定値保持部
463 電気特性取得部
464 比較部
471、472、473、474 端子
480 充電制御部
481 二次電池
482 負荷回路
110 電力変換回路
120 給電制御部
130 復調回路
140、454 インピーダンス整合回路
150、420、440、441 キャパシタ
160 給電コイル
400、401 受電装置
410 検知コイル
430 受電コイル
450 受電制御部
451 測定部
452 変調回路
453 受電制御回路
455 整流回路
456 電圧安定化回路
457 負荷接続回路
460 異物検知部
461 信号処理部
462 測定値保持部
463 電気特性取得部
464 比較部
471、472、473、474 端子
480 充電制御部
481 二次電池
482 負荷回路
Claims (14)
- 磁界を介して供給された電力を受電する受電コイルの近傍に配置された測定コイルと、
前記測定コイルの電圧を測定コイル電圧として測定する測定部と、
前記測定コイル電圧に基づいて前記受電コイルおよび前記測定コイルの少なくとも一方の電気特性値を取得して当該電気特性値が所定の下限閾値よりも小さい場合には前記磁界内の異物を検知する異物検知部と
を具備する検知装置。 - 前記異物検知部は、前記電気特性値が前記下限閾値よりも小さい場合または前記下限閾値より大きな上限閾値に対して前記電気特性値が大きい場合には前記異物を検知する請求項1記載の検知装置。
- 前記上限閾値は、前記異物がない場合における前記電気特性値である基準値より大きい値であり、前記下限閾値は、前記基準値より小さい値である請求項2記載の検知装置。
- 前記測定部は、前記受電コイルの電圧および電流をさらに測定し、
前記異物検知部は、前記測定コイル電圧と前記受電コイルの電圧および電流とから前記受電コイルのインピーダンスを前記電気特性値として取得する請求項1記載の検知装置。 - 前記測定部は、前記受電コイルの電圧を受電コイル電圧としてさらに測定し、
前記異物検知部は、前記測定コイル電圧と前記受電コイル電圧との電圧比を前記電気特性値として取得する請求項1記載の検知装置。 - 前記測定部は、前記受電コイルの電圧を受電コイル電圧としてさらに測定し、
前記受電コイルは、電力量の異なる第1および第2の電力を順に受電し、
前記異物検知部は、前記第1の電力が受電された場合に取得した前記電圧比と前記第2の電力が受電された場合に取得した前記電圧比との差を前記電気特性値として取得する請求項1記載の検知装置。 - 前記測定コイルは、コイル面の面積が前記受電コイルより小さいコイルである請求項1記載の検知装置。
- 前記測定コイルは、前記受電コイルの内側に配置される請求項7記載の検知装置。
- 前記測定コイルは、前記受電コイルと略同一平面上に配置される請求項1記載の検知装置。
- 前記測定コイルは、前記受電コイルとコイル面の中心が略一致する位置に配置される請求項1記載の検知装置。
- 前記電力は、給電装置により給電された電力であり、
前記異物が検知された場合には前記電力の電力量の低減を要求する制御信号を前記給電装置へ送信する送信部をさらに具備する請求項1記載の検知装置。 - 磁界を介して電力を供給する給電コイルの近傍に配置された測定コイルと、
前記測定コイルの電圧を測定コイル電圧として測定する測定部と、
前記測定コイル電圧に基づいて前記受電コイルおよび前記測定コイルの少なくとも一方の電気特性値を取得して当該電気特性値が所定の下限閾値よりも小さい場合には前記磁界内の異物を検知する異物検知部と
を具備する検知装置。 - 磁界を介して電力を供給する給電コイルと、
前記電力を受電する受電コイルと、
前記受電コイルの近傍に配置された測定コイルと、
前記測定コイルの電圧を測定コイル電圧として測定する測定部と、
前記測定コイル電圧に基づいて前記受電コイルおよび前記測定コイルの少なくとも一方の電気特性値を取得して当該電気特性値が所定の下限閾値よりも小さい場合には前記磁界内の異物を検知する異物検知部と
を具備する給電システム。 - 測定部が、磁界を介して供給された電力を受電する受電コイルの近傍に配置された測定コイルの電圧を測定コイル電圧として測定する測定手順と、
異物検知部が、前記測定コイル電圧に基づいて前記受電コイルおよび前記測定コイルの少なくとも一方の電気特性値を取得して当該電気特性値が所定の下限閾値よりも小さい場合には前記磁界内の異物を検知する異物検知手順と
を具備する検知装置の制御方法。
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