JP6089825B2 - 情報処理システム及びデータ投入方法 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理システム及びデータ投入方法に関する。
従来、送信側のホスト装置から印刷データをメールで送信し、受信側のホスト装置が印刷データをプリンタ装置に転送して印刷出力する遠隔印刷システムがあった。送信側のホスト装置はプリンタドライバの印刷データメール送信機能により印刷データを受信側のホスト装置に送信していた(例えば特許文献1参照)。
近年、プライベートな情報処理システムのサーバを利用することなく、クラウドサービスに代表されるようなパブリックな情報処理システムのサーバを利用する利用形態が普及している。このようなパブリックな情報処理システムのサーバとプライベートな情報処理システムのサーバとを連携させることで、ユーザの利便性の向上が期待される。
ところで、プライベートな情報処理システムではユーザが行う処理(ジョブ)を管理している場合がある。しかしながら、パブリックな情報処理システムとプライベートな情報処理システムとを連携させる場合は、ユーザが行う処理をプライベートな情報処理システム側で管理することが困難な場合があった。
例えばプライベートな情報処理システムがユーザの認証情報をパブリックな情報処理システムに提供できない場合は、パブリックな情報処理システム側でユーザの特定が困難であり、ユーザが行う処理の管理ができなかった。
本発明の実施の形態は上記の点に鑑みなされたもので、異なる情報処理システムにおいてユーザが行う処理を管理できる情報処理システム及びデータ投入方法を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本願請求項1は、ユーザを特定するユーザ特定情報が異なる第1の情報処理システムと第2の情報処理システムとを有する情報処理システムであって、ユーザから宛先のアドレス情報と送信元のアドレス情報とを指定して送信されたデータを保管するデータ保管装置から前記データを取得する第1のデータ取得手段と、アドレス情報と組織識別情報とを対応付けた組織管理情報から前記データの宛先のアドレス情報に対応する組織識別情報を取得する組織識別情報取得手段と、前記第1の情報処理システムにおいて、前記データ、取得した前記組織識別情報及び前記データの送信元のアドレス情報を対応付けて記憶する第1のデータ記憶手段と、前記第2の情報処理システムにおいて、前記組織識別情報を指定し、前記データ記憶手段から前記指定した組織識別情報に対応する前記データ、前記データの送信元のアドレス情報を取得する第2のデータ取得手段と、前記第2の情報処理システムにおいて、アドレス情報とユーザ特定情報とを対応付けたユーザ管理情報から前記データの送信元のアドレス情報に対応するユーザ特定情報を取得して、前記データ及び前記ユーザ特定情報を対応付けて記憶する第2のデータ記憶手段と、を有することを特徴とする。
本発明の実施の形態によれば、異なる情報処理システムにおいてユーザが行うジョブを管理できる。
本実施形態に係る情報処理システムの一例の構成図である。 コンピュータシステムの一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係る端末装置の一例の処理ブロック図である。 本実施形態に係るプリントサーバの一例の処理ブロック図である。 本実施形態に係る認証サーバの一例の処理ブロック図である。 本実施形態に係るサービス提供システムの一例の処理ブロック図である。 出力データ記憶部が記憶する出力データ管理情報の一例の構成図である。 ユーザ情報記憶部が記憶するユーザ情報の一例の構成図である。 管理情報記憶部が記憶する組織管理情報の一例の構成図である。 管理情報記憶部が記憶する出力データ管理情報の一例の構成図である。 データ投入処理の一例のシーケンス図である。 第2の実施形態に係る情報処理システムの一例の構成図である。 第2の実施形態に係るサービス提供システムの一例の処理ブロック図である。 本実施形態に係るプリントサーバの一例の処理ブロック図である。 本実施形態に係る画像形成装置の一例の処理ブロック図である。 プリントサービスアプリの一例の処理ブロック図である。 企業管理情報の一例の構成図である。 ユーザ管理情報の一例の構成図である。 機器管理情報の一例の構成図である。 管理情報保持部が保持する印刷データ管理情報の一例の構成図である。 管理情報保持部が保持するジョブ管理判定情報の一例の構成図である。 一般的なメール投入処理の一例のシーケンス図である。 一般的なメール投入と本願発明のメール投入とを判定する処理の一例のフローチャートである。
次に、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は本実施形態に係る情報処理システムの一例の構成図である。図1の情報処理システム1は学内ネットワーク等のプライベートなネットワークN1と、クラウドサービスに代表されるようなパブリックなネットワークN2と、インターネット等のネットワークN3とを有する。
ネットワークN1とネットワークN3とはネットワークN1側のファイアウォールFWによって接続されている。ファイアウォールFWはネットワークN1とネットワークN3との接点に設置される。ファイアウォールはネットワークN1からネットワークN3へのアクセスを中継する。また、ネットワークN2はネットワークN3と接続されている。
ネットワークN1は、ファイアウォールFWの内側にあるプライベートなネットワークである。ネットワークN1にはクライアント端末11、携帯端末12、複合機などの画像形成装置13、認証サーバ14、プリントサーバ15が接続されている。
クライアント端末11は端末装置16の一例である。クライアント端末11は一般的なOSなどが搭載された情報処理装置(コンピュータシステム)によって実現できる。クライアント端末11は無線による通信の手段または有線による通信の手段を有する。クライアント端末11は、デスクトップPC、タブレットPC、ノートPCなど、ユーザが操作可能な端末である。
携帯端末12は端末装置の一例である。携帯端末12は、無線による通信の手段または有線による通信の手段を有している。携帯端末12は、スマートフォンや携帯電話、タブレットPC、ノートPCなど、ユーザが携帯可能な端末である。
画像形成装置13は複合機などの画像形成機能を有する装置である。画像形成装置13は無線による通信の手段または有線による通信の手段を有する。画像形成装置13は複合機、コピー機、スキャナ、プリンタ、レーザプリンタなど、画像形成に係る処理を行う装置である。
認証サーバ(認証装置)14は、一般的なサーバOSなどが搭載された情報処理装置によって実現できる。認証サーバ14はユーザ認証機能を有する装置である。認証サーバ14は無線による通信の手段または有線による通信の手段を有する。
プリントサーバ(印刷データ蓄積装置)15は、一般的なサーバOSなどが搭載された情報処理装置によって実現できる。プリントサーバ15は無線による通信の手段または有線による通信の手段を有する。プリントサーバ15は例えば印刷データを蓄積、提供する装置である。
なお、クライアント端末11、携帯端末12、画像形成装置13、プリントサーバ15は、利用時に認証サーバ14によってユーザ認証を行う機器の一例である。図1では一例としてクライアント端末11、携帯端末12、画像形成装置13、認証サーバ14、プリントサーバ15がそれぞれ一台である例を示しているが、複数台であってもよい。
ネットワークN2には、プリントサービス提供装置21、他サービス提供装置22が接続されている。図1の情報処理システム1は、プリントサービス提供装置21、他サービス提供装置22がサービス提供システムを実現している。
プリントサービス提供装置21はプリントサービスを提供する。他サービス提供装置22は何らかのサービスを提供する。プリントサービス提供装置21、他サービス提供装置22は一台以上の情報処理装置によって実現される。
なお、図1の情報処理システム1のプリントサービス提供装置21、他サービス提供装置22は一台の情報処理装置に統合して実現してもよいし、複数台の情報処理装置に分散して実現してもよい。
ネットワークN2側のサービスの一部はネットワークN2以外にあってもよい。携帯端末12は、学内ネットワーク等のネットワークN1以外にあってもよい。図1の情報処理システム1では携帯端末12がネットワークN1と、ネットワークN3とにある例を示している。
ネットワークN3にはメールサーバ31が接続されている。メールサーバ31は一台以上の情報処理装置によって実現される。メールサーバ31はネットワークN1内のユーザの電子メールの送信や受信を行う。
<ハードウェア構成>
クライアント端末11、携帯端末12、認証サーバ14、プリントサーバ15、プリントサービス提供装置21、他サービス提供装置22、メールサーバ31は、例えば図2に示すハードウェア構成のコンピュータシステムにより実現される。
図2はコンピュータシステムの一例のハードウェア構成図である。コンピュータシステム500は、入力装置501、表示装置502、外部I/F503、RAM504、ROM505、CPU506、通信I/F507、及びHDD508などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。
入力装置501はキーボードやマウス、タッチパネルなどを含み、ユーザが各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置502はディスプレイ等を含み、コンピュータシステム500による処理結果を表示する。
通信I/F507はコンピュータシステム500をネットワークN1〜N3に接続するインタフェースである。これにより、コンピュータシステム500は通信I/F507を介してデータ通信を行うことができる。
HDD(Hard Disk Drive)1508はプログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラムやデータには、例えばコンピュータシステム500全体を制御する基本ソフトウェアであるOS(Operating System)や、OS上において各種機能を提供するアプリケーションソフトウェアなどがある。HDD508は格納しているプログラムやデータを所定のファイルシステム及び/又はDB(データベース)により管理している。
外部I/F503は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体503aなどがある。これにより、コンピュータシステム500は外部I/F503を介して記録媒体503aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。
記録媒体503aには、例えばフレキシブルディスク、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)等がある。また、記録媒体503aにはSDメモリカード(SD Memory card)、USBメモリ(Universal Serial Bus memory)などがある。
ROM(Read Only Memory)505は電源を切ってもプログラムやデータを保持できる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM505にはコンピュータシステム500の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、OS設定及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。
RAM(Random Access Memory)504は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。CPU(Central Processing Unit)506はROM505やHDD508などの記憶装置からプログラムやデータをRAM504上に読み出し、処理を実行することで、コンピュータシステム500全体の制御や機能を実現する演算装置である。
このようなコンピュータシステム500のハードウェア構成により、クライアント端末11、携帯端末12、認証サーバ14、プリントサーバ15は、後述するような各種処理を実現できる。また、コンピュータシステム500のハードウェア構成により、プリントサービス提供装置21、他サービス提供装置22、メールサーバ31は後述するような各種処理を実現できる。なお、図1に示した画像形成装置13及びファイアウォールFWのハードウェア構成については説明を省略する。
<ソフトウェア構成>
《端末装置》
本実施形態に係るクライアント端末11などの端末装置16は、例えば図3に示す処理ブロックにより実現される。図3は、本実施形態に係る端末装置の一例の処理ブロック図である。
端末装置16はプログラムを実行することにより、入力受付部51、メール送信部52を実現している。入力受付部51は、タッチパネル接触操作、キーボード入力操作などのユーザ操作による入力を受け付ける。入力受付部51は例えばユーザからメール送信の要求を受け付ける。ユーザは印刷したい電子データがあれば、その電子データを添付ファイルとしたメール送信の要求を行う。入力受付部51がユーザからのメール送信の要求を受け付けると、メール送信部52はメールサーバ31にメールを送信する。
《プリントサーバ》
本実施形態に係るプリントサーバ15は、例えば図4に示す処理ブロックにより実現される。図4は、本実施形態に係るプリントサーバの一例の処理ブロック図である。
プリントサーバ15はプログラムを実行することにより出力データ取得部61、ユーザ情報取得部62、出力データ記憶部63を実現している。出力データ取得部61はサービス提供システムから出力データを取得する。ユーザ情報取得部62は認証サーバ14からユーザ情報を取得する。出力データ記憶部63は出力データをユーザ情報などのユーザ特定情報と対応付けて記憶する。出力データ記憶部63は後述する出力データ管理情報により出力データをユーザ特定情報と対応付ける。
《認証サーバ》
本実施形態に係る認証サーバ14は、例えば図5に示すような処理ブロックにより実現される。図5は、本実施形態に係る認証サーバの一例の処理ブロック図である。
認証サーバ14はプログラムを実行することにより認証部71、ユーザ情報記憶部72を実現している。認証部71は例えばプリントサーバ15からのユーザ情報取得要求を受け付ける。認証部71はユーザ情報記憶部72からユーザ情報を読み出し、ユーザ情報取得要求に対する応答として送信する。ユーザ情報記憶部72は後述するようなユーザ情報を記憶する。
《サービス提供システム》
本実施形態に係るサービス提供システムは例えば図6に示す処理ブロックにより実現される。図6は本実施形態に係るサービス提供システムの一例の処理ブロック図である。図6のサービス提供システム100は、プログラムを実行することにより、サービスアプリ101、プラットフォーム102、管理データ記憶部103及びプラットフォームAPI(Application Programming Interface)104を実現している。
図6のサービスアプリ101は、プリントサービスアプリ111、1つ以上の他サービスアプリ112を一例として有する。プリントサービスアプリ111はプリントサービスを提供するアプリケーションである。また、他サービスアプリ112は何らかのサービスを提供するアプリケーションである。
プラットフォームAPI104は、プリントサービスアプリ111、他サービスアプリ112などのサービスアプリ101が、プラットフォーム102を利用するためのインタフェースである。
プラットフォームAPI104はサービスアプリ101からの要求をプラットフォーム102が受信するために設けられた予め定義されたインタフェースであり、例えば関数やクラス等により構成される。なお、サービス提供システム100を複数の情報処理装置に分散して構成する場合、プラットフォームAPI104にはネットワーク経由で利用可能な例えばWeb APIを利用できる。
図6のプラットフォーム102は、管理情報取得部121、機器通信部122、メール取得部123、データ処理制御部124、データ処理部125を一例として有する。管理情報取得部121はサービスアプリ101から組織ID取得要求を受け付ける。管理情報取得部121は管理情報記憶部141から組織IDを読み出し、組織ID取得要求に対する応答として送信する。
機器通信部122はクライアント端末11、携帯端末12、プリントサーバ15等との通信を制御する。メール取得部123はメールサーバ31からメールを取得する。データ処理制御部124はサービスアプリ101から要求を受け付ける。データ処理制御部124は受け付けた要求に基づいてデータ処理部125にデータ処理を要求する。データ処理制御部124はサービスアプリ101から受け付けた要求に対する応答としてデータ処理の結果をサービスアプリ101に送信する。
データ処理部125はデータ処理制御部124から受け付けた要求に基づいてデータ処理を実行する。例えばデータ処理部125の添付データ抽出部131はメールデータから添付ファイルを抽出する。データ形式変換部132は、添付ファイルのデータ形式を出力データのデータ形式に変換する必要があれば、変換処理を行う。
管理データ記憶部103は、管理情報記憶部141、データストレージ142を一例として有する。管理情報記憶部141は後述の組織管理情報と出力データ管理情報とを記憶する。データストレージ142は出力データなどのデータを記憶する。なお、データストレージ142はメールサーバ31から受信したメールデータ、メールデータから抽出した添付ファイルを記憶するようにしてもよい。
<データ構成>
図7は出力データ記憶部が記憶する出力データ管理情報の一例の構成図である。図7の出力データ管理情報は項目として出力データID、ユーザID、書誌情報を有する。出力データIDは出力データを特定する出力データ特定情報の一例である。また、ユーザIDはユーザを特定するユーザ特定情報の一例である。書誌情報はファイル名、データサイズ等の情報である。出力データ管理情報はデータ投入したユーザと出力データとを対応付けるものである。
図8はユーザ情報記憶部が記憶するユーザ情報の一例の構成図である。図8のユーザ情報は項目としてユーザID、パスワード、カードID、送信元アドレスを有する。ユーザID、パスワード及びカードIDは認証処理に利用する情報の一例である。送信元アドレスはメールを送信したユーザのアドレス情報の一例である。
なお、認証処理に利用する情報はユーザIDに替えてユーザ名を利用することや、パスワードを省略することもできる。カードIDは、例えばユーザが所持する電子媒体(ICカード)を識別する情報(ICカードのシリアルIDなど)である。ユーザ情報はユーザとアドレス情報とを対応付けるものである。
図9は管理情報記憶部が記憶する組織管理情報の一例の構成図である。図9の組織管理情報は項目として組織ID、メールアドレスを有する。組織IDは大学、企業、部署などの組織を特定する組織特定情報である。組織IDは組織という言語に限定されるものではなく、例えば契約を識別する情報であってもよい。なお、組織IDは一意である。組織管理情報は組織の権限を有するユーザ(管理者)によって登録されることで管理情報記憶部141に記憶される。組織管理情報は組織と、その組織に割り当てられた後述のメール投入を行うときのメールの宛先アドレスとを対応付けるものである。
図10は管理情報記憶部が記憶する出力データ管理情報の一例の構成図である。図10の出力データ管理情報は項目として出力データID、組織ID、送信元アドレス、書誌情報を有する。
出力データIDは出力データを特定する出力データ特定情報の一例である。組織IDは大学、企業、部署などの組織を特定する組織特定情報である。送信元アドレスはメールを送信したユーザのアドレス情報の一例である。書誌情報はファイル名、データサイズ等の情報である。出力データ特定情報はサービス提供システム100が出力データと組織とを対応付けるものである。なお、出力データ特定情報が組織と対応付ける出力データは印刷データ等の出力するデータに限定されるものではなく、出力データにデータ形式が変化される前のメールデータやアプリケーションデータ等であってもよい。
<処理の詳細>
以下では、本実施形態に係る情報処理システム1の処理の詳細について説明する。本実施形態に係る情報処理システム1はユーザが投入したデータ(ジョブ)をプリントサーバ15に一旦蓄積し、そのデータをプリントサーバ15から画像形成装置13に提供して画像形成装置13に印刷させるものである。
情報処理システム1では学内ネットワーク外のネットワークN3に接続された端末装置16からのデータ投入(メール投入)と学内ネットワークであるネットワークN1に接続された端末装置16からのデータ投入とを受け付ける。
以下ではネットワークN3に接続された端末装置16からのデータ投入をメール投入と呼び、学内ネットワークであるネットワークN1に接続された端末装置16からのデータ投入と区別する。
図11はデータ投入処理の一例のシーケンス図である。図11のステップS10〜S29はメール投入の処理を表している。ステップS31〜S32はデータ投入の処理を表している。
《メール投入》
ユーザはネットワークN3に接続された端末装置16から印刷したいアプリケーションデータなどの電子データを添付ファイルとして添付してメールの送信を指示する。送信するメールの宛先アドレスはユーザが所属する組織に割り当てられたメール投入用のメールアドレスとなる。ユーザは電子データを添付した宛先アドレスがメール投入用のメールアドレスのメールを送信することで印刷するデータの投入(印刷ジョブの投入)を行うことができる。
ステップS10において、ネットワークN3に接続された端末装置16はユーザからの指示に従い、添付ファイルが添付されたメールを送信する。メールサーバ31はメール投入用のメールアドレスを宛先アドレスとするメールを保管する。
ステップS11において、サービス提供システム100のプリントサービスアプリ111は例えば所定期間ごとにメール取得部123へメール取得要求を行う。ステップS12において、メール取得部123はメールサーバ31からメール投入用のメールアドレスを宛先とするメールのメールデータを取得する。ステップS13において、メール取得部123は取得したメールデータをプリントサービスアプリ111に送信する。
ステップS14において、プリントサービスアプリ111は受信したメールデータに含まれる宛先アドレスを送信し、管理情報取得部121に組織IDの取得を要求する。管理情報取得部121は管理情報記憶部141に記憶されている図9のような組織管理情報から宛先アドレスと対応付けられた組織IDを取得する。ステップS15において、管理情報取得部121は取得した組織IDをプリントサービスアプリ111に送信する。
ステップS16において、プリントサービスアプリ111はデータ処理制御部124にメールデータを送信して出力データ取得要求を行う。ステップS17において、データ処理制御部124は出力データ取得要求に基づいてデータ処理部125にデータ処理を要求する。
ステップS18において、データ処理部125はメールデータから添付ファイルを抽出する。また、ステップS19において、データ処理部125は添付ファイルのデータ形式を変換して、出力データを生成する。ステップS20において、データ処理部125は生成した出力データをデータ処理制御部124に送信する。そして、データ処理制御部124はステップS21において出力データをプリントサービスアプリ111に送信する。
ステップS22において、プリントサービスアプリ111は出力データID、組織ID及び送信元アドレス等を対応付けた出力データ管理情報を管理情報記憶部141に記憶させる。ステップS22までの処理により、サービス提供システム100への出力データ投入は終了する。
ステップS23において、プリントサーバ15の出力データ取得部61は組織IDを指定して、サービス提供システム100に出力データの取得を要求する。出力データ取得部61はメールデータの保管を担当する組織の組織IDを指定する。
ステップS24において、プリントサービスアプリ111は管理情報記憶部141の出力データ管理情報から組織IDに対応する出力データ及び送信元アドレスを選択し、その出力データ及び送信元アドレスを出力データ取得部61に送信する。
ステップS25において、出力データ取得部61は受信した送信元アドレスを指定してユーザ情報取得部62にユーザ情報の取得を要求する。ステップS26において、ユーザ情報取得部62は送信元アドレスをアドレス情報として指定し、認証サーバ14にユーザ情報の取得を要求する。
ステップS27において、ユーザ情報取得部62は送信元アドレスに対応するユーザ情報を認証サーバ14から取得する。ステップS28において、出力データ取得部61は送信元アドレスに対応するユーザ情報をユーザ情報取得部62から取得する。ステップS29において、出力データ取得部61は出力データをユーザ情報に含まれるユーザIDと対応付けて出力データ記憶部63に記憶させる。
このように、本実施形態に係る情報処理システム1では組織のメール投入用のメールアドレスを宛先アドレスとしたメール投入を行うことにより、その組織のプリントサーバ15にユーザ特定情報と紐付けて出力データを蓄積させることができる。なお、出力データをプリントサーバ15から画像形成装置13に提供して印刷する処理は既存の技術であるため、説明を省略する。
《データ投入》
ユーザは学内ネットワークであるネットワークN1に接続された端末装置16から印刷したい出力データの送信を指示する。ステップS31において、端末装置16はユーザからの指示に従い、出力データ及びユーザIDをプリントサーバ15の出力データ取得部61に送信する。ステップS32において、出力データ取得部61は出力データをユーザIDと対応付けて出力データ記憶部63に記憶させる。
このように、本実施形態に係る情報処理システム1では学内ネットワークであるネットワークN1に接続された端末装置16からデータ投入を行うことによりプリントサーバ15に直接、ユーザ特定情報と紐付けて出力データを蓄積させることができる。なお、出力データをプリントサーバ15から画像形成装置13に提供して印刷する処理は既存の技術であるため、説明を省略する。
<まとめ>
第1の実施形態に係る情報処理システム1では、サービス提供システム100におけるユーザの特定と、学内ネットワークなどのネットワークN1におけるユーザの特定とを区別している。サービス提供システム100ではメール投入を行ったユーザの特定を、宛先アドレスであった組織のメール投入用のメールアドレスと送信元アドレスであったユーザのアドレス情報とで行う。したがって、情報処理システム1では認証サーバ14が認証に利用するユーザ特定情報をサービス提供システム100に提供することなく、サービス提供システム100側でユーザを特定できる。
また、学内ネットワークなどのネットワークN1では、ユーザのアドレス情報に対応付けられたユーザIDなどのユーザ特定情報からユーザを特定できる。したがって、ネットワークN1側ではユーザが行ったメール投入等の処理を管理できる。
以上のように、第1の実施形態に係る情報処理システム1では、ネットワークN1側の情報処理システム及びネットワークN2側のサービス提供システム100(異なる情報処理システム)においてユーザが行う処理を異なるユーザ特定情報により管理できる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態ではサービス提供システム100に認証の仕組みが無かった。第2の実施形態はサービス提供システム100に認証の仕組みを設けたものである。なお、第1の実施形態と同様な部分については説明を省略する。
<システム構成>
図12は第2の実施形態に係る情報処理システムの一例の構成図である。図12の情報処理システム2は図1の情報処理システム1のサービス提供システムにアクセス制御装置23を追加したものである。情報処理システム2のアクセス制御装置23以外の構成は図1の情報処理システム1と同様であるため、説明を省略する。
図12のネットワークN2はアクセス制御装置23によってネットワークN3に接続されている。ネットワークN2はアクセス制御装置23によってセキュリティが保護されている。
情報処理システム2はプリントサービス提供装置21、他サービス提供装置22及びアクセス制御装置23などがサービス提供システムを実現している。プリントサービス提供装置21、他サービス提供装置22はプリントサービスや他サービスを提供する。アクセス制御装置23はプリントサービス提供装置21が提供するプリントサービスや他サービス提供装置22が提供する他サービスなどへのログインを制御する。
プリントサービス提供装置21、他サービス提供装置22、アクセス制御装置23は一台以上の情報処理装置によって実現される。プリントサービス提供装置21、他サービス提供装置22、アクセス制御装置23は一台の情報処理装置に統合して実現しても、複数の情報処理装置に分散して実現してもよい。なお、ネットワークN2側のサービスの一部はネットワークN2以外にあってもよい。アクセス制御装置23は図2のハードウェア構成などにより実現できる。したがって、アクセス制御装置23のハードウェア構成についての説明は省略する。
<ソフトウェア構成>
第2の実施形態に係る認証サーバ14、端末装置16のソフトウェア構成は第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
《サービス提供システム》
第2の実施形態に係るサービス提供システムは例えば図13に示す処理ブロックにより実現される。図13は第2の実施形態に係るサービス提供システムの一例の処理ブロック図である。サービス提供システム100Aはプログラムを実行することで、図13に示すような処理ブロックを実現する。
図13のサービス提供システム100Aはプログラムを実行することにより、サービスアプリ101、プラットフォーム102、管理データ記憶部103及びプラットフォームAPI104を実現している。
図13のサービスアプリ101及びプラットフォームAPI104は図6のサービスアプリ101及びプラットフォームAPI104と同様である。図13のプラットフォーム102は、機器通信部122、メール取得部123、データ処理部125、認証処理部126、セッション管理部127を一例として有する。
機器通信部122は、クライアント端末11、携帯端末12、画像形成装置13、認証サーバ14、プリントサーバ15等との通信を制御する。メール取得部123は、メールサーバ31からメールを取得する。
データ処理部125はサービスアプリ101から要求を受け付ける。データ処理部125は受け付けた要求に基づいてデータ処理を実行し、そのデータ処理の結果をサービスアプリ101に送信する。
認証処理部126はクライアント端末11、携帯端末12、画像形成装置13を操作するユーザの認証処理等を行う。セッション管理部127はクライアント端末11、携帯端末12、画像形成装置13、認証サーバ14、プリントサーバ15等との間で行う通信のセッションを管理する。
また、管理データ記憶部103は、企業管理情報記憶部143、ユーザ管理情報記憶部144、機器管理情報記憶部145、データストレージ142を一例として有する。企業管理情報記憶部143は後述の企業管理情報を記憶する。ユーザ管理情報記憶部144は後述のユーザ管理情報を記憶する。機器管理情報記憶部145は後述の機器管理情報を記憶する。データストレージ142は出力データの一例として印刷データなどのデータを記憶する。データストレージ142はメールサーバ31から受信したメールデータ、メールデータから抽出した添付ファイルを記憶するようにしてもよい。
《プリントサーバ》
本実施形態に係るプリントサーバ15は、例えば図14に示す処理ブロックにより実現される。図14は、本実施形態に係るプリントサーバの一例の処理ブロック図である。
プリントサーバ15はプログラムを実行することにより印刷データ記録部201、印刷データ取得部202、印刷データ記憶部203、設定情報保持部204、ユーザ情報取得部206、ログイン要求部211、サービス利用要求部212を実現している。ログイン要求部211、サービス利用要求部212は、プリントサービス利用アプリを実行することにより実現される。
印刷データ記録部201は印刷データを印刷データ記憶部203に記録し、画像形成装置13からの取得要求に基づいて印刷データを印刷データ記憶部203から読み出して画像形成装置13に送信する。印刷データ記録部201が印刷データ記憶部203に記録する印刷データは端末装置16から受信した印刷データやサービス提供システム100Aから取得した印刷データである。印刷データ取得部202はサービス提供システム100Aから出力データを取得する。
また、印刷データ記憶部203は印刷データをユーザ情報等の識別情報と対応付けて記憶する。設定情報保持部204はサービス提供システム100Aの利用に要する設定情報を保持する。
ユーザ情報取得部206は認証サーバ14からユーザ情報を取得する。ログイン要求部211はサービス提供システム100Aへログインを要求する。サービス利用要求部212はサービス提供システム100Aが提供する各種サービスの利用をサービス提供システム100Aへ要求する。
《画像形成装置》
本実施形態に係る画像形成装置13は、例えば図15に示すような処理ブロックにより実現される。図15は本実施形態に係る画像形成装置の一例の処理ブロック図である。
画像形成装置13はプログラムを実行することにより入力受付部221、認証制御部222、出力部223、印刷データ取得要求部231を実現している。印刷データ取得要求部231は、プリントサーバ利用アプリを実行することにより実現される。
入力受付部221はタッチパネル接触操作、キーボード入力操作、ICカードのタッチなどのユーザ操作による入力を受け付ける。入力受付部51は例えばユーザから認証情報を受け付ける。認証制御部222はユーザから受け付けた認証情報に基づく認証処理を制御する。出力部223は印刷データに基づく印刷を実行する。また、印刷データ取得要求部231はプリントサーバ15が記憶する印刷データの取得をプリントサーバ15に要求する。
《プリントサービスアプリ》
サービス提供システム100Aのプリントサービスアプリ111は、例えば図16に示すような処理ブロックにより実現される。図16はプリントサービスアプリの一例の処理ブロック図である。プリントサービスアプリ111は、データ解析部241、印刷データ管理部242、処理要求部243、管理情報保持部244を有する。
データ解析部241は受信した電子データを解析し、プリントサービスの提供に必要な処理を決定する。印刷データ管理部242は印刷データを管理し、印刷データ一覧の提供処理等を実行する。
処理要求部243はプラットフォームAPI104によって公開されている各機能による処理をプラットフォーム102に要求する。管理情報保持部244は後述の印刷データ管理情報、ジョブ管理判定情報等を保持する。
<データ構成>
図17は企業管理情報の一例の構成図である。図17の企業管理情報は項目として組織コード、組織名、国、言語、アドレス情報などを有する。組織コードは前述した組織IDと同様である。組織名は組織の名称である。国は組織が所属する国である。言語は組織で使用される言語である。アドレス情報は、組織に割り当てられたメール投入を行うときのメールの宛先アドレスである。企業管理情報は組織と、その組織に割り当てられたメール投入を行うときのメールの宛先アドレスとを対応付ける。
図18はユーザ管理情報の一例の構成図である。図18のユーザ管理情報は項目として組織コード、ユーザ名、パスワード、ロール、アドレス情報、出力設定等を有する。組織コードはユーザが所属する組織を表している。ユーザ名、パスワードはサービス提供システム100A側でユーザを特定する情報である。ユーザ名は例えばユーザIDであってもよい。パスワードは必須でない。
ユーザ名はユーザが所持する電子媒体(例えばICカード)や端末装置16を識別する情報(カードIDやシリアルID、電話番号など)を代わりに用いてもよいし、組み合わせて用いてもよい。また、組織コードと対応付けられたユーザ名、パスワードは一意であるが、組織コードが異なれば重複していてもよい。
ロールはユーザが管理者であるか利用者であるかを表している。アドレス情報はユーザに割り当てられたメールアドレス等である。また、出力設定はユーザに割り当てられた両面・カラーなどの出力設定情報である。
図19は機器管理情報の一例の構成図である。図19の機器管理情報は項目として組織コード、デバイス認証情報、事業所情報、ケーパビリティなどを有する。機器管理情報は組織コード単位で情報を管理する。デバイス認証情報は画像形成装置13が特定の条件を備えたものであることを判別するデバイス認証のための情報である。デバイス認証情報は特定のアプリケーションが搭載されていることを示すIDや、特定の機器であることを示す機器番号などであってもよい。
図20は管理情報保持部が保持する印刷データ管理情報の一例の構成図である。図20の印刷データ管理情報は項目として印刷データID、組織コード、ユーザ特定情報、書誌情報、ジョブID、変換ステータスを有する。
印刷データIDは印刷データを識別するための情報である。印刷データIDはデータストレージ142に記憶されている印刷データを識別するための情報である。ユーザ特定情報は、印刷データを送信した又は印刷データに変換された電子データを送信したユーザを特定する情報である。例えばユーザ特定情報は後述するようにユーザ名又は送信元アドレスとなる。
ユーザの認証に利用するユーザ名などのユーザ特定情報がユーザ管理情報としてユーザ管理情報記憶部144に記憶されているユーザである場合、印刷データ管理情報のユーザ特定情報には例えばユーザ名が記録される。また、ユーザの認証に利用するユーザ名などのユーザ特定情報がユーザ管理情報としてユーザ管理情報記憶部144に記憶されていないユーザである場合、印刷データ管理情報のユーザ特定情報には例えばユーザのアドレス情報が記録される。
なお、ユーザの認証に利用するユーザ名などのユーザ特定情報がユーザ管理情報としてユーザ管理情報記憶部144に記憶されていないユーザである場合とは第1の実施形態において説明したメール投入である。
また、書誌情報はデータの印刷設定などの情報である。ジョブIDはジョブを一意に特定する情報である。変換ステータスは例えばデータ処理部125におけるデータ形式変換の状態(処理中、完了など)を表す情報である。
図21は管理情報保持部が保持するジョブ管理判定情報の一例の構成図である。図21の管理情報保持部は項目として組織コード、管理者アドレス情報を有する。ジョブ管理判定情報は第1の実施形態のメール投入を行う組織の組織コードと、その組織の管理者の管理者アドレス情報と、を記録している。ジョブ管理判定情報に記録されていない組織は第1の実施形態のメール投入を行わず、サービス提供システム100A側で、認証に利用するユーザ特定情報によりユーザの特定を行う一般的なメール投入を行う。
以下では、第1の実施形態のメール投入を本願発明のメール投入と呼び、サービス提供システム100A側で、認証に利用するユーザ特定情報によりユーザの特定を行う一般的なメール投入と区別する。
<処理の詳細>
まず、第2の実施形態の理解を容易とするために、サービス提供システム100Aにおける一般的なメール投入の処理の詳細について説明する。
《一般的なメール投入》
図22は一般的なメール投入処理の一例のシーケンス図である。ユーザはネットワークN3に接続された端末装置16から印刷したいアプリケーションデータなどの電子データを添付ファイルとして添付してメールの送信を指示する。送信するメールの宛先アドレスはユーザが所属する組織に割り当てられたメール投入用のメールアドレスとなる。
ステップS51において、ネットワークN3に接続された端末装置16はユーザからのメール送信の指示を受け付ける。ステップS52において、端末装置16はユーザからのメール送信の指示に従い、添付ファイルが添付されたメールを送信する。メールサーバ31はメール投入用のメールアドレスを宛先アドレスとするメールを保管する。
ステップS53において、サービス提供システム100のメール取得部123は例えば所定期間ごとにメール投入用のメールアドレスを宛先とするメールをメールサーバ31に要求する。ステップS54において、メール取得部123はメールサーバ31からメール投入用のメールアドレスを宛先とするメールのメールデータを取得する。
ステップS55において、メール取得部123はメールデータから添付ファイルを抽出する。ステップS56において、メール取得部123はメール本文と添付ファイルとをプリントサービスアプリ111に送信する。
ステップS57において、プリントサービスアプリ111は受信したメール本文に含まれる送信元アドレス、宛先アドレスを認証処理部126に送信し、ユーザ管理情報の取得を要求する。
ステップS58において、認証処理部126は図17の企業管理情報を参照し、受信した宛先アドレスに対応する組織コードを特定する。また、ステップS59において、認証処理部126は図18のユーザ管理情報を参照し、特定した組織コード及び受信した送信元アドレスに対応するユーザ管理情報を特定する。ステップS60において、認証処理部126は特定したユーザ管理情報をプリントサービスアプリ111に送信する。
認証処理部126からユーザ管理情報を受信することにより、プリントサービスアプリ111は一般的なメール投入を行ったユーザを、組織コード、ユーザ名などの認証に利用するユーザ特定情報により特定できる。
ステップS61において、プリントサービスアプリ111のデータ解析部241は添付ファイル(投入データ)のデータ形式(拡張子)と受信したユーザ管理情報に含まれる出力設定とに基づき、投入データに対するデータ形式の変換処理の内容を決定する。データ形式の変換処理の内容には、変換前のデータ形式、変換後のデータ形式、変換する時の出力条件が含まれる。
ステップS62において、プリントサービスアプリ111の処理要求部243はデータ処理部125に印刷データID及びデータ形式の変換処理の内容を指定して、データ処理を要求する。また、ステップS63において、データ解析部241は投入データに印刷データIDを付与してデータストレージ142に記憶する。データ解析部241は印刷データIDを付与した印刷データ管理情報を管理情報保持部244に保持する。
そして、ステップS64において、データ処理部125はステップS62のデータ処理の要求に基づき、印刷データIDに対応する投入データをデータストレージ142から取得する。ステップS65において、データ処理部125は取得した投入データをステップS62のデータ処理の要求に基づき、データ形式の変換処理を実行する。ステップS66においてデータ処理部は変換後のデータ形式のデータ(印刷データ)をデータストレージ142に記録する。
一般的なメール投入ではサービス提供システム100Aに、メール投入を行うユーザのユーザ特定情報がユーザ管理情報として記憶されている。したがって、サービス提供システム100Aは一般的なメール投入を行ったユーザを、組織コード、ユーザ名などの認証に利用するユーザ特定情報により特定できる。
《一般的なメール投入と本願発明のメール投入との併用》
一般的なメール投入と本願発明のメール投入との併用する場合はプリントサービスアプリ111に、一般的なメール投入と本願発明のメール投入とを判定する仕組みを設ければよい。図23は一般的なメール投入と本願発明のメール投入とを判定する処理の一例のフローチャートである。
ステップS101において、プリントサービスアプリ111はメール本文と添付ファイルとを受信する。ステップS102において、プリントサービスアプリ111は受信したメール本文に含まれる送信元アドレス、宛先アドレスを抽出する。
ステップS103において、プリントサービスアプリ111は抽出した宛先アドレスに対応する組織コードを認証処理部126に特定させる。なお、組織コードが特定できなければメール投入を利用できないため、図23のフローチャートの処理は終了する。
組織コードを特定できれば、プリントサービスアプリ111はステップS104において図21のジョブ管理判定情報を参照し、ステップS103で特定した組織コードが記録されているか判定する。
ステップS103で特定した組織コードが図21のジョブ管理判定情報に記録されていれば、プリントサービスアプリ111はステップS104において本願発明のメール投入を行う組織であり、管理者アドレスでジョブ管理を行うと判定する。ステップS105において、プリントサービスアプリ111は図21のジョブ管理判定情報から、ステップS103で特定した組織コードに対応する管理者アドレス情報を取得する。
ステップS106において、プリントサービスアプリ111は取得した管理者アドレス情報に対応するユーザ特定情報を認証処理部126に特定させる。なお、管理者アドレス情報に対応するユーザ特定情報が特定できなければメール投入を利用できないため、図23のフローチャートの処理は終了する。
管理者アドレス情報に対応するユーザ特定情報が特定できれば、プリントサービスアプリ111はステップS107に進む。プリントサービスアプリ111はステップS103で特定した組織コード、メール本文に含まれていた送信元アドレスでジョブ管理を行いながら、データ形式の変換処理や印刷データ管理情報の更新などを行う。なお、プリントサービスアプリ111は、プラットフォーム102の利用に認証が必要であれば、管理者のユーザ特定情報を利用して認証を行うことにより、管理者の権限でプラットフォーム102を利用する。
一方、ステップS103で特定した組織コードが図21のジョブ管理判定情報に記録されていなければ、プリントサービスアプリ111はステップS104において、一般的なメール投入を行う組織であり、送信元アドレスでジョブ管理を行うと判定する。
ステップS108において、プリントサービスアプリ111は図18のユーザ管理判定情報から、ステップS102で抽出した送信元アドレスに対応するユーザ管理情報を認証処理部126に特定させる。ステップS109に進み、送信元アドレスに対応するユーザ管理情報が特定できなければメール投入を利用できないため、図23のフローチャートの処理は終了する。
送信元アドレスに対応するユーザ管理情報が特定できれば、プリントサービスアプリ111はステップS110に進む。プリントサービスアプリ111はステップS103で特定した組織コード、ステップS109で特定したユーザ管理情報に含まれるユーザ名でジョブ管理を行いながらデータ形式の変換処理や印刷データ管理情報の更新などを行う。なお、プリントサービスアプリ111は、プラットフォーム102の利用に認証が必要であれば、ステップS109で特定したユーザ管理情報を利用して認証を行うことにより、ユーザの権限でプラットフォーム102を利用する。
このように、サービス提供システム100Aは一般的なメール投入と本願発明のメール投入とを判定できるので、一般的なメール投入に対する処理と本願発明のメール投入に対する処理とを切り替えることができる。したがって、サービス提供システム100Aは一般的なメール投入と本願発明のメール投入とを併用できる。なお、印刷データをプリントサーバ15から画像形成装置13に提供して印刷する処理は既存の技術であるため、説明を省略する。
<まとめ>
第2の実施形態に係る情報処理システム2では一般的なメール投入と本願発明のメール投入とを判定する仕組みをプリントサービスアプリ111に設けている。このため第2の実施形態に係る情報処理システム2では、一般的なメール投入を行う情報処理システム2のプラットフォーム102を利用して、一般的なメール投入と本願発明のメール投入とを併用できる。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。なお、特許請求の範囲に記載した第1のデータ取得手段はメール取得部123に相当する。組織識別情報取得手段はプリントサービスアプリ111に相当する。第1のデータ記憶手段は管理情報記憶部141に相当する。第2のデータ取得手段は出力データ取得部61に相当する。第2のデータ記憶手段はユーザ情報取得部62、出力データ記憶部63に相当する。データ処理手段はデータ処理制御部124、データ処理部125に相当する。出力手段は画像形成装置13に相当する。データ管理判定手段はデータ解析部241に相当する。
第1の情報処理システムはサービス提供システム100、100Aに相当する。第2の情報処理システムはネットワークN1側の情報処理システムに相当する。データ保管装置はメールサーバ31に相当する。
1、2 情報処理システム
11 クライアント端末
12 携帯端末
13 画像形成装置
14 認証サーバ
15 プリントサーバ
16 端末装置
21 プリントサービス提供装置
22 他サービス提供装置
23 アクセス制御装置
31 メールサーバ
100、100A サービス提供システム
101 サービスアプリ
102 プラットフォーム
103 管理データ記憶部
104 プラットフォームAPI(Application Programming Interface)
111 プリントサービスアプリ
112 他サービスアプリ
121 管理情報取得部
122 機器通信部
123 メール取得部
124 データ処理制御部
125 データ処理部
126 認証処理部
127 セッション管理部
131 添付データ抽出部
132 データ形式変換部
141 管理情報記憶部
142 データストレージ
143 企業管理情報記憶部
144 ユーザ管理情報記憶部
145 機器管理情報記憶部
241 データ解析部
242 印刷データ管理部
243 処理要求部
244 管理情報保持部
500 コンピュータシステム
501 入力装置
502 表示装置
503 外部I/F
503a 記録媒体
504 RAM
505 ROM
506 CPU
507 通信I/F
508 HDD
FW ファイアウォール
N1〜N3 ネットワーク
特開平11−305967号公報

Claims (7)

  1. ユーザを特定するユーザ特定情報が異なる第1の情報処理システムと第2の情報処理システムとを有する情報処理システムであって、
    ユーザから宛先のアドレス情報と送信元のアドレス情報とを指定して送信されたデータを保管するデータ保管装置から前記データを取得する第1のデータ取得手段と、
    アドレス情報と組織識別情報とを対応付けた組織管理情報から前記データの宛先のアドレス情報に対応する組織識別情報を取得する組織識別情報取得手段と、
    前記第1の情報処理システムにおいて、前記データ、取得した前記組織識別情報及び前記データの送信元のアドレス情報を対応付けて記憶する第1のデータ記憶手段と、
    前記第2の情報処理システムにおいて、前記組織識別情報を指定し、前記データ記憶手段から前記指定した組織識別情報に対応する前記データ、前記データの送信元のアドレス情報を取得する第2のデータ取得手段と、
    前記第2の情報処理システムにおいて、アドレス情報とユーザ特定情報とを対応付けたユーザ管理情報から前記データの送信元のアドレス情報に対応するユーザ特定情報を取得して、前記データ及び前記ユーザ特定情報を対応付けて記憶する第2のデータ記憶手段と
    を有する情報処理システム。
  2. 前記第1の情報処理システムにおいて、前記データに対して処理を行うデータ処理手段を更に有し、
    前記第1のデータ記憶手段は処理を行った後の前記データを、取得した前記組織識別情報及び前記データの送信元のアドレス情報と対応付けて記憶すること
    を特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記2の情報処理システムにおいて、前記ユーザ特定情報を指定して前記第2のデータ記憶手段から取得した前記データを出力する出力手段
    を更に有すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の情報処理システム。
  4. 前記第1のデータ記憶手段において前記データを、取得した前記組織識別情報及び前記データの送信元のアドレス情報を対応付けて記憶するか、取得した前記組織識別情報及び前記ユーザ特定情報を対応付けて記憶するか、を判定するデータ管理判定手段
    を更に有し、
    前記データを、取得した前記組織識別情報及び前記データの送信元のアドレス情報を対応付けて記憶すると判定したときに、前記第1のデータ記憶手段は、前記データ、取得した前記組織識別情報及び前記データの送信元のアドレス情報を対応付けて記憶すること
    を特徴とする請求項1乃至3何れか一項記載の情報処理システム。
  5. 前記データを、取得した前記組織識別情報及び前記ユーザ特定情報を対応付けて記憶すると判定したときに、前記第1のデータ記憶手段は、前記データ、取得した前記組織識別情報及び前記データの送信元のアドレス情報に対応する前記ユーザ特定情報を対応付けて記憶すること
    を特徴とする請求項4記載の情報処理システム。
  6. 前記第1のデータ取得手段は、組織ごとに割り当てられた前記データの投入用のアドレス情報を宛先のアドレス情報とした電子メールを保管するメールサーバから、前記データの投入用のアドレス情報を宛先とした前記電子メールを取得すること
    を特徴とする請求項1乃至5何れか一項記載の情報処理システム。
  7. ユーザを特定するユーザ特定情報が異なる第1の情報処理システムと第2の情報処理システムとを有する情報処理システムにおいて実行されるデータ投入方法であって、
    ユーザから宛先のアドレス情報と送信元のアドレス情報とを指定して送信されたデータを保管するデータ保管装置から前記データを取得する第1のデータ取得ステップと、
    アドレス情報と組織識別情報とを対応付けた組織管理情報から前記データの宛先のアドレス情報に対応する組織識別情報を取得する組織識別情報取得ステップと、
    前記第1の情報処理システムにおいて、前記データ、取得した前記組織識別情報及び前記データの送信元のアドレス情報を対応付けて記憶する第1のデータ記憶ステップと、
    前記第2の情報処理システムにおいて、前記組織識別情報を指定し、前記データ記憶手段から前記指定した組織識別情報に対応する前記データ、前記データの送信元のアドレス情報を取得する第2のデータ取得ステップと、
    前記第2の情報処理システムにおいて、アドレス情報とユーザ特定情報とを対応付けたユーザ管理情報から前記データの送信元のアドレス情報に対応するユーザ特定情報を取得して、前記データ及び前記ユーザ特定情報を対応付けて記憶する第2のデータ記憶ステップと
    を有するデータ投入方法。
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