JPH11312068A - プリンタサーバ - Google Patents

プリンタサーバ

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Publication number
JPH11312068A
JPH11312068A JP10119564A JP11956498A JPH11312068A JP H11312068 A JPH11312068 A JP H11312068A JP 10119564 A JP10119564 A JP 10119564A JP 11956498 A JP11956498 A JP 11956498A JP H11312068 A JPH11312068 A JP H11312068A
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JP
Japan
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mail
printer
server
specific
address
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Application number
JP10119564A
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English (en)
Inventor
Tadahiko Mitsuya
忠彦 三津屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11312068A publication Critical patent/JPH11312068A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信者が確実にかつ効率よく電子メールを受
信者個人に送信することを可能にするプリンタサーバを
提供する。 【解決手段】 プリンタサーバ1のネットワーク送受信
部1bは、制御部1dの指示によって、記憶部1aが記
憶している所定の電子メールアドレス宛の電子メールが
到着しているか否かを、所定の時間間隔でメールサーバ
にアクセスして確認している。上記電子メールが到着し
ていれば、ネットワーク送受信部1bは制御部1dの指
示に従ってこれをこれを読み込む。そして、プリンタ送
受信部1cは、制御部1dの指示に従って、読み込んだ
電子メールがプリンタに解読可能となるようコード変換
を行い、プリンタポートに出力する。プリンタポートに
接続されたプリンタは上記電子メールを印刷し、この出
力によって電子メールを受信者個人に伝達する。また、
電子メールの印刷の成否を送信者に返信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ(以下パソコンと称する)やUNIX機器などを
用いて電子メールの送受信を行う通信ネットワークに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】インターネットやLAN(Local Area N
etwork)の普及に伴い、メールサーバを介した端末間で
文書データ、画像データ、音声データなどをやりとりす
る電子メールが頻繁に利用されるようになった。電子メ
ールは、従来のFAXや郵送と比較して送信者が紙に伝
達情報を記録するといった煩わしい作業が不要であるた
め利便性が高い。
【0003】例えばFAXによって情報を伝達する場
合、一般に図13に示すような形態で情報が処理され
る。この場合、送信者はまずパソコン51などで文書を
作成してそれをプリンタ52で印刷する。そして印刷さ
れた文書をFAX53で受信側のFAX54に送信す
る。このように、FAX53を用いると伝達情報を記録
した紙が必要になる。もちろん郵送の場合にも紙が必要
になる。
【0004】一方、電子メールによって情報を伝達する
場合、例えば図14に示すように、パソコン61で作成
した文書を、送信しようとする相手のアドレスを指定し
て送信する。すると、パソコン61が接続されているL
AN上のメールサーバ62に一旦保存され、通信回線を
介して、受信側のLAN上のメールサーバ63に送信さ
れる。受信者はパソコン64から固有のパスワードを用
いて該メールサーバ63にアクセスして自分宛の電子メ
ールが届いているかどうかを確認し、届いていれば該メ
ールサーバ63から自分のパソコン64にその電子メー
ルを読み込む。必要ならば、その電子メールをプリンタ
65で印刷する。このように、電子メールを用いれば、
送信者は情報の伝達に紙を用いる必要がない。
【0005】さらに、FAX54で受信する場合は、装
置をユーザごとに割り当てない限り、多くのユーザが共
有するものとなる。従って、受信・印刷されたFAX用
紙を受信者であるユーザごとに仕分ける作業も加わる。
その点、電子メールは初めから受信者ごとに振り分けら
れるので仕分け作業が不要である。また、FAXは受信
容量が少ないため通信速度が小さい上、直接電話回線を
使用するため料金がかさむ。これに対して、電子メール
はFAXよりは通信速度が大きく、料金も少なくて済
む。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、情報の
伝達を電子メールによって行おうとしても、インターネ
ットに接続されたパソコン64がないなど、受信者個人
に電子メールを受け取る環境が整っていないことも多々
ある。また、そのような環境が整っていたとしても、受
信者個人がパソコン64などの端末で電子メールを受信
する操作を知らねばならなかったり、電子メールが到着
したことを受信者がメールサーバ63にアクセスしない
限り知ることができなかったりする。従って、結局、送
信者が情報を紙に印刷してFAXや郵送によって受信者
に伝達することになるといった問題が発生する。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、送信者が確実にかつ効率
よく電子メールを受信者個人に送信することを可能にす
るプリンタサーバを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のプ
リンタサーバは、電子メールの送受信を行うメールサー
バが受信した電子メールのうち特定の電子メールを弁別
する基準である電子メールアドレスを記憶するアドレス
記憶手段と、上記電子メールアドレスに基づいて特定の
電子メールを弁別して上記メールサーバから読み込む電
子メール読み込み手段と、上記電子メール読み込み手段
によって読み込まれた電子メールをプリンタが接続され
たプリンタポートへ出力する電子メール出力手段と、上
記メールサーバが上記電子メールアドレス宛の電子メー
ルを受信しているか否かを上記電子メールアドレスに基
づいて所定の時間間隔で上記メールサーバに確認するよ
う上記電子メール読み込み手段を制御し、上記電子メー
ルアドレス宛の電子メールを受信していた場合に該電子
メールを読み込むよう上記電子メール読み込み手段を制
御し、読み込んだ該電子メールを上記プリンタポートへ
出力するよう上記電子メール出力手段を制御する制御手
段とを有することを特徴としている。
【0009】上記の発明によれば、プリンタサーバは、
電子メールの送受信を行うメールサーバを含むネットワ
ークに接続され、アドレス記憶手段、電子メール読み込
み手段、電子メール出力手段、および制御手段を有して
いるものであって、以下の作用を呈する。
【0010】アドレス記憶手段は、受信者となるユーザ
の電子メールアドレスを記憶している。制御手段は、電
子メール読み込み手段を制御して所定の時間間隔でメー
ルサーバにアクセスさせ、アドレス記憶手段が記憶して
いる電子メールアドレスに基づいてメールサーバに上記
電子メールアドレス宛の電子メールが届いているか否か
を確認させる。そして、上記電子メールアドレス宛の電
子メールが届いているときには、制御手段が電子メール
読み込み手段にこの電子メールを読み込ませるよう制御
する。次いで、制御手段は、電子メール出力手段を制御
し、読み込まれた電子メールをプリンタポートに接続さ
れたプリンタの解読可能なコードに変換するなどして上
記プリンタポートに出力する。プリンタはプリンタポー
トから上記電子メールを受け取って印刷する。
【0011】従って、プリンタサーバは、受信者がパソ
コンなどの端末を有していない場合や、有しているがそ
の操作方法が分からないような場合でも、電子メールを
プリンタで印刷して情報を伝達することができる。しか
も、電子メールが到着したことをプリントアウトによっ
て受信者に知らせることが可能である。さらに、プリン
タサーバ以外は既存の機器を流用することができ、設備
投資が少なくて済む。
【0012】この結果、送信者が確実にかつ効率よく電
子メールを受信者個人に送信することを可能にするプリ
ンタサーバを提供することができる。
【0013】請求項2に係る発明のプリンタサーバは、
請求項1に記載のプリンタサーバにおいて、上記電子メ
ール出力手段を複数有し、上記アドレス記憶手段は複数
の電子メールアドレスを記憶しており、上記制御手段は
複数の上記電子メールアドレスのそれぞれを複数の上記
電子メール出力手段のいずれかに関連付けるとともに、
上記電子メール読み込み手段によって読み込まれた電子
メールを、その送付先の電子メールアドレスに関連付け
られた上記電子メール出力手段を制御して、プリンタが
接続された複数のプリンタポートのうち所定のプリンタ
ポートに出力させることを特徴としている。
【0014】上記の発明によれば、アドレス記憶手段
は、到着した電子メールを受信側で分類するなどのため
に、複数の電子メールアドレスを記憶している。同様
に、到着した電子メールを分類して印刷するなどのため
に、電子メール出力手段が複数設けられている。制御手
段は、複数の電子メールアドレスのそれぞれを電子メー
ル出力手段のいずれかに関連付けている。そして、上記
電子メールアドレスのうちのある電子メールアドレス宛
の電子メールが到着すると、上記関連付けに基づいて、
所定の電子メール出力手段にその電子メールを所定のプ
リンタポートへ出力させるようにしている。
【0015】従って、受信者ごとに電子メールアドレス
を割り当てて、それぞれに固有のプリンタポートに接続
されたプリンタで電子メールを印刷させるなどの効率化
を図ることができる。あるいは、予め送信者ごとに、異
なる電子メールアドレスを知らせておけば、送信者ごと
に分類して電子メールを印刷することもできる。この結
果、到着した電子メールを受信側の都合に応じて分類し
て印刷することができる。
【0016】請求項3に係る発明のプリンタサーバは、
請求項1または2に記載のプリンタサーバにおいて、上
記電子メール読み込み手段が電子メールを読み込んだ後
に、上記制御手段が上記プリンタの状態を検知して上記
電子メールの送信者へ返信することを特徴としている。
【0017】上記の発明によれば、制御手段は、電子メ
ール読み込み手段が電子メールを読み込んだ後に、プリ
ンタの状態を検知して送信者に返信する。すなわち、プ
リンタが電子メールを正常に印刷終了したこと、用紙切
れやプリンタの電源がOFFであることなどにより電子
メールを印刷することができないこと、あるいは用紙詰
まりやプリンタのトナー切れなどにより途中で電子メー
ルの印刷を中止したことを検知して送信者に返信する。
【0018】従って、電子メールの送信者は、送信した
電子メールが最終的にどのようになったかを知って、再
送信する必要があるか否かを判別することができる。
【0019】請求項4に係る発明のプリンタサーバは、
電子メールの送受信が行われるネットワークに接続され
たプリンタサーバであって、受信した電子メールを蓄積
する電子メール蓄積手段と、上記電子メール蓄積手段に
よって蓄積された電子メールのうち所定の電子メールア
ドレス宛の特定電子メールを選択する特定電子メール選
択手段と、上記特定電子メール選択手段によって選択さ
れた上記特定電子メールをプリンタが接続されたプリン
タポートに出力する特定電子メール送出手段とを有する
ことを特徴としている。
【0020】上記の発明によれば、プリンタサーバは、
電子メールの送受信が行われるネットワークに接続さ
れ、電子メール蓄積手段、特定電子メール選択手段、お
よび特定電子メール送出手段を有しているものであっ
て、以下の作用を呈する。
【0021】電子メール蓄積手段は、ネットワークで送
信される電子メールをハードディスクなどに蓄積する。
次いで、特定電子メール選択手段が所定の電子メールア
ドレス宛の特定電子メールを選択する。選択された特定
電子メールは、特定電子メール送出手段によって、プリ
ンタポートに接続されたプリンタの解読可能なコードに
変換されるなどして上記プリンタポートに出力される。
プリンタはプリンタポートから上記特定電子メールを受
け取って印刷する。
【0022】従って、プリンタサーバは、受信者がパソ
コンなどの端末を有していない場合や、有しているがそ
の操作方法が分からないような場合でも、電子メールを
プリンタで印刷して情報を伝達することができる。しか
も、電子メールが到着したことをプリントアウトによっ
て受信者に知らせることが可能である。さらに、プリン
タサーバはメールサーバの機能をも有しているのでネッ
トワークを構成するシステムが簡略化されるとともに、
プリンタサーバ以外は既存の機器を流用することがで
き、設備投資が少なくて済む。
【0023】この結果、送信者が確実にかつ効率よく電
子メールを受信者個人に送信することを可能にするプリ
ンタサーバを提供することができる。
【0024】請求項5に係る発明のプリンタサーバは、
請求項4に記載のプリンタサーバにおいて、上記特定電
子メール送出手段を複数有し、上記特定電子メール選択
手段は電子メールアドレスが異なる複数の上記特定電子
メールのそれぞれを選択可能である一方、複数の上記電
子メールアドレスのそれぞれを複数の上記電子メール送
出手段のいずれかに関連付けるとともに、上記特定電子
メール選択手段によって選択された上記特定電子メール
を、その送付先の電子メールアドレスに関連付けられた
上記特定電子メール送出手段に指示して、プリンタが接
続された複数のプリンタポートのうち所定のプリンタポ
ートに出力させる指示手段を有することを特徴としてい
る。
【0025】上記の発明によれば、特定電子メール選択
手段は、特定電子メールを目的に応じて受信側で分類す
るなどのために、電子メールアドレスが異なる複数の特
定電子メールを選択することができるようになってい
る。同様に、特定電子メールを分類して印刷するなどの
ために、特定電子メール送出手段が複数設けられてい
る。指示手段は、複数の電子メールアドレスのそれぞれ
を特定電子メール送出手段のいずれかに関連付けてい
る。そして、上記電子メールアドレスのうちのある電子
メールアドレス宛の特定電子メールが選択されると、上
記関連付けに基づいて、所定の特定電子メール送出手段
にその特定電子メールを所定のプリンタポートへ出力さ
せるようにしている。
【0026】従って、受信者ごとに電子メールアドレス
を割り当てて、それぞれに固有のプリンタポートに接続
されたプリンタで電子メールを印刷させるなどの効率化
を図ることができる。あるいは、予め送信者ごとに、異
なる電子メールアドレスを知らせておけば、送信者ごと
に分類して電子メールを印刷することもできる。この結
果、到着した電子メールを受信側の都合に応じて分類し
て印刷することができる。
【0027】請求項6に係る発明のプリンタサーバは、
請求項4または5に記載のプリンタサーバにおいて、上
記特定電子メール選択手段が上記特定電子メールを選択
した後に、上記プリンタの状態を検知して上記特定電子
メールの送信者へ返信する返信手段を有することを特徴
としている。
【0028】上記の発明によれば、返信手段は、特定電
子メール選択手段が特定電子メールを選択した後に、プ
リンタの状態を検知して送信者に返信する。すなわち、
プリンタが特定電子メールを正常に印刷終了したこと、
用紙切れやプリンタの電源がOFFであることなどによ
り特定電子メールを印刷することができないこと、ある
いは用紙詰まりやプリンタのトナー切れなどにより途中
で特定電子メールの印刷を中止したことを検知して送信
者に返信する。
【0029】従って、電子メールの送信者は、送信した
電子メールが最終的にどのようになったかを知って、再
送信する必要があるか否かを判別することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明のプリン
タサーバの実施の一形態について図1ないし図3に基づ
いて説明すれば、以下の通りである。
【0031】図2に、本発明のプリンタサーバを備えた
ネットワークの一例を示す。ネットワークは、送信側ネ
ットワークと受信側ネットワークとから構成され、それ
らは互いに例えば電話回線などの双方向通信回線で接続
されている。あるいは、無線で送受信を行ってもよい。
送信側ネットワークは、パソコンなどの送信端末2とメ
ールサーバ3とを少なくとも有したLANである。受信
側ネットワークは、少なくともメールサーバ4、プリン
タサーバ1、およびプリンタ5を有したLANである。
上記の構成のネットワークは、送信端末2から送信さ
れ、メールサーバ3・4を経由した電子メールを、クラ
イアント機能を有するプリンタサーバ1が受け取ってプ
リンタ5で印刷し、受信者に確実にかつ効率よく伝える
ものである。
【0032】次に、図1に、本実施の形態のプリンタサ
ーバ1の構成を表すブロック図を示す。プリンタサーバ
1は、記憶部1a、ネットワーク送受信部1b、プリン
タ送受信部1c、および制御部1dから構成される。
【0033】アドレス記憶手段としての記憶部1aは、
プリンタサーバ1のユーザに割り当てられた電子メール
アドレスをRAM、ROM、あるいはハードディスクな
どに記憶させるものである。記憶された上記電子メール
アドレスは、後述する制御部1dからの指示に基づいて
ネットワーク送受信部1bが、メールサーバ4から電子
メールを読み込むときの弁別基準となる。電子メールア
ドレスは、例えば“ユーザ名@ メールサーバ4のUR
L”のように表現される。また、データ漏洩などを防止
する安全策として従来から使用されているパスワードを
記憶させておき、メールサーバ4にアクセスするときに
このパスワードを入力するようにしてもよい。
【0034】電子メール読み込み手段としてのネットワ
ーク送受信部1bは、まず、一般のプリンタサーバとし
ての機能を果たすべく、ネットワーク上を流れるプリン
ト信号を受け取る機能を有している。また、メールサー
バ4に届いた上記電子メールアドレス宛の電子メールを
クライアントとしてRAMやハードディスクなどに読み
込む受信部としての機能と、後述するように電子メール
がプリンタ5によって正常に印刷されたか否かを送信者
へ返信する際の送信部としての機能とを有している。さ
らに、ネットワーク送受信部1bは、制御部1 dからの
指示に基づいて、所定の時間間隔でメールサーバ4にア
クセスしており、記憶部1aが記憶している電子メール
アドレスやパスワードを利用しながら、上記電子メール
アドレス宛の電子メールが届いているか否かを確認して
いる。なお、ネットワーク送受信部1bがメールサーバ
4と通信する際のプロトコルとしては、例えばPOP
(Post Office Protocol)3を使用する。上記電子メー
ルが届いている場合には、制御部1dの指示に基づいて
上記電子メールをRAMやハードディスクなどに読み込
む。
【0035】電子メール出力手段としてのプリンタ送受
信部1cは、まず、制御部1dの指示に従い、ネットワ
ーク送受信部1bが読み込んだ電子メールをプリンタ5
の解読可能なコード形式に変換してインタフェースとし
てのプリンタポートからプリンタ5へ出力する送信部と
しての機能を有している。また、後述するように、電子
メールがプリンタ5によって正常に印刷されたか否かに
ついての信号をプリンタ5から受け取る受信部としての
機能も有している。このプリンタ送受信部1cは、コー
ドフィルタやプリンタドライバとして実現される。コー
ドフィルタは、電子メールのデータを形成するEUCコ
ードなどのコード列をプリンタ5が解読可能なJISコ
ードなどのコード列に変換する。プリンタドライバは、
上述のように変換されたコード列に基づいて、プリンタ
ポートから出力するプリンタ5に固有な出力信号や、プ
リンタポートに接続されたプリンタ5を制御するための
信号(改行コードやプリコード/ポストコードなどを含
む)を生成する。
【0036】制御手段としての制御部1dは、上述した
ようにプリンタサーバ1の各構成要素が所定の動作を行
うように制御するものであって、このような制御を実現
するためにCPUに働きかける。また、メールサーバ4
から読み込んだ電子メールをプリンタ5に出力した後、
プリンタ5が正常に印刷を終了する、用紙切れやプリン
タ5の電源がOFFになっていることなどで印刷不可能
となる、あるいは用紙詰まりやプリンタ5のトナー切れ
で途中で印刷を中止するなどが起こり得る。このような
プリンタ5の状態を示す信号がプリンタ5から送信され
るときに、プリンタ送受信部1cにこの信号を受信させ
るよう制御を行う。さらに、この信号を電子メールの送
信者に返信させるべく、ネットワーク送受信部1bにこ
の信号を送信するよう制御を行う。
【0037】次に、上記の構成のプリンタサーバ1を用
いた図2のネットワークにおいて電子メールを送受信す
る手順について、図3のフローチャートを参照しながら
説明する。
【0038】まず、送信者は送信端末2にて文書などの
電子メールを作成し、受信者の電子メールアドレス先に
送信する。送信された電子メールは、一旦送信側ネット
ワークのメールサーバ3に蓄積される。そして、この電
子メールは、通信回線を介して受信側ネットワークのメ
ールサーバ4に送信され、メールサーバ4は上記電子メ
ールがメールサーバ4のユーザ宛のものであることを確
認すると、この電子メールをそのユーザ用メールディレ
クトリに蓄積する。
【0039】一方、プリンタサーバ1のネットワーク送
受信部1bは、制御部1dからの指示によって、記憶部
1aに記憶されている受信者の電子メールアドレスに基
づき、この電子メールアドレス宛の電子メールがメール
サーバ4に届いているか否かを所定の時間間隔でメール
サーバ4にアクセスすることによって確認している(S
1)。このとき、メールサーバ4は、第三者がこの電子
メールを誤って読み出さないよう、安全のためにプリン
タサーバ1にパスワードを要求するので、ネットワーク
送受信部1bは、記憶部1aに記憶されているパスワー
ドをメールサーバ4に送出する。S2で上記電子メール
がメールサーバ4に届いていないときには元に戻ってS
1を繰り返す。
【0040】S2で上記電子メールがメールサーバ4に
届いていることを確認した場合には、ネットワーク送受
信部1bは、制御部1dからの指示によってメールサー
バ4にこの電子メールを送出するよう要求する(S
3)。メールサーバ4は電子メール送出要求を受け取る
と、S4へ進んで電子メールをプリンタサーバ1に向け
て送出し、ネットワーク送受信部1bは制御部1dから
の指示によって、上記電子メールをプリンタサーバ1内
のRAMやハードディスクなどに読み込む。
【0041】一方、制御部1dは、プリンタ5からプリ
ンタ送受信部1cに送信される信号によって常にプリン
タ5の状態を監視している。S5で用紙切れやプリンタ
5の電源がOFFになっていることなどによって印刷不
可能である場合は、S10へ進み、プリンタサーバ1は
その旨の信号をネットワーク送受信部1bから電子メー
ルの送信者に返信する。このとき、例えば返信先の電子
メールアドレスは、先に送信されてきた電子メールのヘ
ッダ部分にFromフィールドとして記載されているの
で、プリンタサーバ1の制御部1dはこれを参照して上
記の返信を指示する。S5でプリンタ5が印刷可能であ
る場合には、S6へ進む。
【0042】S6では、読み込まれた電子メールが、制
御部1dからの指示を受けたプリンタ送受信部1cのコ
ードフィルタによって、プリンタ5の解読可能なコード
列に変換される。そして、プリンタ送受信部1cのプリ
ンタドライバは、制御部1dの指示に従って、上記コー
ド列に基づいた制御信号などの出力信号を生成し、プリ
ンタサーバ1のプリンタポートに出力する(S7)。
【0043】プリンタ5は、プリンタポートからの出力
信号を受け、電子メールの印刷を開始する(S8)。プ
リンタ5は、電子メールを正常に印刷し終えるか、ある
いは、用紙詰まりやトナー切れなどのトラブルにより途
中で印刷を中止するかのどちらかの状態となり、印刷動
作を停止する(S9)。S10では、電子メールを正常
に印刷終了したか否かをS5で述べた方法と同様にして
送信者に返信する。これによって、電子メールの送信者
は自分が送信した電子メールが正常に処理されたか否か
を知り、電子メールを再送信する必要があるかどうかを
判別することができる。もちろん、プリンタ5の状態を
送信者へ返信するかどうかはユーザが自由に設定でき、
上述したプリンタ5の状態のうち、特定の状態のみを返
信することもできる。
【0044】なお、本実施の形態においては、プリンタ
サーバ1のプリンタポートに接続されたプリンタ5に電
子メールを印刷させたが、これに限らず、受信側ネット
ワークに接続された他のプリンタに印刷させてもよい。
ただし、受信側ネットワークにおいてプリンタサーバ1
にデータを転送する場合、データによっては受信側ネッ
トワークを流れるデータ量が増加して受信側ネットワー
クへかかる負荷が大きくなり、処理能力(転送速度)が
低下する。従って、プリンタは本実施の形態のようにプ
リンタサーバ1に直結するのが望ましい。
【0045】以上のように、本実施の形態のプリンタサ
ーバ1を用いれば、送信端末2からプリンタサーバ1の
ユーザ宛に送信されてきた電子メールを取り込んで、プ
リンタサーバ1に接続されているプリンタ5に印刷させ
ることができる。この結果、FAXや従来のインターネ
ットによる情報の授受に比べて以下のような効果が得ら
れる。
【0046】FAXと比較した場合、送信者は送信しよ
うとする文書などの情報を予め紙に印字するといった手
間を省くことができる。また、FAXでは、多対多の通
信を行おうとすると、それだけ専用の回線とFAX装置
とを増設する必要がある。これに対して、電子メール送
受用のインターネット回線においては、パケット交換で
データ通信を行っているため、通信容量を超えない限り
既存の回線で多対多の通信が可能であって、専用の回線
を増設する必要がない。一方、プリンタサーバ1、メー
ルサーバ4、およびプリンタ5についても、受信側のネ
ットワークからの印刷要求が処理能力を超えていなけれ
ば増設しなくてよい。このように、プリンタサーバ1以
外の構成機器は従来のものを使用することができるた
め、本実施の形態のプリンタサーバ1を有するネットワ
ークには、FAXのハードウェア環境を整える場合より
も設備導入が簡単であるという長所がある。
【0047】また、従来のインターネットと比較した場
合、受信側のユーザは、パソコンなどの受信端末を操作
して、受信した電子メールの印刷を指示するといった手
間を省くことができる。さらに、従来は、電子メールが
到着したことをユーザがメールサーバ4にアクセスして
確認する必要があったが、本実施の形態のプリンタサー
バ1を有するネットワークでは、電子メールを受信する
と自動的に印刷されるので、電子メールの到着を容易に
確認することができる。さらに、従来は、受信端末のそ
れぞれにプリンタを接続して、受信した電子メールを印
刷していたが、クライアント機能を有する本実施の形態
のプリンタサーバ1を用いれば、プリンタサーバ1に接
続されたプリンタのみで電子メールの他、ネットワーク
からのプリントデータを印刷することができるのでシス
テムが簡略化できる。
【0048】また、比較例としてプリンタサーバ自体を
外部から利用可能とする構成を考えた場合、本実施の形
態のプリンタサーバ1を有するネットワークには以下の
ような長所がある。プリンタサーバを外部から利用可能
にするには、IPアドレスだけでなく、プリンタサーバ
やプリンタが処理可能なLPTなどのデータ形式を外部
へ公開する必要がある。ところが、プリンタサーバやプ
リンタを変更すると、これらのデータ形式も変更される
ので、その都度外部に新しい情報を公開しなければなら
なくなり、外部とのやり取りが煩雑になる。また、公開
する情報が増えると、ネットワークの機密性保持などの
安全性の点でも問題がある。
【0049】これに対して本実施の形態のプリンタサー
バ1は、電子メールアドレスを外部に公開するだけであ
るため、安全性は高い。また、プリンタサーバ1やプリ
ンタ5が処理可能なデータ形式に関わらず、同じ電子メ
ールアドレスを利用することができるので、プリンタサ
ーバ1やプリンタ5を変更する際に、このことを外部に
通知する必要がない。
【0050】〔実施の形態2〕本発明のプリンタサーバ
の他の実施の形態について図4ないし図6を用いて説明
すれば以下の通りである。なお、実施の形態1で述べた
構成要素と同一の機能を有する構成要素については同一
の符号を付し、その説明を省略する。
【0051】本実施の形態のプリンタサーバ11は、図
4に示すように、電子メール出力手段としてのプリンタ
送受信部1cを複数備えている他は実施の形態1と同一
の構成である。また、図5に示すネットワークにおいて
は、複数のプリンタ送受信部1c…のそれぞれに対応す
るプリンタポートにプリンタ5が接続されている。
【0052】記憶部1aには、複数の電子メールアドレ
スと、それぞれの電子メールアドレスが関連付けられる
プリンタ送受信部1c、すなわちプリンタポートとの対
応テーブルが記憶されている。例えば、電子メールアド
レスaにはプリンタポートA、電子メールアドレスbに
はプリンタポートB、電子メールアドレスcにはプリン
タポートAといった具合に関連付けが行われている。こ
の対応テーブルを基に、送信された電子メールの電子メ
ールアドレスに応じて、制御部1dがこの電子メールを
所定のプリンタポートに振り分けてプリンタ5…に出力
させるのがプリンタサーバ11の特徴である。
【0053】このように、複数の電子メールアドレスを
記憶させておいて、それぞれの電子メールアドレスの電
子メールを対応するプリンタポートから出力させると、
以下のような場合に便利である。例えば、電子メールの
受信者ごとに、電子メールが印刷されるプリンタ5を変
えたい場合である。この場合、1番目のプリンタ5で印
刷される電子メールは全てユーザM宛のもの、2番目の
プリンタ5で印刷される電子メールは全てユーザN宛の
ものであることが分かるなどの利点がある。
【0054】また、電子メールの送信者ごとに、電子メ
ールが印刷されるプリンタ5を変えたい場合である。送
信者Xあるいは会社Yには全ての電子メールアドレスの
うち選択した一つを予め通知してあるとする。この場
合、1番目のプリンタ5で印刷される電子メールは全て
送信者X、あるいは会社Yからのものであることが分か
るなどの利点がある。つまり、受信した電子メールを受
信側で自動的にソートすることができる。
【0055】なお、記憶部1aに記憶されている対応テ
ーブルには、それぞれの電子メールアドレスに関連付け
られるプリンタ送受信部1c、すなわちプリンタポート
の優先順位が記載されている。この対応テーブルに従え
ば、ある電子メールを第1候補のプリンタポートに接続
されているプリンタ5に印刷させようとしたときに、こ
のプリンタ5が印刷不可能な状態であったとすると、第
2候補以下のプリンタポートに接続されている印刷可能
なプリンタ5を順に探してこれに印刷させるといったこ
とができる。
【0056】次に、上記の構成のプリンタサーバ11を
用いた図5のネットワークにおいて電子メールを送受信
する手順について、図6のフローチャートを参照しなが
ら説明する。
【0057】まず、送信者は送信端末2にて文書などの
電子メールを作成し、受信者の電子メールアドレス先に
送信する。送信された電子メールは、一旦送信側ネット
ワークのメールサーバ3に蓄積される。そして、この電
子メールは、通信回線を介して受信側ネットワークのメ
ールサーバ4に送信され、メールサーバ4は上記電子メ
ールがメールサーバ4のユーザ宛のものであることを確
認すると、この電子メールをそのユーザ用メールディレ
クトリに蓄積する。
【0058】一方、プリンタサーバ11のネットワーク
送受信部1bは、制御部1dからの指示によって、記憶
部1aに記憶されている受信者の電子メールアドレスに
基づき、この電子メールアドレス宛の電子メールがメー
ルサーバ4に届いているか否かを所定の時間間隔でメー
ルサーバ4にアクセスすることによって確認している
(S21)。このとき、メールサーバ4は、第三者がこ
の電子メールを誤って読み出さないよう、安全のために
プリンタサーバ1にパスワードを要求するので、ネット
ワーク送受信部1bは、記憶部1aに記憶されているパ
スワードをメールサーバ4に送出する。S22で上記電
子メールがメールサーバ4に届いていないときには元に
戻ってS21を繰り返す。
【0059】S22で上記電子メールがメールサーバ4
に届いていることを確認した場合には、ネットワーク送
受信部1bは、制御部1dからの指示によってメールサ
ーバ4にこの電子メールを送出するよう要求する(S2
3)。メールサーバ4は、電子メール送出要求を受け取
ると、S24へ進んで電子メールをプリンタサーバ11
に向けて送出し、ネットワーク送受信部1bは制御部1
dからの指示によって、上記電子メールをプリンタサー
バ11内のRAMやハードディスクなどに読み込む。
【0060】一方、制御部1dは、プリンタ5…からプ
リンタ送受信部1c…に送信される信号によって常にプ
リンタ5…の状態を監視している。そして、制御部1d
は、記憶部1aに記憶されている電子メールアドレスと
プリンタ送受信部1c、すなわちプリンタポートとの対
応テーブルに基づいて、電子メールを出力するプリンタ
ポートを選択する。このとき、上記対応テーブルには、
電子メールアドレスに関連付けるプリンタポートの優先
順位が記載されているので、例えばある電子メールに対
応する第1候補のプリンタポートに接続されているプリ
ンタ5が用紙切れや電源OFFなどで印刷不可能な場合
には、S25からS31へ進んでプリンタ5が印刷可能
な下位候補のプリンタポートを順に探す。
【0061】S32で印刷可能なプリンタ5が接続され
ているプリンタポートが見つかった場合はS26へ進
む。一方、印刷可能なプリンタ5が接続されているプリ
ンタポートが見つからない場合はS30へ進み、プリン
タサーバ11はその旨の信号をネットワーク送受信部1
bから電子メールの送信者に返信する。このとき、例え
ば返信先の電子メールアドレスは、先に送信されてきた
電子メールのヘッダ部分にFromフィールドとして記
載されているので、プリンタサーバ11の制御部1dは
これを参照して上記の返信を指示する。
【0062】S26では、読み込まれた電子メールが、
制御部1dからの指示を受けたプリンタ送受信部1cの
コードフィルタによって、プリンタ5…の解読可能なコ
ード列に変換される。さらにプリンタ送受信部1cは、
制御部1dの指示に従い、プリンタドライバによって、
上記コード列に基づいた制御信号などの出力信号を生成
して選択したプリンタポートへ出力する(S27)。
【0063】次に、プリンタ5は、上記出力信号を受け
取って電子メールの印刷を開始する(S28)。プリン
タ5は、電子メールを正常に印刷し終えるか、あるい
は、用紙詰まりやトナー切れなどのトラブルにより途中
で印刷を中止するかのどちらかの状態となり、印刷動作
を停止する(S29)。S30では、プリンタ5が電子
メールを正常に印刷し終えたか否かを上述の方法と同様
にして送信者に返信する。これによって、電子メールの
送信者は自分が送信した電子メールが正常に処理された
か否かを知り、電子メールを再送信する必要があるかど
うかを判別することができる。もちろん、プリンタ5の
状態を送信者へ返信するかどうかはユーザが自由に設定
でき、上述したプリンタ5の状態のうち、特定の状態の
みを返信することもできる。
【0064】以上のように、本実施の形態のプリンタサ
ーバ11によれば、複数のプリンタ送受信部1c…を複
数のプリンタポートのいずれかに対応させ、各プリンタ
送受信部1cに電子メールアドレスを関連付けているた
め、受信側で印刷される電子メールを目的に応じて自動
的にソートすることができる。なお、実施の形態1で述
べた効果が得られることはもちろんである。
【0065】〔実施の形態3〕本発明のプリンタサーバ
のさらに他の実施の形態について図7ないし図9に基づ
いて説明すれば、以下の通りである。なお、実施の形態
1および2で述べた構成要素と同一の機能を有する構成
要素については同一の符号を付し、その説明を省略す
る。
【0066】図8に、本発明のプリンタサーバを備えた
ネットワークの一例を示す。ネットワークは、送信側ネ
ットワークと受信側ネットワークとから構成され、それ
らは互いに例えば電話回線などの双方向通信回線で接続
されている。あるいは、無線で送受信を行ってもよい。
送信側ネットワークは、少なくともパソコンなどの送信
端末2とメールサーバ3とを有したLANである。受信
側ネットワークは、少なくともプリンタサーバ21、お
よびプリンタ5を有したLANである。上記の構成のネ
ットワークは、送信端末2から送信され、メールサーバ
3を経由した電子メールを、メールサーバ機能を有する
プリンタサーバ21が受け取ってプリンタ5で印刷し、
受信者に確実にかつ効率よく伝えるものである。
【0067】次に、図7に、本実施の形態のプリンタサ
ーバ21の構成を表すブロック図を示す。プリンタサー
バ21は、ネットワーク送受信部21a、蓄積部21
b、選択部21c、プリンタ送受信部21d、および制
御部21eから構成される。
【0068】ネットワーク送受信部21aは、ネットワ
ーク上を流れる電子メールのうち、受信側ネットワーク
のクライアント宛のものを、後述する制御部21eから
の指示に従って受信するインターフェイスとしての機能
を有する。また、後述するように電子メールがプリンタ
5によって正常に印刷されたか否かを送信者へ返信する
際のインターフェイスとしての機能も有している。
【0069】電子メール蓄積手段としての蓄積部21b
は、ネットワーク送受信部21aによって受信された電
子メールを制御部21eからの指示に従ってハードディ
スクなどの記憶媒体内のそのユーザ用ディレクトリに蓄
積する。
【0070】特定電子メール選択手段としての選択部2
1cは、制御部21eからの指示に従って、プリンタサ
ーバ21のユーザに割り当てられた電子メールアドレス
を記憶したRAM、ROM、あるいはハードディスクを
参照する。電子メールアドレスは、例えば“ユーザ名@
ホストドメイン名”のように表現される。そして、制御
部21eからの指示に従って、蓄積部21bに蓄積され
た電子メールから上記電子メールアドレスを有する特定
電子メールを選択してRAMやハードディスクに読み込
む機能を有する。
【0071】特定電子メール出力手段としてのプリンタ
送受信部21dは、まず、制御部21eの指示に従い、
選択部21cが選択した特定電子メールをプリンタ5の
解読可能なコード形式に変換してプリンタポートからプ
リンタ5へ出力するインターフェイスとしての機能を有
している。また、後述するように、特定電子メールがプ
リンタ5によって正常に印刷されたか否かについての信
号をプリンタ5から受信するインターフェイスとしての
機能も有している。
【0072】このプリンタ送受信部21dは、コードフ
ィルタやプリンタドライバとして実現される。コードフ
ィルタは、電子メールのデータを形成するEUCコード
などのコード列をプリンタ5が理解可能なJISコード
などのコード列に変換する。プリンタドライバは、上述
のように変換されたコード列に基づいて、プリンタポー
トから出力するプリンタ5に固有な出力信号や、プリン
タポートに接続されたプリンタ5を制御するための信号
(改行コードやプリコード/ポストコードなどを含む)
を生成する。
【0073】制御手段としての制御部21eは、上述し
たようにプリンタサーバ21の各構成要素が所定の動作
を行うように制御するものであって、このような制御を
実現するためにCPUに働きかける。また、特定電子メ
ールをプリンタ5に出力した後、プリンタ5が正常に印
刷を終了する、用紙切れやプリンタ5の電源がOFFに
なっていることなどで印刷不可能となる、あるいは用紙
詰まりやプリンタ5のトナー切れで途中で印刷を中止す
るなどが起こり得る。このようなプリンタ5の状態を示
す信号がプリンタ5から送信されるときに、プリンタ送
受信部21dにこの信号を受信させるよう制御を行う。
さらに、この信号を特定電子メールの送信者に返信させ
るべく、ネットワーク送受信部21aにこの信号を送信
するよう制御を行う返信手段としての機能を有してい
る。
【0074】次に、電子メールを送受信する手順につい
て、図9のフローチャートを参照しながら説明する。
【0075】まず、送信者は送信端末2にて文書などの
電子メールを作成し、受信者の電子メールアドレス先に
送信する。送信された電子メールは、一旦送信側ネット
ワークのメールサーバ3に蓄積される。そして、この電
子メールは、通信回線を介して受信側ネットワークのプ
リンタサーバ21に送信される。プリンタサーバ21
は、上記電子メールが受信側ネットワークのクライアン
ト宛のものであることを確認すると、この電子メールを
ネットワーク送受信部21aによって受信し、蓄積部2
1bによって上記電子メールをそのユーザ用メールディ
レクトリに蓄積する(S31)。
【0076】選択部21cは、制御部21eの指示によ
って、RAM、ROM、あるいはハードディスクに記憶
されている印刷すべき所定の電子メールアドレスを参照
し、蓄積部21bに蓄積された電子メールのうち上記電
子メールアドレス宛の特定電子メールを選択する。そし
て選択した特定電子メールをRAMやハードディスクな
どに読み込む(S32)。
【0077】一方、制御部21eは、プリンタ5からプ
リンタ送受信部21dに送信される信号によって常にプ
リンタ5の状態を監視している。S33で用紙切れやプ
リンタ5の電源がOFFになっていることなどによって
印刷不可能である場合は、S38へ進み、プリンタサー
バ1はその旨の信号をネットワーク送受信部21aから
電子メールの送信者に返信する。このとき、例えば返信
先の電子メールアドレスは、先に送信されてきた電子メ
ールのヘッダ部分にFromフィールドとして記載され
ているので、プリンタサーバ1の制御部21eはこれを
参照して上記の返信を指示する。S33でプリンタ5が
印刷可能である場合には、S34へ進む。
【0078】S34では、読み込まれた特定電子メール
が、制御部21eからの指示を受けたプリンタ送受信部
21dのコードフィルタによって、プリンタ5の解読可
能なコード列に変換される。さらに制御部21eの指示
により、プリンタ送受信部21dのプリンタドライバに
よって、上記コード列に基づいた制御信号などの出力信
号が生成され、プリンタサーバ21のプリンタポートに
出力される(S35)。
【0079】プリンタ5は、プリンタポートからの出力
信号を受けると印刷を開始する(S36)。プリンタ5
は、電子メールを正常に印刷し終えるか、あるいは、用
紙詰まりやトナー切れなどのトラブルにより途中で印刷
を中止するかのどちらかの状態となり、印刷動作を停止
する(S37)。S38では、電子メールを正常に印刷
終了したか否かを上述の方法と同様にして送信者に返信
する。これによって、電子メールの送信者は自分が送信
した電子メールが正常に処理されたか否かを知り、電子
メールを再送信する必要があるかどうかを判別すること
ができる。もちろん、プリンタ5の状態を送信者へ返信
するかどうかはユーザが自由に設定でき、上述したプリ
ンタ5の状態のうち、特定の状態のみを返信することも
できる。
【0080】以上のように、本実施の形態のプリンタサ
ーバ21は、メールサーバ機能とプリンタサーバ機能と
を有するので、実施の形態1および2の効果に加えて、
システムを簡略化することができる。
【0081】〔実施の形態4〕本発明のプリンタサーバ
のさらに他の実施の形態について図10ないし図12を
用いて説明すれば以下の通りである。なお、実施の形態
1ないし3で述べた構成要素と同一の機能を有する構成
要素については同一の符号を付し、その説明を省略す
る。
【0082】本実施の形態のプリンタサーバ31は、図
10に示すように、特定電子メール送出手段としてのプ
リンタ送受信部21dを複数備えている他は実施の形態
3と同一の構成である。また、図11に示すネットワー
クにおいては、複数のプリンタ送受信部21d…のそれ
ぞれに対応するプリンタポートにプリンタ5が接続され
ている。RAM、ROM、あるいはハードディスクに
は、複数の電子メールアドレスと、それぞれの電子メー
ルアドレスが関連付けられるプリンタ送受信部21d、
すなわちプリンタポートとの対応テーブルが記憶されて
いる。この対応テーブルを基に、選択部21bによって
選択された特定電子メールの電子メールアドレスに応じ
て、制御部21eがこの特定電子メールを所定のプリン
タポートに振り分けてプリンタ5…に出力させるのがプ
リンタサーバ31の特徴である。
【0083】このように、複数の電子メールアドレスを
記憶させておいて、それぞれの電子メールアドレスの特
定電子メールを対応するプリンタポートから出力させる
と、以下のような場合に便利である。例えば、特定電子
メールの受信者ごとに、特定電子メールが印刷されるプ
リンタ5を変えたい場合である。この場合、1番目のプ
リンタ5で印刷される特定電子メールは全てユーザA宛
のもの、2番目のプリンタ5で印刷される特定電子メー
ルは全てユーザB宛のものであることが分かるなどの利
点がある。
【0084】また、特定電子メールの送信者ごとに、特
定電子メールが印刷されるプリンタ5を変えたい場合で
ある。送信者Xあるいは会社Yには全ての電子メールア
ドレスのうち選択した一つを予め通知してあるとする。
この場合、1番目のプリンタ5で印刷される特定電子メ
ールは全て送信者X、あるいは会社Yからのものである
ことが分かるなどの利点がある。つまり、受信した特定
電子メールを受信側で自動的にソートすることができ
る。
【0085】なお、RAM、ROM、あるいはハードデ
ィスクに記憶されている対応テーブルには、それぞれの
電子メールアドレスに関連付けられるプリンタ送受信部
21d、すなわちプリンタポートの優先順位が記載され
ている。この対応テーブルに従えば、ある特定電子メー
ルを第1候補のプリンタポートに接続されているプリン
タ5に印刷させようとしたときに、このプリンタ5が印
刷不可能な状態であったとすると、第2候補以下のプリ
ンタポートに接続されている印刷可能なプリンタ5を順
に探してこれに印刷させるといったことができる。
【0086】次に、上記の構成のプリンタサーバ31を
用いた図11のネットワークにおいて電子メールを送受
信する手順について、図12のフローチャートを参照し
ながら説明する。
【0087】まず、送信者は送信端末2にて文書などの
電子メールを作成し、受信者の電子メールアドレス先に
送信する。送信された電子メールは、一旦送信側ネット
ワークのメールサーバ3に蓄積される。そして、この電
子メールは、通信回線を介して受信側ネットワークのプ
リンタサーバ21に送信される。プリンタサーバ21
は、上記電子メールが受信側ネットワークのクライアン
ト宛のものであることを確認すると、この電子メールを
ネットワーク送受信部21aによって受信し、蓄積部2
1bによって上記電子メールをそのユーザ用メールディ
レクトリに蓄積する(S41)。
【0088】選択部21cは、制御部21eの指示によ
って、RAM、ROM、あるいはハードディスクに記憶
されている印刷すべき所定の電子メールアドレスを参照
し、蓄積部21bに蓄積された電子メールのうち上記電
子メールアドレス宛の特定電子メールを選択する。そし
て選択した特定電子メールをRAMやハードディスクな
どに読み込む(S42)。
【0089】そして、プリンタ送受信部21dは制御部
21eの指示により、RAM、ROM、あるいはハード
ディスクに記憶されている電子メールアドレスとプリン
タポートとの対応テーブルに基づいて、上記特定電子メ
ールを出力するプリンタサーバ31のプリンタポートを
選択する。このとき、上記対応テーブルには、電子メー
ルアドレスに関連付けるプリンタポートの優先順位が記
載されているので、例えば第1候補のプリンタポートに
接続されているプリンタ5が用紙切れや電源OFFなど
で印刷不可能な場合には、S43からS49へ進んでプ
リンタ5が印刷可能な下位候補のプリンタポートを順に
探す。
【0090】S50で印刷可能なプリンタ5が接続され
ているプリンタポートが見つかった場合はS44へ進
む。一方、印刷可能なプリンタ5が接続されているプリ
ンタポートが見つからない場合はS48へ進み、制御部
21eはその旨の信号をネットワーク送受信部21aか
ら特定電子メールの送信者に返信する。このとき、例え
ば返信先の電子メールアドレスは、先に送信されてきた
電子メールのヘッダ部分にFromフィールドとして記
載されているので、プリンタサーバ31の制御部21e
はこれを参照して上記の返信を指示する。
【0091】S44では、読み込まれた電子メールが、
制御部21eからの指示を受けたプリンタ送受信部21
dのコードフィルタによって、プリンタ5の解読可能な
コード列に変換される。さらにプリンタ送受信部21d
のプリンタドライバによって、上記コード列に基づいた
制御信号などの出力信号が生成され、選択されたプリン
タポートに出力される(S45)。
【0092】次に、プリンタ5は、上記出力信号を受け
取ると、特定電子メールの印刷を開始する(S46)。
プリンタ5は、特定電子メールを正常に印刷し終える
か、あるいは、用紙詰まりやトナー切れなどのトラブル
により途中で印刷を中止するかのどちらかの状態とな
り、印刷動作を停止する(S47)。S48では、プリ
ンタ5が電子メールを正常に印刷し終えたか否かを上述
の方法と同様にして送信者に返信する。これによって、
電子メールの送信者は自分が送信した電子メールが正常
に処理されたか否かを知り、電子メールを再送信する必
要があるかどうかを判別することができる。もちろん、
プリンタ5の状態を送信者へ返信するかどうかはユーザ
が自由に設定でき、上述したプリンタ5の状態のうち、
特定の状態のみを返信することもできる。
【0093】以上のように、本実施の形態のプリンタサ
ーバ31によれば、複数のプリンタ送受信部21d…を
複数のプリンタポートのいずれかに対応させ、各プリン
タ送受信部21dに電子メールアドレスを関連付けてい
るため、受信側で印刷される特定電子メールを目的に応
じて自動的にソートすることができる。なお、実施の形
態3で述べた効果が得られることはもちろんである。
【0094】
【発明の効果】請求項1に係る発明のプリンタサーバ
は、以上のように、電子メールの送受信を行うメールサ
ーバが受信した電子メールのうち特定の電子メールを弁
別する基準である電子メールアドレスを記憶するアドレ
ス記憶手段と、上記電子メールアドレスに基づいて特定
の電子メールを弁別して上記メールサーバから読み込む
電子メール読み込み手段と、上記電子メール読み込み手
段によって読み込まれた電子メールをプリンタが接続さ
れたプリンタポートへ出力する電子メール出力手段と、
上記メールサーバが上記電子メールアドレス宛の電子メ
ールを受信しているか否かを上記電子メールアドレスに
基づいて所定の時間間隔で上記メールサーバに確認する
よう上記電子メール読み込み手段を制御し、上記電子メ
ールアドレス宛の電子メールを受信していた場合に該電
子メールを読み込むよう上記電子メール読み込み手段を
制御し、読み込んだ該電子メールを上記プリンタポート
へ出力するよう上記電子メール出力手段を制御する制御
手段とを有する構成である。
【0095】それゆえ、電子メールの送信者は、受信者
がパソコンなどの端末を有していない場合や、有してい
るがその操作方法が分からないような場合でも、電子メ
ールをプリンタで印刷して情報を伝達することができ
る。しかも、受信者は電子メールが到着したことをプリ
ントアウトによって知ることが可能である。さらに、プ
リンタサーバ以外は既存の機器を流用することができ、
設備投資が少なくて済む。
【0096】この結果、送信者が確実にかつ効率よく電
子メールを受信者個人に送信することを可能にするプリ
ンタサーバを提供することができるという効果を奏す
る。
【0097】請求項2に係る発明のプリンタサーバは、
以上のように、請求項1に記載のプリンタサーバにおい
て、上記電子メール出力手段を複数有し、上記アドレス
記憶手段は複数の電子メールアドレスを記憶しており、
上記制御手段は複数の上記電子メールアドレスのそれぞ
れを複数の上記電子メール出力手段のいずれかに関連付
けるとともに、上記電子メール読み込み手段によって読
み込まれた電子メールを、その送付先の電子メールアド
レスに関連付けられた上記電子メール出力手段を制御し
て、プリンタが接続された複数のプリンタポートのうち
所定のプリンタポートに出力させる構成である。
【0098】それゆえ、受信者ごとに電子メールアドレ
スを割り当てて、それぞれに固有のプリンタポートに接
続されたプリンタで電子メールを印刷させるなどの効率
化を図ることができるという効果を奏する。あるいは、
予め送信者ごとに、異なる電子メールアドレスを知らせ
ておけば、送信者ごとに分類して電子メールを印刷する
こともできる。この結果、到着した電子メールを受信側
の都合に応じて分類して印刷することができるという効
果を奏する。
【0099】請求項3に係る発明のプリンタサーバは、
以上のように、請求項1または2に記載のプリンタサー
バにおいて、上記電子メール読み込み手段が電子メール
を読み込んだ後に、上記制御手段が上記プリンタの状態
を検知して上記電子メールの送信者へ返信する構成であ
る。
【0100】それゆえ、電子メールの送信者は、送信し
た電子メールが最終的にどのようになったかを知って、
再送信する必要があるか否かを判別することができると
いう効果を奏する。
【0101】請求項4に係る発明のプリンタサーバは、
以上のように、電子メールの送受信が行われるネットワ
ークに接続されたプリンタサーバであって、受信した電
子メールを蓄積する電子メール蓄積手段と、上記電子メ
ール蓄積手段によって蓄積された電子メールのうち所定
の電子メールアドレス宛の特定電子メールを選択する特
定電子メール選択手段と、上記特定電子メール選択手段
によって選択された上記特定電子メールをプリンタが接
続されたプリンタポートに出力する特定電子メール送出
手段とを有する構成である。
【0102】それゆえ、電子メールの送信者は、受信者
がパソコンなどの端末を有していない場合や、有してい
るがその操作方法が分からないような場合でも、電子メ
ールをプリンタで印刷して情報を伝達することができ
る。しかも、受信者は電子メールが到着したことをプリ
ントアウトによって知ることが可能である。さらに、プ
リンタサーバはメールサーバの機能をも有しているので
ネットワークを構成するシステムが簡略化されるととも
に、プリンタサーバ以外は既存の機器を流用することが
でき、設備投資が少なくて済む。
【0103】この結果、送信者が確実にかつ効率よく電
子メールを受信者個人に送信することを可能にするプリ
ンタサーバを提供することができるという効果を奏す
る。
【0104】請求項5に係る発明のプリンタサーバは、
以上のように、請求項4に記載のプリンタサーバにおい
て、上記特定電子メール送出手段を複数有し、上記特定
電子メール選択手段は電子メールアドレスが異なる複数
の上記特定電子メールのそれぞれを選択可能である一
方、複数の上記電子メールアドレスのそれぞれを複数の
上記電子メール送出手段のいずれかに関連付けるととも
に、上記特定電子メール選択手段によって選択された上
記特定電子メールを、その送付先の電子メールアドレス
に関連付けられた上記特定電子メール送出手段に指示し
て、プリンタが接続された複数のプリンタポートのうち
所定のプリンタポートに出力させる指示手段を有する構
成である。
【0105】それゆえ、受信者ごとに電子メールアドレ
スを割り当てて、それぞれに固有のプリンタポートに接
続されたプリンタで電子メールを印刷させるなどの効率
化を図ることができるという効果を奏する。あるいは、
予め送信者ごとに、異なる電子メールアドレスを知らせ
ておけば、送信者ごとに分類して電子メールを印刷する
こともできる。この結果、到着した電子メールを受信側
の都合に応じて分類して印刷することができるという効
果を奏する。
【0106】請求項6に係る発明のプリンタサーバは、
以上のように、請求項4または5に記載のプリンタサー
バにおいて、上記特定電子メール選択手段が上記特定電
子メールを選択した後に、上記プリンタの状態を検知し
て上記特定電子メールの送信者へ返信する返信手段を有
する構成である。
【0107】それゆえ、電子メールの送信者は、送信し
た電子メールが最終的にどのようになったかを知って、
再送信する必要があるか否かを判別することができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるプリンタサーバ
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のプリンタサーバを備えたネットワークの
構成を示すブロック図である。
【図3】図1のプリンタサーバが電子メールを受信する
際の処理の流れを説明するフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施の形態におけるプリンタサー
バの構成を示すブロック図である。
【図5】図4のプリンタサーバを備えたネットワークの
構成を示すブロック図である。
【図6】図4のプリンタサーバが電子メールを受信する
際の処理の流れを説明するフローチャートである。
【図7】本発明のさらに他の実施の形態におけるプリン
タサーバの構成を示すブロック図である。
【図8】図7のプリンタサーバを備えたネットワークの
構成を示すブロック図である。
【図9】図7のプリンタサーバが電子メールを受信する
際の処理の流れを説明するフローチャートである。
【図10】本発明のさらに他の実施の形態におけるプリ
ンタサーバの構成を示すブロック図である。
【図11】図10のプリンタサーバを備えたネットワー
クの構成を示すブロック図である。
【図12】図10のプリンタサーバが電子メールを受信
する際の処理の流れを説明するフローチャートである。
【図13】従来のFAXによるデータ送受信におけるネ
ットワークの構成を示すブロック図である。
【図14】従来のインターネットによるデータ送受信に
おけるネットワークの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 プリンタサーバ 1a 記憶部(記憶手段) 1b ネットワーク送受信部(電子メール読み込み手
段) 1c プリンタ送受信部(電子メール出力手段) 1d 制御部(制御手段) 4 メールサーバ 5 プリンタ 11 プリンタサーバ 21 プリンタサーバ 21b 蓄積部(電子メール蓄積手段) 21c 選択部(特定電子メール選択手段) 21d プリンタ送受信部(特定電子メール送出手段) 21e 制御部(指示手段、返信手段) 31 プリンタサーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04L 12/46 H04L 11/00 310C 12/28 11/20 101B 12/54 12/58

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子メールの送受信を行うメールサーバが
    受信した電子メールのうち特定の電子メールを弁別する
    基準である電子メールアドレスを記憶するアドレス記憶
    手段と、上記電子メールアドレスに基づいて特定の電子
    メールを弁別して上記メールサーバから読み込む電子メ
    ール読み込み手段と、上記電子メール読み込み手段によ
    って読み込まれた電子メールをプリンタが接続されたプ
    リンタポートへ出力する電子メール出力手段と、上記メ
    ールサーバが上記電子メールアドレス宛の電子メールを
    受信しているか否かを上記電子メールアドレスに基づい
    て所定の時間間隔で上記メールサーバに確認するよう上
    記電子メール読み込み手段を制御し、上記電子メールア
    ドレス宛の電子メールを受信していた場合に該電子メー
    ルを読み込むよう上記電子メール読み込み手段を制御
    し、読み込んだ該電子メールを上記プリンタポートへ出
    力するよう上記電子メール出力手段を制御する制御手段
    とを有することを特徴とするプリンタサーバ。
  2. 【請求項2】上記電子メール出力手段を複数有し、上記
    アドレス記憶手段は複数の電子メールアドレスを記憶し
    ており、上記制御手段は複数の上記電子メールアドレス
    のそれぞれを複数の上記電子メール出力手段のいずれか
    に関連付けるとともに、上記電子メール読み込み手段に
    よって読み込まれた電子メールを、その送付先の電子メ
    ールアドレスに関連付けられた上記電子メール出力手段
    を制御して、プリンタが接続された複数のプリンタポー
    トのうち所定のプリンタポートに出力させることを特徴
    とする請求項1に記載のプリンタサーバ。
  3. 【請求項3】上記電子メール読み込み手段が電子メール
    を読み込んだ後に、上記制御手段が上記プリンタの状態
    を検知して上記電子メールの送信者へ返信することを特
    徴とする請求項1または2に記載のプリンタサーバ。
  4. 【請求項4】電子メールの送受信が行われるネットワー
    クに接続されたプリンタサーバであって、受信した電子
    メールを蓄積する電子メール蓄積手段と、上記電子メー
    ル蓄積手段によって蓄積された電子メールのうち所定の
    電子メールアドレス宛の特定電子メールを選択する特定
    電子メール選択手段と、上記特定電子メール選択手段に
    よって選択された上記特定電子メールをプリンタが接続
    されたプリンタポートに出力する特定電子メール送出手
    段とを有することを特徴とするプリンタサーバ。
  5. 【請求項5】上記特定電子メール送出手段を複数有し、
    上記特定電子メール選択手段は電子メールアドレスが異
    なる複数の上記特定電子メールのそれぞれを選択可能で
    ある一方、複数の上記電子メールアドレスのそれぞれを
    複数の上記電子メール送出手段のいずれかに関連付ける
    とともに、上記特定電子メール選択手段によって選択さ
    れた上記特定電子メールを、その送付先の電子メールア
    ドレスに関連付けられた上記特定電子メール送出手段に
    指示して、プリンタが接続された複数のプリンタポート
    のうち所定のプリンタポートに出力させる指示手段を有
    することを特徴とする請求項4に記載のプリンタサー
    バ。
  6. 【請求項6】上記特定電子メール選択手段が上記特定電
    子メールを選択した後に、上記プリンタの状態を検知し
    て上記特定電子メールの送信者へ返信する返信手段を有
    することを特徴とする請求項4または5に記載のプリン
    タサーバ。
JP10119564A 1998-04-28 1998-04-28 プリンタサーバ Pending JPH11312068A (ja)

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