JP6089747B2 - 光学材料用重合性組成物 - Google Patents

光学材料用重合性組成物 Download PDF

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  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Description

本発明は、プラスチックレンズ、プリズム、光ファイバー、情報記録基盤、フィルター、接着剤等の光学部品、中でも、眼鏡用プラスチックレンズ等の光学レンズに関するものである。
プラスチック材料は軽量かつ靭性に富み、また染色が容易であることから、各種光学材料、特に眼鏡レンズに近年多用されている。光学材料、中でも眼鏡レンズに要求される主な性能は、低比重、高透明性および低黄色度、光学性等として高屈折率と高アッベ数であり、近年、高屈折率と高アッベ数を達成する為にポリエピスルフィド化合物に硫黄原子および/またはセレン原子を有する無機化合物を配合する光学材料用重合性組成物が提案されている(例えば、特許文献1)。
これら組成物を重合硬化して得られる光学材料は高屈折率化が達成されているが、硫黄原子および/またはセレン原子を有する無機化合物は常温で固体で溶解性の低いものが多く、組成物とした場合に析出したり、同化合物を高濃度にすると溶解が不完全となったりする問題があった。
そこで、硫黄原子および/またはセレン原子を有する無機化合物と、この無機化合物と反応可能なポリエピスルフィド化合物などの含硫黄有機化合物を事前に予備重合反応させる手法が提案されている(特許文献2参照)。しかしながら、硫黄原子および/またはセレン原子を有する無機化合物の含有量が増えると重合性組成物の粘度が高くなり過ぎて、ろ過やモールド注入などの通常の注型重合操作が困難になる為、予備重合反応時に粘度を低下させるため、SH基を一個有する化合物(特許文献3参照)、NH基および/またはNH基を1個以上有する化合物(特許文献4参照)、あるいは、ジスルフィド結合を1個以上有する化合物(特許文献5参照)を添加することが提案されている。しかしながら、硫黄原子および/またはセレン原子を有する無機化合物の含有量が10質量部以上の組成物では、これらの粘度を下げる添加剤を加えた場合でも、予備重合反応を過剰に行った場合および/または組成物調合後の温度が高すぎた場合などに組成物の粘度が上昇したり、通常工業的に光学材料を製造する際に必要な注入時間である3時間程度経過後の粘度上昇が大きくなるなど、ろ過やモールド注入などの通常の注型操作が困難となり、ろ過および注入装置の大型化や注入ラインの短縮が必要となるなどの問題点があった。さらに、光学材料の生産性を向上させるために、ろ過や注入操作がより容易なさらなる低粘度の光学材料用重合性組成物が望まれていた。
また、前記参照文献の予備重合反応は通常50℃〜70℃で行われるため、モールド注入後の重合開始温度である室温程度に組成物を冷却する必要があり、予備重合反応が終了した後に冷却工程が必要となり、反応スケールを大きくするには冷却装置の大型化や反応装置内への冷却コイルの導入などを行わなければ冷却に要する時間が長くなったり都度変化したりする事も問題になっている。このため、室温に近い反応温度で予備重合反応可能な光学材料用重合性組成物の製造方法が望まれていた。
特開2001−2783号報 特開2004−197005号報 特開2006−348285号報 特開2006−348289号報 特開2006−348286号報
本発明の課題は、硫黄、エピスルフィド基を分子内に2個有する化合物およびSH基を2個有する化合物を用いた光学材料用重合性組成物を製造する際の予備重合反応において、反応終点の制御を容易にする事と、反応温度を室温付近にする事で冷却に要する時間を短縮する事である。さらに、光学材料の生産性を向上させるため、ろ過や注入操作の容易な低粘度の光学材料用重合性組成物を開発することである。
本発明者はこの発明の課題を解決すべく鋭意研究を行った結果
下記(a)化合物10〜50質量部と(c)化合物1〜20質量部とを(b)化合物50〜90質量部存在下、(d)化合物0.001〜10質量部を予備重合触媒とすることで、予備重合反応時の粘度上昇速度が小さく、かつ反応温度を室温付近する事が可能となり、さらに、低粘度かつ粘度上昇の小さい光学材料用重合性組成物となること見出し、本発明に至った。
(a)硫黄(以下(a)化合物)
(b)下記(1)式で表されるエピスルフィド基を分子内に2個有する化合物(以下(b)化合物)
Figure 0006089747
(ここで、mは0〜4の整数、nは0〜1の整数を表す。)
(c)SH基を2個有する化合物(以下(c)化合物)
(d)下記(2)式で表される化合物(以下(d)化合物)。
Figure 0006089747
(2)
(Rは炭素数1〜4のアルキル基、
Xはビニル基、ビニリデン基またはビニレン基のいずれかを有する炭素数2〜11の有機基)
本発明により、硫黄、エピスルフィド基を分子内に2個有する化合物およびSH基を2個有する化合物を用いた光学材料用重合性組成物を製造する際の予備重合反応において、反応時の粘度の上昇速度が小さくなり、反応終点の制御が容易になった。また、反応温度を室温付近にする事で、冷却に要する時間を短縮する事も可能になった。さらに、本発明による低粘度な光学材料用重合性組成物によって、ろ過や注入操作が容易となり光学材料の生産性を向上させることが可能となった。
本発明の目的とする低粘度な光学材料用重合性組成物とは、ろ過やモールドへの注入操作が容易で生産性向上可能な粘度であり、好ましくは20℃での粘度150mPa・s以下、より好ましくは20℃での粘度100mPa・s以下である。また、工業的な量産を鑑みた場合、モールド注入に要する時間として3時間程度が必要であり、この間重合性組成物の粘度は上昇しないことが好ましい。これは、注入の初期と3時間後で粘度が変わる場合、3時間後に注入したものは注入初期の物と比較してより反応が進行している事を示しており、その結果、注入のタイミングによって脈理良品率がバラついてしまう為である。すなわち、重合性組成物は製造した後の3時間、粘度上昇率が100%未満であることが好ましく、より好ましくは粘度上昇率が80%未満であり、さらに好ましくは粘度上昇率が50%未満である。
本発明で使用する(a)化合物である硫黄の純度は98%以上である。98%未満の場合、不純物の影響で光学材料にクモリが生じる現象が生じやすくなるが、98%以上の純度であればクモリが生じる現象は解消される。硫黄の純度は、好ましくは99.0%以上であり、より好ましくは99.5%以上であり、さらに好ましくは99.9%以上である。一般に入手できる硫黄は、その形状や精製法の違いにより、微粉硫黄、コロイド硫黄、沈降硫黄、結晶硫黄、昇華硫黄等があるが、本発明においては、純度98%以上であれば、いずれの硫黄でもかまわない。好ましくは、光学材料用重合性組成物製造時に溶解しやすい粒子の細かい微粉硫黄である。(a)化合物の添加量は、光学材料用重合性組成物中の硫黄原子含有率が高いほど高屈折率な光学材料が得られるが、添加量が多すぎると組成物に溶け残りが生じたり、組成物の粘度が著しく高くなるため、(a)および(b)化合物の合計質量を100質量部とした場合、10〜50質量部使用するが、好ましくは10〜45質量部、さらに好ましくは15〜40質量部である。
本発明で使用する(b)化合物の添加量は、(a)および(b)化合物の合計を100質量部とした場合、50〜90質量部使用するが、好ましくは55〜90質量部、より好ましくは60〜85質量部である。
(b)化合物の具体例としては、ビス(β−エピチオプロピル)スルフィド、ビス(β−エピチオプロピル)ジスルフィド、ビス(β−エピチオプロピルチオ)メタン、1,2−ビス(β−エピチオプロピルチオ)エタン、1,3−ビス(β−エピチオプロピルチオ)プロパン、1,4−ビス(β−エピチオプロピルチオ)ブタンなどのエピスルフィド基を分子内に2個有するエピスルフィド化合物である。(a)化合物は単独でも、2種類以上を混合して用いてもかまわない。 中でも好ましい具体例は、ビス(β−エピチオプロピル)スルフィド(式(3))および/またはビス(β−エピチオプロピル)ジスルフィド(式(4))であり、最も好ましい具体例は、ビス(β−エピチオプロピル)スルフィドである。
Figure 0006089747
ビス(β−エピチオプロピル)スルフィド
(3)
Figure 0006089747
ビス(β−エピチオプロピル)ジスルフィド
(4)
本発明で使用する(c)化合物はSH基を2個有する化合物であるが、SH基が1個の場合は、予備重合反応時の粘度上昇速度は低下するが、得られる光学材料のTgおよび屈折率が低下しやすくなる。一方、SH基が3個以上の場合は予備重合反応時の粘度上昇が著しく大きくなる。
本発明で使用する(c)化合物の添加量は、(a)および(b)化合物の合計を100質量部とした場合、1〜20質量部使用するが、好ましくは2〜18質量部、より好ましくは3〜15質量部、特に好ましくは4〜12質量部、最も好ましくは5〜10質量部である。(c)化合物の割合が上記範囲よりも小さい場合、予備重合反応時の粘度上昇速度を抑える効果が小さくなってしまう。一方、上記範囲よりも多い場合には、得られる光学材料のTgが低くなるなどの問題が発生する。
(c)化合物具体例としては、メタンジチオール、1,2−ジメルカプトエタン、1,2−ジメルカプトプロパン、1,3−ジメルカプトプロパン、2,2−ジメルカプトプロパン、1,4−ジメルカプトブタン、1,6−ジメルカプトヘキサン、ビス(メルカプトメチル)エーテル、ビス(2−メルカプトエチル)エーテル、ビス(メルカプトメチル)スルフィド、ビス(2−メルカプトエチル)スルフィド、ビス(2−メルカプトエチル)ジスルフィド、1,2−ビス(2−メルカプトエチルオキシ)エタン、1,2−ビス(2−メルカプトエチルチオ)エタン、2,3−ジメルカプト−1−プロパノール、1,3−ジメルカプト−2−プロパノール、エチレングリコールビス(2−メルカプトアセテート)、エチレングリコールビス(3−メルカプトプロピオネート)、ジエチレングリコールビス(2−メルカプトアセテート)、ジエチレングリコールビス(3−メルカプトプロピオネート)、1,4−ブタンジオールビス(2−メルカプトアセテート)、1,4−ブタンジオールビス(3−メルカプトプロピオネート)、1,2−ジメルカプトシクロヘキサン、1,3−ジメルカプトシクロヘキサン、1,4−ジメルカプトシクロヘキサン、1,3−ビス(メルカプトメチル)シクロヘキサン、1,4−ビス(メルカプトメチル)シクロヘキサン、2,5−ビス(メルカプトメチル)−1,4−ジチアン、2,5−ビス(2−メルカプトエチル)−1,4−ジチアン、2,5−ビス(2−メルカプトエチルチオメチル)−1,4−ジチアン、2,5−ビス(メルカプトメチル)−1−チアン、2,5−ビス(2−メルカプトエチル)−1−チアン、2,5−ビス(メルカプトメチル)チオフェン、1,2−ジメルカプトベンゼン、1,3−ジメルカプトベンゼン、1,4−ジメルカプトベンゼン、1,3−ビス(メルカプトメチル)ベンゼン、1,4−ビス(メルカプトメチル)ベンゼン、2,2’−ジメルカプトビフェニル、4、4’−ジメルカプトビフェニル、ビス(4−メルカプトフェニル)メタン、2,2−ビス(4−メルカプトフェニル)プロパン、ビス(4−メルカプトフェニル)エーテル、ビス(4−メルカプトフェニル)スルフィド、ビス(4−メルカプトフェニル)スルホン、ビス(4−メルカプトメチルフェニル)メタン、2,2−ビス(4−メルカプトメチルフェニル)プロパン、ビス(4−メルカプトメチルフェニル)エーテル、ビス(4−メルカプトメチルフェニル)スルフィド等があげられる。なかでも好ましい具体例としては、メタンジチオール、1,2−ジメルカプトエタン、1,2−ジメルカプトプロパン、1,3−ジメルカプトプロパン、2,2−ジメルカプトプロパン、ビス(メルカプトメチル)エーテル、ビス(メルカプトメチル)スルフィド、ビス(2−メルカプトエチル)スルフィド、ビス(2−メルカプトエチル)ジスルフィド、2,5−ビス(メルカプトメチル)−1,4−ジチアン、2,5−ビス(2−メルカプトエチル)−1,4−ジチアン、2,5−ビス(メルカプトメチル)チオフェン、1,2−ジメルカプトベンゼン、1,3−ジメルカプトベンゼン、1,4−ジメルカプトベンゼン、1,3−ビス(メルカプトメチル)ベンゼン、1,4−ビス(メルカプトメチル)ベンゼン、ビス(4−メルカプトフェニル)メタン、ビス(4−メルカプトフェニル)スルフィドである。より好ましくはメタンジチオール、1,2−ジメルカプトエタン、ビス(2−メルカプトエチル)スルフィド、ビス(2−メルカプトエチル)ジスルフィド、2,5−ビス(メルカプトメチル)−1,4−ジチアン、2,5−ビス(メルカプトメチル)チオフェン、1,2−ジメルカプトベンゼン、1,3−ジメルカプトベンゼン、1,4−ジメルカプトベンゼン、1,3−ビス(メルカプトメチル)ベンゼン、1,4−ビス(メルカプトメチル)ベンゼン、特に好ましくは1,2−ジメルカプトエタン、ビス(2−メルカプトエチル)スルフィド、2,5−ビス(メルカプトメチル)−1,4−ジチアン、1,3−ビス(メルカプトメチル)ベンゼン、1,4−ビス(メルカプトメチル)ベンゼンである。なお、これらのSH基を2個有する化合物は単独でも、2種類以上を混合して用いてもかまわない。
本発明で使用する(d)化合物は、前記(2)式で表される化合物をすべて包括するが、他の組成成分との相溶性や、光学材料用重合性組成物を重合硬化後得られる硬化物の屈折率を低下させないために低分子量の化合物が好ましく、具体的には(2)式のXが下記構造式(5)である化合物である。これら化合物の中でも好ましくは、1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジルメタクリレ−ト(下記構造式(6))、1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジルアクリレ−ト(下記構造式(7))および/ または1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジル−4−ビニルベンゾエート(下記構造式(8))が挙げられ、最も好ましい具体例は工業的に入手が容易な1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジルメタクリレ−トである。
(d)化合物の添加量は、(a)および(b)化合物の合計100質量部に対して、0.001〜10質量部であり、好ましくは0.001〜5質量部であり、より好ましくは0.002〜3質量部であり、より特に好ましくは0.003〜1質量部である。
Figure 0006089747
(5)
Figure 0006089747
1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジルメタクリレ−ト
(6)
Figure 0006089747
1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジルアクリレ−ト
(7)
Figure 0006089747
1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジル−4−ビニルベンゾエート
(8)
本発明の光学材料用重合性組成物を得るための予備重合反応について、詳細を以下に説明する。本発明は、(a)化合物である硫黄と(c)化合物であるSH基を2個有する化合物とを(b)化合物存在下、予備重合反応することを特徴としている。硫黄とチオールとの反応は、通常、塩基性化合物の存在下あるいは非存在下に加熱することで促進されるが、塩基性化合物を使用する方法で反応時間が大幅に短縮できることから好ましい。しかしながら、塩基性化合物はエピスルフィド化合物の重合触媒として好適に作用するため、(a)化合物と(c)化合物とを(b)化合物存在下予備重合反応の触媒として通常の塩基性化合物を用いると、予備反応物(プレポリマー)および/または予備反応物(プレポリマー)を含んでなる重合性組成物の粘度が高くなったり、粘度上昇速度が速くポットライフが短くなるなどの問題がある。そこで鋭意検討を行った結果、特定の塩基性化合物である(d)化合物0.001〜10質量部を予備重合触媒として予備重合反応すると、(d)化合物は、そのアミノ基両端の置換基による立体障害に起因してエピスルフィド化合物の重合触媒として活性が著しく低いため、高選択的に(a)化合物と(c)化合物とを予備重合反応できることが判明した。さらに(d)化合物を予備重合触媒とした場合、室温付近の反応温度でも(a)化合物である硫黄の析出のない予備反応物(プレポリマー)が得られることが判明した。
(a)化合物10〜50質量部と(c)化合物1〜20質量部とを(b)化合物50〜90質量部存在下、(d)化合物0.001〜10質量部を予備重合触媒として予備重合反応させる具体的な方法は、(a)、(b)、(c)および(d)化合物を0℃〜45℃で、好ましくは5℃〜40℃、より好ましくは10℃〜40℃で撹拌混合する。この際、全ての成分を同一容器内で同時に撹拌下に混合しても、段階的に添加混合しても、数成分を別々に混合後さらに同一容器内で再混合しても良い。
反応は窒素、酸素、水素、硫化水素などの気体の存在下、常圧または加減圧による密閉下または減圧下等の任意の雰囲気下で行ってよいが、得られる光学材料の色調、耐熱性、耐光性等の物性を保持するためには酸素等の酸化性気体分圧を可能な限り低減させることが好ましい。
予備重合反応の際には液体クロマトグラフィーおよび/または粘度および/または比重および/または屈折率および/または発生ガス量を測定する事は、反応進行度を検知し、反応を制御する事により一定の光学材料を製造するうえで好ましい。なお、予備重合反応の停止点は、得られる予備反応物(プレポリマー)における(a)化合物の再析出や粘度などを考慮して適宜設定されるが、(a)化合物の50%以上を反応させることが好ましい。
耐酸化性、耐候性、染色性、強度、屈折率等の各種性能改良を目的として、本発明の組成成分および/または予備重合反応させて得られる重合性組成物の一部もしくは全部と反応可能な化合物を添加して重合硬化する事も可能である。組成成分の一部もしくは全部と反応可能な化合物として、SH基を有する化合物類、エポキシ化合物類、イソ(チオ)シアネート類、カルボン酸類、カルボン酸無水物類、フェノール類、アミン類、ビニル化合物類、アリル化合物類、アクリル化合物類、メタクリル化合物類等が挙げられる。
また、重合硬化のために必要に応じて公知の重合触媒および/または重合調節剤を別途加える事ができる。重合触媒としては、アミン類、ホスフィン類、第4級アンモニウム塩類、第4級ホスホニウム塩類、アルデヒドとアミン系化合物の縮合物、カルボン酸とアンモニアとの塩、ウレタン類、チオウレタン類、グアニジン類、チオ尿素類、チアゾール類、スルフェンアミド類、チウラム類、ジチオカルバミン酸塩類、キサントゲン酸塩、第3級スルホニウム塩類、第2級ヨードニウム塩類、鉱酸類、ルイス酸類、有機酸類、ケイ酸類、四フッ化ホウ酸類、過酸化物、アゾ系化合物、酸性リン酸エステル類を挙げることができる。これら重合触媒は単独でも2種類以上を混合して使用してもかまわない。これらのうち好ましい具体例は、テトラ−n−ブチルアンモニウムブロマイド、トリエチルベンジルアンモニウムクロライド、セチルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、1−n−ドデシルピリジニウムクロライド等の第4級アンモニウム塩、テトラ−n−ブチルホスホニウムブロマイド、テトラフェニルホスホニウムブロマイド等の第4級ホスホニウム塩が挙げられる。これらの中で、さらに好ましい具体例は、トリエチルベンジルアンモニウムクロライドおよび/またはテトラ−n−ブチルホスホニウムブロマイドである。重合調節剤は、長期周期律表における第13〜16族元素のハロゲン化物を挙げることができる。これら重合調節剤は、単独でも2種類以上を混合して使用してもかまわない。これらのうち好ましいものはケイ素、ゲルマニウム、スズ、アンチモンのハロゲン化物である。より好ましくはケイ素、ゲルマニウム、スズ、アンチモンの塩化物であり、さらに好ましくはアルキル基を有するゲルマニウム、スズ、アンチモンの塩化物である。最も好ましいものの具体例はジブチルスズジクロライド、ブチルスズトリクロライド、ジオクチルスズジクロライド、オクチルスズトリクロライド、ジブチルジクロロゲルマニウム、ブチルトリクロロゲルマニウム、ジフェニルジクロロゲルマニウム、フェニルトリクロロゲルマニウム、トリフェニルアンチモンジクロライドである。
光学材料用重合性組成物をモールドに注入する前にあらかじめ脱気処理を行うことは、光学材料の高度な透明性を達成する面から好ましい。脱気処理は、(a)化合物、(b)化合物、(c)化合物および(d)化合物を予備重合反応して得られる反応物と、組成成分の一部もしくは全部と反応可能な化合物、各種添加剤、重合触媒、重合調節剤等の混合前、混合時あるいは混合後に、減圧下に行う。好ましくは、混合時あるいは混合後に、減圧下に行う。脱気処理条件は、0.001〜100torrの減圧下、1分間〜24時間、0℃〜45℃で行う。減圧度は、好ましくは0.005〜50torrであり、より好ましくは0.01〜30torrであり、これらの範囲で減圧度を可変しても構わない。脱気時間は、好ましくは5分間〜8時間であり、より好ましくは10分間〜4時間である。脱気の際の温度は、好ましくは5℃〜40℃であり、より好ましくは10℃〜40℃であり、これらの範囲で温度を可変しても構わない。脱気処理の際は、撹拌、気体の吹き込み、超音波などによる振動などによって、光学材料用重合性組成物の界面を更新することは、脱気効果を高める上で好ましい操作である。脱気処理により、除去される成分は、主に硫化水素等の溶存ガスや低分子量のメルカプタン等の低沸点物等であるが、脱気処理の効果を発現するのであれば、特に種類は限定されない。
本発明の光学材料製造方法において、公知の酸化防止剤、ブルーイング剤、紫外線吸収剤、消臭剤、等の各種添加剤を光学材料用重合性組成物に加えて、得られる材料の実用性をより向上させることはもちろん可能である。また、本発明の光学材料は重合中に型から剥がれやすい場合には公知の外部および/または内部密着性改善剤を添加し、または型から剥がれにくい場合には公知の外部および/または内部離型性改善剤を添加して、得られる光学材料と型の密着性または離型性を向上させることも有効である。
光学材料の製造方法は、詳しく述べるならば以下の通りである。(a)化合物、(b)化合物、(c)化合物および(d)化合物を予備重合反応させて得られる予備重合反応組成物とこの予備重合反応組成物の組成成分の一部または全部と反応可能な化合物を混合する。この際、密着性改善剤または離型性改善剤、酸化防止剤、ブルーイング剤、紫外線吸収剤、消臭剤、などの各種添加剤等を適宜添加しても構わない。混合にあたり、設定温度、これに要する時間等は基本的には各成分が十分に混合される条件であればよいが、過剰の温度、時間は各原料、添加剤間の好ましくない反応が起こり、さらには粘度の上昇をきたし注型操作を困難にする等適当ではない。混合温度は5℃から40℃程度の範囲で行われるべきであり、好ましい温度範囲は10℃から40℃である。混合時間は、1分から12時間、好ましくは5分から8時間、最も好ましいのは5分から4時間程度である。必要に応じて、活性エネルギー線を遮断して混合してもかまわない。その後、前述の方法で脱気処理を行うことが好ましい。注型操作の直前に、これらの光学材料用重合性組成物をフィルターで不純物等をろ過し精製することは本発明の光学材料の品質をさらに高める上から必要である。ここで用いるフィルターの孔径は0.05〜10μm程度であり、一般的には0.1〜5.0μmのものが使用され、フィルターの材質としては、PTFEやPETやPPなどが好適に使用される。ろ過を行わなかったり、孔径が10μmを超えるフィルターでろ過を行った場合は、光学材料に異物が混入したり、透明性が低下したりするため、通常光学材料として使用に耐えなくなる。このようにして得られた光学材料用重合性組成物は、ガラスや金属製の型に注入後、電気炉や活性エネルギー線発生装置等による重合硬化を行うが、重合時間は0.1〜100時間、通常1〜48時間であり、重合温度は−10〜160℃、通常0〜140℃の範囲であり、特に重合開始温度は0〜40℃が一般的である。重合は所定の重合温度で所定時間のホールド、0.1℃〜100℃/hの昇温、0.1℃〜100℃/hの降温およびこれらの組み合わせで行うことができる。また、重合終了後、材料を40から150℃の温度で5分から5時間程度アニール処理を行う事は、光学材料の歪を除くために好ましい処理である。さらに必要に応じて染色、ハードコート、反射防止、防曇性、防汚性、耐衝撃性付与等の表面処理を行うことができる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。光学材料用重合性組成物および重合して得られる光学材料の分析は以下の方法で行った。
[粘度]
B型粘度計(東機産業製、TV10M型)を使用し、予備重合液の20℃での粘度を測定した。
[光学材料の耐熱性測定]
サンプルを厚さ3mmに切り出し、0.5mmφのピンに10gの加重を与え、30℃から10℃/分で昇温してTMA測定(セイコーインスツルメンツ製、TMA/SS6100)を行い、軟化点を測定した。
[光学材料の屈折率、アッベ数]
光学材料の屈折率、アッベ数はデジタル精密屈折率計(株式会社島津製作所製、KPR−200)を用い、25℃でのe線での屈折率、d線でのアッベ数を測定した。
実施例1
(a)化合物である硫黄15.9質量部、(b)化合物としてビス(β−エピチオプロピル)スルフィド(以下b−1化合物と呼ぶ)84.1質量部、(c)化合物としてビス(2−メルカプトエチル)スルフィド(以下c−1化合物と呼ぶ)7.8質量部に(d)化合物として1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジルメタクリレ−ト(以下d−1化合物と呼ぶ)0.016質量部を加えて、窒素雰囲気常圧下、30℃で反応させた。反応開始から0.5時間後の予備反応物は黄色透明で、硫黄等の固体の析出は見られず、20℃での粘度は36mPa・sであった。さらに、10Torrで脱気しながら、20℃になるまで0.1時間冷却に要した。従って、反応時間と冷却時間を合わせた予備反応時間は0.6時間であった。得られた反応液は黄色透明で、硫黄等の固体の析出は見られなかった。得られた反応液に、ビス(2−メルカプトエチル)スルフィド0.81質量部、ジ−n−ブチルスズジクロライド0.27質量部、テトラブチルアンモニウムブロマイド0.11質量部を加え、10Torrで脱気処理して光学材料用重合性組成物とした。得られた組成物の20℃での粘度は42mPa・sであり、20℃で3時間保持後の粘度は49mPa・sとなり3時間での粘度上昇率は17%であった。結果を表1に示す。
実施例2〜11
表1記載の各化合物、量に変更する以外は実施例1と同様に行った。また、得られた光学材料用重合性組成物の粘度の結果を表1に示した。
比較例1
(a)化合物である硫黄15.9質量部、(b)化合物としてビス(β−エピチオプロピル)スルフィド(以下b−1化合物と呼ぶ)84.1質量部、(c)化合物としてビス(2−メルカプトエチル)スルフィド(以下c−1化合物と呼ぶ)7.8質量部に予備重合触媒として2−メルカプト−1−メチルイミダゾール(以下MMIと呼ぶ)0.25質量部を加えて、窒素雰囲気常圧下、60℃で反応させた。反応開始から1.0時間後の予備反応物は黄色透明で、硫黄等の固体の析出は見られず、20℃での粘度は49mPa・sであった。さらに、10Torrで脱気しながら、20℃になるまで1.0時間冷却に要した。従って、反応時間と冷却時間を合わせた予備反応時間は2.0時間であった。得られた反応液は黄色透明で、硫黄等の固体の析出は見られなかった。得られた反応液に、ビス(2−メルカプトエチル)スルフィド0.81質量部、ジ−n−ブチルスズジクロライド0.27質量部、テトラブチルアンモニウムブロマイド0.11質量部を加え、10Torrで脱気処理して光学材料用重合性組成物とした。得られた組成物の20℃での粘度は55mPa・sであり、20℃で3時間保持後の粘度は115mPa・sとなり3時間での粘度上昇率は109%であった。結果を表1に示す。
比較例2
(d)化合物を使用しない以外は、比較例1を繰り返した。(d)化合物を用いていないため、反応が不十分で反応開始から24.0時間後の反応液は液濁りがあり硫黄が析出したままであった。結果を表1に示す。
比較例3
表1に記載の各化合物、量にする以外は実施例1を繰り返した。しかし、(d)化合物の量が多い為、急速重合が起こり光学材料用重合組成物は得られなかった。
比較例4
表1に記載の各化合物、量、時間にする以外は実施例1を繰り返した。しかし、(d)化合物の量が少ない為、硫黄が溶け残り光学材料用重合組成物は得られなかった。
比較例5
(d)化合物の代わりに、2,2,6,6−テトラメチルピペリジル−4−メタクリレート(TMPMと呼ぶ)を使用する以外は実施例1と同様に行った。しかし、急速重合が起こり光学材料用重合組成物は得られなかった。
比較例6
(d)化合物の代わりに、1,2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(PMPと呼ぶ)を使用する以外は実施例1と同様に行った。しかし、急速重合が起こり光学材料用重合組成物は得られなかった。
比較例7
(c)化合物の代わりに、1,2,6,7−テトラメルカプト−4−チアヘプタン(TMTHと呼ぶ)を使用する以外は実施例1と同様に行った。しかし、ゲル化が起こり光学材料用重合組成物は得られなかった。
Figure 0006089747
参考例1(光学材料の製造)
実施例1で得られた光学材料用重合性組成物を1μmのPTFE製メンブランフィルターでろ過をし、ガラス板とガスケットから構成される厚さ2.5mmのモールドに注入した。この成形モールドを20℃から100℃まで、21時間掛けて緩やかに昇温加熱して重合硬化させた後に室温まで冷却して、モールドから離型し、光学材料を得た。得られた光学材料の屈折率、アッベ数、耐熱性および外観の評価結果を表2に示す。
参考例2(光学材料の製造)
実施例2で得られた光学材料用重合性組成物を使う以外は、参考例1と同様に行った。得られた光学材料の屈折率、アッベ数、耐熱性および外観の評価結果を表2に示す。
参考例3(光学材料の製造)
実施例11で得られた光学材料用重合性組成物を使う以外は、参考例1と同様に行った。得られた光学材料の屈折率、アッベ数、耐熱性および外観の評価結果を表2に示す。
Figure 0006089747
なお、前述の表1〜2中の記号は以下を意味する
a:硫黄
b-1:ビス(β−エピチオプロピル)スルフィド
b-2:ビス(β−エピチオプロピル)ジスルフィド
c-1:ビス(2−メルカプトエチル)スルフィド
c-2:m−キシリレンジチオール
c-3:2,5−ビス(メルカプトメチル)−1,4−ジチアン
c-4:p−キシリレンジチオール
c-5:1,2−ジメルカプトエタン
d-1:1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジル−4−メタクリレ−ト
d-2:1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジル−4−アクリレ−ト
d-3:1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジル−4−ビニルベンゾエート
TMTH:1,2,6,7−テトラメルカプト−4−チアヘプタン
MMI:2−メルカプト−1−メチルイミダゾール
TMPM:2,2,6,6−テトラメチルピペリジル−4−メタクリレ−ト
PMP:1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン
TBAB:テトラブチルアンモニウムブロマイド
TEBAC:トリエチルベンジルアンモニウムクロライド
DBTC:ジ−n−ブチルスズジクロライド

Claims (1)

  1. 下記(a)化合物10〜50質量部と下記(c)化合物1〜20質量部とを下記(b)化合物50〜90質量部存在下(ただし、(a)化合物と(b)化合物との合計は100質量部とする)、下記(d)化合物0.001〜10質量部を予備重合触媒として、混合温度は5℃から40℃の範囲で予備重合反応させることにより得た反応液に重合触媒を添加する光学材料用重合性組成物の製造方法。
    (a)硫黄((a)化合物)
    (b)下記(1)式で表されるエピスルフィド基を分子内に2個有する化合物((b)化合物)
    Figure 0006089747
    (ここで、mは0〜4の整数、nは0〜1の整数を表す。)
    (c)SH基を2個有する化合物((c)化合物)
    (d)下記(2)式で表される化合物((d)化合物)。
    Figure 0006089747
    (Rは炭素数1〜4のアルキル基、Xはビニル基、ビニリデン基またはビニレン基のいずれかを有する炭素数2〜11の有機基)
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