JP6089597B2 - 画像形成装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置およびその制御方法に関する。
高速・高画質の画像形成が要求されるデジタル複合機(MFP:Multi Function Peripheral)等の画像形成装置においては、画像処理に関与するデバイス間で一定周期内に大量のデータを転送する必要があり、それが出来ない場合は異常画像が発生する。
この点に鑑み、PCI Express(登録商標)をデバイス間の接続手段に採用することによって十分な転送レートを確保することが検討されている。PCI Express(以下、PCIeと言う)は、PCISIG(Peripheral Component Interconnect Special Interest Group)によって規定される高速シリアルインタフェースの規格であり、デバイス間を「リンク」と呼ばれる通信路を介して相互接続する。
ここで、PCIe規格には、電力管理の規格として、ASPM(Active State Power Management)を規定されている。ASPMによれば、デバイス間を接続するリンクのアイドル状態が一定期間継続したことをPCIeデバイスがハードウェア上で検知して省電力状態に遷移することによって、リンクのアイドル期間中に無駄な電力が消費されることを抑制する。
しかしながら、省電力状態から通常状態への復帰には数μsec程度の復帰時間を要する。したがって、等時性(Isochronous)が要求されるリンクにおいて、ASPM制御をイネーブルにすると、その復帰時間のためにデータ転送の等時性が失われ、異常画像が発生する虞がある。
この点につき、特開2009−176294号公報(特許文献1)は、操作部からユーザーがスキャナ読み取りを指示したことに応答して、ソフトウェアがASPM制御をディスエーブルにすることによって、スキャナデータを確実に転送する画像処理装置を開示する。
特許文献1の方法によれば、確かに転送データの等時性は確保される。しかしながら、特許文献1の方法では、lsync周期に対してデータ転送期間の占める割合が小さいユースケースの場合、非データ転送期間において依然として無駄な電力が消費されるという問題があった。
本発明は、上記従来技術における課題に鑑みてなされたものであり、本発明は、データ転送の等時性を犠牲にすることなく、省電力効果を最大化することができる新規な画像形成装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
本発明者は、データ転送の等時性を犠牲にすることなく、省電力効果を最大化することができる新規な画像形成装置およびその制御方法につき鋭意検討した結果、以下の構成に想到し、本発明に至ったのである。
すなわち、本発明によれば、シリアルバスで接続された複数のデバイスを画像処理部に備える画像形成装置であって、前記デバイスは、データ転送時のライン利用率を計測するためのライン利用率計測部と、前記ライン利用率が所定のライン利用率閾値より小さい場合にのみASPMをイネーブルに制御するASPM使用可否判断部とを含む画像形成装置が提供される。
また、本発明によれば、シリアルバスで接続された複数のデバイスを画像処理部に備える画像形成装置であって、前記デバイスは、データ転送時のライン利用率を計測するためのライン利用率計測部と、ASPMの使用の可否を制御するASPM使用可否判断部とを含み、前記ASPM使用可否判断部は、スキャナデータ転送とプリンタデータ転送が同時的に実行される期間またはフルカラーのプリンタデータ転送のみが実行される期間は、ASPMをディスエーブルに制御し、上流のデバイスからのスキャナデータ転送のみが実行される期間においては、該上流のデバイスにおけるASPMの制御内容を踏襲してASPMを制御し、モノクロまたは2色のプリンタデータ転送のみが実行される期間においては、前記ライン利用率が所定のライン利用率閾値より小さい場合にのみASPMをイネーブルに制御する画像形成装置が提供される。
本実施形態の画像形成装置の画像処理部の機能ブロック図。 lsync周期内に発生するアイドル期間を説明するための概念図。 本実施形態におけるPCIe Rootモジュールの機能ブロック図。 本実施形態におけるASPM制御部を示す図。 本実施形態におけるASPMの初期設定処理を示すフローチャート。 本実施形態におけるライン利用率閾値を説明するための概念図。 本実施形態におけるASPM制御部が実行するASPMのON/OFF制御処理を示すフローチャート。 ASPMのON/OFF制御が実行された場合のシーケンス図。 本実施形態におけるASICの機能ブロック図。 フルカラー印刷モードにおけるプリンタデータ転送のシーケンスを示す図。 本実施形態におけるPCIe Rootモジュールの機能ブロック図。 本実施形態におけるASPM制御部を示す図。 本実施形態におけるライン利用率閾値を説明するための概念図。 本実施形態におけるASPM制御部が実行するASPMのON/OFF制御処理を示すフローチャート。
以下、本発明を、実施形態をもって説明するが、本発明は後述する実施形態に限定されるものではない。なお、以下に参照する各図においては、共通する要素について同じ符号を用い、適宜、その説明を省略するものとする。
図1は、本発明の実施形態である画像形成装置の画像処理部を構成する画像処理エンジン(IPUボード10)およびコントローラ(CTLボード20)の機能ブロック図を示す。
IPUボード10は、スキャナ15から受領したスキャナデータの画像処理を実行するためのASIC1(11)と、IPUボード10とCTLボード20とをインタフェースするバスブリッジとしてのASIC2(12)と、IPUボード10を制御するCPU1(13)と、処理後の画像データをプロッタ16に書き込むための書き込み処理用ASIC4(14)を含んで構成される。
一方、CTLボード20は、IPUボード10との間をインタフェースし、且つメモリ23とのインタフェースを持つチップセットとしてのASIC3(21)と、CTLボード20を制御するCPU2(22)を含んで構成される。
図1に示すASIC1〜ASIC3は、いずれも、PCI Express規格に準拠したPCI Expressデバイス(以下、PCIeデバイスとして参照する)であり、ASIC1(11)とASIC2(12)の間、および、ASIC2(12)とASIC3(21)の間は、それぞれ、PCI Expressの規格する高速シリアルインタフェース(高速シリアルバス)を介して接続されている。
ここで、ASIC1(11)、ASIC2(12)およびASIC3(21)は、PCIeデバイスとしてASPM(Active State Power Management)制御部を実装する。ここで、ASPMとは、デバイス間を接続するPCIe(高速シリアルバス)の節電に係る電力管理機能を意味し、ASPM(Active State Power Management)制御部は、PCIeのリンクが一定期間以上アイドル状態になると、自動的に通常状態(L0)から省電力状態(L0s/L1)に遷移して無駄な電力消費を抑制するように構成されている。
一般に、画像形成装置のlsync周期は、想定される最大の帯域を満足するように設定される。例えば、画像形成装置が400%拡大変倍に対応する機種である場合、図2(a)に示すように、4ライン分のデータを転送するのに必要な期間がlsync周期として設定される。よって、当該画像形成装置において、100%等倍のデータを転送する場合には、図2(b)に示すように、lsync周期においてデータ転送期間が占める割合(ライン利用率)は25%となり、残りの75%に相当する期間はアイドル状態になる。したがって、画像形成装置の省電力効果を最大化するためには、当該アイドル期間について各デバイスを省電力状態(L0s/L1)に遷移させる必要がある。
しかしながら、一般に、PCIeデバイスにおいては、省電力状態(L0s/L1)から通常状態に戻るのに数μs〜数十μs程度の復帰時間を要するため、無条件にASPMをイネーブルにしたのでは、データ転送が要求されるタイミングに復帰が間に合わず、異常画像となる可能性がある。この点につき、本実施形態の画像形成装置は、以下の構成を採用することにより、データ転送の等時性に影響を与えない範囲内でPCIeデバイスを省電力状態に遷移させることを可能にする。以下、この点につき、順を追って説明する。
図3は、図1に示したASIC2(12)のRootモジュール30の機能ブロックを示す。図3に示すように、Rootモジュール30は、PCIEの論理層を実現する制御回路であるPCIE論理層回路31と、PCIE論理層回路31から受領した1ライン分のデータを1lsync周期で転送するデータ転送制御部33とを含んで構成されている。
PCIE論理層回路31が含むConfigレジスタ制御部32には、省電力状態(L0s/L1)からの復帰に要する時間がデバイス固有の値として、Link Capabilities RegisterのL0s/L1 Exit Latencyに保持されている。
データ転送制御部33は、ASIC内部の転送をlsyncに同期させるためのlsync信号生成部34と、ラインデータ毎に動作して所定の主走査サイズをカウントするための主走査カウンタ35と、各種パラメータを保持するレジスタ制御部36と、ASPM制御部40とを含んで構成されている。ここで、ASPM制御部40は、PCIE論理層回路31のConfigレジスタ制御部32およびASIC1(11)のEnd Pointモジュール38の図示しないConfigレジスタ制御部の両方にアクセス可能に構成されている。
図4は、ASPM制御部40のみを拡大して示す。ASPM制御部40は、ASPM使用可否判断部42とライン利用率計測部44とを含み、ライン利用率計測部44は、さらに、データ転送期間カウンタ46を含んで構成されている。
一方、ASPM使用可否判断部42は、ASPM使用可否の判断基準となるライン利用率閾値を設定するためのライン利用率閾値設定部43を含んで構成されている。以下、ライン利用率閾値設定部43がライン利用率閾値を設定する手順について順を追って説明する。
本実施形態の画像形成装置においては、ライン利用率閾値を設定に先立って、ASPMの初期設定処理が実行され、当該初期設定処理の中でライン利用率閾値の算出に使用される復帰時間が決定される。以下、復帰時間の決定処理を含むASPMの初期設定処理を図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
ステップ101において、ASIC2(12)のRootモジュール30のコンフィグ設定が実施され、ステップ102において、ASIC1(11)のEnd Pointモジュール38のコンフィグ設定が実施される。
続いて、ステップ103において、ASIC2(12)のRootモジュール30のConfigレジスタ制御部32のLink Capabilities Registerがリードされ、「ASPM Support」、「L0s Exit Latency」および「L1 Exit Latency」のビットの値が保持される(ステップ104)。
さらに、ステップ105において、ASIC1(11)のEnd Pointモジュール38の図示しないConfigレジスタのLink Capabilities Registerがリードされ、「ASPM Support」、「L0s Exit Latency」および「L1 Exit Latency」のビットの値が保持される(ステップ106)。
次に、ステップ107において、Rootモジュール30およびEnd Pointモジュール38がL0sおよびL1のいずれをサポートしているか否かが判断される。ASPMの省電力ステートは、接続されたデバイスの少なくとも一方がL0sにしか対応していなければ、L0sの省電力ステートに遷移し、接続されたデバイスの両方がL1に対応している場合は、L1の省電力ステートに遷移する。
Rootモジュール30およびEnd Pointモジュール38が、いずれも、L0sおよびL1の両方をサポートしている場合には(ステップ107、Yes)、ステップ112に進み、Rootモジュール30およびEnd Pointモジュール38のそれぞれのLink Control RegisterのASPM Controlの値を[0x11]にセットし、ASPMを「L0s and L1 Entry Enabled」に設定した後、ステップ113に進む。ステップ113においては、ステップ104で保持したRootモジュール30の「L1 Exit Latency」の値とステップ106で保持したEnd Pointモジュール38の「L1 Exit Latency」の値が比較される。その結果、より大きい方の値をライン利用率閾値の算出に使用する復帰時間として決定して、処理を終了する。
一方、ステップ107において、Rootモジュール30およびEnd Pointモジュール38がL0sおよびL1の両方をサポートしていないと判断された場合には(ステップ107、No)、ステップ108に進み、Rootモジュール30およびEnd Pointモジュール38がL0sをサポートしているか否かが判断される。その結果、L0sをサポートしている場合には(ステップ108、Yes)、ステップ110に進み、Rootモジュール30およびEnd Pointモジュール38のそれぞれのLink Control RegisterのASPM Controlの値を [0x01]にセットし、ASPMを「L0s Entry Enabled」に設定した後、ステップ111に進む。ステップ111においては、ステップ104で保持したRootモジュール30の「L0s Exit Latency」の値とステップ106で保持したEnd Pointモジュール38の「L0s Exit Latency」の値が比較される。その結果、より大きい方の値をライン利用率閾値の算出に使用する復帰時間として決定して、処理を終了する。
一方、Rootモジュール30およびEnd Pointモジュール38の両方がL0sをサポートしていない場合には(ステップ108、No)、ステップ109に進み、Rootモジュール30およびEnd Pointモジュール38のそれぞれのLink Control RegisterのASPM Controlの値を[0x00]にセットし、ASPMを「Disabled」に設定した後、処理を終了する。
ライン利用率閾値設定部43は、上述した手順で決定された復帰時間と省電力状態への遷移が開始されるまでの時間に基づいてライン利用率閾値を定義する。以下、本実施形態において定義されるライン利用率閾値の考え方について、図6に基づいて説明する。
図6は、スキャナデータ転送時のシーケンスを示す。なお、図6中の「LTSSM」はPCIeのリンクステートを示し、その内容は、下記の通りである。
L0:通常状態
L0s:ASPMによる省電力状態(浅い)
L1:ASPMによる省電力状態(やや深い)
Rcv:L1→L0に復帰する際に、復帰用の準備を行うステート(リカバリーステート)
なお、図6(a)は、L0sの省電力ステートを示し、図6(b)は、L1の省電力ステートを示し、各図において、T1〜T4は、下記を意味する。
T1:省エネステートからの復帰時間
T2:データ転送時間
T3:省エネステートへの遷移が開始されるまでの時間
T4:lsync周期
図6(a)および(b)に示されるように、lsync周期内の非データ転送期間(T4−T2)が、省エネステートからの復帰時間(T1:以下、復帰時間として参照する)と省エネステートへの遷移が開始されるまでの時間(T3:以下、遷移準備時間として参照する)の合計(T1+T3)よりも大きい場合は、省電力化の対象と成り得る非データ転送期間(以下、省エネ可能期間として参照する)が存在することが理解されるであろう。一方、(T4−T2)が(T1+T3)より大きくない場合においては、仮に、lsync周期内に非データ転送期間が存在したとしても、その全てが復帰時間および遷移準備時間に費やされることになるので、当該非データ転送期間は省電力化の対象と成り得ず、そこにASPMを使用する余地はない。
ここで、(T4−T2)が(T1+T3)よりも大きい場合とは、すなわち、ライン利用率[T2/ lsync周期]が[1−(T1+T3)/ lsync周期]よりも小さい場合と置き換えることができる。この点に着目して、本実施形態においては、ASPMの適用の可否を判断するための指標として、下記式(1)により、ライン利用率閾値を定義する。
ライン利用率閾値設定部43は、図5に示したASPMの初期設定処理において決定された復帰時間および遷移準備時間を上記式(1)に導入してライン利用率閾値を算出・保持する。以上、本実施形態におけるライン利用率閾値設定部43がライン利用率閾値を設定する手順について説明してきたが、次に、ASPM制御部40が設定されたライン利用率閾値に基づいて実行するASPMのON/OFF制御処理について、図7に示すフローチャートに基づいて説明する。
スキャナ読み取り時、図1に示すCPU1によりASIC1(11)およびASIC2(12)が起動されると、各デバイスのASPM制御部は、起動フラグのアサートに応答して(ステップ201、Yes)、ASPMをディスエーブル(OFF)にする(ステップ202)。
続いて、スキャナ15からスキャナデータが転送されると、ステップ203において、ライン利用率計測部44が以下の手順で1ライン目のライン利用率を計測する。まず、ライン利用率計測部44のデータ転送期間カウンタ46は、ラインデータ毎に動作する主走査カウンタ35の動作開始から終了までの期間(すなわち、主走査サイズのカウントに要する時間)をデータ転送期間として計測する。なお、データ転送期間カウンタ46は、lsyncのアサートでリセットされる。ライン利用率計測部44は、データ転送期間カウンタ46が計測したデータ転送期間と図3に示したレジスタ制御部36から取得したlsync周期に基づいて、下記式(2)によりライン利用率を算出し、当該ライン利用率をASPM使用可否判断部42に出力する。
続くステップ204において、ASPM使用可否判断部42は、ライン利用率計測部44から入力されたライン利用率とライン利用率閾値設定部43に保持されたライン利用率閾値を比較する。その結果、ライン利用率がライン利用率閾値より小さいと判断した場合(ステップ204、Yes)、ステップ205に進む。ステップ205において、ASPM使用可否判断部42は、Configレジスタ制御部32にアクセスし、Link Control RegisterのASPM Controlビットを介してASPMをイネーブル(ON)にする。その後、実行中のジョブの完了を待機し(ステップ206、No)、起動フラグがネゲートされると(ステップ206、Yes)、処理を終了する。
一方、ASPM使用可否判断部42は、ライン利用率がライン利用率閾値より小さくないと判断した場合(ステップ204、No)、実行中のジョブの完了を待機する(ステップ207、No)。ASPM使用可否判断部42は、起動フラグがネゲートされると(ステップ207、Yes)、ステップ208に進んで、Configレジスタ制御部32にアクセスし、Link Control RegisterのASPM Controlビットを介してASPMをイネーブル(ON)にした後、処理を終了する。
図8は、スキャナデータの転送時に図7に示したASPMのON/OFF制御が実行された場合のシーケンスを示す。なお、図8において、「Lu」はライン利用率の計測値を示し、「Th」はライン利用率閾値を示す。
まず、図8(a)について検討すると、まず、ASIC1,ASIC2の起動に応答して、ASPMがONからOFFに制御された後、次に到来するlsync周期において、1ラインデータのライン利用率が計測される。図8(a)に示す例の場合、ライン利用率の計測値(Lu)は、ライン利用率閾値(Th)より小さいので、さらに次のlsync信号のアサートに同期して、ASPMがOFFからONに切り替えられる。その結果、ASIC1およびASIC2を接続するPCIeリンクは、lsync周期内に発生する非データ転送期間において、適宜、省電力状態に遷移する。
次に、図8(b)について検討すると、同じく、ASIC1,ASIC2の起動に応答して、ASPMがONからOFFに制御された後、次に到来するlsync周期において、1ラインデータのライン利用率が計測される。図8(b)に示す例の場合、ライン利用率の計測値(Lu)は、ライン利用率閾値(Th)より小さくないので、ASPMのOFF状態は、そのまま維持され、スキャナデータの転送が完了するのを待って、OFFからONに切り替えられる。
以上、ASIC1(11)からASIC2(12)へスキャナデータが転送される際に、ASIC2(12)側で実行されるASPM制御について説明してきたが、続いて、ASIC3(21)とASIC2(12)の間でデータが転送される際にASIC3(21)側で実行されるASPM制御について説明する。
まず、ASIC3(21)の内部構成を図9に基づいて説明する。ASIC3(21)は、スキャナデータ転送パス、プリンタデータ転送パスおよびCPUからのデータ転送パスを有する。ASIC3(21)においては、メモリコントローラ58を介して、スキャナデータはメモリ23に書き込まれ(Write)、プリンタデータはメモリ23から読み出される(Read)。スキャナデータ転送およびプリンタデータ転送に係る各リクエストはアービタ57によって調停される。
ここで、ASIC3(21)は、CMYKの各色に対応する4つのプリンタデータ転送用モジュール56(図9においては、VOUTモジュールと表記する)を有し、プリンタデータ転送用モジュール56は、起動時にメモリ23から1ライン分のプリンタデータを読み出すと、その旨をASIC2(12)を介してCPU1(13)に通知する。この通知を受けて、CPU1(13)は、ASIC2(12)を介してプリンタデータのリクエストをASIC3(21)に対して発行する。このリクエストに応答して、プリンタデータ転送用モジュール56は、メモリ23から読み出したプリンタデータをASIC2(12)に転送する。
図10は、フルカラー印刷モードにおけるプリンタデータ転送のシーケンスを示す。フルカラー印刷モードにおいては、4種類のプリンタデータ(CMYK)はいずれもlsync_n信号に同期して転送されるが、各色のlsync_n信号のタイミングは、定着ドラムのドラム間ピッチ分だけずれている。そのため、lsync周期内に省エネ可能期間が生じえない。
また、ASIC2(12)からASIC3(21)へのスキャナデータ転送とASIC3(21)からASIC2(12)へのプリンタデータ転送が重なる期間は、転送するデータ量が多くなるため、同様に、lsync周期内に省エネ可能期間が生じえない。
一方、モノクロ印刷モードのように、1種類のプリンタデータ(K)のみが転送される場合は、先に説明したスキャナデータ転送の場合と同等に考えることができるので、lsync周期内に省エネ可能期間が生じる可能性があり、また、2種類のプリンタデータのみが転送される2色印刷モードにおいても、場合によっては、lsync周期内に省エネ可能期間が生じうる。
上述した点に鑑み、本実施形態においては、ASIC3(21)とASIC2(12)の間のデータ転送の状態に基づいて4つの期間を定義し、各期間に応じたASPM制御を実行する。下記表1は、データ転送の状態に基づく4つの期間とASPM制御の内容をまとめて示す。
まず、ASIC2(12)とASIC3(21)の間でスキャナデータ転送とプリンタデータ転送が同時的に実行される期間(期間1)においては、省エネ可能期間がないと推定し、ASPMをディスエーブル(OFF)に制御する。
次に、ASIC2(12)からASIC3(21)へスキャナデータ転送のみが実行される期間(期間2)においては、ASIC2(12)のASPM使用可否判断部42が先に判断した結果を踏襲する。すなわち、ASIC2(12)とASIC3(21)の間のASPMのON/OFFは、ASIC2(12)内のASPMの使用可否判断結果に倣って制御される。
次に、ASIC3(21)からASIC2(12)へフルカラーのプリンタデータ転送のみが実行される期間(期間3)においては、省エネ可能期間がないと推定し、ASPMをディスエーブル(OFF)に制御する。
最後に、ASIC3(21)からASIC2(12)へモノクロまたは2色のプリンタデータ転送のみが実行される期間(期間4)においては、省エネ可能期間が生じる可能性があるので、ASIC3(21)がライン利用率に基づくASPMの使用可否判断を実行し、その結果に基づいてASIC2(12)とASIC3(21)の間のASPMのON/OFFを制御する。
続いて、上述したASPM制御を実現するための具体的な構成について説明する。
図11は、図9に示したASIC3(21)のPCIe Rootモジュール50の機能ブロックを示す。図11に示すように、PCIe Rootモジュール50は、PCIEの論理層を実現する制御回路であるPCIE論理層回路51と、PCIE論理層回路51から転送されるデータを後段に転送するデータ転送制御部53と、各種パラメータを保持するレジスタ制御部54と、CMYKの各色の転送主走査サイズをカウントする主走査カウンタ55と、ASPM制御部60を含んで構成されている。
PCIE論理層回路51が含むConfigレジスタ制御部52には、省電力状態(L0s/L1)からの復帰に要する時間がデバイス固有の値として、Link Capabilities RegisterのL0s/L1 Exit Latencyに保持されている。
データ転送制御部53は、インタフェース変換および非同期吸収などの機能を担う。データ転送制御部53は、CPU1(13)およびCPU2(22)の通信情報から、ASIC2(12)からASIC3(21)へスキャナデータが転送されることを検知すると、これに応答してスキャナデータ転送フラグをアサートし、ASPM制御部60にその旨を通知する。
また、データ転送制御部53は、ASIC2(12)でASPMが使用可能と判断されたことを検知すると、これに応答してスキャナデータASPMイネーブルフラグをアサートし、ASPM制御部60にその旨を通知する。なお、本実施形態においては、ASIC2(12)でASPMが使用可能と判断された場合に、ASIC2(12)からASIC3(21)に対してその旨を示す特有のパケット(PCI-ExpressにおけるMSI同等のパケット)を送らせ、データ転送制御部53が当該パケットの検出に応答してスキャナデータASPMイネーブルフラグをアサートするように構成することができる。
一方、プリンタデータ転送要求時においては、CPU2(22)がASIC3(21)を起動する際に、プリンタデータ転送起動フラグをアサートし、ASPM制御部60に対して起動するチャンネル数を通知する。
図12は、ASPM制御部60のみを拡大して示す。ASPM制御部60は、ASPM使用可否判断部62とライン利用率計測部64とを含んで構成されている。ASPM使用可否判断部62は、さらに、ライン利用率閾値設定部63を含んで構成され、ライン利用率計測部64は、さらに、データ転送期間カウンタ66を含んで構成されている。
ここで、ASPM使用可否判断部62は、上述した3種類のフラグ(スキャナデータ転送フラグ・スキャナデータASPMイネーブルフラグ・プリンタデータ転送起動フラグ)の状態に基づいて、ASPM使用の可否を判断し、ASPMのON/OFFを制御する。
具体的には、プリンタデータ転送起動フラグとプリンタデータ転送起動フラグの両方がアサートしている期間(上記表1の期間1に相当)においては、ASPM使用可否判断部62は、ASPM使用否と判断し、ASPMをディスエーブル(OFF)にする。
また、プリンタデータ転送起動フラグがアサートしておらず、スキャナデータ転送フラグとスキャナデータASPMイネーブルフラグのみがアサートしている期間(上記表1の期間2に相当)においては、ASPM使用可否判断部62は、ASPM使用可と判断し、ASIC3(21)内のASPMをイネーブル(ON)にする。
また、4色のチャンネルに係る全てのプリンタデータ転送起動フラグがアサートしている期間(上記表1の期間3に相当)においては、ASPM使用可否判断部62は、ASPM使用不可と判断し、ASPMをディスエーブル(OFF)にする。
一方、スキャナデータ転送フラグがアサートしておらず、且つ、1色または2色のチャンネルに係るプリンタデータ転送起動フラグのみがアサートしている期間(上記表1の期間4に相当)においては、ASPM使用可否判断部62は、ライン利用率計測部64が計測したライン利用率に基づいてASPMの使用可否を判断し、その結果に基づいてASPMのON/OFFを制御する。
ここで、ライン利用率閾値設定部63がASPM使用可否の判断基準となるライン利用率閾値を設定する手順について順を追って説明する。
ライン利用率閾値設定部63は、まず、図5で説明したのと同様の手順で復帰時間と遷移準備時間を決定し、両者に基づいてライン利用率閾値を定義する。以下、本実施形態において定義されるライン利用率閾値の考え方について、図13に基づいて説明する。
図13は、2色印刷モード(CM)におけるプリンタデータ転送時のシーケンスを示す。図13における、“LTSSM”、“L0”、“L1”、“Rcv”、“T1”、“T2”、“T3”、“T4”、は、図6について説明したのと同様である。一方、図13における“T5”は、版毎のlsync周期のずれに相当する時間を示す。なお、“T5”は、ドラム間ピッチをlsync周期で除算した際の剰余として求めることができる。
図13に示す2色印刷モード時においては、lsync周期内の非データ転送期間(T4−T2)と、復帰時間(T1)と遷移準備時間(T3)の合計(T1+T3)の差分として省エネ可能期間が発生しうることが理解されるであろう。
ここで、省エネ可能期間の有無(すなわち、ASPMの適用の可否)は、図6について上述したのと同様に、ライン利用率が所定の閾値より大きいか否かによって判断することができる。ここで、本実施形態においては、下記式(3)により、プリンタデータ転送時におけるライン利用率閾値を定義する。
(上記式(3)において、(ドラム間ピッチ % lsync周期)は、ドラム間ピッチをlsync周期で除算した際の剰余に相当する時間を示す。)
上記式(3)において、lsync周期から(T5:ドラム間ピッチ % lsync周期)を引いているのは、ドラム間ピッチがlsync周期と等しいか若しくはそれよりも大きい場合が存在するからである。
ライン利用率閾値設定部63は、ASPMの初期設定処理において決定された復帰時間および遷移準備時間を上記式(3)に導入してライン利用率閾値を算出・保持する。
以上、本実施形態におけるライン利用率閾値設定部43がライン利用率閾値を設定する手順について説明してきたが、次に、ASPM制御部60が設定されたライン利用率閾値に基づいて実行するASPMのON/OFF制御処理について、図14に示すフローチャートに基づいて説明する。
プリンタデータの転送要求時、図1に示すCPU2(22)がASIC3(21)を起動する。このとき、CPU2(22)は、起動するチャンネルのプリンタデータ転送起動フラグをアサートする。
ASPM制御部60は、プリンタデータ転送起動フラグがアサートされたことに応答して(ステップ301、Yes)、ASIC2(12)およびASIC3(21)のASPMをディスエーブル(OFF)にする(ステップ302)。
続くステップ303において、ASPM制御部60は、アサートされたフラグに基づいて起動されたチャンネル数が2以下であるか否かを判断する(ステップ303)。その結果、起動されたチャンネル数が2以下でないと判断した場合には(ステップ303、No)、ステップ311に進んで、実行中のジョブの完了を待機し(ステップ311、No)、起動フラグがネゲートされた場合は(ステップ311、Yes)、ASPMをイネーブル(ON)にして、処理を終了する。
一方、実行中のジョブの完了しない間に(ステップ311、No)、他のチャンネルが起動された場合は(ステップ313、Yes)、処理はステップ302に戻る。
一方、ステップ303において、起動されたチャンネル数が2以下であると判断した場合には(ステップ303、Yes)、ステップ304に進み、起動されたチャンネル数が1であるか否かを判断する。
その結果、チャンネル数が1と判断した場合は(ステップ304、Yes)、ステップ305に進んで、ライン利用率計測部64が1色分の転送データについて1ライン目のライン利用率を計測する。一方、チャンネル数が1でないと判断した場合は(ステップ304、No)、ステップ306に進んで、ライン利用率計測部64が2色分の転送データについて1ライン目のライン利用率を計測する。
ライン利用率計測部64は、以下の手順でライン利用率を計測する。まず、ライン利用率計測部64のデータ転送期間カウンタ66は、ラインデータ毎に動作する主走査カウンタ55の動作開始から終了までの期間(すなわち、主走査サイズのカウントに要する時間)をデータ転送期間として計測する。なお、ステップ306では、2色分のデータ転送に要する期間をデータ転送期間として計測する。
ライン利用率計測部64は、データ転送期間カウンタ66が計測したデータ転送期間とレジスタ制御部54から取得したlsync周期に基づいて、下記式(4)によりライン利用率を算出し、当該ライン利用率をASPM使用可否判断部62に出力する。
(上記式(4)において、(ドラム間ピッチ % lsync周期)は、ドラム間ピッチをlsync周期で除算した際の剰余に相当する時間を示す。)
続くステップ307において、ASPM使用可否判断部62は、ライン利用率計測部64から入力されたライン利用率とライン利用率閾値設定部63に保持されたライン利用率閾値を比較する。その結果、ライン利用率がライン利用率閾値より小さいと判断した場合(ステップ307、Yes)、ステップ308に進む。ステップ308において、ASPM使用可否判断部62は、ASPMをイネーブル(ON)にする。その後、実行中のジョブの完了を待機し(ステップ309、No)、起動フラグがネゲートされた場合は(ステップ309、Yes)、処理を終了する。
一方、実行中のジョブの完了しない間に(ステップ309、No)、他のチャンネルが起動された場合は(ステップ310、Yes)、処理はステップ302に戻る。
一方、ステップ307において、ライン利用率がライン利用率閾値より小さくないと判断した場合は(ステップ307、No)、実行中のジョブの完了を待機し(ステップ311、No)、起動フラグがネゲートされると(ステップ311、Yes)、ステップ312に進んで、ASPMをイネーブル(ON)にした後、処理を終了する。
一方、実行中のジョブの完了しない間に(ステップ311、No)、他のチャンネルが起動された場合は(ステップ313、Yes)、処理はステップ302に戻る。
以上、説明したように、本実施形態によれば、機種やユースケースごとにソフトウェアを用意してASPMのON/OFF制御をする必要が無く、PCIeデバイスの内部機構によって、データ転送の等時性を犠牲にしない場合にのみ選択的にASPMがイネーブルに制御されるので、画像処理装置における省電力効果が最大化される。
以上、本発明について実施形態をもって説明してきたが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、当業者が推考しうる実施態様の範囲内において、本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
10…IPUボード
11,12,14,21…ASIC
13,22…CPU
15…スキャナ
16…プロッタ
20…CTLボード
23…メモリ
30…PCIe Rootモジュール
31…PCIE論理層回路
32…Configレジスタ制御部
33…データ転送制御部
34…lsync信号生成部
35…主走査カウンタ
36…レジスタ制御部
38…End Pointモジュール
40…ASPM制御部
42…ASPM使用可否判断部
43…ライン利用率閾値設定部
44…ライン利用率計測部
46…データ転送期間カウンタ
50…PCIe Rootモジュール
51…PCIE論理層回路
52…Configレジスタ制御部
53…データ転送制御部
54…レジスタ制御部
55…主走査カウンタ
56…プリンタデータ転送用モジュール
57…アービタ
58…メモリコントローラ
60…ASPM制御部
62…ASPM使用可否判断部
63…ライン利用率閾値設定部
64…ライン利用率計測部
66…データ転送期間カウンタ
特開2009−176294号公報

Claims (9)

  1. シリアルバスで接続された複数のデバイスを画像処理部に備える画像形成装置であって、
    前記デバイスは、
    データ転送時のライン利用率を計測するためのライン利用率計測部と、
    前記シリアルバスの節電に係る電力管理機能の使用の可否を制御する電力管理機能使用可否判断部とを含み、
    前記電力管理機能使用可否判断部は、
    前記ライン利用率が下記式(1)によって定義されるライン利用率閾値より小さい場合にのみ前記電力管理機能をイネーブルに制御する、
    画像形成装置。
    (上記式(1)において、遷移準備時間は、通常状態から省電力状態への遷移が開始されるまでの時間を示し、復帰時間は、省電力状態から通常状態に復帰するまでの時間を示す。)
  2. 前記復帰時間の値は、接続される2つのデバイスに固有の2つの復帰時間のうち、より大きい値である、請求項に記載の画像形成装置。
  3. シリアルバスで接続された複数のデバイスを画像処理部に備える画像形成装置であって、
    前記デバイスは、
    データ転送時のライン利用率を計測するためのライン利用率計測部と、
    前記シリアルバスの節電に係る電力管理機能の使用の可否を制御する電力管理機能使用可否判断部とを含み、
    前記ライン利用率計測部は、
    1ライン目のライン利用率を下記式(2)に基づいて計測し、
    前記電力管理機能使用可否判断部は、
    前記ライン利用率が所定のライン利用率閾値より小さい場合にのみ前記電力管理機能をイネーブルに制御する、
    画像形成装置。
  4. 前記シリアルバスは、PCI Expressである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. シリアルバスで接続された複数のデバイスを画像処理部に備える画像形成装置であって、
    前記デバイスは、
    データ転送時のライン利用率を計測するためのライン利用率計測部と、
    前記シリアルバスの節電に係る電力管理機能の使用の可否を制御する電力管理機能使用可否判断部とを含み、
    前記電力管理機能使用可否判断部は、
    スキャナデータ転送とプリンタデータ転送が同時的に実行される期間またはフルカラーのプリンタデータ転送のみが実行される期間は、前記電力管理機能をディスエーブルに制御し、
    上流のデバイスからのスキャナデータ転送のみが実行される期間においては、該上流のデバイスにおける電力管理機能に係る制御内容を踏襲して前記電力管理機能を制御し、
    モノクロまたは2色のプリンタデータ転送のみが実行される期間においては、前記ライン利用率が所定のライン利用率閾値より小さい場合にのみ前記電力管理機能をイネーブルに制御する、
    画像形成装置。
  6. 前記シリアルバスは、PCI Expressである、請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記ライン利用率閾値は、下記式(3)によって定義される、請求項またはに記載の画像形成装置。
    (上記式(3)において、遷移準備時間は、通常状態から省電力状態への遷移が開始されるまでの時間を示し、復帰時間は、省電力状態から通常状態に復帰するまでの時間を示し、(ドラム間ピッチ % lsync周期)は、ドラム間ピッチをlsync周期で除算した際の剰余に相当する時間を示す。)
  8. 前記復帰時間の値は、接続される2つのデバイスに固有の2つの復帰時間のうち、より大きい値である、請求項に記載の画像形成装置。
  9. 前記ライン利用率計測部は、1ライン目のライン利用率を下記式(4)に基づいて計測する、請求項のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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