JP6089318B2 - 電動工具 - Google Patents

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Description

本発明は、電動工具に関する。
回転力を出力する電動工具は、駆動源のモータ、減速機構部、制御部、および変速用アクチュエータを有する。減速機構部は、複数の遊星ギアを有し、軸中心の太陽ギアと噛み合わされる遊星ギアを切替えることにより減速比を変更する。特許文献1は、従来の電動工具の一例を開示している。特許文献1に記載の電動工具は、減速機構部の減速比を切替えるとき、切替えにともなう衝撃を抑えるため、モータの回転を停止または低減させる。電動工具は、減速比の切替えを行った後にモータの回転を回復させる。このため、電動工具は、遊星ギアの切替わりを検知する検知部を有する。変速用アクチュエータの回転力は、ギア部により移動力に変換されて減速機構部に伝えられる。減速機構部は、移動力を受けて移動する移動部の移動量を検知して遊星ギアの切替わりを検知する。このため、検知部を有する減速機構部は、複雑な構成となる。特許文献1に記載の電動工具は、変速用アクチュエータの回転位置を検知する検知部を有し、変速用アクチュエータの回転位置を検知することで減速比の切替わりを判定する構成を開示している。
特開2012−30347号公報
変速用アクチュエータの回転位置を検知する検知部は、変速用アクチュエータの回転軸と減速機構部を結合するギア部の結合状態が変化するとき、検知部の検知結果が変化する。従来の変速用アクチュエータの回転位置を検知する検知部は、結合ギアの結合状態の変化が考慮されていない。このため、電動工具は、減速機構部の遊星ギアの切替わりを検知する検知動作において誤動作を発生するおそれがある。このため、変速用アクチュエータの駆動量を検知することで減速比の切替わりを検知する構成に関して改善の余地が残されている。
本発明は、以上の背景をもとに創作されたものであり、減速比の切替え動作を適切に判定する電動工具を提供することを目的とする。
(1)第1の手段は、「駆動力を出力する電動工具であって、前記電動工具は、モータ、変速部、減速比切替部、検知部、および制御部を有し、前記減速比切替部は、切替駆動力発生部および切替駆動力出力部を有し、前記切替駆動力出力部は、前記切替駆動力発生部が出力する駆動力に基づいて前記変速部の減速比を切替える駆動力を出力し、前記検知部は、前記切替駆動力発生部の駆動状態に基づいた検知電圧を出力し、前記制御部は、判定しきい値を有し、前記検知部が出力する前記検知電圧と前記判定しきい値との比較結果に基づいて前記モータの回転数を制御し、前記検知部が出力する前記検知電圧に基づいて前記判定しきい値を補正する、又は、前記判定しきい値と比較する比較値としての前記検知電圧を補正する電動工具」を含む。
(2)第2の手段は、「前記制御部は、前記検知部が出力する前記検知電圧の最大値および前記検知電圧の最小値の少なくとも一方に基づいて前記判定しきい値を補正する電動工具」を含む。
(3)第3の手段は、「前記制御部は、予め決められた前記切替駆動力発生部の駆動状態と前記検知部の出力電圧との対比情報と、前記検知電圧の最大値および前記検知電圧の最小値の少なくとも一方とに基づいて前記検知部の前記検知電圧を補正する電動工具」を含む。
(4)第4の手段は、「前記制御部は、前記検知部が出力する前記検知電圧の最大値、前記検知電圧の最小値、および前記検知電圧の最大値と前記検知電圧の最小値との比較結果に基づいて前記判定しきい値を補正する電動工具」を含む。
(5)第5の手段は、「前記減速比切替部は、前記切替駆動力発生部として切替駆動モータを有し、前記検知部は、前記切替駆動モータの回転に基づいて抵抗が変化する可変抵抗を有する電動工」を含む。
本電動工具は、減速比の切替え動作を適切に判定することに寄与する。
第1実施形態における電動式ドリルドライバーのハウジングの一部を取り除いた状態における側面図。 第1実施形態の電動式ドリルドライバーにおける変速ユニットの模式構成図。 第1実施形態の電動式ドリルドライバーにおける正面図。 第1実施形態の電動式ドリルドライバーにおける検知部の模式構成図。 第1実施形態の電動式ドリルドライバーにおける可変抵抗器の斜視図。 第1実施形態の電動式ドリルドライバーにおける検知部の回転角度と検知電圧の関係を示すグラフ。 第1実施形態の電動式ドリルドライバーの減速比切替動作における検知部の回転角度と検知電圧の関係を示すグラフ。 第1実施形態の電動式ドリルドライバーにおける可変抵抗器に関する図であり、(a)は出力歯車と結合ギアの噛み合わせが所定の位置にあるときの回転子の回転範囲を示す動作図、(b)は出力歯車と結合ギアの噛み合わせが変速ユニットのLギアに切替える方向にずれたときの回転子の回転範囲を示す動作図、(c)は出力歯車と結合ギアの噛み合わせが変速ユニットのHギアに切替える方向にずれたときの回転子の回転範囲を示す動作図。 第1実施形態の電動式ドリルドライバーにおける出力歯車と結合ギアの噛み合わせがずれたときの、検知部の回転角度と検知電圧の関係を示すグラフ。 第1実施形態の電動式ドリルドライバーにおける出力歯車と結合ギアの噛み合わせが変速ユニットのHギアに切替える方向にずれたときの、検知部の回転角度と検知電圧の関係および判定しきい値の補正動作を示すグラフ。 第1実施形態の電動式ドリルドライバーにおける出力歯車と結合ギアの噛み合わせがずれたときの、判定しきい値の補正処理のフローチャート図。 第2実施形態の電動式ドリルドライバーにおける出力歯車と結合ギアの噛み合わせが変速ユニットのHギアに切替える方向にずれたときの、検知部の回転角度と検知電圧の関係および検知電圧の補正動作を示すグラフ。 第2実施形態の電動式ドリルドライバーにおける出力歯車と結合ギアの噛み合わせがずれたときの、検知電圧の補正処理のフローチャート図。 第3実施形態の電動式ドリルドライバーにおける、変速ユニットのLギアに切替える方向にずれる出力歯車と結合ギアの噛み合わせずれ量が大きいときの、検知部の回転角度と検知電圧の関係および判定しきい値の補正動作を示すグラフ。 第3実施形態の電動式ドリルドライバーにおける出力歯車と結合ギアの噛み合わせがずれたときの、判定しきい値の補正処理のフローチャート図。
(第1実施形態)
図1を参照して、電動工具としての電動式ドリルドライバー1の構成について説明する。図1は、電動式ドリルドライバー1のハウジングの一部を取り除いた状態が示されている。
電動式ドリルドライバー1は、ドライバー本体部10および電池パック2を有する。電池パック2は、ドライバー本体部10に着脱可能に取付けられる。ドライバー本体部10の外郭を形成するハウジング11は、胴部20および把持部30を有する。また、ドライバー本体部10は、把持部30の下端部に電池パック装着部31を有する。電池パック2は、電池パック装着部31に装着される。
電池パック2は、充電が可能な複数の二次電池セルを内蔵している。
胴部20は、モータ21、変速ユニット40、および動力伝達機構部22を有する。
モータ21は、電池パック2が供給する電力を受けて駆動される。モータ21の回転軸は、胴部20の軸線Lと同軸を形成する。モータ21は、例えばブラシモータ又はブラシレスモータからなる。
変速ユニット40は、モータ21が出力する回転を減速比に応じて減速させて動力伝達機構部22に出力する。変速ユニット40は、減速比の変更が可能な構成とされる。
動力伝達機構部22は、変速ユニット40により減速された回転をドライバー駆動軸23に伝達する。ドライバー駆動軸23は、胴部20の先端部に設けられた回転出力部24と連結されている。回転出力部24は、チャック機能を有し、その先端部には先端工具25が着脱可能に装着される。このため、先端工具25は、変速ユニット40で減速された回転速度で回転出力部24と共に回転する。
図1に示されるように、把持部30は、胴部20との接続部分よりやや下方の前側位置、すなわち使用者が把持部30を握った手の人差し指と対応する位置にトリガスイッチ32を有する。トリガスイッチ32は、電動式ドリルドライバー1を駆動させるときに使用者により操作される。トリガスイッチ32は、トリガレバー33および把持部30内においてトリガレバー33の操作に応じてオン・オフが切替えられるスイッチ34を有する。スイッチ34は、トリガレバー33が引込まれているときは、トリガレバー33の引込量に応じた値の信号を出力する。
電動式ドリルドライバー1は、胴部20と把持部30との接続部分近傍に回転方向切替レバー26を有する。回転方向切替レバー26は、回転出力部24の回転方向を正転と逆転との間で切替えるとき、使用者により操作される。回転方向切替レバー26は、例えば、回転出力部24を正転させるときの正転位置と、回転出力部24を逆転させるときの逆転位置とに切替え可能である。回転方向切替レバー26は、回転出力部24を正転も逆転もさせないときの中立位置にも切替え可能である。
また、胴部20は、上面に減速比切替スイッチ27を有する。減速比切替スイッチ27は、変速ユニット40の減速比を切替えるとき、使用者により操作される。減速比切替スイッチ27は、回転出力部24の回転速度を決める減速比を所望の1つに固定するか、自動変速を行うかを切替えるためのスイッチである。減速比切替スイッチ27は、例えばスライドスイッチであり、その位置を前後方向にスライドさせることで、一例として、高速低トルク駆動(Hギア)、低速高トルク駆動(Lギア)、自動変速(AUTO)の三つの駆動モードのうちから一つを選択可能となっている。減速比切替スイッチ27は、選択された駆動モードに対応する信号を出力する。
把持部30は、電池パック装着部31内に制御部35を有する。制御部35は、モータ21、トリガスイッチ32、回転方向切替レバー26、および減速比切替スイッチ27等が配線を介して電気的に接続される。制御部35は、モータ21の回転を含む電動式ドリルドライバー1全体の制御を行う。使用者がトリガレバー33を引込む操作を行うとき、制御部35は、回転方向切替レバー26の操作位置に応じた回転方向でモータ21を回転駆動する。また、制御部35は、減速比切替スイッチ27の操作位置に応じて変速ユニット40の減速比を制御する。回転出力部24は、制御部35の制御に応じた速度で回転する。
図2を参照して、変速ユニット40の構成について説明する。
変速ユニット40は、変速機構50および減速比切替部としての変速用アクチュエータ60を有する。
変速機構50は、変速カムプレート70、結合ギア51、および変速部80(図3参照)を有する。変速カムプレート70は、カム溝71を有する。
変速用アクチュエータ60は、切替駆動力発生部としての変速用モータ61、減速部62、切替駆動力出力部としての出力歯車63、および検知部64を有する。
変速用アクチュエータ60は、変速ユニット40の減速比を切換えるとき、変速用モータ61が回転力を出力する。変速用モータ61の回転力は、減速部62により減速されて出力歯車63に伝達される。出力歯車63は、変速機構50の結合ギア51の結合ギア歯部52と噛み合わされている(図3参照)。出力歯車63は、結合ギア歯部52を回動させる切替駆動力を出力する。
変速ユニット40の減速比を切換えるとき、出力歯車63は、変速用モータ61が出力する回転力を受けて正逆両方向に回転して結合ギア51を駆動する。
変速カムプレート70は、結合ギア51が駆動されることにより、所定の角度範囲内で往復回動する。変速ユニット40の減速比は、変速カムプレート70の回動に応じて切替わる。
図3を参照して、変速機構50の構造について説明する。
変速カムプレート70は、円周が一部欠けた半円筒状(円弧状)に構成される。変速カムプレート70は、結合ギア51が固定されている。変速カムプレート70は、リングギア83の軸方向回りに回動可能な状態で配置されている。
変速機構50の変速部80は、円筒状の変速機ケース81および変速機ケース81内に収容された変速機構部82を有する。変速機構部82は、例えば、三段の遊星歯車機構からなる。なお、図3における変速機構部82は、遊星歯車機構を構成するリングギア83のみが示されている。
変速機構部82のリングギア83は、変速機構部82が有する複数の変速ギアとの噛み合わせが可能なリングギア歯部を有する。変速機構部82は、リングギア83をドライバー本体部10が有するドライバー駆動軸23(図1参照)の軸方向(図2では左右方向)に移動させて所定の変速ギアと噛み合わせることで、減速比が2段階に切替え可能となっている。電動式ドリルドライバー1は、2段階の減速比として、Hギアの減速比およびLギアの減速比を有する。
図2および図3に示されるように、変速カムプレート70の周方向両端寄りの部分には、一対のカム溝71が形成されている。カム溝71は、変速カムプレート70の周方向に対して傾斜する方向に沿って延びる作動カム溝71aと、この作動カム溝71aの両端部に連続して形成され、ほぼ周方向に沿って延びる保持溝部71bとを有している。
図3に示されるように、変速機ケース81内にドライバー駆動軸23の軸方向に移動可能な状態で収容されたリングギア83は、支持部材84を有する。支持部材84は、変速機ケース81に設けられた一対のスライド孔85に内側から挿入された上で、一対のカム溝71に挿入される。
変速用アクチュエータ60が有する出力歯車63の回転に応じて結合ギア51が回動するとき、リングギア83の支持部材84は、変速カムプレート70に形成されたカム溝71の形状に沿ってドライバー駆動軸23の軸方向に移動する。リングギア83は、支持部材84とともに移動する。このため、結合ギア51が回動するとき、変速機構部82は、リングギア83と噛み合わされるギアが切替わる。リングギア83と噛み合わされるギアが切替わるとき、変速ユニット40は、減速比が変更される。
変速ユニット40は、左側ストッパ41Lおよび右側ストッパ41Rを有する。左側ストッパ41Lおよび右側ストッパ41Rは、変速カムプレート70の回動範囲を規制する。変速ユニット40は、結合ギア51の回動方向の両端面に接する位置に左側ストッパ41Lおよび右側ストッパ41Rを有する。変速カムプレート70は、図3における時計方向に回動するとき、結合ギア51の左端面が左側ストッパ41Lと接する。変速カムプレート70は、図3に示される位置に規制される。このときリングギア83は、第1係合位置に配置される。一方、変速カムプレート70は図3に示す位置から反時計方向に回動すると、結合ギア51の図3における右端面が右側ストッパ41Rと接する。結合ギア51は右側ストッパ41Rと接する位置に規制される。このときリングギア83は、第2係合位置に配置される。
リングギア83が第1係合位置に配置されるとき、変速ユニット40の減速比は、Hギアとなる。リングギア83が第2係合位置に配置されるとき、変速ユニット40の減速比は、Lギアとなる。
電動式ドリルドライバー1が自動変速モードで動作されるとき、制御部35は、回転出力部24に装着された先端工具25に加わる負荷トルクを検出し、検出した負荷トルクに基づいて変速ユニット40の減速比を切替える自動変速制御を行う。制御部35は、変速ユニット40の減速比を切替えるとき、切替え時の衝撃を抑制する目的で、モータ21を停止または減速させる。制御部35は、減速比の切替わりが完了したとき、モータ21の回転を回復させる。
制御部35は、リングギア83の位置に基づいて減速比の切替わり動作の完了を検知する。リングギア83の位置は、変速用アクチュエータ60の出力歯車63を駆動する歯車回転軸65の回転量に基づいている。このため、検知部64は、歯車回転軸65の回転量を検知することで切替わり動作の完了を検知するができる。検知部64は、歯車回転軸65の回転量を検知して、検知結果を制御部35に出力する。
図4を参照して、検知部64の構成について説明する。
検知部64は、可変抵抗器100により構成される電圧変換部90を有する。電圧変換部90は、歯車回転軸65の回転量を電圧に変換して出力する。図4は、可変抵抗器100が等価回路として表されている。
図5を参照して、可変抵抗器100の構成につて説明する。
可変抵抗器100は、抵抗体101、回転子102、摺動片103、第1端子104、第2端子105、および第3端子106を有する。抵抗体101は、環状に形成されている。抵抗体101は、一端が第1端子104に接続され、他端が第3端子106に接続される。可変抵抗器100は、回転子102が回動可能に構成されている。回転子102が回動されるとき、摺動片103は、回転子102と一体となって回動する。摺動片103は、抵抗体101と電気的に接続され、回転子102の回動に基づいて接続位置を変更する。摺動片103は、第2端子105と電気的に接続される。
変速用アクチュエータ60の出力歯車63を駆動する歯車回転軸65は、先端部66が可変抵抗器100の回転子102に形成された回転溝107に挿入される。抵抗体101の回転子102は、歯車回転軸65が回転するとき、歯車回転軸65とともに回転する。
図4に示されるように、電圧変換部90は、可変抵抗器100の抵抗体101の両端に接続された第1端子104と第3端子106の間に入力電圧VSを接続する。可変抵抗器100は、摺動片103の電位が回転子102の回転角度に応じて変更される。可変抵抗器100は、摺動片103の電位を第2端子105に出力する。電圧変換部90は、第2端子105の電圧を検知電圧VDとして制御部35に出力する。第2端子105の電圧は、変速用アクチュエータ60の出力歯車63を駆動する歯車回転軸65の回転角度に比例した検知電圧VDとなる。したがって、検知部64は、変速用モータ61の駆動状態に基づいた検知電圧VDを出力する。
図6を参照して、電圧変換部90における歯車回転軸65の回転角度と検知電圧VDの関係を説明する。歯車回転軸65の回転角度は、可変抵抗器100の回転子102の回転角度と等しい。
図6のX軸は、可変抵抗器100の回転子102を右回りおよび左回りに回転させるときの回転角度が示されている。回転子102の回転角度は、摺動片103が抵抗体101の中央に位置する状態を基準とし、この状態での回転角度をゼロとしている。回転角度は、右回りがプラスの値で、左回りがマイナスの値として示されている。回転子102を右回りに回転させるとき、検知電圧VDは、第1屈曲線110で示されるように、回転角度が+180度となるとき最大値となる。検知電圧VDの最大値は電圧入力部に接続される入力電圧VSに等しくなる。回転子102を左回りに回転させるとき、検知電圧VDは、回転角度が−180度となるとき最小値となる。検知電圧VDの最大値は、ゼロである。
右回りの回転角度が+180度を超えるとき、検知電圧VDは、回転角度が−180度からの値と等しくなる。左回りの回転角度が−180度を超えるとき、検知電圧VDは、回転角度が+180度からの値と等しくなる。つまり、右回りの回転角度が+180度を超えるとき、検知電圧VDは、−180度からの値が折り返す。左回りの回転角度が−180度を超えるとき、検知電圧VDは、+180度からの値が折り返す。
変速用アクチュエータ60は、検知部64が動作に用いる回転角度の範囲を、例えば、Rmin〜Rmaxで示される値を使用する。回転角度Rmaxは、結合ギア51の左端部が変速ユニット40の左側ストッパ41Lと接する図2に示される状態での値である。このとき、変速ユニット40の減速比は、Lギアとなる。回転角度がRmaxのとき、検知電圧VDは、Vmaxを出力する。回転角度Rminは、結合ギア51の右端部が変速ユニット40の右側ストッパ41Rと接する状態での値である。このとき、変速ユニット40の減速比は、Hギアとなる。回転角度がRminのとき、検知電圧VDは、Vminを出力する。
図7を参照して、変速ユニット40の減速比の切換え動作における回転子102の回転角度と検知電圧VDとの関係について説明する。
図7のX軸は、RmaxからRminへと変化させた後に、再びRmaxへと変化させる回転角度とされる。
制御部35が先端工具25に加わる負荷トルクを検出して変速ユニット40の減速比を切替える動作を行なうとき、制御部35は、モータ21の回転を停止して変速用アクチュエータ60の駆動を開始する。変速ユニット40をLギアからHギアに切換えるとき、回転角度は、Rmaxの状態からRminへと変更される。検知部64が出力する検知電圧VDは、Vmaxから徐々に低下する。制御部35は、判定しきい値を有しており、検知電圧VDと判定しきい値との比較結果に基づいてモータ21の回転を制御する。制御部35は、判定しきい値である低電位側しきい値VthLに基づいて検知電圧VDを判定する。制御部35は、検知電圧VDが低電位側しきい値VthLを下回ったとき、変速ユニット40がHギアに切替ったと判定して、モータ21の回転を回復させる制御を行なう。
変速ユニット40をHギアからLギアに切換えるとき、制御部35は、モータ21の回転を停止して変速用アクチュエータ60の駆動を開始する。回転角度は、Rminの状態からRmaxへと変更される。検知部64が出力する検知電圧VDは、Vminから徐々に上昇する。制御部35は、高電位側しきい値VthHに基づいて検知電圧VDを判定する。制御部35は、検知電圧VDが高電位側しきい値VthHを上回ったとき、変速ユニット40がLギアに切替ったと判定して、モータ21の回転を回復させる制御を行なう。
低電位側しきい値VthLは、Vminに対して低電位側電圧マージンVM1を確保した値に設定される。高電位側しきい値VthHは、Vmaxに対して高電位側電圧マージンVM2を確保した値に設定される。
低電位側電圧マージンVM1および高電位側電圧マージンVM2は、検知部64、制御部35、およびその他の回路ブロックにおける動作電圧依存性、動作温度依存性、および可変抵抗器100の誤差等を考慮して設定される。低電位側電圧マージンVM1および高電位側電圧マージンVM2は、例えば、VmaxとVminの電位差の10%として設定される。
電動式ドリルドライバー1は、回路ブロックの回路的な特性だけでなく、変速用アクチュエータ60の出力歯車63と結合ギア51の噛み合わせがずれることによる機械的な変動によって、検知部64の出力電圧に変動を生じる。出力歯車63と結合ギア51の噛み合わせずれは、電動式ドリルドライバー1を動作させた作業中の振動、ギア等の機械部品の劣化、および製造時や分解修理後の組立ミス等により発生する。
変速用アクチュエータ60は、変速ユニット40の減速比を切替えるとき、変速用モータ61の回転により出力歯車63を回転させる。出力歯車63は、結合ギア51を回動させる。出力歯車63は、結合ギア51を左側ストッパ41Lまたは右側ストッパ41Rと接する状態まで回転させる。このため、出力歯車63と結合ギア51の噛み合わせがずれると、出力歯車63の歯車回転軸65の回転位置と結合ギア51の回動位置の関係が変更される。このため、出力歯車63と結合ギア51の噛み合わせがずれると、変速ユニット40のLギアとHギアを切替えるときに回転する可変抵抗器100の回転子102の回転角度が変更される。
図8を参照して、変速ユニット40のLギアとHギアを切替える可変抵抗器100の回転子102の回転角度について説明する。
図8(a)に示されるように、出力歯車63と結合ギア51の噛み合わせが所定の関係を維持しているとき、回転子102は、第1円弧120で示されるように、摺動片103がRminで示される角度の位置とRmaxで示される角度の位置と間で移動する。
図8(b)は、出力歯車63と結合ギア51の噛み合わせが、変速ユニット40のLギアに切替える方向にずれたときの回転子102の回転角度が示されている。回転子102の回転は、第2円弧121で示されるように、回転角度R1〜R3の範囲となりRmin側にシフトした回転角度となる。
図8(c)は、出力歯車63と結合ギア51の噛み合わせが、変速ユニット40のHギアに切替える方向にずれたときの回転子102の回転角度が示されている。回転子102の回転は、第3円弧122で示されるように、回転角度R2〜R4の範囲となりRmax側にシフトした回転角度となる。
図9を参照して、出力歯車63と結合ギア51の噛み合わせがずれたときの、変速ユニット40の減速比を切替える動作における回転子102の回転角度と検知電圧VDとの関係について説明する。
図9のX軸は、図8(a)、図8(b)、および図8(c)に示される状態における、Lギアに対応する回転角度からHギアに対応する回転角度に変化させた後に、再びLギアに対応する回転角度に変化させる回転角度とされる。
点線で示される第2屈曲線111は、図7に示される出力歯車63と結合ギア51の噛み合わせが所定の位置関係を維持している場合の、回転角度に対する検知電圧VDの関係が示されている。実線で示される第3屈曲線112は、出力歯車63と結合ギア51の噛み合わせが、変速ユニット40のLギアに切替える方向にずれたときの回転角度に対する検知電圧VDの関係が示されている。
図8(b)で示されるように、回転子102の回転角度は、Rmin側にシフトした回転角度となる。このため、変速ユニット40をLギアからHギアに切換えるとき、回転角度は、R3〜R1の間で変更される。また、変速ユニット40をHギアからLギアに切替えるとき、回転角度は、R1〜R3の間で変更される。
一点鎖線で示される第4屈曲線113は、出力歯車63と結合ギア51の噛み合わせが、変速ユニット40のHギアに切替える方向にずれたときの回転角度に対する検知電圧VDの関係が示されている。図8(c)で示されるように、回転子102の回転角度は、Rmax側にシフトした回転角度となる。このため、変速ユニット40をLギアからHギアに切換えるとき、回転角度は、R4〜R2の間で変更される。また、変速ユニット40をHギアからLギアに切替えるとき、回転角度は、R2〜R4の間で変更される。
図9に示されるように、変速ユニット40のギアを切替えるための回転角度に対する検知電圧VDが、第3屈曲線112および第4屈曲線113に示される関係となるとき、制御部35は、変速ユニット40のギアの切替りを正しく判定することができない。回転角度に対する検知電圧VDが第3屈曲線112の関係となる状態において、R1からR3へと回転角度を変更して変速ユニット40をHギアからLギアに切替えるとき、検知電圧VDは、高電位側しきい値VthHよりも低い電位となる。このため、制御部35は、変速ユニット40のHギアからLギアへの切換えを判定できない。このため、制御部35は、変速ユニット40のギア切替動作開始時に停止したモータ21の回転を回復させる制御を行わない状態で止まってしまう。
また、回転角度に対する検知電圧VDが第4屈曲線113の関係となる状態において、R4からR2へと回転角度を変更して変速ユニット40をLギアからHギアに切換えるとき、検知電圧VDは、低電位側しきい値VthLよりも高い電位となる。制御部35は、変速ユニット40のLギアからHギアへの切換えを判定できない。
電動式ドリルドライバー1は、出力歯車63と結合ギア51の噛み合わせがずれたときに、変速ユニット40のギア切替え判定に用いる判定しきい値を補正することで、ギア切替動作の判定を行えるようにする。
制御部35は、変速用アクチュエータ60の変速用モータ61を正回転させて、結合ギア51が変速ユニット40の右側ストッパ41Rと接する位置となるまで出力歯車63を回転させる。出力歯車63の歯車回転軸65は、出力歯車63と同様に回転して、出力歯車63を可動範囲内で停止するまで駆動する。出力歯車63は、噛みあわされた結合ギア51が右側ストッパ41Rと接する位置において回転が停止する。出力歯車63の歯車回転軸65は、出力歯車63の回転と連動して可変抵抗器100の回転子102を回転させる。検知部64は、回転位置に対応した検知電圧VDを出力する。制御部35は、検知部64の検知電圧VDを取得して、第2最大検知電圧Vmax2として保持する。
つぎに、制御部35は、変速用アクチュエータ60の変速用モータ61を逆回転させて、出力歯車63を可動範囲内で停止するまで駆動する。出力歯車63は、噛みあわされた結合ギア51が左側ストッパ41Lと接する位置において回転が停止する。出力歯車63の歯車回転軸65は、出力歯車63の回転と連動して可変抵抗器100の回転子102を逆方向に回転させる。検知部64は、回転位置に対応した検知電圧VDを出力する。制御部35は、検知部64の検知電圧VDを取得して第2最小検知電圧Vmin2として保持する。
制御部35は、第2最大検知電圧Vmax2と第2最小検知電圧Vmin2を用いて、第2高電位側しきい値VthH2および第2低電位側しきい値VthL2を設定する。第2高電位側しきい値VthH2は、例えば、第2最大検知電圧Vmax2に対して、第2最大検知電圧Vmax2と第2最小検知電圧Vmin2との電位差の10%のマージンを確保した値とされる。第2低電位側しきい値VthL2は、例えば、第2最小検知電圧Vmin2に対して、第2最大検知電圧Vmax2と第2最小検知電圧Vmin2との電位差の10%のマージンを確保した値とされる。
図10は、回転角度と検知電圧VDとの関係を示す第4屈曲線113、第2最大検知電圧Vmax2、第2最小検知電圧Vmin2、第2高電位側しきい値VthH2、および第2低電位側しきい値VthL2が示されている。制御部35は、第2最大検知電圧Vmax2と第2最小検知電圧Vmin2に基づいて補正することにより、第2高電位側しきい値VthH2および第2低電位側しきい値VthL2を変速ユニット40のギアの切替り判定に適した値に設定する。
図11は、制御部35が実行する判定しきい値補正処理の概要を示している。
判定しきい値を補正するとき、制御部35は、ステップS11〜S15を順次実行する。ステップS11において、制御部35は、変速用アクチュエータ60の変速用モータ61を可動範囲内で停止するまで正回転させる。ステップS12において、制御部35は、検知部64の検知電圧VDの値を取得し、第2最大検知電圧Vmax2として保持する。ステップS13において、制御部35は、変速用アクチュエータ60の変速用モータ61を可動範囲内で停止するまで逆回転させる。ステップS14において、制御部35は、検知部64の検知電圧VDの値を取得し、第2最小検知電圧Vmin2として保持する。ステップS15において、制御部35は、第2最大検知電圧Vmax2および第2最小検知電圧Vmin2の値に基づいて判定しきい値を補正する。
本実施形態の電動式ドリルドライバー1は、以下の効果を奏する。
(1)電動式ドリルドライバー1は、モータ21、変速ユニット40、および制御部35を有する。変速ユニット40は、変速機構50および変速用アクチュエータ60を有する。変速機構50は、結合ギア51を有する。変速用アクチュエータ60は、変速用モータ61、出力歯車63、検知部64、および歯車回転軸65を有する。変速用アクチュエータ60は、変速ユニット40減速比を切替えるとき、変速用モータ61を駆動する。出力歯車63は、変速用モータ61の駆動力を受けて結合ギア51を回動させることにより変速ユニット40の変速機構50を切替える切替駆動力を出力する。検知部64は、変速用モータ61の駆動状態に基づいた検知電圧VDを出力する。制御部35は、変速ユニット40の減速比の切替りを判定する判定しきい値を有し、検知部64が出力する検知電圧VDと判定しきい値との比較結果に基づいてモータ21の回転数を制御する。制御部35は、検知部64が出力する検知電圧VDの最大値および最小値を取得して、検知電圧VDの最大値および最小値に基づいて判定しきい値を補正する。この構成によれば、検知部64は、変速用モータ61の駆動状態に基づいて、変速ユニット40の減速比の切替え動作に対応した検知電圧VDを出力することができる。このため、制御部35は、検知部64の検知電圧VDを用いて変速ユニット40の減速比の切替え動作を適切に判定することができる。また、出力歯車63と結合ギア51の噛み合わせがずれたとき、検知部64の検知電圧VDに基づいて判定しきい値を補正することができる。このため、電動式ドリルドライバー1は、振動、ギア等の機械部品の劣化、および組立ミス等により発生する出力歯車63と結合ギア51の噛み合わせずれが生じた状態においても安定な減速比の切替えを行なうことができる。
(2)変速機構50は、結合ギア51を有する。変速用アクチュエータ60は、変速用モータ61、出力歯車63、検知部64、および歯車回転軸65を有する。出力歯車63は、変速用モータ61の駆動力を受けて結合ギア51を回動させることにより変速機構50を切替える切替駆動力を出力する。検知部64は、変速用モータ61の駆動状態に基づいた検知電圧VDを出力する。制御部35は、変速ユニット40の減速比の切替りを判定する判定しきい値を有し、検知部64が出力する検知電圧VDと判定しきい値との比較結果に基づいてモータ21の回転数を制御する。制御部35は、出力歯車63を可動範囲内で停止するまで正方向に駆動して検知電圧VDの最大値を取得し、出力歯車63を可動範囲内で停止するまで逆方向に駆動して検知電圧VDの最小値を取得する。制御部35は、取得した検知電圧VDの最大値および最小値に基づいて判定しきい値を補正する。この構成によれば、制御部35は、電動式ドリルドライバー1の動作状態に応じて最適な判定しきい値を設定することができる。このため、電動式ドリルドライバー1は、減速比の切替えを精度よく判定することができる。
(3)電動式ドリルドライバー1は、モータ21、変速ユニット40、および制御部35を有する。変速ユニット40は、変速機構50および変速用アクチュエータ60を有する。変速機構50は、結合ギア51を有する。変速用アクチュエータ60は、変速用モータ61、出力歯車63、検知部64、および歯車回転軸65を有する。変速用アクチュエータ60は、変速ユニット40の減速比を切替えるとき、変速用モータ61を駆動する。出力歯車63は、変速用モータ61の駆動力を受けて結合ギア51を回動させることにより変速ユニット40の変速機構50を切替える切替駆動力を出力する。検知部64は、変速用モータ61の駆動状態に基づいた検知電圧VDを出力する。この構成によれば、検知部64は、変速ユニット40の減速比を切替える動作を変速用モータ61の駆動状態に基づいて検知することができる。このため、電動式ドリルドライバー1は、簡単な構成で検知部を実現することができる。このため、電動式ドリルドライバー1は、設計の自由度が向上する。
(第2実施形態)
第2実施形態の電動式ドリルドライバー1は、第1実施形態の電動式ドリルドライバー1と比較して以下の部分において異なる構成を有し、その他の部分において同一の構成を有する。第1実施形態の電動式ドリルドライバー1と共通する構成については同一の符号を付して、その説明の一部または全部を省略する。
第1実施形態の電動式ドリルドライバー1における制御部35は、検知部64の検知電圧VDに基づいて判定しきい値を補正する。一方、第2実施形態の制御部35は、検知部64の検知電圧VDに基づいて検知電圧VDを補正する。
図12を参照して、出力歯車63と結合ギア51の噛み合わせがずれたときの、変速ユニット40の減速比を切替える動作における回転子102の回転角度と検知電圧VDとの関係および検知電圧VDの補正について説明する。
図12は、図10に示される出力歯車63と結合ギア51の噛み合わせが、変速ユニット40のHギアに切替える方向にずれたときの回転角度に対する検知電圧VDの関係を示す第4屈曲線113が一点鎖線で示されている。
検知電圧VD軸には、図10に示される第2最大検知電圧Vmax2および第2最小検知電圧Vmin2が記載されている。
制御部35は、最大検知電圧Vmax、最小検知電圧Vmin、高電位側しきい値VthH、および低電位側しきい値VthLをあらかじめ決められた値の基準値として保持している。検知部64が出力する検知電圧VDに基づいて変速ユニット40の減速比に切替りを判定するとき、制御部35は、取得した検知電圧VDを補正する。制御部35は、第2最大検知電圧Vmax2と最大検知電圧Vmaxとの電圧差に基づいて、第4屈曲線113で示される検知電圧VDの値を補正する。制御部35は、検知部64が出力する検知電圧VDが図12に示される第4屈曲線113の値のとき、第4屈曲線113の値を点線で示される第5屈曲線114の値に補正する。制御部35は、高電位側しきい値VthHおよび低電位側しきい値VthLに基づいて第5屈曲線114で示される検知電圧VDを判定することにより、変速ユニット40の減速比の切替りを判定する。
検知電圧VDの補正に用いる値は、第2最大検知電圧Vmax2と最大検知電圧Vmaxとの電圧差に限られない。制御部35は、第2最小検知電圧Vmin2と最小検知電圧Vminとの電圧差に基づいて検知電圧VDを補正する。あるいは、制御部35は、第2最大検知電圧Vmax2と最大検知電圧Vmaxとの電位差と、第2最小検知電圧Vmin2と最小検知電圧Vminとの電圧差との差電圧に基づいて検知電圧VDを補正する。
図13を参照して、制御部35が実行する検知電圧値補正処理の概要について説明する。
検知部64が出力する検知電圧VDを補正するとき、制御部35は、ステップS21〜S25を順次実行する。
ステップS21〜S24は、図11に示されるステップS11〜S14と同一の処理である。ステップS25において、制御部35は、第2最大検知電圧Vmax2と最大検知電圧Vmaxとの電圧差に基づいて、取得する検知部64の検知電圧VDに対する補正値を設定する。
本実施形態の電動式ドリルドライバー1は、第1実施形態の電動式ドリルドライバー1が奏する(1)〜(3)と同様の効果を奏する。すなわち、電動式ドリルドライバー1が
安定な減速比の切替えを行なうことができる旨の効果、精度よく減速比の切替えを判定することができる旨の効果、およびその他の種々の効果を奏する。また、電動式ドリルドライバー1は、以下の効果を奏する。
(4)電動式ドリルドライバー1は、モータ21、変速ユニット40、および制御部35を有する。変速ユニット40は、変速機構50および変速用アクチュエータ60を有する。変速機構50は、結合ギア51を有する。変速用アクチュエータ60は、変速用モータ61、出力歯車63、検知部64、および歯車回転軸65を有する。変速用アクチュエータ60は、変速ユニット40の減速比を切替えるとき、変速用モータ61を駆動する。出力歯車63は、変速用モータ61の駆動力を受けて結合ギア51を回動させることにより変速ユニット40の変速機構50を切替える切替駆動力を出力する。検知部64は、変速用モータ61の駆動状態に基づいた検知電圧VDを出力する。制御部35は、変速ユニット40の減速比の切替りを判定する判定しきい値を有し、検知部64が出力する検知電圧VDと判定しきい値との比較結果に基づいてモータ21の回転数を制御する。制御部35は、検知部64が出力する検知電圧VDの最大値および最小値を取得し、検知電圧VDの最大値および最小値に基づいて判定に用いる検知電圧VDを補正する。この構成によれば、検知部64は、出力歯車63と結合ギア51の噛み合わせがずれたとき、検知電圧VDの最大値および最小値に基づいて判定に用いる検知電圧VDを補正することができる。このため、制御部35は、動作電圧の電圧範囲が狭い場合においても安定な判定動作を行なうことができる。このため、電動式ドリルドライバー1は、電池パック2が発生する電圧が低下した場合においても安定な減速比の切替えを行なうことができる。
(第3実施形態)
第3実施形態の電動式ドリルドライバー1は、第1実施形態の電動式ドリルドライバー1と比較して以下の部分において異なる構成を有し、その他の部分において同一の構成を有する。第1実施形態の電動式ドリルドライバー1と共通する構成については同一の符号を付して、その説明の一部または全部を省略する。
第1実施形態の電動式ドリルドライバー1における制御部35は、検知部64が出力する検知電圧VDの最大値および最小値に基づいて判定しきい値を補正する。一方、第3実施形態の制御部35は、変速用モータ61の駆動状態と検知部64が出力する検知電圧VDの関係に基づいて判定しきい値を補正する。
出力歯車63と結合ギア51の噛み合わせのずれ量が大きいとき、歯車回転軸65により回転される可変抵抗器100の回転子102の可動範囲は、図8(a)に示される第1円弧120からのずれ量が大きくなる。回転子102の可動範囲が最小角度(−180°)および最大角度(+180°)をまたぐとき、最小角度および最大角度を境として検知部64が出力する検知電圧VDに折り返しを生じる。
図14を参照して、出力歯車63と結合ギア51の噛み合わせずれ量が大きいときの、変速ユニット40の減速比を切替える動作における回転子102の回転角度と検知電圧VDとの関係および判定しきい値の補正について説明する。
出力歯車63と結合ギア51の噛み合わせずれにともなって、Lギアに対応する回転角度がR5となり、Hギアに対応する回転角度がR6となるとき、減速比切替え時の回転角度に対する検知電圧VDの関係は、第6屈曲線115で示されるようになる。
変速ユニット40のLギアをHギアに切替えるとき、回転角度は、R5からR6に変化する。検知電圧VDは、R5のときの値から徐々に減少していくが、ゼロをまたぐときVSに折り返して徐々に減少する。変速ユニット40のHギアをLギアに切替えるとき、回転角度は、R6からR5に変化する。検知電圧VDは、R6のときの値から徐々に増加していくが、VSをまたぐときゼロに折り返して徐々に増加する。
制御部35は、第6屈曲線115に示されるように、切替え動作の途中で電圧が折り返す検知電圧VDを用いてギアの切替わりを判定する。
制御部35は、変速用アクチュエータ60の変速用モータ61を正回転させて、結合ギア51が変速ユニット40の右側ストッパ41Rと接する位置となるまで出力歯車63を回転させる。出力歯車63の歯車回転軸65は、出力歯車63と同様に回転して、出力歯車63を可動範囲内で停止するまで駆動する。出力歯車63は、噛みあわされた結合ギア51が右側ストッパ41Rと接する位置において回転が停止する。出力歯車63の歯車回転軸65は、出力歯車63の回転と連動して可変抵抗器100の回転子102を回転させる。検知部64は、回転位置に対応した検知電圧VDを出力する。制御部35は、検知部64の検知電圧VDを取得して、第3最大検知電圧Vmax3として保持する。
つぎに、制御部35は、変速用アクチュエータ60の変速用モータ61を逆回転させて、出力歯車63を可動範囲内で停止するまで駆動する。出力歯車63は、噛みあわされた結合ギア51が左側ストッパ41Lと接する位置において回転が停止する。出力歯車63の歯車回転軸65は、出力歯車63の回転と連動して可変抵抗器100の回転子102を逆方向に回転させる。検知部64は、回転位置に対応した検知電圧VDを出力する。制御部35は、検知部64の検知電圧VDを取得して第3最小検知電圧Vmin3として保持する。
第3最大検知電圧Vmax3と第3最小検知電圧Vmin3の大小関係が入れ代わっているとき、制御部35は、判定しきい値の設定に入力電圧VSの値を用いる。減速比を切替えるときに変化する検知電圧VDの変化量は、第3最大検知電圧Vmax3に、入力電圧VSと第3最小検知電圧Vmin3との電圧差を加算した値となる。制御部35は、第3最大検知電圧Vmax3、第3最小検知電圧Vmin3、および入力電圧VSの値を用いて、第3高電位側しきい値VthH3および第3低電位側しきい値VthL3を設定する。
制御部35は、減速比を切替えるときに変化する検知電圧VDの変化量に基づいて第3高電位側しきい値VthH3および第3低電位側しきい値VthL3を設定する。制御部35は、検知電圧VDと判定しきい値との比較結果の変化に基づいて、減速比の切替わりを判定する。
図15を参照して、制御部35が実行する検知電圧値補正処理の概要について説明する。
検知部64が出力する検知電圧VDを補正するとき、制御部35は、ステップS31〜S36を順次実行する。
ステップS31において、制御部35は、変速用アクチュエータ60の変速用モータ61を可動範囲内で停止するまで正回転させる。ステップS32において、制御部35は、検知部64の検知電圧VDの値を取得し、第3最大検知電圧Vmax3として保持する。ステップS33において、制御部35は、変速用アクチュエータ60の変速用モータ61を可動範囲内で停止するまで逆回転させる。ステップS34において、制御部35は、検知部64の検知電圧VDの値を取得し、第3最小検知電圧Vmin3として保持する。ステップS35において、制御部35は、第3最大検知電圧Vmax3と第3最小検知電圧Vmin3を比較する。ステップS35において、制御部35は、第3最大検知電圧Vmax3と第3最小検知電圧Vmin3との大小関係が入れ代わっているとき、第3最大検知電圧Vmax3、第3最小検知電圧Vmin3、および入力電圧VSに基づいて、判定しきい値を補正する。
本実施形態の電動式ドリルドライバー1は、第1実施形態の電動式ドリルドライバー1が奏する(1)〜(3)と同様の効果を奏する。また、電動式ドリルドライバー1は、以下の効果を奏する。
(5)電動式ドリルドライバー1は、モータ21、変速ユニット40、および制御部35を有する。変速ユニット40は、変速機構50および変速用アクチュエータ60を有する。変速機構50は、結合ギア51を有する。変速用アクチュエータ60は、変速用モータ61、出力歯車63、検知部64、および歯車回転軸65を有する。変速用アクチュエータ60は、変速ユニット40の減速比を切替えるとき、変速用モータ61を駆動する。出力歯車63は、変速用モータ61の駆動力を受けて結合ギア51を回動させることにより変速ユニット40の変速機構50を切替える切替駆動力を出力する。検知部64は、変速用モータ61の駆動状態に基づいた検知電圧VDを出力する。制御部35は、変速ユニット40の減速比の切替りを判定する判定しきい値を有し、検知部64が出力する検知電圧VDと判定しきい値との比較結果に基づいてモータ21の回転数を制御する。制御部35は、検知部64が出力する検知電圧VDの最大値および最小値を取得して最大値と最小値を比較する。制御部35は、比較結果に基づいて検知電圧VDの最大値、最小値、および入力電圧VSを用いて判定しきい値を補正する。この構成によれば、検知部64は、出力歯車63と結合ギア51の噛み合わせのずれ量が大きいとき、検知電圧VDの最大値、最小値、および入力電圧VSに基づいて判定しきい値を補正することができる。このため、制御部35は、出力歯車63と結合ギア51の噛み合わせのずれ量が大きい場合においても安定な判定動作を行なうことができる。このため、電動式ドリルドライバー1は、使用時の信頼性を向上させることができる。
(その他の実施形態)
本電動工具は、第1〜第3実施形態以外の実施形態を含む。以下、本電動工具の実施形態としての第1〜第3実施形態の変形例を示す。なお、以下の各変形例は、互いに組み合わせることもできる。
・第1〜第3実施形態の電動式ドリルドライバー1における制御部35は、低電位側しきい値および高電圧側しきい値に基づいて検知部64が出力する検知電圧VDを判定する。ただし、制御部35は、第1〜第3実施形態に例示された内容に限られない、例えば、変形例の制御部は、電圧幅を有する判定領域に基づいて検知電圧VDを判定する。制御部は、ノイズ等による誤動作を抑制することができる。
・第1〜第3実施形態の電動式ドリルドライバー1における変速ユニット40は、HギアおよびLギアの2段階の減速比を有する。ただし、変速ユニット40は、第1〜第3実施形態に例示された内容に限られない、例えば、変形例の変速ユニットは、3段階または4段階以上の変速段数を有する。制御部は、複数の判定しきい値に基づいて減速比の切替わりを判定する。
・第1〜第3実施形態の電動式ドリルドライバー1における変速用アクチュエータ60は、変速用モータ61が回転力を出力し、出力歯車63を回転させて切替駆動力を出力する。だし、変速用アクチュエータ60は、第1〜第3実施形態に例示された内容に限られない、例えば、変速用アクチュエータは、直動型変速用モータが直動力を切替駆動力として出力する。検知部は、直動力を検知して検知電圧を出力する。
・第1〜第3実施形態の電動式ドリルドライバー1における検知部64は、回転型の可変抵抗器100の回転子102を回転させることで回転角度を検知して、検知電圧VDを出力する。だし、検知部64は、第1〜第3実施形態に例示された内容に限られない、例えば、検知部は、スライド式の可変抵抗器をスライドさせることで直動型用モータが出力する直動力を検知して、検知電圧を出力する。
VD…検知電圧、1…電動式ドリルドライバー、21…モータ、35…制御部、60…変速用アクチュエータ、61…変速用モータ、63…出力歯車、64…検知部、80…変速部、100…可変抵抗器。

Claims (5)

  1. 駆動力を出力する電動工具であって、
    前記電動工具は、モータ、変速部、減速比切替部、検知部、および制御部を有し、
    前記減速比切替部は、切替駆動力発生部および切替駆動力出力部を有し、
    前記切替駆動力出力部は、前記切替駆動力発生部が出力する駆動力に基づいて前記変速部の減速比を切替える駆動力を出力し、
    前記検知部は、前記切替駆動力発生部の駆動状態に基づいた検知電圧を出力し、
    前記制御部は、判定しきい値を有し、前記検知部が出力する前記検知電圧と前記判定しきい値との比較結果に基づいて前記モータの回転数を制御し、前記検知部が出力する前記検知電圧に基づいて前記判定しきい値を補正する、又は、前記判定しきい値と比較する比較値としての前記検知電圧を補正する
    電動工具。
  2. 前記制御部は、前記検知部が出力する前記検知電圧の最大値および前記検知電圧の最小値の少なくとも一方に基づいて前記判定しきい値を補正する
    請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記制御部は、あらかじめ決められた前記切替駆動力発生部の駆動状態と前記検知部の出力電圧との対比情報と、前記検知電圧の最大値および前記検知電圧の最小値の少なくとも一方とに基づいて前記検知部の前記検知電圧を補正する
    請求項1に記載の電動工具。
  4. 前記制御部は、前記検知部が出力する前記検知電圧の最大値、前記検知電圧の最小値、および前記検知電圧の最大値と前記検知電圧の最小値との比較結果に基づいて前記判定しきい値を補正する
    請求項1に記載の電動工具。
  5. 前記減速比切替部は、前記切替駆動力発生部として切替駆動モータを有し、
    前記検知部は、前記切替駆動モータの回転に基づいて抵抗が変化する可変抵抗器を有する
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の電動工具。
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