JP6089205B2 - 発電システム - Google Patents

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Description

本発明は、2つ以上の分散型発電装置が併設して商用電源に接続される発電システムに関するものである。
従来、この種の発電システムは、例えば図4に示す構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
以下に、特許文献1に示されている発電システムについて説明する。
図4は、従来の発電システムのブロック図である。
図4に示すように、発電システムは、発電ユニット2と、交流電源装置10と、第1センサ12と、第2センサ21とを備えて構成されている。
発電ユニット2は、ガスエンジンによって駆動される発電機4と、発電機4の発電出力を交流電力に変換するインバータ5と、発電ユニット2の運転ならびに出力制御を行なう出力制御部7を備えて構成される。
交流電源装置10は、単相3線式正弦波出力の無停電電源装置11と、無停電電源装置11の出力ラインに設けられた無停電電源装置11の出力電力を検出するための第1センサ12と、3個のスイッチSW1〜SW3と、1つの電力入力端子Ipと、3つの電力出力端子Op1〜Op3と、1つの信号入力端子Isと、および1つの出力端子Osとを備えて構成されている。
第1センサ12は、無停電電源装置11の出力ライン(単相3線式)の2本の電圧線に対し、夫々電流トランスを1個ずつ設けて構成されている。よって、第1センサ12は、無停電電源装置11の出力電流値、つまり、無停電電源装置11より下流側にある負荷の全消費電流を検出する。
第2センサ21は、商用交流電源PSの第1分電盤22に入力する入力ライン上に設けられており、商用交流電源PSの入力ライン(単相3線式)の2本の電圧線に対して、夫々電流トランスを1個ずつ設けて構成されている。よって、第2センサ21は、商用交流電源PSの入力電流値、つまり、第2センサ21より下流側にある負荷の全消費電流を検出する。
第2センサ21の検出出力は、交流電源装置10の信号入力端子Isに接続される。また、交流電源装置10の信号出力端子Osと発電ユニット2の出力制御部7が接続され、第1センサ12または第2センサ21の何れか一方の検出信号がスイッチSW3によって選択され、信号出力端子Osを経由して、出力制御部7に入力される。
以上のように構成された発電システムは、商用交流電源PSが正常時には、第2センサ21の検出信号が出力制御部7に入力され、出力制御部7は同時に発電ユニット2の出力ラインにかかる電圧つまり商用交流電源PSの電圧値を測定し、第2センサ21の検出信号から得られる商用交流電源PSの電流値から電力を計算し、商用交流電源PS側への逆潮流とならないように発電ユニット2の出力制御を行う。
商用交流電源PSが停電時は、第1センサ12の検出信号が出力制御部7に入力され、出力制御部7は同時に発電ユニット2の出力ラインにかかる電圧つまり無停電電源装置11の電圧値を測定し、第1センサ12の検出信号から得られる無停電電源装置11の電流値から電力を計算し、無停電電源装置11側への逆潮流とならないように発電ユニット2の出力制御を行う。
特開2004―242458号公報
しかしながら、前記従来の構成では、商用交流電源PSの状態において、第1センサ12、または第2センサ21のいずれか一方の検出信号が発電ユニット2の出力制御部7に入力されると同時に、他方のセンサの検出信号は非入力状態となる。つまり、非入力状態の電流センサは、電流トランスの2次側が開放状態となるため、1次電流が流れると2次電流を流そうとして2次側に高電圧が発生し、電流センサが破損してしまうという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、電流センサの検出信号が非入力状態においても電流トランスの2次側が開放状態とならないように負荷抵抗を接続する構成とすることで、電流トランスの1次側に電流が流れても2次側に高電圧が発生することがないため、電流センサの破損を防ぐことができる発電システムを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の発電システムは、交流出力が可能な交流電源装置と、商用電源の正常時においては商用電源と連系し、前記商用電源の停電時においては前記交流電源装置と連系して、交流電力を出力する発電装置と、前記商用電源と前記発電装置との間の電線に流れる電流を検出する第1電流センサと、前記交流電源装置と前記発電装置との間の電線に流れる電流を検出する第2電流センサと、前記商用電源の正常時においては前記第1電流センサの検出信号を前記発電装置へ入力し、前記商用電源の停電時においては前記第2電流センサの検出信号を前記発電装置へ入力するよう切り替えを行う電流センサ切替器と、前記第1センサの検出信号の両端、または、前記第2センサの検出信号の両端のいずれか一方に選択的に接続される負荷抵抗と、前記商用電源の正常時
においては前記第2センサの検出信号の両端に前記負荷抵抗を接続し、前記商用電源の停電時においては前記第1センサの検出信号の両端に前記負荷抵抗を接続するように切り替えを行なうスイッチを備えたものである。
これによって、電流センサの検出信号が非入力状態においても電流トランスの2次側が開放状態とならないように負荷抵抗を接続する構成とすることで、電流トランスの1次側に電流が流れても2次側に高電圧が発生することがないため、電流センサの破損を防ぐことができる。
本発明の発電システムは、電流センサの検出信号が非入力状態においても電流トランスの2次側が開放状態とならないように負荷抵抗を接続する構成とすることで、電流トランスの1次側に電流が流れても2次側に高電圧が発生することがないため、電流センサの破損を防ぐことができる。
本発明の実施の形態1における発電システムのブロック図 同実施の形態における電流、電力検出の詳細図と周辺図 本発明の実施の形態2における発電システムのブロック図 従来の発電システムのブロック図
第1の発明は、交流出力が可能な交流電源装置と、商用電源の正常時においては商用電源と連系し、前記商用電源の停電時においては前記交流電源装置と連系して、交流電力を出力する発電装置と、前記商用電源と前記発電装置との間の電線に流れる電流を検出する第1電流センサと、前記交流電源装置と前記発電装置との間の電線に流れる電流を検出する第2電流センサと、前記商用電源の正常時においては前記第1電流センサの検出信号を前記発電装置へ入力し、前記商用電源の停電時においては前記第2電流センサの検出信号を前記発電装置へ入力するよう切り替えを行う電流センサ切替器と、前記第1センサの検出信号の両端、または、前記第2センサの検出信号の両端のいずれか一方に選択的に接続される負荷抵抗と、前記商用電源の正常時においては前記第2センサの検出信号の両端に前記負荷抵抗を接続し、前記商用電源の停電時においては前記第1センサの検出信号の両端に前記負荷抵抗を接続するように切り替えを行なうスイッチを備えた構成とする。これにより、電流センサの検出信号が非入力状態においても電流トランスの2次側が開放状態とならないように負荷抵抗を接続する構成とすることで、電流トランスの1次側に電流が流れても2次側に高電圧が発生することがないため、電流センサの破損を防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるのもではない。
(実施の形態1)
以下に、本発明の実施の形態1における発電システムについて、詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における発電システムのブロック図である。また、図2は、同実施の形態における電流、電力検出の詳細図と周辺図である。
図1には、商用電源101と、交流電源装置102と、発電装置103と、第1分電盤109と、第2分電盤112と、第1電流センサ104と、第2電流センサ105と、商用電源接続器106と、電源切替器107と、電流センサ切替器108とを図示している。
ここで、商用電源101は、単相三線式の交流電源である。
第1分電盤109は、商用電源101と、商用電源接続器106、電源切替器107を介して発電装置103とが接続されている。また、商用電源101と発電装置103が供給する電力を消費する、一般家庭内で使用されるテレビ、エアコンなどの負荷110が接続されている。ここで、商用電源接続器106は、商用電源101の状態に応じて、商用電源101と発電装置103の電源ラインを接続/切断するものである。また、電源切替器107は、商用電源101の状態に応じて発電装置103を、商用電源101、交流電源装置102のいずれか一方に接続切替するものである。
第2分電盤112は、電源切替器107を介して商用電源101または交流電源装置102と、発電装置103とが接続される。また、商用電源101、または交流電源装置102、発電装置103が供給する電力を消費する、一般家庭内で使用されるテレビ、エアコンなどの負荷111が接続されている。
第1電流センサ104はクランプ式電流センサであり、商用電源101が第1分電盤109に入力する入力ライン上に設けられており、商用電源101の入力ライン(単相3線式)の2本の電圧線に対して、夫々電流トランスを1個ずつ設けて構成されている。よって、第1電流センサ104は、商用電源101の電流値、つまり、第1電流センサ104より下流側にある負荷の全消費電流を検出する。
第2電流センサ105はクランプ式電流センサであり、交流電源装置102の出力ライン(単相3線式)の2本の電圧線に対し、夫々電流トランスを1個ずつ設けて構成されている。よって、第2電流センサ105は、交流電源装置102の電流値、つまり、交流電源装置102より下流側にある負荷の全消費電流を検出する。
電流センサ切替器108は、商用電源101が正常時には第1電流センサ104の検出信号が、商用電源101が停電時には第2電流センサ105の検出信号が発電装置103の出力制御器116に入力されるように切り替えるものである。
発電装置103は、発電器114と、電力変換器115と、出力制御器116とから少なくとも構成される。
ここで、発電器114は、燃料電池などで構成され直流電力を生成する。
電力変換器115は、絶縁トランスを含む構成を有し、発電器114が生成する直流電圧を変圧した後、負荷110、111で消費可能な交流へ変換する。
出力制御器116は、電流センサ切替器108を介して接続される第1電流センサ104、または第2電流センサ105からの電流値と、図示しない電圧センサからの電圧値より電力を演算すると共に、発電器114や、電力変換器115の出力を制御する。出力制御器116は、演算処理機能を備えるものであればよい。出力制御器116として、マイクロコントローラ、CPU、MPU、論理回路、PLC(Programmable Logic Controller)等が例示される。
図2には、第1電流センサ104と、第2電流センサ105と、電流センサ切替器108と、発電装置103の出力制御器116と、負荷抵抗117とを備えている。
ここで、負荷抵抗117は、第1電流センサ104、第2電流センサ105において、電流センサ切替器108より電流トランス側の検出信号の両端に接続される。
以上のように構成された発電システムの動作および作用について、図1、2を用いて説明する。
まず、図2を用いて具体的に発電装置103の出力制御器116による電力演算について説明する。
発電装置103の出力制御部116は、電圧センサ116cにて商用電源101、または交流電源装置102が生成する交流電圧を分圧することで電圧値を検出すると共に、第1電流センサ104、または第2電流センサ105からの検出信号をもとに、各々の電線上に電流が流れた際に電流トランスの2次側に発生する2次電流と負荷抵抗116aと負荷抵抗117の合成抵抗によって決まる電圧をもとに電流値を検出する。
そして、検出する電圧値と、電流値を乗算器116dにて積算し、ゼロ以上の正の交流信号とした後、フィルタ回路116eにて直流信号とする。この直流信号を信号増幅回路
116fにて増幅し、デジタルアイソレーションアンプ116gによって制御部116iのA/D入力ポートに入力可能な絶縁増幅された直流信号とする。さらに、信号増幅回路116hにて増幅し、制御部116iのA/D入力ポートに入力する。これらの構成により出力制御器116は、電力を演算する。
次に図1、2を用いて、発電システムの動作を説明する。
商用電源101が通常時、交流電源装置102は、商用電源接続器106をON、電源切替器107により商用電源101と発電装置103とを接続する。また、電流センサ切替器108により発電装置103の出力制御器116が第1分電盤109の入力電力を計測できるようにするため、第1電流センサ104の検出信号を発電装置103に入力されるようにし、第2電流センサ105の検出信号を非入力状態とする。
発電装置103の出力制御器116は、第1電流センサ104の電流値をもとに電力需要を算出し、所定の単位時間で発電装置103の運転を計画する。この所定の単位時間とは、例えば1日単位から週単位といった長い期間でもよい。一例として、1日単位で使用者の家庭における電力需要のデータを収集し、最も需要が大きい時間帯を見計らって運転が行われるように運転開始時刻と終了時刻を算出する。そして、運転計画に基づき、商用電源101からの電力供給により起動し、発電後は、電力需要に応じて出力電力を変化させると共に、商用電源101へ逆潮流しないように出力制御する。
このとき、第2電流センサ105の検出信号は、発電装置103の出力制御器116に入力されない、非入力状態となる。このような状態において、例えば、施工者が誤って交流電源装置102の出力電力が検出可能な電源切替器107において発電装置103側に第2電流センサをクランプした場合、負荷111の動作状況によって第2電流センサ105がクランプしている電線上において1次電流が流れ、電流トランスの2次側に2次電流が発生する。しかし、検出信号の両端に負荷抵抗117が接続されているため、電流トランスの2次側に高電圧が発生しない。
次に商用電源101が停電時について説明する。
交流電源装置102は商用電源101の停電を検知すると、商用電源接続器107をOFFすることで商用電源101と発電装置103と切り離すと共に、電源切替器107により交流電源装置102と発電装置103を接続する。また、電流センサ切替器108により発電装置103の出力制御器116が交流電源装置102の出力電力を計測できるようにするため、第2電流センサ105の検出信号を発電装置103に入力されるようにし、第1電流センサ104の検出信号を非入力状態とする。そして、発電装置103の出力制御器116は、交流電源装置102からの電力供給により起動し、発電後は、交流電源装置102へ逆潮流しないように出力制御する。
このとき、第1電流センサ104の検出信号は、発電装置103の出力制御器116に入力されない、非入力状態となる。このような状態において、例えば、商用電源101が正常となり、第1分電盤109の負荷110に電力供給を開始すると場合、負荷111の動作状況によって第1電流センサ104がクランプしている電線上において1次電流が流れ、電流トランスの2次側に2次電流が発生する。しかし、検出信号の両端に負荷抵抗117が接続されているため、電流トランスの2次側に高電圧が発生しない。
なお、本実施の形態では、商用電源101と交流電源装置102の2つの交流電源を用いたが、商用電源101の代わりに交流電源装置を用いてもかまわない。
また、本実施の形態では、2つ交流電源と、それぞれの入出力電力を計測する2つの電流センサを用いる構成としたが、3つ以上の交流電源と、それぞれの入出力電力を計測する3つの電流センサを用いる構成としてもかまわない。
また、本実施の形態では、電流センサ切替器108において、第1電流センサ104、第2電流センサ105のいずれかが発電装置103に入力される構成としたが、発電装置103と第1電流センサ104の間、発電装置103と第2電流センサ105の間にスイッチを備える構成とし、スイッチを制御することで第1電流センサ104、第2電流センサ105のいずれかを発電装置103に入力するようにしてもかまわない。このとき、同時に入力状態とならないようにするために、両スイッチ共にOFFする期間を設けてもかまわない。
このとき、発電装置103に対して第1電流センサ104、第2電流センサ105同時に入力されないようにするため、両スイッチ共にOFFする期間を設けてもかまわない。
また、本実施の形態では、スイッチ118において、負荷抵抗117と、第1電流センサ104、第2電流センサ105のいずれかが接続される構成としたが、第1電流センサと負荷抵抗、第2電流センサ105と負荷抵抗の各々が接続される構成としてもかまわない。
以上のように、本実施の形態においては、第1電流センサ104、第2電流センサ105の検出信号が非入力状態においても電流トランスの2次側が開放状態とならないように負荷抵抗を接続する構成とすることで、電流トランスの1次側に電流が流れても2次側に高電圧が発生することがないため、電流センサの破損を防ぐことができる。
(実施の形態2)
以下に、本発明の実施の形態2における発電システムについて、詳細に説明する。
図3は、本実施の形態における電流、電力検出の詳細図と周辺図である。
ここで、図3は、図2とは、第1電流センサ104、または第2電流センサ105のいずれかに検出信号の両端に負荷抵抗117を接続するスイッチを備えていることが異なる。なお、図3において図2と同様の構成要素については同じ符号を付け、説明を省略する。
以下に、本実施の形態の発電システムの動作および作用について、図1、3を用いて説明する。ここで、交流電源装置102、発電装置103、商用電源接続器106、電源切替器107、電流センサ切替器108の動作については本実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
商用電源101が正常時、交流電源装置102は、スイッチ118により第2電流センサ105の検出信号の両端に負荷抵抗117が接続されるようにする。
第2電流センサ105の検出信号は、発電装置103の出力制御器116に入力されない、非入力状態において、例えば、施工者が誤って交流電源装置102の出力電力が検出可能な電源切替器107において発電装置103側に第2電流センサをクランプした場合、負荷111の動作状況によって第2電流センサ105がクランプしている電線上において1次電流が流れ、電流トランスの2次側に2次電流が発生する。しかし、検出信号の両端に負荷抵抗117が接続されているため、電流トランスの2次側に高電圧が発生しない。
一方、第1電流センサ104の検出信号は、スイッチ118により負荷抵抗117が接続されないため、発電装置103の出力制御器116は、電線上に電流が流れた際に電流トランスの2次側に発生する2次電流と負荷抵抗116aによって決まる電圧をもとに電流値を検出することになる。つまり、電力演算において、負荷抵抗117の抵抗値については考慮する必要がない。
次に、商用電源101が停電時の動作について説明する。
交流電源装置102は商用電源101の停電を検知すると、スイッチ118により第1電流センサ104の検出信号の両端に負荷抵抗117が接続されるようにする。
第1電流センサ104の検出信号は、発電装置103の出力制御器116に入力されない、非入力状態において、例えば、商用電源101が正常となり、第1分電盤109の負荷110に電力供給を開始すると場合、負荷111の動作状況によって第1電流センサ104がクランプしている電線上において1次電流が流れ、電流トランスの2次側に2次電流が発生する。しかし、検出信号の両端に負荷抵抗117が接続されているため、電流トランスの2次側に高電圧が発生しない。
一方、第2電流センサ105の検出信号は、スイッチ118により負荷抵抗117が接続されないため、発電装置103の出力制御器116は、電線上に電流が流れた際に電流トランスの2次側に発生する2次電流と負荷抵抗116aによって決まる電圧をもとに電流値を検出することになる。つまり、電力演算において、負荷抵抗117の抵抗値については考慮する必要がない。
なお、本実施の形態では、スイッチ118において、第1電流センサ104、第2電流センサ105のいずれかが負荷抵抗117に接続される構成としたが、第1電流センサ104と電流センサ切替器108の間、第2電流センサ105と電流センサ切替器108の間にスイッチを備える構成とし、スイッチを制御することで第1電流センサ104、第2電流センサ105のいずれかを負荷抵抗117に接続するようにしてもかまわない。このとき、負荷抵抗117に対して第1電流センサ104、第2電流センサ105同時に接続されないようにするため、両スイッチ共にOFFする期間を設けてもかまわない。
以上のように、本実施の形態においては、出力制御器116は、第1電流センサ104、第2電流センサ105からの情報をもとに電力演算する際に負荷抵抗117を考慮する必要がなく、電流センサの変更による負荷抵抗の変更や、発電装置における電力演算の変更に対して容易に対応することができる。
以上のように、本発明にかかる発電システムは、電流センサの検出信号が非入力状態においても電流トランスの2次側が開放状態とならないように負荷抵抗を接続する構成とすることで、電流トランスの1次側に電流が流れても2次側に高電圧が発生することがなく、電流センサの破損を防ぐことができるため、燃料電池発電装置、太陽光発電装置、風力発電装置、太陽熱発電装置、ガスエンジンなどの発電システム等の用途にも適用することができる。
101 商用電源
102 交流電源装置
103 発電装置
104 第1電流センサ
105 第2電流センサ
108 電流センサ切替器
117 負荷抵抗
118 スイッチ

Claims (1)

  1. 交流出力が可能な交流電源装置と、
    商用電源の正常時においては商用電源と連系し、前記商用電源の停電時においては前記交流電源装置と連系して、交流電力を出力する発電装置と、
    前記商用電源と前記発電装置との間の電線に流れる電流を検出する第1電流センサと、
    前記交流電源装置と前記発電装置との間の電線に流れる電流を検出する第2電流センサと、
    前記商用電源の正常時においては前記第1電流センサの検出信号を前記発電装置へ入力し、前記商用電源の停電時においては前記第2電流センサの検出信号を前記発電装置へ入力するよう切り替えを行う電流センサ切替器と、
    前記第1センサの検出信号の両端、または、前記第2センサの検出信号の両端のいずれか一方に選択的に接続される負荷抵抗と、
    前記商用電源の正常時においては前記第2センサの検出信号の両端に前記負荷抵抗を接続し、前記商用電源の停電時においては前記第1センサの検出信号の両端に前記負荷抵抗を接続するように切り替えを行なうスイッチを備えた発電システム。
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