JP2013258794A - 分散型発電装置、及び、該分散型発電装置の運転方法 - Google Patents

分散型発電装置、及び、該分散型発電装置の運転方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電力計測器の基準値ずれの誤検出を防止することができる分散型発電装置を提供することを目的とする。
【解決手段】受電点103に電力が流れるように制御する制御器111と、受電点103の電力を計測する電力計測器とを備え、制御器111は、受電点103に電力を流したときに電力計測器110が計測する電力値が所定範囲以内の場合、電力計測器110の基準値を検出し、前記電力計測器が計測する電力値と基準値との差より電力値を算出し、所定範囲より大きい場合、異常判定、報知、運転停止及び運転禁止のうちの少なくとも1つの処理を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力系統と連系して、電力系統および家庭内負荷の少なくとも一方へ交流電力を供給する分散型発電装置、および分散型発電装置の運転方法に関するものである。
従来、この種の分散型発電装置は、例えば図5に示す構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
以下に、特許文献1に示されている分散型発電装置について説明する。
図7は、従来の分散型発電装置のブロック図である。
図7に示すように、電力系統1は、受電点2、電力計測器3、家庭用分電盤11を介して負荷9に接続され、電力系統1から受電点2に受電電力P1が供給され、家庭用分電盤11内のサービスブレーカ12、漏電ブレーカ13、さらに分岐ブレーカ14b、14c、14dを介して負荷9に電力が供給される。
発電装置4は、燃料電池を備えた発電部5、インバータ6、制御装置7および補機10を備え、インバータ6は発電部5で発電された電力を調整し、出力電力P2として、家庭用分電盤11内の分岐ブレーカ14a〜14dを介して負荷9に出力するものである。制御装置7は、電力計測器3から計測信号S1を受け取り、これに基づいて制御信号S4によるインバータ6の出力動作、制御信号S3による負荷9の駆動、補機10の駆動等をそれぞれ制御する。補機10は、インバータ6からの出力電力P3により駆動され、制御装置7の制御信号S2により制御される。
また、負荷9で消費される電力を把握するために電力計測器3を受電点2またはその近傍に配置し、受電電力P1および発電電力P2をそれぞれ計測するようにしている。
ここで、発電装置4が運転中の場合、電力計測器3から送られてくる計測信号S1に基づいて受電点2の電力が一定期間の間に変化しない場合は、電力計測器3が断線等により故障しているものと判断し、発電部5および補機10に停止信号を送り、発電装置4の運転を停止させる。またインバータ6の出力を変化させたり、インバータ6を短時間ゲートブロックしたり、補機10の出力を変化させたり、負荷9を変化させたりした場合、電力計測器3から送られてくる計測信号S1に基づく受電点2の電力が、前述のように変化させる前後の一定期の間に変化しない場合も、同様の判断をして発電装置4の運転を停止させる。
特開2009−79935号公報
しかしながら、従来の構成では、断線等による電力計測器の故障を検出することはできるが、電力計測器の経年変化や温度ドリフトなどにより発生する電力計測器の零点などの基準値とのずれは検出できない。
具体的な電力計測器の基準値ずれを検出する方法としては、受電点において電力が流れていないときに検出する方法があるが、すべての負荷を制御できなければならないことや、装置自体が電力を消費することから実施するのは困難である。別の方法としては、作業者が電力計測器を取り外し、基準値ずれを検出する方法がある。しかし、作業ミスにより電力計測器が取外されてない場合、電力計測器の基準値ずれを誤検出してしまうという課題を有していた。
本発明は、従来の課題を解決するもので、電力計測器が電力計測する電線に電力を流し、電力計測器が電線上にないことを確認した後、電力計測器の基準値を検出することで、基準値ずれの誤検出を防止することができる分散型発電装置を提供することを目的とする。
従来の課題を解決するために、本発明の分散型発電装置は発電器を備え、電力系統と連系する分散型発電装置であって、電力系統と分散型発電装置との間の電線に電力が流れるように制御する制御器と、電線に流れる電力を計測する電力計測器と、を備え、制御器は、電線に電力を流したときに電力計測器の計測電力値が所定範囲以内の場合、計測電力値を電力計測器の基準値とし、電力計測器の計測電力値と基準値との差より電力値を算出し、電線に電力を流したときに電力計測器の計測電力値が所定範囲より大きい場合、異常判定、報知、運転停止及び運転禁止のうちの少なくとも1つの処理を行うものである。
これによって、電力計測器が電力計測する電線に電力を流し、電力計測器が電線上にないことを確認した後、電力計測器の基準値を検出することで、基準値ずれの誤検出を防止することができる。
本発明の分散型発電装置は、電力計測器が電力計測する電線に電力を流し、電力計測器が電線上にないことを確認した後、電力計測器の基準値を検出することで、基準値ずれの誤検出を防止することができる。さらに、基準値を正常に検出できるため、正確な電力計測ができる。
本発明の実施の形態1における分散型発電装置のブロック図 同実施の形態における電力計測器の基準値検出の流れを示すフローチャート 同実施の形態における電力計測器の詳細図と周辺図 同実施の形態における電力算出の流れを示すフローチャート 本発明の実施の形態2における分散型発電装置のブロック図 同実施の形態における電力計測器の基準値検出の流れを示すフローチャート 従来の分散型発電装置のブロック図
第1の発明は、発電器を備え、電力系統と連系する分散型発電装置であって、電力系統と分散型発電装置との間の電線に電力が流れるように制御する制御器と、電線に流れる電力を計測する電力計測器と、を備え制御器は、電線に電力を流したときに電力計測器の計測電力値が所定範囲以内の場合、計測電力値を電力計測器の基準値とし、電力計測器の計測電力値と基準値との差より電力値を算出し、電線に電力を流したときに電力計測器の計測電力値が所定範囲より大きい場合、異常判定、報知、運転停止及び運転禁止のうちの少なくとも1つの処理を行う。これにより、電力計測器の基準値ずれの誤検出を防止することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、制御器は、電力計測器が計測動作を停止するよう制御し、かつ、電線に電力が流れるよう制御する。これにより、自動で電線を流れる電力を電力計測器が計測できないようにすることができ、電力計測器の基準値ずれの誤検出を防止することができる。
第3の発明は、特に、第1又は2のいずれか1つの発明において、制御器は、電力系統から電力供給される負荷を制御する、及び、発電器の出力を変動させるうち少なくとも1つを行うことで電線に電力が流れるよう制御する。これにより、電力系統および分散型発電装置の出力を消費する負荷の消費電力に関わらず、電線に電力を流すことができる。
第4の発明は、発電器を備え、電力系統と連系する分散型発電装置の運転方法であって、電力系統と分散型発電装置との間の電線に流れる電力を計測する電力計測ステップと、電線に電力を流すステップと、電線に電力を流したときに計測する電力が所定範囲以内の場合、計測電力値を基準値とする基準値検出ステップと、計測電力値と基準値との差を算出する電力算出ステップと、電線に電力を流したときに計測する電力が所定範囲より大きい場合、異常判定、報知、運転停止及び運転禁止のうちの少なくとも1つを行う判定ステップと、を備える。これにより、電力計測器の基準値ずれの誤検出を防止することができる。
第5の発明は、特に、第4の発明において、電線に電力を流すステップは、電力計測器が計測動作を停止するよう制御し、かつ、電線に電力を流す。これにより、自動で電線を流れる電力を電力計測器が計測できないようにすることができ、電力計測器の基準値ずれの誤検出を防止することができる。
第6の発明は、特に、第4又は5のいずれか1つの発明において、電線に電力を流すステップは、電力系統から負荷に電力を供給する、及び、発電器の出力を変動させるうち少なくとも1つを行うことで電線に電力を流す。これにより、電力系統および分散型発電装置の出力を消費する負荷の消費電力に関わらず、電線に電力を流すことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるのもではない。
(実施の形態1)
以下に、本発明の実施の形態1における分散型発電装置について、詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における分散型発電装置のブロック図である。図2は、同実施の形態における電力計測器の基準値検出の流れを示すフローチャートである。図3は、同実施の形態における電力計測器の詳細図と周辺図である。図4は、同実施の形態における電力算出の流れを示すフローチャートである。
図1には、商用電源でもある電力系統101と、分散型発電装置102と、電力負荷104を図示している。ここで、電力系統101は、単相三線式の交流電源である。電力負荷104は、一般家庭で使用されるテレビ、エアコン等などで、電力系統101または分散型発電装置102から供給される交流電力を消費する機器である。
なお、以下では、電力系統101と分散型発電装置102間の電線116をU相、W相、O相と記して説明する。また、電力系統101と分散型発電装置102との間の電線116上、かつ分散型発電装置102と電力負荷104より電力系統101側で、電力系統101より電力を受電するポイントを受電点103とする。
そして、分散型発電装置102は、発電器105と、電力変換器106と、電力負荷である補機107(負荷)と、電圧センサ108と、電流センサ109と、電力計測器110と、制御器111と、記憶器112と、表示器113と、操作器114とを備えている。
ここで、発電器105は、燃料電池などで構成され直流電力を生成する。電力変換器106は、絶縁トランスを含む構成を有し、発電器105が生成する直流電圧を変圧した後、電力負荷104で消費可能な交流へ変換する。
補機107は、発電器105を駆動させるためのものであり、例えば、発電器105が燃料電池の場合、直流電力を生成するのに必要な酸素や水素を燃料電池へ供給するブロワ類や、燃料電池の温度を調整する水ポンプ、ヒータなどである。
電力計測器110は、電圧センサ108と、電流センサ109とから構成され、電圧センサ108で検出される電圧値と電流センサ109で検出される電流値の積により電力値を計測する。ここで、電圧センサ108は、U相−O相間、W相−O相間の電圧を検出する。電流センサ109は、カレントトランスなどで、電力系統101の電線に取付けられ、取付けられた位置に流れる電流の大きさおよび正負の方向を検出する(本実施の形態では、第1の電流センサ109aをU相の受電点103、第2の電流センサ109bをW相の受電点103に取付ける)。なお、電力系統101から電力負荷104に流れる電力を正とし、順潮流と呼ぶ。また、分散型発電装置102から電力系統101に流れる電力を負とし、逆潮流と呼ぶ。
制御器111は、補機107を駆動することで発電器105の出力制御や、電力変換器106の出力制御をする。また、電流センサ109が電線から取り外されている場合、つまり電力計測器110への電流値の入力がゼロの場合に電力計測器110の零点である基準値を検出し、以後、電力計測器110が計測する電力値と基準値と差を電力値とする。ここで、制御器111は、演算処理機能を備えるものであればよい。制御器111として、マイクロコントローラ、CPU、MPU、論理回路、PLC(Programmable Logic Controller)等が例示される。制御器111は、電力計測器110が含まれていてもよい。この場合、制御器111は、集中制御する単独の制御装置であってもよいし、分散制御する複数の制御装置であってもよい。例えば、制御器111と電力計測器110が、単独の制御装置に格納されたプログラムによって実現されてもよい。
記憶器112は、EEPROM等の不揮発性メモリで構成され、制御器111が検出する電力計測器110の基準値を記憶する。
操作器114は、タクトスイッチやメンブレンスイッチなどで構成され、作業者が所定の操作するものである。
表示器113は、LCDや7セグメントなどで構成され、装置の状態表示や異常表示、記憶器112において記憶された電力計測器110の基準値、およびその基準値に対応する電力値を表示するものである。
以上のように構成された分散型発電装置の動作および作用について、図1〜4を用いて説明する。
まず、図3を用いて具体的な電力計測器110の動作について説明する。
電力計測器110は、電圧センサ108からの電圧値と電流センサ109から信号増幅回路を経た電圧値をもとに、電力計測器110にある乗算器110aにおいて積算し、ゼロ以上の正の交流信号とした後、フィルタ回路110bにて直流信号とする。この直流信号を信号増幅回路110cにて増幅し、デジタルアイソレーションアンプ110dによって制御器111のA/D入力ポートに入力可能な絶縁増幅された直流信号とする。さらに、信号増幅回路110eにて増幅し、制御器111のA/D入力ポートに入力する。
以上のような各回路においては、経年変化や温度ドリフトなどにより出力の零点である基準値ずれが発生する。つまり、電流センサが検出する電力値が0[A]、または電圧センサが検出する電圧値が0[V]にも関わらず、電力計測器110が計測する電力値が0[W]とならないことがある。しがって、電力計測器110の電力値と基準値の差より電力値を算出する必要がある。
次に、図1、2を用いて電力計測器110の基準値検出の流れについて説明する。
電力計測器110の基準値の検出は、分散型発電装置102の施工時やメンテナンス時に作業者の作業過程により実施する。具体的には、作業者は、電流センサ109を電線から取外す(電力を流すステップ、STEP101)。これにより、電流センサ109から電力計測器110への入力信号をゼロ、つまり0[A]となる。次に、操作器114を操作することで、制御器111に対して電力計測器110の基準値検出を要求する(STEP102)。
ここで、本実施の形態では、作業者が電流センサ109を電線から取外すとしたが、分散型発電装置102に電流センサ109の信号線の取付け口を設け、取付け口にて信号線を取外すとしてもかまわない。またこのとき、取付け口において電流センサ109の信号線の取付け状態を検出する状態検出器を備え、状態検出器が電流センサ109の信号線が取外されたと判断すると自動的に制御器111に対して電力計測器110の基準値検出を要求するようにしてもかまわない。
制御器111は、操作器114より電力計測器110の基準値検出の要求を受信すると、基準値検出を開始する。具体的には、まず、補機107を駆動する。補機107の駆動においては、例えば、補機107の消費電力が、電力計測器110の基準値ずれの最大値以上となるように補機107を駆動する(電力を流すステップ、STEP103)。つまり、補機107を駆動することで、電力系統101から補機107へ電力供給されるため、電力負荷104の消費電力に関わらず、例えば、電力負荷104の消費電力が0[W]の場合においても、電流センサが取付けられていたポイントの受電点103において電力が流れることになる。なお、本実施の形態において、制御器111は補機107を駆動させることで受電点103において電力を流したが、分散型発電装置102外の電力負荷104を制御することで受電点103の電力を流してもかまない。
補機107を駆動後は、電力計測器110が計測する電力値をU相、W相ごとに取得する(STEP104)。そして、取得したU相、W相いずれかの電力値が所定範囲内か否かを判定する(判定ステップ、STEP105)。ここで所定範囲とは、駆動させる補機107の消費電力以下、かつ、電力計測器110の基準値ずれの最大値以上、例えば、補機107の消費電力が200W、電力計測器110の基準値ずれの最大値が50Wの場合、所定範囲を±100Wに設定する。なお、+100Wはプラス側の基準値ずれ、−100Wはマイナス側の基準値ずれと共に、マイナス側については、電流センサ109が確実に取外されておらず、かつ逆方向に取付けられている状態を考慮したものである。
STEP105において、U相、W相いずれの電力値も所定範囲内の場合、U相、W相
の各々の電力値を基準値とし、記憶器112に記憶すると共に(基準値検出ステップ、STEP106、107)、表示器113にて正常に基準値が検出できたことを表示する(STEP108)。一方、所定範囲より大きい場合は、異常状態と判定し、表示器113にて正常に基準値が検出できなかったことを表示する(判定ステップ、STEP109)。ここで、所定範囲より大きいということは電力計測器110が故障により基準値ずれが発生している、または電流センサ109が取り外れていないことを意味する。
最後に、作業者は、表示器113にて表示内容を確認すると基準値検出が終了したと判断し、電流センサ109を電線に取付ける(STEP110)。
次に図1、図4を用いて電力算出の流れについて説明する。
電力の算出は、センシングを行った後(STEP201、202)、算出(STEP203〜205)を行う。
具体的には、受電点103における電圧センサ108で電圧値を検出し、(STEP201)、電流センサ109で電流値を検出し、(STEP202)、各々の検出結果を電力計測器110へ入力する。電力計測器110は、検出結果をもとに受電点103における電圧センサ108のU−O相間電圧値と第1の電流センサ109aからの電流値との積からU相の電力値を算出し、電圧センサ108のW−O相間電圧値と第2の電流センサ109bからの電流値との積からW相の電力値を算出する(電力計測ステップ、STEP203)。そして、算出結果を制御器111へ入力する。制御器111は、入力された各々の電力値を予め記憶器112に記憶する基準値との差をもとに電力値を算出した後(電力算出ステップ、STEP204)、合算して電力値とする(STEP205)。ここで、電力値の算出は、入力されたU相、W相の電力値に記憶器112に記憶する各々の基準値を減算することで算出する。
なお、本実施の形態では、判定ステップ、および基準値検出ステップ、電力算出ステップにおいてU相、W相いずれの電力値も即値を用いたが、数回サンプリングを行い、その平均値を用いてもかまわない。
また、本実施の形態では、電圧センサ108と電流センサ109を個別に取付けたが、電力計測器110をユニットとして、同じ位置に取付けてもかまわない。このとき、電力計測器110の基準値検出は、電力計測器110を電線上からはずして行う。
以上のように、本実施の形態においては、電力計測器110が電力計測する受電点103に電力を流し、電力計測器110が受電点103上にないことを確認した後、電力計測器110の基準値を検出することで、基準値ずれの誤検出を防止することができる。
また、本実施の形態においては、制御器111は、電力系統101から電力供給される補機107を制御することにより、電力系統101および分散型発電装置102の出力を消費する電力負荷104の消費電力に関わらず、確実に受電点103に電力を流すことができる。
(実施の形態2)
以下に、本発明の実施の形態2における分散型発電装置について、図面を用いて説明する。
図5は、本発明の第2の実施の形態における分散型発電装置のブロック図である。図6は、同実施の形態における電力計測器の基準値検出の流れを示すフローチャートである。
ここで、図5は、図1とは、電力計測器110の計測動作を制御するために、新たにリレー、フォトカプラなどで構成され、接点をオフすることで電圧センサ108から電力計測器110への信号を遮断することができる遮断器115を備えていることが異なる。なお、図5において図1と同様の構成要素については同じ符号を付け、説明を省略する。
以下に、本実施の形態の分散型発電装置の動作および作用について、図5、6を用いて説明する。ここで、電力計測器110の電力計測、および計測した電力と基準値との差からの電力を算出する方法は実施の形態1と同様であるため説明を省略し、電力計測器110の基準値検出の流れについて説明する。
電力計測器110の基準値検出は、発電器105が発電中に制御器111が実施する。具体的には、制御器111は、図示しない電力変換器106の入力または出力にある内部負荷で発電器105の発電電力を消費させ、電力変換器106の出力を停止し、補機107を駆動する(電力を流すステップ、STEP301)。つまり、出力を停止、補機107を駆動することで、分散型発電装置102の出力電力や電力負荷104の消費電力に関わらず、例えば、分散型発電装置102の出力電力と、電力負荷104の消費電力が等しい場合や、電力負荷104の消費電力が0[W]の場合においても受電点103において電力を流すことができる。
次に、遮断器115へ信号を送って動作させることにより、電力計測器110に対する電圧センサ108の入力信号を遮断することで、電力計測器110の計測動作を停止させる(電力を流すステップ、STEP303)。つまり、電圧センサ108から電力計測器110への入力信号をゼロ、つまり0[V]とする。そして、電力計測器110が計測する電力値をU相、W相ごとに取得する(STEP304)。ここで、本実施の形態では、電圧センサ108と電力計測器110との間に遮断器115を設けたが、電流センサ109と電力計測器110との間に遮断器115を設けてもかまわない。
電力値を取得後は、取得したU相、W相いずれかの電力値が所定範囲内か否かを判定する(判定ステップ、STEP305)。ここで所定範囲とは、本実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
STEP305において、U相、W相いずれの電力値も所定範囲内の場合、U相、W相の各々の電力値を基準値とし、記憶器112に記憶する(基準値検出ステップ、STEP306、307)。そして、遮断器115へ信号を送って動作させることにより、電力計測器110に対する電圧センサ108の入力信号を接続し(STEP308)、電力変換器106の出力を開始する(STEP309)。なお、以後、記憶器112に記憶した基準値と電力計測器110の計測電力をもとに電力を算出する。一方、所定範囲より大きい場合は、異常状態と判定し、発電器105の発電を停止、運転を停止すると共に、表示器113にて異常表示し(判定ステップ、STEP310、311)、遮断器115へ信号を送って動作させることにより電力計測器110に対する電圧センサ108の入力信号を接続する(STEP312)。ここで、電力値が所定範囲より大きいということは、電力計測器110が故障している、または遮断器115が故障し、電力計測器110に対する電圧センサ108の入力信号が遮断されていないことである。
なお、本実施の形態では、電力を流すステップにおいて、電力変換器106の出力を停止し、補機107を駆動させたが、電力変換器106の出力を変動させてもかまわない。これにより、分散型発電装置102の出力電力や電力負荷104の消費電力に関わらず、例えば、分散型発電装置102の出力電力と、電力負荷104の消費電力が等しい場合おいても受電点103において電力を流すことができる。なお、判定ステップでは、例えば
、電圧センサ108の信号が遮断されていれば電力値は変動しないことから電力値の変動に基づき異常判定を行ってもかまわない。また、複数回の電力値に基づき異常判定を行ってもかまわない。
また、本実施の形態では、電力計測器110に対する電圧センサ108の入力信号を遮断することで、電力計測器110の計測動作を停止させたが、電圧センサ108、または電流センサ109、例えば図3に示す信号増幅器109a、電圧検出回路108への電源供給を遮断し、電力計測器110に対する電圧センサ108、電流センサ109の入力信号をゼロとしてもかまわない。
以上のように、本実施の形態においては、自動で電線を流れる電力を電力計測器110が計測できないようにすることができ、電力計測器110の基準値ずれの誤検出を防止することができる。
また、本実施の形態においては、制御器111は、電力系統101から電力供給される補機107を制御することにより、電力系統101および分散型発電装置102の出力を消費する電力負荷104の消費電力に関わらず、受電点に電力を流すことができる。
以上のように、本発明にかかる分散型発電装置は、電力計測器の基準値ずれの誤検出を防止できるため、太陽光発電装置、風力発電装置、太陽熱発電装置、ガスエンジン、燃料電池などの分散型発電装置等の用途にも適用することができる。
1 電力系統
2 受電点
3 電力計測器
9 負荷
10 補機
101 電力系統
102 分散型発電装置
103 受電点
105 発電器
107 補機
110 電力計測器
111 制御器
112 記憶器
113 表示器
114 操作器
115 遮断器
116 電線

Claims (6)

  1. 発電器を備え、電力系統と連系する分散型発電装置であって、
    前記電力系統と前記分散型発電装置との間の電線に電力が流れるように制御する制御器と、
    前記電線に流れる電力を計測する電力計測器と、
    を備え、
    前記制御器は、前記電線に電力を流したときに前記電力計測器の計測電力値が所定範囲以内の場合、前記計測電力値を前記電力計測器の基準値とし、前記電力計測器の計測電力値と基準値との差より電力値を算出し、
    前記電線に電力を流したときに前記電力計測器の計測電力値が所定範囲より大きい場合、異常判定、報知、運転停止及び運転禁止のうちの少なくとも1つの処理を行う、分散型発電装置。
  2. 前記制御器は、前記電力計測器が計測動作を停止するよう制御し、かつ、前記電線に電力が流れるよう制御する、請求項1に記載の分散型発電装置。
  3. 前記制御器は、前記電力系統から電力供給される負荷を制御する動作、及び、前記発電器の出力を変動させる動作のうちの少なくとも1つの動作を行うことで前記電線に電力が流れるよう制御する、請求項1又は2のいずれか1項に記載の分散型発電装置。
  4. 発電器を備え、電力系統と連系する分散型発電装置の運転方法であって、
    前記電力系統と前記分散型発電装置との間の電線に流れる電力を計測する電力計測ステップと、
    前記電線に電力を流すステップと、
    前記電線に電力を流したときに計測する電力が所定範囲以内の場合、前記計測電力値を基準値とする基準値検出ステップと、前記計測電力値と基準値との差を算出する電力算出ステップと、
    前記電線に電力を流したときに計測する電力が所定範囲より大きい場合、異常判定、報知、運転停止及び運転禁止のうちの少なくとも1つを行う判定ステップと、
    を備える、分散型発電装置の運転方法。
  5. 前記電線に電力を流すステップは、前記電力計測器が計測動作を停止するよう制御し、かつ、前記電線に電力を流す、請求項4に記載の分散型発電装置の運転方法。
  6. 前記電線に電力を流すステップは、前記電力系統から負荷に電力を供給する、及び、前記発電器の出力を変動させるうち少なくとも1つを行うことで前記電線に電力を流す、請求項4又は5のいずれか1項に記載の分散型発電装置の運転方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016189684A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 大阪瓦斯株式会社 分散型電源装置
JP2019058063A (ja) * 2018-12-07 2019-04-11 大阪瓦斯株式会社 分散型電源装置
JP2019103162A (ja) * 2017-11-28 2019-06-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 制御装置、電力変換システム及びプログラム

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