JP6088777B2 - 位置決め構造および給湯機 - Google Patents

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Description

本発明は、部品の取り付け位置を規制する位置決め構造およびこの構造を有する給湯機に関する。
一の部品を他の部品や本体などに取り付ける場合に、取り付ける角度や位置を正しく規制することが要請される。たとえば、給湯機の排気口に、排気の進行方向を変更するための排気アダプタを後付けする場合、この排気アダプタを所望の排気方向に対応した正しい向きに取り付けることが要請される。
従来は、このような位置決めのために、一方の部品に位置決め専用の突起を設け、他方の部品にこの突起に対応した凹部を設け、これらを嵌め合わせる、といった方法が採られる(特許文献1参照)。
特開2003−021400号公報
位置決め専用の突起を設けると、部品形状の複雑化や部品点数の増加を招いてしまう。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、位置決め専用の突起を設けることなく取り付け位置を位置決め可能な位置決め構造およびこの構造を有する給湯機を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]第1部材に第2部材をビスで取り付けて構成される第1部品を第2部品に取り付ける際の位置決め用の突起として前記ビスの頭が機能するように、前記第1部品では前記ビスの頭が前記第2部品との取り付け面に突出し、前記第2部品は前記第1部品が所望の位置関係で組み付けられたときのみ前記ビスの頭と係合する部を有し、
前記第1部品と前記第2部品のうちの一方の部品は、設置された本体に設けられており、該一方の部品の他方の部品が取り付けられる取り付け面は斜め上向きに傾斜しており、
前記ビスの頭と前記穴部を係合させて前記取り付け面に前記他方の部品を載置した場合に、前記ビスの頭と前記穴部との引っ掛かりにより前記他方の部品から手を離しても前記一方の部品の上に前記他方の部品が保持され、この状態で前記第1部品と前記第2部品がネジ止めされて固定される
ことを特徴とする位置決め構造。
上記発明では、第1部材に第2部材をビスで取り付けた第1部品を第2部品に取り付ける際の位置決め用の突起として、第1部材を第2部材に取り付けているビスの頭が利用される。
上記発明では、設置された本体側の部品(たとえば、第2部品とする)は、他方の部品(第1部品)を取り付けるための取り付け面が斜め上向きに傾斜している。これにより、位置決めの際にビスの頭を穴部に嵌めいれたとき、これらの引っ掛かりによって第2部品に第1部品が保持され、作業者は、位置決めした段階で第1部品から手を離すことができる。たとえば、一方の手でビス(ネジ)を、他方の手でドライバーを持って、第1部品を第2部品にネジ止めする、といったことが可能になり、作業性が向上する。
]前記第1部品側の取り付け面に前記ビスの頭を所定の円の円周上に該円の中心を内側に含むように少なくとも3か所に配列されるように複数突出させ、
前記第2部品側の取り付け面に、前記ビスの頭の数より多くの部を前記円と同じ直径の円の円周上に配列して設け、前記円の中心を回転中心として、第2部品に対する前記第1部品の取り付け角度を変更可能にした
ことを特徴とする[1]に記載の位置決め構造。
上記発明では、第2部品に対して第1部品を取り付ける向きを、複数の中から選択することができる。
]所望の複数の取り付け角度に対応するために必要な前記部を前記第2部品側の取り付け面の前記円周上に配列した場合に、前記所望の複数の取り付け角度以外の向きで前記複数のビスの頭と前記部とが係合して前記第1部品と前記第2部品とを組み付け可能になる場合に、前記所望の複数の取り付け角度では組み付けを阻害せず、前記所望の複数の取り付け角度以外の向きでは組み付けを阻害する障害物を設ける
ことを特徴とする[]に記載の位置決め構造。
上記発明では、所望の複数の取り付け角度での取り付けを可能にしつつ、それ以外の角度での取り付けを阻止することができる。
[4]第1部品側の取り付け面に前記ビスの頭を所定の円の円周上に配列されるように複数突出させ、
前記円の中心を回転中心として、前記第2部品に対する前記第1部品の取り付け角度を所望の複数の取り付け角度にするために必要な前記穴部を前記第2部品側の取り付け面の前記円周上に配列した結果、前記所望の複数の取り付け角度以外の向きで前記複数のビスの頭と前記穴部とが係合して前記第1部品と前記第2部品とを組み付け可能になる不要な取り付け角度が発生し、該不要な取り付け角度での前記組み付けを阻害するために所定の障害物を設けた
ことを特徴とする[1]に記載の位置決め構造。
]排気口に排気の進路を変更するための排気アダプタが取り付けられる給湯機であって、
前記排気アダプタは、[1]乃至[4]のいずれか1つに記載の位置決め構造における第1部品であり、
前記排気口側に、[1]乃至[4]のいずれか1つに記載の位置決め構造における第2部品が設けられている
ことを特徴とする給湯機。
]排気口に排気の進路を変更するための排気アダプタが取り付けられる給湯機であって、
前記排気アダプタは、[2]乃至[3]のいずれか1つに記載の位置決め構造における第1部品であって、前記排気口と連通する排気の流入口の周囲に前記ビスの頭があり、
前記排気口側に、[2]乃至[3]のいずれか1つに記載の位置決め構造における第2部品が設けられ、前記排気口を囲む円周上に前記部が配列されている
ことを特徴とする給湯機。
本発明に係る位置決め構造およびこの構造を有する給湯機によれば、位置決め専用の突起を設けることなく部品の取り付け位置を位置決めすることができる。
本発明に係わる位置決め構造の実施の形態の一例を示す図である。 取り付ける向きを複数から選択可能な第1部品と第2部品の取り付け面を示す図である。 許可する取り付け向きでは組み付けを阻害せず、禁止する取り付け向きでの組み付けを阻害する障害物(障害突起)を有する第1部品側の取り付け面を示す図である。 障害突起を有する第1部品を第2部品に各種の向きで組み合わせた状態を示す説明図である。 本発明の実施例に係る給湯機の排気アダプタの組み付け方を示す図である。 給湯機の本体にベース板を取り付けた状態を示す図である。 給湯機の本体に固定されたベース板に排気通路部を取り付けた状態を示す図である。 排気口にベース板を取り付けた状態の給湯機の本体を側方から見た様子を示す図である。 選択可能な9種類の取り付け方向を示す図である。 ベース板の正面、側面、上面を示す図である。 排気アダプタの排気通路部を示す分解斜視図である。 排気通路部の正面、側面、上面、下面および裏面を示す図である。 排気アダプタを排気出口が右向きとなる角度でベース板へ取り付ける状態を示す図である。 排気アダプタを排気出口が斜め右下向きとなる角度でベース板へ取り付ける場合に障害突起によって取り付けが阻害される様子を示す図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の位置決め構造の実施の形態の一例を示している。ここでは、第1部品10を第2部品20に取り付ける場合を例示する。同図(a)は取り付け前を、同図(b)は取り付け位置を位置決めした後を示している。
第1部品10は、第1部材11に第2部材12をビス13で取り付けて構成される。この第1部品10を、第2部品20に取り付ける際の位置決め用の突起として、ビス13の頭13aを使用する。詳細には、第1部品10ではビス13の頭13aが第2部品20との取り付け面14に突出するようにする。一方、第2部品20には、第1部品10が所望の位置関係で組み付けられたときにのみ、第1部品10側のビス13の頭13aと係合する係合部21を設ける。
たとえば、係合部21は、ビス13の頭13aが丁度嵌る穴部となっている。穴部は貫通した穴でも、凹みでもよい。このほか、係合部21は、第2部品20の縁部など、ビス13の頭13aが当接する箇所としてもよい。
係合部21をビス13の頭13aが嵌り込む穴部とする場合であって、第1部品10と第2部品20の一方が何らかの設置された装置の本体に設けられる場合には、該一方の部品の、他方の部品が取り付けられる取り付け面を、斜め上向きに傾斜させる。
図1の例では、第2部品20側の取り付け面22が斜め上向きとなっている。第2部品20に第1部品10を取り付ける際に、第2部品20の穴部21(係合部)に第1部品10のビス13の頭13aを嵌め込んだとき、第2部品20側の取り付け面22が斜め上向きに傾斜しているので、ビス13の頭13aが穴部21に引っ掛かった状態で第1部品10が第2部品20に保持される。たとえば、第1部品10と第2部品20との間にパッキンを挟んで取り付ける場合には、第2部品20の取り付け面22が斜め上向きに傾斜しているので、接合部のパッキンに斜めの力が働き、パッキンが滑り止めの役割を果たし、ビス13が丸ネジでその頭13aが曲面であっても、引っ掛かりやすくなる。その結果、組立作業者は第1部品10から手を離すことができ、たとえば、位置決めされた第1部品10を第2部品20に別途のビス(ネジ)23で固定する際に、一方の手でビス23を押さえ、他方の手でドライバーを持つことができ、ネジ止め作業を容易に行うことができる。
位置決め用の突起に利用するビス13は複数本であってもよい。複数本にすることで、部品の取り付け角度(向き)や取り付け位置をより正確に規制することができる。
次に、第2部品20に対する第1部品10の取り付け角度を各種に変更可能とする場合について説明する。
図2は、第1部品10と第2部品20の取り付け面を示している。第1部品10側の取り付け面14には、ビス13の頭13aが3箇所存在する。これら3つのビス13の頭13aは、1つの円Aの円周上に、90度、135度、135度の角度を空けて配置されている。
第2部品20側の取り付け面22には、係合部としての穴部21が8個設けられている。これら8個の穴部21は、円Aと同一直径の円周上に45度間隔で配置されている。
第1部品10側の3つのビスの頭13aがすべて第2部品20側の穴部21に入るようにして第1部品10を第2部品20に取り付ける際の取り付け方は、8通りある。図2に示す第1部品10の向きを上向きとし、第2部品20の各穴部21に1〜8の番号を図2に示すように付した場合、第1部品10側の3個のビス13の頭13aは、各向きで以下の番号の穴部21に嵌め合わされる。
左向き:8−2−5
斜め左上向き:1−3−6
上向き:2−4−7
斜め右上向き:3−5−8
右向き:4−6−1
斜め右下向き:5−7−2
下向き:6−8−3
斜め左下向き:7−1−4
ここで、斜め右下向き、下向き、斜め左下向きの3方向については取り付けを禁止し、他の向きは取り付けを許可するものとする。この場合、許可する取り付け向きにおいて1番〜8番のすべての穴部21が使用されるので、穴部21を減らして、取り付け可能な向きを制限することはできない。
そこで、図3に示すように、許可する取り付け向きでは組み付けを阻害せず、禁止する取り付け向きでは組み付けを阻害する障害物として、第1部品10側の取り付け面14に障害突起15を設ける。
図4は、障害突起15を有する第1部品10を第2部品20に各種の向きで組み合わせた状態を示している。許可する取り付け向き(上向き、斜め右上向き、右向き、斜め左上向き、左向き)では、障害突起15は第2部品20の取り付け面22に突き当たることなく、障害突起15があっても問題なく第1部品10を第2部品20に取り付けることができる。一方、禁止する取り付け向き(斜め右下向き、下向き、斜め左下向き)では、障害突起15が第2部品20の取り付け面22に衝突し、取り付けできなくなっている。
なお、図2〜図4に示すように複数の向きに取り付け可能とする場合においても、第2部品20の取り付け面22は斜め上向きに傾斜しており、図1の場合と同様に、第1部品10を第2部品20に別途のビスでネジ止めする際の作業を容易に行うことができるようになっている。
以上のように、本発明の取り付け位置決め構造によれば、位置決め用の専用の突起を設けることなく、取り付け位置を規定することができるので、部品点数の増加を招くことなく、所望の位置に部品を取り付けることができる。
次に、本発明の実施例について説明する。ここでは、前述した位置決め構造を、給湯機の排気口に後付される排気アダプタの取り付けに適用した例を説明する。
図5は、給湯機30の排気アダプタ40の組み付け方法を示している。給湯機30は、燃焼ガスを燃焼させた熱で給水を加熱して出湯する給湯機能などを備えた装置である。給湯機30の本体31は縦長の略矩形の箱形状を成しており、その前面の上部に排気口32が設けてある。排気口32は、本体13の前面より斜め上向きに数cm突出した円筒状を成している。
排気口32には、排気の進路を変更するための排気アダプタ40が、取り付け金具としてのベース板60を介して外付けされる。排気アダプタ40は、排気の通路となる排気通路部41と、排気通路部41を覆う外装カバー42とから構成される。排気アダプタ40の取り付け作業では、最初に、給湯機30の本体31に排気口32を囲むようにしてベース板60を取り付け(図6参照)、このベース板60に排気通路部41を取り付け(図7参照)、最後に外装カバー42を排気通路部41に取り付ける、という手順で行われる。
図8は、排気口32にベース板60を取り付けた状態の給湯機30の本体31を側方から見た様子を示している。図示するように、排気口32は、本体31の前面から斜め上向きに突出して設けられており、ベース板60は排気口32の終端に被せるようにして斜め上向きに取り付けられる。
排気アダプタ40は、図9に示すように、排気出口43が右、右斜め上、上、左斜め上、左など下向きにならない予め定めた複数種類(ここでは、9種類)の方向に取り付け角度を選択可能になっている。
図10は、ベース板60の正面、右側面、上面を示している。ベース板60は、略矩形の板状部材61と、この板状部材61の上部の左右両端から裏面側へ突出した脚部62を有する。脚部62の終端は、図6、図8のように、給湯機30の本体31の上部に固定される。
板状部材61には、後述する流入口51の外径より一回り大きい円の円周上を一周するようにして位置決め穴63と取り付け用のネジ穴64(雌ネジ)が交互に等角度間隔で16個ずつ配列されて開設されている。さらに、板状部材61には、位置決め穴63およびネジ穴64の配列された円の内側にこの円より小径であって中心が下方へ偏心した略円形の連通口65が開口されている。連通口65の内周下部は円弧ではなく弦の形状となっている。連通口65は排気口32と略同一サイズであり、排気口32の終端にベース板60を取り付けたとき、排気口32の上に連通口65が丁度重なるようにされている。
板状部材61の下部にはスリット状の数個の切欠き穴67が開設されている。連通口65の左右の縁部には、排気口32の端部を挟持してベース板60を排気口32に固定するためのクランプ部68が設けてある。
図11は排気アダプタ40の排気通路部41の分解斜視図、図12は排気通路部41の正面、側面、上面、下面および裏面を示す図である。排気通路部41は、断面矩形の筒状通路の一の側壁面となる平板部材45と、該筒状通路の他の三方の側壁面と長手方向の一方の端部を閉じる仕切り壁とを備えると共に他方の端部は開放されて排気出口43を形成する通路壁部材46と、排気出口43を格子状の網目で覆う出口板47とを有し、これらをビス48等で止めて合わせて構成される。
平板部材45は、長方形の平板であって、長手方向の一端側に円形の流入口51が開設されている。流入口51はベース板60の連通口65を通じて排気口32に連通され、排気口32からの排気を受け入れる。
平板部材45の裏面は、排気アダプタ40の排気通路部41をベース板60に取り付ける際の取り付け面になっている。図12に示すように、平板部材45の裏面には、ビス48の頭48aが突起して露出している。これらのうち、流入口51の周りに存在する4つのビスの頭48a´は、排気通路部41をベース板60に取り付ける際の位置決め用の突起として兼用されて、ベース板60側の位置決め穴63に嵌め合わされる。
流入口51の周囲の4本のビス48は、ベース板60側の位置決め穴63およびネジ穴64が配列された円と同一サイズの直径の円の円周上に配列されている。また、この円周上には、排気通路部41をベース板60に固定するためのビスが挿通されるネジ穴52が3箇所形成されている。これらのネジ穴52は、ベース板60側のネジ穴64に対応する位置に設けられている。
また、平板部材45の裏面には、排気アダプタ40の排気通路部41をベース板60に取り付ける際の向きを制限するための障害突起53が設けてある。障害突起53はベース板60側の切欠き穴67に嵌る形状になっており、図7に示す9種類の許容された取り付け角度では、障害突起52は、ベース板60の外側にあってベース板60に当接しないか、もしくは切欠き穴67に嵌り込むので、取り付けの障害にならない。一方、排気出口43が下向きになる取り付け角度では、障害突起53はベース板60に当接し、ベース板60への排気通路部41の取り付けを阻害するようになっている。
図13は、排気アダプタ40をその排気出口43が右向きとなる角度でベース板60へ取り付ける様子を示している。図13は、斜め下方から取り付け箇所を見上げた状態を示している。この取り付け角度では障害突起53が丁度、切欠き穴67に嵌り込む。そのため、障害突起53は取り付けの障害にならず、排気アダプタ40の排気通路部41をベース板60に取り付けることができる。
図14は、排気アダプタ40をその排気出口43が斜め右下向きとなる角度でベース板60へ取り付けようとした状態を示している。図14は、斜め下方から取り付け箇所を見上げた状態を示している。この取り付け角度では障害突起53が、切欠き穴67の無い箇所でベース板60に当接するので、排気アダプタ40のベース板60への取り付けが障害突起53によって阻害される。
以上のように、実施例に係る給湯機30では、排気アダプタ40を構成する部品同士を固定するためのビス48の頭48a´を、位置決め用の突起として利用するので、位置決め専用の突起を別途設けることなく、部品の取り付け位置を規制することができ、部品点数の増加を防ぐことができる。
また、給湯機30の本体31の前面に設けられた排気口32およびベース板60が斜め上向きになっているので、排気アダプタ40の排気通路部41をベース板60に取り付ける際に、排気通路部41側の取り付け面に露出しているビスの頭48a´をベース板60側の位置決め穴63に嵌め入れて位置決めすると、ビスの頭48a´が位置決め穴63に引っ掛かった状態で排気通路部41がベース板60に保持される。そのため、組立作業者は排気通路部41から手を離すことができるので、一方の手で固定用のビスをネジ穴52に挿入して保持し、他方の手でドライバーを持つことができ、排気通路部41の固定作業を容易に行うことができる。なお、排気通路部41のベース板60と当接する部分には図示されないパッキンがあり、このパッキンが滑り止めの役割を果たすので、ビスの頭48a´を位置決め穴63に引っ掛けた状態で排気通路部41はベース板60により安定に保持される。
以上、本発明の実施の形態および実施例を図面によって説明してきたが、具体的な構成は例示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施の形態では、第2部品20の取り付け面22を斜め上向きに傾斜させたが、第1部品10と第2部品20の位置関係を逆にし、第1部品10側の取り付け面(ビス13の頭13aが突出している面)を斜め上向きにした状態で第1部品10を設置しておき、ビス13の頭13aに第2部品20側の係合部21を嵌め合わせて位置決めして、第1部品10に第2部品20を取り付けるようにしてもよい。
実施例では、給湯機30の排気アダプタ40として、9種類の角度の中から取り付け角度を任意に選択可能な自在型を例示したが、たとえば、取り付ける向きを右方向と左方向にのみ切り替え可能な構成にされてもかまわない。
本発明の位置決め構造の適用箇所は、給湯機の排気アダプタに限定されるものではなく、各種の部品、特に、設置された装置の部品に他の部品を取り付けるような場合に好適である。
10…第1部品
11…第1部材
12…第2部材
13…ビス
13a…頭
14…取り付け面
15…障害突起
20…第2部品
21…係合部
22…取り付け面
23…ビス
30…給湯機
31…本体
32…排気口
40…排気アダプタ
41…排気通路部
42…外装カバー
43…排気出口
45…平板部材
46…通路壁部材
47…出口板
48…ビス
48a…ビスの頭
48a´…位置決め用の突起を兼ねたビスの頭
51…流入口
52…ネジ穴
53…障害突起
60…ベース板
61…板状部材
62…脚部
63…位置決め穴
64…ネジ穴
65…連通口
67…切欠き穴
68…クランプ部

Claims (6)

  1. 第1部材に第2部材をビスで取り付けて構成される第1部品を第2部品に取り付ける際の位置決め用の突起として前記ビスの頭が機能するように、前記第1部品では前記ビスの頭が前記第2部品との取り付け面に突出し、前記第2部品は前記第1部品が所望の位置関係で組み付けられたときのみ前記ビスの頭と係合する部を有し、
    前記第1部品と前記第2部品のうちの一方の部品は、設置された本体に設けられており、該一方の部品の他方の部品が取り付けられる取り付け面は斜め上向きに傾斜しており、
    前記ビスの頭と前記穴部を係合させて前記取り付け面に前記他方の部品を載置した場合に、前記ビスの頭と前記穴部との引っ掛かりにより前記他方の部品から手を離しても前記一方の部品の上に前記他方の部品が保持され、この状態で前記第1部品と前記第2部品がネジ止めされて固定される
    ことを特徴とする位置決め構造。
  2. 前記第1部品側の取り付け面に前記ビスの頭を所定の円の円周上に該円の中心を内側に含むように少なくとも3か所に突出させ、
    前記第2部品側の取り付け面に、前記ビスの頭の数より多くの部を前記円と同じ直径の円の円周上に配列して設け、前記円の中心を回転中心として、第2部品に対する前記第1部品の取り付け角度を変更可能にした
    ことを特徴とする請求項1に記載の位置決め構造。
  3. 所望の複数の取り付け角度に対応するために必要な前記部を前記第2部品側の取り付け面の前記円周上に配列した場合に、前記所望の複数の取り付け角度以外の向きで前記複数のビスの頭と前記部とが係合して前記第1部品と前記第2部品とを組み付け可能になる場合に、前記所望の複数の取り付け角度では組み付けを阻害せず、前記所望の複数の取り付け角度以外の向きでは組み付けを阻害する障害物を設ける
    ことを特徴とする請求項に記載の位置決め構造。
  4. 前記第1部品側の取り付け面に前記ビスの頭を所定の円の円周上に配列されるように複数突出させ、
    前記円の中心を回転中心として、前記第2部品に対する前記第1部品の取り付け角度を所望の複数の取り付け角度にするために必要な前記穴部を前記第2部品側の取り付け面の前記円周上に配列した結果、前記所望の複数の取り付け角度以外の向きで前記複数のビスの頭と前記穴部とが係合して前記第1部品と前記第2部品とを組み付け可能になる不要な取り付け角度が発生し、該不要な取り付け角度での前記組み付けを阻害するために所定の障害物を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の位置決め構造。
  5. 排気口に排気の進路を変更するための排気アダプタが取り付けられる給湯機であって、
    前記排気アダプタは、請求項1乃至のいずれか1つに記載の位置決め構造における第1部品であり、
    前記排気口側に、請求項1乃至のいずれか1つに記載の位置決め構造における第2部品が設けられている
    ことを特徴とする給湯機。
  6. 排気口に排気の進路を変更するための排気アダプタが取り付けられる給湯機であって、
    前記排気アダプタは、請求項2乃至4のいずれか1つに記載の位置決め構造における第1部品であって、前記排気口と連通する排気の流入口の周囲に前記ビスの頭があり、
    前記排気口側に、請求項2乃至4のいずれか1つに記載の位置決め構造における第2部品が設けられ、前記排気口を囲む円周上に前記部が配列されている
    ことを特徴とする給湯機。
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