JP6087510B2

JP6087510B2 - ケーブルおよびケーブル判別方法

Info

Publication number: JP6087510B2
Application number: JP2012063998A
Authority: JP
Inventors: 裕哉秋山
Original assignee: NEC Platforms Ltd
Current assignee: NEC Platforms Ltd
Priority date: 2012-03-21
Filing date: 2012-03-21
Publication date: 2017-03-01
Anticipated expiration: 2032-03-21
Also published as: JP2013196960A

Description

本発明は、ケーブル及び前記のケーブルを判別するためのケーブル判別方法に関する。

一般に、ＰＣ（ＰｅｒｓｏｎａｌＣｏｍｐｕｔｅｒ）とルータ、ＰＣとハブ（ＨＵＢ）などを接続し、ネットワークを構築する際にＬＡＮ（ＬｏｃａｌＡｒｅａＮｅｔｗｏｒｋ）ケーブルを使用する。ＬＡＮケーブルは、一般に、人的影響でネットワークが断線しないように、机の背後や、オフィスの壁や床下など、隠されて配線されている。多数のＰＣを使用している事務所などでは、同じ場所に多数のＬＡＮケーブルが配線されているため、任意の一本を特定することが困難になってきている。

ＬＡＮケーブルは、前述の通り、隠されて配線されているため、直接追いかけるには限界があった。

そこで、特許文献１にＬＡＮケーブルの信号線の被覆部材の内側に光ファイバを通し、光ファイバの一端から光を入射させ、他端から光を出射させることで、任意の１本を特定する方法が記載されている。

特開２００５−１６６３１７号公報

しかし、特許文献１のＬＡＮケーブルでは、図８に示すように、光ファイバ（図８の６）の両端が、ＬＡＮケーブルの両端に配置されているコネクタ（図８の１３）付近において、ＬＡＮケーブルの被覆部材の外に露出させて、光ファイバに光を入射させている。光ファイバの導光部（以下、コアと記述）は１ｍｍ以下と細く、光ファイバに光を入射させるには、光源の発光部と、光ファイバのコアと、を適正に合わせる必要がある。

このため、光ファイバに光を入射させる際には、特許文献１に特に記述はないが、可視光光源（図９の２２）との接続時に、その都度、可視光光源と接続する側の光ファイバの端部にコネクタを付けるなどの処理が必要であった。

これらを鑑み、本発明の目的は、光ファイバに光を入射させる際に、コネクタを取り付けるなどの処理が不要なＬＡＮケーブルの提供である。

本発明のケーブルは、両端にコネクタを有するケーブルにおいて、少なくとも一方の端部の、第１のコネクタにおいて、異なる２面に光の入射を兼ねる各々１つの光出射部と、もう一方の端部の、第２のコネクタにおいて、光の出射を兼ねる、光入射部と、前記光出射部と、前記光入射部と、の全てを繋ぐ１つの導光体と、を備え、前記異なる２面の一方の前記光出射部は、コネクタが接続された状態において、隠れない位置に配置されていることを特徴とする。

本発明によれば、光ファイバに光を入射させる際に、コネクタを取り付けるなどの処理が不要となる。

本実施形態を示す概略図である。コネクタ部の外形図（三面図）である。可視光光源の概略図である。図２の（ｃ）Ｙ部の拡大断面図である。本実施形態のＬＡＮケーブルの使用状態を示す概略図である。図１の（ｃ）Ｚ部の拡大図である。図１の（ｃ）Ｚ部の拡大図である。背景技術を説明する図である。背景技術を説明する図である。

本発明の第１の実施形態について、図を参照して説明する。

図１は本発明の第１の実施形態のＬＡＮケーブルの全体の概略図である。

図２は図１の左側のコネクタの外形図（三面図）である。

図２の（ａ）が正面図で、図２の（ｂ）が右側面図で、図２の（ｃ）が下面図であり、１ａ部がＬＡＮケーブルのコネクタ端子部である。

コネクタは、挿す側のコネクタをプラグと称し、挿される側のコネクタをソケットと称し、以降、説明する。

ＬＡＮケーブルは、第１のプラグ１と、第２のプラグ２と、信号線３と、で構成される。

第１のプラグ１および第２のプラグ２には、プラグを挿す際にソケットと突き当てる面（図２の（ａ））１Ａ、２Ａと、前述の突き当てる面と異なる面１Ｂ、２Ｂと、に、各々１つの入出光部４Ａ、４Ｂ、４Ｃ、４Ｄを有する。ここで、Ｘ−Ｘ線より先端側が、プラグを挿した際にソケットに隠れる部分である。前述の面１Ｂ、２Ｂは、前述の面１Ａ、２Ａと異なる面であれば、どの面でもよい。

図２に示すように、光ファイバが信号線の被覆部材の内側に配置され、プラグ付近で分岐し、正面と右側面と、の異なる２面に光ファイバの端面が露出する。光ファイバの分岐は、光ファイバカプラの技術を利用する。光ファイバカプラについては、特許３８２９６６５号などで公知であるので、説明は省略する。信号線の太さがＬＡＮケーブルの規格を満足するならば、２本の光ファイバを並べて、光ファイバの両端付近に光ファイバカプラを利用した分岐部を両端部で各々製造し、２本とも信号線の被覆部材の内側に配置してもよい。

本実施形態のＬＡＮケーブルの判別方法について、説明する。

図３は、ＬＡＮケーブルの判別に使用する可視光光源の一例である。

図３の（ａ）は、ＬＡＮケーブル判別用の可視光光源の全体を示し、可視光光源の本体１０と、プラグ２１付きの通信用光ファイバケーブル２０と、で構成される。

図３の（ｂ）はプラグ２１の先端の拡大図である。

本体１０およびプラグ２１付きの通信用光ファイバケーブル２０は市販品である。

本体１０は、例えば、三喜社製のペン型ＬＤ可視光源ファイバーチェッカー（型番Ｈｉ−ＦＯＣシリーズ）などである。

通信用光ファイバケーブル２０は、ＪＩＳＸ５１５０やＪＩＳＣ６８３０などで規定されているケーブルである。

プラグ２１は、ＪＩＳＣ５９７０などで規定されている単心光ファイバコネクタである。前述の単心光ファイバコネクタは、内部にコア２１Ｂを有するフェルール２１Ａが、機械的接合部２１Ｃよりはみ出している。

図４は、入出光部の一例を示す図であり、図２の（ｃ）Ｙ部の拡大図である。

入出光部の口元Ｌは、前述のフェルール２１Ａの先端形状に適合するような形状であることが望ましい。

図５は、ＬＡＮケーブルの両端が機器６のソケットと、機器７のソケットと、に接続されている図である。即ち、ＬＡＮケーブルが使用状態であることを示す。

第１のプラグ１の入出光部４Ｂに前述のフェルール２１Ａの先端を当てて、可視光を入射させると、第２のプラグ２の入出光部４Ｄから光が出射され、任意の第２のプラグ２を特定することができる。また、逆に、第２のプラグ２の入出光部４Ｄから光を入射させると、第１のプラグ１の入出光部４Ｂから光が出射され、任意の第１のプラグ１を特定することができる。

図６および図７は、図２の（ｃ）のＺ部の拡大図である。

図６の（ｂ）は、図６の（ａ）の矢印Ｐ方向から見た図である。

プラグの材質を透明なプラスチック樹脂とし、図６のようにプラグを挿した際にソケットの外側となる範囲の光ファイバ４の一部に、少なくとも、１つの切り欠き部４ａを設ける。

切り欠き部４ａの表面に光透過性の着色フィルムや光散乱フィルムなどを貼り付けたり、光透過性の顔料などを塗布したり、する。

切り欠き部４ａから意図的に光を漏らし、漏れた光が光透過性の着色フィルムや光散乱フィルムでプラグ内に散乱し、目視によるプラグ判別がしやすくなる。

また、図７のように、切り欠き部に相当するプラグ側に、前述の着色フィルムや光散乱フィルムなどを貼り付けたり、前述の顔料などを塗布したり、しても同様の効果が得られる。

また、プラグの素材を、光散乱材を含有する透明なプラスチック樹脂としても同様の効果が得られる。

また、これらの複合でもよい。

以上のように、ＬＡＮケーブルが使用状態において、任意のＬＡＮケーブルを特定することができる。なお、非使用状態において、判別できることは説明するまでもない。

したがって、市販の可視光光源と、市販の通信用光ファイバケーブルと、を利用して、任意のＬＡＮケーブルを特定することができるので、光ファイバにコネクタを取り付けるなどの処理が不要となる。

ここまで、ＬＡＮケーブルにおいて、説明してきたが、両端部にコネクタがついているケーブルで、かつ隠れた場所に多数の配置が想定される、例えば、両端部にコネクタがついている室内電話用のケーブルなどにも適用できる。

１、２プラグ
１Ａ、２Ａ、１Ｂ、２Ｂ面
３信号線
４光ファイバ
４Ａ、４Ｂ、４Ｃ、４Ｄ入出光部
４ａ切り欠き部
６、７機器
１０可視光光源
２０通信用光ファイバケーブル
２１プラグ（コネクタ）
２１Ａフェルール
２１Ｂコア
２１Ｃ接合部

Claims

両端にコネクタを有するケーブルにおいて、
少なくとも一方の端部の、第１のコネクタにおいて、異なる２面に光の入射を兼ねる各々１つの光出射部と、
もう一方の端部の、第２のコネクタにおいて、光の出射を兼ねる、光入射部と、
前記光出射部と、前記光入射部と、の全てを繋ぐ１つの導光体と、
を備え、
前記異なる２面の一方の前記光出射部は、コネクタが接続された状態において、隠れない位置に配置されていることを特徴とするケーブル。
前記第１のコネクタ内の光ファイバにおいて、前記光出射部とは異なる面で、かつ、コネクタが接続された状態において、隠れない位置に、切り欠き部を有する、
前記コネクタの材質が透明なプラスチック樹脂であることを特徴とする請求項１に記載のケーブル。
前記切り欠き部の表面に光透過性のある、着色フィルムや光散乱フィルムが取り付けてあることを特徴とする請求項２に記載のケーブル。
導光体と接するコネクタの内壁において、前記切り欠き部に相当する位置に、前記着色フィルムや前記光散乱フィルムが取り付けてあることを特徴とする請求項２に記載のケーブル。
前記透明なプラスチック樹脂に光散乱材が含有していることを特徴とする請求項２に記載のケーブル。
前記切り欠き部の表面に光透過性のある、着色フィルムや光散乱フィルムが取り付けてあることを特徴とする請求項５に記載のケーブル。
導光体と接するコネクタの内壁において、前記切り欠き部に相当する位置に、前記着色フィルムや前記光散乱フィルムが取り付けてあることを特徴とする請求項５に記載のケーブル。