JP6087119B2 - 自動車のステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ステアリングホイールを操舵することにより車輪の向きを変化させ、もって車両の進行方向を所望方向に向ける自動車のステアリング装置に関する。
自動車のステアリング装置は、ステアリングホイールに加えられた操舵角を、ピニオン軸とラック軸との間に設けられたラック・ピニオン機構を介して前記ラック軸の車幅方向移動に変換し、該ラック軸の両端部に接続されたタイロッドを介して車輪の向きを変化させるように構成されている。
この種の従来のステアリング装置として、ラック・ピニオン機構におけるギヤ比を、ステアリングニュートラル位置付近で可変とする領域を設け、使用頻度の高い領域での変曲点通過時の操舵感覚の違和感を改善するものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
また、ラック・ピニオン機構におけるギヤ比を操舵角の増加に応じて大きくなるよう可変に構成し、例えば車庫入れにおける「据え切り」時に軽く操舵できるようにしたものがある(例えば特許文献2参照)。
特許第3014588号公報 特開2004−182138号公報
この種の自動車のステアリング装置では、最大操舵角に達するとラック軸をストッパに当接させることでラック軸の移動量を規制するのが一般的である。前記特許文献1では、ラック軸がストッパに当たる端当て時の衝撃力に耐え得るよう構成する必要があり、例えばユニバーサルジョイント部等の動力伝達系を補強することが必要となり、重量,コストが増加する問題がある。
また特許文献2では、ラック軸が移動端付近に位置する時、例えば車庫入れにおける「据え切り」時に軽く操舵できるように構成されているので、車輪の向きを変える方向の外力が車輪に入力されると前記端当て時の衝撃力が大きくなり易い。そこで前記特許文献2では、前記衝撃力を吸収するための衝撃吸収機構を備えており、それだけ構造が複雑となり、重量,コストが増加する問題がある。
本発明は、前記従来の状況に鑑みてなされたもので、端当て時の衝撃力を緩和でき、動力伝達系の補強や衝撃吸収機構を不要にして、軽量化,コスト低減効果が得られる自動車のステアリング装置を提供することを課題としている。
請求項1の発明は、ステアリングホイールに加えられた操舵角を、ピニオン軸とラック軸との間に設けられたラック・ピニオン機構を介して前記ラック軸の車幅方向移動に変換し、該ラック軸の両端部に接続されたタイロッドを介して車輪の向きを変化させる自動車のステアリング装置において、
前記ラック軸が全移動領域の過半を占める中央領域にある時の前記ラック・ピニオン機構のギヤ比を小さく、かつ一定とし、前記ラック軸が全移動領域の残りの移動端領域にある時の前記ラック・ピニオン機構のギヤ比を前記中央領域にある時のギヤ比より高く設定したことを特徴としている。
ことを特徴としている。
ここで本発明において、ラック軸の移動端領域におけるギヤ比を高く設定するとは、ピニンン軸1回転当たりのラック軸の移動量を他の領域における移動量より大きく設定するとの意味である。なお、前記特許文献2には「ギヤ比を操舵角の増加に応じて大きくなるよう可変に構成し」と記載されているが、実際は、ピニンン軸1回転当たりのラック軸の移動量を他の領域における移動量より小さくすることを意味しており、本発明とはギヤ比の定義が逆になっている。
請求項2の発明は、請求項1に記載の自動車のステアリング装置において、
操舵補助力を供給する補助機構を備え、該補助機構は、ラック軸が前記移動端領域にある時は前記操舵補助力の供給を停止するか、または操舵補助力を前記中央領域における補助力より小さくすることを特徴としている。
本発明においては、ラック軸が移動端領域にある時のラック・ピニオン機構のギヤ比を高く設定したので、ラック軸が移動端領域に入ると、ステアリングホイールを操舵するのに必要な操舵力が大きくなり、運転者は重く感じる。従って運転者がそれまでの領域におけるのと同等の一定の操舵力をステアリングホイールに加えている場合、それだけラック軸の移動速度が低下し、ストッパに緩やかに当たるため衝撃力が小さくなり、ラック軸の移動端領域でのギヤ比が一定の場合には必要となる動力伝達系の補強を不要にできる。その結果、軽量化を実現でき、コスト低減効果が得られる。
請求項2の発明によれば、ラック軸が前記移動端領域にある時は、補助機構による操舵補助力の供給を停止するか、または操舵補助力を他の領域における補助力より小さくしたので、前記移動端領域においてはさらに重くなり、従ってラックの移動速度がさらに低下し、前記衝撃力を小さくでき、動力伝達系の補強をより確実に不要にでき、軽量化,低コスト化をより確実に実現できる。
本発明の実施例1に係る自動車のステアリング装置の車両前方から見た斜視図である。 前記ステアリング装置のラックギヤの平面図である。 前記ステアリング装置のギヤ比−操舵角度特性図である。 前記ステアリング装置の操舵トルク−操舵角度特性図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図4は、本発明の実施例1による自動車用ステアリング装置を説明するための図である。
図において、1ステアリング装置であり、該ステアリング装置1のステアリングシャフト2は、ダッシュボード等にステアリングコラム2aを介して支持されており、該ステアリングシャフト2の、室内側端部にはステアリングホイール3が取り付けられ、先端部はユニバーサルジョイント4a,4aを両端に介在させた連結軸4によりピニオン軸5に連結されている。該ピニオン軸5に固定されたピニオンギヤ6はラック軸7に形成されたラックギヤ8に噛合しており、これによりラック・ピニオン機構9が構成されている。なお、後述するように、前記ラックギヤ8のラック歯8a,8bは車両前後方向直線Lに対して所定角度θ1,θ2だけ傾斜しており、前記ピニオンギヤ6は前記傾斜角度に対応した角度に傾斜させて配置されている。
前記ラック軸7の左,右端部にはタイロッド10,10が接続されており、該タイロッド10の先端部は前輪(図示せず)に連結されている。
なお、図示していないが、本実施例のステアリング装置1は、前記ラック軸7の移動量を規制するストッパを備えており、ステアリングホイール3の操舵角度が最大になり、ラック軸7が移動端(ストロークエンド)まで移動すると該ラック軸7がストッパに当接し、それ以上の移動が阻止される。
ここで前記ラック・ピニオン機構9のギヤ比ε、つまりピニオンギヤ6の1回転当たりのラック軸7の移動量(mm/回転)は、前記ラック軸7が移動端領域(図3における端当たり直前20%領域)Seにある時のギヤ比εeが他の領域(図3における残り80%の中央領域)Scにある時のギヤ比εcより高く設定されている。
具体的には、図2に示すように、前記ラック軸7に形成されたラックギヤ8は、操舵角度0時のステアリングニュートラル位置Cから左,右に、全移動領域の80%の中央領域Scではラック歯8aで構成されており、また前記中央領域Scから端部までの残り20%の移動端領域Seではラック歯8bで構成されている。前記ラック歯8aは、ピッチp1で、かつ傾斜角度θ1に設定されているのに対し、前記ラック歯8bは、ピッチp2で、かつ傾斜角度θ2に設定されており、p1<p2、θ1<θ2となっている。
また前記ステアリングシャフト2には、操舵力補助機構11の駆動モータ11aが減速機構11bを介して連結されている。本実施例の操舵力補助機構11は、前記ラック軸7が前述の中央領域Scにある場合は補助トルクtを供給する。従って、ステアリングホイール3の操舵に必要なトルクT1は補助トルクtだけ少なくて済む。
ステアリングホイール3の操舵角度を増加させることにより、ラック軸7が前述の移動端領域Seに入ると前記補助機構11から供給される操舵補助トルクはtから徐々に減じられ、途中で供給停止される。なお、供給する操舵補助力を停止することなく小さくしても良い。
本実施例においては、ラック軸7が移動端領域Seにある時のラック・ピニオン機構のギヤ比εをεeと高く設定したので、ラック軸7が移動端領域Seに入ると、ステアリングホイール3を操舵するのに必要な操舵トルクT1からT2と大きくなり、運転者は重く感じる。従って運転者がそれまでの領域におけるのと同等の一定の操舵トルクT1をステアリングホイール3に加えている場合、それだけラック軸7の移動速度が低下し、ストッパに緩やかに当たることとなり、衝撃力が小さくなり、ラック軸7の移動端領域Seでのギヤ比が中央領域Scにおけるギヤ比εcと同じである場合には必要となる動力伝達系の補強を不要にできる。その結果、軽量化を実現でき、コスト低減効果が得られる。
また、ラック軸7が前記移動端領域Seに入ると、操舵力補助機構11による操舵補助力が減少され、途中で供給が停止されるので、前記移動端領域Seにおいてはステアリングホイール3がさらに重くなり、従ってラック軸7の移動速度がさらに低下し、前記衝撃力を小さくでき、動力伝達系の補強をより確実に不要にでき、軽量化,低コスト化をより確実に実現できる。
なお、前記実施例では、移動端領域Seが全移動領域の20%である場合を説明したが、本発明における移動端領域Seは全移動領域の20%に限定されるものではなく、要は運転者がステアリングを重く感じることでラック軸のストッパへの当接速度を緩やかにできる範囲で適宜設定すれば良い。
1 ステアリング装置
3 ステアリングホイール
5 ピニオン軸
7 ラック軸
9 ラック・ピニオン機構
10 タイロッド
11 補助機構
Se 移動端領域
t 操舵補助力(トルク)εe 移動端領域でのギヤ比
εc 他の領域でのギヤ比

Claims (2)

  1. ステアリングホイールに加えられた操舵角を、ピニオン軸とラック軸との間に設けられたラック・ピニオン機構を介して前記ラック軸の車幅方向移動に変換し、該ラック軸の両端部に接続されたタイロッドを介して車輪の向きを変化させる自動車のステアリング装置において、
    前記ラック軸が全移動領域の過半を占める中央領域にある時の前記ラック・ピニオン機構のギヤ比を小さく、かつ一定とし、前記ラック軸が全移動領域の残りの移動端領域にある時の前記ラック・ピニオン機構のギヤ比を前記中央領域にある時のギヤ比より高く設定した
    ことを特徴とする自動車のステアリング装置。
  2. 請求項1に記載の自動車のステアリング装置において、
    操舵補助力を供給する補助機構を備え、該補助機構は、ラック軸が前記移動端領域にある時は前記操舵補助力の供給を停止するか、または操舵補助力を前記中央領域における補助力より小さくする
    ことを特徴とする自動車のステアリング装置。
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