JP6086321B2 - 光素子の製造方法 - Google Patents

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本発明は、希土類の化合物を用いた光素子の製造方法に関するものである。
光導波路、発光素子、受光素子をシリコン基板上にモノリシックに作製することを目指すシリコンフォトニクスの研究分野は、大きく進展している(非特許文献1参照)。このシリコンフォトニクスにおいて、シリコン基板上の発光素子材料としてシリコン系の半導体を用いる場合、発光強度が化合物半導体などの直接遷移型の半導体材料に比べて非常に弱いことが問題になる。また、シリコンフォトニクスでは、光導波路としてシリコン細線が重要な役割を果たしている (特許文献1,特許文献2参照)。波長が1.1μm以下の光は、シリコンに吸収されてしまうので、シリコンフォトニクスでは1.1μm以上の波長の光が必要となる。
このような背景から、1.5μmで発光する希土類元素、例えばエルビウムをシリコンに添加する試みが研究されてきたが、シリコンに対するエルビウムの固溶限界のため、十分な強度の発光が得られていない(非特許文献2参照)。ここで、このようにシリコン系の比較的弱い発光でも、例えば、光ファイバーで実現されているエルビウム添加ファイバー光増幅器(Erbium doped fiber amplifier:EDFA)のような光増幅機能を付加できれば、シリコンフォトニクスにおける励起光あるいは信号光として十分利用できる可能性がある。
しかしながら、EDFAの場合、光増幅を行うためのファイバー長は通常数十メートル必要であり、シリコン基板上に搭載することは物理的に不可能である。通常、光増幅の利得はガラス中に添加された希土類イオンの濃度(量)により決定され、EDFAの場合には、約1019cm-3のエルビウムイオンが添加されている。この濃度は、ガラス中へのエルビウムイオンの固溶限界により決められ、上述した以上にエルビウムの濃度を高めることができない。
これに対し、上記ファイバー長をさらに長くすれば、光増幅に寄与するエルビウムイオンの量をより多くすることができ、光増幅の利得を向上させることが可能である。しかしながら、ファイバー長をさらに長くすることは、シリコンフォトニクスへの適用をさらに困難にすることになる。このように、物理的制約により、EDFAをシリコンフォトニクスに応用することは現実的ではない(非特許文献2参照)。
一方、自然界には、希土類を例えばイオンとして多量に含有する希土類化合物がある。例えば、エルビウム化合物が存在する。特に、希土類酸化物および希土類シリケイト材料は、シリコンフォトニクスへの応用の可能性が高いことから、大きな注目を集めてきている(非特許文献3参照)。
以下にその理由を説明する。例えば、酸化エルビウムおよびエルビウムシリケイト構造を例として取り上げた場合、酸化エルビウムおよびエルビウムシリケイトの結晶は、単位格子内に1022cm-3の濃度のEr3+イオンを自然に内包している。この濃度は、EDFAの場合と比較した場合約1000倍に相当し、これをEDFAに当てはめると、EDFAの長さを1/1000、すなわち数cmの長さまで短くしても同程度の光増幅の性能が得られることを意味している。
したがって、上述したような希土類元素の化合物を利用すれば、シリコン上での光回路設計を考えるシリコンフォトニクスへの応用が視野に入ることになる。例えば、シリコン基板上で光増幅機能を実現するための材料としては、酸化エルビウムおよびエルビウムシリケイトが最も有力な材料の候補となる。
このような背景の下、最近、シリコン基板上でのエルビウム化合物の成長、およびエルビウム化合物の光学的特性を評価する研究が盛んに進められてきている(非特許文献4,5,6参照)。シリコンフォトニクスでは、シリコン基板上の所望とする位置に、発光、受光、共振器などの機能を作製することが必要であり、光増幅器の場合も同様である。例えば、シリコンウエハーの所望とする位置に、酸化エルビウムあるいはエルビウムシリケイトの結晶を配置する技術が提案されている(特許文献3参照)。
例えば、光導波路およびマイクロディスクなどの光共振器構造を作製するためには、一般に次のようにしている。まず、シリコン基板上の膜厚数百nmのシリコン酸化膜(屈折率n=1.5程度)上に、希土類酸化物(例えば酸化エルビウム)を蒸着して希土類酸化物層を形成する。シリコン酸化膜が下部クラッド層となる。次に、公知のフォトリソグラフィーおよびエッチング技術により、希土類酸化物層をパターニングし、シリコン酸化膜からなる下部クラッド層の上に酸化エルビウム(屈折率n=2.0程度)の細線コアを形成する。この後、形成した酸化エルビウムの細線コア上に、酸化膜あるいはエポキシ樹脂を塗布して上部クラッド層を形成することにより導波路構造を形成している。
いずれの技術においても酸化エルビウムおよびエルビウムシリケイトが形成されることになり、先に述べたとおりの高濃度のエルビウムを内包した膜を低コストで作製できるというメリットがある。
特開2004−281972号公報 特開2004−319668号公報 特開2013−048136号公報
金光義彦、深津晋 著、「シリコンフォトニクス」、オーム社、89−118頁。 A. J. Kenyon , "Erbium in silicon", Semicond. Sci. Technol. , VOL.20, R65-R84, 2005. 須藤 昭一 編、「エルビウム添加光ファイバ増幅器」、オプトロニクス社、3−22頁。 C. P. Michael et al, "Growth, processing, and optical properties of epitaxial Er2O3 on silicon", OPTICS EXPRESS, Vol.16, No.24, pp.19649-19666, 2008. John B. Gruber et al. , "Modeling optical transitions of Er3+.4f11… in C2 and C3i sites in polycrystalline Y2O3", JOURNAL OF APPLIED PHYSICS, vol.104, 023101, 2008. H.ISSHIKI and T.KIMURA, "Toward Small SizeWaveguide Amplifiers Based on Erbium Silicate for Silicon Photonics", IEICE TRANS. ELECTRON. , vol.E91.C, no.2 , pp.138-144, 2008.
しかしながら、いずれの従来技術であっても、希土類を含んだ層は、希土類イオンを内包した結晶の集合体、すなわち多結晶により構成されるものとなる。一般に、多結晶薄膜は、結晶グレインの表面、グレイン間の界面に存在する結晶欠陥、あるいは不純物などの非発光サイトが多数存在する。この非発光サイトにおいて、励起光のエネルギーが、非発光プロセスに使われ、希土類イオンの発光に使われる割合が低下する。このため、多結晶の状態で希土類を含んだ層が形成される従来の技術では、希土類イオンの発光効率は著しく低下してしまうという問題があった。
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、希土類化合物を用いた光素子で発光効率の低下が抑制できるようにすることを目的とする。
本発明の光素子の製造方法単結晶シリコンからなるシリコン層を真空中で加熱してシリコン層の主表面を清浄な状態とする第1工程と、清浄な状態としたシリコン層の主表面に、物理蒸着法により希土類の酸化物よりなる希土類含有材料を結晶成長することで、希土類含有材料からなる単結晶の光機能層を形成する第2工程とを備え、第1工程では、シリコン層を所定の方向に延在するストライプ状にパターニングして導波路パターンを形成し、導波路パターンの側部にシリコン層の下層の酸化シリコン層が露出した状態とした後で、導波路パターンとしたシリコン層を真空中で加熱して導波路パターンの表面を清浄な状態とし、第2工程では、導波路パターンを含む酸化シリコン層の上に、物理蒸着法により希土類の酸化物よりなる希土類含有材料を堆積し、導波路パターンの上には希土類含有材料からなる単結晶の光機能層を形成し、酸化シリコン層の上には非結晶状態の希土類含有層を形成し、導波路パターンを下部クラッドとした光導波路構造を形成す
述した光素子の製造方法によって光素子が製造できる。
以上説明したことにより、本発明によれば、希土類化合物を用いた光素子で発光効率の低下が抑制できるようになるという優れた効果が得られる。
図1Aは、本発明の実施の形態1における光素子の製造方法を説明する各工程における状態を示す断面図である。 図1Bは、本発明の実施の形態1における光素子の製造方法を説明する各工程における状態を示す断面図である。 図1Cは、本発明の実施の形態1における光素子の製造方法を説明する各工程における状態を示す断面図である。 図1Dは、本発明の実施の形態1における光素子の製造方法を説明する各工程における状態を示す断面図である。 図1Eは、本発明の実施の形態1における光素子の製造方法を説明する各工程における状態を示す平面図である。 図1Fは、本発明の実施の形態1における光素子の製造方法を説明する各工程における状態を示す断面図である。 図1Gは、本発明の実施の形態1における光素子の製造方法を説明する各工程における状態を示す断面図である。 図2Aは、本発明の実施の形態2における光素子の製造方法を説明する各工程における状態を示す断面図である。 図2Bは、本発明の実施の形態2における光素子の製造方法を説明する各工程における状態を示す断面図である。 図2Cは、本発明の実施の形態2における光素子の製造方法を説明する各工程における状態を示す断面図である。 図2Dは、本発明の実施の形態2における光素子の製造方法を説明する各工程における状態を示す断面図である。 図2Eは、本発明の実施の形態2における光素子の製造方法を説明する各工程における状態を示す平面図である。 図2Fは、本発明の実施の形態2における光素子の製造方法を説明する各工程における状態を示す断面図である。 図3Aは、本発明の実施の形態3における光素子の製造方法を説明する各工程における状態を示す断面図である。 図3Bは、本発明の実施の形態3における光素子の製造方法を説明する各工程における状態を示す断面図である。 図3Cは、本発明の実施の形態3における光素子の製造方法を説明する各工程における状態を示す断面図である。 図3Dは、本発明の実施の形態3における光素子の製造方法を説明する各工程における状態を示す平面図である。 図3Eは、本発明の実施の形態3における光素子の製造方法を説明する各工程における状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
[実施の形態1]
はじめに、本発明の実施の形態1について図1A〜図1Gを用いて説明する。図1A〜図1Gは、本発明の実施の形態1における光素子の製造方法を説明する各工程における状態を示す断面図および平面図である。図1A〜図1D,図1F,図1Gは断面図、図1Eは平面図である。
まず、図1Aに示すように、単結晶シリコンから構成され、主表面の面方位が例えば(111)とされたシリコン層103を備える基板を用意する。基板は、シリコン基部101および埋め込み絶縁層102を備えるSOI(Silicon On Insulator)基板であり、SOI基板の表面シリコン層がシリコン層103である。また、シリコン層103を、所望とする層厚にまで薄層化する。例えば、熱酸化してから熱酸化した層を化学エッチングにより除去することで薄層化すればよい。
次に、シリコン層103を真空中で加熱してシリコン層103の主表面を清浄な状態とする。例えば、まず、前処理として、アンモニア過水,塩酸過水,希フッ酸,硫酸過水よりなる洗浄液を用いた所謂RCA洗浄などにより、シリコン層103を洗浄し、乾燥する。次いで、洗浄したシリコン層103を備える基板を、例えば1×10-8Pa程度の超高真空とされた処理チャンバー内に搬入し、1000℃以上の温度まで加熱することで清浄化する。この処理により、シリコン層103の表面は、形成されていた自然酸化膜などが除去され、清浄表面が形成された状態となる。なお、上述した処理は、基板とともに実施されることは言うまでもない。
上述したようにすることでシリコン層103の表面を清浄化した後、成長温度とする700℃まで冷却する。なお、これらの加熱処理を経るシリコン層103の表面では、表面構造が高温相の1×1構造から低温相の7×7構造に転移する。このような表面超周期構造の表面を出現させた状態で、シリコン層103の主表面に、物理蒸着法により希土類の酸化物よりなる希土類含有材料を、上述した成長温度700℃で結晶成長(エピタキシャル成長)し、図1Bに示すように、希土類含有材料からなる単結晶の光機能層104を形成する。
光機能層104は、例えば、エルビウム,イッテルビウムが添加されたビクシバイト構造の酸化物、例えば酸化イットリウム、酸化スカンジウム、あるいはエルビウム,イッテルビウムが添加されたビクシバイト構造の希土類酸化物、例えば酸化ガドリニウムあるいは酸化ルテチウムの層である。適度な組成比で混合した上記化合物(希土類含有材料)を、分子線エピタキシー法などの物理蒸着法により堆積(結晶成長)させることで、光機能層104を形成すればよい。成長温度は、700℃に限るものではなく、400〜800℃の範囲とすればよい。また、分子線エピタキシー法では、酸素ガス、オゾンガス、ラディカル酸素ガスを導入した酸素ガス雰囲気中で、光機能層104を結晶成長させてもよい。
このようにして形成した光機能層104は、単結晶の状態となっている。例えば、分子線エピタキシー法(分子線エピタキシャル成長法)では、単結晶の光機能層104を形成できるだけでなく、希土類金属および希土類酸化物の蒸着を高精度に制御することができる。また、分子線エピタキシー法によれば、結晶性成長をその場観察する手法が確立されているため、濃度を高精度に制御した光機能層104を得ることができる。
次に、図1Cに示すように、光機能層104上に、光機能層104に対してクラッドとして機能するシリコン層(上部層)105を形成する。例えば、分子線エピタキシー法などの物理蒸着法によりシリコンを堆積することでシリコン層105を形成すればよい。ここで、シリコン層105はクラッドとして機能させるため、酸化シリコンの層としてもよい。酸化シリコン層は、例えばスパッタリング法などの物理蒸着法例により室温(25℃程度)で形成することができる。
次に、シリコン層105を公知のリソグラフィー技術およびエッチング技術により、所定の方向に延在するストライプ状にパターニングし、図1D,図1Eに示すように、導波路パターン106を形成する。図1Dの断面図においては、導波路パターン106は、紙面手前より奥にかけて延在している。これらのことにより、埋め込み絶縁層102および表面シリコン層103を下部クラッド層とし、シリコン層105を形成した導波路パターン106を上部クラッド層とし、導波路パターン106下部の光機能層104をコア部とする光導波路構造の光増幅素子が得られる。
ここで、光機能層104を、エルビウム添加した酸化スカンジウム(エルビウム添加酸化スカンジウム)から構成した場合、この発光スペクトルは、波長1535nmに、主ピークを持つ。前述した分子線エピタキシーによる薄膜形成の条件を最適化することにより、通信波長帯のCバンド(1530−1565nm)において、発光スペクトルが高効率で高強度の光機能層104を形成することができる。
ところで、上述では、光機能層104を単一の層から構成した例について説明したが、これに限るものではない。例えば、図1Fに示すように、単結晶の希土類含有層141と単結晶のシリコン層142とが交互に積層した多層構造より光機能層104を構成してもよい。少なくとも希土類含有層141,シリコン層142,希土類含有層141の積層構造となっていればよい。希土類含有層141およびシリコン層142は、前述同様に、物理蒸着法によりエピタキシャル成長させることで形成できる。
また、これらを周期的に積層した超格子構造としてもよい。この場合、シリコン層142の層厚は、量子効果が発現される程度の厚さとすればよく、例えば、10nm程度とすればよい。この構成では、励起光がシリコン層142で吸収され、吸収エネルギーの一部が希土類含有層141中の希土類イオンにエネルギー移動することを利用し、希土類含有層141の発光効率を高めることができる。
さらに、光機能層104は、濃度あるいは分布が高精度に制御された希土類含有層が積層した構造、例えば、エルビウム,イッテルビウムなどの希土類元素が熱的に安定で、シリコンとの格子整合性のよい酸化物、例えば酸化イットリウム、酸化スカンジウム、酸化ガドリニウムなどの混合結晶の単層構造あるいは積層構造としてもよい。
以上に説明したように、実施の形態1によれば、例えば、単結晶の光機能層104よりなる希土類コア部を備える光導波路構造が形成できる。このような希土類コア部より構成される光導波路は、光増幅素子のみならず、光変調器やレーザ素子としても用いることができる。このように、実施の形態1によれば、結晶欠陥の少ない発光効率の高い希土類化合物により光素子が形成できるので、希土類化合物を用いた光素子で発光効率の低下が抑制できるようになる。
なお、図1Gに示すように、光機能層104ならびにシリコン層105を形成した導波路パターン106の上に、表面保護のための保護層107を形成してもよい。例えば、蒸着により、酸化シリコンまたはアモルファスシリコンを堆積することで、保護層107とすればよい。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2について図2A〜図2Fを用いて説明する。図2A〜図2Fは、本発明の実施の形態2における光素子の製造方法を説明する各工程における状態を示す断面図および平面図である。図2A〜図2D,図2Fは断面図、図2Eは平面図である。
まず、図2Aに示すように、単結晶シリコンから構成され、主表面の面方位が例えば(111)とされたシリコン層203を備える基板を用意する。基板は、シリコン基部201および埋め込み絶縁層202を備えるSOI基板であり、SOI基板の表面シリコン層がシリコン層203である。また、シリコン層203を、所望とする層厚にまで薄層化する。例えば、熱酸化してから熱酸化した層を化学エッチングにより除去することで薄層化すればよい。
次に、シリコン層203を真空中で加熱してシリコン層203の主表面を清浄な状態とする。例えば、まず、前処理として、アンモニア過水,塩酸過水,希フッ酸,硫酸過水よりなる洗浄液を用いたRCA洗浄などにより、シリコン層203を洗浄し、乾燥する。次いで、洗浄したシリコン層203を備える基板を、例えば1×10-8Pa程度の超高真空とされた処理チャンバー内に搬入し、1000℃以上の温度まで加熱することで清浄化する。この処理により、シリコン層203の表面は、形成されていた自然酸化膜などが除去され、清浄表面が形成された状態となる。なお、上述した処理は、基板とともに実施されることは言うまでもない。
上述したようにすることでシリコン層203の表面を清浄化した後、成長温度とする700℃まで冷却する。なお、これらの加熱処理を経るシリコン層203の表面では、表面構造が高温相の1×1構造から低温相の7×7構造に転移する。このような表面超周期構造の表面を出現させた状態で、シリコン層203の主表面に、物理蒸着法により希土類の酸化物よりなる希土類含有材料を、上述した成長温度700℃で結晶成長(エピタキシャル成長)し、図2Bに示すように、希土類含有材料からなる単結晶の光機能層204を形成する。
光機能層204は、例えば、エルビウム,イッテルビウムが添加されたビクシバイト構造の酸化物、例えば酸化イットリウム、酸化スカンジウム、あるいはエルビウム,イッテルビウムが添加されたビクシバイト構造の希土類酸化物、例えば酸化ガドリニウムあるいは酸化ルテチウムの層である。適度な組成比で混合した上記化合物(希土類含有材料)を、分子線エピタキシー法などの物理蒸着法により堆積(結晶成長)させることで、光機能層204を形成すればよい。成長温度は、700℃に限るものではなく、400〜800℃の範囲とすればよい。また、分子線エピタキシー法では、酸素ガス、オゾンガス、ラディカル酸素ガスを導入した酸素ガス雰囲気中で、光機能層204を結晶成長させてもよい。
このようにして形成した光機能層204は、単結晶の状態となっている。例えば、分子線エピタキシー法では、単結晶の光機能層204を形成できるだけでなく、希土類金属および希土類酸化物の蒸着を高精度に制御することができる。また、分子線エピタキシー法によれば、結晶性成長をその場観察する手法が確立されているため、濃度を高精度に制御した光機能層204を得ることができる。これらのことは、前述した実施の形態1と同様である。
次に、光機能層204を所定の方向に延在するストライプ状にパターニングし、図2Cに示すように、コア205を形成する。例えば、公知のリソグラフィー技術およびエッチング技術により光機能層204をパターニングすることで、コア205を形成すればよい。また、アルゴンイオンミリング技術、反応性エッチング技術、あるいはレーザーアブレーション技術によりパターニングしてもよい。
次に、図2D,図2Eに示すように、コア205の上に上部クラッド層206を形成する。例えばスパッタリング法などの物理蒸着法により、酸化シリコンあるいはシリコンを室温で蒸着することで、上部クラッド層206を形成すればよい。図2C,図2Dの断面図においては、コア205は、紙面手前より奥にかけて延在している。これらのことにより、シリコン層203を下部クラッドとし、コア205,上部クラッド層206による光導波路構造の光増幅素子が得られる。
ここで、コア205(光機能層204)を、エルビウム添加酸化スカンジウムから構成した場合、この発光スペクトルは、波長1535nmに、主ピークを持つ。前述した分子線エピタキシーによる薄膜形成の条件を最適化することにより、通信波長帯のCバンド(1530−1565nm)において、発光スペクトルが高効率で高強度のコア205を形成することができる。
上述では、コア205(光機能層204)を単一の層から構成した例について説明したが、これに限るものではない。例えば、図2Fに示すように、単結晶の希土類含有層251と単結晶のシリコン層252とが交互に積層した多層構造よりコア205を構成してもよい。少なくとも希土類含有層251,シリコン層252,希土類含有層251の積層構造となっていればよい。希土類含有層251およびシリコン層252は、前述同様に、物理蒸着法によりエピタキシャル成長させることで形成できる。
また、これらを周期的に積層した超格子構造としてもよい。この場合、シリコン層252の層厚は、量子効果が発現される程度の厚さとすればよく、例えば、10nm程度とすればよい。この構成では、励起光がシリコン層252で吸収され、吸収エネルギーの一部が希土類含有層251中の希土類イオンにエネルギー移動することを利用し、希土類含有層251の発光効率を高めることができる。
さらに、光機能層204(コア205)は、濃度あるいは分布が高精度に制御された希土類含有層が積層した構造、例えば、エルビウム,イッテルビウムなどの希土類元素が熱的に安定で、シリコンとの格子整合性のよい酸化物、例えば酸化イットリウム、酸化スカンジウム、酸化ガドリニウムなどの混合結晶の単層構造あるいは積層構造としてもよい。
以上に説明したように、実施の形態2によれば、例えば、単結晶のコア205を備える光導波路構造が形成できる。このような希土類コア部より構成される光導波路は、光増幅素子のみならず、光変調器やレーザ素子としても用いることができる。このように、実施の形態2によれば、結晶欠陥の少ない発光効率の高い希土類化合物により光素子が形成できるので、希土類化合物を用いた光素子で発光効率の低下が抑制できるようになる。
[実施の形態3]
次に、本発明の実施の形態3について図3A〜図3Eを用いて説明する。図3A〜図3Eは、本発明の実施の形態3における光素子の製造方法を説明する各工程における状態を示す断面図および平面図である。図3A〜図3D,図3Eは断面図、図3Eは平面図である。
まず、図3Aに示すように、単結晶シリコンから構成され、主表面の面方位が例えば(111)とされたシリコン層303を備える基板を用意する。基板は、シリコン基部301および埋め込み絶縁層302を備えるSOI基板であり、SOI基板の表面シリコン層がシリコン層303である。また、シリコン層303を、所望とする層厚にまで薄層化する。例えば、熱酸化してから熱酸化した層を化学エッチングにより除去することで薄層化すればよい。
次に、シリコン層303を所定の方向に延在するストライプ状にパターニングし、図3Bに示すように、導波路パターン304を形成する。例えば、公知のリソグラフィー技術およびエッチング技術によりシリコン層303をパターニングして、導波路パターン304を形成すればよい。
次に、導波路パターン304を真空中で加熱して導波路パターン304の表面を清浄な状態とする。例えば、まず、前処理として、アンモニア過水,塩酸過水,希フッ酸,硫酸過水よりなる洗浄液を用いたRCA洗浄などにより、導波路パターン304を洗浄し、乾燥する。次いで、洗浄した導波路パターン304を備える基板を、例えば1×10-8Pa程度の超高真空とされた処理チャンバー内に搬入し、1000℃以上の温度まで加熱することで清浄化する。この処理により、導波路パターン304の表面は、形成されていた自然酸化膜などが除去され、清浄表面が形成された状態となる。なお、上述した処理は、基板とともに実施されることは言うまでもない。
上述したようにすることで導波路パターン304の表面を清浄化した後、成長温度とする700℃まで冷却する。なお、これらの加熱処理を経る導波路パターン304の上面では、表面構造が高温相の1×1構造から低温相の7×7構造に転移する。このような表面超周期構造の表面を出現させた状態で、導波路パターン304を含む埋め込み絶縁層(酸化シリコン層)302の上に、物理蒸着法により希土類の酸化物よりなる希土類含有材料を堆積する。
この堆積により、導波路パターン304の表面(上面)には、希土類含有材料が上述した成長温度700℃で結晶成長(エピタキシャル成長)し、図3C,図3Dに示すように、希土類含有材料からなる単結晶の光機能層305が形成される。一方、導波路パターン304両脇の埋め込み絶縁層302の上には、非結晶状態(アモルファス)の希土類含有層306が形成される。このように、導波路パターン304の上には、単結晶の状態で光機能層305が形成でき、自己整合的に導波路パターン304と同じ方向に延在するストライプ状の光機能層305が形成できる。図3B,図3Cの断面図においては、導波路パターン304,光機能層305は、紙面手前より奥にかけて延在している。
上述した希土類含有材料は、例えば、エルビウム,イッテルビウムが添加されたビクシバイト構造の酸化物、例えば酸化イットリウム、酸化スカンジウム、あるいはエルビウム,イッテルビウムが添加されたビクシバイト構造の希土類酸化物、例えば酸化ガドリニウムあるいは酸化ルテチウムの層である。適度な組成比で混合した上記化合物(希土類含有材料)を、分子線エピタキシー法などの物理蒸着法により堆積(結晶成長)させることで、導波路パターン304の上には、単結晶の状態の光機能層305が形成できる。成長温度は、700℃に限るものではなく、400〜800℃の範囲とすればよい。また、分子線エピタキシー法では、酸素ガス、オゾンガス、ラディカル酸素ガスを導入した酸素ガス雰囲気中で、光機能層305を結晶成長させてもよい。
なお、例えば、分子線エピタキシー法では、単結晶の光機能層305を形成できるだけでなく、希土類金属および希土類酸化物の蒸着を高精度に制御することができる。また、分子線エピタキシー法によれば、結晶性成長をその場観察する手法が確立されているため、濃度を高精度に制御した光機能層305を得ることができる。これらのことは、前述した実施の形態1,2と同様である。
これらのことにより、埋め込み絶縁層302および導波路パターン304を下部クラッドとし、光機能層305をコアとする光導波路構造の光増幅素子が得られる。また、この場合、非結晶状態の希土類含有層306は、コアとなる導波路パターン304に対し、側部のクラッドとして機能する。
ここで、光機能層305を、エルビウム添加酸化スカンジウムから構成した場合、この発光スペクトルは、波長1535nmに、主ピークを持つ。前述した分子線エピタキシーによる薄膜形成の条件を最適化することにより、通信波長帯のCバンド(1530−1565nm)において、発光スペクトルが高効率で高強度の光機能層305を形成することができる。
上述では、光機能層305を単一の層から構成した例について説明したが、これに限るものではない。例えば、図3Eに示すように、単結晶の希土類含有層351と単結晶のシリコン層352とが交互に積層した多層構造より光機能層305を構成してもよい。少なくとも希土類含有層351,シリコン層352,希土類含有層351の積層構造となっていればよい。希土類含有層351およびシリコン層352は、前述同様に、物理蒸着法によりエピタキシャル成長させることで形成できる。
また、これらを周期的に積層した超格子構造としてもよい。この場合、シリコン層352の層厚は、量子効果が発現される程度の厚さとすればよく、例えば、10nm程度とすればよい。この構成では、励起光がシリコン層352で吸収され、吸収エネルギーの一部が希土類含有層351中の希土類イオンにエネルギー移動することを利用し、希土類含有層351の発光効率を高めることができる。
さらに、光機能層305は、濃度あるいは分布が高精度に制御された希土類含有層が積層した構造、例えば、エルビウム,イッテルビウムなどの希土類元素が熱的に安定で、シリコンとの格子整合性のよい酸化物、例えば酸化イットリウム、酸化スカンジウム、酸化ガドリニウムなどの混合結晶の単層構造あるいは積層構造としてもよい。
以上に説明したように、実施の形態3によれば、例えば、単結晶の光機能層305を備える光導波路構造が形成できる。このような希土類コア部より構成される光導波路は、光増幅素子のみならず、光変調器やレーザ素子としても用いることができる。このように、実施の形態3によれば、結晶欠陥の少ない発光効率の高い希土類化合物により光素子が形成できるので、希土類化合物を用いた光素子で発光効率の低下が抑制できるようになる。
なお、本発明は以上に説明した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で、当分野において通常の知識を有する者により、多くの変形および組み合わせが実施可能であることは明白である。
例えば、上述では、光機能層を希土類含有層,シリコン層,および希土類含有層を積層した構成についても説明したが、シリコン層を挟んで配置される2つの希土類含有層が、各々異なる希土類から構成されていてもよい。なお、エピタキシャルな成長が可能な範囲で、2つの希土類含有層が、各々異なる希土類から構成されていればよい。また、2つの希土類含有層に挟まれる層として、シリコン層を用いるようにしたが、これに限るものではなく、単結晶のゲルマニウム層としてもよい。
また、上述では、希土類含有層が、主にエルビウムおよびイッテルビウムから構成されている場合について説明したが、これに限るものではなく、イットリウム,ユーロピウム,ネオジム,ツリウム,プラセオジム,ハフニウム,ガドリニウム,テルビウム、およびジスプロシウムなどの他の希土類元素、あるいはビスマスの含有層から構成されていてもよい。また、酸化アルミニウム、酸化タンタルおよび酸化テルルについても同様である。
また、希土類含有層は、上述した希土類含有のみではなく、例えば、シリコン基板上にエピタキシャル成長するビクシバイト構造以外の含有例えば酸化ランタンが含まれていてもよい。また、酸化エルビウムと酸化イットリウム、酸化エルビウムと酸化プラセオジム、酸化エルビウムと酸化ツリウムと酸化ネオジム、酸化エルビウム、酸化ハフニウムと酸化ツリウム、酸化エルビウムと酸化セリウム、酸化エルビウムと酸化ユーロピウム、酸化エルビウムと酸化サマリウム、酸化エルビウム、酸化ツリウムと酸化ビスマスとが含まれてもよい。これらは、例えば、希土類の含有の積層構造として同時に蒸着することで、希土類含有層に含まれた状態に形成できる。なお、各々材料に応じてエピタキシャル成長の温度が異なるので、成長温度は適宜に設定すればよい。
また、上述では、SOI基板を用いるようにしたが、これに限るものではなく、シリコン基板、ゲルマニウム基板、あるいは、GOI(Germanium on insulator)基板、SGOI(Silicon germanium on insulator)基板を用いてもよい。また、例えば、所定の方向に延在する直線状に導波路を形成するようにしたが、これに限るものではなく、リング状の導波路としてもよい。例えば、リング状に形成することで共振器が構成できる。また、共振器の構造を発光素子に応用することで、発光スペクトルの強度が増強できる。
また、上述では、主表面の面方位が(111)となるSOI、GOI、SGOI基板を用いるようにしたが、これに限るものではなく、主表面の面方位が(100)、(110)、(113)とされている基板を用いてもよい。さらに、これらの面の微傾斜面を用いてもよい。
また、上述した実施の形態では、エルビウムあるいはエルビウムとイッテルビウムを含有した希土類含有層を備える形態でCバンド(1530−1565nm)の発光スペクトルが得られる場合について例示したが、これに限るものではない。例えば、他の希土類元素を含有する場合には、O帯(1260−1360nm)、E帯(1360−1460nm)、S帯(1460−1530nm)、L帯(1565−1625nm)、U帯(1625−1675nm)の発光スペクトルも得られる。
101…シリコン基部、102…埋め込み絶縁層、103…シリコン層、104…光機能層、105…シリコン層(上部層)、106…導波路パターン、107…保護層、141…希土類含有層、142…シリコン層。

Claims (1)

  1. 単結晶シリコンからなるシリコン層を真空中で加熱して前記シリコン層の主表面を清浄な状態とする第1工程と、
    清浄な状態とした前記シリコン層の主表面に、物理蒸着法により希土類の酸化物よりなる希土類含有材料を結晶成長することで、前記希土類含有材料からなる単結晶の光機能層を形成する第2工程と
    を備え、
    前記第1工程では、
    前記シリコン層を所定の方向に延在するストライプ状にパターニングして導波路パターンを形成し、前記導波路パターンの側部に前記シリコン層の下層の酸化シリコン層が露出した状態とした後で、前記導波路パターンとした前記シリコン層を真空中で加熱して前記導波路パターンの表面を清浄な状態とし、
    前記第2工程では、前記導波路パターンを含む前記酸化シリコン層の上に、物理蒸着法により希土類の酸化物よりなる希土類含有材料を堆積し、前記導波路パターンの上には前記希土類含有材料からなる単結晶の光機能層を形成し、前記酸化シリコン層の上には非結晶状態の希土類含有層を形成し、前記導波路パターンを下部クラッドとした光導波路構造を形成することを特徴とする光素子の製造方法。
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