JP6086114B2 - 情報送信装置、情報送信方法、および情報送信プログラム - Google Patents
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Description
この開示は情報送信装置、情報送信方法、および情報送信プログラムに関し、特に、ファクシミリなどの送信手段を利用して情報を送信する情報送信装置、情報送信方法、および情報送信プログラムに関する。
PC(パーソナルコンピューター)などの情報処理装置がファクシミリ送信機能やメール送信機能を有する場合、あるいは、ファクシミリ送信機能やメール送信機能を有する装置と通信可能である場合がある。そのような場合、該情報処理装置は、ユーザーから送信対象のファイルの指定を受け付けて、該機能を利用して他の装置に指定されたファイルを送信することができる。この場合、該情報処理装置は情報送信装置となる。
情報処理装置で上記の送信機能を利用する場合、該情報処理装置には予めファクシミリドライバーなどの該機能を利用するために必要な送信用のアプリケーションがインストールされている。そして、情報処理装置のユーザーは該送信用のアプリケーションを起動して、その画面上で必要な送信設定を行なった上で送信を指示する。
送信設定の1つとして、送信先の設定がある。上記画面にてユーザーは、送信先を入力する、または、予め登録されている複数の送信先の候補の中から選択する、という操作を行なって、送信先を設定する。このとき、ユーザーが入力や選択を誤ると情報が誤送信される。これに対して、たとえば特開2010−288102号公報(特許文献1)、特開2007−194710号公報(特許文献2)、特開2011−119880号公報(特許文献3)、および特開2008−22183号公報(特許文献4)などが、誤送信を防止する様々な技術を開示している。
送信設定を簡易にできる機能として、上記送信用のアプリケーションで使用されているAPI(Application Programming Interface)と呼ばれるコマンドや関数を利用した、該アプリケーションへの仲介用のプログラムが提供されている。以降の説明において、この仲介用のプログラムを「設定アプリ」ともいう。
設定アプリは、ユーザーに応じて設計されるアプリケーションである。そのため、設定アプリには、送信先や送信量(送信部数)などのユーザーの所望する送信設定を予め登録することが可能である。そして、ユーザーから実行が指示されると、設定アプリは、送信設定を送信用のアプリケーションに渡す。または、設定アプリは、送信設定を文書作成アプリケーションなどの情報作成用のアプリケーションを介して送信用のアプリケーションに渡す。
上記の設定アプリは、送信用のアプリケーションに送信設定を渡す際に、送信設定を入力するための画面(UI:ユーザーインタフェース)を表示しないようにするコマンドも、併せて該アプリケーションに渡す。以降の説明において、該アプリケーションが上記コマンドに従ってユーザーインターフェースを表示せずに、渡された送信設定に従って情報を送信する状態を、UIレスモードともいう。
送信設定を渡された送信用のアプリケーションは、送信設定を入力するためのユーザーインターフェースを情報処理装置に表示することなく、渡された送信設定に基づいて指定されたファイルを送信する処理を実行する。そして、送信が完了すると、送信の完了を設定アプリに通知する。
送信の完了が通知された設定アプリは、UIレスモードを通常のユーザーインターフェースを表示して送信設定の入力を受け付けるモード(通常モードともいう)に戻すためのコマンドを送信用のアプリケーションに渡す。これにより、送信用のアプリケーションでは、次回の起動から、通常の、ユーザーインターフェースを表示して送信設定の入力を受け付ける動作を行なうことになる。
上記の設定アプリを利用することで、ユーザーは、送信の度に設定を入力する必要がない。すなわち、ユーザーは、設定アプリの実行を指示するだけで、設定アプリに予め登録されている送信設定でのファイルの送信を指示することができる。
動作中の設定アプリにトラブルが発生し、該アプリが終了する場合がある。終了のタイミングが、設定アプリが送信用のアプリケーションにUIレスモードとするためのコマンドを渡した後であって、通常モードに戻すためのコマンドを渡す前である場合、送信用のアプリケーションでは、ファイルの送信の後もUIレスモードが維持される。
この状態で、情報処理装置のユーザーが送信対象の(次の)ファイルを指定して送信用のアプリケーションに対して送信を指示すると、送信用のアプリケーションはUIレスモードのまま、設定アプリから渡された送信設定で指定された上記次のファイルの送信処理を実行してしまう場合がある。つまり、送信用のアプリケーションは、先の設定アプリから渡された送信設定に基づいた(先の)ファイルの送信が完了したにも関わらず、通常モードで動作して次のファイルの送信処理を実行すべきときにUIレスモードのまま、先のファイルの送信と同じ送信設定で次のファイルを送信してしまうことになる場合がある。そのため、ユーザーが次のファイルの送信設定として意図したものとは異なる送信設定で次のファイルが送信される場合がある。
本開示のある局面における目的は、ユーザーの意図しない送信設定で情報が送信されることを効果的に防止できる情報送信装置、情報送信方法、および情報送信プログラムを提供することである。
ある実施の形態に従うと、情報送信装置は、情報の送信部に対して送信を指示することが可能である。情報送信装置は、当該情報送信装置で送信を指示するための動作モードとして、設定用のアプリケーションから受け付けた送信設定での情報の送信を送信部に指示する第1のモードと、設定入力画面を表示して、設定入力画面に対するユーザー操作によって入力された送信設定での情報の送信を送信部に指示する第2のモードとを有する。情報送信装置は、設定用のアプリケーションからのコマンドに基づいて、動作モードを第1のモードと第2のモードとの間で切り替えるためのモード切替手段と、設定用のアプリケーションが送信設定を入力してから第1のモードを第2のモードに切り替えるコマンドを入力するまでの間の設定用のアプリケーションにおける一連の処理に関連付けられた識別情報を、設定用のアプリケーションから取得するための取得手段と、モード切替手段によって第2のモードから第1のモードに切り替わる際に、取得手段によって設定用のアプリケーションから取得された識別情報を記憶するための記憶手段と、動作モードが第1のモードであるときに、情報の送信を送信部に指示するよりも前に、取得手段で設定用のアプリケーションから取得した識別情報と記憶手段に記憶されている識別情報とを比較することで、動作モードが第1のモードであることの適否を判定するための判定手段とを備える。モード切替手段は、判定手段において動作モードが第1のモードであることが否と判定された場合に、情報の送信を送信部に指示するよりも前に動作モードを第1のモードから第2のモードに切り替える。
好ましくは、設定用のアプリケーションは、一連の処理が完了するごとに識別情報を変更する。取得手段は、設定用のアプリケーションが一連の処理の開始の際に通知する一連の処理の識別情報を取得する。また、取得手段は、動作モードが第1のモードであるときに、情報の送信を送信部に指示するよりも前に設定用のアプリケーションに対して識別情報を要求することで識別情報を取得する。
好ましくは、判定手段は、記憶手段に記憶されている識別情報と、動作モードが第1のモードであるときに情報の送信を送信部に指示するよりも前に取得手段が設定用のアプリケーションから取得した識別情報とが一致する場合には動作モードが第1のモードであることを適と判定し、一致しない場合には動作モードが第1のモードであることを否と判定する。
他の実施の形態に従うと、情報送信方法は、情報送信装置での情報の送信方法である。情報送信装置は、送信を指示するための動作モードとして、設定用のアプリケーションから受け付けた送信設定での情報の送信を送信部に指示する第1のモードと、設定入力画面を表示して、設定入力画面に対するユーザー操作によって入力された送信設定での情報の送信を送信部に指示する第2のモードとを有する。この送信方法は、設定用のアプリケーションから、動作モードを第1のモードに切り替えるコマンドと、送信設定の入力と、設定用のアプリケーションにおける送信設定の入力以降の一連の処理に関連付けられた識別情報の入力とを受け付けるステップと、識別情報をメモリーに記憶するステップと、第1のモードで情報の送信を送信部に指示するよりも前に設定用のアプリケーションにおける現在の処理の識別情報を設定用のアプリケーションから取得するステップと、取得するステップで取得した識別情報とメモリーに記憶されている識別情報とを比較することで、動作モードが第1のモードであることの適否を判定するステップと、判定するステップで動作モードが第1のモードであることが否と判定された場合に、動作モードを第1のモードから第2のモードに切り替えて設定入力画面を表示し、送信設定の入力を受け付けるステップとを備える。
他の実施の形態に従うと、情報送信プログラムは、情報送信装置に搭載されるコンピューターに情報の送信処理を実行させるプログラムである。情報送信装置は、送信を指示するための動作モードとして、設定用のアプリケーションから受け付けた送信設定での情報の送信を送信部に指示する第1のモードと、設定入力画面を表示して、設定入力画面に対するユーザー操作によって入力された送信設定での情報の送信を送信部に指示する第2のモードとを有する。このプログラムはコンピューターに、設定用のアプリケーションから、動作モードを第1のモードに切り替えるコマンドと、送信設定の入力と、設定用のアプリケーションにおける送信設定の入力以降の一連の処理に関連付けられた識別情報の入力とを受け付けるステップと、識別情報をメモリーに記憶するステップと、第1のモードで情報の送信を送信部に指示するよりも前に設定用のアプリケーションにおける現在の処理の識別情報を設定用のアプリケーションから取得するステップと、取得するステップで取得した識別情報とメモリーに記憶されている識別情報とを比較することで、動作モードが第1のモードであることの適否を判定するステップと、判定するステップで動作モードが第1のモードであることが否と判定された場合に、動作モードを第1のモードから第2のモードに切り替えて設定入力画面を表示し、送信設定の入力を受け付けるステップとを実行させる。
この開示によると、ユーザーの意図しない送信設定で情報が送信されることを、効果的に防止することができる。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。
[第1の実施の形態]
<システム構成>
図1は、本実施の形態にかかるシステムの構成の一例を表わした図である。図1を参照して、本システムは、情報処理装置の一例であるPC(パーソナルコンピューター)100と、情報の送信機能を有する装置の一例であるMFP(Multi-Functional Peripheral)300とを含む。PC100とMFP300とは有線または無線のネットワークに接続され、相互に通信可能である。
<システム構成>
図1は、本実施の形態にかかるシステムの構成の一例を表わした図である。図1を参照して、本システムは、情報処理装置の一例であるPC(パーソナルコンピューター)100と、情報の送信機能を有する装置の一例であるMFP(Multi-Functional Peripheral)300とを含む。PC100とMFP300とは有線または無線のネットワークに接続され、相互に通信可能である。
MFP300は、情報の送信機能として、ファクシミリ送信機能およびメール送信機能を有する。情報の送信機能を有する装置はMFP300に限定されない。PC100自身が情報の送信機能を有していてもよい。
<装置構成>
図2は、PC100の装置構成の一例を表わしたブロック図である。PC100は一般的なコンピューターであってよい。すなわち、図2を参照して、PC100は、装置全体を制御するためのCPU(Central Processing Unit)10と、CPU10で実行されるプログラムを記憶するためのROM(Read Only Memory)11と、CPU10でプログラムを実行する際の作業領域となるRAM(Random Access Memory)12と、画像データなどを記憶するためのHDD(Hard Disk Drive)13とを含む。
図2は、PC100の装置構成の一例を表わしたブロック図である。PC100は一般的なコンピューターであってよい。すなわち、図2を参照して、PC100は、装置全体を制御するためのCPU(Central Processing Unit)10と、CPU10で実行されるプログラムを記憶するためのROM(Read Only Memory)11と、CPU10でプログラムを実行する際の作業領域となるRAM(Random Access Memory)12と、画像データなどを記憶するためのHDD(Hard Disk Drive)13とを含む。
また、PC100は、ディスプレイ14および入力装置15を含む。入力装置15は、キーボードやマウスなどである。さらに、PC100は、MFP300との通信を制御するためのネットワークコントローラー16を含む。
ROM11には、CPU10で実行されるプログラムとして、設定アプリとFAXドライバーとが格納(インストール)されている。FAXドライバーは、MFP300のファクシミリ送信機能を制御するためのソフトウェアである。
FAXドライバーは、CPU10から送信対象のファイルを特定する情報や、送信先や送信部数などの送信設定を受け取り、MFP300のファクシミリ送信機能に対して送信指示を出す。動作の一例として、FAXドライバーは、ユーザーから起動が指示されると、送信先や送信部数などの送信設定を入力するための設定画面を表示して、ユーザーからの設定入力を受け付ける。そして、受け付けた送信設定で指定されたファイルの送信をMFP300に指示する。
設定アプリは、FAXドライバーに対して送信設定を行なうための設定用のアプリケーションであって、ユーザー操作によるFAXドライバーに対する送信設定を補助するためのアプリケーションと言える。設定アプリには、MFP300のファクシミリ送信機能に対して渡す送信先などの送信設定が予め登録されている。設定アプリは、ユーザーから起動が指示されると、自動的に送信設定をFAXドライバーに渡す。そのため、設定アプリは、FAXドライバーが起動されたときの設定画面に対するユーザー操作を不要として、FAXドライバーに対してMFP300への送信指示を行なわせることができる。
FAXドライバーは、MFP300へ送信対象のファイルの送信を指示する動作のための動作モードとして、第1のモードと第2のモードとの2つのモードを有する。第1のモードは、設定画面を表示してユーザーからの設定入力を受け付けることなく、設定アプリから送信設定を受け付けて、受け付けた送信設定でのファイルの送信をMFP300に指示するモードである。以降の説明では、第1のモードをUI(ユーザーインターフェース)レスモードともいう。第2のモードは、設定画面を表示してユーザーからの設定入力を受け付けて、受け付けた送信設定でのファイルの送信をMFP300に指示するモードである。以降の説明では、第2のモードを通常モードともいう。
<課題の説明>
図3〜図5は、FAXドライバーと設定アプリとの通常の動作時における課題を説明するための図である。詳しくは、図3は、設定アプリを利用してMFP300に送信を指示する場合のシステムの動作の流れを表わしている。
図3〜図5は、FAXドライバーと設定アプリとの通常の動作時における課題を説明するための図である。詳しくは、図3は、設定アプリを利用してMFP300に送信を指示する場合のシステムの動作の流れを表わしている。
設定アプリは、PC100の画面上にアイコンなどを用意しておき、ユーザーからの指示を待機している。図3を参照して、ユーザーから動作の指示を受け付けると、CPU10は、設定アプリを起動する。
設定アプリを起動したCPU10は、該設定アプリに予め登録されている、宛先情報や送信部数などの送信設定をFAXドライバーに渡す(ステップ#11)。また、設定アプリを実行しているCPU10は、FAXドライバーに対してUIレスモードとするためのコマンドを送信する(ステップ#12)。
設定アプリを実行しているCPU10は、上記コマンドおよび送信設定をFAXドライバーに送ると、該FAXドライバーを起動する。CPU10は、FAXドライバーの起動時には動作モードを、FAXドライバーに記憶されている、直近のFAXドライバーの終了時の動作モードである通常モードとして起動する。
FAXドライバーを起動したCPU10は、当該コマンドに従って、FAXドライバーの動作モードを通常モードからUIレスモードに切り替える(ステップ#13)。また、FAXドライバーを起動したCPU10は、設定アプリから渡された送信設定を指定されたファイルの送信設定とし(ステップ#14)、MFP300に対して該ファイルの送信を指示する(ステップ#15)。
その後、CPU10は、設定アプリに対して送信の完了を通知する(ステップ#16)。この通知に応じて、設定アプリを実行しているCPU10は、FAXドライバーに対して通常モードとするためのコマンドを送信する(ステップ#17)。FAXドライバーを実行しているCPU10は、当該コマンドに従って、FAXドライバーの動作モードをUIレスモードから通常モードに切り替える(ステップ#18)。
PC100で以上の動作が行なわれることで、ユーザーが設定アプリを用いて送信を指示した場合にFAXドライバーがUIレスモードとなり、PC100は設定画面を表示してユーザーの送信設定の入力を受け付けることなく、予め登録された送信設定で指定されたファイルの送信をMFP300に指示する。そして、MFP300への送信の指示が完了すると、PC100は、FAXドライバーの動作モードをUIレスモードから通常モードに戻す。これにより、次回にユーザーがFAXドライバーを起動すると通常モードで起動することになる。
図4は、設定アプリを利用せずにFAXドライバーのみを利用してMFP300に送信を指示する場合のシステムの動作の流れを表わしている。CPU10は、文書作成アプリケーションなどにおいてファクシミリ送信の指示を受け付けると、自動的にFAXドライバーを起動する。または、設定アプリと同様に、FAXドライバーの起動を指示するためのアイコンがPC100の画面に用意されていてもよい。
図4を参照して、文書作成アプリケーションなどにおいてファクシミリ送信の指示を受け付けたり上記アイコンでユーザー指示を受け付けたりしてFAXドライバーの起動がユーザー操作によって指示されると、CPU10は、FAXドライバーを起動する。
FAXドライバーを起動したCPU10は、設定画面を表示し(ステップ#23)、該設定画面に対するユーザー操作による送信設定の入力を受け付ける。FAXドライバーを実行しているCPU10は、設定画面で受け付けた送信設定を指定されたファイルの送信設定とし(ステップ#24)、MFP300に対して該ファイルの送信を指示する(ステップ#25)。
PC100で以上の動作が行なわれることで、ユーザーがFAXドライバーの起動を指示した場合には、FAXドライバーは通常モードとして起動する。そのため、送信設定のための画面が表示される。これにより、ユーザーは、FAXドライバーに対して所望する送信設定を指示することができる。
図4のようにユーザーがFAXドライバーの起動を指示した場合に通常モードで起動するためには、FAXドライバーを実行するCPU10が、図3に表わされたように、設定アプリからのコマンドでUIレスモードとして動作した後に、設定アプリからのコマンドに従って通常モードに戻しておく必要がある。ところが、CPU10が設定アプリの動作中に異常が発生すると、CPU10は、図5に表わされたように、設定アプリの実行を終了する場合がある。すなわち、図5を参照して、一例としてCPU10は、FAXドライバーに対して送信設定を渡し(ステップ#11)、UIレスモードとするためのコマンドを送信した後に(ステップ#12)、異常の発生により設定アプリの実行を終了したとする。この場合、上記ステップ#17での、設定アプリからFAXドライバーへの通常モードとするためのコマンドの送信が実行されない。したがって、この場合、FAXドライバーの動作モードは通常モードに切り替えられることなく、UIレスモードが維持される。
FAXドライバーを実行しているCPU10は、MFP300への送信指示を完了すると、FAXドライバーの実行を終了する。CPU10は、FAXドライバーの実行の終了時の動作モードを記憶しておき、次回の起動の際に、該モードで起動する。上記のように、FAXドライバーの実行の終了の際にUIレスモードが維持されていると、CPU10は、次回FAXドライバーを起動する場合にUIレスモードで起動する。この場合、次回のFAXドライバーの起動設定アプリからの指示ではなく起動する場合(図4)であっても、CPU10がFAXドライバーをUIレスモードで起動するために設定画面が表示されずに、先に設定アプリから渡された送信設定にてMFP300に対して自動的に送信が指示されてしまうことになる。そのため、ユーザーは、送信設定を行なうことを意図してFAXドライバーを起動した場合であっても、送信設定ができず、意図していない送信設定にてファイルの送信がMFP300に指示されてしまうことになる。
<動作概要>
上記の問題に対して、本実施の形態にかかるシステムは図6および図7のように動作する。図6および図7は、本システムの動作概要を表わした図である。
上記の問題に対して、本実施の形態にかかるシステムは図6および図7のように動作する。図6および図7は、本システムの動作概要を表わした図である。
図6を参照して、ユーザーから動作の指示を受け付けると、CPU10は、設定アプリを起動する。
設定アプリを起動したCPU10は、該設定アプリに予め登録されている、宛先情報や送信部数などの送信設定をFAXドライバーに渡す(ステップS1)。また、設定アプリを実行しているCPU10は、FAXドライバーに対してUIレスモードとするためのコマンドを送信する(ステップS2)。さらに、CPU10は、設定アプリを実行することによって現在実行中の一連の処理(プロセス)に関連付けられた識別情報をFAXドライバーに通知する(ステップS3)。上記識別情報はプロセス識別子(PID:Process Identification)とも呼ばれ、PC100において、プロセスごとに自動的に割り当てられる。以降の説明では、上記識別情報をPIDともいう。
設定アプリを実行しているCPU10は、上記コマンドおよび送信設定をFAXドライバーに送ると、該FAXドライバーを起動する。
FAXドライバーを起動したCPU10は、当該コマンドに従って、FAXドライバーの動作モードを通常モードからUIレスモードに切り替える(ステップS4)。また、FAXドライバーを起動したCPU10は、FAXドライバーから通知されたPIDをHDD13などのメモリーに登録する(ステップS5)。また、FAXドライバーを起動したCPU10は、設定アプリから渡された送信設定を指定されたファイルの送信設定とする(ステップS6)。
FAXドライバーを実行しているCPU10は、ファイルの送信をMFP300に指示するよりも以前に、設定アプリに対して現在のPIDを要求する(ステップS7)。ここでは、CPU10は、現時点でCPU10が実行しているすべてのアプリケーションに対してPIDを要求してもよい。
CPU10は、設定アプリからPIDの回答を受け付けると(ステップS8)、上記ステップS5でHDD13に登録したPIDと比較することで、現在のUIレスモードの適否を判定する(ステップS9)。すなわち、CPU10は、上記ステップS8で設定アプリから取得したPIDとHDD13に登録されているPIDとが一致する場合には、FAXドライバーの現在の動作モードがUIレスモードであることを「適」と判定する。上記ステップS8で設定アプリから取得したPIDとHDD13に登録されているPIDとが一致しない場合、または、現在実行中のすべてのアプリケーションから得られたPIDの中にHDD13に登録されているPIDが含まれない場合、CPU10は、FAXドライバーの現在の動作モードがUIレスモードであることを「否」と判定する。
上記ステップS9にてFAXドライバーの現在の動作モードがUIレスモードであることが「適」と判定された場合、FAXドライバーを実行しているCPU10は、MFP300に対して上記ステップS6での送信設定でのファイルの送信を指示する(ステップS10)。
その後、CPU10は、設定アプリに対して送信の完了を通知する(ステップS11)。この通知に応じて、設定アプリを実行しているCPU10は、FAXドライバーに対して通常モードとするためのコマンドを送信する(ステップS12)。FAXドライバーを実行しているCPU10は、当該コマンドに従って、FAXドライバーの動作モードをUIレスモードから通常モードに切り替える(ステップS13)。
FAXドライバーを実行しているCPU10は、上記ステップS13で通常モードに切り替える際に、上記ステップS5で登録した設定アプリのPIDをHDD13から削除してもよい。HDD13から上記ステップS5で登録した設定アプリのPIDを削除しない場合、FAXドライバーを実行しているCPU10は、上記ステップS5でHDD13で直近に登録した設定アプリのPIDに通知されたPIDを上書きすることになる。設定アプリを実行しているCPU10は、FAXドライバーに上記ステップS2でUIレスモードとするコマンドを送信してから上記ステップS12で通常モードに戻すコマンドを送信するまでは一連の処理を実行しているため、当該処理に対しては同一のPIDが割り当てられている。そのため、FAXドライバーを実行しているCPU10でのPIDのメモリーへの書き込みがいずれの上記のいずれの場合であっても、上記ステップS5で登録したPIDと上記ステップS8で取得したPIDとは一致する。つまり、図6に表わされたように、設定アプリからUIレスモードに切り替えるコマンドを受け付けたことによってFAXドライバーを実行するCPU10が動作モードをUIレスモードに切り替えることは、FAXドライバーを実行するCPU10によって適切と判定され、当該動作モードで処理が完了する。
図7は、上記ステップS9でFAXドライバーの現在の動作モードがUIレスモードであることが「否」と判定された場合の本システムの動作を表わしている。すなわち、図7を参照して、上記ステップS8で設定アプリから取得したPIDとHDD13に登録されているPIDとが一致せずに、FAXドライバーの現在の動作モードがUIレスモードであることを「否」と判定すると(ステップS9’)、FAXドライバーを実行しているCPU10は、FAXドライバーの動作モードをUIレスモードから通常モードに切り替える(ステップS15)。FAXドライバーを実行しているCPU10は設定画面を表示し(ステップS16)、該設定画面に対するユーザー操作による送信設定の入力を受け付ける。そして、CPU10は、設定画面で受け付けた送信設定を指定されたファイルの送信設定とし(ステップS17)、MFP300に対して該ファイルの送信を指示する(ステップS18)。
図5に表わされたように、CPU10が設定アプリを異常終了した場合など、上記ステップS12の通常モードに戻すコマンドを送信せずに設定アプリが終了すると、FAXドライバーには動作モードとしてUIレスモードが記憶される。そのため、次にCPU10がFAXドライバーを起動する際には、UIレスモードで起動することになる。さらに、この場合、HDD13には、先のFAXドライバーの起動の際に設定アプリから通知されたPIDが登録されたままとなっている。
FAXドライバーを実行しているCPU10は、図6に表わされたように、動作モードがUIレスモードである場合には、上記ステップS10でMFP300に対してファイルの送信を指示するよりも以前に、設定アプリに対してPIDを要求する(ステップS7)。このときに、もしもCPU10が設定アプリの実行中である場合、FAXドライバーを実行しているCPU10は設定アプリからPIDを取得する(ステップS8)。しかしながら、もしも当該FAXドライバーの起動が設定アプリからのコマンドによるものではなく、FAXドライバーの起動を指示するユーザー操作によるものである場合、ステップS8で設定アプリから取得したPIDは、HDD13に登録されている(前回の)PIDとは異なる。
この場合、図7に表わされたように、FAXドライバーを実行いているCPU10はFAXドライバーの動作モードをUIレスモードから通常モードに切り替える。これによって、ユーザーが意図しない、前回の設定アプリを利用した送信設定で指定したファイルの送信がMFP300に指示されることが回避される。
<機能構成>
図8は、上記動作を行なうためのPC100の機能構成の一例を表わしたブロック図である。図8の各機能は、PC100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行することで、主にCPU10で実現される。しかしながら、少なくとも一部機能が図2に表わされたハードウェア、または電気回路などの図示されない他のハードウェアによって実現されてもよい。
図8は、上記動作を行なうためのPC100の機能構成の一例を表わしたブロック図である。図8の各機能は、PC100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行することで、主にCPU10で実現される。しかしながら、少なくとも一部機能が図2に表わされたハードウェア、または電気回路などの図示されない他のハードウェアによって実現されてもよい。
図8を参照して、PC100のCPU10は、コマンド入力部102と、モード切替部103と、送信設定部104と、送信指示部105と、表示処理部106と、設定入力部107と、取得部108と、判定部109とを含む。
コマンド入力部102は、設定アプリからコマンドや送信設定の入力を受け付ける。モード切替部103は、設定アプリからのコマンドに基づいて、動作モードをUIレスモードと通常モードとの間で切り替える。
送信設定部104は、UIレスモードにおいて設定アプリから入力された送信設定を指定されたファイルの送信設定とする。送信指示部105は、MFP300に対して指定されたファイルの送信を指示する。
表示処理部106は、通常モードにおいて送信設定を受け付けるための送信設定画面をディスプレイ14に表示する処理を行なう。設定入力部107は、送信設定用の画面に対するユーザー操作による入力を受け付ける。
取得部108は、設定用アプリが送信設定をFAXドライバーに入力してからUIレスモードを通常モードに切り替えるコマンドを入力するまでの間の設定アプリにおける一連の処理に関連付けられた識別情報であるPID設定アプリから取得する。判定部109は、動作モードがUIレスモードであるときに、指定されたファイルの送信をMFP300に指示するよりも前に、通常モードからUIレスモードに切り替わる際に設定アプリから取得したPIDと、取得部108で設定アプリから取得したPIDとを比較することで、動作モードがUIレスモードであることの適否を判定する。
判定部109で動作モードがUIレスモードであることが否と判定された場合に、モード切替部103は、指定されたファイルの送信をMFP300に指示するよりも前に動作モードをUIレスモードから通常モードに切り替える。
なお、HDD13は、現在の動作モードを記憶するためのモード記憶部131と、設定アプリのPIDを記憶するためのPID記憶部132とを含む。CPU10は、FAXドライバーを起動する際には、モード記憶部131に記憶されている、先にFAXドライバーを終了したときの動作モードを読出し、当該モードでFAXドライバーを起動する。
<動作フロー>
図9は、PC100の動作の流れの一例を表わしたフローチャートである。図9のフローチャートに表わされた動作は、PC100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行し、図8の各機能を発揮することによって実現される。
図9は、PC100の動作の流れの一例を表わしたフローチャートである。図9のフローチャートに表わされた動作は、PC100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行し、図8の各機能を発揮することによって実現される。
図9を参照して、PC100の、FAXドライバーを実行しているCPU10は、設定アプリから動作モードを切り替えるためのコマンドとPIDと送信設定とを受け取った場合(ステップS101でYES)、該コマンドに従って動作モードを通常モードからUIレスモードに切り替える(ステップS103)。また、CPU10は、設定アプリから受け取った設定アプリのPIDをHDD13に登録する(ステップS105)。そして、FAXドライバーを実行しているCPU10は、設定アプリから受け取った送信設定を指定されたファイルの送信設定とする(ステップS107)。
ここで、FAXドライバーを実行しているCPU10は、指定されたファイルの送信をMFP300に指示するに先立って、設定アプリに対してPIDを要求する(ステップS109)。FAXドライバーを実行しているCPU10は、該要求に対して設定アプリからPIDを受け取ると(ステップS111でYES)、HDD13に登録されているPIDと一致するか否かを確認する(ステップS113)。
要求に応じて設定アプリから取得したPIDとHDD13に登録されているPIDとが一致する場合(ステップS113でYES)、FAXドライバーを実行しているCPU10は、上記ステップS107での送信設定で、指定されたファイルの送信をMFP300に指示する(ステップS115)。そして、FAXドライバーを実行しているCPU10は、設定アプリに対して送信指示の完了を通知する(ステップS117)。
その後、設定アプリから動作モードを通常モードに戻すためのコマンドを受信すると(ステップS117でYES)、FAXドライバーを実行しているCPU10は、該コマンドに従って動作モードを通常モードに戻し(ステップS121)、一連の動作を終了する。
一方、要求に応じて設定アプリから取得したPIDとHDD13に登録されているPIDとが一致しない場合(ステップS113でNO)、FAXドライバーを実行しているCPU10は動作モードを通常モードに切り替える(ステップS125)。そして、CPU10は、通常モードでの動作を行なう。すなわち、FAXドライバーを実行しているCPU10は、送信設定の入力を受け付けるための設定画面をディスプレイ14に表示し(ステップS127)、ユーザーからの送信設定の入力を受け付ける。ユーザーから送信設定の入力を受け付けると(ステップS129でYES)、FAXドライバーを実行しているCPU10は、入力された設定を指定されたファイルの送信設定とする(ステップS131)。FAXドライバーを実行しているCPU10は、上記ステップS131での送信設定で、指定されたファイルの送信をMFP300に指示する(ステップS133)。そして、FAXドライバーを実行しているCPU10は、設定アプリに対して送信指示の完了を通知し(ステップS135)、一連の動作を終了する。
なお、FAXドライバーを実行しているCPU10は、設定アプリからコマンド、PID、および送信設定を受け取っていない状態でUIレスモードであった場合(ステップS101でNO、ステップS123でYES)、登録されている送信設定でファイルの送信をMFP300に指示するに先立って、設定アプリに対してPIDを要求する(ステップS109)。そして、CPU10は、以降、上記したステップS111以降の動作を行なって、UIレスモードの適否を判定する。
一方、FAXドライバーを実行しているCPU10は、設定アプリからコマンド、PID、および送信設定を受け取っていない状態で通常モードである場合には(ステップS101でNO、ステップS123でNO)、通常モードで規定される動作である、上記したステップS127以降の動作を行なう。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態は、設定アプリが直接FAXドライバーに対して送信設定やコマンドを渡すことで、ファイルの送信を指示するものである。他の例として、設定アプリが、文書作成ファイルなどの他のアプリケーションを起動し、該アプリケーションに対して送信を指示するようにしてもよい。第2の実施の形態におけるシステム構成は、第1の実施の形態におけるシステム構成と同様であるため、この説明は繰り返さない。
第1の実施の形態は、設定アプリが直接FAXドライバーに対して送信設定やコマンドを渡すことで、ファイルの送信を指示するものである。他の例として、設定アプリが、文書作成ファイルなどの他のアプリケーションを起動し、該アプリケーションに対して送信を指示するようにしてもよい。第2の実施の形態におけるシステム構成は、第1の実施の形態におけるシステム構成と同様であるため、この説明は繰り返さない。
図10は、第2の実施の形態にかかるシステムの動作概要を表わした図である。図10において、第1の実施の形態にかかるシステムと同じ動作については同じステップ番号が付されている。図10を参照して、設定アプリを実行しているCPU10は、FAXドライバーに対して送信設定およびモード設定コマンドを送信し(ステップS1,S2)、現在の処理に関連付けられたPIDを通知した後(ステップS3)、指定されたファイルに関連したアプリケーション(一般アプリ)を起動する(ステップS21)。たとえば、指定されたファイルが文書ファイルである場合には、設定アプリを実行しているCPU10は、文書閲覧用のアプリケーションや文書作成用のアプリケーションなどを起動する。そして、設定アプリを実行しているCPU10は、当該アプリケーションに対してファイルの送信を指示する(ステップS22)。
設定アプリからファイルの送信を指示されたアプリケーションは、指定されたファイルの送信の指示をFAXドライバーに渡す(ステップS23)。
FAXドライバーを実行しているCPU10は、ファイルの送信をMFP300に指示するよりも以前に、設定アプリに対して現在のPIDを要求し、設定アプリのPIDを取得する(ステップS7,S8)。ここでは、上記のように、CPU10は、現時点でCPU10が実行しているすべてのアプリケーション、つまり、上記の設定アプリがファイルの送信を指示したアプリケーションに対してもPIDを要求し、該アプリケーションのPIDを取得してもよい(ステップS24,S25)。
以降、FAXドライバーを実行しているCPU10は、第1の実施の形態にかかるシステムと同様の動作を行なう。なお、FAXドライバーを実行しているCPU10は、送信の指示の完了を、上記のアプリケーションを介して設定アプリに通知してもよい(ステップS26,S27)。
<実施の形態の効果>
本実施の形態において情報送信装置として機能するPC100が上記の動作を行なうことで、図5に表わされたように、CPU10が設定アプリの動作を途中で終了し、動作モードを通常モードに戻すコマンドをFAXドライバーに渡さずに終了してしまった場合にも対処することができる。すなわち、この場合、次回にFAXドライバーが起動すると、先の終了時の動作モードであるUIレスモードが記憶されており、該動作モードで起動する。そうすると、FAXドライバーは設定画面をディスプレイ14に表示することなく、先に設定アプリから渡された送信先などの送信設定で指定されたファイルの送信をMFP300に指示してしまうことになる。
本実施の形態において情報送信装置として機能するPC100が上記の動作を行なうことで、図5に表わされたように、CPU10が設定アプリの動作を途中で終了し、動作モードを通常モードに戻すコマンドをFAXドライバーに渡さずに終了してしまった場合にも対処することができる。すなわち、この場合、次回にFAXドライバーが起動すると、先の終了時の動作モードであるUIレスモードが記憶されており、該動作モードで起動する。そうすると、FAXドライバーは設定画面をディスプレイ14に表示することなく、先に設定アプリから渡された送信先などの送信設定で指定されたファイルの送信をMFP300に指示してしまうことになる。
しかしながら、本実施の形態においては、PC100が動作モードをUIレスモードに切り替える際に設定アプリから取得したPIDを、ファイルの送信を指示する前に設定アプリから取得したPIDと比較する。この比較は、UIレスモードが、当該ファイルの送信の際の動作モードとして適切か否かを確認するものとなる。すなわち、ここでPIDが一致していると、設定アプリからの指示に基づいてUIレスモードとした一連の動作においてファイルの送信を指示することになる。一方で、PIDが一致していない場合には、現在のファイルの送信が、記憶されているPIDに関連付けられた動作を行なっている設定アプリからの指示によるものでない可能性、つまり、先の設定アプリによるUIレスモードへの切り替えの後に通常モードに戻されていない可能性が考えられる。この場合、FAXドライバーを実行しているCPU10が通常モードに自動的に切り替えることで、ユーザーの意図しない(前回の)送信先などの送信設定でファイルの送信が指示されることを回避できる。
<他の例>
さらに、上述の送信動作をPC100のCPU10に実行させるプログラムを提供することもできる。このようなプログラムを提供することで、既存の情報処理装置を上記のような情報送信装置として機能させることができる。
さらに、上述の送信動作をPC100のCPU10に実行させるプログラムを提供することもできる。このようなプログラムを提供することで、既存の情報処理装置を上記のような情報送信装置として機能させることができる。
このようなプログラムは、コンピューターに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM、RAMおよびメモリカードなどのコンピューター読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピューターに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、本開示にかかるプログラムは、コンピューターのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本開示にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本開示にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本開示にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 CPU、11 ROM、12 RAM、13 HDD、14 ディスプレイ、15 入力装置、16 ネットワークコントローラー、100 PC、102 コマンド入力部、103 モード切替部、104 送信設定部、105 送信指示部、106 表示処理部、107 設定入力部、108 取得部、109 判定部、131 モード記憶部、132 記憶部、300 MFP。
Claims (5)
- 情報の送信部に対して送信を指示することが可能な情報送信装置であって、
前記情報送信装置で前記送信を指示するための動作モードとして、設定用のアプリケーションから受け付けた送信設定での情報の送信を前記送信部に指示する第1のモードと、設定入力画面を表示して、前記設定入力画面に対するユーザー操作によって入力された送信設定での情報の送信を前記送信部に指示する第2のモードとを有し、
前記設定用のアプリケーションからのコマンドに基づいて、動作モードを前記第1のモードと前記第2のモードとの間で切り替えるためのモード切替手段と、
前記設定用のアプリケーションが前記送信設定を入力してから前記第1のモードを前記第2のモードに切り替えるコマンドを入力するまでの間の前記設定用のアプリケーションにおける一連の処理に関連付けられた識別情報を、前記設定用のアプリケーションから取得するための取得手段と、
前記モード切替手段によって前記第2のモードから前記第1のモードに切り替わる際に、前記取得手段によって前記設定用のアプリケーションから取得された前記識別情報を記憶するための記憶手段と、
前記動作モードが前記第1のモードであるときに、前記情報の送信を前記送信部に指示するよりも前に、前記取得手段で前記設定用のアプリケーションから取得した前記識別情報と前記記憶手段に記憶されている識別情報とを比較することで、前記動作モードが前記第1のモードであることの適否を判定するための判定手段とを備え、
前記モード切替手段は、前記判定手段において前記動作モードが前記第1のモードであることが否と判定された場合に、前記情報の送信を前記送信部に指示するよりも前に前記動作モードを前記第1のモードから前記第2のモードに切り替える、情報送信装置。 - 前記設定用のアプリケーションは、前記一連の処理が完了するごとに前記識別情報を変更し、
前記取得手段は、前記設定用のアプリケーションが前記一連の処理の開始の際に通知する前記一連の処理の識別情報を取得し、
前記取得手段は、前記動作モードが前記第1のモードであるときに、前記情報の送信を前記送信部に指示するよりも前に前記設定用のアプリケーションに対して前記識別情報を要求することで前記識別情報を取得する、請求項1に記載の情報送信装置。 - 前記判定手段は、前記記憶手段に記憶されている前記識別情報と、前記動作モードが前記第1のモードであるときに前記情報の送信を前記送信部に指示するよりも前に前記取得手段が前記設定用のアプリケーションから取得した前記識別情報とが一致する場合には前記動作モードが前記第1のモードであることを適と判定し、一致しない場合には前記動作モードが前記第1のモードであることを否と判定する、請求項1に記載の情報送信装置。
- 情報送信装置での情報の送信方法であって、
前記情報送信装置は、前記送信を指示するための動作モードとして、設定用のアプリケーションから受け付けた送信設定での情報の送信を送信部に指示する第1のモードと、設定入力画面を表示して、前記設定入力画面に対するユーザー操作によって入力された送信設定での情報の送信を前記送信部に指示する第2のモードとを有し、
前記送信方法は、
前記設定用のアプリケーションから、前記動作モードを前記第1のモードに切り替えるコマンドと、送信設定の入力と、前記設定用のアプリケーションにおける前記送信設定の入力以降の一連の処理に関連付けられた識別情報の入力とを受け付けるステップと、
前記識別情報をメモリーに記憶するステップと、
前記第1のモードで情報の送信を前記送信部に指示するよりも前に前記設定用のアプリケーションにおける現在の処理の識別情報を前記設定用のアプリケーションから取得するステップと、
前記取得するステップで取得した識別情報と前記メモリーに記憶されている識別情報とを比較することで、前記動作モードが前記第1のモードであることの適否を判定するステップと、
前記判定するステップで前記動作モードが前記第1のモードであることが否と判定された場合に、前記動作モードを前記第1のモードから前記第2のモードに切り替えて前記設定入力画面を表示し、送信設定の入力を受け付けるステップとを備える、情報送信方法。 - 情報送信装置に搭載されるコンピューターに情報の送信処理を実行させるプログラムであって、
前記情報送信装置は、前記送信を指示するための動作モードとして、設定用のアプリケーションから受け付けた送信設定での情報の送信を送信部に指示する第1のモードと、設定入力画面を表示して、前記設定入力画面に対するユーザー操作によって入力された送信設定での情報の送信を前記送信部に指示する第2のモードとを有し、
前記プログラムは前記コンピューターに、
前記設定用のアプリケーションから、前記動作モードを前記第1のモードに切り替えるコマンドと、送信設定の入力と、前記設定用のアプリケーションにおける前記送信設定の入力以降の一連の処理に関連付けられた識別情報の入力とを受け付けるステップと、
前記識別情報をメモリーに記憶するステップと、
前記第1のモードで情報の送信を前記送信部に指示するよりも前に前記設定用のアプリケーションにおける現在の処理の識別情報を前記設定用のアプリケーションから取得するステップと、
前記取得するステップで取得した識別情報と前記メモリーに記憶されている識別情報とを比較することで、前記動作モードが前記第1のモードであることの適否を判定するステップと、
前記判定するステップで前記動作モードが前記第1のモードであることが否と判定された場合に、前記動作モードを前記第1のモードから前記第2のモードに切り替えて前記設定入力画面を表示し、送信設定の入力を受け付けるステップとを実行させる、情報送信プログラム。
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