JP6086033B2 - インバータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インバータ装置に関する。
特許文献1には、電動機に一体化される円形のインバータ装置が記載されている。特許文献1に記載のインバータ装置は、裏面の所定の箇所に冷却フィンが形成された放熱部材と、複数のパワー素子を有する複数の半導体モジュールと、各半導体モジュールに接続される複数の平滑コンデンサとを備えている。半導体モジュール及び平滑コンデンサは、放熱部材の表面において同一平面上に放射状に配置されて放熱部材に搭載されている。
特開平7−245968号公報
特許文献1に記載のインバータ装置においては、上述したように、半導体モジュールと平滑コンデンサとを同一平面上に配置することによって、平滑コンデンサを半導体モジュールの上に重ねて配置する場合と比較して、装置の高さを抑えることを図っている。また、特許文献1に記載のインバータ装置においては、放熱部材の裏面における半導体モジュールが搭載される部分に対応する箇所に冷却フィンを形成することにより、半導体モジュールから冷却液までの熱抵抗の低減を図っている。しかしながら、特許文献1に記載のインバータ装置においては、上述したように、半導体モジュールと、半導体モジュールよりも背の高い平滑コンデンサとを、放熱部材の同一平面(表面)上に配置しているため、装置の高さ方向のサイズが放熱部材の厚み及び平滑コンデンサの高さに応じたものとなり、その結果、装置のさらなる小型化が阻害されている。
そこで、本発明は、装置の大型化を避けつつパワーモジュールを効率的に冷却可能なインバータ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るインバータ装置は、一方の面及び他方の面を有する放熱部材と、仮想円に沿って互いに離間した状態で放熱部材の一方の面上に配置された複数のパワーモジュールと、放熱部材に対して所定の間隔をあけて対向するように配置されたコンデンサ基板と、コンデンサ基板に搭載された複数のコンデンサと、を備え、複数のコンデンサは、パワーモジュールの間に配置されるように、コンデンサ基板における放熱部材に対向する面に搭載されており、放熱部材は、コンデンサに対向する部分に設けられ該コンデンサを収容する収容凹部と、パワーモジュールが配置される部分に対応する位置において他方の面に設けられた複数の放熱フィンとを有し、複数の放熱フィンは、放熱部材の中央から外縁に向けて放射状に延在している、ことを特徴とする。
本発明に係るインバータ装置においては、複数のパワーモジュールが、放熱部材の一方の面上において、所定の仮想円に沿って互いに離間して配置される。また、複数のコンデンサが、パワーモジュールの間に配置されるように、コンデンサ基板における放熱部材に対向する面に搭載されている。そして、放熱部材が、コンデンサに対向する部分に設けられ該コンデンサを収容する収容凹部と、パワーモジュールが配置される部分に対応する位置において他方の面に設けられた複数の放熱フィンとを有している。つまり、比較的背の高い部品であるコンデンサが、放熱部材におけるパワーモジュールが配置される面よりも凹んだ部分である収容凹部に収容されるうえに、放熱フィンが、発熱部材であるパワーモジュールに対応するように、放熱部材における収容凹部以外の部分に設けられる。このため、放熱部材の同一平面上にパワーモジュールとコンデンサとを搭載する場合と比較して、高さ方向についての装置の大型化を避けつつ、放熱フィンによってパワーモジュールを効率的に冷却することが可能となる。
本発明に係るインバータ装置においては、複数のパワーモジュールは、それぞれ、放熱フィンの延在方向に交差する方向に沿って配列されて互いに並列接続された複数のパワー素子を有するものとすることができる。この場合、複数のパワー素子が、放熱フィンに沿って形成される冷媒(例えば空気)の流路に交差するように配列されることとなる。このため、複数のパワー素子に対して均一に冷却を行うことが可能となる。
本発明に係るインバータ装置においては、複数のパワーモジュールは、仮想円に沿って互いに略等間隔となるように配置されており、コンデンサ基板は、略円形の外形を有すると共に円周方向に配線パターンが形成された円形基板であり、複数のコンデンサは、パワーモジュールの配置に対応するように、コンデンサ基板の円周方向に沿って互いに略等間隔となるように配置されているものとすることができる。この場合、パワーモジュール間において、電気的及び熱的なアンバランスが生じることを抑制することができる。
本発明に係るインバータ装置においては、複数の放熱フィンは、放熱部材の外縁側に形成された複数の第1のフィン部と、複数の第1のフィン部よりも放熱部材の中央側に形成された複数の第2のフィン部とを含み、互いに隣接する第1のフィン部同士の間隔は、互いに隣接する第2のフィン部同士の間隔よりも広いものとすることができる。この場合には、放熱部材の外縁から冷媒を吸入する際に、冷媒の圧損が生じることを抑制することができる。
本発明に係るインバータ装置においては、複数のコンデンサは、コンデンサの正極端子及び負極端子がコンデンサ基板の円周方向に沿って並ぶように前記コンデンサ基板に搭載されているものとすることができる。この場合、コンデンサ基板において、円周方向に沿った電流経路を十分に確保することが可能となる。
本発明によれば、装置の大型化を避けつつパワーモジュールを効率的に冷却可能なインバータ装置を提供することができる。
本実施形態に係るインバータ装置の構成を示す模式図である。 本実施形態に係るインバータ装置の模式的な断面図である。 図1に示されたコンデンサ基板を示す平面図である。
以下、本発明の一実施形態に係るインバータ装置について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において、同一の要素同士、或いは相当する要素同士には、互いに同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、各図における寸法比率は、実際のものとは異なる場合がある。
図1は、本実施形態に係るインバータ装置の構成を示す模式図である。特に、図1の(a)は、本実施形態に係るインバータ装置の模式的な平面図であり、図1の(b)は、本実施形態に係るインバータ装置の底面図である。図2は、本実施形態に係るインバータ装置の模式的な断面図である。なお、図1の(a)においては、コンデンサ基板を透過してパワーモジュール及びコンデンサを示している。また、図2の断面は、図1のII−II線に沿った断面に相当する。
図1,2に示されるインバータ装置1は、例えば3相モータを駆動する3相インバータである。インバータ装置1は、全体として略円筒形を呈する円形インバータ装置である。インバータ装置1は、複数(ここでは3つ)のパワーモジュール10と、コンデンサ基板20と、複数のコンデンサ30と、ヒートシンク(放熱部材)40とを備えている。また、ヒートシンク40は、複数の放熱フィン(放熱部材)50を有している。パワーモジュール10は、それぞれ、例えば3相インバータにおけるU相、V相、及びW相を構成する。
パワーモジュール10は、それぞれ、主回路基板(第1の基板)11と、複数(ここでは8つ)のパワー素子12とを有している。主回路基板11は、表面(第1の表面)11aと、表面11aの反対側の裏面(第1の裏面)11bとを含み、略長方形板状を呈している。主回路基板11は、例えば、絶縁金属基板等である。
パワー素子12は、主回路基板11の表面11aに搭載されている。パワー素子12は、例えば、並列接続される4素子を1組として3相インバータの各相における上アーム又は下アームを構成する。各アームを構成する4つのパワー素子12は、主回路基板11の長手方向に沿って配列されている。パワー素子12としては、例えば、MOSFETやIGBT等を用いることができる。主回路基板11の表面11aには、各相の出力端子に相当する電極13と、正極及び負極の入力端子に相当する電極14とが設けられており、パワー素子12に電気的に接続されている。
コンデンサ基板(第2の基板)20は、略円形の外形を有すると共に円周方向に配線パターンが形成された円形基板である。コンデンサ基板20は、表面(第2の表面)20aと、表面20aの反対側の裏面20bとを有している。コンデンサ基板20は、表面20aが主回路基板11の表面11aに対向するように、主回路基板11と対向して配置されている。コンデンサ基板20の略中央には、開口部20hが形成されている。
コンデンサ30は、パワー素子12に電気的に接続されている。コンデンサ30は、コンデンサ基板20から主回路基板11に向かう所定の方向(コンデンサ基板20の厚さ方向)に突出するように、コンデンサ基板20の表面20aに搭載されている。したがって、コンデンサ30(コンデンサ30の側面)とコンデンサ基板20の表面20aとによって、コンデンサ30の高さに応じた空間Sが規定される。パワーモジュール10(すなわち主回路基板11及びパワー素子12)は、その空間S内に配置されている。その状態において、パワーモジュール10の主回路基板11の裏面11bは、コンデンサ30の頂部よりもコンデンサ基板20側に位置している。
ヒートシンク40は、空間S内に配置されて主回路基板11の裏面11bに接触する接触部41と、コンデンサ30を覆うように接触部41から延在するカバー部42とを有している。接触部41は、主回路基板11の裏面11bに接触する表面(一方の面)41aと、表面41aの反対側の裏面(他方の面)41bとを有している。
したがって、ヒートシンク40は、少なくとも、接触部41の表面41aと主回路基板11の裏面11bとの接触により、主回路基板11の裏面11bに熱的に接続されている。一方、コンデンサ30とカバー部42とを直接接触させる、或いは、放熱シート等の伝熱部材を介して接触させることにより、ヒートシンク40をコンデンサ30に熱的に接続してもよい。ヒートシンク40は、例えばアルミ等の金属から形成することができる。このようなヒートシンク40は、表面41aから裏面41bに向かう方向からみて、コンデンサ基板20の外形と同様の略円形の外形を有している。また、カバー部42は、接触部41の表面41aに開口する凹部となっている。
放熱フィン50は、ヒートシンク40の接触部41の裏面41bに立設されている。したがって、放熱フィン50は、ヒートシンク40の接触部41を介して、主回路基板11の裏面11bに熱的に接続されている。放熱フィン50は、接触部41の裏面41bに沿って(すなわち、主回路基板11の裏面11bに沿って)ヒートシンク40の中央から外縁に向けて放射状に延在している。放熱フィン50は、空間S内に配置されている。放熱フィン50のヒートシンク40と反対側の端部(接触部41の裏面41bと反対側の端部)は、コンデンサ30の頂部と概ね同程度の位置となっている。
放熱フィン50は、ヒートシンク40の外縁側に形成された複数の放熱フィン(第1のフィン部)51と、ヒートシンク40の中心側に形成された複数の放熱フィン(第2のフィン部)52とを含む。放熱フィン51の形成密度は、放熱フィン52の形成密度よりも小さい。したがって、互いに隣接する放熱フィン51同士の間隔は、互いに隣接する放熱フィン52同士の間隔よりも広い。また、ヒートシンク40の径方向(すなわち、コンデンサ基板20の径方向)と放熱フィン51の延在方向とのなす角度は、ヒートシンク40の径方向と放熱フィン52の延在方向とのなす角度よりも大きい。このような放熱フィン50は、例えばアルミ等の金属によって、ヒートシンク40と一体に形成することができる。
ここで、インバータ装置1における各要素の配置について説明する。図3は、図1に示されたコンデンサ基板を示す平面図である。図1〜3に示されるように、パワーモジュール10は、ヒートシンク40の円周方向に沿って、すなわち、所定の仮想円に沿って、互いに離間した状態でヒートシンク40の(接触部41の)表面41a上に配置されている。コンデンサ基板20は、ヒートシンク40の表面41aに対して所定の間隔をあけて対向するように配置されている。コンデンサ30は、複数個(ここでは6個)を1組として、各組がコンデンサ基板20の円周方向に沿って互いに略等間隔となるように、コンデンサ基板20の表面20a上に分散して配置されている。ここでは、コンデンサ30の3つの組が、コンデンサ基板20の表面20a上において3等配されている。
パワーモジュール10は、コンデンサ基板20の円周方向に沿って互いに隣り合うコンデンサ30の組の間において、コンデンサ30によって規定される空間S内に配置される。したがって、パワーモジュール10も、コンデンサ基板20の円周方向に沿って互いに略等間隔となるように、コンデンサ基板20の表面20a上に分散して配置されている。ここでは、3つのパワーモジュール10が、コンデンサ基板20の表面20a上において3等配されている。
換言すれば、インバータ装置1においては、コンデンサ基板20が、円周方向に沿って配列された3つの領域に等分されており、コンデンサ30の組とパワーモジュール10とが、コンデンサ基板20の円周方向に沿って交互に配列されるように、それぞれの領域上に配置されている。さらに換言すれば、複数のコンデンサ30は、パワーモジュール10の間に配置されるように、ヒートシンク40の表面41aに対向するコンデンサ基板20の表面20aに搭載されている。より具体的には、複数のコンデンサ30は、パワーモジュール10の配置に対応するようにコンデンサ基板20の円周方向に沿って互いに略等間隔となるように配置されている。
なお、それぞれのコンデンサ30は、正極端子30p及び負極端子30nがコンデンサ基板20の円周方向(インバータ装置の円周方向)に沿って並ぶように、コンデンサ基板20の表面20a上に搭載されている。また、パワーモジュール10のパワー素子12は、各アームを構成する組ごとに、放熱フィン50の延在方向に交差する方向に沿って配列されて互いに並列接続され、主回路基板11の表面11a上に搭載されている。
以上のような状態において、複数のコンデンサ30はヒートシンク40のカバー部42に収容されており、複数のパワーモジュール10はヒートシンク40の接触部41に接触している。そして、接触部41の裏面41bには放熱フィン50が形成されている。つまり、ヒートシンク40は、コンデンサ30に対向する部分に設けられ該コンデンサ30を収容するカバー部(収容凹部)42と、パワーモジュール10が配置される部分に対応する位置において接触部41の裏面41bに設けられた複数の放熱フィン50とを有する。
なお、コンデンサ基板20の開口部20hの外形は、パワーモジュール10のそれぞれ縁部(コンデンサ基板20の中心側に位置する縁部)10eに沿った辺部分20sによって規定されている。ここでは、3つのパワーモジュール10が略等間隔で配置されていることから、開口部20hの外形は、3つの辺部分20sによって略正三角形に規定されている。
以上説明したように、インバータ装置1においては、複数のパワーモジュール10が、略円形の外形を有するヒートシンク40の表面41a上において、互いに離間して配置される。また、複数のコンデンサ30が、パワーモジュール10の間に配置されるように、ヒートシンク40の表面41aに対向するコンデンサ基板20の表面20aに搭載されている。そして、ヒートシンク40が、コンデンサ30に対向する部分に設けられ該コンデンサ30を収容するカバー部42と、パワーモジュール10が配置される部分に対応する位置において裏面41bに設けられた複数の放熱フィン50とを有している。
つまり、比較的背の高いコンデンサ30が、ヒートシンク40におけるパワーモジュール10が配置される表面41aよりも凹んだカバー部42に収容されるうえに、放熱フィン50が、発熱部材であるパワーモジュール10に対応するように、ヒートシンク40におけるカバー部42以外の部分に設けられる。このため、ヒートシンク40の同一平面上にパワーモジュール10とコンデンサ30とを搭載する場合と比較して、高さ方向についての装置の大型化を避けつつ、放熱フィン50によってパワーモジュール10を効率的に冷却することが可能となる。
また、パワー素子12を搭載した主回路基板11と、主回路基板11の裏面11bに熱的に接続された複数の放熱フィン50とが、コンデンサ30とコンデンサ基板20の表面20aとによって規定(形成)される空間Sに配置される。つまり、インバータ装置1においては、パワー素子12、主回路基板11、及び放熱フィン50が、コンデンサ30の高さに応じた空間Sに収容される。このため、インバータ装置1によれば、装置の大型化を確実に避けつつ、放熱フィン50によってパワー素子12を効率的に冷却することが可能となる。
また、インバータ装置1においては、各アームを構成するパワー素子12が、放熱フィン50の延在方向に交差する方向に沿って配列されている。このため、各アームを構成する複数のパワー素子12が、放熱フィン50の延在方向に沿って形成される冷媒(例えば空気)の流路に交差するように配列されることとなる。このため、各アームを構成する複数のパワー素子12に対して均一に冷却を行うことが可能となる。したがって、各アームのパワー素子12間において温度のばらつきが生じることを抑制することができる。
また、インバータ装置1においては、パワーモジュール10が、外形略円形のヒートシンク40(コンデンサ基板20)の円周方向に沿って互いに略等間隔となるように配置されており、コンデンサ30が、パワーモジュール10の配置に対応するようにコンデンサ基板20の円周方向に沿って互いに略等間隔となるように配置されている。このため、パワーモジュール10間において、電気的及び熱的なアンバランスが生じることを抑制することができる。また、パワーモジュール10が分散して配置されているので、部分的な熱の集中が避けられ、より効率的にパワーモジュール10を冷却することが可能となる。
また、インバータ装置1においては、コンデンサ基板20の略中央に開口部20hが設けられている。そして、その開口部20hの外形が、パワーモジュール10の縁部10eに沿った辺部分20sによって規定されている。このため、コンデンサ基板20においてパワーモジュール10を配置するための空間Sを十分に確保しつつ、最大限に開口部20hが大きくされている。
これにより、例えばコンデンサ基板20の裏面20b上に制御基板を配置したときに、その制御基板に搭載される相対的に背の高い部品等を、開口部20hからコンデンサ基板20の表面20a側に入れ込んで収容することが可能となる。したがって、装置の大型化を確実に避けることが可能となる。
また、インバータ装置1においては、コンデンサ30が、その正極端子30p及び負極端子30nがインバータ装置1(コンデンサ基板20)の円周方向に沿って並ぶように配置されている。このため、正極端子30p及び負極端子30nが径方向に並ぶようにコンデンサ30を配置した場合と比較して、円周方向に沿った電流経路を十分に確保することが可能となる。
さらに、インバータ装置1においては、ヒートシンク40の外縁側の放熱フィン51の形成密度が、ヒートシンク40の中心側の放熱フィン52の形成密度よりも小さい。すなわち、互いに隣接する放熱フィン51同士の間隔が、互いに隣接する放熱フィン52同士の間隔よりも広い。また、ヒートシンク40の径方向と放熱フィン51の延在方向とのなす角度が、ヒートシンク40の径方向と放熱フィン52の延在方向とのなす角度よりも大きい。このため、例えばヒートシンク40の外縁から冷媒を吸入する際に、吸入口付近における圧損を低減することができる。
以上の実施形態は、本発明に係るインバータ装置の一実施形態を説明したものである。したがって、本発明に係るインバータ装置は、上述したインバータ装置に限定されない。本発明に係るインバータ装置は、各請求項の要旨を変更しない範囲において、上述したインバータ装置1を任意に変更したものとすることができる。
例えば、コンデンサ基板20及びヒートシンク40の外形は、略円形に限らず任意の形状とすることができる。また、パワーモジュール10の数は、3つに限らず任意の数とすることができる。例えば、パワーモジュール10を6つ用いる場合には、コンデンサ基板20を円周方向に沿って配列された6つの領域に等分し、パワーモジュール10とコンデンサ30の組とを、円周方向に沿って交互に配列してそれぞれの領域に配置すればよい。
1…インバータ装置、10…パワーモジュール、12…パワー素子、20…コンデンサ基板、20a…表面、30…コンデンサ、30p…正極端子、30n…負極端子、40…ヒートシンク(放熱部材)、41a…表面(一方の面)、41b…裏面(他方の面)、50…放熱フィン(放熱部材)、51…放熱フィン(第1のフィン部)、52…放熱フィン(第2のフィン部)。

Claims (4)

  1. 一方の面及び他方の面を有する放熱部材と、
    仮想円に沿って互いに離間した状態で前記放熱部材の前記一方の面上に配置された複数のパワーモジュールと、
    前記放熱部材に対して所定の間隔をあけて対向するように配置されたコンデンサ基板と、
    前記コンデンサ基板に搭載された複数のコンデンサと、
    を備え、
    前記複数のコンデンサは、前記パワーモジュールの間に配置されるように、前記コンデンサ基板における前記放熱部材に対向する面に搭載されており、
    前記放熱部材は、前記コンデンサに対向する部分に設けられ該コンデンサを収容する複数の収容凹部と、前記パワーモジュールが配置される部分に対応する位置において前記他方の面に設けられた複数の放熱フィンとを有し、
    前記複数の放熱フィンは、前記放熱部材の中央から外縁に向けて放射状に延在し、
    前記複数のパワーモジュールは、それぞれ、前記放熱フィンの延在方向に交差する方向に沿って配列されて互いに並列接続された複数のパワー素子を有し、前記複数の収容凹部の間に配置されている、
    ことを特徴とするインバータ装置。
  2. 前記複数のパワーモジュールは、前記仮想円に沿って互いに略等間隔となるように配置されており、
    前記コンデンサ基板は、略円形の外形を有すると共に円周方向に配線パターンが形成された円形基板であり、
    前記複数のコンデンサは、前記パワーモジュールの配置に対応するように、前記コンデンサ基板の円周方向に沿って互いに略等間隔となるように配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のインバータ装置。
  3. 前記複数の放熱フィンは、前記放熱部材の外縁側に形成された複数の第1のフィン部と、前記複数の第1のフィン部よりも前記放熱部材の中央側に形成された複数の第2のフィン部とを含み、
    互いに隣接する前記第1のフィン部同士の間隔は、互いに隣接する前記第2のフィン部同士の間隔よりも広い、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のインバータ装置。
  4. 前記複数のコンデンサは、前記コンデンサの正極端子及び負極端子が前記コンデンサ基板の円周方向に沿って並ぶように前記コンデンサ基板に搭載されている、ことを特徴とする請求項2に記載のインバータ装置。
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