JP6085977B2 - ガス処理装置およびガス処理方法 - Google Patents
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Description
1つの実施態様では、上記前処理用吸着材は、粒状活性炭、活性炭素繊維、ゼオライト、シリカゲル、イオン交換樹脂、および、活性アルミナの群の少なくとも一つから選択される材料である。
図1を参照して、本実施の形態におけるガス処理装置100の構成について説明する。図1は、本実施の形態におけるガス処理装置100の構成を示す図である。このガス処理装置100は、直列多段吸着方式が実現できるように構成され、第1処理槽2、第2処理槽3、および第3処理槽4を備える。
次に、図1から図3を参照して、上記構成を有するガス処理装置100を用いたガス処理方法について説明する。図1から図3は、本実施の形態におけるガス処理装置100を用いたガス処理方法の第1から第3工程を示す図である。
(第1処理槽2の第1吸着工程)
図1を参照して、有機溶剤含有ガスを含んだ被処理ガスAは、処理ガス入口ライン32から、送風機1にて第1吸着工程となっている第1処理槽2に送られる。第1自動下ダンパ9は、第1分岐ライン31Aを開放し、脱着ガスライン24を閉鎖するように制御される。
第1吸着工程出口ガスBには、第1吸着工程で漏れ出した有機溶剤が含まれていることから、さらに吸着処理を行なうため、第2吸着工程となっている第2処理槽3に直列接続され、第2吸着入口ガスCとして、第2処理ガス導入ライン31Eに送られる。第2自動下ダンパ10は、第2分岐ライン31D側を開放し、脱着ガスライン24を閉鎖するように制御される。
第1工程においては、第3処理槽4には被処理ガスを送ることはなく、第3自動下ダンパ11で、第3分岐ライン31Gは閉鎖され、脱着ガスライン24が開放された状態に制御される。また、第3自動上ダンパ8は、第3吸着材5Cの外側から内側へのガスの流通が閉鎖され、加熱蒸気供給装置34からの脱着用の加熱蒸気が、第3加熱蒸気分岐ライン35Cを通じて、第3吸着材5Cの内側から外側への流通を可能に導入される。第3加熱蒸気分岐ライン35Cの第3蒸気開閉弁38は開状態に制御される。
図2を参照して、第2工程では、ガス処理装置100の第1処理槽2は、脱着工程が実施され、第2処理槽3は、第1吸着工程が実施され、第3処理槽4は、第2吸着工程が実施されるように、図示しない制御装置により、第1自動上ダンパ6、第2自動上ダンパ7、第3自動上ダンパ8、第1自動下ダンパ9、第2自動下ダンパ10、第3自動下ダンパ11、第1導入開閉弁21、第2導入開閉弁18、第3導入開閉弁22、第4導入開閉弁19、第5導入開閉弁23、第6導入開閉弁20、第1導出開閉弁12、第2導出開閉弁15、第3導出開閉弁13、第4導出開閉弁16、第5導出開閉弁14、第6導出開閉弁17、コンデンサ25、セパレータ27、送風機1、加熱蒸気供給装置34、第1加熱蒸気分岐ライン35A、第1蒸気開閉弁36、第2加熱蒸気分岐ライン35B、第2蒸気開閉弁37、第3加熱蒸気分岐ライン35C、および、第3蒸気開閉弁38の運転、各開閉弁の開閉切換えが適宜制御される。
図3を参照して、第3工程では、ガス処理装置100の第1処理槽2は、第2吸着工程が実施され、第2処理槽3は、脱着工程が実施され、第3処理槽4は、第1吸着工程が実施されるように、図示しない制御装置により、第1自動上ダンパ6、第2自動上ダンパ7、第3自動上ダンパ8、第1自動下ダンパ9、第2自動下ダンパ10、第3自動下ダンパ11、第1導入開閉弁21、第2導入開閉弁18、第3導入開閉弁22、第4導入開閉弁19、第5導入開閉弁23、第6導入開閉弁20、第1導出開閉弁12、第2導出開閉弁15、第3導出開閉弁13、第4導出開閉弁16、第5導出開閉弁14、第6導出開閉弁17、コンデンサ25、セパレータ27、送風機1、加熱蒸気供給装置34、第1加熱蒸気分岐ライン35A、第1蒸気開閉弁36、第2加熱蒸気分岐ライン35B、第2蒸気開閉弁37、第3加熱蒸気分岐ライン35C、および、第3蒸気開閉弁38の運転、各開閉弁の開閉切換えが適宜制御される。
被処理ガスの一例となる有機溶剤含有ガスには塩化メチレン、吸着材には東洋紡株式会社製のACF「K−FILTER」3.8kg/槽を用い、一回の脱着に必要な蒸気量は1.9kgとした。
直列2段階吸着方式に前処理用吸着槽29を設けていない以外は、上記実施例と同様のガス処理を行なって、ACFの劣化確認を実施した。
直列2段階吸着方式に戻りガスライン28および前処理用吸着槽29がなく、戻りガスは酸化分解処理装置で別途処理した。それ以外は上記実施例と同様のガス処理を行なって、ACFの劣化確認を実施した。
被処理ガス、吸着材、脱着蒸気量の条件は、上記実施例と同様に設定し、直列2段階吸着方式ではなく1段階吸着方式でガス処理を実施した。脱着ガスによって押し出されたコンデンサおよびセパレータに滞留しているガスは戻りガスとして前処理用吸着槽前に送られた。吸着工程→脱着工程の2工程で1サイクルとし、合計12サイクルを実施した。12サイクル運転で1セットとし、これを66セット繰り返し、ACFの劣化確認を実施した。
Claims (4)
- 有機溶剤を吸着可能な吸着材を有し、有機溶剤を含む被処理ガスと前記吸着材から有機溶剤を脱着するための加熱蒸気とが交互に供給される処理槽を少なくとも3つ以上有し、
複数の前記処理槽から選択された一つの前記処理槽に前記加熱蒸気を導入する加熱蒸気供給部と、
残りの複数の前記処理槽を直列多段接続にして、直列多段接続された複数の前記処理槽に前記被処理ガスを導入する被処理ガス供給部と、
前記加熱蒸気供給部と連通された気相部を有し、前記加熱蒸気の供給時に前記処理槽から排出された脱着ガスから有機溶剤を回収するコンデンサおよび/またはセパレータを含む回収機構部と、を備え、
前記被処理ガス供給部は、
前記被処理ガスを導入する処理ガス入口ラインと、
前記処理ガス入口ラインに設けられ、前処理用吸着材が収容される前処理用吸着槽と、を有し、
前記回収機構部は、
前記脱着ガスによって前記コンデンサおよび/またはセパレータから押し出される戻りガスを、前記処理ガス入口ラインの前処理用吸着槽よりも上流側に戻す戻りラインを有する、ガス処理装置。 - 前記吸着材は、活性炭素繊維または粒状活性炭である、請求項1に記載のガス処理装置。
- 前記前処理用吸着材は、粒状活性炭、活性炭素繊維、ゼオライト、シリカゲル、イオン交換樹脂、および、活性アルミナの群の少なくとも一つから選択される材料である、請求項1または2に記載のガス処理装置。
- 有機溶剤を含む被処理ガスから有機溶剤を回収するガス処理方法であって、
請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載のガス処理装置を用い、
前記脱着ガスによって前記コンデンサおよび/またはセパレータから押し出される前記戻りガスを前記被処理ガスに混合し、前記前処理用吸着槽を通過させた後の前記脱着ガスを、前記被処理ガス供給部から、直列接続された残りの複数の前記処理槽に導入して、有機溶剤を含む被処理ガスから有機溶剤を回収する、ガス処理方法。
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