JP6085159B2 - 監視カメラの共通ユニットおよびそれを用いた監視カメラ - Google Patents

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Description

この発明は、監視カメラの共通ユニットおよびそれを用いた監視カメラに関し、特にボックスレンズが装着されるボックス型監視カメラと、ドームレンズが装着されるドーム型監視カメラの部品を共用した、監視カメラの共通ユニットおよびそれを用いた監視カメラに関する。
監視カメラには、外観構造上分類すると、ボックス型監視カメラと、ドーム型監視カメラがある。ボックス型監視カメラは、箱型形状のハウジングにボックスレンズ(又は交換レンズ)を装着し、かつ大部分の部品をハウジング内部に収納したものであることから、ボックス型監視カメラと呼ばれている。ボックス型監視カメラは、ハウジング自体の取付角度を調節することによって、撮影方向等を調節するものであり、その代表的なものに特許文献1がある。
ドーム型監視カメラは、円筒形のシャーシ(又はハウジング)に対して撮影方向(パン方向又はチルト方向)を調節自在なようにドームレンズを取付け、ドーム型のドームカバーおよびインナーカバーによってドームレンズの周囲を覆い、ドームレンズだけを撮影方向に向けるように調節するものである。ドーム型監視カメラは、外部から監視カメラを意識させない特徴があり、その代表的なものに特許文献2がある。
これらの監視カメラは、基本的性能が同じであるが、使用するレンズや外観形状等が異なるので、それぞれの部品を個別に設計し、ボックス型監視カメラとドーム型監視カメラのそれぞれが専用の部品を用いて構成されかつ組立てられる。また、両監視カメラは、それぞれ異なる特徴・長所があり、その特徴も一長一短である。
特開2012−173330号公報 特開2009−017245号公報
特許文献1の技術を用いたボックス型監視カメラと特許文献2の技術を用いたドーム型監視カメラは、基本的性能が同じであっても、それぞれの専用部品を用いて構成されているので、両タイプの機種を製造する場合の部品点数が増え、部品在庫が増大し、組立て後の機種数も多くなり、コストアップの原因となる。
また、監視カメラの設置場所を想定して事前に機種を選定し発注する必要があるため、設置現場において周囲環境を考慮して、その場でボックス型監視カメラかドーム型監視カメラの何れにするかを選択して設置することができず、周囲環境に応じて最適な種類の監視カメラの選択が困難である。
この発明の主たる目的は、ボックス型監視カメラとドーム型監視カメラの部品を、大幅な設計変更を加えることなく共通化することができ、両機種を製造する場合でも部品点数の低減を図れ、部品在庫を削減し、製品価格のコストダウンを図れる、監視カメラの共通ユニットおよびそれを用いた監視カメラを提供することである。
この発明の他の目的は、ボックス型監視カメラとドーム型監視カメラの部品を共通化した設計にして、監視カメラの設置現場の環境に合せて適切なものを選択可能な、監視カメラの共通ユニットおよびそれを用いた監視カメラを提供することである。
この発明のその他の目的は、ボックス型監視カメラとドーム型監視カメラの部品を共通化しても、それぞれの特徴又は長所を発揮することのできる、監視カメラの共通ユニットおよびそれを用いた監視カメラを提供することである。
第1の発明(請求項1に係る発明)は、ボックスレンズを含むボックス型監視カメラとドームレンズを含むドーム型監視カメラの部品を共用し、ボックス型監視カメラまたはドーム型監視カメラに用いられる監視カメラの共通ユニットであって、方向調整機構と支持部材とハウジングとレンズマウントとセンサー基板とを備える。
方向調整機構は、ドーム型監視カメラのドームレンズの向きを第1の方向(パン方向)と第2の方向(チルト方向or上下方向)に移動自在とし、当該レンズの向きを調整することにより撮影方向を調整する。支持部材は、方向調整機構を支持する。ハウジングは、その前面に第1の開口部が形成され、方向調整機構を第1の開口部から露出させるとともに、支持部材を収納する。レンズマウントは、方向調整機構に保持された状態で、レンズを装着する。センサー基板は、撮像センサーを実装し、レンズマウントの背面側の位置に配置されるように、方向調整機構によって保持される。
第1の発明によれば、ボックス型監視カメラとドーム型監視カメラの部品を、大幅な設計変更を加えることなく共通化することができ、両機種を製造する場合でも部品点数の低減を図れ、部品在庫を削減し、製品価格のコストダウンを図れる、監視カメラの共通ユニットが得られる。
第2の発明では、第1の発明において、共通ユニットは、ボックス型監視カメラの部品として用いられる。ボックス型監視カメラは、第1の開口部に装着され、かつボックスレンズを露出するための第2の開口部が形成された前面カバーを含む。前面カバーには、方向調整機構が移動してレンズの向きを調整することを規制するための移動規制部材が形成される。そして、ボックスレンズをレンズマウントに装着し、かつ前面カバーが第2の開口部からボックスレンズを露出した状態で、ハウジングの第1の開口部に装着されたときに、移動規制部材が方向調整機構に作用して、第2の方向に移動するのを規制する。
第3の発明では、第2の発明において、移動規制部材は、前面カバーの背面に形成される突起部を含み、当該突起部が方向調整機構と係合することにより、当該方向調整機構が第2の方向へ移動するのを規制する。
第4の発明では、第1の発明において、共通ユニットはドーム型監視カメラの部品として用い、ドーム型監視カメラはドームカバーとインナーカバーと前面カバーとを含む。
ドームカバーは、ドームレンズの外側を覆いかつドームレンズを保護する。インナーカバーは、ドームカバーとドームレンズの間に介挿され、かつドームレンズを外部から視認し難いようにする。前面カバーは、インナーカバーとドームカバーをその主面から前面側へ突出させる第3の開口部を形成しており、共通ユニットをドーム型監視カメラとして用いる際に、第1の開口部に装着される。
第5の発明では、第4の発明において、方向調整機構は、第1の方向に移動自在な第1の調整部材と、第2の方向に移動自在な第2の調整部材とからなる。インナーカバーは、その外周面がドームカバーの内周面に接し、かつその底部となる鍔状部が方向調整機構の第1の調整部材に関連して第1の方向に摺動自在に保持される。
第6の発明では、第5の発明において、共通ユニットは固定部材をさらに備える。固定部材は、方向調整機構に関連して、インナーカバーを第1の方向の所定位置へ摺動して調節した後に、方向調整機構とインナーカバーとを固定する。
これによって、ドームレンズの第1の方向とインナーカバーの開口部の位置を関連させて調整できる。
第7の発明では、ボックスレンズを含むボックス型監視カメラとドームレンズを含むドーム型監視カメラの部品を共用するための共通ユニットを用いて構成されるボックス型監視カメラであって、共通ユニットは少なくとも方向調整機構を備え、ボックス型監視カメラは共通ユニットに装着してボックス型監視カメラとするためのボックス型専用部品を備える。
方向調整機構は、ドーム型監視カメラのドームレンズの向きを第1の方向(パン方向)と第2の方向(チルト方向or上下方向)に移動自在とし、当該レンズの向きを調整することにより撮影方向を調整する。
ボックス型専用部品は、共通ユニットに装着したときに、方向調整機構に作用して当該方向調整機構の移動を規制する移動規制部材を含む。この移動規制部材によって、方向調整機構が移動してレンズの向きを調整することを規制する。
第7の発明によれば、第1の発明と同様の効果を奏することのできる、ボックス型監視カメラが得られる。
第8の発明では、第7の発明において、共通ユニットは支持部材とハウジングとレンズマウントとセンサー基板とをさらに備え、ボックス型専用部品はハウジングの前面に装着されかつボックスレンズを露出するための第2の開口部が形成される前面カバーとアダプタとをさらに備える。
共通ユニットの支持部材は、方向調整機構を支持する。ハウジングは、その前面に第1の開口部が形成され、方向調整機構を第1の開口部から露出させるとともに、支持部材を収納する。レンズマウントは、方向調整機構に保持されて、レンズを装着する。センサー基板は、撮像センサーを実装し、レンズマウントの背面側の位置に配置され、かつ方向調整機構によって保持される。
そして、アダプタを介してボックスレンズをレンズマウントに装着し、かつ前面カバーが第2の開口部からボックスレンズを露出した状態で、ハウジングの第1の開口部に装着されたときに、移動規制部材が方向調整機構に作用して、第2の方向に移動するのを規制する。
第8の発明によれば、第1の発明と同様の効果を奏することのできる、ボックス型監視カメラが得られる。
第9の発明では、第8の発明において、移動規制部材は、前面カバーの背面に形成される突起部を含み、かつ当該突起部が方向調整機構と係合することにより、当該方向調整機構が第2の方向へ移動するのを規制する。
第10の発明では、ボックスレンズを含むボックス型監視カメラとドームレンズを含むドーム型監視カメラの部品を共用するための共通ユニットを用いて構成されるドーム型監視カメラであって、共通ユニットは方向調整機構と支持部材とハウジングとレンズマウントとセンサー基板とを備え、ドーム型監視カメラはドームカバーとインナーカバーと前面カバーとアダプタとを備える。
方向調整機構は、ドーム型監視カメラのドームレンズの向きを第1の方向(パン方向)と第2の方向(チルト方向or上下方向)に移動自在とし、当該レンズの向きを調整することにより撮影方向を調整する。支持部材は、方向調整機構を支持する。ハウジングは、その前面に第1の開口部が形成され、方向調整機構を第1の開口部から露出させるとともに、支持部材を収納する。レンズマウントは、方向調整機構に保持されて、アダプタを介してドームレンズを装着する。センサー基板は、撮像センサーを実装し、レンズマウントの背面側の位置に配置され、かつ方向調整機構によって保持される。
ドームカバーは、ドームレンズの外側を覆いかつドームレンズを保護する。インナーカバーは、ドームカバーとドームレンズの間に介挿され、かつドームレンズを外部から視認し難いようにする。前面カバーは、共通ユニットをドーム型監視カメラとして用いる際に、第1の開口部に装着されるものであって、インナーカバーとドームカバーをその主面から前面側へ突出させる第3の開口部を形成している。
第10の発明によれば、第1の発明と同様の効果を奏することのできる、ドーム型監視カメラが得られる。
第11の発明では、第10の発明において、方向調整機構は、第1の方向に移動自在な第1の調整部材と、第2の方向に移動自在な第2の調整部材とからなる。インナーカバーは、その外周面がドームカバーの内周面に接し、かつその底部となる鍔状部が前記方向調整機構の第1の調整部材に関連して第1の方向に摺動自在に保持される。
第12の発明では、第10の発明において、共通ユニットは、方向調整機構に関連して、インナーカバーを第1の方向の所定位置へ摺動して調節した後に、インナーカバーを固定するための固定部材をさらに備える。
この発明によれば、ボックス型監視カメラとドーム型監視カメラの部品を、大幅な設計変更を加えることなく共通化でき、タイプの異なる監視カメラの製造において、部品点数を低減できるとともに、部品の在庫負担や在庫管理の煩わしさを低減でき、部品の量産化により製造コストを大幅に低減することが可能な、監視カメラの共通ユニットおよび監視カメラが得られる。
また、この発明によれば、ボックス型監視カメラとドーム型監視カメラの部品を共通化した設計にして、監視カメラの設置現場の環境に合せて適切なものをその場で選択可能な、監視カメラの共通ユニットおよびそれを用いた監視カメラが得られる。
さらに、この発明によれば、ボックス型監視カメラとドーム型監視カメラの部品を共通化しても、それぞれの監視カメラの特徴や長所を損なうことなく、それぞれの長所を生かした監視カメラの共通ユニットおよびそれを用いた監視カメラが得られる。
この発明の一実施形態である監視カメラの共通ユニットの外観斜視図である。 図1に示す監視カメラの共通ユニットの詳細を示す分解斜視図である。 図1および図2に示す共通ユニットを用いて構成されるボックス型監視カメラの分解斜視図である。 図3のボックス型監視カメラの断面図である。 ボックス型監視カメラの前面カバーを背面から見た斜視図である。 図1および図2に示す共通ユニットを用いて構成されるドーム型監視カメラの分解斜視図である。 図6に示すドーム型監視カメラの断面図である。 共通ユニットを用いたドーム型監視カメラにおいて、インナーカバーを装着した共通ユニット(正面から見た状態)と、前面カバーを背面から見た状態を対にして示す斜視図である。 図6に示すドーム型監視カメラにおいてインナーカバーを装着する前の状態における別の角度から見た斜視図である。 図6に示すドーム型監視カメラにおいてインナーカバーを装着した後の状態における別の角度から見た斜視図である。 図6に示すドーム型監視カメラにおいてインナーカバーを装着した後にインナーカバーの位置を固定した状態(図6の側面から見た拡大詳細)を示す斜視図である。
(実施形態1)
(監視カメラの共通ユニットの構成)
図1はこの発明の一実施形態である監視カメラの共通ユニットの外観斜視図である。図2は監視カメラの共通ユニットの詳細を示す分解斜視図である。
次に、図1および図2を参照して、監視カメラの共通ユニット10の構成を説明する。
監視カメラの共通ユニット10は、箱型のハウジング11と、支持部材の一例の基台部12と、方向調整機構(又は3軸調整機構)13と、センサー基板14と、レンズマウント15とから構成される。
ハウジング11は、例えば四角柱又は円柱等の筒状に形成され、その前面側が開口部111となる。ハウジング11は、方向調整機構13を露出した状態で取付けた基台部12を、開口部111の近傍で固定的に支持し収納する。
基台部12は、ハウジング11の背面パネル兼蓋部材となるパネル121を含む。パネル121の一方面(図示の正面側)には、一対の板状の支持部122が固着される。各支持部122の開放端部には、ネジ孔の形成された折曲部123が形成される。また、一対の支持部122で挟まれる上面には、後述の撮像センサー141によって撮像された画像を処理し、離隔地へ伝送又は通信するための各種処理回路を実装した回路基板124が保持される。一対の支持部122で挟まれる下面には、電源基板125が保持される。
なお、支持部材は、ハウジング11の前面側の開口部111の近傍で、方向調整機構13の一部を露出した状態で支持可能な構造であれば、基台部12に限られない。例えば、開口部111の平面形状と略同じ形状であって、四辺に折曲げたL字状の取付片を形成した板状のもので、取付片をハウジング11にネジ止めによって固定し、平面部分に方向調整機構13の第1の調整部材13aをネジ止めによって取付ける構造でもよい。
また、必要に応じて、ハウジング11のある面には、後述のボックス型監視カメラ20として用いる場合に、天井等に固定された取付金具に取付けるための取付孔112が形成される。
方向調整機構13は、水平・垂直・画の傾きの3軸を調整するものであって、共通ユニット10をドーム型監視カメラ30の部品として用いる場合にのみ本来的な機能を果たす。この方向調整機構13は、第1の調整部材13aと第2の調整部材13bを含む。
第1の調整部材13aは、ドームレンズ32のパン方向(またはパン角)を調整するものであって、リング状の板状部131を含む。板状部131には、同心円上の対称な位置に、1対の支柱部132が直立して形成される。板状部131には、同心円上の2か所に長孔133が形成される。長孔133は、第1の調整部材13aを回転又は回動してパン方向を調整した後に、ネジ161によって基台部12に固定するためのものである。この長孔133とネジ161によって、固定部材が構成される。
また、1対の支柱部132の開放端部(図示の前面側)の近傍には、第2の調整部材13bを軸支するための軸孔が形成される。また、一方の支柱部132(図1,図2では上側)の開放端部の近傍は、幅の広い形状に選ばれる。この幅の広い部分には、第2の調整部材13bのチルト角を調節するための半円状のガイド孔(又はチルト角調整孔)137が軸孔を中心とする同心円上に形成される。
第2の調整部材13bは、チルト方向(またはチルト角)を調整するものであって、リング状の板状部135を含む。板状部135には、第1の調整部材13aの支柱部132に対応する位置に、1対の取付片136が折曲げ等によって形成される。各取付片136には、軸孔が形成され、一方の取付片136(図1の上側)には、ガイド孔137を通したネジ163をネジ止めするためのネジ孔が形成される。これらの取付片136の軸孔及びネジ孔には、雌ネジが形成される。
そして、第2の調整部材13bは、第1の調整部材13aに対してチルト方向へ回動自在に取付けるために、各取付片136が軸孔に対応する各支柱部132の軸孔を挿通したそれぞれのネジ162によって軸支される。また、支柱部132のガイド孔137にネジ163が挿通されて第2の調整部材13bの傾き(すなわち、チルト角)を調整した後に当該ネジ163を締付けて、第2の調整部材13bが第1の調整部材13aに固定される。また、第2の調整部材13bの取付片136の近傍には、後述の前面カバー23の移動規制部材234が嵌り込んでチルト方向への移動(又は調整)を制限するために、空隙部138が形成される。
センサー基板14は、撮像センサー141を実装し、後述のボックスレンズ22又はドームレンズ32からの撮像光を受光し得るように、撮像センサー141を前面に向けて配置される。センサー基板14は、後述のレンズマウント15の背面から、第2の調整部材13bに対してネジ等で固着されて、保持される。このとき、撮像センサー141の周囲は、レンズマウント15の背面側の凹部で囲まれて、遮光される。
レンズマウント15は、ボックスレンズ22又はドームレンズ32を着脱自在に共通ユニット10に装着するものである。レンズマウント15の背面には、センサー基板14が嵌るような凹部が形成され、そこにセンサー基板14がネジ止めされる。そして、レンズマウント15が第2の調整部材13bにネジ止めされて保持される。
具体的には、レンズマウント15の前面側には、第2の調整部材13bの内周円に接する3か所にネジ孔が形成される。レンズマウント15は、2つのネジ孔に第2の調整部材13bと同一面になるような高さを有する締付けできない突起(ボス)の付いた座金を介してネジがねじ込まれ、他の1つのネジ孔にそれよりも低い締付け可能な突起の付いた座金を介してネジがねじ込まれることにより、第2の調整部材13bの内周円に接した状態で保持されて、ネジ止めされる。なお、突起付の座金に代えて、その頭部の下面に第2の調整部材13bと同一面になるような高さを有する突起を形成した2つの特殊なネジと、その頭部の下面にそれよりも低い締付け可能な突起を形成した1つの特殊なネジを用いてもよいことは勿論である。
このとき、締付用のネジを緩めて、レンズマウント15の回転方向の角度(すなわち画の傾き)を微調整した後で、当該ネジを強く締付けることにより、レンズマウント15の取付角度が調整される。
また、レンズマウント15は、その前面側の内周面に、後述のボックスレンズ用アダプタ21又はドームレンズ用アダプタ31をねじ込み式によって装着するための雌ネジが形成される。なお、レンズマウント15とアダプタ21またはアダプタ31を装着する方法として、嵌合構造としても良い。
また、第1の調整部材13aの板状部131は、水平方向調節金具として働くものであり、一方の支柱部132の近傍に凸状部134を形成している。
以上のようにして、共通ユニット10の各部品が構成される。
次に、上述の各部品を組立てて、共通ユニット10を製造する場合を説明する。
基台部12がハウジング11の背面から挿入されて、背面パネル121によって蓋をした状態とされる。
レンズマウント15の背面には、センサー基板14がネジ止め等によって固着される。また、レンズマウント15の前面には、第2の調整部材13bがネジ止め等によって固着される。
このようにして、第2の調整部材13bとレンズマウント15とセンサー基板14とが一体化された状態で、各取付片136の軸孔と対応する各支柱部132の軸孔の位置を合せて、それぞれのネジ162によって軸支される。また、ネジ163がガイド孔137と取付片136のネジ孔に緩くねじ込まれることにより、第2の調整部材13bが第1の調整部材13aに支持されて、チルト方向へ移動自在とされる。そして、第2の調整部材13bの傾きを調節してチルト角(又はチルト方向)を調整した後に、ネジ163を強く締付けることにより、第2の調整部材13bが第1の調整部材13aに固定される。
各種部品(14,15)の取付けられた方向調整機構13は、板状部131を基台部12の支持部122の折曲部123に載せられ、長孔133を折曲部123のネジ孔に位置決めされて、2か所のネジ161によってネジ止めされる。これによって、方向調整機構13が基台部12に固定的に取付けられる。
このとき、2か所のネジ161を緩く締めて仮止めした状態で、第1の調整部材13aの回動角度を調節することによって、パン方向が調整自在とされる。そして、パン方向の調整後に、各ネジ161を強く締付けて、方向調整機構13を基台部12に固定することにより、方向調整機構13がハウジング11の開口部111の近傍位置で固定的に装着された状態となる。
ここで、実施形態1のように共通ユニット10を構成することと効果との関係について考察する。
共通化によりコスト削減を図る場合は、共通化する部品の点数の多い方がコスト削減効果を見込める。この共通ユニット10は、ハウジング11と支持部材(基台部12)と方向調節機構13とセンサー基板14を構成要素としつつ、方向調節機構13とセンサー基板14とレンズマウント15を一体的に組立てる部品とすることにより、組立て効率の向上と共通化によるコスト削減を図っている。
一方、共通ユニット10の方向調節機構13を、ドーム型監視カメラ用に3軸方向の調整可能な構成と、ボックス型監視カメラ用に方向調整できない構成とを兼ね備えた構成とすることは、相反する機能を実現する設計になるため、非常に難しい。さらに、従来のドーム型監視カメラ用の方向調節機構に大幅な設計変更を加えることは、共通化によるコスト削減効果を希釈化(又は低減)することになる。
この点、実施形態1の共通ユニット10は、従来のドーム型監視カメラに用いている方向調節機構に大幅な設計変更を加えることなく、ボックス型監視カメラ用としては方向調整機構の固定を実現しているので、共通化によるコスト削減効果を一層高くすることができる。
このようにして組立てられた共通ユニット10が図1に示される。共通ユニット10は、工場で組立てられ、ボックス型監視カメラ20およびドーム型監視カメラ30の共通部品として出荷(又は販売)される。
また、後述の実施形態2のボックス型監視カメラ20の専用部品(21,22,23)又は実施形態3のドーム型監視カメラ30の専用部品(31,32,33,34,35)とセットにして出荷(販売)するか、ボックス型監視カメラ20又はドーム型監視カメラ30として組立てた完成品として出荷(販売)しても良い。
次に、共通ユニット10を用いて、ボックス型監視カメラ20又はドーム型監視カメラ30を構成する場合を説明する。
(実施形態2)
(共通ユニット10を用いたボックス型監視カメラ20の構成)
図3は図1に示す監視カメラの共通ユニットを用いて構成されるボックス型監視カメラの分解斜視図である。図4は図3のボックス型監視カメラの断面図である。図5はボックス型監視カメラの前面カバーを背面から見た斜視図である。
図3〜図5を参照して、ボックス型監視カメラ20は、共通ユニット10と、アダプタ21と、ボックスレンズ22と、前面カバー23とから構成される。
アダプタ21は、筒状で、その内周面にはボックスレンズ22の嵌合部223を嵌め込み可能な雌ネジ(内ネジ)が形成され、その外周面には共通ユニット10のレンズマウント15の内周面にねじ込むための雄ネジが形成さる。
ボックスレンズ22は、筒状部221の前面部分にレンズ222を装着し、筒状部221の背面部分に嵌合部223を形成して構成される。そして、ボックスレンズ22は、アダプタ21にねじ込まれて(又は嵌め込まれて)、レンズマウント15に装着される。
前面カバー23は、ハウジング11の開口部111の前面から蓋をするためのもので、パネル231を含む。パネル231には、ボックスレンズ22を挿通するための開口部(又は孔)232が形成される。パネル231の上下左右の各辺には壁面が形成される。パネル231の各壁面には、ハウジング11の開口部111に嵌め込まれて、ハウジング11に装着するための取付片233が形成される。
パネル231の背面には、第2の調整部材13bがチルト方向に移動するのを規制するための移動規制部材234が開口部232を挟んで対称な位置に2つ形成される。この移動規制部材234は、例えば1対の爪状の突起部から成り、ハウジング11に前面カバー23を嵌め込む際に、第2の調整部材13bの取付片136の近傍の空隙部138に嵌り込むことにより、第2の調整部材13bがチルト方向へ移動するのを規制(又は制限)するように働く。
前面カバー23は、ボックスレンズ22を開口部232から露出させた状態で、ハウジング11の前面の開口部111に被せるようにして装着される。この開口部232は、その内接円がボックスレンズ22の筒状部221の外周面の一部に接することにより、ボックスレンズ22の装着された方向調節機構13の移動をより強固に規制する。換言すると、開口部232は、ボックスレンズ22の移動を制限しているので、ボックスレンズ22とアダプタ21を介して間接的に方向調節機構13の移動を規制する移動規制部材として働く。なお、移動規制部材を前面カバー23以外の部品に形成してもよい。
ボックス型監視カメラ20の使用に際しては、前面カバー23の移動規制部材234が第2の調整部材13bをロック状態にしているので、ボックスレンズ22がチルト方向へ移動するのを制限して、撮影方向がハウジング11の取付角度のみによって決まることになる。
すなわち、この実施例のボックス型監視カメラ20は、従来のボックス型監視カメラの特徴である、一目で防犯カメラと分かり、威嚇効果を発揮できるとともに、設置場所の環境に合せて交換レンズの変更のオプション対応が可能になる等の長所も発揮できる。
換言すると、ドーム型監視カメラ30と共通の部品である共通ユニット10を用いても、ボックス型監視カメラの長所を損なうこともない。
(実施形態3)
(共通ユニット10を用いたドーム型監視カメラ30の構成)
図6は図1に示す共通ユニットを用いて構成されるドーム型監視カメラの分解斜視図である。図7は図6のドーム型監視カメラの断面図である。図8はインナーカバーを装着した共通ユニット(正面から見た状態)と、前面カバーを背面から見た状態を対にして示す斜視図である。
図6〜図8を参照して、ドーム型監視カメラ30は、共通ユニット10と、アダプタ31と、ドームレンズ32と、前面カバー33と、ドームカバー34と、インナーカバー35とから構成される。
すなわち、共通ユニット10をドーム型監視カメラ30の部品として用いる場合は、前面カバー23に代えて図8に示すような前面カバー33が用いられるとともに、ボックスレンズ22に代えてドームレンズ32が用いられ、さらにドームカバー34およびインナーカバー35が追加される。
より具体的には、アダプタ31は、筒状のもので、その内周面にはドームレンズ32の嵌合部323をねじ込むための雌ネジが形成され、その外周面には共通ユニット10のレンズマウント15の内周面にねじ込むための雄ネジが形成される。これらのねじ込みによる装着構造に代えて、嵌合構造としても良いことは勿論である。このアダプタ31は、ボックス型監視カメラ20のアダプタ21と共通化してもよい。
ドームレンズ32は、筒状部321の前面部分にレンズ322を固着し、筒状部321の背面部分に嵌合部323を形成して成る。そして、ドームレンズ32は、アダプタ31にねじ込まれて、レンズマウント15に装着される。ドームレンズ32には、倍率調整レバーと焦点調整レバーが設けられる。
前面カバー33が前面カバー23と異なる点は、パネル331に形成される開口部(又は孔)332がドームカバー34を挿通可能なように大きな径に選ばれ、チルト方向への移動を規制するための移動規制部材234が省略されることである。
ドームカバー34は、ドームレンズ32を保護するものであって、ドーム状(または半球状)の形状をした透明な樹脂からなる。ドームカバー34の奥行方向の開放端部には、鍔状部が形成される。このドームカバー34が前面カバー33の背面から開口部332に入れられて、鍔状部が開口部332の周囲のパネル331部分に係合する。これによって、ドームカバー34が前面カバー33から抜け落ちるのを防止している。
インナーカバー35は、ドームレンズ32が外部から見え難いように、不透明又は半透明の樹脂材料からなる。インナーカバー35の形状は、図6,図8から見て前面側がドームカバー34の内周面に接するように半球状とされ、奥行方向の周面が円筒状とされる。インナーカバー35のドーム状部分の周面の一部には、ドームレンズ32が監視領域を撮影可能なように、窓351が形成される。
また、インナーカバー35の円筒状の部分には、第1の調整部材13aの支柱部132を露出するための切欠部352が形成される。インナーカバー35の奥行方向の開放端部には、第1の調整部材13aの板状部131に対向するように、鍔状部353が形成される。鍔状部353には、板状部131の長孔133に対応するように、長孔354が形成される。
次に、図9ないし図11を参照して、共通ユニット10を用いてドーム型監視カメラ30を組立てて、パン方向及び/又はチルト方向を調整する場合を説明する。
方向調整機構13を上向きにした状態で、共通ユニット10が作業台に載置される。ドームレンズ32がアダプタ31に装着された状態で、アダプタ31を下向きにして、レンズマウント15に装着される。これによって、ドームレンズ32が共通ユニット10に装着される。
そして、インナーカバー35がドームレンズ32の上から被せられる。このインナーカバー35を装着する前の状態が、図9に示される。
鍔状部353の長孔354と第1の調整部材13aの長孔133とが対応するように、インナーカバー35が位置決めされる。その後、2か所のネジ161が鍔状部353の長孔354と第1の調整部材13aの長孔133を介して、各支持部122の折曲部123のそれぞれのネジ孔にねじ込まれる。
このとき、2か所のネジ161を緩く締めて仮止めし、側面から第1の調整部材13aに対する第2の調整部材13bの傾き角(すなわちチルト角又は方向)を調整した上で、取付片136と支柱部132とがネジ163によって強く締付けられ、チルト方向が固定される。
また、窓351がドームレンズ32のチルト方向に合致するように、インナーカバー35を円周方向へ摺動させて、インナーカバー135の回動角度が調節される。そして、支柱部132の近傍に位置する第1の調整部材13aの板状部131に設けられた凸状部134(図11参照)を突出させて、インナーカバー35が仮固定される。その後、鍔状部353の長孔354と第1の調整部材13aの長孔133に通されたネジ161を強く締付けることにより、パン方向が固定される。このインナーカバー35を装着してパン方向を固定した状態が、図10に示される。
さらに、ドームカバー34が前面カバー33の背面から開口部332へ挿通されて露出した状態で、前面カバー33がハウジング11の前面から開口部111に押込まれる。このようにして、共通ユニット10と専用部品(31〜35)を用いて、ドーム型監視カメラ30が組立てられる。
ところで、ドーム型監視カメラ30を設置場所に設置する場合は、ドームレンズ32とアダプタ31を装着した共通ユニット10を設置場所の天井又は壁面に設けられている埋込金具(図示せず)に取付け、上述の組立てと同様のパン方向(水平)・チルト方向(垂直)・画の傾きの3軸を調整した後、インナーカバー35を被せて、前面カバー33をハウジング11に押込むことによって、ドーム型監視カメラ30が取付けられる。
取付工事の作業者は、監視カメラを設置する現場の周囲環境を見て、ボックス型監視カメラ20又はドーム型監視カメラ30の何れが適切かをその場で判断し、適切と判断した種類の監視カメラを選択して設置すればよい。
ドーム型監視カメラ30の使用に際しては、前面カバー33に移動規制部材を設けていなく、しかも方向調整機構13を有しているので、ドームレンズ32をチルト方向へ移動してチルト角を調整でき、パン方向も調整できる利点がある。
そして、ドーム型監視カメラ30は、ドームカバー34とインナーカバー35により、監視領域に存在している人に威圧感を与えることなく、見られている不快感も与えることなく、監視カメラ(又は防犯カメラ)と分かり難く、撮影方向が分かり難いという長所がある。また、デザイン性に優れ、景観又は設置環境を損なわない長所もある。さらに、方向調整機構13により、水平・垂直・画の傾きの3軸の調整が可能な長所もある。
換言すると、ボックス型監視カメラ20と共通の部品である共通ユニット10を用いても、ドーム型監視カメラの長所を損なうこともない。
この発明の監視カメラの共通ユニットは、それ単独で販売でき、または追加の部品を付加してボックス型監視カメラ若しくはドーム型監視カメラとして監視領域の監視のために設置することができるので、監視カメラとしての産業上の利用意義が大きい。
10 共通ユニット
11 ハウジング
12 基台部
13 方向調整機構
13a 第1の調整部材
13b 第2の調整部材
14 センサー基板
141 撮像センサー
15 レンズマウント
16 水平方向調節金具
20 ボックス型監視カメラ
21 アダプタ
22 ボックスレンズ
23 前面カバー
30 ドーム型監視カメラ
31 アダプタ
32 ドームレンズ
33 前面カバー
34 ドームカバー
35 インナーカバー

Claims (12)

  1. ボックスレンズを含むボックス型監視カメラとドームレンズを含むドーム型監視カメラの部品を共用し、ボックス型監視カメラまたはドーム型監視カメラに用いられる監視カメラの共通ユニットであって、
    前記ドーム型監視カメラのドームレンズの向きを第1の方向と第2の方向に移動自在とし、当該レンズの向きを調整することにより撮影方向を調整するための方向調整機構、
    前記方向調整機構を支持する支持部材、
    その前面に第1の開口部が形成され、前記方向調整機構を第1の開口部から露出させるとともに、前記支持部材を収納するハウジング、
    前記方向調整機構に保持されて、レンズを装着するためのレンズマウント、および
    撮像センサーを実装し、前記レンズマウントの背面側の位置に配置され、かつ前記方向調整機構によって保持されるセンサー基板を備えた、監視カメラの共通ユニット。
  2. 前記共通ユニットは、前記ボックス型監視カメラの部品として用いられ、
    前記ボックス型監視カメラは、前記第1の開口部に装着され、かつ前記ボックスレンズを露出するための第2の開口部が形成された前面カバーを含み、
    前記前面カバーは、前記方向調整機構が移動して前記レンズの向きを調整することを規制するための移動規制部材を形成し、
    前記ボックスレンズを前記レンズマウントに装着し、かつ前記前面カバーが第2の開口部からボックスレンズを露出した状態で、前記ハウジングの第1の開口部に装着されたときに、前記移動規制部材が前記方向調整機構に作用して、第2の方向に移動するのを規制することを特徴とする、請求項1に記載の監視カメラの共通ユニット。
  3. 前記移動規制部材は、
    前記前面カバーの背面に形成される突起部を含み、かつ
    当該突起部が前記方向調整機構と係合することにより、当該方向調整機構が第2の方向へ移動するのを規制することを特徴とする、請求項2に記載の監視カメラの共通ユニット。
  4. 前記共通ユニットは、前記ドーム型監視カメラの部品として用いられ、
    前記ドーム型監視カメラは、
    前記ドームレンズの外側を覆いかつドームレンズを保護するためのドームカバーと、
    前記ドームカバーと前記ドームレンズの間に介挿され、かつドームレンズを外部から視認し難いようにするためのインナーカバーと、
    前記共通ユニットを前記ドーム型監視カメラとして用いる際に、前記第1の開口部に装着される前面カバーとを含み、
    前記前面カバーは、前記インナーカバーと前記ドームカバーをその主面から前面側へ突出させる第3の開口部を形成したことを特徴とする、請求項1に記載の監視カメラの共通ユニット。
  5. 前記方向調整機構は、
    前記第1の方向に移動自在な第1の調整部材と、
    前記第2の方向に移動自在な第2の調整部材とからなり、
    前記インナーカバーは、その外周面が前記ドームカバーの内周面に接し、かつその底部となる鍔状部が前記方向調整機構の第1の調整部材に関連して第1の方向に摺動自在に保持されることを特徴とする、請求項4に記載の監視カメラの共通ユニット。
  6. 前記共通ユニットは、前記方向調整機構に関連して、前記インナーカバーを第1の方向の所定位置へ摺動して調節した後に、固定するための固定部材をさらに備えたことを特徴とする、請求項5に記載の監視カメラの共通ユニット。
  7. ボックスレンズを含むボックス型監視カメラとドームレンズを含むドーム型監視カメラの部品を共用するための共通ユニットを用いて構成されるボックス型監視カメラであって、
    前記共通ユニットは、少なくとも
    前記ドーム型監視カメラのドームレンズの向きを第1の方向と第2の方向に移動自在とし、当該レンズの向きを調整することにより撮影方向を調整するための方向調整機構を備え、
    記ボックス型監視カメラは、前記共通ユニットに装着してボックス型監視カメラとするためのボックス型専用部品を備え、
    前記ボックス型専用部品は、前記共通ユニットに装着したときに、前記方向調整機構に作用して当該方向調整機構の移動を規制する移動規制部材を含むことを特徴とする、ボックス型監視カメラ。
  8. 前記共通ユニットは、
    前記方向調整機構を支持する支持部材、
    その前面に第1の開口部が形成され、前記方向調整機構を第1の開口部から露出させるとともに、前記支持部材を収納するハウジング、
    前記方向調整機構に保持されて、レンズを装着するためのレンズマウント、および
    撮像センサーを実装し、前記レンズマウントの背面側の位置に配置され、かつ前記方向調整機構によって保持されるセンサー基板を備え、
    前記ボックス型専用部品は、
    前記第1の開口部に装着され、かつ前記ボックスレンズを露出するための第2の開口部が形成された前面カバー、および
    前記ボックスレンズと前記レンズマウントの間に介挿されるアダプタを備え、
    前記移動規制部材は、前記方向調整機構が移動して前記レンズの向きを調整することを規制するように、前記前面カバーに形成され、
    前記アダプタを介して前記ボックスレンズを前記レンズマウントに装着し、かつ前記前面カバーが第2の開口部からボックスレンズを露出した状態で、前記ハウジングの第1の開口部に装着されたときに、前記移動規制部材が前記方向調整機構に作用して、第2の方向に移動するのを規制することを特徴とする、請求項7に記載のボックス型監視カメラ。
  9. 前記移動規制部材は、
    前記前面カバーの背面に形成される突起部を含み、かつ
    当該突起部が前記方向調整機構と係合することにより、当該方向調整機構が第2の方向へ移動するのを規制することを特徴とする、請求項8に記載のボックス型監視カメラ。
  10. ボックスレンズを含むボックス型監視カメラとドームレンズを含むドーム型監視カメラの部品を共用するための共通ユニットを用いて構成されるドーム型監視カメラであって、
    前記共通ユニットは、
    前記ドーム型監視カメラのドームレンズの向きを第1の方向と第2の方向に移動自在とし、当該レンズの向きを調整することにより撮影方向を調整するための方向調整機構、
    前記方向調整機構を支持する支持部材、
    その前面に第1の開口部が形成され、前記方向調整機構を第1の開口部から露出させるとともに、前記支持部材を収納するハウジング、
    前記方向調整機構に保持されて、レンズを装着するためのレンズマウント、および
    撮像センサーを実装し、前記レンズマウントの背面側の位置に配置され、かつ前記方向調整機構によって保持されるセンサー基板を備え、
    前記ドーム型監視カメラは、
    前記ドームレンズの外側を覆いかつドームレンズを保護するためのドームカバー、
    前記ドームカバーと前記ドームレンズの間に介挿され、かつドームレンズを外部から視認し難いようにするためのインナーカバー、
    前記共通ユニットを前記ドーム型監視カメラとして用いる際に、前記第1の開口部に装着される前面カバー、および
    前記ドームレンズと前記レンズマウントの間に介挿されるアダプタをさらに備え、
    前記前面カバーは、前記インナーカバーと前記ドームカバーをその主面から前面側へ突出させる第3の開口部を形成し、
    前記アダプタを介して前記ドームレンズを前記レンズマウントに装着したことを特徴とする、ドーム型監視カメラ。
  11. 前記方向調整機構は、
    前記第1の方向に移動自在な第1の調整部材と、
    前記第2の方向に移動自在な第2の調整部材とからなり、
    前記インナーカバーは、その外周面が前記ドームカバーの内周面に接し、かつその底部となる鍔状部が前記方向調整機構の第1の調整部材に関連して第1の方向に摺動自在に保持されることを特徴とする、請求項10に記載のドーム型監視カメラ。
  12. 前記共通ユニットは、前記方向調整機構に関連して、前記インナーカバーを第1の方向の所定位置へ摺動して調節した後に、固定するための固定部材をさらに備えたことを特徴とする、請求項10に記載のドーム型監視カメラ。
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