JP6083776B1 - 3色介錯ロープ - Google Patents

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    • D07B1/00Constructional features of ropes or cables
    • D07B1/18Grommets

Abstract

【課題】介錯ロープで吊り荷を誘導している作業者が、この握っている介錯ロープの位置で吊り荷に近付いているかどうかを判断することにより、吊り荷を安全に誘導する。【解決手段】作業者が握ることができる程度の外径を有するロープ2と、ロープ2の一端に取り付けられた、吊り荷自体又は吊上げているロープ・ワイヤーに掛け止めるフック3と、ロープ2に形成された、フック3側から危険領域部5、注意領域部6と安全領域部7にあるかの注意を作業者に喚起させ得るように視覚的、形状的な変化を有する注意喚起部4と、から成り、注意喚起部4により、3色介錯ロープ1の他端からフック3側に近付くに従い危険性が高くなることを「安全領域」から「注意領域」と「危険領域」の3段階で作業者に注意喚起をさせるように構成した。【選択図】図1

Description

本発明は、クレーン等の吊り上げ機材により吊り上げた荷物、資材等の吊り荷を安全に誘導する介錯ロープに係り、特に吊り荷を誘導している作業者が握っている介錯ロープの位置で、作業者がこの吊り荷に近付いているか否かを知らせることができる3色介錯ロープに関する。
建築現場又は工事現場で荷物、資材等をクレーン等で吊り上げる際に、荷物又は資材等を直接あるいはワイヤーロープでクレーンのフックに掛ける作業は玉掛け作業と称されている。この玉掛け作業で吊り上げた吊り荷が、不用意に動かないように誘導するときに介錯ロープが使用されている。この介錯ロープは、親網と共に良く使用されるロープである。この介錯ロープは、作業者が吊り荷の下に入らないように、ある程度の長さを有し、作業者がこれを引っ張りながら、吊り荷を所望の位置に誘導するものである。
この介錯ロープは、ロープの一端にフックが取り付けられたものである。この介錯ロープは、例えば建築現場における長尺物の吊り荷には、その端部にフック部分を掛け止めて使用する。また、縦長で縦吊りの場合(門型状のもの)では、その最下部にフック部分を掛け止めて使用する。
このような介錯ロープを用いて、吊り上げ、吊り降ろし作業をしている作業者は、降下作業に夢中になり、吊り荷の下方に入り、危険な作業になることがあった。また、狭い建築現場のときも、資材を降ろす際に、介錯ロープを短く持ち、資材の近くに寄りやすかった。
そこで、このように使用される介錯ロープの安全性を向上させるための技術が提案されている。例えば特許文献1の特開平5−294596号公報「吊荷用介錯ロープの警報装置」のように、吊荷に一端側が繋着された介錯ロープの下端部に、該介錯ロープの下端部と被測定物との距離を測定するための超音波センサーを設け、該超音波センサーからの電気信号で前記距離を算出して設定条件になると警報信号を発生する制御装置を設け、該制御装置の警報信号により警報を発する警報発生器を前記介錯ロープの下端部とクレーン操作室に設けたことを特徴としてなる吊荷用介錯ロープの警報装置が提案されている。
特開平5−294596号公報
しかし、従来の介錯ロープでは、作業者が降下作業に夢中になり、介錯ロープを持ちながら作業していても吊り荷に近付くことがあった。介錯ロープの意味を果たさず吊り荷を安全に所望の位置に降ろすことができないことがあった。更に、狭い建築現場では、この介錯ロープを短く持ちやすく、吊り荷に近付きやすいという問題を有していた。
また、特許文献1の「吊荷用介錯ロープの警報装置」は、超音波センサを用いて警報信号を発生することで、吊り荷を扱う作業者が不意に吊り荷の下方に入り込む等の危険な状態は避けられるが、作業者自身に自分が危険な領域(吊り荷に近い位置)に近付いていることを知らせることはできなかった。
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、介錯ロープ自体に安全な距離、注意を要する距離、危険な距離であることを作業者に知らせる機能を施すことで、介錯ロープで吊り荷を誘導している作業者が、この握っている介錯ロープの位置で吊り荷に近付いているかどうかを判断することにより、吊り荷を安全に誘導できる3色介錯ロープを提供することにある。
本発明は、クレーン(C)ような吊上げ機材により吊上げた吊り荷(P)を、作業者(W)が所望の位置まで誘導する3色介錯ロープ(1,11,21,31)であって、
作業者(W)が握ることができる程度の外径を有するロープ(2)と、
前記ロープ(2)の一端に取り付けられた、吊り荷(P)自体又は吊上げているロープ・ワイヤー(R)に掛け止めるフック(3)と、
前記ロープ(2)に形成された、前記フック(3)側から危険領域部(5)、注意領域部(6)と安全領域部(7)にあるかの注意を作業者(W)に喚起させ得るように視覚的、形状的な変化を有する注意喚起部(4)と、を有し
前記注意喚起部(4)により、前記3色介錯ロープ(1,11,21,31)の他端から前記フック(3)側に作業者(W)が近付くに従い危険性が高くなることを「安全領域」から「注意領域」と「危険領域」の3段階でその作業者(W)に注意を喚起させ得るように構成した、ことを特徴とする。
前記注意喚起部(4)は、前記危険領域部(5)が「赤色」に、前記注意領域部(6)が「黄色」に、前記安全領域部(7)が「緑色」の順番に前記ロープ(2)に着色されたものである。
前記注意喚起部(4)は、前記危険領域部(5)が編み目が荒い粗編み目のロープ(2)、前記安全領域部(7)が該荒い粗編み目のロープ(2)より編み目が細かい密編み目のロープ(2)で、この中間の注意領域部(6)は該粗編み目と密編み目との中間になる中間編み目のロープ(2)を有し、該ロープ(2)の編み方に変化を付けたものである。 前記注意喚起部(4)は、前記危険領域部(5)が太いデニールのロープ(2)、前記安全領域(7)が細いデニールのロープ(2)、前記注意領域部(6)が該太いデニールのロープ(2)と該細いデニールのロープ(2)との中間になるデニールのロープ(2)とから成り、該ロープ(2)のデニールに変化を付けたものである。
または、前記注意喚起部(4)は、前記危険領域部(5)、注意領域部(6)、安全領域部(7)のロープ(2)それぞれの太さ自体を異なるものにしたものである。
前記注意喚起部(4)は、前記危険領域部(5)と前記注意領域部(6)とを連結する第1連結部(9a)が他の位置の前記ロープ(2)の外径より太く、 前記注意領域部(6)と前記安全領域部(7)とを連結する第2連結部(9b)が他の位置の該ロープ(2)の外径より太くすることが好ましい。
本発明の構成では、3色介錯ロープ(1,11,21,31)にフック(3)側から危険領域部(5)、注意領域部(6)と安全領域部(7)にあるかの別を作業者(W)に知らせる注意喚起部(4)が形成されているので、荷降ろしをする作業者(W)に、現在安全な位置で吊り荷(P)を誘導しているか、危険な吊り荷(P)の下に近づいているかを知らせることができる。そこで、作業者(W)は吊り荷(P)の降下作業を安全に進めることができる。
昼間の作業現場又は作業現場が明るい場所であれば、3色介錯ロープ(1)が吊り荷(P)に掛け止められたフック(3)側から赤色、黄色、緑色と着色されていることを容易に視認することができる。作業者(W)は、安全領域部(7)の緑色部分から、注意領域部(6)の黄色部分を持っていれば安全に作業できることを意識し、危険領域部(5)の赤色部分を持ったときは、吊り荷(P)から離れて作業を進めることを意識するようになる。
屋内の作業現場又は作業現場に陰ができやすい場所のときは、作業者(W)が3色介錯ロープ(1)の3色の着色を判断しづらいことがある。また、真夏の太陽光が強く、作業者(W)がサングラスをかけて作業しているときも、3色介錯ロープ()の3色の着色を判断しづらいことがある。このようなときは、ロープ(2)の編み方に変化を付けた3色介錯ロープ(11)によれば、握っているロープ(2)の位置で、安全領域部(7)か、注意領域部(6)か、危険領域部(5)かを判断でき、吊り荷(P)から離れて作業を進めることができる。
同様に、ロープ(2)のデニールに変化を付けた3色介錯ロープ(21)によれば、細いデニールのロープ(2)は柔らかい感触を呈するが、太いデニールのロープ(2)は硬い感触を呈し、作業者(W)は握っているロープ(2)の位置を識別することができる。そこで、柔らかい感触のときは安全領域部(7)か、注意領域部(6)を持っていると認識でき安全に作業でき、硬い感触のときは、現在危険領域部(5)を握っていることを意識することができる。
更に、ロープ(2)の太さ自体を異なる太さにした3色介錯ロープ(31)によっても、作業者(W)に握っているロープ(2)の位置を識別させることができる。
各領域部(5,6、7)の連結部(9a,9b)が他の位置のロープ(2)の外径より太い3色介錯ロープ()では、作業に夢中になっている作業者(W)はロープ(2)の握っている位置が変化したことに気づきやすい。この連結部は第1連結部(9a)と第2連結部(9b)と2か所あるので、上方を見て手元を見ていない作業者(W)は、2回目の連結部を感知したときは、現在危険領域部(5)を握っていることを知り、危険領域にいることを認識しやすくなる。
実施例1の3色介錯ロープを示す正面図である。 本発明の3色介錯ロープの使用状態を示す斜視図である。 クレーン車のクレーンに玉掛け作業で吊り下げた吊り荷を降下させる状態を示す正面図である。 本発明の3色介錯ロープの変形例を示す正面図である。 実施例2のロープの編み方に変化を付けた注意喚起部を有する3色介錯ロープを示す正面図である。 実施例3のロープのデニールに変化を付けた注意喚起部を有する3色介錯ロープを示す正面図である。 実施例4のロープの太さ自体を異なる太さにした注意喚起部を有する3色介錯ロープを示す正面図である。
本発明は、ロープの一端に取り付けられた、吊り荷自体又は吊上げているロープ・ワイヤーに掛け止めるフックと、ロープに、フック側から危険領域部、注意領域部と安全領域部にあるかを作業者に注意喚起させるように視覚的、形状的な変化を有する注意喚起部と、から成り、この注意喚起部により、作業者が3色介錯ロープの他端からフック側に近付くに従い、危険性が高いことを「安全領域」から「注意領域」と「危険領域」の3段階で作業者に注意喚起をさせ得るものである。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
<3色介錯ロープの構成>
図1は実施例1の3色介錯ロープを示す正面図である。図2は介錯ロープの使用状態を示す斜視図である。図3はクレーン車のクレーンに玉掛け作業で吊り下げた吊り荷を降下させる状態を示す正面図である。
実施例1の3色介錯ロープ1は、図1に示すように、ロープ2の一端に、吊り荷P自体又は吊り上げているロープ・ワイヤーRに掛け止めるフック3が取り付けられ、このロープ2に注意喚起部4が形成されたものである。実施例1の3色介錯ロープ1の注意喚起部4は、危険領域部5が赤色に、注意領域部6が黄色に、安全領域部7が緑色の順番にそれぞれ着色されたものである。
ロープ2は全長5m程度の長さを有する。吊り荷Pから3m程度離れて誘導することができ、また2m程度の長さは作業者Wが握りやすい長さだからである。ロープ2は例えばポリエステル製の素材から成るものを用いる。ロープ2はこのポリエステル製に限定されないことは勿論である。
ロープ2の一端に、フック3を掛け止めるループ状のアイスプライス8(EYE SPLICE)が形成されている。このアイスプライス8は、ロープ2を解して縫製して作る。またはロープ2にノットを作って作る場合などがある。
このアイスプライス8に、フック3を着脱自在に取り付ける。必要に応じてロープ2にスリーブ、シンブルを取り付けることもできる。
<注意喚起部の構成>
実施例1の3色介錯ロープ1の注意喚起部4は、図1に示すように、フック3側から危険領域部5が「赤色」に、注意領域部6が「黄色」に、安全領域部7が「緑色」になる順番にロープ2にそれぞれ着色されたものである。異なる色彩のロープ2を3本つなげる場合と、1本のロープ2に異なる塗料を着色する場合とがある。
このようにフック3側から危険領域部5、注意領域部6と安全領域部7といった形状的、視覚的な変化を有する注意喚起部4をロープ2に形成することで、作業者Wがフック3側に近づくに従い、作業者Wに危険性が高いことを3段階で注意喚起させることができる。なお、3色介錯ロープ1では、3色の色に相違があれば、この赤色、黄色、緑色の順番に限定されない。また。色彩の種類も赤色、黄色、緑色に限定されない。
注意喚起部4における危険領域部5のロープ2の長さは、約1.5mである。注意領域部6のロープ2の長さは、約1.5mである。安全領域部7のロープ2の長さは、約2mである。これだけの長さがあれば、吊り荷Pから約3m程度離れることができ、安全に誘導作業することができる。なお、これらの1.5m、1.5m、2mは目安であって、この長さに厳格に従うことはない。
<3色介錯ロープの使用方法の説明>
このように構成した本発明の3色介錯ロープ1は、図2と図3に示すように、使用に際して作業者Wは、その握っているロープ2の位置を判別することで、現在安全な位置で吊り荷Pを誘導しているか、吊り荷Pの下に近づいて危険な状態にあるかを知ることができる。3色介錯ロープ1の注意喚起部4により、フック3側から危険領域部5、注意領域部6と安全領域部7のどの位置でロープ2を握っているのかを容易に判断できる。そこで、作業者Wは吊り荷Pの誘導作業、降下作業を安全に進めることができる。
昼間の作業現場又は作業現場が明るい場所であれば、作業者Wは本発明の3色介錯ロープ1について、吊り荷Pが掛けられたフック3側から着色された赤色、黄色、緑色の別を容易に判別できる。交通信号灯と同じように3色の各領域で、安全領域部7の緑色部分から注意領域部6の黄色部分を持っていれば一応安全に作業できることを作業者Wは意識できる。しかし、危険領域部5の赤色部分を持ち始めたら、危険な領域になり、吊り荷Pから離れることを意識するようになる。
<3色介錯ロープの変形例>
図4は本発明の3色介錯ロープの変形例を示す正面図である。
3色介錯ロープ1は、危険領域部5、注意領域部6と安全領域部7はすべて同じ外径のロープ2にする必要はない。例えば、3色介錯ロープ1は、「赤色」の危険領域部5と「黄色」の注意領域部6とを連結する部分を第1連結部9aとし、この第1連結部9aを他の位置のロープ2の外径より太くする。同じく「黄色」の注意領域部6と「緑色」の安全領域部7とを連結する部分を第2連結部9bとし、この第2連結部9bも他の位置のロープ2の外径より太い構成にすることができる。
各領域部5,6,7の連結部9a,9bが他の位置のロープ2の外径より太いので、作業に夢中になっている作業者Wはロープ2を握っている位置が変化したことに気づきやすい。この連結部は第1連結部9aと第2連結部9bと2か所あるので、上方を見て手元を見ていない作業者Wは、2回連結部を感知したときは、現在危険領域部5を握っていることを知り、危険領域にいることを認識しやすくなる。
これらの第1連結部9aと第2連結部9bは、連結する各ロープ2の先端を解し、それぞれ解されてバラバラになったものを一本ずつを交互に重ね合わせ、それぞれを編み込みして連結したものである。この編み込み部分がロープ2の他の部分と形状、太さ(外径)が異なり連結部と認識しやすくなる。 または単純に第1連結部9aと第2連結部9bは、ロープ2の該当する位置にテープ(図示せず)などを巻き付けて太さ(外径)を変えた状態のものでもよい。
<実施例2の3色介錯ロープの注意喚起部の構成>
図5は実施例2のロープの編み方に変化を付けた注意喚起部を有する3色介錯ロープを示す正面図である。
作業現場が屋内、又は陰になる場所のときは、3色介錯ロープ1の3色の着色を判断しづらいことがある。また、真夏の太陽光が強いため、作業者Wがサングラスをかけて作業しているときも、3色介錯ロープ1の3色の着色を判断しづらいことがある。このようなときは、3色介錯ロープ1の注意喚起部4の視覚的な変化即ち色彩の相違にのみ限定されない。
注意喚起部4はロープ2自体に、視覚的、形状的な何らかの相違(変化)があれば作業者Wに注意喚起をさせることができる。実施例2の3色介錯ロープ11の注意喚起部4は、危険領域部5は編み目が荒い粗編み目のロープ2、安全領域部7はこの荒い粗編み目より細かい密編み目のロープ2で、注意領域部6は粗編み目と密編み目との中間になる中間編み目のロープ2から成るようにその編み方に変化を付けた。
実施例2の3色介錯ロープ11のようにロープ2の編み方に変化を付けた注意喚起部4を有する介錯ロープによれば、作業者Wが握っているロープ2の位置で、安全領域部7か、注意領域部6の中間編み目部分のロープ2を持っていれば安全に作業できることを作業者Wに意識させ、危険領域部5の粗編み目を持ったときは、吊り荷Pから離れることを意識させるようになる。
<実施例3の3色介錯ロープの注意喚起部の構成>
図6は実施例3のロープのデニールに変化を付けた注意喚起部を有する3色介錯ロープを示す正面図である。
実施例3の3色介錯ロープ21の注意喚起部4は、危険領域部5に太いデニールのロープ2を、安全領域部7は細いデニールのロープ2を、この中間の注意領域部6は太いデニールのロープ2と細いデニールのロープ2との中間になる中程度のデニールのロープ2から成るものである。即ち、実施例3の3色介錯ロープ21は、ロープ2のデニールに変化を付けたものである。
ロープ2のデニールに変化を付けた実施例3の3色介錯ロープ21によれば、細いデニールのロープ2は柔らかい感触を呈するが、太いデニールのロープ2は硬い感触を呈し、作業者Wにその握っているロープ2の位置を識別させることができる。そこで、柔らかい感触のときは安全領域部7か、注意領域部6を持っているので安全に作業でき、硬い感触のときは、現在危険領域部5を握っていることを知らせ、吊り荷Pから離れることを意識させることができる。
<実施例4の3色介錯ロープの注意喚起部の構成>
図7は実施例4のロープの太さ自体を異なる太さにした注意喚起部を有する3色介錯ロープを示す正面図である。
実施例3の3色介錯ロープ31の注意喚起部4は、危険領域部5、注意領域部6、安全領域部7のロープの太さ自体を異なるようにしたものである。このような構成の3色介錯ロープ31であっても安全領域部7か、注意領域部6を持っていれば安全に作業でき、現在危険領域部5を握っていることを知らせ、吊り荷Pから離れることを意識させることができる。
<3色介錯ロープの変形例(連結部)>
上述した実施例2,3,4の3色介錯ロープ11,21,31についても、危険領域部5、注意領域部6と安全領域部7はすべて同じ外径のロープ2にする必要はない。例えば、ロープ2は、危険領域部5と注意領域部6とを連結する第1連結部9aは他の位置のロープ2の外径より太く、同じく注意領域部6と安全領域部7とを連結する第2連結部9bは他の位置のロープ2の外径より太い構成にすることができる。
なお、本発明は、3色介錯ロープ1,11,21,31自体に安全な距離、注意を要する距離、危険な距離であることを作業者Wに知らせる工夫を施すことで、3色介錯ロープ1,11,21,31で吊り荷Pを誘導している作業者Wが、この握っているロープ2の位置で吊り荷Pに近付いているかどうかの注意を喚起させることにより、吊り荷Pを安全に誘導できれば、上述した発明の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
本発明は、建築現場、工事現場における、荷物、資材等の吊り荷を安全に誘導する際に利用することができる。
1,11,21,31 3色介錯ロープ
2 ロープ
3 フック
4 注意喚起部
5 危険領域部
6 注意領域部
7 安全領域部
9a 第1連結部
9b 第2連結部
C クレーン
P 吊り荷
W 作業者

Claims (6)

  1. クレーン(C)ような吊上げ機材により吊上げた吊り荷(P)を、作業者(W)が所望の位置まで誘導する3色介錯ロープ(1,11,21,31)であって、
    作業者(W)が握ることができる程度の外径を有するロープ(2)と、
    前記ロープ(2)の一端に取り付けられた、吊り荷(P)自体又は吊上げているロープ・ワイヤー(R)に掛け止めるフック(3)と、
    前記ロープ(2)に形成された、前記フック(3)側から危険領域部(5)、注意領域部(6)と安全領域部(7)にあるかの注意を作業者(W)に喚起させ得るように視覚的、形状的な変化を有する注意喚起部(4)と、を有し
    前記注意喚起部(4)により、前記3色介錯ロープ(1,11,21,31)の他端から前記フック(3)側に作業者(W)が近付くに従い危険性が高くなることを「安全領域」から「注意領域」と「危険領域」の3段階でその作業者(W)に注意を喚起させ得るように構成した、ことを特徴とする3色介錯ロープ。
  2. 前記注意喚起部(4)は、前記危険領域部(5)が「赤色」に、前記注意領域部(6)が「黄色」に、前記安全領域部(7)が「緑色」の順番に前記ロープ(2)に着色されたものである、ことを特徴とする請求項1の3色介錯ロープ。
  3. 前記注意喚起部(4)は、前記危険領域部(5)が編み目が荒い粗編み目のロープ(2)、前記安全領域部(7)が該荒い粗編み目のロープ(2)より編み目が細かい密編み目のロープ(2)で、この中間の注意領域部(6)は該粗編み目と密編み目との中間になる中間編み目のロープ(2)を有し、該ロープ(2)の編み方に変化を付けたものである、ことを特徴とする請求項1の3色介錯ロープ。
  4. 前記注意喚起部(4)は、前記危険領域部(5)が太いデニールのロープ(2)、前記安全領域(7)が細いデニールのロープ(2)、前記注意領域部(6)が該太いデニールのロープ(2)と該細いデニールのロープ(2)との中間になるデニールのロープ(2)とから成り、該ロープ(2)のデニールに変化を付けたものである、ことを特徴とする請求項1の3色介錯ロープ。
  5. 前記注意喚起部(4)は、前記危険領域部(5)、注意領域部(6)、安全領域部(7)のロープ(2)それぞれの太さ自体を異なるものにした、ことを特徴とする請求項1の3色介錯ロープ。
  6. 前記注意喚起部(4)は、前記危険領域部(5)と前記注意領域部(6)とを連結する第1連結部(9a)が他の位置の前記ロープ(2)の外径より太く、
    前記注意領域部(6)と前記安全領域部(7)とを連結する第2連結部(9b)が他の位置の該ロープ(2)の外径より太い、ことを特徴とする請求項1、2、3,4又は5の3色介錯ロープ。
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