JP6083412B2 - 再結合ライフタイムの制御方法及びシリコン基板の製造方法 - Google Patents
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また、パワーデバイスの耐圧特性には、シリコン基板の抵抗率の僅かなばらつきが問題になるため、高性能のデバイスには、抵抗率の均一性に優れているNTD(Neutron Transmutation Doping:中性子照射)−FZ(Floating Zone)シリコン基板が多く用いられる。しかし、FZ法で製造された単結晶から切り出されたFZシリコン基板は、CZ(Czochralski)法で製造された単結晶から切り出されたCZシリコン基板と比べて大直径化が困難であり、製造コストの低減が難しいことから、FZシリコン基板に代わるCZシリコン基板が開示されている(特許文献3参照)。
再結合ライフタイムのばらつき要因として、シリコン基板自体に含まれる何らかの物質が要因として疑われているが、特に炭素不純物の影響が懸念されている。
しかしながら、再結合ライフタイムのばらつきに対しては、この炭素不純物が主要因であるか否か、実際には明らかになっていない。
本発明では、CZシリコン基板の再結合ライフタイムをFZシリコン基板の再結合ライフタイムと同等の値にできるため、パワーデバイス用のシリコン基板としてCZシリコン基板を使用する場合であっても、FZシリコン基板を使用する場合と同等の品質のシリコン基板を得ることができるものとなる。
上記のように、従来技術では、粒子線照射の条件と粒子線照射後の熱処理の条件を調整することによってキャリアの再結合ライフタイムを制御しており、この場合、シリコン基板に起因する何らかの要因で、再結合ライフタイムのばらつきが生じるという問題があった。
また、近年、シリコン基板の大直径化と製造コストの低減を目的として、パワーデバイス用のシリコン基板として、FZシリコン基板の代わりにCZシリコン基板を使用することが多くなってきている。この場合、従来技術では、CZシリコン基板の再結合ライフタイムをFZシリコン基板と同等の再結合ライフタイムに制御することは困難となるという問題があった。
まず、複数の試験用シリコン基板を用意する。ここで用意する複数の試験用シリコン基板は、それぞれドーパント濃度及び酸素濃度が異なるものとする。シリコン基板のドーパントの種類とその濃度は、特に限定されないが、デバイス側からの要求に見合うようにするのが好ましい。また、ドーパント濃度及び酸素濃度以外の条件は、実際に再結合ライフタイムを制御する対象となるシリコン基板と同じ条件にすることができる。
酸化膜は、酸化性雰囲気の熱処理により形成することができる。酸化膜形成熱処理の条件は、例えば、温度を900〜1100℃、時間を10〜60分とすることができる。この酸化膜は、測定工程において、再結合ライフタイムを測定する際の表面再結合を抑制する役割を有する。表面再結合が問題にならない場合には、この酸化膜の形成処理を省略することもできる。
そして、ここでは、熱処理時間に対する再結合ライフタイムの変化を測定するため、熱処理時間tを、例えば、0<t≦180分の範囲で変化させて複数の試験用シリコン基板を熱処理する。
再結合ライフタイムLTは再結合中心濃度Nrの逆数に比例(LT∝1/Nr)することから、再結合ライフタイムの逆数を再結合中心濃度の相対値とすることができる。また、粒子線照射前のシリコン基板には、結晶成長や酸化熱処理などの粒子線照射前の工程で形成された再結合中心が含まれていることから、回復熱処理後(熱処理時間をtとした場合)の各試験用シリコン基板の再結合中心濃度[1/LT(t)]から粒子線照射前の再結合中心濃度[1/LT0]を差し引くことにより、粒子線照射と回復熱処理により形成された再結合中心濃度Nr(t)を求めることができる。即ち、粒子線照射と回復熱処理により形成された各試験用シリコン基板の再結合中心濃度Nr(t)を、Nr(t)=1/LT(t)−1/LT0で表す式により算出することができる。
このようにして、各熱処理時間tと、それに対応する再結合中心濃度Nr(t)との関係から、熱処理時間に対する、複数の試験用シリコン基板の再結合中心濃度の変化を算出する。
相関関係算出工程では、再結合中心濃度算出工程(図1のS2)において算出した再結合中心濃度の変化と、複数の試験用シリコン基板のドーパント濃度、酸素濃度とを対応させることで、再結合中心濃度の変化とドーパント濃度との、或いは、再結合中心濃度の変化とドーパント濃度及び酸素濃度との相関関係を容易に算出できるが、本発明では、特に以下のような手順に従い相関関係を算出することが好ましい。
ここで、再結合中心濃度の減衰時定数τが変化する熱処理時間t1は、Nr(t)=Nr(0)exp(−t/τ)(但し、Nr(0):初期値、t:熱処理時間、τ:減衰時定数)の式を、Nr(t)の実測値(上記Nr(t)=1/LT(t)−1/LT0で表す式による算出結果)と熱処理時間tとの関係にフィッティングすることにより求めることができる。またここで、試験用シリコン基板の酸素濃度は、特に限定されるものではないが、再結合中心濃度の減衰時定数τの変化が見やすいように、7ppmaより低くすることが好ましい。また、再結合中心濃度の減衰時定数τが変化する熱処理時間t1は、熱処理温度が低いと長くなり、熱処理温度が高いと短くなる。特に、熱理温度が高い場合には、熱処理時間を振ってt1を求める際に、最初の熱処理時間tがt1以上になると、見かけ上t1が存在しないように見える場合が有るので注意する必要が有る。
ここで行う粒子線照射の条件は、測定工程(図1のS1)と同様の条件とすることが好ましい。例えば、電子線を、1E13〜1E15/cm2の線量で、0.5〜2MeVの加速電圧で照射することができる。
ここで行う熱処理の条件は、測定工程(図1のS1)と同様の条件とすることが好ましい。例えば、温度を300〜400℃、雰囲気を窒素、酸素、あるいは水素などとすることができる。
粒子線照射と熱処理を施した際の、シリコン基板の再結合ライフタイムは、特にリン濃度への依存性が強い。このことから、準備工程において準備するシリコン基板のドーパント濃度としてリン濃度を調整することにより、さらに精度よく再結合ライフタイムを制御することができる。また、パワーデバイス用のシリコン基板にはn型のシリコン基板が広く用いられているので、ドーパントをn型ドーパントであるリンとすることが好適である。
本発明では、CZシリコン基板の再結合ライフタイムをFZシリコン基板の再結合ライフタイムと同等の値に制御でき、パワーデバイス用のシリコン基板としてCZシリコン基板を使用する場合であっても、FZシリコン基板を使用する場合と同等の品質のシリコン基板を得ることができる。
更に、酸素濃度が7ppma以上のCZシリコン基板では酸素濃度が低いFZ基板とτ2が同等になるという極めて特異な現象が起こることを見出し、本発明のシリコン基板を完成させた。
そして、本発明の制御方法における、準備工程において、準備工程以前に予め算出した相関関係に基づいて、ドーパント濃度が2×1014atoms/cm3以下、酸素濃度が7ppma以上に調整されたものである。
異なるドーパント濃度、酸素濃度、炭素濃度を有する複数のCZシリコン基板を用意した。複数のシリコン基板のドーパント種、ドーパント濃度、酸素濃度、炭素濃度、直径、結晶軸方位は、以下の通りである。
ドーパント種/濃度:リン/1×1014〜8×1014atoms/cm3、ボロン/8×1014〜16×1014atoms/cm3、
酸素濃度:2.7〜18ppma(JEIDA)、
炭素濃度:0.01〜2ppma(JEIDA)、
直径:200mm、
結晶軸方位:<100>。
リン濃度が1×1014atoms/cm3、酸素濃度が0.1ppmaのFZシリコン基板を準備した。
次に、準備したFZシリコン基板に、酸化熱処理により酸化膜を形成した。酸化熱処理温度は1000℃とし、時間は60分、雰囲気は酸素とした。その後、シリコン基板に電子線を照射した。電子線の照射線量は1×1014/cm2とし、電子線の加速電圧は2MVとした。次に、電子線照射したシリコン基板に回復熱処理を施した。回復熱処理の温度は350℃とし、雰囲気は窒素、時間は120分とした。
次に、回復熱処理後のFZシリコン基板の再結合ライフタイムをμ‐PCD法により測定した結果、再結合ライフタイムは6.8μsecであった。
図1に示すような、本発明の再結合ライフタイムの制御方法でリンがドープされたCZシリコン基板の再結合ライフタイムの制御を行った。このとき、CZシリコン基板の再結合ライフタイムを参考例1に示したFZシリコン基板と同じ6.8μsec程度に制御することを目標とした。
このときの電子線の照射線量は1×1014/cm2とし、電子線の加速電圧は2MVとした。またこのとき、熱処理の温度は350℃とし、雰囲気は窒素、時間は0〜180分とした。
次に、相関関係算出工程において、熱処理時間が120分のときの再結合中心濃度の変化と複数の試験用シリコン基板のドーパント濃度及び酸素濃度との相関関係を算出した。
次に、上記相関関係に基づいて、熱処理工程後のCZシリコン基板の再結合ライフタイムが所望の値(6.8μsec程度)になるように、準備工程で準備するCZシリコン基板のドーパント濃度及び酸素濃度を調整した。このとき、準備したCZシリコン基板は、リン濃度を1×1014atoms/cm3、酸素濃度を10ppmaに調整したものであった。
その後、CZシリコン基板に電子線を照射した。電子線の照射線量は1×1014/cm2とし、電子線の加速電圧は2MVとした。次に、電子線照射したシリコン基板に回復熱処理を施した。回復熱処理の温度は350℃とし、雰囲気は窒素、時間は120分とした。
このように、実施例1における酸化熱処理、粒子線照射、回復熱処理の条件は参考例1と同様の条件とした。
このように、実施例1ではCZシリコン基板の再結合ライフタイムをFZシリコン基板の再結合ライフタイムと同等にできることが確認できた。
また、このようにリン濃度が2×1014atoms/cm3以下、酸素濃度が7ppma以上のCZシリコン基板であれば、FZシリコン基板の場合と同等の再結合ライフタイムが得られることがわかった。
試験用シリコン基板を使用して、再結合中心濃度の変化とドーパント濃度との、或いは、再結合中心濃度の変化とドーパント濃度及び酸素濃度との相関関係を算出せず、準備するシリコン基板のドーパント濃度と酸素濃度の両方ともを、上記相関関係に基づいて調節しなかったこと以外、実施例1と同様の条件でCZシリコン基板の再結合ライフタイムを制御した。
このとき、無作為に選んだリン濃度が5×1014atoms/cm3、酸素濃度が4ppmaであるCZシリコン基板を、実施例1と同様の条件で、酸化膜を形成し、電子線照射後に回復熱処理を施した。
このように、比較例1では、酸化膜形成熱処理条件、電子線照射条件、回復熱処理条件を参考例1及び実施例1と同様の条件にしたにも関わらず、CZシリコン基板の再結合ライフタイムはFZシリコン基板の再結合ライフタイムと大きく離れた値になってしまうことが確認された。
Claims (6)
- キャリアの再結合ライフタイムを制御するシリコン基板を準備する準備工程と、該準備したシリコン基板に粒子線を照射する粒子線照射工程と、該粒子線照射工程後の前記シリコン基板を熱処理する熱処理工程とを行うことでシリコン基板のキャリアの再結合ライフタイムを制御する再結合ライフタイムの制御方法であって、
前記準備工程を行う前に予め、ドーパント濃度及び酸素濃度が異なる複数の試験用シリコン基板に粒子線照射した後、熱処理を行い、熱処理時間に対する、前記複数の試験用シリコン基板におけるキャリアの再結合ライフタイムの変化を測定する測定工程と、
該測定した再結合ライフタイムの変化から、前記熱処理時間に対する、前記複数の試験用シリコン基板の再結合中心濃度の変化を算出する再結合中心濃度算出工程と、
該算出した再結合中心濃度の変化と前記複数の試験用シリコン基板のドーパント濃度との、或いは、前記再結合中心濃度の変化と前記ドーパント濃度及び前記酸素濃度との相関関係を算出する相関関係算出工程とを有し、
該算出した相関関係に基づいて、前記熱処理工程後の前記シリコン基板の再結合ライフタイムが所望の値になるように、前記準備工程で準備する前記シリコン基板のドーパント濃度、或いは、ドーパント濃度及び酸素濃度を調整することを特徴とする再結合ライフタイムの制御方法。 - 前記複数の試験用シリコン基板から算出した前記再結合中心濃度の変化から、熱処理中に前記再結合中心濃度の減衰時定数が変化する時間t1を予め求め、前記熱処理工程における熱処理時間をt1未満とする場合には、前記相関関係算出工程において、前記再結合中心濃度の変化と前記ドーパント濃度との相関関係を算出し、前記準備工程において、前記再結合中心濃度の変化と前記ドーパント濃度との相関関係に基づいて、準備するシリコン基板のドーパント濃度を調整することを特徴とする請求項1に記載の再結合ライフタイムの制御方法。
- 前記複数の試験用シリコン基板から算出した前記再結合中心濃度の変化から、熱処理中に前記再結合中心濃度の減衰時定数が変化する時間t1を予め求め、前記熱処理工程における熱処理時間をt1以上とする場合には、前記相関関係算出工程において、前記再結合中心濃度の変化と前記ドーパント濃度及び前記酸素濃度との相関関係を算出し、前記準備工程において、前記再結合中心濃度の変化と前記ドーパント濃度及び前記酸素濃度との相関関係に基づいて、準備するシリコン基板のドーパント濃度及び酸素濃度を調整することを特徴とする請求項1に記載の再結合ライフタイムの制御方法。
- 前記シリコン基板に含まれるドーパントをリンとすることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の再結合ライフタイムの制御方法。
- 前記シリコン基板を、チョクラルスキー法により育成されたシリコン単結晶から製造されたものとすることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の再結合ライフタイムの制御方法。
- 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のシリコン基板のライフタイム制御方法により前記再結合ライフタイムを制御するシリコン基板の製造方法であって、
前記準備工程において、前記シリコン基板のドーパント濃度を2×1014atoms/cm3以下、酸素濃度を7ppma以上に調整することを特徴とするシリコン基板の製造方法。
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